JPH02121856A - 印刷方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は印刷方式に関し、特にデータ形式の異なる種
々のデータを含むマルチメディア文書の印刷方式に関す
る。

（従来の技術） マルチメディア文書には、それぞれデータ形式の異なる
文字、表、およびグラフ等の種々のデータが含まれてい
る。文字はコードデータとして扱われるが、表およびグ
ラフはそれぞれベクトルデータおよびイメージデータと
して扱われる。このようなマルチメディア文書の印刷に
は、次の２つの方式が良く使用されている。

第１の方式は、マルチメディア文書の作成および編集処
理を実行するための専用プログラムを使用して印刷デー
タの全ての処理をシステム内で行なうものである。この
方式では文書やグラフ等のデータは一括して作成される
ため、この作成した文書内に他のプログラムで作成した
別のデータを取込むことは困難である。また、その専用
プログラムの機能には限界があるので、そのシステムで
扱うデータ形式の種類を追加することができず非常に不
便である。

第２の方式は各データ形式毎に個別にデータ作成を行な
い、印刷を実行する場合にはそれらデー夕を専用のプロ
グラムにより合成するものである。

この方式では、各データをそれぞれ単機能のプログラム
で作成できるため、扱うデータ形式の追加が容品となる
。しかしながら、各データの種類毎にそのデータ格納形
式が異なり、また同じ種類のデータであってもそのデー
タを作成したプログラムによって格納形式が異なるため
、各データを一括して合成処理できず処理が繁雑になる
。

（発明が解決しようとする課題） この発明は前述の事情に鑑みなされたもので、従来では
データの種類を追加することが困難であったり、またそ
の印刷処理が繁雑であった点を改善し、簡単な処理で各
種データを合成できしかも汎用性の高いマルチメディア
文書の印刷方式を提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） この発明による印刷方式は、印刷データが格納される印
刷ファイルメモリと、この印刷ファイルメモリに格納さ
れている印刷データの内容を解釈してデータ形式別に印
刷データを分類するデータ分類手段と、このデータ分類
手段により分類された各印刷データのデータ形式を共通
のデータ形式に変換するデータ形式変換手段と、このデ
ータ形式変換手段により共通のデータ形式に変換された
各印刷データを合成処理する印刷データ合成手段とを具
備することを特徴とする。

（作用） この印刷方式にあっては、各印刷データを共通のデータ
形式に変換した後でデータの合成処理が行なわれる。し
たがって、印刷ファイルメモリに格納される印刷データ
としてはプリンタに出力すべき通常の印刷データでよく
、また各データが共通のデータ形式に変換されているた
めその合成処理を容易に実行できる。したがって、簡単
な処理でしかも汎用性の高い印刷方式が提供される。

（実施例） 以下、図面を参照してこの発明の詳細な説明する。

第１図にこの発明の一実施例に係る印刷方式のシステム
構成を示す。図において、１１は文字、表およびグラフ
等の各種印刷データを格納する印刷ファイルメモリであ
り、複数の印刷ファイル部ｌ〜ｎを含んでいる。これら
印刷ファイル部１−ｎには、それぞれデータ形式毎に作
成された印刷データが格納される。１２は印刷データ解
釈部であり、印刷ファイルメモリ１１から出力される各
種印刷ブタの内容つまりプリンタコマンドを解釈し、そ
の印刷データをデータ形式毎に分類する。すなわち、印
刷データは、コードデータ、ベクトルデータおよびイメ
ージデータに分類される。この場合、コードデータには
文書や表の中の文字が含まれ、ベクトルデータには文書
中の罫線や表の罫線等が含まれる。また、イメージデー
タにはグラフのイメージ等が含まれる。

コードデータはコードデータ展開部１３に送られ、ベク
トルデータはベクトルデータ展開部１４に送られる。コ
ードデータ展開部１３では、コードデータが展開されて
イメージデータのデータ形式に変換される。この変換処
理は、例えば、コードデータの内容に応じたイメージを
ＲＯＭ、ＲＡＭあるいは磁気ディスク等のメモリから読
み出す良く知られた通常の変換処理により実行すること
ができる。

同様にして、ベクトルデータ展開部１４では、ベクトル
データが展開されてイメージデータにそのデータ形式が
変換される。

イメージデータ合成部１５は、印刷データ解釈部１２か
ら出力されるイメージデータと、コードデータ展開部１
３およびベクトルデータ展開部１４でそれぞれ展開され
たイメージデータを入力し、これらを１つのイメージデ
ータとして合成する。また、このイメージデータ合成部
１５では、そのイメージの拡大・縮小等の加工処理も行
なう。この加工処理は、イメージデータを用いて行なう
ので、元のデータがコードデータである場合にもプリン
タの機能に制限されず自由な加工が可能となる。

イメージデータ印刷部１６は、プリンタ１７で印刷処理
が実行できるようにイメージデータをそのプリンタ１７
のコマンド形式に変換してそれを印刷データとして出力
する。そして、その印刷データの内容は、プリンタ１７
にて印刷処理される。したがって、プリンタ１７に要求
される機能は単純なイメージ印刷機能だけで済む。

以上のように、この印刷方式においては、通常はプリン
タにそのまま出力される印刷データを印刷ファイルメモ
リ１１に格納し、その格納された各種データをイメージ
データに変換してから合成処理を行なう方式である。し
たがって、印刷ファイルに格納する印刷データは通常の
印刷データを用いることができる。また、全てのデータ
をイメージデータに変換した後に合成処理を行なうため
、データの格納形式を考慮せずにデータの合成が可能に
なり合成処理の実行が容易になる。

尚、ここでは文書、表およびグラフ等の各種データを合
成印刷する場合について説明したが、このようないわゆ
るＯＡソフトを用いた文書だけでなく、例えばアプリケ
ーションソフトやユーティリティソフトを利用した印刷
出力（例えば、ファイル名−覧表等を示す文書、表示画
面のハードコピー出力）についても同様に合成処理する
ことができる。

［発明の効果コ 以上のようにこの発明によれば、簡単な処理で各種デー
タを合成できしかも汎用性の高い印刷方式を提供できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る印刷方式のシステム
構成を示すブロック図である。 １１・・・印刷ファイルメモリ、１２・・・印刷データ
解釈部、１３・・・コードデータ展開部、１４・・・ベ
クトルデータ展開部、１５・・・イメージデータ合成部
、１６・・・イメージデータ印刷部、１７・・・プリン
タ。 出願人代理人　　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 印刷データが格納される印刷ファイルメモリと、この印
   刷ファイルメモリに格納されている印刷データの内容を
   解釈してデータ形式別に印刷データを分類するデータ分
   類手段と、このデータ分類手段により分類された各印刷
   データのデータ形式を共通のデータ形式に変換するデー
   タ形式変換手段と、このデータ形式変換手段により共通
   のデータ形式に変換された各印刷データを合成処理する
   印刷データ合成手段とを具備することを特徴とする印刷
   方式。