JPH0212002Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0212002Y2 JPH0212002Y2 JP14186685U JP14186685U JPH0212002Y2 JP H0212002 Y2 JPH0212002 Y2 JP H0212002Y2 JP 14186685 U JP14186685 U JP 14186685U JP 14186685 U JP14186685 U JP 14186685U JP H0212002 Y2 JPH0212002 Y2 JP H0212002Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- chip
- breaker groove
- width
- chip breaker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 1
- 102200082816 rs34868397 Human genes 0.000 description 1
Landscapes
- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、突切りおよび溝入れ用のバイトに関
し、特に切屑処理が円滑に行なわれるようにした
ものである。
し、特に切屑処理が円滑に行なわれるようにした
ものである。
(従来の技術)
従来、この種の工具としては、例えば、特開昭
57−127605号公報に開示されたものがある。これ
は、チツプブレーカ溝を有し切屑処理は有効であ
るが、前切刃稜が水平となつていることから、両
コーナー部分が欠損することがある。また、すく
い面および逃げ面を山形にしたクゾフキン形のバ
イトも知られているが、これは、耐火損性の点で
はすぐれているが、切屑処理の点で不具合であつ
た。
57−127605号公報に開示されたものがある。これ
は、チツプブレーカ溝を有し切屑処理は有効であ
るが、前切刃稜が水平となつていることから、両
コーナー部分が欠損することがある。また、すく
い面および逃げ面を山形にしたクゾフキン形のバ
イトも知られているが、これは、耐火損性の点で
はすぐれているが、切屑処理の点で不具合であつ
た。
(考案が解決しようとする問題点)
このようなことから、本考案では、耐欠損性に
すぐれる前述したクゾフキン形のバイトを基礎に
して、良好な切屑処理性能を付加しとするもので
ある。
すぐれる前述したクゾフキン形のバイトを基礎に
して、良好な切屑処理性能を付加しとするもので
ある。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、切
刃チツプがホルダーの一端に備えられるようにし
た突切りおよび溝入れ用のバイトにおいて、前記
切刃チツプは、中央稜部が形成されるようにすく
い面および前逃げ面側に傾斜面をそれぞれ有して
おり、この傾斜面がβ=5゜〜15゜、θ=10゜〜30゜の
傾斜角によつて構成され、また、すくい面側に
は、中央部の巾a、外側部の巾bを有し、これら
の巾a,bをa<bの関係したチツプブレーカ溝
が形成されるとともに、このチツプブレーカ溝の
存在によつて、V字状の前切刃稜が芯下りで、中
央稜部が形成され、しかも正のすくい角αが付与
されるようにしたものである。
刃チツプがホルダーの一端に備えられるようにし
た突切りおよび溝入れ用のバイトにおいて、前記
切刃チツプは、中央稜部が形成されるようにすく
い面および前逃げ面側に傾斜面をそれぞれ有して
おり、この傾斜面がβ=5゜〜15゜、θ=10゜〜30゜の
傾斜角によつて構成され、また、すくい面側に
は、中央部の巾a、外側部の巾bを有し、これら
の巾a,bをa<bの関係したチツプブレーカ溝
が形成されるとともに、このチツプブレーカ溝の
存在によつて、V字状の前切刃稜が芯下りで、中
央稜部が形成され、しかも正のすくい角αが付与
されるようにしたものである。
(作用)
本考案の突切りおよび溝入れ用のバイトは、C
字状に小さく折断された切屑および切刃稜巾によ
り創成された連続カール状の切屑が排出されるよ
うに作用する。なお、後者は、中央稜部の存在に
よりブレーカ溝巾の最も狭い部分で左右に分断さ
れる。
字状に小さく折断された切屑および切刃稜巾によ
り創成された連続カール状の切屑が排出されるよ
うに作用する。なお、後者は、中央稜部の存在に
よりブレーカ溝巾の最も狭い部分で左右に分断さ
れる。
(実施例)
以下、本考案突切りおよび溝入れ用のバイトに
おける一実施例について図を参照しながら説明す
る。
おける一実施例について図を参照しながら説明す
る。
第1図乃至第3図において、1は、ホルダーで
あり、その一端に設けられたチツプ座2内には、
切刃チツプ3がろう付けによつて取付けられてい
る。
あり、その一端に設けられたチツプ座2内には、
切刃チツプ3がろう付けによつて取付けられてい
る。
この切刃チツプ3は、切削巾Wに対して適用さ
れるが、そのすくい面および前逃げ面には、傾斜
面4,5がそれぞれ形成され、これに伴つて中央
稜部6,7が形成される。したがつて、前切刃稜
8はV字状を呈するが、この前切刃稜8に沿つて
は、チツプブレーカ溝9が形成される。
れるが、そのすくい面および前逃げ面には、傾斜
面4,5がそれぞれ形成され、これに伴つて中央
稜部6,7が形成される。したがつて、前切刃稜
8はV字状を呈するが、この前切刃稜8に沿つて
は、チツプブレーカ溝9が形成される。
このチツプブレーカ溝9の形成に伴つて、V字
状の切刃稜8が芯下りとなり(芯下り量l)、ま
た中央稜部10が形成される。この場合、中央稜
部10における溝巾aが、外側部における溝巾b
に対して、a<bの関係にあり、また、すくい角
αが付与される。このすくい角αは通常5゜〜10゜
に設定される。
状の切刃稜8が芯下りとなり(芯下り量l)、ま
た中央稜部10が形成される。この場合、中央稜
部10における溝巾aが、外側部における溝巾b
に対して、a<bの関係にあり、また、すくい角
αが付与される。このすくい角αは通常5゜〜10゜
に設定される。
しかして、チツプブレーカ溝9の仕様は、例え
ば、切削巾W=4.7mmとしたときに、a=2.0mm、
l=0.2mm、α=5゜に設定される。また、その他
の角度関係は、例えば、θ=30゜、β=10゜で、b
については、aのところから傾斜角を45゜にとる
ことにより、a<bの関係を保持できる。
ば、切削巾W=4.7mmとしたときに、a=2.0mm、
l=0.2mm、α=5゜に設定される。また、その他
の角度関係は、例えば、θ=30゜、β=10゜で、b
については、aのところから傾斜角を45゜にとる
ことにより、a<bの関係を保持できる。
第4図乃至第6図は、変形例を示したもので、
切刃チツプ3が締付けねじ11を備えた押え金1
2によつて機械的にクランプされるものである。
この場合、切刃チツプ3の横ずれを防止するた
め、前記チツプ座2にはV字状に凹む底面が設け
られ、これに対する切刃チツプ3には、V字状に
突起するV字底面が設けられる。
切刃チツプ3が締付けねじ11を備えた押え金1
2によつて機械的にクランプされるものである。
この場合、切刃チツプ3の横ずれを防止するた
め、前記チツプ座2にはV字状に凹む底面が設け
られ、これに対する切刃チツプ3には、V字状に
突起するV字底面が設けられる。
(効果)
本考案は、以下説明したように、切刃チツプ3
に切屑処理性能を付加するようにしたものである
から、以下のような効果を有する。
に切屑処理性能を付加するようにしたものである
から、以下のような効果を有する。
第1に、切屑処理性能が円滑に行なわれること
である。これは、前述した仕様形状で、S45C,
SUJ2,SUS304等の被削材を切削試験した結果に
よるものである。この結果、送り0.2〜3mm/rev
では、切屑処理が良好であつた。特に、切屑が中
央稜部6,10の存在によつて2つに分かれると
きの切屑排出が良好であつた。
である。これは、前述した仕様形状で、S45C,
SUJ2,SUS304等の被削材を切削試験した結果に
よるものである。この結果、送り0.2〜3mm/rev
では、切屑処理が良好であつた。特に、切屑が中
央稜部6,10の存在によつて2つに分かれると
きの切屑排出が良好であつた。
第2に、切屑抵抗が減少し、また切屑開始時の
喰付きが良好になることである。これは、チツプ
ブレーカ溝9の形成に伴つて、すくい角αを正角
にしたことおよびV字状を呈する前切刃稜8が存
在することからである。まお、これに関連して、
チツプブレーカ溝9の耐欠損性が高められる。
喰付きが良好になることである。これは、チツプ
ブレーカ溝9の形成に伴つて、すくい角αを正角
にしたことおよびV字状を呈する前切刃稜8が存
在することからである。まお、これに関連して、
チツプブレーカ溝9の耐欠損性が高められる。
第1図は、本考案突切りおよび溝入れ用のバイ
トにおける一実施例を示す正面図、第2図は、そ
の平面図、第3図は、第2図に対する一部側面
図、第4図は、変形例を示す正面図、第5図は、
その平面図、第6図は、第5図に対する一部側面
図である。 1……ホルダー、3……切刃チツプ、4,5…
…傾斜面、6,7,10……中央稜部、8……前
切刃稜、9……チツプブレーカ溝。
トにおける一実施例を示す正面図、第2図は、そ
の平面図、第3図は、第2図に対する一部側面
図、第4図は、変形例を示す正面図、第5図は、
その平面図、第6図は、第5図に対する一部側面
図である。 1……ホルダー、3……切刃チツプ、4,5…
…傾斜面、6,7,10……中央稜部、8……前
切刃稜、9……チツプブレーカ溝。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 切刃チツプ3がホルダー1の一端に備えられる
ようにした突切りおよび溝入れ用のバイトにおい
て、 前記切刃チツプ3は、中央稜部6,7が形成さ
れるようにすくい面および前逃げ面側に傾斜面
4,5をそれぞれ有しており、この傾斜面4,5
がβ=5゜〜15゜、θ=10゜〜30゜の傾斜角によつて構
成され、また、すくい面側には、中央部の巾a、
外側部の巾bを有し、これらの巾a,bをa<b
の関係したチツプブレーカ溝9が形成されるとと
もに、このチツプブレーカ溝9の存在によつて、
V字状の前切刃稜8が芯下りで、中央稜部10が
形成され、しかも正のすくい角αが付与されるこ
とを特徴とする突切りおよび溝入れ用のバイト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14186685U JPH0212002Y2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14186685U JPH0212002Y2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6250002U JPS6250002U (ja) | 1987-03-27 |
JPH0212002Y2 true JPH0212002Y2 (ja) | 1990-04-04 |
Family
ID=31050053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14186685U Expired JPH0212002Y2 (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0212002Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10202406A (ja) * | 1997-01-22 | 1998-08-04 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 溝入れバイト |
-
1985
- 1985-09-17 JP JP14186685U patent/JPH0212002Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6250002U (ja) | 1987-03-27 |
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