JPH02117694A - デスルファトヒルジン変異体 - Google Patents

デスルファトヒルジン変異体

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JPH02117694A
JPH02117694A JP1183826A JP18382689A JPH02117694A JP H02117694 A JPH02117694 A JP H02117694A JP 1183826 A JP1183826 A JP 1183826A JP 18382689 A JP18382689 A JP 18382689A JP H02117694 A JPH02117694 A JP H02117694A
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desulfatohirudin
gln
dna sequence
dna
asn
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JP1183826A
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アンドリュー ウォレース
Stanley Dr Dennis
スタンレイ デニス
Jan Dr Hofsteenge
ヤン ホフシュテーンゲ
Stuart R Dr Stone
スチュアート アール.ストーン
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UCP Gen Pharma AG
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    • C07K14/815Protease inhibitors from leeches, e.g. hirudin, eglin
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は変更された蛋白質、その製造方法、該蛋白質を
含有する医薬組成物及び酵素の阻害のためのその使用に
関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕水蛭ヒ
ルド・メディシナリス(Hirud。
medicinalユリ−中に天然に存在する抗凝固成
分であるヒルジン(hirudin)は65個のアミノ
酸から成り3個のジスルフィド橋を有するポリペプチド
である。このものは、1884年における水蛭の唾液に
ついての最初の研究及びMarkinardt  (N
aturwissenschaften  42.59
7(1955):Methods Enzymo】、 
19924 (1970)の先駆的研究以来長い間知ら
れていたが、ヒルジンの構造がDod を等(FEBS
 Lett、 165 。
180(1984) )により解明されたのは最近のこ
とである。最も新しい知見によれば、ヒルジンはヒルジ
ン変形体(variant)  1 (HVI) 、ヒ
ルジン変形体2(HV2)、ヒルジンPA、及び他の類
似体とじて記載される幾つかの変形体として存在する。
ヒルジンは知られている最も強力なスロンビン阻害物質
であって、凝固カスケードの他の酵素には影響を与えな
い。従来の抗凝固療法において好ましい抗凝固剤である
ヘパリンとは対照的に、ヒルジンはその作用をスロンビ
ンに対して発揮し、ヘパリンのようにアンチスロンビン
■を介して任用するのではない。ヒルジンとスロンビン
との間の相互作用は非常に高い能力をもって起こり、こ
の能力はフィブリノーゲンへの、血小板への又は77−
f−スロンビン■へのスロンビンの結合ヨリモ多オーダ
ー大である。従って、ヒルジンは低濃度においてさえ、
スロンビンのすべての相互作用及びそれらの生物学的結
果を克服することができる。
さらに、ヒルジンは低い毒性を有し、非抗原性であり、
そして腎臓を介しての生物学的に活性な形でのほとんど
完全なりリアランスを示す。
最近、ヒルジン又はヒルジン変形体をコードするcDN
A及び合成遺伝子がクローン化され、そして大腸菌(E
scherichia  coli)及びサン力ロミセ
ス。
セレビシェ−狐並吐肛竺り競 cerev is 1a
e)のごとき微生物宿主において発現されている(ヨー
ロッパ特許出願No、158564及びNo、1683
42を参照のこと)。
発現生成物はTyrl′1における硫酸モノエステル基
を欠き、そしてそれ故に「デスルファトヒルジン」(d
esulphatohirudin) と称されるが、
これらはチロシン残基が硫酸モノエステルとして存在す
る天然ヒルジンとおよそ同じ生物活性を示す。
ヒルジンは静脈内経路及び皮下経路の両方によりヒトに
投与されている。静脈内経路により平均除去半減期は0
.84時間でありそして投与された量の約50%がその
ままの形で尿に排出されることが見出された。皮下投与
の後、ヒルジンの阻害レベルは少なくとも4時間血漿中
に見出された。従って、ヒルジンはヘパリンに類似する
保持時間をもって非常に短時間IY用すると考えられる
。この欠点を考慮して、生体内で一層長い半減期を示し
選択的抗スロンビン活性を有するポリペプチドが強く要
求されている。対応するポリペプチドは、日常治療に使
用できれば、深部静脈及び動脈の血栓症において既存の
療法を超える利点を有するであろう。この様な抗スロン
ビン活性ポリペプチドを提供するのが本発明の目的であ
る。
低下した抗スロンビン活性を有するヒルジン化合物に対
する強い要求も存在する。抗スロンビン活性の低下は、
スロンビンがその最も強い親和性リガンド特に血小板受
容体と相互作用するのを防止するヒルジン化合物の活性
の低下をもたらす。
しかしながら、ヒルジンの抗スロンビン活性の慎重な選
択により、それはフィブリノーゲン凝固、スロンビンの
低い親和性、を阻害するその活性を保持する。この様な
ヒルジン化合物は、フィブリンにより支配される事象で
ある血栓症に対して阻害効果を有するがしかし血小板に
支配される効果である止血に対してほとんど影響を与え
ないという利点を有する。低下した抗スロンビン活性を
有するこの様なヒルジン化合物を提供するのが本発明の
更なる目的である。
〔課題を解決するための手段〕
驚くべきことに、コアー領域における塩基性アミノ酸(
Lys)をコードするヌクレオチドの部位特定変異誘発
により及び/又は該領域における他の変更により惹起さ
れるヒルジンの疎水性の増加が抗スロンビン活性の低下
及び/又は生体内での半減期の延長を導くことが見出さ
れた。
従って本発明は、次のアミノ酸配列(I):H−Zo−
Val−Tyr−Thr−Asp−Cys−Thr−G
lu−Ser−GlyGIn−Asn−Leu−Cys
−Leu−Cys−Glu−Gly−Ser−Asn−
Val−Cys−Gly−Gln−Gly−Asn−Z
+−Cys−11e−Leu−Gly−5er−Asp
−Gly−Glu−2,−Asn−Gln−Cys−V
a1Thr−Gly−Glu−Gly−Thr−Pro
−Z+−Za−Zs−5erZ、、−24−Asp−G
ly−Asp−Phe−Glu−Glu−I 1e−P
r。
Glu−Glu−Tyr−Leu−Gin−OH(配列
中、ZoはVal又はジペプチド残基Gly−Valも
しくはNet−Vat であり、Zl はLys、 G
ln+ Asn。
Leu、 Arg又はVal であり、ZlはLys、
八rg、 Asn。
Val、 Leu又はGinであり、Z3はLys、 
Arg+ ^3n+Val又はLeuであり、Z4はP
ro又はGuyであり、Z、及びz7は相互に独立にG
ln、 Asn又はMetであり、そしてZ6は旧s、
 Gin又はAsnであり;但しZoがValであり、
ZlがLys又はGlnであり、ZlがLys又はGl
nであり、Z3がLysであり、Z4がProであり、
ZsがGinであり、ZhがGin又は旧Sであり且つ
Z7がAsnである場合を除く) を有するデスルファトヒルジン変異体、及びその塩を提
供する。
〔具体的な説明〕
本発明の変異体は、1〜5個のアミノ酸残基特に1〜4
個のアミノ酸残基について天然デスルファトヒルジン(
20がValであり、2..22及びZ3がそれぞれL
ysであり、Z4がProであり、Z5がGinであり
、Z、が旧SでありそしてZ7がAsnである)と異る
本発明は特に、ZoがVal又はジペプチド残基Gly
−Val もしくはMet−Valであり、Z、がLy
s。
Gin、 Asn又はArgであり、22がLys、 
Arg、八sn。
Val又はGlnであり、Z、がLys又はArgであ
り、Z4がPro又はGuyであり、Z、がGln又は
Metであり、Z6が旧S又はAsnであり、そしてZ
がAsn又はMetであり;但しZoがValであり、
Z、がLys又はGlnであり、ZlがLys又はGl
nであり、Z3がLysであり、Z、がProであり、
Z、がGinであり、Z6が!lisであり且つZ7が
Asnである場合を除<−′    −工 (I)のデ
スルファトヒルジン変異体、及びその塩に関する。
この様なデスルファトヒルジン変異体の例として、(A
sn” )−デスルファトヒルジン、(Asn” )−
デスルファトヒルジン、(Val” )デスルファトヒ
ルジン、(Gly” ) −デスルファトヒルジン、(
Met” )−デスルファトヒルジン、(Met” )
−デスルファトヒルジン、〔八5n51 )−デスルフ
ァトヒルジンA rg 4 7 )−デスルファトヒル
ジン、〔Gln”Gln”、Arg” )−デスルファ
トヒルジン、〔八rg3b、Arg41 )−デスルフ
ァトヒルジン〔ArgZ’l,^r g 4 j )−
デスルファトヒルジン、グリシル−〔Gln27+G1
n”、Arg” )−デスルファトヒルジン及びメチオ
ニル−〔Gln”、Arg” )デスルファトヒルジン
が挙げられる。
本発明の化合物は遊離の形で存在し得るが、しかしさら
にそれらの塩の形でも存在し得る。これらは幾つかのア
ミノ酸残基中に遊離アミノ基を含有するので、本発明の
化合物は酸付加塩ともて存在し得る。適当な酸付加塩は
特に、常用の医薬として許容される塩との薬理学的に許
容される塩である。代表的な無機酸,は、ハロゲン化水
素酸(例えば塩酸)、そしてさらに硫酸、リン酸及びピ
ロリン酸である。代表的な有機化合物は特にアレーンス
ルホン酸(例えばベンゼンスルホン酸又はp−トルエン
スルホン酸)、又は低級アルカンスルホン酸(例えばメ
タンスルホン酸)、さらにはカルボン酸、例えば酢酸、
乳酸、パルミチン酸、ステアリン酸、リンゴ酸、酒石酸
、アスコルビン酸、及びクエン酸である。しかしながら
、本発明の化合物はまた幾つかのアミノ酸残基中に遊離
カルボキシル基を含有し、該カルボキシル基はペプチド
全体に酸性を付与するから、これらはまた、無機塩基又
は有機塩基との塩、例えばナトリウム塩、カリウム塩、
カルシウム塩もしくはマグネシウム塩、又はアンモニア
もしくは薬理学的に許容される窒素含有有機塩基由来の
アンモニウム塩の形で存在することもできる。しかしな
がら本発明の化合物は遊離カルボキシル基及び遊離アミ
ノ基を同様に含有するから、これらはまた内部塩の形で
も存在し得る。薬理学的に許容される塩が好ましい。
本発明のデスルファトヒルジン変異体の製造方法は、プ
ロモーター、シグナルペプチドをコードする第一DNA
配列(該プロモーターは該第一DNA配列に作用可能に
連結されている)、デスルファトヒルジン変異体をコー
ドする第二DNA配列(該第一DNA配列と該第二DN
A配列とは適切なリーディングフレーム中に連結されて
いる)、及び転写停止シグナルを含有するDNA配列か
ら成る発現カセットを含んで成るハイブリドベクターに
より形質転換されている微生物宿主株を培養し、該デス
ルファトヒルジン変異体を単離し、そして所望により遊
離カルボキシ基及び/又はアミノ基を有する得られたポ
リペプチドを塩に、又は得られた塩を遊離化合物に転換
することを含んで成る。
適当な微生物宿主株には、例えばバシルス・ズブチリス
(Bacillus  5ubtilis)の株、大腸
菌Escherichia  colt)の株及びサツ
カロミセス・セレビシエーー住主匹l■μす9狙 ce
revisiae)の株が含まれる。
形質転換された微生物宿主株は、当業界において知られ
ている方法を通用しながら、資化性の炭素源、窒素源及
び無機塩を含有する液体培地中で培養される。
種々の炭素源を使用することができる。好ましい炭素源
の例として資化性炭水化物、例えばグルコース、マルト
ース、マンニトール、フラクトースもしくはラクトース
、又は酢酸塩、例えば酢酸ナトリウムが挙げられ、これ
らは単独で又は適当な混合物として使用することができ
る。適当な窒素源には例えばアミノ酸、例えばカザミノ
酸、ペプチド並びに蛋白質及びその分解生成物、例えば
トリプトン、ペプトン又は肉エキス、さらには酵母エキ
ス、マルトエキス、コーンステイープリカ、並びにアン
モニウム塩、例えば塩化アンモニウム、硫酸アンモニウ
ム又は硝酸アンモニウムが包含され、これらは単独で又
は適当な混合物として使用することができる。使用し得
る無機塩には例えばナトリウム、カリウム、マグネシウ
ム及びカルシウムの硫酸塩、塩化物、リン酸塩及び炭酸
塩が包含される。さらに、栄養培地はまた増殖促進物質
を含有することができる。増殖を促進する物質には例え
ば微量元素、例えば鉄、亜鉛、マンガン等、又は個々の
アミノ酸が包含される。
ハイブリドベクターにより形質転換された微生物宿主細
胞は該ベクターを喪失する傾向を有する。
この様な細胞は選択条件下で、すなわち、ハイブリドベ
クターにコードされた遺伝子の発現が増殖のために必要
であるような条件下で増殖せしめなければならない。現
在使用されておりそして本発明のハイブリドベクター(
後記)中に存在するほとんどの選択マーカーはアミノ酎
生合成又はプリン生合成の酵素をコードする遺伝子であ
る。これは、対応するアミノ酸又はプリン塩基を欠く合
成最少培地の使用を必要とする。しかしながら、適当な
殺生物剤に対する耐性を付与する遺伝子(例えばアミノ
−グリコシドG418に対する耐性を付与する遺伝子)
を同様に使用することもできる。抗生物質耐性遺伝子を
含有するベクターにより形質転換された宿主は対応する
抗生物質を含有する複合培地中で増殖せしめ、これによ
り一層速い増殖速度及び−層高い細胞密度が達成される
構成的プロモーターを有するハイブリドベクターを含有
する宿主細胞は該プロモーターにより制御される変異体
遺伝子を、誘導を必要としないで発現する。しかしなが
ら、デスルファトヒルジン変異体遺伝子が制御されるプ
ロモーターの制御のものにある場合には、mRNA転写
物の最大レベルが得られるように増殖培地の組成を適合
させなければならない。すなわち、酵母においてP 1
105プロモーターを使用する場合、このプロモーター
の抑制解除のためには低濃度の無機塩を含有しなければ
ならない。
培養は常法により行われる。培養条件、例えば培地のp
H1及び発酵時間は最高レベルのデスルファトヒルジン
が生産されるように選択される。選択された酵母又は大
腸菌株は好ましくは好気的条件下で、液中培養により、
振とう又は撹拌しながら、約25°C〜35°C5好ま
しくは約28°Cの温度において、4〜7のpHにおい
て、例えば約pH5において、そして12時間〜3日間
、好ましくはデスルファトヒルジン変異体の満足すべき
収量が得られる期間にわたり培養される。
使用される宿主株、プロモーター及びシグナルペプチド
に関係なく、生産されたデスルファトヒルジン変異体の
ほとんどが培地又はペリプラズム空間に分泌され、わず
かな部分のみが細胞内に結合して残る。分泌される化合
物と細胞結合化合物との正確な比率は発酵の条件に依存
する。
デスルファトヒルジン変異体は常用手段により単離され
得る。例えば、最初の段階で遠心分離により培養液から
細胞を分離する。ポリエチレンアミノでの処理によるほ
とんどの非蛋白質性物質の除去及び硫酸アンモニウムで
溶液を飽和することによる蛋白質の沈澱により、前記の
得られる上清を分泌されたデスルファトヒルジン変異体
について濃縮することができる。宿主の蛋白質は、もし
存在するとすれば、酢酸で酸性化する(例えば0.1%
、p114〜5)ことによって沈澱せしめることもでき
る。n−ブタノールによって酢酸上清を抽出することに
より、デスルファトヒルジン変異体の更なる濃縮を達成
することができる。他の精製段階には、例えば脱塩、ク
ロマトグラフ法、例えばイオン交換クロマトグラフィー
、ゲル濾過クロマトグラフィー、分配クロマトグラフィ
ー)IPLC1逆相)IPLc等が含まれる。蛋白質混
合物の成分の分離はまた、透析により、ゲル電気泳動も
しくはキャリヤー−フリー電気泳動により電荷に従って
、適当なセファデックスカラムにより分子サイズに従っ
て、例えば抗体特にモノクローナル抗体又は適当なアフ
ィニティークロマトグラフィー用キャリヤーに連結され
たスロンビンを用いるアフィニティークロマトグラフィ
ーにより、あるいは他の方法、特に文献から知られる方
法により、行うこともできる。
ペリプラズム空間に蓄積したデスルファトヒルジン変異
体を単離することが好ましい場合には、幾つかの補完的
精製段階が必要である。すなわち、デスルファトヒルジ
ン変異体は、該生成物の放出を可能にする細胞壁の破壊
を生じさせる手段により、すなわち細胞壁の酵素的除去
により、化学薬物、例えばチオール試薬もしくはEDT
Aによる処理により、又は細胞壁を浸透圧ショックにか
けることにより、回収される。
精製工程において得られる両分中のデスルファトヒルジ
ン変異体活性を検出するために、抗−ヒルジン抗体又は
抗−デスルファトヒルジン抗体(例えばハイブリドーマ
細胞から得られるモノクローナル抗体)を用いる試験、
スロンビン試薬(M、U、Bergmeyer(’W集
) 、Methods in Enzymatic八n
alysisへVol  II 、p314−316.
Verlag  Chemie、Weinheim(F
RG)1983 ) 、又は血液凝固試験(F、Mar
kwardt等、Thromb、Haemost、 4
7,226(1982))を用いることができる。
用いる方法に依存して、本発明の化合物は遊離の形で、
酸付加塩の形で、内部塩の形で、又は塩基との塩の形で
得られる。遊離化合物は既知の方法で酸付加塩又は塩基
との塩から得ることができる。医薬として許容される酸
付加塩は遊離化合物から酸との反応により、例えば上記
の塩を形成する酸との反応により、そして蒸発又は凍結
乾燥により得られる。内部塩はpuを適当な中性点に調
整することにより得られる。
本発明の形質転換された微生物宿主は、◎ プロモータ
ー、シグナルペプチドをコードする第一DNA配列(該
プロモーターは該第一DNA配列に作用可能に連結され
ている)、デスルファトヒルジン変異体をコードする第
二DNA配列(該第一DNA配列と該第二DNA配列と
は適切なリーディングフレーム中に連結されている)、
及び転写停止シグナルを含有するDNA配列から成る発
現カセットを含んで成るハイブリドベクターを用意し; ◎ 該ハイブリドベクターにより微生物宿主株を形質転
換し;そして ◎ 未形質転換細胞から形質転換された微生物宿主細胞
を選択する; 段階を含んで成る組換DNA技法により調製することが
できる。
溌Jヒ乞第一二 本発明のハイブリドベクターは、プロ゛モーターシグナ
ルペプチドをコードする第一DNA配列(該プロモータ
ーは該第一DNA配列に作用可能に連結されている)、
デスルファトヒルジン変異体をコードする第二DNA配
列(該第一DNA配列と該第二DNA配列とは適切なリ
ーディングフレーム中に連結されている)、及び転写停
止シグナルを含有するDNA配列から成る発現カセット
を含んで成る。
適当なベクターの選択は、形質転換のために与えられる
微生物宿主細胞により決定される。適当な宿主は上に記
載したもの、特にサツカロミセス・セレビシェ−の株、
並びに細菌株、特に大腸菌の株及びバシルス・ズブチリ
スの株である。
大腸菌の株でのデスルファトヒルジン変異体遺伝子の発
現のために適当なベクターは、例えば、バクテリオファ
ージ、例えばバクテリオファージλの誘導体、又はプラ
スミド、例えばプラスミドcolE及びその誘導体、例
えばpMB9. psF2124−。
pBR317もしくはpBR322である。適当なベク
ターは完全なレプリコン及びマーカー遺伝子を含有し、
このマーカー遺伝子は発現プラスミドにより形質転換さ
れた微生物の単離及び同定を表現型性質により可能にす
る。適当なマーカー遺伝子は微生物に例えば重金属、抗
生物質、例えばアンピシリン又はテトラサイクリン等に
対する耐性を付与する。
大腸菌において発現カセットを制御するために幾つかの
プロモーターを使用することができる。
特に、強力に発現される遺伝子のプロモーターが使用さ
れる。適当なプロモーターはlacプロモーター ta
cプロモーター、trpプロモーター及びIPPプロモ
ーター、さらにはファージスNプロモーター又はファー
ジλpLプロモータ、等である。本発明において、大腸
菌で使用するための好ましいプロモーターはIppプロ
モーター又はlacプロモーターである。
S、セレビシェ−中での複製及び発現のために適当なベ
クターは酵母複製起点及び酵母用選択遺伝子マーカーを
含有する。酵母複製起点、例えば染色体自律複製セグメ
ン)(ars)を含有するハイブリドベクターは形質転
換の後酵母細胞内に染色体外に保持され、そして有糸分
裂の間に自律的に複製する。さらに、酵母2μプラスミ
ドDNAに対して相同な配列を含有するハイブリドベク
ターを用いることができる。この様なハイブリドベクタ
ーは細胞内にすでに存在する2μプラスミド中に組換に
より組み込まれ、又は自律的に複製する。酵母用のマー
カー遺伝子は特に、宿主に抗生物質耐性を付与する遺伝
子、又は栄養要求性酵母変異株の場合には宿主の欠陥を
補完する遺伝子である。対応する遺伝子は、例えば、抗
生物質シクロへキシミドに対する耐性を付与し、又は栄
養要求性酵母変異株において原栄養性を提供するもので
あり、例えば用県、u弗、肛録又は工遺伝子である。
好ましくは、酵母ハイブリドベクターはさらに細菌宿主
、特に大腸菌用の複製起点及びマーカー遺伝子を含有し
、その結果ハイブリドベクター及びその前駆体の作製及
びクローニングを大腸菌中で行うことが可能となる。酵
母中での発現のために適当なプロモーターは例えばAD
HI 、  ADllI[又はPI(05遺伝子のプロ
モーター、そしてさらに解糖に関与するプロモーター、
例えばPGKプロモーター又はGAPプロモーターであ
る。
シグナルペプチドをコードするDNA配列(「シグナル
配列」)は通常分泌されるポリペプチドをコードする微
生物宿主の遺伝子に由来する。
宿主微生物として大腸菌が使用される場合、ompA。
tpp 、マルトース結合蛋白質、λ受容体、ロイシン
結合蛋白質又はβ−ラクタマーゼシグナル配列を選択す
ることができる。酵母において使用するために、水蛭の
ゲノムDNAから得られるヒルジンシグナル配列を選択
することができる。酵母において使用するための一層好
ましいシグナル配列は例えば、酵母インベルターゼ、β
−ファクターフェロモンペプチダーゼ(KEXI)、「
キラー・トキシンJ及び抑制性酸性ホスファターゼ(P
H05)の各遺伝子のシグナル及びプレプロ配列、並び
にアスペルギルス・アワモリ旦■肛紅旦並 awamo
ri)からのグルコアミラーゼシグナル配列である。あ
るいは、使用されるプロモーター(例えば江邦)に天然
に連結されているシグナル配列(もし存在するなら)の
部分とヒルジンシグナル配列の部分との連結により融合
シグナル配列を作製することができる。シグナル配列と
デスルファトヒルジン変異体のアミノ酸配列との間の正
確な開裂を可能にする組み合わせが好ましい。追加の配
列、例えば、特異的プロセシングシグナルを担持するか
又は担持しないプロ配列又はスペーサー配列を構成物中
に含有せしめることにより前駆体分子の正確しくは、転
写停止のための適切なシグナルを含有する選択された微
生物宿主由来の3′−フランキング配列である。適当な
3′−フランキング配列は、例えば、使用されるプロモ
ーターに天然にリンクしている遺伝子のそれである。
本発明のハイブリドベクターは、当業界において知られ
ている方法により、例えばプロモーターシグナルペプチ
ドをコードする第一DNA配列(該プロモーターは該第
一DNA配列に作用可能に連結されている)、デスルフ
ァトヒルジンKN体をコードする第二DNA配列(該第
一DNA配列と該第二DNA配列とは適切なリーディン
グフレーム中に連結されている)、及び転写停止シグナ
ルを含有するDNA配列から成る発現カセットを含んで
成るハイブリドベクター、又は該ハイブリドベクターの
前記構成要素を、選択遺伝マーカー及び選択された微生
物宿主用の複製起点を含有するDNA断片に、所定の順
序に連結することを含んで成る方法により製造すること
ができる。
本発明のデスルファトヒルジン変異体をコードするDN
Aは当業界において知られている方法により製造するこ
とができる。このDNAの製造方法は、鏡デスルファト
ヒルジン遺伝子から不所望のアミノ酸残基のコドンを含
んで成るDNAの部分を切除し、そしてこれを、前記コ
ドンが所望のアミノ酸残基をコードするデオキシリボヌ
クレオチドトリプレットで置き換えられているDNAセ
グメントにより置き換えることを含むか、あるいは部位
特定変異誘発により変異を行うことを含む。
デスルファトヒルジン変異体をコードするDNAの調製
のため、デスルファトヒルジンDNAの部分の切除は制
限酵素を用いて行うことができる。
この方法の前提条件は、変更されるべきコドンの近傍で
適当な制限部位が利用できることである。
例えば、不所望のアミノ酸のコドンを含有する小制限断
片をエンドヌクレアーゼによる開裂によって除去する。
対応する二本鎖DNA配列を例えば化学合成により調製
し、この場合に所望のアミノ酸をコードするトリプレッ
トを使用する。DNA断片を残りの長い断片に適切な方
向に連結して変異体をコードする二本鎖DNA配列を得
る。この得られた二本鎖DNAは、便宜上及び該変異体
遺伝子の取り扱を容易にするため、クローニングベクタ
ーへの挿入及びクローニングを可能にする適当なリンカ
−を備えたより大きなりNA断片中に含まれているのが
好ましい。
本発明の好ましい態様において、デスルファトヒルジン
変異体をコードするDNAの調製は部位特定変異誘発に
より行われる。この方法はインビトロ変異誘発法であっ
て、この方法によりクローン化DNAの領域中の定めら
れた部位を変えることができるCM、J、Zoller
及びM、Sm1th、MethodsEnzymol、
10(し、468(1983) HD、Botstei
n及びり。
5hortle、5cience、229.1193(
1985)を参照のこと]。
変異誘発は、完全なデスルファトヒルジン遺伝子に対し
て、又は不所望のアミノ酸のコドンを含有する該遺伝子
の機能的部分に対して行うことができる。変異誘発の後
、変異した機能的部分をデスルファトヒルジン遺伝の他
の部分に連結して完全なデスルファトヒルジン変異体D
NAを得る。
デスルファトヒルジン遺伝子又はその機能的部分を変異
せしめる方法は、デスルファトヒルジン遺伝子又はその
部分を含んで成る単鎖DNA又は単鎖遺伝子を、変異を
指令するミスマツチを除くばか変異されるべきバイブリ
ド遺伝子の領域に対して相補的であるオリゴデオキシリ
ボヌクレオチドブライマーにハイブリダイズせしめ、こ
のハイブリダイズしたオリゴデオキシリボヌクレオチド
をプライマーとして用いて相補的DNA鎖の合成を開始
し、生ずる(部分的)二本鎖DNAを受容体微生物株に
形質転換し、この微生物を培養し、そして変更された(
変異体)デスルファトヒルジン遺伝子を有するDNAを
含有する形質転換体を選択することを特徴とする。
ノー、パ− 本発明はさらに、プロモーター、シグナルペプチドをコ
ードする第一DNA配列(該プロモーターは該第一DN
A配列に作用可能に連結されている)、デスルファトヒ
ルジン変異体をコードする第二DNA配列(該第一DN
A配列と該第二DNA配列とは適切なリーディングフレ
ーム中に連結されている)、及び転写停止シグナルを含
有するDNA配列から成る発現カセットを含んで成るハ
イブリドベクターにより形質転換された微生物宿主株;
並びに該ハイブリドベクターにより微生物宿主を形質転
換することを特徴とする前記形質転換された微生物宿主
株の製造方法に関する。
微生物宿主株は前記のものである。本発明のハイブリド
ベクターによる形質転換は例えば文献に記載されている
方法により、例えばS、セレビシェ−については^、旧
nnen等、Proc、Natl、Acad、Sci。
USA、互、 1929 (1978)に記載されてい
るようにして、B、ズブチリスについてはAnagno
s topou Ios等、J、BacLeriol、
、 81,741<1961)に記載されているように
して、そして大腸菌についてはM、Mandel等、J
、Mo1.Biol、 53.159(1970)に記
載されているようにして行われる。形質転換された宿主
細胞の単離は、例えば、発現プラスミド中に含まれてい
るマーカー遺伝子がそれに対して耐性を付与する殺生物
剤が添加された選択栄養培地から有利に行われる。例え
ば、ハイブリドベクターがamp”遺伝子を含有する場
合、栄養培地にアンピシリンを添加する。ハイブリドベ
クターを含有しない細胞はこの様な培地中で破壊される
区粂■双腹 本発明に従って得られるデスルファトヒルジンの新奇な
変異体は価値ある薬理学的性質を有し、そしで水蛭から
抽出されたヒルジンと同様に、予防的に又は特に治療法
に使用され得る。
本発明のデスルファトヒルジン変異体は、天然ヒルジン
と同様に、スロンビンの強力な阻害剤である。例えば、
これらは10−’M−10−” M(7)Ki値(デス
ルファトヒルジン変異体−スロンビン複合体解離定数)
を有する。これらのデスルファトヒルジン変異体はスロ
ンビンに対して完全に特異的であり、そして血液凝固系
の他のプロテイナーゼと相互作用を示さない。毒性は極
めて低い。同様に、過敏反応又はアレルギー反応は観察
されない。さらに、本発明の変異体は天然デスルファト
ヒルジンに匹敵するか又はそれより良好な生体内作用持
続性を有する。
従って、本発明の新規なデスルファトヒルジン変異体は
天然ヒルジンと同様にして、術後血栓症の予防を含む血
栓症及び血栓塞栓症の治療及び予防のため、急性ショッ
ク(例えば敗血性ショック又は多外傷性ショック)の療
法のため、消費凝血異常症の療法のため、血液透析にお
いて、血液分離において、及び体外血液循環において使
用することができる。
本発明はまた、本発明の化合物の少なくとも1種類又は
その塩を、場合によっては医薬として許容されるキャリ
ヤー及び/又は助剤と一緒に含んで成る医薬組成物に関
する。
これらの組成物は、それが例えば非経口的に、例えば静
脈内に、皮肉に、皮下にもしくは筋肉内に、又は局所的
に投与される場合、特に上記の症状において使用され得
る。
本発明はまた、ヒト又は動物体の予防的又は治療的処置
のため、特に前記の臨床症状に対して、特にヒト又は動
物の体内又は体外での血液の凝固を阻害するための、本
発明の新規化合物の使用及び該化合物を含有する医薬組
成物に関する。
投与量は特に、特定の投与形態及び治療又は予防の目的
に依存する。個々の投与量のサイズ及び投与方法は病気
の特定の症例の個々の判断により最もよく決定される。
この目的のために必要な関連ある血液因子の決定方法は
当業者によりよく知られている。通常、注射の場合、本
発明の化合物の療法的有効量は約o、oos〜約0.1
 mg/kg体重の範囲である。約0.01〜約0.0
5■/kg体重の範囲が好ましい。投与は静脈内注射、
筋肉的注射又は皮下注射により行われる。従って、単位
形の非経口投与用医薬組成物は投与形態に依存して約0
.4〜約7.5■の本発明の化合物を含有する。活性成
分に加えて、これらの医薬組成物は通常、緩衝剤、例え
ば約3.5〜7のpHを維持することが意図されるリン
酸緩衝剤、そしてさらに等張性を調整するための塩化ナ
トリウム、マンニトール又はソルビトールを含有する。
これらは凍結乾燥形でも溶解した形でもよく、溶液は有
利には抗細菌活性防腐剤、例えば0.2〜0.3%の4
−ヒドロキシ安息香酸メチルエステル又はエチルエステ
ルを含有していてもよい。
局所投与用組成物は水溶液、ローション又はゲル、油性
溶液もしくは懸濁液、又は油を含有するかもしくは乳化
した軟こうの形であることができる。水溶液の形の組成
物は例えば、本発明の活性成分又はその医薬として許容
される塩をpH4〜6.5の水性緩衝液に溶解し、そし
て所望により追加の活性成分、例えば抗炎症剤及び/又
はポリマー結合剤、例えばポリビニルピロリドン、及び
/又は防腐剤を添加することにより得られる。活性成分
の濃度は、10戚の溶液又は10gのゲル当り約0.1
〜約1.5■、好ましくは0.25〜1.0■である。
局所投与のための油状投与形は、例えば、本発明の活性
成分又はその医薬として許容される塩を、油中に、場合
によっては湿潤剤、例えばステアリン酸アルミニウム及
び/又は10未満のHLB値(「親水性−親脂性」バラ
ンス)を有する界面活性剤、例えば多価アルコールの脂
肪酸モノエステル、例えばグリセリンモノエステル、ソ
ルビタンモノラウレート、ソルビタンモノステアレート
又はソルビタンモノオレエートを添加して懸濁すること
により得られる。脂肪含有軟こうは例えば、本発明の活
性成分又はその塩を伸展性脂肪基剤中に、場合によって
は10未満のHLB値を有するテンシト(tens 1
de)を加えながら懸濁することにより得られる。活性
成分の濃度は約10gの基剤中に約0.1〜約1.5 
mg、好ましくは0.25〜1.0 mgである。
ヒト又は動物の体での直接医療用に意図される前記の組
成物に加えて、本発明はまたヒト又は動物の生体外での
医療的使用のための医薬組成物に関する。この様な組成
物は特に、体外での循環又は処理(例えば、体外循環又
は人工腎臓での透析)、保存又は修飾(例えば血液分離
)にかけられるべき血液への抗凝固添加削として使用さ
れる。これらの組成物、例えばストック溶液又は単位投
与形の組成物は前記の注射用組成物の組成に類似する。
しかしながら、活性成分の量又は濃度は有利には処理さ
れるべき血液の体積に基き、さらに正確にはスロンビン
含量に基く。これに関して、本発明の活性成分(′f1
離形)は約5倍重量のスロンビンを完全に不活性化し、
比較的多量でも生理的に無害であり、そして高濃度にお
いてさえ循環器から迅速に除去され、それ故に例えば輸
注の間でも過剰投与の危険がないことを心に留めるべき
である。
特定の目的に依存して、適当な投与量は血液!当り約0
.01〜約1.0■の活性成分であるが、上限を超えて
も危険はない。
本発明は特に、例に記載するデスルファトヒルジン変異
体、ハイブリドベクター、該ハイブリドベクターにより
形質転換された微生物宿主株、及びこれらの製造方法に
関する。
次に、図面に言及しながら本発明の種々の態様を記載す
る。
スAしλ餓 班玉 ブースミドML350の −11(第1図参照)
a)ブースミドIlN−11第一OA−2のDNAの1
0gのプラスミドplN−III−ompA−2(J、
Ghrayeb等、EMBO−J、 3.2437(1
984) )を25111の100mMTris−HC
g  (pH7,5) 、50mM NaC1及び11
00u/戚ゼラチンに溶解し、そして制限エンドヌクレ
アーゼEcoRI及びBamH1により消化する。この
ン容液をTNEに調整し、そしてフェノール/クロロホ
ルムにより抽出する。DNAをエタノールにより沈澱せ
しめる。ベクターDNA plN−11第一o糟p^−
2/EcoRI / BamHIをアガロースでの電気
泳動後にゲル溶出により単離する。
b)ブースミドML310のDNAの2゛′20pgの
プラスミドpML310 (ヨー口・ンノマ特許出願N
o、168342を参照のこと)を504の100mM
 Tris−11CN(pl+ 7.5 ) 、50m
M NaC1及び100μg/戚ゼラチン中で制御辰エ
ンドヌクレアーゼEcoRI及びBamHI I=こよ
り消化する。溶液をTNEに調整し、そしてフェノール
/クロロホルムにより抽出スる。DNAをエタノールに
より沈澱せしめる。アガロース中でのゲル電気泳動の後
ゲル溶出によりFl−Fz−DNA(ヒルジン遺伝子)
を単離する。
11!gのF、−F、−DNA(ヒルジン遺伝子)/E
coRI/BamH1及び30鱈のベクターDNA p
lN−II[−ompA−2/ EcoRI / Ba
mHIを50111の100mM Tris−11c4
  (pitl−5) 、50+++M NaC1及び
100x/In1.ゼラチンに溶解し、そしてT HE
に調整する。溶液をフェノール/クロロホルムで抽出し
、そしてDNAをエタノールで沈澱せしめる。DNA沈
澱物を50mM Tris−HCI  (pH7,8)
 、10mM Mg(、ez 、10n+M DTT、
0゜5mMATP及び100n//!ゼラチンの?容ン
&20ttlに?容解し、そして25ユニツト/alの
T、 DNAリガーゼ(Biolabs)により15°
Cにて3時間処理する。こうして、FI  Fg  D
NA(ヒルジン遺伝子)が挿入された組換プラスミドp
ML35Qを形成する。
d〕ズブ−ミ ML350による   II 8101
のMandel等(J、Mo1.Biol、 53;1
59(1970)により記載されているようにして、カ
ルシウムにより処理された大腸菌118101を調製す
る。組換プラスミド′p?IL350を含有するC)で
得られた溶液を65°Cにて10分間加熱してT4DN
Aリガーゼを不活性化し、そして次に37°Cに冷却し
た。10μlの得られる反応混合物を10mM MgC
Q z及び10mPI Tris−HCj!  (pH
7,5)中の大腸菌11810111I胞150μlに
加えて全容量200μlとする。
次に、この混合物を30分間冷却し、42°Cにて2分
間加熱し、そして次に1 dのし一培地(ノマクレトリ
プトン10g/A、バクト酵母エキス5g/A、NaC
β5 g / i、グルコース5g/l、アンピシリン
0.1g/l)中で37°Cにて50分間放置する。
次に、この混合物を、60I4/mのアンピシリン(セ
ルバ)を含有する5枚の寒天プレート(マ、ンコンキー
寒天、デイフコ)上に0.2 mflずつ撒く。
次に、この寒天プレートを37°Cにて16〜18時間
保持する。形質転換された大腸菌HBIOI細胞のアン
ピシリン耐性コロニー185個を得る。
e)F −F −0NA  A    コロニーの6個
の形質転換されたコロニー(例1d)をニトロセルロー
スフィルター885 (Schlecicher及び5
chull)に押し付ける。Grunstein及びH
ogness(Proc、Natl、八cad、sci
、UsA、  72,396H1979)  )  の
方法に従ってコロニーを溶解しそしてそれらの変性され
たDNAをフィルター上に固定する。次に、フィルター
のプレハイブリダイゼーションを20戚(フィルター当
り)の4 X5EP  (30mM Tris−11C
j!(pH8)、150n+M NaC1、1mM E
DTAの溶液〕、0.1%(−/す)フィコール400
(ファルマシア)、0.5%SDS、50鱈/d変性ウ
シ胸腺DNA中で64°Cにて4時間行う。次に、ニト
ロセルロースフィルターを20d(フィルター当り)の
5 X5ET (w/v)0.1%(w/v)フィコー
ル400.0.2%sos及び50I11/l1ffi
変性ウシ胸腺DNA中で64°Cにて16時間32p放
射性標識プローブ(フィルター当り約103〜10’ 
Cerencov cplI+)により処理する。オリ
ゴヌクレオチド46/64相補的、1158.96/6
7及び154/64相補的から成る混合物(ヨーロッパ
特許出11iNtlL168342を参照のこと)をプ
ローブとして使用する。
次に、フィルターを2 X5FF 、 0.2%SDS
中で室温にて2回(最初30分間、次に60分間)洗浄
する。次に、フィルターを3聞ペパー(ワットマン)の
間で乾燥し、そして−80°Cにて強化スクリーン(イ
ルフォード)と共にX−線フィルム(フジ)上に1〜2
日間置く。
得られるオートラジオグラムは5個の陽性コロニー(ク
ローン)を示し、これらは更なる処理のために使用する
ことができ、その1つをpML350と命名する。
貫l ブースミ ′BH109の −1+プラスミドp
ML350はマルチクローニングリンカ−(EcoRI
 、旧nd III 、 Ba5H1部位)を含有する
プラスミドplN−I[[−ompA−2に由来するた
め、成熟ヒルジン遺伝子の前にAla、 Gin、 P
he、 Metをコードする12個の追加の塩基対を含
有する。成熟デスルファトヒルジンを発現せしめるため
、27marオリゴヌクレオチドを用いるインビトロ変
異誘発によりこれらの12塩基対をループアウトする。
a ) ML350  Xba I BamHI S 
I )の5nのプラスミドpML350をエンドヌクレ
アーゼXba I及びBamFI Iにより消化する。
2個のXba 第一BamHI断片(31)の大きい方
をアガロース上での電気泳動の後ゲル溶出により単離し
そして1mM Tris−H(J  (pH7,5) 
、0.1 mM EDTAに溶解する。
b ) ML350  Pvu T (S U )の5
河のプラスミドpML350をエンドヌクレアーゼPv
u Iにより消化する。次に、線状化されたDNApM
L350/ Pvu 1を3ユニツトの腸アルカリホス
ファターゼ(ベーリンガー)により37°Cにて30分
間消化する。この溶液を65℃にて60分間加熱するこ
とにより酵素を不活性化する。線状pML350/ P
vul (S II )DNAをアガロース上での電気
泳動の後ゲル溶出により単離し、そして1 mM Tr
is−HIJ!  (pl+1.5 ) 、0.1mM
 EDTAに?容量する。
C)第1ゴヌクレオチ゛ 27mer  2のヨーロッ
パ特許出願Na168342に記載されている方法と同
様にして、次のDNA断片(I27と称する): 5 ’ −GTA GCG CAG GCCGTT G
TT TACACCGAC−3’を合成する。
5′−末端のリン酸化を、(r −32P ) −AT
P及びT4ポリヌクレオチドキナーゼ(ヘーリンガー)
を用いて、Mo1ecular Cloning、A 
LaboratoryManual(T、Maniat
is等編) 、Co1d Spring tlarbo
rLab、 (1982)、125頁に記載されている
ようにして行った。
d)ブースミドBH109の −+1 0、3 ttgずつの5IDNA及びSI[DNAを4
0pmo Iのリン酸化DNA断片127と、27mの
1 mM Tris−HCl(pH7,5) 、0.1
 mM EDTA中で混合する。この混合物に3Ill
の10×ポリメラーゼ−リガーゼ緩衝液(I M Na
C1,65mM Tris−IICj!  (pH7,
5) 、80mMMgC1,及び10mM  β−メル
カプトエタノール〕を加える。この混合物を沸騰水浴中
で3分間加熱してDNA断片を変性する。次に、この混
合物を徐々に冷却しく約1゛C/分)で30゛Cとし、
そしてこの温度で30分間インキュベートする。さらに
、この混合物を4℃にて30分間インキュベートしそし
て次に水中で10分間インキュベートする。
4種類のデオキシリボヌクレオチドホスフェート(各7
.5 LIIM) 1h=f、6p1の10mM AT
P、 6 plの↑4DNA リガーゼ(2,5U/I
i)及び1.2ttlのKlenowDNAポリメラー
ゼ(ベーリンガー、5U/μりを加え、そしてこのD 
N A ?!u合物(合計容量55μl)を12.5°
Cにて16時間インキュベートする。
このD N A 混合物を2ユニツトのエンドヌクレア
ーゼEcoRlにより37°Cにて1時間消化すること
により未変化の出発プラスミドpML350を破壊する
この方法によりプラスミドpB8109が形成される。
プラスミドpBH109は、ompA−2シグナル配列
に作用可能に連結されたlacプロモーター/オペレー
ター及びIppプロモーター並びに該シグナル配列とフ
レームを合わせて連結された成熟デスルフアトヒルジン
をコードする遺伝子を含有する。
■ M13m  19 ヒルジン いてのヒルシ カルシウム処理された大腸菌HBIOI細胞を用いる形
質転換を例1、d)に記載したようにして行う。使用し
た合計反応混合物は55μ!である。
100個の形質転換されたコロニーを培養し、各コロニ
ーからプラスミドDNAを調製しそしてEcoRIによ
り消化する。EcoRIにより消化されないすべてのプ
ラスミドDNAは、EcoR1部位を欠く、可能性ある
プラスミドpBl1109である。2個の同一のコロニ
ーが同定された。これらの内の1つを選択し、そしてp
BH109と称する。
01111)A−2リ一ダー配列に続<F+  Fz 
 DNAの正しい配列が配列分析により確認される。
変異した]  5’ CAG GGT AACAAT 
TGCATCCTG 3’−ド鎖          
Gin  Gly  Asn  Tii  Cys  
夏ie  Leu変異原プライマーはアプライド・バイ
オシステムス(モデル380B)合成機においてホスホ
ルアミダイト法(M、H,Garuthers、Che
IIlical and EnzymaticSynt
hesis of Gene Fragments(H
,G、Ga55en及びA。
Lang編)Verlag Chemie、Weinh
eim、西独〕を用いて合成する。
5IJ1のM13mp19二木鎖DNA (ds−DN
A: 0.1 、i/m;BRL)に2J11のRea
ct2 (500mM Tris−HCf  (pH8
,0)、100mM MgCl 2.500mM Na
C1) (BRL) 、1 ulのXba I  (I
OU/jd) 、0.5 ttlのBamHI  (1
0U / td )、及び1211!の水を加える。3
7°Cにて1.5時間のインキュベーションの後、0.
51J1のBa1llHI、2.5111のReact
3 (500mM Tris−HCj2  (pH8,
0) 、100mMMgCjl!z 、1000mM 
NaC1) (BRL) 、及び2Jl!の水を加え、
そして37°Cにて1時間インキュベーションを続ける
。容量を水で100μ!にする。ds−DNAをフェノ
ール抽出及びエタノール沈澱により単離し、そして30
ttlのTE緩衝液(10mM Tris−1t(J、
1mMEDTA、 pH8,0)に溶解する。
B、DざノSプ押ノ、 5//gのプラスミドpB11109を前記のようにし
てXba I及びBamHIにより切断し、そして消化
物を150Vにて3時間3.5%ポリアクリルアミドゲ
ル及びIXTBE緩衝液(IOXTBE緩衝液:ll当
り108g Tris 、55g硼酸、9.3 g E
DTA  ・21hO)を用いて電気泳動する。ヒルジ
ン遺伝子(250bp )を含有するXba I −B
amHI断片を、10Illの臭化エチジウム溶液(水
中101!g/rni、)を含有する400dの1XT
BE緩衝液にゲル浸漬した後、UV光のもとで可視化す
る。制限断片を含有するゲル部分をゲルから切り出し、
そして500.ulの0.5 XTBEと共に透析バッ
グに入れ、そして移行緩衝液として0、5 XTBBを
用いてBIO−R2Oミニゲル電気泳動装置において1
70■で30分間DNAを電気泳動する。
DNAを、0.5 XTBHにより平衡化されたエルチ
ップ−dカラム(Schleicher & 5chu
ll)上に負荷する。カラムを21n1.の0.5XT
BBで洗浄し、そしてDNAを0.5 XTBE(1r
tdl )中I M NaC4により溶出する。DNA
をエタノールで沈澱せしめそして10ttlのTE緩衝
液に再溶解する。
5IJIのXba I  BamHIヒルジン挿入部、
2p!のXba I −BamHI切断M13mp19
.1jllのIOXリガーゼ緩衝液(50mM Tri
s−11cl(pl+7.5 ) 、10mMMgCf
、 、10mMジチオスレイトール〕、ll11のAT
P 、及び1.54のT、 DNAリガーゼ(BRL 
: I U/I)を混合し、そして14°Cにて一夜イ
ンキユベートする。5Iの連結混合物を用いて、J、M
essingl:Methods in Enzymo
logy、101.2l−78(1983))の方法に
従って大腸菌JMIOIを形質転換する。12個の透明
なプラークを拾い、そして各プラークからJ、Mess
iB(前掲)により記載されているようにして単鎖DN
A (ss−DNA)を調製する。M13mp19 /
ヒルジンと命名されたDNAを50jl!のTE緩衝液
に再溶解する(0.1〜0.5μlg/パ)。
200pmol(23pりの変異原プライマー1(前記
を参照のこと)を、10×キナーゼ緩衝液(I M T
ris−HC4、0,1M Mgcl z 、0.1 
Mジチオスレイトール、pH8,3)、3Illの10
mM ATP及びI11!のT4ポリヌクレオチドキナ
ーゼCBRL、100/m)の添加によりリン酸化する
。37°Cにて1時間のインキュベーションの後、65
℃にて10分間加熱することにより反応を停止する。
6μ7(0,51pg)の単鎖M13mp19 /ヒル
ジン(セクションI−C)を3 ti (20pmol
)のリン酸化変異原オリゴデオキシリボヌクレオチド(
6,6pmol/l!り及び11の緩衝液A (0,2
M Tris−HCl(pl+7.5) 、O,1M 
 Mg(f!z 、0.5M NaCj!、 0.01
MDTT )と共に70°Cにて5分間インキュベート
し、そして30分間にわたり徐々に室温に冷却する。
C0延に産猪反息 前記のアニールされた混合物に、1μlの緩衝液B [
0,2M Tris−H(l(pH7,5) 、O,L
M MgCff1z、0、OIM DTT) 、1 p
lの10mM ATP、 4 ttlの2 mM dN
TP混合物、5IiのT4 DNAポリメラーゼ(ベー
リンガ、IU/I)、及び5μlのT4 DNAリガー
ゼ(BRL、IU/μl)を加える。この混合物を16
°Cにて3時間インキュベートする。65°Cにて10
分間インキュベートすることにより反応を停止する。
D、        び      DNAの−制連結
混合物を無菌水により1:20に稀釈し、その稀釈物1
jll及び5μ!、並びに未稀釈混合物1μlを用いて
コンピテント大腸菌BMII 7第一7第一8l S細
胞[B、Kraner、 W、Kramer及び[+、
−J Fr1tz、Ce1l 38879−887(1
984) )を形質転換する。細胞を、“M13clo
ning and 5equenciB l1andb
ook” (アメルシ中ムより発行)に記載されている
ようにしてプレートする。12個の無色のプラークを拾
い、そしてセクションI−Cに記載されているようにし
て5sDNAを調製する。
E、   についての  DNAのスフ第一二l久 変異した単ti D N Aをスクリーニングするため
、12個の5s−DNAサンプルのそれぞれをジデオキ
シヌクレオチド・チエインターミネーション法(F。
Sanger、 S、N1ckler及びA、R,Co
ulson+ Proc、Natl。
Acad、Sci、USA  74.5463−546
7(1977))により配列決定した。まず、予想され
る変異した塩基に相補的なジデオキシヌクレオチドのみ
を反応に用いる。
次に、幾つかの陽性変異体からの5s−DNAを、Ta
bor及びRichardson (Proc、Nat
l、Acad、Sci、USA  84+4767−4
77H1987) )の方法に従って77 DNAポリ
メラーゼ(Sequenase、 ll5B)を用いて
配列決定して変異体の十分なりNA配列を確立する。組
換ヒルジンの27位におけるLys−+Asn変異をコ
ードする予想通りの塩基変化がDNA配列中に観察され
る。
予想通りの配列を有するファージDNAをM13mp1
9/ヒルジンに27Nと命名する。
コンピテント大腸菌JMIOI細胞を10〜20ngの
単鎖ヒルジンに27N変異体DNAにより形質転換し、
そして”M13 cloning and seque
ncing 1landbook’(アメルシャムによ
り発行)に記載されているようにしてds−DNAを調
製する。 100mff1の培養物から40〜50xy
のds−DNAが得られる。
G、   ヒルジンXba I −BamH[の25p
gのds−DNAから変異したヒルジンXba l−B
am1l I挿入部を切り出し、そしてセクションIB
に記載されているようにして精製する。DNAを20μ
lの無菌水に溶解する。
6 μlのReact 2緩衝液(BRL) 、2JI
I(20ユニ17ト)のXbaLllIfのBamHI
  (10ユニツト)、1μlのEcoRI  (10
ユニツト)及び37μlの水(合計容1150j1りを
加えそして37°Cにて3時間インキュベートすること
により約1.5題のpTN−m−ompA−2プラスミ
ドの消化物を調製する。1μ! (10ユニツト)のB
an+HI、1m(10ユニツト)のEcoRI、5I
JIのReact 3 (BRL)及び12μ!の水を
添加し、そして37°Cにて1時間インキュベーション
を続ける。
ント細胞を形質転換する。3戚の2×YT/アンピシリ
ン(501!gアンピシリン/ate2XYT)をサン
プルに加え、そして細胞を室温にて1時8間増殖せしめ
る0次に、培養物のサンプルllR1を取り、そしてL
B/アンピシリンC30nアンピシリン/dLB−寒天
)プレートに性別し、そして37℃にて一夜増殖せしめ
る。この形質転換プラスミドDNAをplN−m −o
mpA−2/HIR−に27Nと称する。
9j11のヒルジンに27N Xba I −BamH
I挿入部DNA、21!lのXba I  Bam1l
 I切断plN−III−ompA−2ベクターDNA
、3μlのlO×連結緩衝液(BRL)及び1μZ(1
0/μZ) T4 DNAリガーゼ(BRL)を混合し
、そして14°Cにて16〜20時間インキュベートす
る。
5J1!の連結混合物を用いて、J、 Mess in
g (前掲)の方法に従って、0゜3 mlの大腸菌J
MIOIコンビテLB/アンピシリンプレートから10
個の細菌コロニーを拾い、そして5−のLB/アンピシ
リン(501tg77ピ’i ’J 7lml L B
 )中で37°Cにて5時間別々に増殖せしめる。各培
養チューブから1 mlのサンプルを採取し、そして遠
心分離(3000x gにて5分間)により細胞を回収
する。細胞の各サンプルを1004の10mM Tri
s−H(J  (pH8,1)により0°Cにて30分
間処理することにより浸透圧ショックをかけて、細菌の
ペリプラズム空間中の物質を放出せしめる。前記のよう
にして遠心分離により細胞を回収し、そしてセクション
V−Bに記載したようにして上清のヒルジン活性を試験
する。
最も高い阻害活性を与えるサンプルを回分培養のために
選択する。
最も活性なサンプルからの残りの細胞(4ml )をI
lのLB/アンピシリン(50pgアンピシリン/ m
ll L B )に接種する。培養物を37°Cにて一
夜増殖せしめ、そして遠心分離(3000X g、15
分間)により細胞を回収する。細胞を50m1の10m
M TrisHCf  (pH8,1)中に0°Cにて
1時間再懸濁することにより該細胞に浸透圧ショックを
与える。6000Xgにて10分間の遠心分離によりペ
リプラズム画分から細胞を除去する。
D、  Asn”  −デスルフ  ヒルジンのペリプ
ラズム画分のpHを0.1MH(j!により6.5に調
整し、そして0.45声フイルター(Nalgen)を
通して濾過する。蛋白質を、50mM bis−Tri
s−HCIl(pH6,5)緩衝液により平衡化された
Mono−QカラムFPLC系(Fast Prote
in Liquid Chromatography 
ファルマシアーLKB)に負荷する。デスルファトヒル
ジン変異体を、カラムから、bis−Tris−HCI
l(pl+6.5 )中0〜3001IIMNaC1の
45分間にわたる直線塩グラジェントにより溶出する。
カラム溶出液の0.8 dずつの画分を集め、そしてセ
クション[[−Bに記載したようにしてヒルジン活性を
試験する。デスルファトヒルジン変異体を含有する両分
をプールし、上記のようにして濾過し、そして水中0.
09%(v/v))リフルオロ酢酸により平衡化された
Brownlee Labs C8逆相11PLcカラ
ムを用いるミリポアーーウォーターズIIPLC系でク
ロマトグラフ処理する。水中0.09%(v/v)トリ
フルオロ酢酸中7〜28%(v/v)アセトニトリルの
直線グラジェントによりカラムからヒルジン変異体を溶
出する。
約98%以上の純度を有する(Asn” )−デスルフ
ァトヒルジンが28分における単一ピークとして溶出す
る。
■、      の    ・ 、′1 ・ け精製さ
れた(Asn” )−デスルファトヒルジンを、そのア
ミノ酸組成、N−末端配列、及びペプチドマツピングに
より特徴付けた。
2〜5I!gの蛋白質をガラス管中で6NH(/!の萎
気中110℃にて加水分解する(R,L、Henrik
son 。
及びS、C,Meredith、Anal、Bioch
em、136 +65−74(1984) )。アミノ
酸を真空乾燥し、フェニルイソチオシアネートにより誘
導体にし、そして逆相カラム上で分離する[A、B、 
Bid lingmeyer、 S、A、Cohen及
びT、L、Taruin+J、Chromatogra
phy+336 +93−104(1984) )。分
子1t6889 Dを用いてアミノ酸組成を計算する。
約5Qpmo lの(Asn” )−デスルファトヒル
ジンをApplied BiosysLems 470
八気相シーケンサ−(M、W、Hunkapiller
及びり、E、1lood、Methods inEnz
ymology、 91,486−494(1983)
)を用いて5サイクルの自動化されたエドマン分解にか
けてN−末端アミノ酸配列を確立する。生ずるフェニル
チオヒダントインアミノ酸を、八pplied Bio
systemsタイプ120オンライン分析機を用いて
、逆相II P L C系(R,M、Hewick、M
、W、Hunkapiller、L、E、Hood及び
−。
J、Dreyer、J、Biol、Chem、 256
.7990−7997(1981))上で分離する。
(Asn” )−7’スルフアトヒルジンのペプチドマ
ツプを得るため、50I!gの蛋白質を真空乾燥し、そ
して37°Cで1時間、過蟻酸で処理する(C,H,1
1゜Hirs、Methods in Enzymol
ogy  11,197−199(1967))。
この反応混合物に45mの冷水を加え、凍結し、そして
真空乾燥する(2回)。酸化されたヒルジン変異体を5
011!の50111M NH41(CO3に溶解し、
そして1屑のサーモライシン(thermolysin
) (ベーリンガー)により37°Cにて4時間消化す
る。分画に先立って、この消化物を真空乾燥し、そして
水中0.1%トリフルオロ酢酸(v/v)に溶解する。
水中0.1%トリフルオロ酢酸により平衡化されたVy
dac C1Bカラムを用いて逆相HPLCによりペプ
チドを精製する。
Lml1分の流速で90分間にわたる0〜28%アセト
ニトリルの直線グラジェントによりペプチドを溶出する
変異を含有するペプチドのアミノ酸配列を前記のように
して決定し、アミノ酸置換Lys27→八5n27が確
認された。
拠炙 ヒルジンの  L s36のVa136への変異
原プラ イマー2   3’ CTG CCA CTT TTA
 TTG GTCACG 5’変異したコ 5′ 一ド配列 GACGGT  Gへ^ AAT  AACCAG  
TGC3’八sp  Gly  Glu  Asn  
Asn  Gin  Cys変異原プライマー2と例3
(セクションI及び■)に記載した旧3mp19 /ヒ
ルジンを用いて部位特定変異誘発を行う。形質転換プラ
スミドDNAをplN−m −ompA−2/ HIR
−に36Nと称し、そして変異体蛋白質をE、コリ中で
発現せしめそして例3(セクション■)に記載したよう
にして精製する。
この変異体蛋白質においてLys27がAsn27によ
り置き換えられていることがアミノ酸組成及びN末端配
列分析(例3;セクション■)により確認され、その阻
害性が決定される(例19)。この変異体を〔As n
 3 b )−デスルファトヒルジンと称する。
変異原プライマー3を用いて例3及び4に記載した方法
を反復し、Lys36がVa136に置き換えられた目
的の変異体蛋白質を得、そして特徴付ける。
形質転換プラスミドDNAをplN−I[第一ompA
−2/ IIIRK36Vと称する。この変異体を(V
an36)−デスルファトヒルジンと称する。
変異原ブライマー4を用いて例3及び4に記載した方法
を反復し、Pro48がG1y48に置き換えられた目
的の変異体蛋白質を得、そして特徴付ける。
形質転換プラスミドDNAをpIN−III−ompA
−2/HIRP48Gと称する。この変異体を(Gly
” )−デスルファトヒルジンと称する。
変異原ブラ イマー5  3’ GGCTTT GGCTACAGA
 GTG TTG 5’変異原プライマー5を用いて例
3及び4に記載した方法を反復し、GIn49力(Me
t49により置き換えられた目的の変異体蛋白質を得、
そして特徴付ける。形質転換プラスミドDNAをplN
−m −ompA−2/HIR−Q49Nと称する。こ
の変異体蛋白質を(Met” ]−デデスルファトヒル
ジと称する。
例8. ヒルジンの  Asn52のMe t52への
ヒルジンの   Gin Ser His Asn A
sp Gly Aspコード鎖   5’  CAG 
TCT CAC瓜G^CGGT GAC3’変異原プラ イマー6   3’ GTCAGA GTG ’j^コ
;、 CTG CCA CTG 5’変異したコ 5’
 CAG TCT CAC幻’G GACGGT GA
C3’−ドg       Gln Ser [lis
 Met Asp Gly Asp変異原プライマー6
を用いて例3及び4に記載した方法を反復して、Asn
52がMe t52により置き換えられた変異原蛋白質
を得、そして特徴付ける。
形質転換プラスミドDNAをplN−m −on+pA
−2/ HIRN52Mと称する。この変異体を(Ne
t” )−デスルファトヒルジンと称する。
ヒルジンの   Pro Gin Ser His A
sn Asp Glyコード配列 5’ CCG CA
G TCTCAACGACGGT 3’変異原プラ イマー6   3’ GGCGTCAGA TTG T
TG CTG CCA 5’変異したコ  5’ CC
G CAG TCT AACAACGACGGT 3’
−ド配列    Pro Gly Ser 譚1Asn
 Asp Gly変異原ブライマー6を用いて例3及び
4に記載した方法を反復し、旧s51がAsn51に置
き換えられた目的の変異体蛋白質を得、そして特徴付け
る。
形質転換DNAをplN−I[第一ompA−2/HI
R−H51Nと称する。変異体を(Asn” )−デス
ルファトヒルジンと称する。
び4に記載の方法を反復し、Lys27がG1n27に
置き換えられておりそしてLys47がArg47によ
り置き換えられている目的の変異体蛋白質を得そして特
徴付ける。形質転換プラスミドDNAをplN−■−o
mpA−2 /1llR427(1、K47Rと称する
。変異体を〔Gln27、Arg” )−デスルファト
ヒルジンと称する。
ヒルジンの   Gin Gly Asn Lye C
ysコード鎮   5’ CAG GGT AACAA
A TGCrle  Leu ATCCTG  3’ 変異原プラ イマー8 A  3’ GTCCCA TTGTCT 
ACG TAG GAC5’変異したコ  5’ CA
G GGT AACCAA TGCATCCTG 3’
−ド鎖       Gin Gly Asn ; C
ys  lle LeuB、Ls47のAr47への゛
ヒルジンの   Gly Thr Pro LLIAP
ro Gin Serコード鎖  5’ GGT AC
CCCGCCGG CAG TCT 3’変異原プラ イマー88 3’ CCA TGG GGCTCT G
GCGTCAGA 5’変異したコ  5’ GGT 
ACCCCG AGA CCG CAG TCT 3’
−ド配列    Gly Thr Pro Ay、 P
ro Gin Ser変異原プライマー8A及び8Bを
用いて例3及Lys27のG1n27への変異は例10
. Aに記載したようにして行う。
C:Ls47のAr47への゛ Lys47のArg47への変異は例10.8に記載し
たようにして行う。
変異原プライマー8A、8B及び9を用いて例3及び4
に記載した方法を反復し、Lys27がG1n27によ
り置き換えられており、Lys36がGIn36により
置き換えられており、そしてLys47がArg47に
より置き換えられている目的の変異体蛋白質を得、そし
て特徴付ける。形質転換プラスミドDNAをplN−m
 −ompA−2/ HIR−に27Q 、 K360
.に47Rと称する。
変異体を〔Gln27、Gin”、^r g 4 ? 
)−デスルファトヒルジンと称する。
B:Ls47のAr47への゛ Lys47のArg47への変異は例10.8に記載し
た方法により行う。
変異原プライマー8B及び10を用いて例3及び4に記
載した方法を反復し、Lys36がArg36により五
き換えられており、そしてLys47がArg47によ
り置き換えられている目的の変異体蛋白質を得、そして
特徴付ける。形質転換プラスミドDNAをplN−11
[−ompA−2/旧R−に36[? 、 K47Rと
称する。変異体を〔Arg′16、Arg4? )−デ
スルファトヒルジンと称する。
変異原プラ イ?−103’ CGT CCA CTT TCT T
TG GTCACG 5’変ILJ、:コ5’ GAC
GGT GAA AGA AACCAG TGC3’−
ドti       Asp Gly Glu 幻IA
sn Gln Cys変異原プラ イマー11  3’ GTCCCA TTG TCT 
ACG TAG GAC5’変異したコ 5’ CAG
 GGT AACACCCATCCTG 3’−ド鎖 
      Gin Gly Asn幻:JI Cys
  Ile LeuB:Ls47のAr47への゛ Lys47の^rg47への変異は例10.8に記載し
た方法により行う。
変異原プライマー8B及び11を用いて例3及び4に記
載した方法を反復し、Lys27がArg27により置
き換えられておりそしてLys47がArg47により
置き換えられている目的の変異体蛋白質を得、そして特
徴付ける。形質転換プラスミドDNAをplN−III
 −ompA−2/ IIIR−に27R、K47Rと
称する。変異体を〔^rgZ1、Arg4T )−デス
ルファトヒルジンと称する。
ルジンのN−L“のグリシン  による長 変異原プラ イマー12  3’  CGCGTCCGG C(通C
AA CA八へTG TGG CTG A部5′変異し
たコ ード鎖 5’    GCG  CAG  GCCGGT  G
TT  GTT  TACACCGACTGC3’ジグ
ナノ’L61JI GJq Val Val Tyr 
Thr Asp Cys変異原プライマー8A、8B、
9及び12を用いて例3及び4に記載した方法を反復し
、〔Gln”。
Gln”、Arg” )−デスルファトヒルジンのN−
末端がctyにより延長された目的の変異原蛋白質を得
、そして特徴付ける。この蛋白質をグリシル−[GIn
”、G1n3&、Arg” )−デスルファトヒルジン
と称する。
変異原プラ イマー13     3’    CGCGTCCGG
  T^CC八八 へへA  ATG  TGG  C
TG  ACC5’変異したコ 5’  GCG CA
G CGC頂”G GTT GTT TACACCGA
CTGC3’−ド1貞        ジグナノL4c
VIJ  Met Val  Val  Tyr Th
r 八sp Cys変異原プライマー8A、8B及び1
3を使用し例3及び4に記載した方法を反復して、〔G
lnt7゜Ar、、4’l )−デスルファトヒルジン
のN−末端がMetにより延長されている目的の変異原
蛋白質を得、そして特徴付ける。この蛋白質をメチオニ
ル−〔Gln”、Arg” )−デスルファトヒルジン
と称する。
罰、   にお番る Asn”  −デスルファトヒ(
Asn” )−デスルファトヒルジンはアミノ酸変化L
ys27→^5n27を有する変異体蛋白質であって、
この変化は部位特定変異誘発(例3を参照のこと)によ
って達成されている。pIN−m−ompA−2ベクタ
ーでの変異したポリペプチドのコード配列のクロニング
は例3.  IIに記載されている。酵母での発現のた
め、適切な変異を有するコード配列を、強力な構成的プ
ロモーター、酵母シグナル配列及び酵母転写ターミネー
タ−を備えた適当な酵母発現ベクターに挿入して機能的
発現カセットを構成する。
25犀のプラスミドplN−III −ompA−2/
 HIR−に27N(例3. IIIを参照のこと)を
Xba I及びBamHIで消化する。0.3 kb 
Xba I −BamHI断片を分取用2%アガロース
ゲル上で単離する。DNAを電気溶出しそしてエタノー
ルで沈澱せしめる。Xba rBamHI断片は011
11)Aシグナル配列及び変異したヒルジンコード配列
を含んで成る。この断片を旧nflによりさらに切断す
る。旧nfIはヒルジン配列内のヌクレオチド位置22
を開裂せしめる。176bpのH4nf I −Bam
HI断片を前記の様にして単離する。
このDNA配列は(Asn” )−デスルファトヒルジ
ンをコードしている。
ズ 酵母プラスミドpJDB207 /GAPFL−HIR
(第2図;ヨーロッパ特許出願Nα225633)をB
at Iで消化する。3個のBal I部位が存在し、
1個はPH05シグナル配列中にあり、2個はベクター
内にある。
Ba11部位からBamf(1部位までのp13R32
2配列、短い構成的GAPFLプロモーターへのBam
1l I / Bal I連結部及びBa11部位まで
のPH05シグナル配列を含有する1、 5 kb B
al I断片を単離する。
次の式(1)及び(2): Ba1l              Hinfl(1
) 5’ CCAATGCAGTTGTTTACACC
GACTGCACCG    3’(2)  3’  
GGTTACGTCAACAAATGTGGCTGAC
GTGGCTTA   5’で表わされる2種類のオリ
ゴヌクレオチド二本鎖DNAリンカ−を構成し、このリ
ンカ−はBa11部位から皿シグナル配列の末端までの
8ヌクレオチド及び旧nf1部位(第2図には示してな
い)までのヒルジンコード配列の22ヌクレオチドを提
供する。オリゴヌクレオチド(1)及び(2)をそれぞ
れ1Ottlの60mM Tris−HCl(pH7、
5) 、10mMMgCj2z 、5mM DTT、 
0.5mM ATP及び27UのT4ポリヌクレオチド
キナーゼ(ペーリンガー)中で37°Cにて45分間キ
ナーゼ処理する。オリゴヌクレオチド(1)及び(2)
の反応混合物を一緒にし、75°Cにて10分間加熱し
、そして室温に放冷する。
アニールされたオリゴヌクレオチドリンカーを一20°
Cにて貯蔵する。
2ピコモルの1.3 kb Bal I  DNA断片
を15°Cにて16時間、キナーゼ処理されそしてアニ
ールされたオリゴヌクレオチドリンカー100倍量と共
に10mの60mM Tris−HCl(pH7,5)
 、10mM MgC1z 、5mM DTT、3.5
 mM ATP及び400UのT4 DNAリガーゼ(
バイオラプス)中でインキエベートする。85℃にて1
0分間T4 DNAリガーゼを不活性化した後、10m
M EDTA、300mM酢酸ナトリウム(pH6,0
)及び0.54容量のイソプロパツールの存在下でDN
Aを沈澱せしめることによ勺過剰のリンカ−を除去する
。DNAを5ailにより消化する。生ずる断片をTB
EW街液中1%分取用アガロースゲル上で分離する。5
64bp断片を電気溶出及びエタノール沈澱によりゲル
から回収する。このDNAを0.1psol/piの濃
度で再懸濁する。この654bpの5a1第一Hlnf
 I断片は276bp Sal I −BamHI p
BR322ON^断片、GAPFLプロキーター、PI
+05シグナル配列及びヌクレオチド位置22 (Il
inf 1部位)までのヒルジンのコード配列を含んで
成る。
プラスミドpJDB207 /GAPFL−1(IR(
前記参照のこと)をSal I及びBamHIで消化し
、そして6.7 kbSal I −BamHIベクタ
ー断片を単離する。ベクター断片はまた鷹転写ターミネ
ータ−を含有する。
上記のようにして単離された3個のDNA断片を次の反
応により連結する。すなわち、0.2 pmolの56
4bp Sal I−旧nfl断片、Q、 2pmol
の176bpHinf I  BamHI断片及び0.
1 pn+olの6.7 kb Sal I−BamH
Iベクター断片を10J11の60mM Tris−H
Cj!(pH7,5)  、 10+aM  MgC1
z  、 5mM  ロTT、   ld  ATP及
び200UのT4 DNAリガーゼ中で15℃にて6時
間連結する。各連結混合物のIIのアリコートを100
4のカルシウム処理された形質転換コンピテント大腸菌
HBIOI細胞に添加する。
12個の形質転換されたアンピシリン耐性コロニーを、
100■/2のアンピシリンを含有するLB培地中で増
殖せしめる。プラスミドDNAを調製しくHolmes
等、八na1.Biochem、 114 (1981
)、193)、そしてBamHI及び5alIによる二
重消化によって分析する。リンカ−とシグナル配列及び
ヒルジンコード配列へのインフレーム連結をDNA配列
決定(Sanger等、Proc、Natl、Acad
、Sci、USA、74(1977) 5463 )に
より確認する。正しい配列を有する1つのクローンをp
JDB20? /GAPPL−HIR−に27Nと称す
る。
同様にして、下記のプラスミド: plN−Ill−on+pA−2/HIR−に36N 
(例4)、pTN−11第一ompA−2/)IIR−
に36V (例5)、plN−II[−ompA−2/
HIR−P48G (例6)、plN−III−o+5
pA−2/HIR−049M (例7)、plN−Il
l−ompA−2/HIR−N52M (例8)、pl
N−Ill−o+wpA−2/HIR−H51N (例
9)、plN−m −ompA−2/ HIR−に27
Q 、 K47R(例10)、plN−m −orap
^−2/HTR−に270. K36(1、K47R(
例11)、plN−m−omp^−2/旧R−に36R
、K47R(例12)及びpIN−1[−omp^−2
/HIR−に27R、K47R(例13)から出発して
酵母発現プラスミドを得る。得られる酵母発現プラスミ
ドを、 pJDB207 /GAPFL−HIR−に36N。
pJDB20? /GAPFL−1+1R−に36V。
pJDB20? /GAPFL−HIR−P48G。
pJDB20?  /GAPFL−旧R−049M、p
J口8207  /GAPFL−HIR−N52M、p
JDB20? /GAPFL−HIR−1151N。
pJDB207 9JDB207 pJDB20? pJDB207 と称する。
/GAPFL−HIR−に27(1、K47R。
/GAPFL−HIR−に27Q  、に360 、に
47R。
/GAPFL−旧R−に36R、K47R及び/GAP
FL−旧R−に27R、K47Rサツカロミセス・セレ
ビシェ−(Saccharom cescerevis
iae)GFR18株(DSM 3665; a、  
his 3−11゜his 3−15.1eu2−3.
 leu 2−112.can” ) 、及びHT24
6  株(口SM  4084;a、  leu  2
−3.   Ieu  2−112.prb)を、11
innen等(Proc、Natl、Acad、Sci
、LISA、75.1929(1978) )に記載さ
れている形質転換法を用いて、例16.Bに挙げただ母
発現プラスミドにより形質転換する。形質転換された酵
母細胞を、ロイシンを欠く酵母最少培地プレート上で選
択する。形質転換された単一酵母コロニーを単離し、そ
して次の様に命名する。
サツカロミセス・セレビシェ− GRP18/pJDB207 /GAPFL−HIR−
に27N、3X10’細胞/iの密度になるまで増殖せ
しめる。
変異したデスルファトヒルジン種の構成的発現及び分泌
のため、細胞をペプトン(5g、#り、酵母エキス(1
0g/jり、グルコース(20g//り、シュークロー
ス(40g/j2)、硫酸アンモニウム(3g/f) 
、KHzPO4(2g/f) 、Mg5Oi(0,5g
/l)、NaCf (0,1g/ l)、Ca(、ex
(0,1g/l)及びビオチン(10x/ I! )を
含と・複合培地中で増殖せしめる。30’C1200回
/分にて48時間インキエベートした後、約I XIO
’細胞/dが得られる。
S、セレビシェ−GRF18及びHT246形質転換体
の細胞をそれぞれ、10dの酵母最少培地(アミノ酸を
含有しないデイフコ・イースト・ニトロゲン・ベースに
2%グルコース及び20■/ff1L−ヒスチジンを添
加したもの)中で50dエルレンマイヤーフラスコ内で
、振とうしながら30°Cにて24時間、培養液をアン
バーライトχAD−7と混合し、そして25℃にて約4
時間の吸着にかける。カラム中で細胞を樹脂から分離す
る。I M NaCj!により洗浄した後、Tris$
3[1衝液(50mM、pH7,0〜8.5 )により
樹脂を溶出処理する。主画分(30f>  をpH2,
9に調製し、そして2!のベツドボリウムを有するS−
セファロースカラム〔25蒙H蟻酸アンモニウム緩衝液
(pH2,9)により平衡化されたアミコンPA)に適
用する。40mM蟻酸アンモニウム緩衝液(pH3,6
)により洗浄した後、50mM蟻酸アンモニウム(pH
3,8)により溶出を行う。主溶出画分(101)をΩ
3に膜を装着したFiltron MiniseLle
限外濾過系により濃縮する。得られる透明な蛋白質溶液
の0.51のアリコートを、1.51のベツドボリウム
を有するBlo−Ge1 P−6フアインカラム(0,
5%酢酸により平衡化されたアミコンGF)に適用する
。0.5%酢酸により溶出を行う。主溶出画分(1りを
限外濾過により濃縮し、そして次に22のベツドボリウ
ムを有するQ−セファロース・ファスト・フローカラム
[25mM蟻酸アンモニウム緩衝液(pH2,9)によ
り平衡化されたアミコンPA]に適用する。50mM蟻
酸アンモニウム緩衝液(pH4,2)により溶出を行う
。主溶出画分を限外濾過により濃縮し、そして次に水に
対してダイアフィルトレージョンする。得られる透明な
水性液を凍結乾燥する。この固体は純粋なデスルファト
ヒルジン変異体から成る。
■飢、動功1JII創土辻 S、R,5tone及びJ、Hofsteenge (
Biochemistry部、 4622−4628 
(1986) )により記載されているようにしてスロ
ンビンを精製しそして特徴付ける。活性スロンビンの濃
度を4−メチルーウムベリフェリルp−グアニジノベン
ゾエートによる活性部位のタイトレージョンにより決定
する(Jameson、G。
W’、 + Roberts、 D、V、’ 、’Ad
ams、 R,W、 、にyle、W、S、八、及びE
1more+D、T、+Biochem、J、+ 13
1 +10第一117(1973))。
88首】L乙2±A− ペプチジルp−ニトロアニリド基質の加水分解から生ず
るp−ニトロアニリンの放出を、品性UV 240分光
光度計を用いる405nmでの吸光の増加によって追跡
する。011%ポリエチレングリコール6000、O,
l M NaC4及びp−ニトロアニリド基質を含有す
る0、05M Tris−HCA’緩衝液(pH7,8
)中37°Cにてポリエチレンキュベツト中で測定を行
う。基質D−Vat−Leu−Arg−p−二)ロアニ
リド(S−2266;Kabi Vitrum)を30
0団の濃度において、変異体ヒルジンの濃度の測定に用
いられるタイト・パインディング・タイトレージョン(
tight−bindingtitration)実験
において用いる。各アッセイのため1. OnMのスロ
ンビン濃度を用いる。100岸の濃度での基質ローPh
e−ピペコリルーArg−p−ニトロアニリド(S−2
238;にabi Vitrum)及び20〜50p?
lのスロンビン濃度を、ヒルジン変異体の動力学的特性
(下記参照のこと)を決定するためのスローイング・パ
インディング(slowing−binding)阻害
実験において使用する。スロンビンの添加によりアッセ
イを開始する。生成物の量は405nmでのp−ニトロ
アニリンについての9+920M−’cm−’の吸光係
数を用いて計算し、そして基質の濃度は8.270M−
’cm−’の吸光係数を用いて342nmにおいて吸光
光度計により決定する(Lottenberg、R,&
 Jackson c、M、IBtochem、Bio
phys、Acta  742.558−564(19
83))。
基質の存在下での酵素の阻害は、次の構成(スキーム1
): I!■ により表わすことができる。阻害剤の解離に、はに2/
kIに等しい。酵素への阻害剤の結合が遊離阻害剤の濃
度の有意な消耗を生じさせる場合には、全阻害剤濃度(
IL)による定常状態速度(V、)の変化は、次の等式
(1): %式%(1) 月27.321〜333(1972) )により記載さ
れるであろう。
この式中、voは阻害剤の非存在下で観察される速度で
あり、E、は全酵素濃度であり、そしてKl’は見かけ
阻害定数である。阻害剤と基質とが活性部位に対して競
する場合、Kl’は次の等式(2): %式%(2) により阻害剤の解離定数(Kl )と関連付けられる。
この等式中、Sは基質濃度であり、そしてに1はミバエ
リス定数である。酵素又は阻害剤の濃度が正確に知られ
ていない場合には、この事実を許容するために追加の因
子を導入することができる[WilliaIIIs、J
、W、及びMorrison、J、F、、Method
sEnzymol、63,437−467(1979)
) 、ヒルジンによるスロンビンの阻害については、ス
ロンビンの濃度は活性部位タイトレージョンから知られ
るが、ヒルジンの濃度は重量によってのみ知られ、そし
てデーターは次の等式(3): %式%(3) によって解析することができる。この等式において、■
8は容積当り重量によって表わされる阻害剤の濃度であ
り、そして■8に乗じた場合に阻害剤のモル濃度をもた
らす定数である。
タイト−パインディング・タイトレージョン実験におい
て、ヒルジン及びその濃度についての解離定数は、スロ
ンビンの濃度を一定に維持し、そしてヒルジンの濃度を
、スロンビンの濃度より低い幾種類かの濃度及びスロン
ビンの濃度より高い幾種類かの濃度を含む、範囲にわた
ってヒルジンの濃度を変えることによって決定される。
測定点の合計数は通常7〜lOである。次に、各濃度に
おいて得られた定常状態速度を、ウェイトを付けた非線
形回帰により等式(3)に適合せしめる。回帰のため、
定常状態速度について観察された値をそれらの値の逆数
に従ってウェイト付けする。このタイプのウェイト付け
が最良の結果を与えることが経験的に見出されている(
Stone、S、Ro、及びHofsteenge、J
、Iliochemistry 25.4622−46
28(1986))。
阻害剤と酵素との相互作用の速度が遅(、その結果阻害
された定常状態速度が遅く達成される場合、スキーム(
1)についての生成物の生成の進行曲線が次の等式(4
): %式% (1979) )により記載されよう。この等式におい
て、Pは時点tにおいて生成される生成物の量であり、
dはE=、It及びに、の関数であり、そしてに′はこ
れらのパラメーター及び阻害剤と酵素との間の相互作用
についての観察される二次会合速度定数(k+’ ) 
(Cha等、前掲)の関数である。変異体ヒルジンにつ
いての動力学的パラメーターを得るため、少なくとも6
種類の異るヒルジン濃度において得られた進行曲線デー
ターを非線形回帰により等式(4)に適合せしめる。こ
の解析がK。
kl′及び観察される解離速度定数(kZ’ )の概算
をもたらす。k、lの値が活性部位における基質の結合
と独立であること、しかしながら真の価に2及びに+を
得るためにはに2′及びKl’の観察された値は(1+
 (S)/に、)によって除されるべきことがすでに示
されている(S、R,5tone及びJ、IlofsL
eenge、Biochemistry 25+462
2−4628(1986) ;5tone、 S、R,
+ Br5un、 P、J、、及びllofateen
ge。
アニリドのに、についてのすでに得られている値3.6
−を使用する(Hof s Leenge+ J、 、
 Taguch t、 11.、及び5tone、S、
R,、BiochelIl、J、 匪、243−251
(1986) ) 。
これらの動力学的方法を用いて、K1及びに、について
の下記の値が得られる。
n、d、 =未決定 貫■、       −゛スルフ トヒルジン前記の例
のいずれかによるデスルファトヒルジン変異体を含有す
る溶液を0.9%NaC1溶液に対して透析する。次に
、溶液の濃度を、同じNaC1溶液により0.2■/ 
ml又は2 mg/dに稀釈することにより調整する。
これらの溶液を限外濾過(0,22I!m孔の膜を用い
る)により無菌化する。
この無菌化された溶液を、例えば静脈内投与のために直
接用いることができる。
微滋Jυγ【匝 次の微生物は、トイチエ・ザンメルンク・フォノ・ミク
ロオルガニスメン(Deutshe Sammlung
 vonMikroorganismen;DSM)、
Mascheroder Weg lb、D−3300
Braunschweig (西独)に寄託されている
サツカロミセス・セレビシェ− (Saccharom ces  cerevisia
e) GRF18寄託日 1986年3月4日 寄託番号 DSM 3665 サツカロミセス・セレビシェ− (Saccharom ces  cerevisia
e) HT246寄託日 1987年4月15日 寄託番号 DSM 4084
【図面の簡単な説明】
第1図はプラスミドpML350の作製過程を模式的に
示す。 第2図はプラスミドpJDB207 /GAPFI;−
HIRのプラスミドマツプを模式的に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次のアミノ酸配列( I ): 【遺伝子配列があります。】( I ) (配列中、Z_0はVal又はジペプチド残基Gly−
    ValもしくはMet−Valであり、Z_1はLys
    、Gln、Asn、Leu、Arg又はValであり、
    Z_2はLys、Arg、Asn、Val、Leu又は
    Glnであり、Z_3はLys、Arg、Asn、Va
    l又はLeuであり、Z_4はPro又はGlyであり
    、Z_5及びZ_7は相互に独立にGln、Asn又は
    Metであり、そしてZ_6はHis、Gln又はAs
    nであり;但しZ_0がValであり、Z_1がLys
    又はGlnであり、Z_2がLys又はGlnであり、
    Z_3がLysであり、Z_4がProであり、Z_5
    がGlnであり、Z_6がGln又はHisであり且つ
    Z_7がAsnである場合を除く) を有するデスルファトヒルジン変異体、及びその塩。 2、Z_0がVal又はジペプチド残基Gly−Val
    もしくはHet−Valであり、Z_1がLys、Gl
    n、Asn又はArgであり、Z_2がLys、Arg
    、Asn、Val又はGlnであり、Z_3がLys又
    はArgであり、Z_4がPro又はGlyであり、Z
    _5がGln又はMetであり、Z_6がHis又はA
    snであり、そしてZ_7がAsn又はMetであり;
    但しZ_0がValであり、Z_1がLys又はGln
    であり、Z_2がLys又はGlnであり、Z_3がL
    ysであり、Z_4がProであり、Z_5がGlnで
    あり、Z_6がHisであり且つZ_7がAsnである
    場合を除く、請求項1に記載の式( I )のデスルファ
    トヒルジン変異体、及びその塩。 3、請求項1に記載の〔Asn^2^7〕−デスルファ
    トヒルジン。 4、請求項1に記載の〔Asn^3^6〕−デスルファ
    トヒルジン。 5、請求項1に記載の〔Val^3^6〕−デスルファ
    トヒルジン。 6、請求項1に記載の〔Gly^4^8〕−デスルファ
    トヒルジン。 7、請求項1に記載の〔Met^4^9〕−デスルファ
    トヒルジン。 8、請求項1に記載の〔Met^5^2〕−デスルファ
    トヒルジン。 9、請求項1に記載の〔Asn^5^1〕−デスルファ
    トヒルジン。 10、請求項1に記載の〔Gln^2^7、Arg^4
    ^7〕−デスルファトヒルジン。11、請求項1に記載
    の〔Gln^2^7、Gln^3^6、Arg^4^7
    〕−デスルファトヒルジン。 12、請求項1に記載の〔Arg^3^6、Arg^4
    ^7〕−デスルファトヒルジン。13、請求項1に記載
    の〔Arg^2^7、Arg^4^7〕−デスルファト
    ヒルジン。14、請求項1に記載のグリシル−〔Gln
    ^2^7、Gln^3^6、Arg^4^7〕−デスル
    ファトヒルジン。 15、請求項1に記載のメチオニル−〔Gln^2^7
    、Arg^4^7〕−デスルファトヒルジン。 16、請求項1に記載のデスルファトヒルジン変異体を
    含んで成る医薬組成物。 17、請求項1に記載のデスルファトヒルジン変異体の
    製造方法であって、プロモーター、シグナルペプチドを
    コードする第一DNA配列(該プロモーターは該第一D
    NA配列に作用可能に連結されている)、デスルファト
    ヒルジン変異体をコードする第二DNA配列(該第一D
    NA配列と該第二DNA配列とは適切なリーディングフ
    レーム中に連結されている)、及び転写停止シグナルを
    含有するDNA配列から成る発現カセットを含んで成る
    ハイブリドベクターにより形質転換されている微生物宿
    主株を培養し、該デスルファトヒルジン変異体を単離し
    、そして所望により遊離カルボキシ基及び/又はアミノ
    基を有する得られたポリペプチドを塩に、又は得られた
    塩を遊離化合物に転換する、ことを含んで成る方法。 18、プロモーター、シグナルペプチドをコードする第
    一DNA配列(該プロモーターは該第一DNA配列に作
    用可能に連結されている)、請求項1に記載のデスルフ
    ァトヒルジン変異体をコードする第二DNA配列(該第
    一DNA配列と該第二DNA配列とは適切なリーディン
    グフレーム中に連結されている)、及び転写停止シグナ
    ルを含有するDNA配列から成る発現カセットを含んで
    成るハイブリドベクター。 19、請求項18に記載のハイブリドベクターの製造方
    法であって、プロモーター、シグナルペプチドをコード
    する第一DNA配列(該プロモーターは該第一DNA配
    列に作用可能に連結されている)、デスルファトヒルジ
    ン変異体をコードする第二DNA配列(該第一DNA配
    列と該第二DNA配列とは適切なリーディングフレーム
    中に連結されている)、及び転写停止シグナルを含有す
    るDNA配列から成る発現カセットを含んで成るハイブ
    リドベクター、又は該ハイブリドベクターの前記構成要
    素を、選択遺伝マーカー及び選択された微生物宿主用の
    複製起点を含有するDNA断片に、所定の順序に連結す
    ることを含んで成る方法。 20、プロモーター、シグナルペプチドをコードする第
    一DNA配列(該プロモーターは該第一DNA配列に作
    用可能に連結されている)、請求項1に記載のデスルフ
    ァトヒルジン変異体をコードする第二DNA配列(該第
    一DNA配列と該第二DNA配列とは適切なリーディン
    グフレーム中に連結されている)、及び転写停止シグナ
    ルを含有するDNA配列から成る発現カセットを含んで
    成るハイブリドベクターにより形質転換されている微生
    物宿主株。 21、請求項18に記載のハイブリドベクターにより微
    生物宿主株を形質転換することを含んで成る、請求項2
    0に記載の形質転換された微生物宿主の製造方法。
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