JPH02119068A - ニオブカルコゲン化物から成る非水系セルの製造方法 - Google Patents

ニオブカルコゲン化物から成る非水系セルの製造方法

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JPH02119068A JP1239777A JP23977789A JPH02119068A JP H02119068 A JPH02119068 A JP H02119068A JP 1239777 A JP1239777 A JP 1239777A JP 23977789 A JP23977789 A JP 23977789A JP H02119068 A JPH02119068 A JP H02119068A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は正の電極内の活物質がニオブ カルコゲン化物
、特に三セレン化ニオブ又は三硫化ニオブから成る非水
系セルに関する。
近年非水系バッテリーに関する関心が高まっている。こ
れらバッテリーの魅力的な点はこれらが潜在的に高い電
圧及び高いエネルギー密度を持つことである。特にリチ
ウムの負の電極を使用する非水系バッテリーが魅力的で
あるが、これば、リチウムが高い標準電位及び低い密度
を持ち、この電極が例外的に高いエネルギー密度を持つ
ためである(これに関しては、例えば、プレナムブlノ
ス(PlenulIIPress)、ニューヨーク、か
ら1967年に出版されたR、ジャニンスキー(R,J
aninski)による著書[高エネルギーバッテリー
(HighEnergy Ratterj、es) ]
参照)。類似することが、他のT族及び11族の元素、
例えば、ナトリウム、カリウム及びマグネシウムについ
てもいえる。
リチウム非水系バッテリーの正の電極に対して特に良い
活物質は、ニオブ カルコゲン化物、例えば、三セレン
化ニオブ及び三硫化ニオブである(これに関しては、例
えば、1975年2月4日付けで、J 、ブロードヘッ
ド(J 、 B roadhead)らに公布され、こ
こに参照のために編入される合衆国特許第3.864,
167号参照)。これら電極材料は、高いエネルギー密
度、良好な充電及び放電特性(サイクル性能)及び良好
な安定性を持つばかりでなく、入手が比較的簡単であり
またさまざまな電解質システムとの互換性を持つ。これ
ら正の電極材料(特に三セレン化ニオブ)にて製造され
たリチウム セルに関して遂行されたテストは上に列挙
した長所を確認する。
N b S e 3  を含む電極は薄いNbホイルを
提供し、これをSe蒸気と反応させることによって製造
することができる。この結果として得られるNbSe3
の繊維状のシー1へか次に電流コレクタとして機能する
金属グリッド上に巻かれる。NbS、 を含む電極も同
じように製造することができる。上のプロセスは幾つか
の短所を持ち、これには、例えば、比較的材料コストが
高いこと、及び比較的反応時間が長いことが含まれる。
さらに1通常、先行技術による方法では均一な厚さの活
物質の薄いシートを製造することが困難である。
カルコゲン化物、例えば、N b S e 、、を非水
系セル内の活性の正の電極材料として使用することの商
業価値を高めるためには、カルコゲン化物活物質にて製
造されるセルの製造コストを下げること、及びこの製造
手順を多量生産に適するものにすることが要求される。
より具体的には、コストが安く、均一な厚さの活物質の
薄いシート11造するのに使用でき、また、当分野にお
いて周知の製造条件下で多量生産に適する簡単なNb5
ei(及びNbS、)の活性電極材料を製造するための
合成手順を発見することが必要である6本発明はこの手
順を開示する。
本発明はカルコゲン化物活物質、典型的には、二セレン
化ニオブ及び二硫化ニオブから成る非水系セルを製造す
るための手順に関するが、ここで、この活物質は、基材
上にNb粉末の層を形成すること、及び要求されるニオ
ブ カルコゲン化物が形成されるような条件下において
この粉末をカルコゲン化物蒸気と反応させることを含む
手順によって製造される。典型的には、この手順は、基
材上にニオブ粉末を含むスラリーの堆積、このスラリー
内の液体の除去、次にニオブ粉末とセレンあるいはイオ
ウ蒸気との反応を含む。この反応は、不活性基材、例え
ば、アルミナあるいは水晶上、あるいは比較的不活性な
金属ホイルあるいはグリッド(例えば、アルミニウム)
上で遂行されるが、特にここではアルミナ基材が好まし
い。
本発明の主な特徴は、スラリーを使用してニオビウム粉
末を堆積させることにあるが、−例として、この人ラリ
−は約50重量パーセン1−のニオブ粉末を含み、この
ニオブ粉末の粒子サイズは、約325メツシュ以ドとさ
れる。この方法は、ニオブ粉末の接着層を与えるが、こ
の層は簡単に反応して、繊細状のニオブ カルコゲン化
物のマツ1−あるいはシートを形成する。
以下の説明は発明の開示の都合上特定のニオブカルコゲ
ン化物、つまり、NbSc、どの関連で行なわれるが、
これは、本発明を限定するものではない。最適方法パラ
メータを確存するためには、多少の修正が必要とされる
が5同様な方法の条件がN1)S、’の製造にも適用さ
れる。
本発明の好ましい実施態様においては、このスラリーは
均一性を確保するために堆積の際に攪拌され、液体はこ
のスラリーから加熱によって除去される。ただし、他の
除去方法(例えば、真空乾燥)も可能である。乾燥の後
、このニオブ粉末を、−殻内には、約625℃から約7
80℃の温度範囲にて加熱することによってセレンと反
応さぜる。好ましくは、2段階から成る加熱プロセスが
使用され、−例として、第1段階において、約580℃
にて約12時間加熱され、その後、第2段階において、
約680℃にて約1,5時間加熱される。反応は通常密
閉された反応容器、例えば、石英チューブ内で行なわれ
る。この方法によって製造された三セレン化ニオブはバ
ッテリー用途に対する優れた特性を持ち、これには、高
いエネルギー密度、良好なサイクル性能及びセル条件下
での優れた安定性が含まれる。
反応の後、このNbSe、のシートが不活性基材から取
られ、必要であれば、金属メツシュ(例えば、ニッケル
 メツシュ)上に巻かれ、シリンダー状リチウム セル
に使用するために成形される。この方法は実施が簡I−
であり、多量生産に使用でき、また優れた電極特性を示
ず王セレン化ニオブ材料を与える。
本発明は非水系リチウム セル内に使用が適当な組織及
び特性を持っN b S e 3 (あるいはNhS、
)が適当な温度範囲内においてニオブ粉末をセレン(あ
るいはイオウ)蒸気と反応させることを含む方法によっ
て合成できるという発見に基づく。長所として、これは
、適当な基板上にニオブ粉末の層をこの基材上へのニオ
ブ粉末のla濁液の堆積、この層からの液体の除去、及
びこの粉末のこの蒸気との反応を含む特別の手順によっ
て形成することによって行なわれる。
特に重要なのは、この蒸気との反応の前に基材上にニオ
ブ粉末を堆積する手順である。
この手順は、不活性液(例えば、プロピレングリコール
)内にニオブのスラリーを与える工程、このスラリーを
基板上に(例えば、スブ!ノーすることによって)堆積
する工程及びこの液体を(通常、その上にこのスラリー
層を持つ1ん材を加熱1−ることによって)除去する]
−程を含む。この手順の特に優れた点は。
結果としてのニオブ粉末層が均一であること、及びこの
粉末層が基材に比較的良く接着することである。前者は
明らかに、結果として、より均一な最終製品が得られる
ため望ましい特性であり、後者は、製造中の扱いを楽に
する。
このスラリー組成は広い範囲内で変動できる。この液体
は、ニオブ粉末及び基材に対して化学的に不活性であり
、この懸濁が速く分離しすぎないよう適当な粘度を持ち
、また。
除去を楽にするため適当な沸点(例えば、約200℃以
下)を持つことが要求される。
プロピレン グリコールが非常に適しており、ここでは
これが使用されるが、ただし、他の液体(例えば、グリ
セロール、低沸点オイル)も使用可能である。当業者に
とっては、必要が生じれば、さらにこれ以外の適当な液
体も発見できるものである。このスラリー内のニオブ粉
末の濃度は、大きな範囲内で変動できるが、典型的には
、10から90重址パーセントのニオブ、好ましくは、
30から70重にパーセン1−が使用される。ニオブ粉
末の粒子サイズも大ぎな範囲で変動できるが。
325以下のメツシュ サイズ(つまり、全ての粒子が
325メツシュのスクリーンを通過できること)が好ま
しい。さらに小さな粒子は、結果として、基材への粉末
の接着が向」ニジ、また、ニオブとセレンとの反応が促
進されることから一層好ましい。
基材−ヒにこの粉末を堆積するだめの典型的な手順は以
下の通りである。つまり、スラリー(50重量パーセン
トのNb)がこのスラリーを絶えず攪拌するだめの手段
を含む(−例としてペリスタリティックポンプを含む)
従来のスプレー ガンを使用して基材(例えば、アルミ
ニウ12  プレー1・)」二にスプレーされ、液体が
この人ラリー層から蒸発によって(オーブン内で約1−
50℃にて約1時間加熱することによって)除去される
。典型的なスラリー層は、比較的薄く、0.1mnnあ
るいはこれ以1・のオーダーである。
次に、このニオブ粉末がセレンと反応される。これは、
通常、密閉容器、例えば、密閉された石英チューブ内で
遂行される。一般に、粉末ニオブとセレンとの反応は、
625℃から780℃の範囲の温度への加熱を必要とす
る。625℃以下では、典型的には、NbSe3と異な
る化合物(Nb、Se、と考えられる)が形成され、7
80℃以」二でも別の化合物(NbSe、と考えられる
)が形成される。この反応のために使用される好ましい
温度範囲は670℃から720℃であり、約690+1
0℃が最も好ましい。好ましい加熱時1■は2時間から
5日である。
2段階加熱方法によって優れた結果が得られている。第
1の段階において、ニオブ及びセレンが、−例として、
520Tがら625℃の間の温度にて少なくとも4時間
、好ましくは、8時間加熱される。(570”Cがら6
10℃の範囲の温度では、12時間が最も好ましい)。
約1日以上の艮時間は悪影響をダ。
えるものではないが、一般には、経済的な理由から好ま
しくない。
加熱の第2段階において、サンプルが 625℃から780℃(650’Cがら700℃がより
好ましい)の範囲の温度に、2時間から5日間加熱され
る。10から20時間の反応時間が好ましい、2時間よ
り短がな反応時間では、反応が不完全となり、一方、5
日以上の長い反応時間は、一般に反応生成物には影響な
いが経済的な理由から望ましくない。
上に説明の製造方法を使用すると、結果として本質的に
NbSe3から成る材料の層が形成され、これは通常こ
の基材から簡単に除去できる。典型的には、この粉末層
は約0.1mm以下の厚さを持ち、この方法は、その厚
さがローリングの前後においてそれぞれ経済的に、約0
.4及び0.12mmの繊維状N b S e。
のマットあるいはシートを与える。これより薄いあるい
は厚いシートも簡単に製造できる。
こうして製造されたN b S e、シー1へは従来の
方法でバッテリー セルの製造に使用できる。
セルの製造はバッテリー技術において周知のさまざまな
方法によって完結できる。さまざまな電解質及びセパレ
ータ材料を用いて大小両方のセルを製造することが可能
であり、また、さまざまな形状及びセル構造も有用であ
る。特に魅力的な構造は、w、p、ルー(讐。P、 L
u)に1988年4月26日付けで公布された合衆国特
許第4,740,433号及び1988年6月28日付
けでり、E、ブランド(L、 E、 0rand)に公
布された合衆国特許第4,753,859号に開示され
る巻込シリンダー状セルである。これら特許は1本発明
の実現に有効なセパレーター材料及び電解質系の両方を
開示しており、その内容はそれらを参照することによっ
てここに編入されたこととする。
巻込シリンダー セルJOの関係する部分が図面に簡略
的に示される。このセルはシリンダー状に巻込まれた4
層を含む。これら4層は、負のリチウム電極1】、セパ
レーター12、正の電極]3、及びもう1−っのセパレ
ーター層14である。本発明のセルにおいては、この正
の電極が本発明に従って製造される。この4層ロールが
、通常、それぞれ正及び負の電極への適当な電気接続を
持っシリンダー状の容器に入れられる。この容器は電気
化学反応が起るように適当な電解質にて満たされる7こ
れら部分は周知であり、ここには示されない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明によって製造される一例としての巻込非水
系シリンダー状セルの本発明と関係する部分を略図にて
示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、リチウムの負の電極、セパレーター、ニオブカルコ
    ゲン化物活物質を含む正の電極、及び電解質を含む非水
    系セルを製造する方法において、該正の電極が a、基材上にニオブ粉末の層を形成する工程;及び b、該ニオブ粉末をセレン蒸気あるいはイオウ蒸気と反
    応させて該ニオブカルコゲン化物活物質を生成する工程 を含む手順によって製造されることを特徴とする方法。 2、ニオブカルコゲン化物がNbSe_3及びNbS_
    3から成る群から選択されることを特徴とする請求項1
    記載の方法。 3、ニオブ粉末の層を形成する工程が、 ニオブ粉末を含む液体スラリーを基材上に堆積し、堆積
    されたスラリーから液体を除去することを含むことを特
    徴とする請求項2記載の方法。 4、液体スラリーがスプレイによって堆積され、液体が
    スラリーがその上にある基材を加熱する工程を含む手順
    によって除去されることを特徴とする請求項3記載の方
    法。 5、基材がアルミナ、石英及びアルミニウムから成る群
    から選択された材料を含むことを特徴とする請求項1記
    載の方法。 6、基材がアルミナから成ることを特徴とする請求項5
    記載の方法。 7、スラリー中の液体がプロピレングリコールを含むこ
    とを特徴とする請求項3記載の方法。 8、ニオブ粉末が約325メッシュ以下の粒子サイズを
    持つことを特徴とする請求項1記載の方法。 9、液体スラリーが30から70重量パーセントの間の
    ニオブを含むことを特徴とする請求項3記載の方法。 10、工程b)が粉末を650から780℃の範囲の温
    度で少なくとも2時間加熱し、及びこの時間の少なくと
    も一部において粉末をセレン蒸気と接触させることを含
    むことを特徴とする請求項1記載の方法。 11、温度範囲が670から720℃であることを特徴
    とする請求項10記載の方法。 12、工程b)が2段階の加熱工程を含み、第1段階に
    おいて、粉末が520から625℃の間の温度にて少な
    くとも4時間加熱され、第2段階において、粉末が62
    5から780℃の間で少なくとも2時間加熱されること
    を特徴とする請求項1記載の方法。 13、加熱の第1段階の温度範囲が570から610℃
    であり、第2段階の温度範囲が650から700℃であ
    り、第1及び第2段階がそれぞれ少なくとも12時間及
    び10時間の加熱を行なうことを含むことを特徴とする
    請求項12記載の方法。 14、リチウムの負の電極、セパレーター、三セレン化
    ニオブ化物活物質を含む正の電極、及び該負及び正の電
    極との電気的接触を行なうための手段を含む非水系セル
    において、該正の電極が a)基材上にニオブ粉末の層を形成すること;及び b)ニオブ粉末をセレン蒸気と反応させて、三セレン化
    ニオブ活物質を生成すること を含む手順によって製造されることを特徴とする非水系
    セル。
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