JPH02119093A - 薄膜el素子 - Google Patents
薄膜el素子Info
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- JPH02119093A JPH02119093A JP63271673A JP27167388A JPH02119093A JP H02119093 A JPH02119093 A JP H02119093A JP 63271673 A JP63271673 A JP 63271673A JP 27167388 A JP27167388 A JP 27167388A JP H02119093 A JPH02119093 A JP H02119093A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は電極間に電圧を印加することにより発光する薄
膜エレクトロルミネッセンス素子(以下、薄膜El−素
子と略称する)に係わり、特に誘電体層の絶縁耐圧を向
−トさせた薄膜EL素子に関する。
膜エレクトロルミネッセンス素子(以下、薄膜El−素
子と略称する)に係わり、特に誘電体層の絶縁耐圧を向
−トさせた薄膜EL素子に関する。
従来、薄膜E L素子における誘電体層としてSiJ、
と5iOzとの2層の積層膜、Taz05膜、Y2O3
膿、Ta、0.膜とSin、との2層の積層膜、BaT
i0.。
と5iOzとの2層の積層膜、Taz05膜、Y2O3
膿、Ta、0.膜とSin、との2層の積層膜、BaT
i0.。
などの酸化物などが知られている。
しかしながら、SiJ、とSiO2の2層構造にあって
は、必要な絶縁耐圧、例えば100Vを得るためにトー
タル膜厚が例えば2000 A以上と厚くなり、その結
果駆動電圧が150V〜200Vと高くなってしまうこ
とは避けられなかった。
は、必要な絶縁耐圧、例えば100Vを得るためにトー
タル膜厚が例えば2000 A以上と厚くなり、その結
果駆動電圧が150V〜200Vと高くなってしまうこ
とは避けられなかった。
また、Y2O3膜は耐湿性が悪< 、BaTi0.、な
どの酸化物、Ta、O,あるいはTa2esを含む2層
の積層膜は誘電率が高く、駆動電圧を低減できるが、ク
ラックを生じるなど膜質の良い膜を得ることは困難であ
った。
どの酸化物、Ta、O,あるいはTa2esを含む2層
の積層膜は誘電率が高く、駆動電圧を低減できるが、ク
ラックを生じるなど膜質の良い膜を得ることは困難であ
った。
本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、膜質の
良い5iJ4とSiO□膜を組み合ねセで誘電体層の絶
縁耐圧を向上せしめた薄膜EL素子を提供することを目
的とする。
良い5iJ4とSiO□膜を組み合ねセで誘電体層の絶
縁耐圧を向上せしめた薄膜EL素子を提供することを目
的とする。
本発明は、発光体層の両方の面に、少なくとも一方の面
には誘電体層を介して、一対の電極を設けた薄膜EL素
子において、少なくとも一方の誘電体層は5isNaと
SiO□を交互に4層〜12層積層したことを特徴とす
る。
には誘電体層を介して、一対の電極を設けた薄膜EL素
子において、少なくとも一方の誘電体層は5isNaと
SiO□を交互に4層〜12層積層したことを特徴とす
る。
SiO□と5iJnはミクロな原子配列が異なるため、
SiO□と5ixNaを積層すると原子空隙を互いにふ
さぎ、また単膜でのピンホールを相互に埋めるため、従
来5iOzと5iJnの2層の稜層膜が使われてきたが
2層の場合は膜厚が薄いとピンホールを相互に完全に埋
め合わせることができず、所望の絶縁耐圧を得るために
膜厚が厚くなっていた。4層以上の多層にすると原子間
空隙が連続する確率も減少し、また膜厚を薄くしてもビ
ンポールを相互に埋め合わせることができるため、トー
タルの誘電体層の膜厚を薄くすることができる。
SiO□と5ixNaを積層すると原子空隙を互いにふ
さぎ、また単膜でのピンホールを相互に埋めるため、従
来5iOzと5iJnの2層の稜層膜が使われてきたが
2層の場合は膜厚が薄いとピンホールを相互に完全に埋
め合わせることができず、所望の絶縁耐圧を得るために
膜厚が厚くなっていた。4層以上の多層にすると原子間
空隙が連続する確率も減少し、また膜厚を薄くしてもビ
ンポールを相互に埋め合わせることができるため、トー
タルの誘電体層の膜厚を薄くすることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。
第1図、第2図、第3図はそれぞれ本発明の薄膜E L
素子の一実施例を示す全体断面図、第1誘電体層を示す
一部断面図、第2誘電体層を示す断面図であり、第4図
は本発明の薄膜EL素子の他の実施例を示す断面図、第
5図、第6図はそれぞれ絶縁破壊テストを行なうための
誘電体層を示す断面図と一部詳細図、第7図は積層回数
と最小破壊電圧の関係を示す図である。
素子の一実施例を示す全体断面図、第1誘電体層を示す
一部断面図、第2誘電体層を示す断面図であり、第4図
は本発明の薄膜EL素子の他の実施例を示す断面図、第
5図、第6図はそれぞれ絶縁破壊テストを行なうための
誘電体層を示す断面図と一部詳細図、第7図は積層回数
と最小破壊電圧の関係を示す図である。
絶縁耐圧試験
まず第5図、第6図に示すように、ガラス基板1にSn
O□膜(NESA膜)などにより、複数の透明電極2を
ストライプ状に形成し、さらにS i H4ガスとN、
Oガスを原料としてプラズマCVD法によりSiO□膜
3を、S i I+ 4ガスとN2ガスを原料としてプ
ラズマCVD法によりSi3N、膜4をそれぞれ同じ厚
さに交互に、2層から4層、6層、8層、10層、12
層、16層まで(7種類)合計厚さが100OA、 1
500A、2000 A、4000A(4種類)になる
ように形成して誘電体層5とする。さらにこの上にA1
等よりなる背面電極6を透明電極2とクロスするように
ストライプ状に形成して絶縁試験用の誘電体サンプル(
以下、サンプルと略称する)28種類(7X 4)を得
た。
O□膜(NESA膜)などにより、複数の透明電極2を
ストライプ状に形成し、さらにS i H4ガスとN、
Oガスを原料としてプラズマCVD法によりSiO□膜
3を、S i I+ 4ガスとN2ガスを原料としてプ
ラズマCVD法によりSi3N、膜4をそれぞれ同じ厚
さに交互に、2層から4層、6層、8層、10層、12
層、16層まで(7種類)合計厚さが100OA、 1
500A、2000 A、4000A(4種類)になる
ように形成して誘電体層5とする。さらにこの上にA1
等よりなる背面電極6を透明電極2とクロスするように
ストライプ状に形成して絶縁試験用の誘電体サンプル(
以下、サンプルと略称する)28種類(7X 4)を得
た。
得られた各サンプルについて、透明電極と背面電極の各
交差点間に直流電圧を1■から徐々に昇圧して背面電極
から透明電極にスパークが飛ぶまで印加してこの電圧を
続みとり、各交差点の最小値をそのサンプルの最小破壊
電圧すなわち絶縁耐圧として、測定したものを第7図に
示す。
交差点間に直流電圧を1■から徐々に昇圧して背面電極
から透明電極にスパークが飛ぶまで印加してこの電圧を
続みとり、各交差点の最小値をそのサンプルの最小破壊
電圧すなわち絶縁耐圧として、測定したものを第7図に
示す。
この結果から明らかなように、最小破壊電圧は従来の2
層構造で最小となり、4層から次第に高くなり8層をピ
ークにして12層までは比較的高く、4層から12層ま
では、従来の2層構造に比べ約2割以上高くなっている
ことがわかる。
層構造で最小となり、4層から次第に高くなり8層をピ
ークにして12層までは比較的高く、4層から12層ま
では、従来の2層構造に比べ約2割以上高くなっている
ことがわかる。
従って、例えば200Vの絶縁耐圧を得ようとすれば従
来の2層では4000 Aのトータル膜厚が必要である
が、4層では約3600 A、6層では約2800A、
8層では約1700A、 10層では約2700
A、12層では約3500 Aと格段にトータル膜厚を
薄くすることができる。
来の2層では4000 Aのトータル膜厚が必要である
が、4層では約3600 A、6層では約2800A、
8層では約1700A、 10層では約2700
A、12層では約3500 Aと格段にトータル膜厚を
薄くすることができる。
大溝」Ll
第1図に示すように、無アルカリガラスなど透明基板1
1上に5nOzll!I(NESA膜)などの透明電極
12をストライブ状に形成する。次に、プラズマCVD
法により第2図に示すようにSiO□膜13とSi、+
N411*14を20OA厚さに交互に8層(トータル
厚さ1600 A )形成し第1誘電体層15とする。
1上に5nOzll!I(NESA膜)などの透明電極
12をストライブ状に形成する。次に、プラズマCVD
法により第2図に示すようにSiO□膜13とSi、+
N411*14を20OA厚さに交互に8層(トータル
厚さ1600 A )形成し第1誘電体層15とする。
そして、ジエチル亜鉛((CzHs) zZn)などの
有機亜鉛化合物とメチルメルカプタン(CHISH)な
どの有機硫黄化合物とジシクロペンタジェニルマンガン
((CsHs) zMn)などの有機マンガン化合物と
を原料ガスとしてMOCVD法によりMnがドープされ
たZnS膜(ZnS:Mn)を5000 A厚さに形成
、発光体層16とする。
有機亜鉛化合物とメチルメルカプタン(CHISH)な
どの有機硫黄化合物とジシクロペンタジェニルマンガン
((CsHs) zMn)などの有機マンガン化合物と
を原料ガスとしてMOCVD法によりMnがドープされ
たZnS膜(ZnS:Mn)を5000 A厚さに形成
、発光体層16とする。
さらに、第1誘電体N15と同じ方法、膜厚にして、順
序のみを第3図に示すようにSi、N、膜17、SiO
2膜18と逆にして8層(トータル厚さ1600A)の
第2誘電体層19を形成、この上にAI等によりなる背
面電極20を透明電極12とクロスにストライブ状に形
成して薄膜EL素子を得る。
序のみを第3図に示すようにSi、N、膜17、SiO
2膜18と逆にして8層(トータル厚さ1600A)の
第2誘電体層19を形成、この上にAI等によりなる背
面電極20を透明電極12とクロスにストライブ状に形
成して薄膜EL素子を得る。
このようにして得られた薄膜EL素子の透明電極12と
背面電極20の間に1 khzの交流電圧を印加したと
ころ約85■(駆動電圧)で発光した。
背面電極20の間に1 khzの交流電圧を印加したと
ころ約85■(駆動電圧)で発光した。
従来の2層構造で同じ絶縁耐王を得ようとすると400
0 A近い膜厚が必要となり、駆動電圧は150■以上
となり、駆動電圧が格段に低下したことがわかる。
0 A近い膜厚が必要となり、駆動電圧は150■以上
となり、駆動電圧が格段に低下したことがわかる。
犬m1lF12.ス」1町屯
第4図に示すように実施例1における第1誘電体層を設
+Jず第2誘電体層に相当する誘電体層のみとした実施
例2、実施例Iにおける第2誘電体層をTa2O,と5
iOzの2層構造とした薄膜EL素子を作製して実施例
1と同じ方法により駆動電圧を測定したところ、実施例
1と比較して実施例3はほぼ同等、実施例2はさらに低
くなり、いずれも良好な結果が得られた。
+Jず第2誘電体層に相当する誘電体層のみとした実施
例2、実施例Iにおける第2誘電体層をTa2O,と5
iOzの2層構造とした薄膜EL素子を作製して実施例
1と同じ方法により駆動電圧を測定したところ、実施例
1と比較して実施例3はほぼ同等、実施例2はさらに低
くなり、いずれも良好な結果が得られた。
以上、好適な実施例により説明したが、本発明はこれら
に限定されるものではなく、種々の応用が可能である。
に限定されるものではなく、種々の応用が可能である。
誘電体層は実施例1、実施例3のように発光体層の両側
に設けると信頼性が高く、寿命も長くなるので好ましい
が、実施例2のように片側に設けたMIS構造としても
よい。また、これらの少なくともどちらかの誘電体層を
構成するSi:+t’L膜とSiO□膜との多層膜は8
層構造に限らず4〜12層、好ましくは6層〜10層の
構造で、さらに奇数層の構造であってもよい。
に設けると信頼性が高く、寿命も長くなるので好ましい
が、実施例2のように片側に設けたMIS構造としても
よい。また、これらの少なくともどちらかの誘電体層を
構成するSi:+t’L膜とSiO□膜との多層膜は8
層構造に限らず4〜12層、好ましくは6層〜10層の
構造で、さらに奇数層の構造であってもよい。
発光体層はMnをドープしたZnS (ZnS : M
n)以外にもドーパントとしてTbF、、SmF、、P
rF 3、DyF、、ErFz等でもよく、znSの変
わりにZn5eを用いたもの、あるいはCaS:Eu、
、 SrS:Ce、 Kなどでもよい。
n)以外にもドーパントとしてTbF、、SmF、、P
rF 3、DyF、、ErFz等でもよく、znSの変
わりにZn5eを用いたもの、あるいはCaS:Eu、
、 SrS:Ce、 Kなどでもよい。
本発明は少なくともどちらか一方の誘電体層を5iJa
と5t02の多層膜としたので膜質がよく、積層数を4
〜12層と特定することにより、従来の2層構造に比較
して、絶縁耐力を格段に向上せしめるものであり、その
結果、信頼性が向」二するとともに、誘電体層厚さを薄
くすることが可能となり駆動電圧を低減せしめるもので
ある。
と5t02の多層膜としたので膜質がよく、積層数を4
〜12層と特定することにより、従来の2層構造に比較
して、絶縁耐力を格段に向上せしめるものであり、その
結果、信頼性が向」二するとともに、誘電体層厚さを薄
くすることが可能となり駆動電圧を低減せしめるもので
ある。
第1図、第2図、第3図はそれぞれ本発明の薄膜E L
素子の一実施例を示す全体断面図、第1誘電体層を示す
一部断面図、第2誘電体層を示す断面図であり、第4図
は本発明の薄膜EL素子の他の実施例を示す断面図、第
5図、第6図はそれぞれ絶縁破壊テストを行なうため誘
電体j冒を示す断面図と一部詳細図、第7図は積層回数
と最小破壊電圧の関係を示す図である。 1.11−透明基板 2.12−透明電極3.13
.18−3iO□膜 3.14、IT−5i3N、
[15−第1誘電体層 16−発光体層19−第2
誘電体層 20− 背面電極特許出願人 セント
ラル硝子株式会社代 理 人 弁理士 坂 本 栄 第5図 第6図
素子の一実施例を示す全体断面図、第1誘電体層を示す
一部断面図、第2誘電体層を示す断面図であり、第4図
は本発明の薄膜EL素子の他の実施例を示す断面図、第
5図、第6図はそれぞれ絶縁破壊テストを行なうため誘
電体j冒を示す断面図と一部詳細図、第7図は積層回数
と最小破壊電圧の関係を示す図である。 1.11−透明基板 2.12−透明電極3.13
.18−3iO□膜 3.14、IT−5i3N、
[15−第1誘電体層 16−発光体層19−第2
誘電体層 20− 背面電極特許出願人 セント
ラル硝子株式会社代 理 人 弁理士 坂 本 栄 第5図 第6図
Claims (1)
- 発光体層の両方の面に、少なくとも一方の面には誘電
体層を介して、一対の電極を設けた薄膜EL素子におい
て、少なくとも一方の誘電体層はSi_3N_4とSi
O_2を交互に4層〜12層積層したことを特徴とする
薄膜EL素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63271673A JPH02119093A (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 薄膜el素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63271673A JPH02119093A (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 薄膜el素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02119093A true JPH02119093A (ja) | 1990-05-07 |
Family
ID=17503285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63271673A Pending JPH02119093A (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 薄膜el素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02119093A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05152075A (ja) * | 1991-11-28 | 1993-06-18 | Matsushita Electron Corp | 薄膜el素子およびその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6345797A (ja) * | 1986-08-13 | 1988-02-26 | 株式会社日立製作所 | 薄膜発光素子 |
-
1988
- 1988-10-27 JP JP63271673A patent/JPH02119093A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6345797A (ja) * | 1986-08-13 | 1988-02-26 | 株式会社日立製作所 | 薄膜発光素子 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05152075A (ja) * | 1991-11-28 | 1993-06-18 | Matsushita Electron Corp | 薄膜el素子およびその製造方法 |
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