JPH0212005Y2 - - Google Patents
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- JPH0212005Y2 JPH0212005Y2 JP1984142470U JP14247084U JPH0212005Y2 JP H0212005 Y2 JPH0212005 Y2 JP H0212005Y2 JP 1984142470 U JP1984142470 U JP 1984142470U JP 14247084 U JP14247084 U JP 14247084U JP H0212005 Y2 JPH0212005 Y2 JP H0212005Y2
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- tool
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Drilling And Boring (AREA)
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 考案の技術分野
本考案は、マシニングセンタ等の工作機械に使
用されるボーリングバイトが摩耗したような場合
にその位置補正を行なわせるためのボーリングバ
イト位置補正装置に関する。
用されるボーリングバイトが摩耗したような場合
にその位置補正を行なわせるためのボーリングバ
イト位置補正装置に関する。
(ロ) 従来技術と問題点
中ぐり加工に用いられるボーリングツールはホ
ルダ本体を有し、このホルダ本体にバイトを取り
付けたバイトホルダを装着するようにしている。
そして、バイト刃先の摩耗を補正するためにバイ
トホルダをホルダ本体に対しその径方向へ移動で
きる構造になつている。
ルダ本体を有し、このホルダ本体にバイトを取り
付けたバイトホルダを装着するようにしている。
そして、バイト刃先の摩耗を補正するためにバイ
トホルダをホルダ本体に対しその径方向へ移動で
きる構造になつている。
従来、この種の装置として、ホルダ本体内にモ
ータを組み込み、モータ駆動によりカムや送りね
じを回転させることにより、ホルダ本体に組み付
けたバイトをホルダ本体の径方向に移動させて刃
先突出量の補正、調整を行なうものが知られてい
る(特開昭47−44386号公報、実公昭53−11437号
公報)。
ータを組み込み、モータ駆動によりカムや送りね
じを回転させることにより、ホルダ本体に組み付
けたバイトをホルダ本体の径方向に移動させて刃
先突出量の補正、調整を行なうものが知られてい
る(特開昭47−44386号公報、実公昭53−11437号
公報)。
しかし、このような従来のボーリングツールに
あつては、ホルダ本体内を空洞にしてモータを組
み込まなければならないこと、および中ぐり加工
に必要な剛性、強度を持たせなければならない関
係上、ホルダ本体の径が太くなつてボーリングツ
ールを比較的大形かつ重量化するとともに、モー
タに加えてその制御系を工作機械の制御系と別に
設ける必要があるために、ボーリングツールが高
価となつてしまうほか、高速回転させた場合には
その回転遠心作用により、バイトホルダに振れが
生じる等して、中ぐり加工精度が低下する等の悪
影響を与える問題があつた。
あつては、ホルダ本体内を空洞にしてモータを組
み込まなければならないこと、および中ぐり加工
に必要な剛性、強度を持たせなければならない関
係上、ホルダ本体の径が太くなつてボーリングツ
ールを比較的大形かつ重量化するとともに、モー
タに加えてその制御系を工作機械の制御系と別に
設ける必要があるために、ボーリングツールが高
価となつてしまうほか、高速回転させた場合には
その回転遠心作用により、バイトホルダに振れが
生じる等して、中ぐり加工精度が低下する等の悪
影響を与える問題があつた。
また、バイトとナツトを直接結合するとともに
ナツト回転駆動によりバイトを螺進退させ、更に
バイト後端側を弾性部材にて固着緩み止めを図る
ようにしたもの(特開昭57−18970号公報)、ある
いはバイトホルダ本体を主軸径方向に移動させる
機構とし、バイト位置補正の駆動をテーブルの平
面連成運動により得る構造のもの(同57−201108
号公報)も提案されている。
ナツト回転駆動によりバイトを螺進退させ、更に
バイト後端側を弾性部材にて固着緩み止めを図る
ようにしたもの(特開昭57−18970号公報)、ある
いはバイトホルダ本体を主軸径方向に移動させる
機構とし、バイト位置補正の駆動をテーブルの平
面連成運動により得る構造のもの(同57−201108
号公報)も提案されている。
しかしながら、斯かる従来技術にあつても、前
者の場合にはねじ結合部に負担が加わり、ねじ部
の破損を招き易い上に、バイトを螺進させるため
の作動棒をバイトより突出させる構造を含むため
盲穴部の加工(ストツプボーリング)が不可能と
なり、また切屑による動作不良を生じ易い問題も
ある。また後者にあつては主軸とテーブルとが一
定の位置関係を保持しなければならないため、主
軸を一定角度位置に停止させなければ補正でき
ず、テーブルの連成運動によつて補正駆動させる
機構であるため、補正制御が複雑化する欠点があ
る。
者の場合にはねじ結合部に負担が加わり、ねじ部
の破損を招き易い上に、バイトを螺進させるため
の作動棒をバイトより突出させる構造を含むため
盲穴部の加工(ストツプボーリング)が不可能と
なり、また切屑による動作不良を生じ易い問題も
ある。また後者にあつては主軸とテーブルとが一
定の位置関係を保持しなければならないため、主
軸を一定角度位置に停止させなければ補正でき
ず、テーブルの連成運動によつて補正駆動させる
機構であるため、補正制御が複雑化する欠点があ
る。
(ハ) 考案の目的
本考案は、上記従来の問題点に着目し、簡易構
造にして主軸の回転停止位置の如何にかかわら
ず、かつ回転中であつても簡単な単一動作により
刃先の送りと戻しの両補正を行なうことのできる
ボーリングバイト位置補正装置を提供することを
目的とする。
造にして主軸の回転停止位置の如何にかかわら
ず、かつ回転中であつても簡単な単一動作により
刃先の送りと戻しの両補正を行なうことのできる
ボーリングバイト位置補正装置を提供することを
目的とする。
(ニ) 考案の構成
上記目的を達成するために、本考案に係るボー
リングバイト位置補正装置は、ホルダ本体に装着
されるバイトホルダを本体径方向に摺動可能にウ
オームホイールを含む機構を介して取り付け、前
記ホルダ本体内には、ウオームホイールと噛み合
うウオームを備えた横軸を設けるとともに、この
横軸には前記ウオームの両側に位置して一対のピ
ニオンを取り付け、かつ本体回転中心と平行方向
に延在し前記一対のピニオンに対し噛合ストロー
ク範囲を異ならせて噛み合うラツクバーを設け、
ラツクバーの操作ピンをホルダ本体の回転中心部
に回動自在に配置して構成したものである。
リングバイト位置補正装置は、ホルダ本体に装着
されるバイトホルダを本体径方向に摺動可能にウ
オームホイールを含む機構を介して取り付け、前
記ホルダ本体内には、ウオームホイールと噛み合
うウオームを備えた横軸を設けるとともに、この
横軸には前記ウオームの両側に位置して一対のピ
ニオンを取り付け、かつ本体回転中心と平行方向
に延在し前記一対のピニオンに対し噛合ストロー
ク範囲を異ならせて噛み合うラツクバーを設け、
ラツクバーの操作ピンをホルダ本体の回転中心部
に回動自在に配置して構成したものである。
斯かる構成により主軸中心の操作ピンをストロ
ーク範囲を考慮してZ軸動作を行なわせることに
より、当該ストローク範囲で噛み合つているピニ
オンラツク運動にて設定される方向にバイトを進
退させることができ、操作はZ軸動作であるため
に回転中でも操作できるのである。
ーク範囲を考慮してZ軸動作を行なわせることに
より、当該ストローク範囲で噛み合つているピニ
オンラツク運動にて設定される方向にバイトを進
退させることができ、操作はZ軸動作であるため
に回転中でも操作できるのである。
(ホ) 考案の実施例
以下に本考案の実施例を図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
この実施例に係るボーリングバイト位置補正装
置は、第4図、第5図に示す如き工作機械の主軸
端への装着部であるテーパシヤンク部10、マニ
ピユレータ用フランジ部12、および先端側に設
けられたボーリングツール部14とから成るボー
リングヘツドにおけるボーリングツール部14内
に設けられているもので、その詳細を第1図〜第
3図に示す。
置は、第4図、第5図に示す如き工作機械の主軸
端への装着部であるテーパシヤンク部10、マニ
ピユレータ用フランジ部12、および先端側に設
けられたボーリングツール部14とから成るボー
リングヘツドにおけるボーリングツール部14内
に設けられているもので、その詳細を第1図〜第
3図に示す。
ボーリングツール部14の下部におけるホルダ
本体16にはL字状のバイトホルダ18が装着さ
れ、これは本体16の径方向に摺動可能に取り付
けられている。すなわち、バイトホルダ18の一
端にはバイト20が取り付けられるが、その取付
側の一辺をホルダ本体14の側面に嵌め込んでバ
イト20を先端から突出させ、他辺を本体内に直
径方向に沿つて差し込んでいる。この差込辺部は
ガイド22により本体16と嵌め合い構造とされ
て径方向の移動規制が行なわれ、バイト20の刃
先位置を径方向に移動させて穴ぐり径を調整でき
るものとされている。
本体16にはL字状のバイトホルダ18が装着さ
れ、これは本体16の径方向に摺動可能に取り付
けられている。すなわち、バイトホルダ18の一
端にはバイト20が取り付けられるが、その取付
側の一辺をホルダ本体14の側面に嵌め込んでバ
イト20を先端から突出させ、他辺を本体内に直
径方向に沿つて差し込んでいる。この差込辺部は
ガイド22により本体16と嵌め合い構造とされ
て径方向の移動規制が行なわれ、バイト20の刃
先位置を径方向に移動させて穴ぐり径を調整でき
るものとされている。
バイト20の位置移動をなすために、前記バイ
トホルダ18の差込辺部にはナツト24が立設固
定されており、このナツト24にはホルダ本体1
6の直径方向にねじ軸26を挿通している。ねじ
軸26はホルダ本体16に回転自在に支承されて
いるウオームホイール28を取り付けて成り、ホ
イール回転によりバイト20の位置移動がなされ
る。また、ウオームホイール28に対して噛み合
うウオーム30がホルダ本体16に内蔵され、こ
のウオーム30は前記ねじ軸26と直交する本体
径方向に配置された横軸32に取り付けられてい
る。そして、この横軸32には、第2図に示すよ
うに、ウオーム30を挟んで両側に一対のピニオ
ン34A,34Bを取り付けている。ピニオン3
4A,34Bはそれぞれウオーム30と一方向ク
ラツチ36を介して連結され、ウオーム30の正
転時と逆転時にいずれか一方のピニオンのみがウ
オーム30と接続関係を維持するようになつてい
る。一方向クラツチ36はウオーム30内に内蔵
されるスプリング36aとこれにより弾圧付勢さ
れてピニオン34A,34Bに突出するピン36
bとからなる。一方、一対のピニオン34A,3
4Bのピン36bと対向する面には、ラチエツト
が形成されている。そして一対のピニオン34
A,34Bには、ホルダ本体16の回転中心と平
行方向に延在するやはり一対のラツクバー38
A,38Bが噛み合つており、これは横軸32を
挟んで反対位置にて噛合される配置となつてい
る。したがつて、両ラツクバー38A,38Bが
同一方向に移動した場合において、ウオーム30
への回転伝達は互いに反対方向とされているので
ある。ラツクバー38A,38Bは上端を内蔵ば
ね40により弾圧付勢されており、それらのラツ
ク面は互いに干渉しないように、ピニオン34
A,34Bとの噛合ストロークSA,SBが異なつ
てオーバラツプしない位置に形成されている。そ
して、両ラツクバー38A,38Bは、下端を操
作ピン42のアーム42aに当該支承されてい
る。前記操作ピン42自身はホルダ本体16の回
転中心位置にて中心線方向に往復動可能に取り付
けられ、ホルダ本体16の下端から突出されてい
る。この場合、操作ピン42の突出長は前記バイ
ト20の突出長より短いものとなるように設定さ
れている。なお、操作ピン42の先端部へ軸受4
3を介在させることにより、先端部のみ回動させ
るようにすることができる。
トホルダ18の差込辺部にはナツト24が立設固
定されており、このナツト24にはホルダ本体1
6の直径方向にねじ軸26を挿通している。ねじ
軸26はホルダ本体16に回転自在に支承されて
いるウオームホイール28を取り付けて成り、ホ
イール回転によりバイト20の位置移動がなされ
る。また、ウオームホイール28に対して噛み合
うウオーム30がホルダ本体16に内蔵され、こ
のウオーム30は前記ねじ軸26と直交する本体
径方向に配置された横軸32に取り付けられてい
る。そして、この横軸32には、第2図に示すよ
うに、ウオーム30を挟んで両側に一対のピニオ
ン34A,34Bを取り付けている。ピニオン3
4A,34Bはそれぞれウオーム30と一方向ク
ラツチ36を介して連結され、ウオーム30の正
転時と逆転時にいずれか一方のピニオンのみがウ
オーム30と接続関係を維持するようになつてい
る。一方向クラツチ36はウオーム30内に内蔵
されるスプリング36aとこれにより弾圧付勢さ
れてピニオン34A,34Bに突出するピン36
bとからなる。一方、一対のピニオン34A,3
4Bのピン36bと対向する面には、ラチエツト
が形成されている。そして一対のピニオン34
A,34Bには、ホルダ本体16の回転中心と平
行方向に延在するやはり一対のラツクバー38
A,38Bが噛み合つており、これは横軸32を
挟んで反対位置にて噛合される配置となつてい
る。したがつて、両ラツクバー38A,38Bが
同一方向に移動した場合において、ウオーム30
への回転伝達は互いに反対方向とされているので
ある。ラツクバー38A,38Bは上端を内蔵ば
ね40により弾圧付勢されており、それらのラツ
ク面は互いに干渉しないように、ピニオン34
A,34Bとの噛合ストロークSA,SBが異なつ
てオーバラツプしない位置に形成されている。そ
して、両ラツクバー38A,38Bは、下端を操
作ピン42のアーム42aに当該支承されてい
る。前記操作ピン42自身はホルダ本体16の回
転中心位置にて中心線方向に往復動可能に取り付
けられ、ホルダ本体16の下端から突出されてい
る。この場合、操作ピン42の突出長は前記バイ
ト20の突出長より短いものとなるように設定さ
れている。なお、操作ピン42の先端部へ軸受4
3を介在させることにより、先端部のみ回動させ
るようにすることができる。
上述のように構成された装置の補正操作は次の
ようになる。まず、操作ピン42を押すと、操作
ピン42と一体のアーム42aが2つのラツクバ
ー38A,38Bを同時に押し込む。このとき、
一方のラツクバー38Aは対応するピニオン34
Aと噛み合つているので、この動作はピニオン3
4A→ウオーム30→ウオームホイール28→ナ
ツト24を経てバイトホルダ18に伝達され、バ
イトホルダ18を直径方向外方に動かすことがで
きる。そして、操作ピン42の往復動作をラツク
バー38Aとピニオン34Aの噛合ストローク
SA内で行なえば(操作範囲X)、その繰り返し動
作で必要な補正量だけ繰り出すことができる。
ようになる。まず、操作ピン42を押すと、操作
ピン42と一体のアーム42aが2つのラツクバ
ー38A,38Bを同時に押し込む。このとき、
一方のラツクバー38Aは対応するピニオン34
Aと噛み合つているので、この動作はピニオン3
4A→ウオーム30→ウオームホイール28→ナ
ツト24を経てバイトホルダ18に伝達され、バ
イトホルダ18を直径方向外方に動かすことがで
きる。そして、操作ピン42の往復動作をラツク
バー38Aとピニオン34Aの噛合ストローク
SA内で行なえば(操作範囲X)、その繰り返し動
作で必要な補正量だけ繰り出すことができる。
また、操作ピン42を深く押し込むと、両ラツ
クバー38A,38Bは共に更に押し込まれ、先
に噛み合つているピニオン34Aがラツクバー3
8Aのラツク面から外れ、逆に他方のラツクバー
38Bとこれに対応するピニオン34Bとが噛み
合う。したがつて、今度はピニオン34Bが先と
逆方向に回転され、その逆回転がウオーム30か
らやはりバイトホルダ18に伝達され、バイトホ
ルダ18を直径方向内方に戻すのである。この場
合も同様に噛合ストロークSBの範囲内で操作ピン
42を往復動作させれば(操作範囲Y)、その繰
り返しで必要な補正量だけ引き込ませることがで
きる。
クバー38A,38Bは共に更に押し込まれ、先
に噛み合つているピニオン34Aがラツクバー3
8Aのラツク面から外れ、逆に他方のラツクバー
38Bとこれに対応するピニオン34Bとが噛み
合う。したがつて、今度はピニオン34Bが先と
逆方向に回転され、その逆回転がウオーム30か
らやはりバイトホルダ18に伝達され、バイトホ
ルダ18を直径方向内方に戻すのである。この場
合も同様に噛合ストロークSBの範囲内で操作ピン
42を往復動作させれば(操作範囲Y)、その繰
り返しで必要な補正量だけ引き込ませることがで
きる。
このように、操作ピン42の同一方向への送り
動作のみにより刃先位置の変更が可能であり、か
つ、操作ピン42を回転中心上に配置したので、
従来の如く、主軸を一定角度位置に停止させなく
てもよく、更に回転中でも補正が可能であり、制
御性が良好となる。しかも、NC制御装置を使用
できるので特別な制御は不要となる利点もある。
動作のみにより刃先位置の変更が可能であり、か
つ、操作ピン42を回転中心上に配置したので、
従来の如く、主軸を一定角度位置に停止させなく
てもよく、更に回転中でも補正が可能であり、制
御性が良好となる。しかも、NC制御装置を使用
できるので特別な制御は不要となる利点もある。
また、操作ピン42を押す手段(入力装置)
は、例えばテーブル上にピン等を突出設置してお
き、このピンに向けて押圧するようにしてもよ
い。また、一方向クラツチ36は実施例に示した
ような構造のみでなく、種々の構造を採用するこ
とができる。
は、例えばテーブル上にピン等を突出設置してお
き、このピンに向けて押圧するようにしてもよ
い。また、一方向クラツチ36は実施例に示した
ような構造のみでなく、種々の構造を採用するこ
とができる。
第6図は、他の構造の一方向クラツチを用いた
例を示すもので、この例では、ウオームホイール
28に噛合するラチエツト付ウオーム45がホル
ダ本体16の径方向に配置される横軸47に取り
付けられ、また、この横軸47には、ラチエツト
付ウオーム45を挟んで両側にラチエツト付ウオ
ームのラチエツト面と係合するラチエツト49,
51が取り付けられている。
例を示すもので、この例では、ウオームホイール
28に噛合するラチエツト付ウオーム45がホル
ダ本体16の径方向に配置される横軸47に取り
付けられ、また、この横軸47には、ラチエツト
付ウオーム45を挟んで両側にラチエツト付ウオ
ームのラチエツト面と係合するラチエツト49,
51が取り付けられている。
ラチエツト49,51のラチエツト面と反対側
の端面には、それぞれ凹部53が形成されてい
る。ラチエツト49,51の両側には、それぞれ
内側に凸部55を有するピニオン57,59が配
置されており、凸部55がラチエツト49,51
の凹部53に係合されている。
の端面には、それぞれ凹部53が形成されてい
る。ラチエツト49,51の両側には、それぞれ
内側に凸部55を有するピニオン57,59が配
置されており、凸部55がラチエツト49,51
の凹部53に係合されている。
ラチエツト49,51とピニオン57,59と
の間には、それぞれスプリング61が配置されて
おり、ラチエツト49,51をラチエツト付ウオ
ーム45側に付勢している。
の間には、それぞれスプリング61が配置されて
おり、ラチエツト49,51をラチエツト付ウオ
ーム45側に付勢している。
図において符号63,65は、一対のブツシユ
を示しており、これ等のブツシユ63,65によ
りラチエツト付ウオーム45が横方向に移動する
ことが防止される。すなわち、ラチエツト付ウオ
ーム45を軸方向に固定しない場合には、クラツ
チが切れる方向に回転しても、ラチエツトが逃げ
る方向にラチエツト付ウオーム45が移動してし
まいクラツチが切れなくなるためである。
を示しており、これ等のブツシユ63,65によ
りラチエツト付ウオーム45が横方向に移動する
ことが防止される。すなわち、ラチエツト付ウオ
ーム45を軸方向に固定しない場合には、クラツ
チが切れる方向に回転しても、ラチエツトが逃げ
る方向にラチエツト付ウオーム45が移動してし
まいクラツチが切れなくなるためである。
この例では、例えば、ラツクバー38Aの動き
がピニオン57およびラチエツト49を介してラ
チエツト付ウオーム45に伝達され、刃先の補正
が行なわれる。
がピニオン57およびラチエツト49を介してラ
チエツト付ウオーム45に伝達され、刃先の補正
が行なわれる。
なお、この時、ラチエツト51およびピニオン
59も共に回転するが、この時には、ピニオン5
9とラツクバー38Bとが噛合していないため、
干渉することはない。
59も共に回転するが、この時には、ピニオン5
9とラツクバー38Bとが噛合していないため、
干渉することはない。
一方、ラツクバー38Aが戻る時に、ピニオン
57とラチエツト49とが逆回転するが、クラツ
チが切れる方向のため、ラチエツト49がスプリ
ング61の付勢力に抗してピニオン57側に移動
するため、ラチエツト付ウオーム45が回転する
ことはない。なお、刃先を戻す場合には、ピニオ
ン50およびラチエツト51が同様に作動され
る。
57とラチエツト49とが逆回転するが、クラツ
チが切れる方向のため、ラチエツト49がスプリ
ング61の付勢力に抗してピニオン57側に移動
するため、ラチエツト付ウオーム45が回転する
ことはない。なお、刃先を戻す場合には、ピニオ
ン50およびラチエツト51が同様に作動され
る。
このようなクラツチでは、前述したピン36b
を使用した点接触のクラツチに対して、ラチエツ
ト49,51が面接触となるため、耐摩耗性の高
いクラツチとなる。
を使用した点接触のクラツチに対して、ラチエツ
ト49,51が面接触となるため、耐摩耗性の高
いクラツチとなる。
なお、第1図に示すように、ねじ軸26の端部
にスパナ用係合部26aを設けて外部に臨ませて
おけば、手動にて補正動作や戻し動作を行なうこ
とも可能となる。
にスパナ用係合部26aを設けて外部に臨ませて
おけば、手動にて補正動作や戻し動作を行なうこ
とも可能となる。
(ヘ) 考案の効果
以上の如く、本考案によれば、簡単な機構で回
転中心方向の単一のZ軸操作でバイト位置補正が
でき、特別な制御を要することなく補正が可能と
なる効果を奏する。
転中心方向の単一のZ軸操作でバイト位置補正が
でき、特別な制御を要することなく補正が可能と
なる効果を奏する。
第1図は本考案に係る実施例の補正装置を示す
断面図、第2図は横軸部分の横断面図、第3図は
第2図の−線断面図、第4図はボーリングヘ
ツド側面図、第5図はホルダ本体の先端面図、第
6図は一方向クラツチの他の例を示す横断面図。 16……ホルダ本体、18……バイトホルダ、
20……バイト、24……ナツト、26……ねじ
軸、28……ウオームホイール、30……ウオー
ム、32……横軸、34A,34B……ピニオ
ン、36……一方向クラツチ、38A,38B…
…ラツクバー、42……操作ピン。
断面図、第2図は横軸部分の横断面図、第3図は
第2図の−線断面図、第4図はボーリングヘ
ツド側面図、第5図はホルダ本体の先端面図、第
6図は一方向クラツチの他の例を示す横断面図。 16……ホルダ本体、18……バイトホルダ、
20……バイト、24……ナツト、26……ねじ
軸、28……ウオームホイール、30……ウオー
ム、32……横軸、34A,34B……ピニオ
ン、36……一方向クラツチ、38A,38B…
…ラツクバー、42……操作ピン。
Claims (1)
- ホルダ本体に装着されるバイトホルダを本体径
方向に摺動可能にウオームホイールを含む機構を
介して取り付け、前記ホルダ本体内には、ウオー
ムホイールと噛み合うウオームを備えた横軸を設
けるとともにこの横軸には前記ウオームの両側に
位置して一対のピニオンを取り付け、かつ本体回
転中心と平行方向に延在し前記一対のピニオンに
対し噛合ストローク範囲を異ならせて噛み合うラ
ツクバーを設け、ラツクバーの操作ピンをホルダ
本体の回転中心に回動自在に配置したことを特徴
とするボーリングバイト位置補正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984142470U JPH0212005Y2 (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1984142470U JPH0212005Y2 (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6158011U JPS6158011U (ja) | 1986-04-18 |
JPH0212005Y2 true JPH0212005Y2 (ja) | 1990-04-04 |
Family
ID=30700793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1984142470U Expired JPH0212005Y2 (ja) | 1984-09-20 | 1984-09-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0212005Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5919202B2 (ja) * | 1981-06-08 | 1984-05-04 | 株式会社ブリヂストン | 振動防止可撓性膜堰 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6125929Y2 (ja) * | 1980-11-13 | 1986-08-05 | ||
JPS5919202U (ja) * | 1982-07-30 | 1984-02-06 | 黒田精工株式会社 | ボ−リングヘツド |
-
1984
- 1984-09-20 JP JP1984142470U patent/JPH0212005Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5919202B2 (ja) * | 1981-06-08 | 1984-05-04 | 株式会社ブリヂストン | 振動防止可撓性膜堰 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6158011U (ja) | 1986-04-18 |
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