JPH02119053A - アルカリ電池のゲル状陰極用ゲル化剤 - Google Patents

アルカリ電池のゲル状陰極用ゲル化剤

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JPH02119053A
JPH02119053A JP27187888A JP27187888A JPH02119053A JP H02119053 A JPH02119053 A JP H02119053A JP 27187888 A JP27187888 A JP 27187888A JP 27187888 A JP27187888 A JP 27187888A JP H02119053 A JPH02119053 A JP H02119053A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、特定の吸水性ポリマーからなるアルカリ電池
のゲル状陰極用ゲル化剤に関する。
更に詳しくは、吸水性ポリマーの水分散液粘度と吸水ゲ
ル強度が特定範囲にコントロールされたアルカリ電池の
ゲル状陰極用ゲル化剤に関する。
[従来の技術] 従来からアルカリ電池のゲル状陰極のゲル化剤として、
カルボキシメチルセルロース、非架橋型ポリアクリル酸
ナトリウム等の水溶性ポリマーまたは架橋型ポリアクリ
ル酸ナトリウム等の水膨潤性ポリマーが単独あるいは併
用して使用されてきた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、水溶性ポリマーは、初期にはアルカリ電
解液に対して比較的良好なゲル状態を示すものの、陰極
活物質(例えば亜鉛粉末)を分散した場合、時間の経過
と共に粘着性を帯びた曳糸性の大きなゲルに変化し、粘
性が低下して比重の大きな陰極活物質の沈降を生じると
いった欠点がある。また、アルカリ電解液と接触したと
きにママコを形成しやすく、溶解に長時間を要する。更
に、温度による粘度変化が大きいという問題点がある。
一方、従来の水膨潤性ポリマーは、初期はアルカリ電解
液に対して安定であり、曳糸性も比較的少なく、陰極活
物質の良好な分散状態を示すが、時間の経過とともに粘
度が低下して陰極活物質が沈降したり、離水現象を生じ
て陰極集電体との接触ずれを生じるという欠点がある。
特に高温の場合にこの傾向が著しい。したがって、従来
の水膨潤性ポリマーでは単独使用ができなかったことか
ら、水溶性ポリマーと併用して使用することが提案され
ている。
このように経時的にゲル化剤の粘性やゲル状態が変化し
て、陰極活物質の分散安定性が損なわれたり、沈降を生
じたりすると、電池の集電効果が不完全となり、内部抵
抗の増加や放電性能が低下するという問題を生じる。ま
たアルカリ電解液の漏洩といった問題も生じる。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、曳糸性がなく、アルカリ電解液中で高い
増粘性と粘度の長期安定性を有し、低温、常温、高温の
いずれの領域においても陰極活物質の安定な分散性を長
期間維持し、かつ長期間にわたって電池の内部抵抗と放
電性能を良好に保持しつるアルカリ電池のゲル状陰極用
ゲル化剤について鋭意検討した結果、吸水性ポリマーの
物性値である1%水分散液の粘度(以下、単に粘度とい
う)および生理食塩水で膨潤させた時のゲル強度(以下
、単にゲル強度という)を特定の範囲にコントロールし
たカルボン酸塩基を有する吸水性ポリマーを使用するこ
とにより、上記の目的を達成できることを見出し、本発
明に到達した。
すなわち本発明は、30℃における1%水分散液の粘度
が20.000cps以上で、且つ生理食塩水で膨潤さ
せた時のゲル強度り月5,000〜50,000夕’ 
(7/co2であるカルボン酸塩基を有する吸水性ポリ
マーからなるアルカリ電池のゲル状陰極用ゲル化剤であ
る。
本発明で重要な点は、ゲル化剤に使用される吸水性ポリ
マーの粘度およびゲル強度がある特定の範囲内にあると
いう点である。
吸水性ポリマーの粘度は、アルカリ電解液中における陰
極活物質の初期の均一な分散状態を得るのに重要な因子
であり、ゲル強度は長期間にわたって陰極活物質の分散
を安定に保持するのに重要な因子である。さらに、粘度
を高めるためにはある程度ゲル強度を強くする必要があ
るが、ゲル強度を強くしすぎると逆に粘度が低下して陰
極活物質の分散安定性を損なう結果となる。
従って、粘度とゲル強度がそれぞれある特定の範囲にコ
ントロールされた吸水性ポリマーを使用することによっ
て初めて、従来の水膨潤性ポリマーにない、陰極活物質
の長期にわたる優れた分散安定性を保持し、優れた電池
特性を宵するアルカリ電池を得ることが可能となる。
本発明においてカルボン酸塩基を存する吸水性ポリマー
は、粘度とゲル強度が前記した特定の範囲内にあり、ア
ルカリ電解液を吸収して膨潤するものであれば特に限定
はなく、(1)カルボン酸基を有するビニル単量体、共
重合性架橋剤および必要によりデンプンおよび/または
その他のビニル単量体を重合し、その後アルカリ化合物
で中和して部分的にカルボン酸塩基とした吸水性ポリマ
ー(2)カルボン酸塩基単独またはカルボン酸基とカル
ボン酸塩基ををするビニル単量体、共重合性架橋剤およ
び必要によりデンプンおよび/またはその他のビニル単
量体を重合して得られる吸水性ポリマー (3)加水分
解によりカルボン酸塩を形成するビニル単量体および必
要により共重合性架橋剤およびその他のビニル単量体を
重合し、その後アルカリ化合物で加水分解して部分的に
カルボン塩基とした吸水性ポリマー (4)カルボン酸
塩基を宵する水溶性ポリマーを後架橋処理して得られる
吸水性ポリマー等が挙げられる。
上記のカルボン酸基を有するビニル単量体としては、例
えば不飽和モノまたはポリカルボン酸[(メタ)アクリ
ル酸(アクリル酸および/またはメタクリル酸をいう。
以下同様の記載を用いる。)、クロトン酸、ソルビン酸
、マレイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸などコ、それらの
無水物[無水マレイン酸などコなどがあげられる。
カルボン酸塩基を有するビニル単量体としては、前記カ
ルボン酸基を有するビニル単量体のアルカリ金属塩(ナ
トリウム、カリウム、リチウムなどの塩)、アルカリ土
類金属塩(カルシウム、マグネシウムなどの塩)、アン
モニウム塩およびアミン塩(メチルアミン、 トリメチ
ルアミンなどのアルキルアミン タノールアミンなどのアルカノールアミンの塩など)お
よびこれらの二種以上が挙げられる。これらのうちで好
ましいものは、ナトリウム塩およびカリウム塩である。
共重合性架橋剤としては、■少なくとも2個の重合性二
重結合を存する化合物および01個の重合性二重結合を
有しかつカルボン酸基と反応しつる基を少なくとも1個
宵する化合物が挙げられる。
■の化合物としては、例えばN,If’−メチレンビス
(メタ)アクリルアミド、ポリオール類[エチレンクリ
コール、 トリメチロールプロパン、グリセリン、ポリ
オキシエチレングリコール、ポリオキシプロピレングリ
コールなどコのジーまたはトリー(メタ)アクリル酸エ
ステル、ジビニルベンゼン、ジビニルトルエン、テトラ
アリロキシエタン、ジアリルフタレート、ジアリルアジ
ペートなどが挙げられる。
■の化合物の例としては、カルボキシル基と反応性の基
たとえばヒドロキシル基、エポキシ基、アミノ基、第四
級アンモニウム塩基などを含有するエチレン性不飽和化
合物があげられる。例えばヒドロキシル基含有不飽和化
合物[N−メチロール(メタ)アクリルアミドなト]、
エポキシ基含有不飽和化合物[グリシジル(メタ)アク
リレートなどコおよび第四級アンモニウム塩基含有不飽
和化合物[(メタ)アクリロイルオキシエチルトリメチ
ルアンモニウムクロライド、トリメチルアミノプロピル
(メタ)アクリルアミドの塩化物などコなどである。
共重合性架橋剤のうちで好ましいものは■の化合物であ
り、とくに好ましいものはN,N’−メチレンビスアク
リルアミド、エチレングリコールジアクリレート、 ト
リメチロールプロパントリアクリレートおよびテトラア
リロキシエタンである。
その他のビニル単量体としては例えばヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、 (メタ)アクリルアミド、酢酸ビニル、
ビニルピロリドンなどが挙げられる。
アルカリ化合物としては、アルカリ金属水酸化物(水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウムなど)
、アルカリ金属炭酸塩(炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリ
ウムなど)、アミン化合物、アンモニウム化合物および
これらの二種以上が挙げられる。これらのうちで好まし
いものは、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムおよび重
炭酸ナトリウムである。
上記吸水性ポリマーの具体的な例としては、デンプン−
アクリル酸グラフト重合体架橋物の部分中和物、部分中
和ポリアクリル酸架橋物、アクリル酸エステル−酢酸ビ
ニル共重合体のケン化物、架橋インブチレン−無水マレ
イン酸共重合体の部分中和物、架橋カルボキシメチルセ
ルロースのアルカリ金属塩、自己架橋型ポリアクリル酸
の部分中和物などが挙げられる。
本発明の吸水性ポリマーにおいて、カルボン酸塩基を構
成する単量体の含有量は、要求される増粘性、ゲル強度
、pHなどの条件により種々変化しつるが、吸水性ポリ
マーを構成する全単量体に対して通常40モル%以上で
あり、好ましくは50〜80%である。40モル%未清
の場合、得られた吸水性ポリマーの粘度が低くなり、作
業性が悪くなる。
共重合性架橋剤の量は吸水性ポリマーを構成する全単量
体の重量に基づいて通常O.旧〜lθ%、好ましくは0
.1〜5%である。共重合性架橋剤の量が0、01%未
溝では得られた樹脂はアルカリ電解液吸収時のゲル強度
が小さくゾル状となり、曳糸性を示す。また陰極活物質
の分散安定性にも劣る。−方lO重量%を越えると逆に
ゲル強度が過大となりすぎて増粘性が低下する。
また、その他のビニル単量体の量は吸水性ポリマーを構
成する全単量体の重量に基づいて通常30%以下、好ま
しくは10%以下である。
また、該吸水性ポリマーのもつ官能基と反応しつる基を
少なくとも2個有する化合物でさらに架橋せしめること
により、より高いゲル強度と増粘性を有し、陰極活物質
の分散安定性に優れた吸水性ポリマーを製造することが
できる。
この化合物としては、エポキシ基、水酸基、インシアナ
ート基、第4級アンモニウム基などのカルボン酸塩基と
反応性の基を少なくとも2個有する化合物およびイオン
架橋を形成し得る多価金属化合物等が挙げられる。
化合物の例としては、ポリエポキシまたはポリグリシジ
ルエーテル化合物(エチレングリコールジグリシジルエ
ーテル グリシジルエーテル、グリセリン−1.3−ジグリシジ
ルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエー
テル、ビスフェノールA−エピクロルヒドリン型エポキ
シ樹脂など)、ポリオール類(グリセリン、エチレング
リコール、プロピレングリコールなど)、(ポリ)アル
キレンポリアミン類(エチレンジアミンなど)があげら
れる。
多価金属化合物としては、イオン架橋を形成しつる化合
物たとえばアルカリ土類金属(カルシウム、マグネシウ
ムなど)、亜鉛、アルミニウム、チタンなどの水酸化物
、ハロゲン化物、塩(硫酸塩、炭酸塩、酢酸塩など)、
具体的には水酸化カルシウム、ジ酢酸亜鉛、硫酸アルミ
ニウムなどが挙げられる。
これらのうち好ましいものはポリグリシジルエーテル化
合物および多価金属化合物である。
本発明のゲル化剤の形状については特に制限はなく、粉
粒杖、フレーク状、球杖、繊維状等のいずれの形状であ
ってもよい。好ましいのは、平均粒子径200ミクロン
以下の微粉末であり、更に好ましくは平均粒子径100
 ミクロン以下の微粉末である。
平均粒径が200ミクロンより大きくなると、吸水した
ポリマーの膨潤粒子により陰極活物質相互の接触が妨げ
られて、電池特性に悪影響を及ぼす。
本発明に用いられる吸水性ポリマーの粘度は、20 、
OOOcps以上、好ましくは30 、OOOcps以
上でなければならない。20,OOOcpsより小さい
場合、比重の大きな陰極活物質を均一に分散保持するこ
とができナイ。一方、ゲル強度it 15 、000 
− 50 、001’ 4>/cm2(7)範囲、好ま
しくは20,000 〜45.0009’ (7/am
”+7)範囲でなければならない。ゲル強度が15,0
00ダイン/am2より小さい場合、粘度を好ましい範
囲にコントロールすることがむづかしく、更にアルカリ
電解液中における陰極活物質の長期分散安定性が低下す
る。一方、ゲル強度が50 、 000ダ仲/cII+
2を越える場合、逆に親水性が乏しくなりすぎて粘度が
低下し、好ましくない。
本発明のゲル化剤を使用してゲル状陰極を作成し、アル
カリ電池に適用する方法としては、(1)アルカリ電解
液(例えば30〜40重量%の水酸化カリウム、水およ
び必要により酸化亜鉛などがら構成される)中にゲル化
剤と陰極活物質とを混合してまたは別々に添加して均一
なゲル状物作成し、これを陰極容器内に充填してゲル状
陰極とする方法、(2)あらかじめゲル化剤および粉末
状陰極活物質を陰極容器内に添加しておき、その後アル
カリ電解液を注入してゲル状陰極とする方法などが挙げ
られるが、必ずしも上記方法に限定されず、それぞれの
電池に応じた通常の方法で適用される。
陰極活物質としては、一般にアルカリ電池陰極に使用さ
れている活物質であれば特に限定はな(、例えば平均粒
径200ミクロンの亜鉛粉末、亜鉛粉末を金属水銀でア
マルガム化した凝集アマルガム化亜鉛等が挙げられる。
ゲル化剤の添加量は、アルカリ電解液とゲル化剤の合計
重量に対し通常0.5〜10%、好ましくは1〜5%で
ある。添加量が0.5%未満の場合、ゲル状陰極の粘性
が不足し経時的に陰極活物質の沈降が生じるとともに漏
液の危険性がある。加えて内部抵抗の経時変化が大きい
。一方lO%を越えた場合、高粘度になりすぎ、気泡の
抱き込みや電池内への充填作業性の低下および内部抵抗
の増加を招く原因となる。
[実施例コ 以下、実施例により本発明をさらに説明する5が、本発
明はこれに限定されるものではない。なお実施例および
比較例中の部および%は重量部および重量%である。
また、吸水性ポリマーの粘度およびゲル強度は次に示す
方法により測定した。
■粘度:脱イオン水99部に吸水性ポリマー(300メ
ツシュ通過の粒度)1部を添加して均一な吸水ゲルを作
製する。このゲルを30℃に保温しながら、B型粘度計
([irpm)にて粘度を測定する。
■ゲル強度:あらかじめ吸水性ポリマーの生理食塩水に
対する吸液fl(A g/g)をティーバッグ法にて測
定する。(AXo、75)gの生理食塩水を100cc
のビーカーに採り、600ppmで攪拌しながらIgの
吸水性ポリマー(粒度80〜100メツシユ)を添加し
て均一に吸収させ、表面が平滑な吸水ゲルを作製する。
この吸水ゲルを25℃に保温し、下記の操作条件で、ネ
オカードメーター(飯尾電機社製、  M−302型)
を用いてゲル強度を測定する。
荷重      : 200 g 感圧軸の直径  :8■履φ 感圧軸の降下速度: 0.38 c■/秒実施例1 開閉可能な密閉容器にアクリル酸ナトリウム94部、ア
クリル酸28m、N、N’−メチレンビスアクリルアミ
ド0.5部、水400部を仕込み、窒素雰囲気下で液温
を20℃とした後、0.5%の過硫酸アンモニウム水溶
液1部および0.5%の亜硫酸水素ナトリウム水溶液1
部を添加して重合させたところ発熱とともにゲル吠とな
った。重合開始から6時間後に、生成したゲル状含水架
橋重合体を取り出した。このゲル吠架橋重合体をニーダ
−で約2分間攪拌して細断し、表面温度が180℃に加
熱したドラムドライヤー上に延伸して乾燥した後、粉砕
して吸水性ポリマー(A)を得た。
得られた吸水性ポリマー(A)の粘度は31.000c
psであり、ゲル強度は21,800り°イン/C−2
であった。
これを本発明のゲル化剤とした。
実施例2 実施例1においてN、N’−メチレンビスアクリルアミ
ド0.5gに代えてトリメチロールプロパントリアクリ
レ−) 0.8部を使用する以外は実施例1と同様にし
て吸水性ポリマー(B)を得た。このものの粘度は38
.000cpsであり、ゲル強度は23,000タ°イ
ン/C12であった。これを本発明のゲル化剤とした。
実施例3 アクリル酸100部、テトラアリロキシエタン0.5部
および水400部を開閉可能な密閉容器に仕込み、窒素
雰囲気下で液温を10℃とした後、1%の過酸化水素水
1部および0.5%のアスコルビン酸水溶液1部を添加
して重合させたところ発熱とともにゲル吠となった。重
合開始から6時間後に密閉反応容器を開き、生成したゲ
ル状含水架橋重合体を取り出した。このゲル500部を
細断したのち、50%水酸化ナトリウム水溶液73.5
部を加えて中和し、さらに均一に混練して重合体中のポ
リアクリル酸の約75モル%をポリアクリル酸ナトリウ
ム塩に変換した。
この中和されたゲルをIH℃に加熱されたドラムドライ
ヤーで乾燥した後、粉砕して吸水性ポリマー(C)を得
た。このものの粘度は55.QOOcpsであり、ゲル
強度は24.000り゛イン/cm2であった。これを
本発明のゲル化剤とした。
実施例4 実施例3と同様の方法で作成した中和されたゲルに、更
にエチレングリコールジグリシジルエーテルの5%水水
溶液部を添加して均一に混練した後、j80℃に加熱さ
れたドラムドライヤーで乾燥し、粉砕して吸水性ポリマ
ー(D)を得た。このものの粘度は72.000cps
であり、ゲル強度は33,0009’イン/c112で
あった。これを本発明のゲル化剤とした。
実施例5 従来の吸水性ポリマーであるrサンウェット!阿−10
0OJ  (三洋化成工業()ll製、デンプン−アク
リル酸グラフト重合体架橋物の部分中和物;粘度49.
00 CI)Sl  ゲル強度II 、000ダイン/
cm2) 100部に、エチレングリコールジグリシジ
ルエーテルの5%水溶液8部をスプレーして含浸させ、
その後150”Cの熱風で乾燥して吸水性ポリマー(E
)を得た。このものの粘度!188.000cpsテあ
り、ゲル強度ハ31.Gooり°インlc+*”であっ
た。これを本発明のゲル化剤とした。
比較例1 実施例2で得られた吸水性ポリマー100部に水300
部を加えて均一に吸水させた後、グリセリン2部を添加
して均一に混練した。この吸水ゲルを190℃の熱風で
乾爆し、粉砕して吸水性ポリマー(F)を得た。このも
のの粘度は1B、000cpsであり、ゲル強度は37
.000り゛イン/cra2であった。これをゲル化剤
とした。
比較例2 市販吸水性ポリマー「サンウェットlN−1000J(
三洋化成工業株式会社製)これをゲル化剤とした。
比較例3 市販吸水性ポリマー「レオシック252LJ  (日本
純薬()1製、架橋分枝型ポリアクリル酸ナトリウム)
これをゲル化剤とした。
参考例1 く評価方法〉 り二ケ月後の亜鉛末の沈降高さ 本発明のゲル化剤である、実施例1〜5で得た吸水性ポ
リマー(A)、(B)、(C)、(D)、(E)および
比較例1〜3で得たゲル化剤の各々について第1表に示
す量を40%水酸化カリウム水溶液に添加し均一に混合
してIkgのゲル状電解液を調製した。更にこのゲル状
電解液に亜鉛粉末(平均粒径200ミクロン)Ikgを
加えて撹拌・均一混合してゲル状物を得た。
このゲル状物を円筒容器(高さ100市、直径50mn
+)内に密封して40℃で2カ月間保存し、亜鉛粉末の
沈降高さを測定した。
2)内部抵抗 上記の亜鉛粉末を含有したゲル状物をアルカリマンガン
電池のセパレーター内の中空部に充填して電池を組立て
、直後および40℃で2力月間保存した後の電池の内部
抵抗値(20℃で測定)を測定した。
これらの結果を第1表に示す。
第1表 [発明の効果] 本発明のゲル状陰極用ゲル化剤をアルカリ電池に使用す
ることにより、次のような効果を奏する。
(+)アルカリ電解液に対し、良好な増粘性とゲルの長
期安定性を示す。
(2)陰極活物質の良好な分散状態を長期間にわたって
保持できる。
すなわち、比重の大きな陰極活物質の経時的な沈降がほ
とんど無い。したがって長期間にわたって安定した電池
特性を発揮し、長寿命の電池の製造が可能となる。
(3)曳糸性がない。
したがって電池内への充填作業性が良好である。
(4)アルカリ電解液と接触してもママコを形成しに<
<、短時間で均一にゲル化させることができる。
(5)粘度の温度による変化が少ない。
したがって幅広い温度環境において安定した電池特性を
発揮する。
(6)アルカリ電解液を強力に長時間保持するため、乾
燥による抵抗増が少ない。
(7)電池の内部抵抗が小さく、且つその経時変化も少
ない。
(8)電池を長期間保存しても漏液の心配がない。
以上の効果を奏することから本発明のゲル状陰極用ゲル
化剤は、筒型アルカリマンガン電池のみならず、ボタン
型のアルカリマンガン電池や酸化銀電池、水銀電池、ニ
ッケル電池など、ゲル化剤を必要とする他の一次および
二次アルカリ電池にも適用することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、30℃における1%水分散液の粘度が20,000
    cps以上で、且つ生理食塩水で膨潤させた時のゲル強
    度が15,000〜50,000ダイン/cm^2であ
    るカルボン酸塩基を有する吸水性ポリマーからなるアル
    カリ電池のゲル状陰極用ゲル化剤。 2、30℃における1%水分散液の粘度が30,000
    cps以上で、且つ生理食塩水で膨潤させた時のゲル強
    度が20,000〜45,000ダイン/cm^2であ
    る請求項1記載のゲル化剤。 3、吸水性ポリマーの平均粒子径が200ミクロン以下
    の微粉末である請求項1または2記載のゲル化剤。 4、吸水性ポリマーにおけるカルボン酸塩基を構成する
    単量体の含有量が40モル%以上である請求項1〜3の
    いづれか一項記載のゲル化剤。
JP63271878A 1988-10-27 1988-10-27 アルカリ電池のゲル状陰極用ゲル化剤 Expired - Lifetime JPH0828216B2 (ja)

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