JPH0211931Y2 - - Google Patents

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JPH0211931Y2
JPH0211931Y2 JP17716085U JP17716085U JPH0211931Y2 JP H0211931 Y2 JPH0211931 Y2 JP H0211931Y2 JP 17716085 U JP17716085 U JP 17716085U JP 17716085 U JP17716085 U JP 17716085U JP H0211931 Y2 JPH0211931 Y2 JP H0211931Y2
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axis
shaft
center
press machine
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、プレス機械に対してワーク搬送装置
を旋回自在とする装置に係り、特にワーク搬送装
置の旋回作業を人力で行い得る装置に関する。
[背景技術とその問題点] 本出願人は先に特願昭60−153075号として、ワ
ーク搬送用のフイードバーを備えたワーク搬送装
置をプレス機械の前面に垂直面内において旋回可
能に取付けたものを提供した。これによると、例
えば金型交換時や金型メインテナンス作業時にお
いてワーク搬送装置を水平姿勢から垂直姿勢に旋
回させることによりプレス機械の前面を開放させ
ることができるようになり、作業の容易化、迅速
化を達成でき、また垂直面内で旋回させるためこ
の旋回を省スペースで行えるようになる。
ところで、以上のワーク搬送装置の垂直面内に
おける旋回を水平な軸を中心にして行わせる構造
にすると、ワーク搬送装置の内部にはフイードバ
ーにワーク搬送作動を行わせるための多数の部品
が組込まれワーク搬送装置の重量は極めて大きい
ものであるため、例えば油圧シリンダの油圧を駆
動力として旋回させる構造にしなければならな
い。これによると、多くの部品点数が必要になつ
て構造が複雑になるとともに、コストも高くなつ
てしまう。
[考案の目的] 本考案の目的は、油圧等の駆動力を必要とせ
ず、作業者が人力でワーク搬送装置を旋回させる
ことができるプレス機械におけるワーク搬送装置
の旋回装置を提供するところにある。
[問題点を解決するための手段および作用] このため本考案に係る旋回装置は、ワーク搬送
用フイードバーを備え、プレス機械の前面に配置
されたワーク搬送装置を垂直面内において旋回可
能とする装置であつて、プレス機械には第1軸
を、ワーク搬送装置には第2軸と第3軸をそれぞ
れ設けて第1軸と第2軸とを第1軸を中心として
揺動可能なリンク部材で連結し、ワーク搬送装置
の重心を第3軸から第2軸に向う線分の延長線上
に配置し、また第1軸と第2軸との間隔、第2軸
と第3軸との間隔および第2軸とワーク搬送装置
の重心との間隔をそれぞれ等しくするとともに、
第1軸と第3軸とを垂直線上に配置し、第3軸を
上下動自在としてこの第3軸に上方への弾性的な
付勢力を作用させたものである。
以上のようにそれぞれの軸やワーク搬送装置の
重心の間隔、位置関係等を定めると、ワーク搬送
装置の旋回運動の際、第1軸は不動中心軸とな
り、また第2軸は第1軸を中心とする円弧運動を
行いながら第3軸のためにワーク搬送装置の旋回
の中心軸となり、第2軸を中心とするワーク搬送
装置の回動による前記重心の上下移動量は第1軸
を中心とする第2軸の円弧運動による重心の上下
移動量によつて相殺され、従つてこの重心はワー
ク搬送装置の旋回運動を通して同一高さ位置にお
いて水平移動し、重心を水平移動させれば足り上
下に変位させる必要がないため、人手作業によつ
てワーク搬送装置の旋回作業を実施できるように
なる。
[実施例] 第1図はプレス機械1の正面図を示し、プレス
機械1の前面にはワーク搬送装置2が取付けら
れ、ワーク搬送装置2はワーク搬送用のフイード
バー3を備えている。フイードバー3が前進、後
退(第1図中左右方向の移動)および前進限、後
退限において下降、上昇の作動を行うことによ
り、フイードバー3に設けられた例えば真空式あ
るいはマグネツト式の吸着部材によるワーククラ
ンプ装置4によりワークはデイスタツク装置5か
らプレス機械1に搬入され、またプレス機械1の
スライド6の上下動でプレス加工されたワークは
プレス機械1からスタツク装置7に搬出される。
プレス機械1とワーク搬送装置2との間には本
実施例に係る旋回装置8が設けられている。旋回
装置8の具体的な構造は第2図、第3図で示され
ている。工作機械1側の構成部材であるボルスタ
9の下面には水平な第1軸10が取付けられ、こ
の取付けは第3図の通りボルト11でなされてい
る。ボルスタ9およびベツド12にはフレーム1
3が固定され、このフレーム13には垂直方向を
軸方向とするエアーシリンダ14のピストンロツ
ド14Aがピン15で結合されている。
第2図の通りワーク搬送装置2の下面にはブラ
ケツト16が固定され、ワーク搬送装置2側の構
成部材になつているこのブラケツト16に水平な
第2軸17と第3軸18とが回転自在に組込ま
れ、第1軸10と第2軸17とはリンク部材19
を介して連結され、このリンク部材19は第1軸
10を中心として垂直面内において揺動可能にな
つている。
第3図の通り第3軸18の一方の端部にはブラ
ケツト16から突出した突出部18Aが形成さ
れ、この突出部18Aはフレーム13の上下方向
を長孔13Aに挿入される。第3軸18には突出
部18Aの基部においてローラ20が回転自在に
配置され、このローラ20はフレーム13に上下
方向を長さ方向として一対取付けられたガイドレ
ール21の凹溝21Aに嵌合され、従つて第3軸
18はガイドレール21に沿つて上下方向へのみ
移動自在になつている。
突出部18Aは前記エアーシリンダ14の径よ
りも大きな幅寸法を有し、エアーシリンダ14は
突出部18Aに形成された切込み部分に嵌合され
ているため突出部18Aはエアーシリンダ14の
中心を越えて延び、エアーシリンダ14の両側面
に設けたピン22が突出部18Aの先端面に形成
された凹部23に係合される。これにより第3軸
18とエアーシリンダ14とが連結され、エアー
シリンダ14にはピストンロツド14Aを常時縮
み挙動させるようとするエアー圧力、すなわちシ
リンダ14を常時上方へ移動させようとするエア
ー圧力が供給されているため、第3軸18にはエ
アー圧力による上方への弾性的な付勢力が常に作
用している。
プレス機械1によるプレス作業が行われている
通常時においては第1図の通りワーク搬送装置2
は水平姿勢になつており、この水平姿勢は第4図
の通りワーク搬送装置2の背面側左右2箇所に設
けられたロツク装置24でワーク搬送装置2が前
記ボルスタ9に固定ロツクされることにより維持
されている。第5図の通りロツク装置24は、ハ
ンドル25を備え、ボルスタ9に取付けられた締
付ブロツク26と、ワーク搬送装置2の背面に取
付けられたL字形のフツク部材27とからなり、
ハンドル25はねじ軸29に基部25Aが螺合す
ることにより水平面内において回動自在となつて
おり、ねじ軸29は締付ブロツク26に対して軸
28を中心に垂直面内において揺動自在になつて
いる。2個のロツク装置24は互いに上下方向の
向きが逆になつている。
垂直姿勢から水平姿勢にしたときにワーク搬送
装置2をロツク装置24で固定ロツクするために
は、ワーク搬送装置2が垂直姿勢のときにねじ軸
29を水平にし、次いで矢印Aのようにワーク搬
送装置2を垂直姿勢から水平姿勢に戻す。これに
よりフツク部材27の水平部27Aが締付ブロツ
ク26に当接し、この後ねじ軸29を垂直にさせ
てフツク部材27の係合溝30に係合させ、ハン
ドル25を回動操作することによりフツク部材2
7の水平部27Aをハンドル25の基部25Aと
締付ブロツク26とで締付け固定し、これにより
ワーク搬送装置2は水平姿勢に固定される。以上
とは逆の操作を行つてロツク装置24のロツクを
解除すれば、矢印Bに示すようにワーク搬送装置
2を水平姿勢から垂直姿勢にするための作業を行
えるようになる。
第6図は旋回装置8の原理図である。ワーク搬
送装置2の重心は31で示され、この重心31を
前記第3軸18から第2軸17に向う線部Cの延
長線C′上に配置する。また前記リンク部材19の
長さ、すなわち第1軸10と第2軸17との間隔
L1、第2軸17と第3軸18との間隔L2および
第2軸17と重心31との間隔L3をそれぞれ等
しくし、かつ第1軸10と第3軸18とを垂直線
D上に配置する。このように各軸10,17,1
8や重心31の間隔、位置関係等を定めると、ワ
ーク搬送装置2が水平姿勢になつているとき、第
1軸10を中心に揺動するリンク部材19の円弧
軌跡Eに対して線分Cおよび延長線C′は接線とな
り、かつリンク部材19は線部Cおよび延長線
C′に対して直角となる。
ワーク搬送装置2を水平姿勢から垂直姿勢に旋
回させる場合には、前記ロツク装置24のロツク
を解除し、次いで作業者がワーク搬送装置2の第
6図中右側面を押す。これによりプレス機械1側
の第1軸10は不動中心軸となつてこの第1軸1
0を中心にリンク部材19は円弧軌跡Eを描きな
がら揺動し、またワーク搬送装置2側の第2軸1
7は円弧軌跡E上を移動する。このとき第3軸1
8は前記エアーシリンダ14による付勢力に抗し
ながらガイドレール21に沿つて下降するため、
第2軸を中心軸としてワーク搬送装置2は第6図
中反時計方向へ回動する。
すなわちワーク搬送装置2はリンク部材19の
揺動による第6図中右側から左側への円弧運動
と、第2軸17を中心とする第6図中反時計方向
への回動との合成運動を行い、リンク19の揺動
によりワーク搬送装置2の重心31は下方への変
位成分を有するようになるが、第2軸17を中心
とする回動により重心31は上方への変位成分も
有するようになる。これらの変位成分は同じであ
るため重心31は上下に移動せずに水平移動し、
この水平移動はリンク部材19が垂直になつて第
3軸18が下死点に達した後も継続され、第2軸
17および重心31が垂直線Dを中心にして左右
対称位置に達したときワーク搬送装置2は垂直な
旋回姿勢になつている。
以上のようにワーク搬送装置の旋回作業は重心
31の位置が上下に変動せずに水平移動すること
により行われるため、作業者は第3軸18を前記
エアーシリンダ14による付勢力に抗して下降さ
せながら重心31を水平に移動させることにより
ワーク搬送装置2を水平姿勢から垂直姿勢に旋回
でき、重心31の水平移動のためにはそれ程大き
な力を必要としないためこの旋回作業を人手作業
によつて行うことができる。また第3軸18が下
死点に達した後は付勢力によつて第3軸18の上
昇が付勢されるため、各軸10,17,18に回
動摩擦抵抗があつてもこの付勢力によつて作業者
に要求される人力は軽減される。またワーク搬送
装置2が垂直姿勢になつた後も第3軸18には上
方への付勢力が作用しているため、この付勢力に
よつてワーク搬送装置2が水平姿勢に倒れようと
するのを阻止される。
ワーク搬送装置2を垂直姿勢から水平姿勢に戻
すためには前述とは逆の作業を行えばよく、この
ときにも重心31は水平移動するため人力による
作業で行える。
以上の実施例では第3軸18に上方への付勢力
を与えるためにエアーシリンダ14を使用した
が、これを例えばばねとしても以上と同様の作用
効果を得らえる。また本実施例に係る旋回装置8
はデイスタツク装置5からプレス機械1へ、また
プレス機械1からスタツク装置7へワークを自動
搬送するためのワーク搬送装置2に適用した場合
であつたが、本考案に係る旋回装置はこれ以外に
プレスラインを形成する複数のプレス機械のそれ
ぞれに取付けられ、ワーク受台を介してまたは直
接次のプレス機械にワークを自動搬送するための
ワーク搬送装置にも適用でき、また複数の加工ス
テージを有する1台のプレス機械に取付けられ、
それぞれの加工ステージに順番にワークを自動搬
送するように構成されたワーク搬送装置にも適用
できる。
[考案の効果] 本考案によれば、ワーク搬送装置の旋回作業を
作業者が人力で行えるようになり、油圧等の特別
の駆動力を必要としないため、装置を簡単化で
き、かつ安価に製作できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はプレス機械の正面図、第2図はプレス
機械に取付けられたワーク搬送装置および旋回装
置の構造を示す一部破断正面図、第3図は第2図
の−線断面図、第4図は旋回装置およびワー
ク搬送装置を水平姿勢にロツクするためのロツク
装置を示す平面図、第5図はロツク装置の全体を
示す背面斜視図、第6図は旋回装置の原理図であ
る。 1……プレス機械、2……ワーク搬送装置、8
……旋回装置、9……ボルスタ、10……第1
軸、14……付勢力用のエアーシリンダ、16…
…ブラケツト、17……第2軸、18……第3
軸、19……リンク部材、24……ロツク装置、
31……重心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プレス機械の前面に配置したワーク搬送装置を
    垂直面内において旋回可能とする装置であつて、
    プレス機械に第1軸を設けるとともに、ワーク搬
    送装置に第2軸と第3軸とを設け、第1軸と第2
    軸とを第1軸を中心として揺動自在なリンク部材
    で連結して第3軸から第2軸に向う線分の延長線
    上に前記ワーク搬送装置の重心を配置し、第1軸
    と第2軸との間隔、第2軸と第3軸との間隔およ
    び第2軸とワーク搬送装置の重心との間隔をそれ
    ぞれ等しくし、かつ第1軸と第3軸とを垂直線上
    に配置し、上下方向に移動自在とした第3軸に上
    方への弾性的な付勢力を作用させたことを特徴と
    するプレス機械におけるワーク搬送装置の旋回装
    置。
JP17716085U 1985-11-18 1985-11-18 Expired JPH0211931Y2 (ja)

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JPS6286930U JPS6286930U (ja) 1987-06-03
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