JPH02117384A - 酵母宿主によるヒト血清アルブミンaの製造 - Google Patents

酵母宿主によるヒト血清アルブミンaの製造

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JPH02117384A
JPH02117384A JP63268302A JP26830288A JPH02117384A JP H02117384 A JPH02117384 A JP H02117384A JP 63268302 A JP63268302 A JP 63268302A JP 26830288 A JP26830288 A JP 26830288A JP H02117384 A JPH02117384 A JP H02117384A
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JP
Japan
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human serum
serum albumin
dna
yeast
sequence
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Masanori Suzuki
正則 鈴木
Shintaro Yagi
慎太郎 八木
Noboru Maki
昇 槙
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Tonen General Sekiyu KK
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Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は威勢ヒト血清アルブミンAの酵母による製造方
法、及びそのための遺伝子系に関する。
この方法によれば成熟型のヒト血清アルブミンAが細胞
外に分泌されるため、その回収・精製が簡単となり、工
業的製造のために極めて好ましい。
〔従来の技術〕
今まで、遺伝子工学的方法によりヒト血清アルブミンを
製造するための方法として、大腸菌を用いる方法(La
wn  等、Nucleic Ac1ds Res、 
9 。
6103−6114.1981:Latta等、Bio
technoiogy 5゜1309−1314、(1
987) ;特開昭58−1505173 、枯草菌を
用いる方法(Saunders等、J、Bacteri
ol、■L。
2917−2925. (1987) ) 、及び酵母
を用いる方法(Etcheverry等+ Biote
chnoiogy土、726−730. (1986)
 、1が知られている。しかしながら、これらの方法に
より製造される血清アルブミンは正常なヒトIfl清ア
ルブミンとはアミノ酸配列を幾分具にし、また生産され
た血清アルブミンは不溶化法Rとなったり、シグナルペ
プチドのプロセシング効率が低い、細胞外への分泌が困
難である、等の問題点を存すると報告されている。
〔発明が解決しようとする課2!l] 従って、本発明は成熟ヒト血清アルブミンAを可溶性の
形で、且つ天然血清アルブミンAと同じ立体構造におい
て細胞外に分泌せしめ、これによって回収・$5!!!
を容易にすることにより大量のヒト血清アルブミンを工
業的に製造することができる方法を提供しようとするも
のである。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本発明は(1)ヒト血清ア
ルブミンAのプレプロ配列を酵母により効率的に翻訳さ
れるコドンによりコードしているリーダー配列と該リー
ダー配列の下流に存在するヒト血清アルブミンAをコー
ドするcDNAとを有するDNA;  (2)ヒト血清
アルブミンAをコードするcDNAと該c D N A
の下流に存在するポリ (A)配列とを有するDNA;
  (3)ヒト血清アルブミンAのプレプロ配列を酵母
により多用されるコドンによりコードしているリーダー
配列、ヒト血清アルブミンAをコードするcDNA、及
びポリ(A)配列をこの順序でをするDNA;  (4
)酵母で機能し得るプロモーターとターミネークーとの
間に前記(3)に記載のDNAが発現可能な方向に挿入
されている発現プラスミド; (5)前記(4)に記載
の発現ベクターにより形質転換された酵1往;及び(6
)前記(5)に記載の酵母を培養し、成熟ヒト血清アル
ブミンAを産生・分泌せしめ、これを採取することを特
徴とする成熟ヒト血/?1アルブミンへの製造方法を提
供する。
(具体的な記載) 】、五抜ヱ糸 ■ユ 正常ヒト血清アルブミンは分子内に多くのジスルフィド
結合を含有しており、M1換えDNA法によって天然物
と同し立体構造を存する正常ヒト血清アルブミンを製造
するには、これらのジスルフィド結合が生産宿主細胞中
で正しく形成されることが必須である。正常な立体構造
の形成にはプロティンジスルフィドイソメラーゼ、ペプ
チジルプロリルcis−transイソメラーゼ等の酵
素が関与していることが最近明らかになり、多数のS−
8結合を有し複雑な立体構造をとる蛋白質を殆ど含まな
い大腸菌や枯草菌のような原核生物細胞でばた。
とえあってもこのような立体R1r形成(フォールディ
ング)関連酵素系の働きは強くないことが予想される。
一方、ヒトをはじめとする真(亥高等生物の細胞は数多
くの?3!雉な高次構造を有する蛋白質(υと蛋白質や
他の修前i蛋白質も含む)を細胞外に分泌するこtが知
られているが、下等真核微生物である酵母菌でも、咄乳
動物の細胞で蛋白11゛が分泌されるのと非常によく似
た経路により蛋白質が分泌されることが知られている(
Hu[akcr、 T、C。
and Robbins、P、W、J、Biol、Ch
em、 257.3203−3210(1982);5
nider、M、D、 in Ginsburg、 V
、 & RobbinsP、W、(eds、)Biol
ogy of Carbohydrates、 Vol
、2゜Wiley、New York、 (1984)
、pp、]]63−198 、このため異種生物由来(
特に咄乳動物)の遺伝子(主としてcDNA )を酵母
菌内で発現させ遺伝子産物である蛋白質を、細胞外に分
泌せしめようとする実験が最近多く試みられてきた。た
とえばヒトインターフェロンα1.α〜、  y (I
Iitze+nan、R,A、、Leung。
D、W、 + Perry+ L、J、 + Xohr
+ W、J、 + Lev ine+ H,L、 、 
Goeddel 。
D、V、5cience 219620−625(19
83) ) 、仔ウシプロキモシン(S+ith、 R
,A、 、 Duncan、 M、J、、 Mo1r、
 D、?。
5cience2291219−1224(1985)
 ) 、ヒト上皮成長因子(Brake、A、J、、M
erryweather、J、P、、Co1t、D、G
、。
Heber 1ein+ Ll、A、 、 Mas 1
arz+ F、 R,、Mu l Ienbach 、
 G、T、 +Urdea、 M、 S、 、 Va 
Ienzuela 、 P、 、 Barr、 P、 
J 、 Proc、Na tl。
Acad、Sci、USA、 81.4642−464
6(1984)) 、マウスインターロイキン2 (M
iyajima、A、、Bond、M、W、、0tsu
K、 、Arai、に、 、 Arai、N、Gene
37.155−161 (1985) ) 、ヒトβ−
エンドルフィン(Bitter+G、A、+Chen+
に−に一+flanks、A、R,,Lai、P、−H
,Proc、NaLl、八cad、sci、LlsA。
l、 5530−5534 (1984) )などで酵
母菌による細胞外分泌が報告されているが、その分泌効
率はマウスインターロイキン2の約80%からヒトイン
ターフェロンの4〜10%まで目的とする蛋白質により
かなりの差がある。又、これらのうちその蛋白質自身の
シグナルペプチドを用いて細胞内輸送を試み、そのシグ
ナルペプチドがうまく切断されて分泌することに成功し
ているものはヒトインターフェロンである。その他のも
のは酵母インベルターゼ(SUC2)のシグナルペプチ
ドや接合因子α1(−Fα1)のシグナル配列など酵母
の蛋白質の細胞内輸送に必要なシグナル配列を目的とす
る成熟蛋白質に直接融合した形で発現させ、細胞内輸送
を行わせたものである。さらに正しい位置でプロセシン
グを受けてることが明らかなものは少なく、ヒトインタ
ーフェロンの場合は約半分が正しいプロセシングを受け
ているが、ヒトβ−エンドルフィンではペプチド内部で
も切断を受けている。
酵母菌を宿主として用いる遺伝子工学的物質生産系の特
徴としては以下のようなものがある。
1、大量高密度培養による発酵生産が容易かつ経済的で
ある。また動植物の培養細胞系と比較して厳密に管理制
御された培養装置を特別必要としない。
2、 発酵生産に多くの経験が蓄積されている。
3、 分子jユ伝学的な加工Δが9速に蓄積されつつあ
る。
4、外来性の遺伝物質を細胞内及びゲノム内に取り込ま
せることが容易である。
5、蛋白質の細胞内輸送及び、細胞外分泌の遺伝学及び
生理学に対する理解が急速に高まってきている。
6、 通切なプラスミドベクターを選択すれば、外来性
の遺伝子をエピソーム状W(YEp系プラプラスミド使
用ゲノムに1■み込ませた状Q (Y 1pプラスミド
使用)、酵母のセン[ロメアを含み細胞分裂に伴い染色
体DNAとともに複製できる状態(YCpプラスミド使
用)、及び酵母の自律複製配列(A RS )を含み自
律的に?I製できる状1(YRPプラスミド使用)の4
種の状態におくことができる。
7、 シグナルペプチドやプロ配列などの細胞内プロセ
シング機能がある。
8、酵母菌で合成されるtJ!蛋白質に見い出される糖
鎖は高等動植物の糖蛋白質における複合型糖鎖とは異な
る高マンノース型1ノ!鎖ではあるが、酵母菌の小胞体
で起こるコアυ!鎖の付加は高等動物と共通した過程で
あり、両者における相違は外側の?!鎖の付加に見られ
るのみである。
9、 ビタミン、微量因子等の添加により完全合成培地
で形質転換体を生育させることができる。
10、純粋なグルコースでなく粗製の糖源を利用しても
形質転換体を生育させることができる。
この様な背景に基づいて、本発明においては酵母を宿主
として使用する。
(プレプロ配列) ヒト血清アルブミンを酵母細胞中で発現せしめ、これを
効率よく分泌せしめるためには、成熟ヒト血清アルブミ
ンのN−末端にプレプロ配列が存在する必要がある。ま
た、このプレプロ配列は目的蛋白質の分泌の際に切除さ
れて該目的蛋白質が成熟型で分泌される必要がある。こ
のため本発明においては、この様な条件を満たすプレプ
ロ配列としてヒト血清アルブミンの本来のプレプロ配列
を使用する。
酵母における蛋白質の発現を増強するためには該蛋白質
のN−末端領域をコードするコドンとして、酵母中で効
率よく翻訳されるコドンを使用するのが好ましい、この
ため、本発明においては、前記プレプロ配列をコードす
るDNA配列として、酵母において効率よく発現される
遺伝子において高頻度で使用されるコドンから構成され
る合成りNA配列を使用する。この様なコドンとして例
えば次のコドンを用いる。
八1a=GCT    Tyr−TACArg=AGA
    Gly=GGTプレプロ配列をコードするDN
A部分の一例として次の配列を用いることができる。
EcoR1 はEcoRI粘着末端が設けられており、この制限酵素
部位により上記配列はベクターに挿入される。
また、上記プレプロ配列のC−末端のArgのコドンと
しては、酵母での翻訳のために好ましいとルて上記した
コドンではなく、CGCが採用されており、これにより
5′−末端をC1a Iにより切断した成熟ヒト血清ア
ルブミン遺伝子と連結することができる。
ヒト ′アルブミンA′ ヒト血清アルブミンAをコードする遺伝子(cDNA)
はすでにクローン化されており、その塩基配列及び該塩
基配列から推定されるアミノ酸配列は、特願昭63−0
37453に詳細に記載されている。
従って本発明においては、このcDNAを含有するプラ
スミドpuc −HSA −CI+等をヒト血清アルブ
ミンAをコードする遺伝子の供給源として使用すること
ができる。なお、これらのプラスミドの作製方法を参考
例として後記する。
ポリA配  びAATAAAシグナル コード配列の3′−末端の下流に存在するポリA配列及
びAATAAAシグナルが真核生物のmRNAの安定性
に寄与すると言われている(Bergmann及びBr
awero+an Biochemistry、16.
259−264(1977);)luezら、Proc
、Natl、Acad、Sci、USA、78,908
−911(1981)) 。
従って、本発明の好ましい態様においては、ヒト血゛請
アルブミンAをコードするcDNAの下流にこれらの配
列を配亙する。ポリA配列及びAATAAAシグナルと
しては、例えばヒト血′請アルブミンAcDNAに自然
に付随しているこれらの配列を使用することができる。
これらの配列を含有するヒト血清アルブミンA遺伝子は
すでにクローン化されており、’I願昭63−0374
53に記載されている。これらの配列の供給源として例
えばλgt 11 (IIsA−IA)を使用すること
ができ、その作製方法を参考例において後記する。
1旦天二り二 本発明においては、酵母細胞中で機能するものであれば
いずれのプロモーターを使用することもできる。しかし
ながら本発明においては誘導可能なプロモーターではな
く構成的プロモーターを使用するのが好ましい、誘導可
能なプロモーターを使用して誘導)桑作を行った場合に
はヒト血清アルブミンが細胞内に急激に蓄積し、分子間
ジスルフィド結合が形成されて非天然型の立体構造を有
する分子が生成する可能性があるからである。
弱い誘発性を示すか又は構成性の酵母プロモーターの内
、強力な活性を持つものとしては、例えば、アルコール
デヒドロゲナーゼ(ADII + )プロモーター、グ
リセルアルデヒド−3−リン酸デヒドロゲナーゼ(GA
P)プロモーター、及びグリセリン酸リン酸キナーゼ(
PGK)プロモーターがあり、本発明においては、AD
HIプロモーターを例にとって具体的に説明する。
酵母へ〇+11遺伝子(ADC1)を含む約2,100
塩基対の領域の塩基配列が既に決定されており、ADD
Iをコードする約1.100塩基対の配列の他に750
塩基対の5′側非翻訳配列と320塩基対の3″側非翻
訳配列が判明している[Bennetzen、 Jおよ
びHall、B、J、Biol、Chem、257,3
018−3025(19B2))  、  転写におい
てRNAポリメラーゼによる認識配列と考えられている
Goldberg−)1ognessボックス(TAT
^ボックス)は翻訳開始コドンATGの128塩基上流
(−128の位′f1)にあり、ADHIプロモーター
活性は、410の位置にあるSph 1認識部位より上
流を欠失させても失われないといわれている(Beie
r及びYoung、Nature 300.724−7
28(1982) ) 、  ADHIプロモーターに
よる転写物は通常の酵母菌で全ポリ(A) RNAの少
な(とも1%に達する(Ammerer。
G、Methods Enzy+wo1.匪192−2
01(1983) ) 。
叉二亙生二り二 転写における読み越しくread−through)に
より遺伝子生成物の量が減少する例が報告されている〔
例えば、Zaret、に、S、及びShermen、F
、、Ce1l 2B。
563−573. (1982) ) 、この現象を防
止するためには発現されるべき構造遺伝子の下流にター
ミネータ−を設けるのが好ましい、酵母ターミネータ−
を外来遺伝子の下流に配置し、遺伝子の発現を上昇させ
た例としてはたとえばPC,にプロモーター/ターミネ
ータ−からなるサンドインチベクターを用いて子牛キモ
シンを発現させた実験があり、ターミネータ−の導入に
より数倍〜十倍程度の発現上昇が報告されている(Me
llorらGene 24+1−14(1983)) 
、このような目的のためのターミネータ−としてはさま
ざまな遺伝子由来のものが使用でき、たとえば丁RP5
(トリプトファン合成酵素)遺伝子やCYCI(イソ−
1−チトクロームC)遺伝子などのターミネータ−が利
用されている0強力なプロモーターが関与する転写の場
合、リードスルーを防ぐために強力なターミネータ−が
その下流に配置されている方が発現の制御に好都合と考
えられる。このため本発明においては例えば強力なプロ
モーターを有する遺伝子のターミネータ−である^D1
目ターミネーター1GAPターミネータ−等を用いるの
が好ましい。
丘り叉二皿工 以上、本発明の発現プラスミド中に含有される、発現に
直接関連する要素について説明したが、本発明の発現プ
ラスミドは、さらに、酵母複製起点及び標識遺伝子を含
有しなければならない、酵母複製起点としては、例えば
酵母由来の21MプラスミドDNAの複製起点等を使用
することができる。
標識遺伝子としては、宿主に薬剤耐性を付与する遺伝子
、宿主の栄養要求性を補完する遺伝子等、常用の標識遺
伝子を用いることができる。さらに、プラスミドの組換
え操作の際にプラスミドの?1製を大腸菌中で行わせる
必要があるため、本発明のプラスミドは大腸菌複製起点
及び!!識遺伝子を含有するシャトルベクターであるこ
とが好ましい。
この様な、シャトルベクターとしての基本的要件を備え
たベクターとして市販のプラスミドpJDB207等を
用いることができる。このプラスミドpJ[lB 20
7中の酵母標識遺伝子は、ロイシン生合成酵素であるβ
−イソプロピルリンゴ酸脱水素酵素をコードするLEU
 2遺伝子である。
生豆1立スj上 従って本発明の好ましい発現プラスミドにおいては、酵
母復製起点及び標識遺伝子並びに大腸菌?jI製起点及
び標識遺伝子を含んでなるシャトルベクターに、プロモ
ーター、プレプロ配列をコードするリーダー配列が連結
されたヒト血清アルブミンAをコードする遺伝子、ポリ
A配列及びクーミネーターがこの順序で挿入されている
2、腹11^ 本発明のプラスミドによる宿主酵母の形質転換は常法に
従って行うことができ、その具体例を実施例9に記載す
る。
3.1  の立  びヒト血′アルブミンの 収ヒト血
清アルブミンcDNAを含んだ発現プラスミドにより形
質転換された宿主酵母菌は通常の酵母の培養法により培
養できる。たとえばYPDのような天然完全培地やSD
培地に1%の酵母エキスを加えたような不完全合成培地
でも培養できる。
培養後細胞外に分泌されたヒト血清アルブミンの回収は
種々の方法で可能である。エタノール、アセトン、硫酸
アンモニウムなどによる分別沈澱1等電点沈澱、限外ろ
過などによるI′A縮及び部分精製を行った後に各種ク
ロマトグラフィーや上記部分精製法を組み合わせれば高
度に分泌ヒト血清アルブミンが精製されることが期待で
きる。
次に、実施例により、この発明をさらに具体的に説明す
る。以下の実施例において、特にことわらない限り、酵
素反応は次の条件下で行った。
EcoRI  (= ッポンジーン; 12 :Lニー
/ト/J11)、C1alにューイングランドバイオラ
ブス;5ニー’−7ト/JJ1)、旧ndmCニッポン
ジーン;12ユニー/ト/u1)、XhoI(宝酒造;
12ユニット/ul)、及びBamHIにッポンジーン
;35ユニット/pりによるDNAの消化:DNA1イ
、酵素1 ttl、及び10 XEcoRT B衝液(
I MTris −HCI (pH7,5)。
100mMMgCIz、500cMNaCI ) 3 
tlに滅菌蒸留水を加えて30μlとする。37°C1
1時間保温して切断を完了させる。5allにッポンジ
ーン、15ユニット/ll>の場合は10 XEcoR
I 11衝液の代わりに100IR100IR−HCI
 (pH7,5)、 70 *MMgC1z、 1.7
5MNaC170mM2−メルカプトエタノール、2r
aFIEDTA。
0.1%ウシ血清アルブミンを使用する。
バクテリアアルカリ性ホスファターゼ処理=DNA l
 n、制限酵素EcoRI及び旧ndII[各々1 t
tl及び10 XEcoRI緩衝液2111に滅菌蒸留
水を加えて20uとし、37℃で1時間保温した後、9
0°C15分間加熱して酵素を失活させる0次に滅菌蒸
留水38IJ1、バクテリアアルカリ性ホスファターゼ
24(宝酒造0.5ユニット/I)を加えて37°C1
1時間保温した後、フェノール抽出を行い、得られた水
層をエタノール沈澱に用いる。
T4DNA リガーゼ処理:たとえばベクターDNA1
n、ベクターDNAと等モル量のDNAフラグメント、
IOXリガーゼ緩衝液(660+mMTris−HCI
(pH7,5) 、66mM MgC2t、100mM
ジチオスライトール、1 mMATP ) 3 ut及
びT4DNAリガーゼII(宝酒造、約400ユニット
/l、Gに滅菌蒸留水を加えて30μlとし16°Cで
一晩保温する。
合成フラグメントのT4ポリヌクレオチドキナーゼによ
る5′−リン酸化: 50mMTris−11CI(p
H7,6) 、10mM MgC1z 、5ffiMジ
チオスライトール、Q、 ’l mMATPを含有する
?容゛液(25μり中でDNAフラグメントの各々の分
量(約3 Q pn+oles)を6ユニツトのT4ポ
リヌクレオチドキナーゼ(宝酒造)で37°C160分
間処理することにより5′端をリン酸化する。リン酸化
されたフラグメントを含む?8液を混ぜ(計100 J
)100’Cの水浴に5分間放置した後室温で放冷しア
ニーリングを行う、2JJIのT4DNA リガーゼを
加え16°Cで一晩保温し、フラグメント間を連結し、
二本鎖フラグメントとする。
大腸菌DNAポリメラーゼ1反応:DNA1μm、DN
AポリメラーゼI  (Kleno−フラグメント、宝
酒造3,5ユニット7μt)1td、1mMdXTP(
dATP、dGTP。
ciCTP、TTPの混合物)1m及びIOX緩衝液〔
70mMTris−MCI(pH7,5) 、I Il
!MEDTA、200mMNaC1゜70イMMgC1
z 〕3 ulに滅菌蒸留水を加えて全〒を30J11
とし、37°Cで30分間保温する。
プローブの標識; 1nの合成りNA、50pciのr−”P−ATP水7
B ’+Fl (3000Ci / s@olり、(5
0mMTris −HCI (pH7,5)、IOII
M門gclz 、5mMDTT 、  10ユニツトT
4ポリヌクレオチドキナーゼ(宝酒造)を含む10uの
溶液を37°Cで1時間反応後、未反応のヌクレオチド
をNick−column(ファルマシア)を用い、メ
ーカーのプロトコールにのっとり除き、コtpで標識さ
れたDNAを得る( I X10”cpm/ 1、、D
NA/4oOm ) 。
ハイブリダイゼーション: DNAを固定した膜をハイブリダイゼーション液(6x
sSC(1xssc はO,15M NaCE、 0.
015Mクエン酸ナトリウム、pH7,0)、5Xデン
ハート液(0,1%ウシ血清アルブミン、0.1%フィ
コール、0.1%ポリビニルピロリドン)、0.5%S
DS 。
100n変性サケ積子DNA)IOJ中で、42°C2
3時間保温する。液を捨て、プローブをIXIObC9
m /−加えたハイブリダイゼーション液1〇−を加え
、80°C13分保温する8次に、42°Cで一夜保温
する。液を捨て、膜を2XSSCにより室温で5分洗い
、さらに2xsscにより60’Cで30分洗う。
なお、酵素反応によりプラスミドを作製する場合には、
その酵素反応7H合物を用いて大腸菌HB 101を常
法に従って形質転換し、大腸菌標識遺伝子に依存して適
切な常法により形質転換体を選択し、目的とするプラス
ミドを含有するクローンを例えばミニプレバレージョン
法により形質転換体から抽出したDNAを種々の制限酵
素で切断して電気泳動法により分析する方法(たとえば
Maniatis。
↑、Fr1rsch4+F、& Sambrook、J
、Mo1ecular cloningA Labor
atory Manual Co1d Spring 
HarborしaboraLory 1982)により
選択した。そして選択されたクローンを培養し、菌体か
ら常法に従ってプラスミドDNAを抽出することにより
、所望の組換えプラスミドを増幅・回収した。この方法
は組換え操作の各段階により必要に応じて行った。
!EJilL1.  プレプロ   コード るDNA
のA威 次の配列を有する4種類のオリゴヌクレオチド=1、 
AATTCATGAAGTGGGTTACTTTCAT
CTCTTTGTTGTT2、 ΔGAACAAGAA
CAACAAAGAGATGAAAGTAACCCAC
TTCATG3、 CTTGTTCTCTTCTGCT
TACTCTAGAGGTGTTTTCAGACG4、
  CGCGTCTGAAAACACCTCTAGAG
TAAGCAGAAGを、Matteucci、M、D
、及びCaruthers+M、)1.、Tetrah
e−dron LeLters21,719(1980
)に記載されているホスホアミダイト法により、自動D
NA合成!l!a (Appl−ied Biosys
temsモデル380B)を用いて合成した。
オリゴヌクレオチド断片をT4ポリヌクレオチドキナー
ゼにより5′−リン酸化した後、アニーリングせしめ、
次にT4DNA リガーゼにより連結して、プレプロ配
列をコードする一個の二本鎖DNAを得た。この二本鎖
DNAは前記の構造を有する。
正常ヒト血清アルブミンAのcDNAを含むプラスミド
pUc−11sA−CH(参考例2)を制限酵素Eco
1口及びC1a 1で二重消化して大きい方のフラグメ
ントを得、これを前記の合成りNAとT4DNA リガ
ーゼにより結合させプラスミドpUc−115A−E)
lを作成した。
pUc−)ISA−E11プラスミドをEcoREで処
理し開環し、バクテリアアルカリ性ホスファターゼで5
′−リン酸基を除去後、 5’  −AATTCTCGAG GAGCTCTTAA −5’ の配列から成るXho I認識部位を含むXholリン
カ−とT4DNA リガーゼにより結合させ環状ブー7
スミドpUc−X−H5Aを作成した。
ヒト血清アルブミンAのcDNAの3′側領域を含有す
るλgtll()ISA−IA) (参考例1、第80
)をEcoRlにより消化してヒト血清アルブミンAの
cDNAを含有するDNAフラグメントを得、これをE
coRIにより切断したプラスミドpUc1Bに連結し
てプラスミドρUC41SA−1’を得た。このプラス
ミドptlc−HS^−ビを旧ndIIIで切断しH3
AのポリA配列及びAATAAAシグナルを含む小さい
方のフラグメントを得て、これを!l1ndIII処理
で開環しアルカリ性ホスファターゼで処理して末端の5
′リン酸基を除去したpuC−X−11sAに組み込み
pUc−XilSA−Aプラスミドを作成した。
実2  ブースミ JDB−NeOの 基本となる大腸菌−酵母菌シャトルベクターとして市販
されているプラスミドpJDB207 (アマジャム)
を使用した。また、Neo (アミノゲルコンドホスホ
トランスファラーゼ3’  (1))遺伝子源として市
販されているプラスミドpNEO(ファルマシア)を使
用した。プラスミドpNEoを旧ndlH及びEcoR
lにより二重消化し、大きい方のフラグメントを得た0
次に、下記の配列: を有する二本鎖オリゴヌクレオチドを、前記pNE。
の大きい方のフラグメントにT4DNA リガーゼを用
いて連結・環状化してプラスミドpNeO−PLを得た
前記二本鎖オリゴヌクレオチドは5′−末端にEcoR
I粘着末端配列を有し、3′−末端に1lindnl末
端を有するほか、内部にl1ind III 、  X
ho I及びSma 1部位を有する。従って前記プラ
スミドpNpO−PLはNe0ifi伝子の上流に複数
の制限酵素切断部位を有する。次に、このプラスミドp
NeO−PLをH4ndIII及びBan+HIにより
二重消化し、1.4 Kbフラグメン[・を得た。プラ
スミドpJDB207をl1indlII及びBa1l
HIにより二重消化し、2μ酵母復製起点及び標識遺伝
子LE02等を含有するベクターフラグメントを得た0
次に、これらのフラグメントを74DNA リガーゼに
より連結することによりプラスミドpJDB−Neoを
得た。
酵母菌4822株の染色体DNA longを1ユニツ
トの5au3ATと37℃、15分反応させた( 20
0J11の50mMTris−HCI(p)17.5 
) 、7mMMgCIt 、50+MNaCl中3,1
0dの0.5 MEDTA (pHs、 0 )を加え
、65’C10分反応させ、酵素を失活させた。5%シ
=tt’fA−TE [TE : 10mMTris−
ICI(p)17.5 )、1 ral’1EDT^〕
と20%シ!I糖 TEを用い、密度勾配を全112d
で作製した。この勾配の上に上記反応液を重層し、ベッ
クマン社のS−410−ターを用い、22Krp+sで
15時間、16℃で遠心した。
遠心後、各分画について電気泳動を行い、15kb〜2
0kbのフラグメントを含む両分に501の3M酢酸ナ
トリウム液(pH5,2)を加え、次に1−のエタノー
ルを加え、よく混合した後、−20℃に一夜静置し、D
NAを沈殿させた。遠心(15Krpm、5分、4°C
)により、DNA沈渣を回収した。この沈渣を70%エ
タノールで洗った後、減圧乾燥した6以上の操作により
、5nのDNAを得た。
この0NAII!Kを2JIIIのEMBL3のアーム
(Strategene社製)、及び350ユニツトの
74ON^リガーゼ(宝酒造)と混ぜ、16℃で一夜反
応させた〔反応液=10 Jllの50膳H丁ris 
  IIcI(pH7,5)、1 0mMMgC1g。
10 mMDTT、 1 mM八へP ) 、上記反応
液14を用い、GIGA−PACK Plusキット(
Strategene、 #GP6−P)により、イン
ビトロ・パッケージング反応を行った。
その結果、3 X10’pfuの、大腸菌P2392株
(hsdR514(rk−+mk”)+ 5upE44
.5upF5B、 1acY1. galK2+gaj
 T22. weL Bl、 Lrp R55,CF2
)”lに感染しうるファージを得た。 100Qpfu
のファージを50mのP2392細胞に加え、37°C
で20分反応させた後、2.5dのL−Top−Aga
rose  (L B培地(1%トリプトン、0.5%
酵母エキス、1%Na(、jり中0.7%アガロース〕
と共に、直径90mmのし一プレート(LB培地+1.
5%寒天)にまいた、このようなプレートを5枚用意し
、37゛Cにて一夜培養し、プラークを形成させた。プ
ラークの形成されたプレートを1時間4 ’Cで保存し
た。
Hybond  N膜(アマジャム)をアガロース面に
密着させ、室温に2分静置した。膜をアガロースからは
がし、接着面を上に、0.5 N NaOH1l MN
aCLを浸した3MMフィルター(Wha tlan)
上に5分間置いた。膜を0.5M Tris−1(CI
(pH7,2)、 1.5MNaClを浸した3MMフ
ィルター上に移し、5分静置した。2xssc液で膜を
洗い、風乾させた。風乾したnIiをサランランプで包
み、UV照射し、DN△を膜に固定した。この膜を、A
DCI遺伝子の翻訳頭載のアミノ末端より10残基に相
当する塩基配列を化学合成したプローブADH(5’A
TGTCT ATCCCA GAA ACT CAA 
AAA GGT GTT)とハイブリダイゼーションさ
せた。膜を洗浄後サランラップに包み、XAR−5フイ
ルム(コダック社)に密着させ、1nLensify 
5creenを用い、−70°Cにて5時間露光させた
現像後、ハイブリダイゼーションシグナルを与えたプラ
ークをパスツールピペットの先でかきとり、 100I
i!OTM液(l OmMTris −11CI (p
H7,5)。
10T@問gc1□〕に懸濁し、室温に20分間静置し
た。懸濁液0.5 plを1dのTM液で希釈し、その
うち5 plを前述した方法で大腸菌P2392に惑染
させ、直径9 G ++uiのプレートにまきプラーク
を形成させた。形成させたプラークは、再度上記のよう
にプラークハイブリダイゼーションを行い、単一プラー
クからなるポジティブクローンを得た。ポジティブプラ
ークをパスツールピペットの先でかきとり、50p!の
P2392細胞に加え、37°Cで20分間静置した後
、液を2dのLB培地、10m問gso、に加え、37
°Cで6時間振とう培養した。
クロロホルムを100u7加え、ポルテックスミキサー
にかけ完全に溶菌させた−  2.500rpmで5分
遠心し、上・清を得た。この上清中に10’°オーダー
のファージが含まれていた。この上清800μlに10
0dの5門NaClを加え、次に540111のイソブ
ロパノ−ルを加えよくまぜ−20’Cで20分間静置し
た。
遠心し、得た沈渣を500 #7の70%エタノールで
洗い、200IのTHに溶解させた。
1m(60ニー’−7ト/III〕のDNasel  
(宝酒造〕と、2IのI MMgClgを加え、37°
Cで30分反応させた。100ulのTE飽和フェノー
ルを加え、ポルテックスミキサーで処理した。12Kr
p■、5分遠心し、得られた水層をフェノール/クロロ
ホルム(1:1)で−回抽出した。得られた水層に20
4の3M酢酸ナトリウム(pH5,2)を加え、さらに
500Iのエタノールを加え、遠心してDNAを沈殿さ
せた。得られた沈渣を70%エタノールで洗った後、減
圧乾燥させ、そして50JllのTEに溶解した。この
操作でlJ4相当のファージDNAが得られた。得られ
た溶液20μlに、2.2IのlO倍濃度EcoRI 
緩衝液(0,5MNaCI 、 0.5MTris−)
ICI(pH7,5)、 70mMMgC1t)を加え
、1J11(5ニー’−7ト/i)のEcoRIにッポ
ンジーン)とll1lのLong/dのRNaseA(
Sigma)を加え、37°Cで1時間反応させた0反
応後、0.7%アガロース電気泳動を行い、常法に従い
、DNAバンドをl1ybond Nffflにプロン
ティングさせた。DNAの結合したl1ybond−N
膜は、プラークハイブリダイゼーションと同一の条件で
ハイブリダイゼーシヨンを行った。このようにして得ら
れたいくつかのクローンのうち、λ−MDIでは、8.
4kbのEcoRIフラグメントにプローブが結合する
ことが分かった。
残りのD N A iB液のうち20Iを、前述の条件
下で、EcoRrにより切断し、0.7%アガロースゲ
ル電気泳動でフラグメントを分離した。 8.4 kb
EcoRIフラグメントを含むアガロース断片を切り出
し、グラスパウダー法(Gene C1eanT″1.
  Bio−101社)により、DNAをアガロースか
ら分離、精製した。
10I11のTE中に溶出されたDNAを、EcoRI
で切断したpHc19と連結反応させ(30ng pU
c19゜50mMTris  tlcl(pH7、5)
、 10mMMgCIr、10mMDTT。
1 mMATP、 350ユニツトT4DN八リガーゼ
/30μl中。
16°C,2時間〕、反応液5μlを用いて大腸閉JM
107を形質転換させた。形質転換した大腸菌を50 
itt/rrdl X −Gal 、 5−IPTG、
  50 pg/mlアンピシリンを含むし一プレート
(X−Gプレート)にまき、コロニーを形成させた0発
色していないクローンを50q/afアンピシリンを含
む5dのLB培地に接種し、37°Cで一夜培養し、菌
を増殖させた。ミニプレバレージョン法によりDNAを
調製し、最終的に得られたエタノール沈澱を50μlの
TEにン容解させた。3周製したD N Aの内5pノ
をEcoRlで切断しく 50 +RMTris −t
lcl (pH7,5>7 mMMgcIg、 50 
mMNacI 、 1 mg/mflRNaseA 、
 5ユニy トECORI /15μZ ) 、0.7
%アガロースゲル電気床動を行い、8.4kbのEco
RIフラグメントがpuCに挿入されていることを確か
めた。さらに、サザーン法により、このフラグメントが
プローブと結合することを確かめた。このようにして得
られたクローンpEco8.4のDNAを精製し、0.
5 A!gを5au3AIで完全分解しく50mMTr
is−11cI(pH7、5)。
50+aMNaC] 、 7mMM5C1z、 4ユニ
ツト5au3AI/15μf中、 37 ’C12時間
)、0.7%アガロースゲル電気泳動によりDNAフラ
グメントを分離した。
1.6kbフラグメンl−を含むアガロース断片より、
CeneClcan”により、DNAをIOμ/TEに
回収した。
これをBamtl lで切断したpUc119と連結反
応させ、反応液の5 plを用い、大腸菌Hν1184
を形質転換した。形質転換した大腸菌をX−Gプレート
にまき、コロニーを形成させた0発色しないコロニーの
DNAをミニプレバレージョンで:m シし、分析を行
った+15j’DNAを[coRlと旧ndlllで切
断したもの、(5ニー’−7トEcoRI 、 5ニー
’−7ト11indlTl)、及び6ユニント5phl
で切断したものをそれぞれゲル電気泳動で分析し、前考
においては1.6kbのフラグメント、後者においては
、1.Okbフラグメントを生ずるクローンを選別した
。このようにして得られたクローン、ρSau 1.6
のDNAを調製し、以下の実験に用いた。
DNAEzzgをSma IとSac lで切断した(
10mMTris −11cI (pH7,5) 、 
20 mMにC1,7r6MMgclt、 20ユニy
 ト5eal 、 20:L二ント5ac1150tr
1 。
37 ”C、2時間〕6反応終了後、フェノール−クロ
ロホルムで抽出し、エタノール沈殿によりDNAを回収
した。DNA沈渣を50μ!のExolIItl街液(
50mMTris −14CI (pH8,0)、lo
O+MNacI 、 5 +5MMgC1t、10II
IM2−メルカプトエタノール)に溶した。もう−本の
チューブに50JのMBil街液(40g+M酢酸ナト
リウム(pH4,5)+ 100+wMNaC1,2m
MZnc1g、10%グリセロール)を入れ水中に薗い
た。
DNA液に180ユニツトのExo mヌクレアーゼ(
宝酒造)を加え、37℃に保温した。酵素添加後30秒
ごとに5 plをサンプリングし、MB緩衝液の入った
チューブに移した。サンプリング終了後、氷上のチュー
ブを65°C15分保温し、次に37°Cに冷し、50
ユニツトのマング・ビーンヌクレアーゼを加え、37°
C130分保温した。反応後、この液をTEで飽和させ
たフェノールで抽出し、エタノール沈澱でDNAを回収
した1回収したDNAを30ulのTEに溶した。II
J7をとり2 plのIOXライケーション液(500
+eMTris−)1cI(p)17.5 )、  1
00mMMgCl□、100+y+l’1DTT、  
 1 0mMATP  )を加え、L6plのTE、1
mのT4DNA リガーゼ(350ユニント/μl)を
加え、16°Cで一夜保温した0次に、70°Cにて1
0分間保温し、リガーゼを失活させた後、0.2?1K
C1を24、Sea 1を1a1(10ニー’−7ト/
IJI)加え、37°C,1時間保温した0次に70°
Cにて5分間保温し、水中に移した。
これを用い、MV1184を形質転換させ、形質転換体
を一夜37°Cで培養し、コロニーを形成させた。
コロニーからDNAを調製し、欠失変異が生じているク
ローンを検出した0次に、欠失の起こっているクローン
の一本鎖ファージDNA85A製した。
ファージDNAは、7−DEAZA−ジデオキシ・シー
クエンシングキ・ント(宝酒造)を用い、メーカーマニ
ュアルに従い、配列決定を行い、ATGより上流−10
bpまで欠失したクローンpDE6−10を1)だ、 
pDE6−10のDNAを調製し、1埋DNAをEco
RIで完全消化し、100IJIのTEに溶解させた。
この’t8 液2 tdに1100nのXhoリンカ−
(AATTGC丁CにAGC)を加え、10IIIの反
応液中で連結反応させた(16°C12時間)、70°
Cにて10分間保温し酵素を失活させ、1μ!の0.5
 M NaCl、5ユニントのEcoRIを加え、37
°C30分間保温した後、これを用いて、大腸菌MV1
184を形質転換させた。得られたコロニーからDNA
を調製し、EcoRlで切断されず、Xho Iで切断
されるクローンを選別した。このようにしてpDE6−
10 (Xho) (プロモーターカセットベクター)
を得た。
このベクターpDE6−10 (Xho)を含有する大
腸菌Escherichia  coli  MV11
84/ pDE6−10(Xho)は工業技術院微生物
工業技術研究所に微工研菌寄第10311号(F[、l
11M P−10311>として寄託されている。
pEcO8,4I nを4ユニントの[(al lで切
断した( 10 ff1M Tris−tlcI(pH
7,5)、 7 mMMgcIz /20d、31°C
,を時間)0次に、1MNaclを3μ!加え、4ユニ
ツトのSph Iを加え、1時間37°Cに保温した0
反応後0.7%アガロースゲル電気詠動を行い、lkb
のフラグメントを分離し、GeneCleanでDNA
を抽出した0回収したDNAを、Sph IとS+++
a rで切断したpUc118と連結反応させ、MV1
184を形質転換させた。形質転換クローンからDNA
を調製し、フラグメントの挿入されたクローンを捜した
。このDNAを調製し、1ptDNAをSph 1及び
旧ndII[で切断しく I XEcoR] 緩衝液。
4ユニット5ph1.12ユニ・ントHindlII 
) 、1.2%アガロースゲル電気床勤を行い、0.3
3kbフラグメントを単離し、そしてGene C1e
anによりDNAを抽出した。これを、プラスミドph
h了り−PLIを1(indIII及びsph Iによ
り二重消化して得られた5、7kbフラグメン)50n
gと連結反応(全反応)8液!d20μりさせた。
反応後、大腸菌JM107を形質転換させ、アンピンリ
ンを含むし一プレー) (L−ampプレート)上でコ
ロニーを形成させた。コロニーよりDNAを調製し、制
限酵素分析により挿入DNAを調べ、目的とするフラグ
メントが挿入されたクローンをj′トた。そのクローン
からDNAを調製し、その0.5Mgを旧ndlIIで
切断した。70°C5分保温して、氷上に1多し、1 
pl (D 1 mMdXTP(dATP 、 dGT
P、 dCTPdTTI’を各々1mM含む)、と2ユ
ニツトのDNAボリメラーゼ(Kleno−フラグメン
ト)〔宝酒造)を加え、37°Cで30分間保温した。
フェノール・クロロホルムで除蛋白後、DNAをエタノ
ールで沈殿させた。DNAl0Jの1×ライゲーシヨン
液に溶かし、350単位の74DNA リガーゼを加え
、16°Cで一夜保温した。70°Cで10分間処理し
、リガーゼを失活させた後、0.5 MNaClを1゜
2j11.11indI[1を12ユニット加え、37
°Cで30分間処理した。これを用い、大腸菌JM10
7を形質転換させた。 L−ampプレートに形成され
たコロニーの一部をL−a+mp液体培地(L−amp
プレートから寒天を除いたもの)中で培養し、得られた
菌体からDNAを調製し、Hindlllサイトが失わ
れたものを得た。
DNAをAFl製し、0.5 nDNAを4ユニツトの
Ba+IIHI、12単位のSph Iで切断した( 
10 mMTris ・11cI  (pH7,5)、
 150mMNaC1、7mMMgCIz ) 、 1
.4%アガロースゲル電気泳動で、0.34kbのDN
Aフラグメントを分離し、Gene C1eanでDN
Aを104のTHに回収した。これを30ngのpAT
I53を、BamHI及びSph lで切断して得た3
、5kbフラグメントとで連結反応させた。
反応液で大腸菌JM107を形質転換させ、L−a+n
pプレートにコロニーを形成させた。コロニーの一部を
L−amp液体液体中地中養し、得られた菌体からDN
Aを調製し、0.42kbのサイズのBamHI −5
al に重消化物(DNAフラグメント)を与えるクロ
ーンをさがした。得られたD N A 0.5 nを、
BamHI及びSal  !で切断し、1.4%アガロ
ースゲル電気泳動により、0.42kbフラグメントを
分離し、Gene C1eanにより5 plのTEに
回収した。これを、BaII+HI   Sal Iで
切断したlongのpLlc419と連結反応させた0
反応液1 ttlを用い、大腸菌阿り1184を形質転
換させ、XGプレートにまき、コロニーを形成させた。
白色のコロニーより、DNAを調製し、フラグメントの
挿入されたものを得た(pUc八Tへ;ターミネータ−
カセット・ベクター)。
このベクターpUC−ATEを含有する大腸菌Esch
erichia  co且ノV1184(pUc−AT
E)は工業技(1,i院微生物工業技術研究所に微工研
菌寄第10310号(FERM P−10310)とし
て寄託されている。
丈庭斑1.西    ベクターの作撃 プロモーターカセットベクターpDE6−10 (Xh
o)0.5nを旧ndI[I及びXho Iで切断し、
0.7%アガロースゲル電気泳動により1.6kbのフ
ラグメントを分離した。一方、pJDB−Neon、 
5 trgを旧ndII!及びXho [で切断し、8
kbフラグメントを分離した。
両者を連結し大腸菌J旧07に導入し、アンピシリン耐
性コロニーを得た。コロニーよりDNAを得、挿入フラ
グメントを確認、シた(pAHG−10−Neo) 。
pJDB−Neoo、 5 nをBam1l I及び5
allで切1析し、約8kbのフラグメントを分、tl
だ、一方1gのpUc−ATEをBantl I及び5
allで切断し、0.42kbのフラグメントを分離し
た0両者を連結し、形成されたプラスミドにより大腸閉
JM107を形質転換させ、アンピシリン耐性コロニー
を得た。これらのコロニーよりDNAを調製し、目的の
プラスミドpJDB−Neo−A TE有していること
を確かめた。 pJDBNeo−ATEo、 5 nを
1IindIn及びXho Iで切断し、約8kbのフ
ラグメントを得た。一方、pDE−6−10(Xho)
より、1.6kbの1lindIII −Xho lフ
ラグメントを回収した0両者を連結し、形成されたプラ
スミドにより大腸菌J!1107を形質転換させた。ア
ンピシリン耐性コロニーのDNAを調べ、目的のプラス
ミド(pAl16−10− Neo−へTヒ)を有して
いるクローンを見つけた。
、このベクターを含有する大腸菌Escherichi
acoli JM107/pAIIG−10−Neo−
ATEは工業技術院微生物工業技iネi研究所に微工研
菌寄第10309号(FE)1Mp−x0309)とし
て寄託されている。
久」1片l、光瓜プラノミドの毘製コ皿工1花と前記の
様にして調製した、Neo遺伝子の上流にA D Hプ
ロモーターを有し、そしてNe0ifl伝子の下流にA
 D Hターミネータ−を有するプラスミドpAII(
i−1O−Neo−ATEをXho l及びBamHI
により二車消化することによりNcOifi伝子が除去
されたヘクターフラグメントを得た。他方、ヒト血清ア
ルブミンAのcDNAを含有するプラスミFpUC−X
11sA−A (実施例3)をXho l及びrlam
)I lで二重消化し、人工リーダー配列を含むプレプ
ロヒト血’(lljアルブミンAのcDNA及びポリ八
を含有するフラグメントを得た。これらを74 DNA
リガーゼにより連結することにより、発現プラスミドp
JDB−ADH−11sA−^を得た。
このプラスミドを含有する酵母n胚町田1匹競cere
visiae  AH22/pJDB−ADH−ISA
−Aは工業技術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第
10307号(FERM P−10307)として寄託
されている。
発現プラスミFによる酵母菌の形質転換は基本的には橋
本英明、木材光〔発酵と工業43 、630−637(
1985) )のKtJR法に従い、少し改良した方法
によって行った。まずYPD培地(2%ポリペプトン(
Dirco) 、1%酵母エキス(Dirco) 、2
%グルコース)5mlにAH22株(MATa、 Ie
u2−3.1eu2−112゜his4−519.Ca
n l )のYPD培地による一晩培養液0、1 ml
をカロえ30°Cで約4時間(説度が00600で0.
5に達するまで)振盪培養を行った。4°Cで2、 O
OOrpm、5分間の遠心を行い集菌し、菌体を分取し
、2.00Orpm+、 5分間または10,0OOr
pa+ 、、1分間の遠心で集菌した。得られた菌体を
2MLiSCN10m、50%PEG400846 m
に再懸濁し、そこにlOmのD N A 溶液(5〜1
0nのDNAを含む)を加え、30″Cで一晩保温する
。その懸濁液に1!dの滅菌蒸留水を加えゆるくポルテ
ックスミキサーにて[1する0次に2.00Orpm、
5分間または10.OOOrpm 、  1分間の遠心
を行い、得られた菌体を100μlの滅菌蒸留水に再懸
濁し、選択用の寒天培地〔SD培地:20n/IR1ア
デニン硫酸塩、20n/raアルギニン塩酸塩、20p
g/rtdlメチオニン、20tttr/1rdlヒス
チジン塩酸塩、20pg/lnlトリプトファン、20
n/mlウラシル、30pg/dイソロイシン、30n
/ml塩酸塩リジン、30ug/IR1チロシン、50
n/dフエニルアラニン、150n/mff1バリン、
0.15%アミノ酸不含イースト・ニトロゲン・ベース
(Dirco)、0.5%塩酸アンモニウム、2%デキ
ストロースに1.5%の寒天を加えたもの〕にまいた、
生じたコロニー(Leu” )をSD培地5 mlに懸
濁し、2日間30°Cで振盪培養した。 2,000 
rp鋼5分間、4 ”Cでの遠心により集菌し、菌体を
0.5 mlの1Mソルビトールに再懸濁し、遠心後、
菌体を0.5−の1Mソルビトール、0.1%2−メル
カプトエタノール、400μg / mlのザイモリエ
ース(7,ymolyase−100T生化学工業)に
再懸濁した。30°Cで30分間保温後生成したスフ上
口プラストを遠心(2,OOOrpm、5分間)して集
め、 l00Ii1の溶液1(50mMグルコース、1
0mMEDTA、25 mMTris−HCI (pH
8,0)) に再懸濁し、次に200.v/の溶液II
 (0,2NNa0I1.1%5US)を加え、よく混
合した後、水上に5分間放置した。  150Ir7の
5Mt9酸カリウムを加え、よくtR合し水上に10分
間放置した後、15,0OOrpa+ 、5分間、4°
Cでの遠心を行い、得た上清を新しいチ二−ブに移した
0等量のフェノール/クロロホルム(1:1混合液)を
加え激しく撹拌し、遠心(12,OOOrpm、5分間
)して1)だ水層を新しいチ二−プに移し、750 u
lのエタノールとポルテックスミキサーを用いてよく混
合した。混合液を15.OOOrpm 、5分間遠心し
、得られた沈澱に0.5 mlの70%エタノールを加
えポルテックスミキサーを用いて振盪した後、15.0
00rpm、5分間の遠心で沈澱を回収した。
このDNAの沈澱を真空中で減圧乾燥し、次に30p!
のT巳緩tJi7夜に?宕解した。プラスミドpJDB
−ADI+−11sA−Aを含む八H22の形質転換株
から得られたDNAt!品を各種酵素(たとえばll1
ndI!I 、  XholEcoRI 、 [laa
+ll I 、  Sal 1など)単独または、組合
せにより制限酵素分解し、得られたフラグメントをアガ
ロースゲル電気泳動、ポリアクリルアミドゲル電気泳動
法で分析することによりプラスミドの構造を確認した。
5O(−Leu)培地上に生じた単一のコロニーを5.
0−の新鮮な5D(−Leu)培地に懸°濁し、30°
Cで2日間振盪培養し、00.。。が約2.0になった
時点で培養液の0.1 dを5.0 dのYPD培地に
加えた。これを24時間30°Cで、OD、。。が約3
.0になるまで培養した。培1を5.00Orpm、 
 10分間、4°Cで遠心し、上清画分を回収した。上
清画分に等量の99%エタノールを加え、混合した後3
0分間4°Cに放置した0次に12.OOOrpm 、
  l Q分間、4゛Cで遠心し、沈澱物を得た。この
沈澱物を100.111のl×ローディング(Load
ing)緩衝液(5%2−メルカプトエタノール、0.
0025%ブロモフェノールブルー、2%SO5,0,
025M Tris−HCI 、8%グリセロール)に
溶解し、そのうち10dを電気泳動ゲル(SDS−ポリ
アクリルアミドゲル:4〜20%濃度勾配ゲル84(輻
)X90(高さ)×1.0(厚み)(単位は−)〕に重
層して分析した。
泳動は泳動緩衝液(0,025M Tris−11CI
(pH8,4)、0.192Mグリシン、0.1%SO
5)を用い、60n+Aの定電流下60分間行った。同
時に泳動したマーカーは卵白リゾチーム(分子ff11
4,400) 、)リプシンインヒビター(分子f!2
1,500) 、炭酸脱水酵素(分子i31.ooo)
 、オバルプミン(分子量45.000) 、子牛血清
アルブミン(分子ff166.200)、ホスホリラー
ゼB(分子量92.500) (全てBIO−RAD社
製)であった、泳動終了後、常法に従いクマシー・ブリ
リアント・ブルーにより染色し、または以下に示すよう
にウェスタンブロッティング後免疫検出を行った。泳動
後、分離された蛋白質を5artorius社製のセミ
ドライブロック−を用いてニトロセルロースフィルター
(BIO−RAD 社)に移した。フィルターを、1時
間メタノールに浸した後、5分間25+aMTris−
ICI(pH10,4) / 20%メタノールに浸し
泳動ゲルと密着させた。これを上記緩衝液、及び20メ
タノールを含む0.3 M Tris−HCI  (p
H10,0)と25n+MTris−11CI(pH9
,4) /40aM6−アミノ−n−カプロン酸等の緩
衝液に各々浸したろ紙ではさみプロッターに装着した。
6■の定電圧を約1.5時間かけた後、フィルターを3
%ゼラチンを含む20 IiMTris −11cI 
(pH7,5)1500mM NaC1(TBS)溶液
中で37°C,1時間振盪した後TBS10.05%T
ween −20中で5分間振盪することによりペーパ
ーを洗浄した0次に抗ヒト血清アルブミンウサギ抗体(
カッベル社)を1%ゼラチンを含むTBSで2.000
倍に希釈した溶液40d中でペーパーを室温でl晩振侵
した。ペーパーを0.05%のTween−20を含む
T[IS($)117.5 (T−TBS)で5分間振
盪しながら洗浄した。この操作をもう一度繰り返した後
第二抗体(西洋ワサビペルオキシダーゼで標識したヤギ
抗つサギIgG抗体、BID−RAD社製)を1%ゼラ
チンを含むTBSで3.000倍に希釈した溶液40 
ran中でペーパーを室温で1時間振盪した0次にT−
TBSで5分間ずつ2回およびTBSで5分間1回上述
のように洗浄した。当該バンド(ISA)の検出は4−
クロロナフトール30■を10dのメタノールに溶かし
た18液とTBS 50rtdl、30%過酸化水素3
0ulをγ■Lぜた溶液に?S ?nすることにより行
い、発色反応は蒸留水で希釈することにより停止させた
。結果を第7図に示す0図中、(A)は5DS−ポリア
クリルアミドゲル電気泳動の後クマシー・ブリリアント
・ブルーで染色したものであり、左側が分子量マーカー
で右側が酵母で産生・分泌されたヒト血清アルブミンを
含む試料の結果であり、(B)は5DS−ポリアクリル
アミドゲル電気泳動の後、ウェスタンブロンティングを
行い抗ヒト血清アルブミン抗体と結合させ、ヒト血清ア
ルブミン支びこのフラグメントを特異的に染色したもの
であって、左側が対照として用いた精製ヒト血清アルブ
ミンで右側が酵母で産生・分泌されたヒト血・請アルブ
ミンを含む試料についての結果である。
(1)分王ヱ 酵母画壇養液より<B離した正常ヒト血清アルブミンA
試オー1を2−メルカプトエタノールで還元し、そして
SDS処理を施した後に、SDS中12?イから30%
のポリアクリルアミド濃度勾配ゲルに添加し、Lacm
n+Ii、Ll、に、(1970)Nature、22
7,680  C85に記載の条件で電気泳動を行った
0分子量[1ことしてホスホB(分子!1i94,00
0) 、牛血゛清アルブミン(分子107.000) 
、オハルブミン(分子q43.000) 、炭酸脱水素
酵素(分子量30,000) 、大豆l・リプシンイン
ヒビター(分子¥20.000) 及ヒラクトアルブミ
ン(分子量14.400)を使用し、りマシー・ブリリ
アント・ブルー染色により蛋白質の検出を行った。ヒト
血清より精製された市販の血清アルブミンを対象として
同時に泳動し、酵母により分泌されたアルブミンとその
移動度を比較した。その結果、酵母菌産生正常ヒト血清
アルブミンAとヒト血清から精製されたヒト血清アルブ
ミンは、ともに同じ移動度を示し、分子167.000
であった。この結果を第12図に示す。
(2)工λ血挙動 (NaLiシeゲル電気泳動〕 酵母菌培養液より単離した正常ヒト血清アルブミンA試
料をそのまま、上記と同じ12%から30%のポリアク
リルアミド濃度勾配ゲルであるがSDSを除いたゲルに
添加し、SDSを除いた上記の条件で電気泳動を行った
。蛋白質のバンドを、クマシー・ブリリアント・ブルー
染色によって検出した。ヒト血清より精製された市販の
ヒト血清アルブミンを対象として同時に泳動し、酵母菌
産生正常ヒト血清アルブミンAとの電気泳動ゲルでの挙
動を比較した。SDSを除いたNativeゲル電気泳
動においても、酵母菌産生正常ヒト血清アルブミンAは
、ヒト血清より精製されたヒト血清アルブミンモノマー
と同じ挙動を示した。この結果を第13図に示す。
〔等電点電気泳動〕
等電点電気泳動は、LKB社製Aspholine P
AGplate pH範囲3.5−9.5を用い、同社
のマニュアルに添って行った0等電点標準として、同社
PIママ−−;C−フィコシアニン(p14.75,4
.85)、アズリン(ρ15.65) 、)リフルオロ
アセチルミオグロビン(ブタp15.9)、ミオグロビ
ン(ブタ、pr6.45) 、ミオグロビン(ウマ、p
17.3)、ミオグロビン(クジラ、p18.3)及び
チトクロムC(allo、6)を使用した。酵母菌産生
正常ヒト血清アルブミンAは、ヒト血”清から精製され
たヒト血1nアルブミンと同様にp14.9の主要バン
ドとp+4.7,4.65の二本のマイナーバンドに分
離した。
この結果を第14図に示す。
(3)免反北茅カニ1 免疫拡散を、0uchterlony 、 0.Pro
 r A11er  。
6 (1962)30、に記載の条件で行った。沈降線
形成後生理食塩水で脱蛋白質を行った後、クマシー・ブ
リリアント・ブルーにより沈降線の染色を行った。用い
た抗血清は、Cappe1社より入手したウサギ抗−ヒ
ト血清アルブミン抗血清及びベル・フリーズ社よりのヤ
ギ抗−ヒト血清アルブミン抗血清の二種類である。どち
らの抗血清を用いた場合でも、酵母菌産生正常ヒト血清
アルブミンAはヒト血清より精製されたヒト血清アルブ
ミンとは完全に融合した沈降線を形成し、この方決では
抗原性における両者の違いはみられなかった。結果を第
15図に示す。
(4)アミノ − アミノ 酵母菌産生正常ヒト血清アルブミンA100μgを用い
、アプライド・バイオシステム社製気相法プロテインシ
ークエンサー477Aにより、同社のマニュアルに従っ
てアミノ酸配列の決定を行った。その結果以下に示すと
おり、アミン末端アミノ酸Aspより、32番目のGl
nまでアミノ酸残店が同定され、すでに報告のあるヒ)
till清アルブミンのアミノ末端から32番目までの
アミノ酸配列と完全に一敗していた。アミノ末端側アミ
ノ酸の回収率より、用いた標品は、少なくとも93%は
アミノ末端アミノ酸がそろっていると考えられる。この
結果からは、不完全なプロセッシングによるプロ配列等
の残存は認められなかった。
酵母菌産生正常ヒト血清アルブミンへのアミノ末端側ア
ミノ酸配列はAsp−Ala−His−Lys−Ser
41u−Va l−A Ia−His−Arg−Phe
−Lys−Asp−Leu−G 1y−G Iu−G 
1u−Asn−Phe−Lys・A 1a−Leu−V
a 1−Leu−11e−A 1a−Phc−A Ia
−(:In−Tyr−Leu−Gln (5)肛yコJ礪梵弛 〔逆相カラムクロマトグラフィー〕 高速液体クロマトグラフィー装置は、アプライド・バイ
オシステムズ社製130Aセパレーションシステムを使
用し、Aquaporc RP−300カラム(2,1
mm1.D X30nn)によって分離を行った。カラ
ムは、0、1%トリフルオロ酢酸で平衡化を行い、蛋白
質の溶出は、0.1%トリフルオロ酢酸を含むアセトニ
トリルの濃度勾配溶出法によって行った。濃慶勾配は、
アセトニトリル濃度0%から100%までの直線濃度勾
配を45分間の間で形成することによって行った。この
時の流速は200pZ/l1linである。
この条件で、酵母菌産生正常ヒト血清アルブミンAは単
一の鋭いピークとして得られ、ヒト血清から精製された
ヒト血清アルブミンのピークとカラム上での保持時間及
びピークの形において区別できなかった。さらに、これ
ら二つのヒト血清アルブミンを混合し、同カラムで溶出
した場合でも、単一の鋭いピークとして得られ、二つの
アルブミンの逆相カラム上での挙動は、まったく同一で
あった。
この結果を第16図に示す0図中、Aはヒト血清より精
製されたヒト血清アルブミン、Bは酵母菌産生正常ヒト
血清アルブミンA、そしてCはヒト血清由来ヒト血清ア
ルブミンと酵母産生正常ヒト血清アルブミンAとの混合
物の逆相カラムクロマトグラフィーの結果である。
〔ハイドロキンアパタイトクロマトグラフィー〕高速液
体クロマトグラフィー装置として品性製作所社製5CL
−6A、 LC−6Aシリーズシステムを使用し、東亜
燃料工業製高分離分析用ハイドロキシアパタイトカラム
TAPS−020810(7,5鴫1.DXlocm)
によって分離を行った。溶出は、10−リン酸!!街液
10.05%アジ化ナトリウムから0.3Mリン酸緩衝
M10.05%アジ化ナトリウムへの直線濃度勾配を3
0分間で形成させるように行った。この時の流速は1m
/sinである。試料としては、酵母培養分泌液をDE
AE−5epharose CL−68で濃縮したもの
を、40%飽和の硫安沈殿で得られた上清を、さらに6
0%飽和の硫安で沈殿させたものを用いた。酵母産生正
常ヒト血清アルブミンAのピークの溶出時間は11.5
分であり、その溶出時間は、ヒト血清より精製されたヒ
ト血清アルブミンの溶出時間と一敗していた。したがっ
て、ハイドロキシアパタイトカラム上での挙動において
も、酵母産生正常ヒト血清アルブミンAは、ヒト血゛清
由来のものと区別できなかった。
この結果を第17図に示す。図中Aは酵母培養液′a縮
分画、Bはヒト血清からの精製ヒト血清アルブミンのハ
イドロキシアパタイトクロマトグラフィーの結果を示す
正常ヒト血清アルブミンA cDNAを含むクローンの
プラークハイブリダイゼーションによるスクリーニング
のため米国CLONTEC11社のλgtllをベクタ
ーとして作成されたヒト肝cONAライブラリィ−を用
いた。λgtl1組換え体ファージを大腸菌Y 109
0を宿主として感染させ、形質転換プラーク計5.5×
10S個をLB寒天1合地上に形成させ組換えDNAを
メンブランフィルタ−(Amersham社It y 
b 。
nd −N)に移した後、itp放射性同位元素で標識
した合成オリボブヌクレオチド3種(比活性≧1107
cp/g)をプローブとして用いスクリーニングした(
Benton及びDavis 5cience 196
.180−182(1977)) 、この3種のプロー
ブは各々Lawnら[Nucleic Ac1ds R
es 9 、61036114(1981))によって
報告されたヒト血清アルブミンcDNAの配列のうち5
′非翻訳領域(翻訳開始のATGコドンより12ヌクレ
オチド上流からATCコドンの前のヌクレオチドまでの
部分)と翻訳領域(アミノ末端のメチオニンコドンすな
わちATCより9番目のアミノ酸ロイシンをコードする
部分)を含むもの(IISA−1)、248番目のグリ
シンから260番目のロイシンをコードするもの(HS
A−2”) 、並びに576番目のバリンからカルボキ
シル末端585番目のロイシンをコードする部分とそれ
に続く6ヌクレオチトから成る3′−非翻訳領域を含む
もの(HSA−3)と同じ配列である。これらのプロー
ブの塩基配列を第9[Mに示す、このプローブの合成は
自動DNAシンセサイザーにより行い、+5−2には(
r−”p )ATPとポリヌクレオチドキナーゼを用い
て行った。l5A−2で陽性のシグナルを与えた200
個のλgt11クローンのうち4個のクローンからDN
Aを調製(BlaLtnerら5cience 202
 。
1279−1284(1978) ) L、これをEc
oRIで消化し、消化物のサザーンブロントを113へ
一2プローブとハイブリダイズさせた(Souther
n、J、Mo1.Biol’。
503−517(1975) ) 、ハイブリダイズし
たフラグメントは3つのクローンから得られ各々1.8
 Kb 。
1.4Kb、1.3にbの長さであった。このうち1.
8にbと1.3Kbの長さのフラグメントをpuc 1
9ベクターにサブクローニングした。このサブクローン
を)ISA−1とl5A−3を各々プローブとしてコロ
ニーハイブリダイゼーション(Grunsteinおよ
びHogness Proc、Natl、Acad、S
ci、USA 72.3961−3965(1975)
 )によりスクリーンした。この結果Is^−3のみに
ハイブリダイズするクローンλgtll (ISAl−
A)が得られた。このクローンの各種DNA断片を塩基
配列決定用ベクターM13mp1BおよびIIIp19
 RF−DNA上に移し、グイデオキシヌクレオチドタ
ーミネーション法(Sanger、F、、N1ckle
n、S、およびCoulson、 A、R,Proc、
 Na目、Acad、Sci、LISA 745463
−5467 (1977) )により塩基配列を決定し
た。
一方H5A−2をプローブとして行ったλgtllクロ
ーンのプラークハイブリダイゼーションにおいて陽性の
シグナルを与えたクローンのうち20個についてl5A
−1をプローブとして再びプラークハイブリダイゼーシ
ョンを行い、1個の陽性のシグナルを与えるクローンλ
gtll(ISA−II ’)を得た。
これからファージDNAを調製しEcoRl消化物につ
いてHSA−1をプローブとして用いサザーンハイブリ
ダイゼーションを行い1.25にbのフラグメント(I
SA−n )がプローブとハイブリダイズすることを確
認した。このフラグメントの塩基配列をグイデオキシヌ
クレオチドターミネーション法で決定した。  l5A
−Itはl5A−3プローブとは交雑しなかった。この
結果l5A−IIはカルボキシル末端側をコードする部
分を欠きHSA I −Aはヒト血清アルブミンのアミ
ノ末端側をコードする部分を欠き、さらに304番目の
セリンをコードするコドン(TCA)が翻訳終止コドン
のオパールコドンTGAに変化していることがわかった
。この2つのDNAフラグメントの制限酵素地図を第8
図に示す、酵素認識サイトの正確な位置は最終的な塩基
配列から得た。
第8図かられかるように)ISA I −Aとll5A
 IIの2つのDNAを適当な位置(例えばXba l
やPst1サイト)で切断し互いに再結合すればシグナ
ルペプチドやプロ配列の結合したヒト血清アルブミンの
前駆体タンパク質の全長をコードできるcDNAを構築
することができる。
ユ支尉主、ブースミドPt1C−H5^、C)1の  
  10大腸閉アルカリ性ホスフアターゼ(phoA)
のシグナルペプチドと正常ヒト血清アルブミンAが融合
したタンパクnをコードするDNAを含むプラスミドp
Uc−phoA−HS^−Aを次の様にして造成した。
ヒト肝cDNAライブラリィ−から得たll5AcDN
Aを含むクローンλgtll(HSA−■)からEco
RIとXba 1消化によって生じるフラグメントを調
製し、これをpuc 19プラスミドのEcoRIとX
ba Iとの二重消化物のうち大きな方のフラグメント
とT4DNAリガーゼを用いて結合させmlAえプラス
ミドpUc−1ts^−EXを構築した。
このプラスミドからAha I[Iと5allの二重消
化により生ずる小さい方のフラグメントを精製した。
このフラグメントは成熟正常ヒト血清アルブミンAタン
パク質の12番目のLysから356番目のThrまで
をコードする。成熟正常ヒト血清アルブミンAタンパク
質をアミノ末端からコードする遺伝子を構築するために
5′端に相当するDNA配列を、化学合成したフラグメ
ント2本をアニールすることにより作成した。この合成
りNA配列はアルカリ性ホスファターゼのシグナルペプ
チドをコードするDNA配列と融合できるようにHpa
 [及びC1a I酵素切断によって生ずる粘着末端配
列CGを5′端側に有し成熟正常ヒト血清アルブミンA
タンパクnの1番目のアミノ酸Aspから11番目のア
ミノ酸Pheをコードする配列を有している。このアニ
ールさせたDNA配列にT4ポリヌクレオチドキナーゼ
を作用させて5′端をリン酸化させたものと、pUc−
HSA−EXから生じたAhaIII/5ail二重消
化物とを混合し、さらにこれに大腸菌のマルチコピーク
ローニングベクターの代表的なものの一つpAT 15
3(Antershas社製、Thigh!。
A、」、及び5herraLt、D、Nature28
3216−218.1980)のC1a I / Sa
l Iの二重消化物のうち大きなフラグメントと混合し
この3者を74 DNAリガーゼにより結合させ、組換
えプラスミドpAT−H5A−CXを得た。
このプラスミド上で正常ヒト血清アルブミンAの1位の
アミノ酸Aspから11位のアミノ酸Pheをコードす
るDNA配列がつながった。 pAT−)ISA−CX
をEcoRI / Xba Iで二重消化し、正常ヒト
血清アルブミンAの^spl〜Phe356をコードす
るDNA配列を含む小さい方のフラグメントを得た。
一方)ISA−Aのカルボキシル末端側をコードするc
DNAは、ヒト肝cDNAライブラリィ−から得たクロ
ーンλgtll()ISA I −A)から外来cDN
A配列の挿入されているEcoR1フラグメントを調製
し、puc 1BプラスミドのEcoRIサイトに挿入
することにより組換えプラスミドpUC−)ISA−1
中にクローニングした。
これよりll5A−Aの358番目のアミノ酸Leuか
らカルボキシル末端の585番目のLeuをコードし、
さらに3′側の非翻訳領域62ヌクレオチドを含むXb
a l / Hind mの二重消化物を調製した。こ
れをpAT−HSA−CXより得たEcoRl / X
ba に二重消化物及びpuc 1BのEcoRI /
Hind m二重消化物のうち太きなフラグメントと混
ぜてT4DNA リガーゼにより連結反応を行い、成熟
正常ヒト血清アルブミンAのcDNA全体を含む組換え
プラスミドptlc−)1s^−CHを得た。
成熟正常ヒト血清アルブミンAの全アミノ酸配列をコー
ドするcDNAの塩基配列及び対応するアミノ酸配列を
第11−1図〜第11−3図に示す。
【図面の簡単な説明】
m1図は、ブー74ミドpUc−X−11sA−Aの作
製の過程を示す。 第2図は、プラスミドpJDB−NcOの作製の過程を
示す。 第3−1図及び第3−2図は本発明のMDI11プロモ
ーターカセットベクターpDE6〜10(Xho)の作
製の過程を示す。 第4−1図及び第4−2図は、ADD Iターミネータ
ーカセントベクターptlc−ATHの作製の過程を示
す。 第5図は、酵母用発現ベクター(ADH1921インチ
ベクター) pAt16−10−Neo−ATHの作製
の過程を示す。 第6回は、発現プラスミドpJDB−AD)I−HSA
−Aの作製の過程を示す。 第7図は、ヒト血清アルブミンcDNAを含む形n転喚
体AH22(pJDB−ADH−ISA−A)の培養に
より産生された成熟HS Aを5DS−ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動し、クマシー・ブリリアント・ブルー
染色により検出したもの(A)及びウェスタンブロッテ
ィングにより検出したもの(B)を示す。 第8図はこの発明の正常ヒト血清アルブミンへの全体を
コードするcDNA (lIsAcDNA ) 、並び
にこのcDNAの造成に使用された、3′末端側をコー
ドするcDNA (HSA−IA)及び5′末端側をコ
ードするcDNA(IIsA−■)の制限酵素地図を示
す。 第9図は、ヒト血清アルブミンAのcDNAのスクリー
ニングに使用した3種のプローブの塩基配列を示す。 第10図は、プラスミドρLIC−H5A−CHの作製
の過程を示す。 第11−1図〜第11−3図は、ヒト血清アルブミンA
の全体をコードするcDNAの塩基配列を示す。 第12図は、酵母産生正常ヒト血清アルブミンAとヒト
血清由来ヒト血清アルブミンの分子鼠を、SDS中ポリ
ポリアクリルアミド濃度勾配ゲル電気泳動って比較した
結果を示す。 第13図は、酵母産生正常ヒト血清アルブミンAとヒト
血清由来ヒト血清アルブミンのNativeポリアクリ
ルアミド濃度勾配ゲル電気泳動における挙動を比較した
結果を示す。 第14図は、酵母産生正常ヒト血清アルブミンAとヒト
血°清山来ヒト血/IIlアルブミンとを等電点電気泳
動において比較した結果を示す。 第15図1よ、酵母産生正常ヒト血清アルブミンAとヒ
ト血゛清山来ヒト血清アルブミンとを0uch −te
rlony法により比較した結果を示す。 第16図は、酵母産生正常ヒト血清アルブミンAとヒト
血’t?I由来ヒト血清アルブミンの逆相クロマトグラ
フィーにおけるzX動を比較したものである。 第17図は、酵母産生正常ヒト血清アルブミンAとヒト
血清由来ヒト血清アルブミンのハイドロキシアパタイト
クロマトグラフィーにおける挙動を比較した結果を示す

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒト血清アルブミンAのプレプロ配列を酵母により
    効率的に翻訳されるコドンによりコードしているリーダ
    ー配列と該リーダー配列の下流に存在するヒト血清アル
    ブミンAをコードするcDNAとを有するDNA。 2、ヒト血清アルブミンAをコードするcDNAと該c
    DNAの下流に存在するポリ(A)配列とを有するDN
    A。 3、ヒト血清アルブミンAのプレプロ配列を酵母により
    多用されるコドンによりコードしているリーダー配列、
    ヒト血清アルブミンAをコードするcDNA、及びポリ
    (A)配列をこの順序で有するDNA。 4、前記リーダー配列が次の式: 【遺伝子配列があります】 で表わされる、請求項1又は2に記載のDNA。 5、酵母で機能し得るプロモーターとターミネーターと
    の間に請求項3に記載のDNAが発現可能な方向に挿入
    されている発現プラスミド。 6、請求項5に記載の発現プラスミドにより形質転換さ
    れた酵母。 7、請求項6に記載の酵母を培養し、成熟ヒト血清アル
    ブミンAを産生・分泌せしめ、これを採取することを特
    徴とする成熟ヒト血清アルブミンAの製造方法。
JP63268302A 1988-10-26 1988-10-26 酵母宿主によるヒト血清アルブミンaの製造 Pending JPH02117384A (ja)

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