JPH02117060A - マイクロビーム発生装置 - Google Patents

マイクロビーム発生装置

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Publication number
JPH02117060A
JPH02117060A JP26919488A JP26919488A JPH02117060A JP H02117060 A JPH02117060 A JP H02117060A JP 26919488 A JP26919488 A JP 26919488A JP 26919488 A JP26919488 A JP 26919488A JP H02117060 A JPH02117060 A JP H02117060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
acceleration voltage
focusing lens
accelerator
variation
Prior art date
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Pending
Application number
JP26919488A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Iwamoto
岩本 英司
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Nissin High Voltage Co Ltd
Original Assignee
Nissin High Voltage Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP26919488A priority Critical patent/JPH02117060A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はマイクロビーム発生装置に関する6(従来の
技術) 周知のようにマイクロビーム発生装置は、イオンを加速
する加速器と、加速されたイオンを分析する分析電磁石
と、内部に集束レンズ、試料チェンバーなどを備えたビ
ーム集束部とによって主として構成されている。
第5図は従来のマイクロビーム発生装置を示し、1は加
速器、2は分析電磁石、3はビーム集束部で、内部に集
束レンズ4、試料チェンバー5などを備えている。ビー
ム集束部3内には、そのほが必要によりマイクロスリッ
ト、走査コイル、走査電極などが設置される。
(発明が解決しようとする課題) このような構成において、通常加速器1の加速電圧は、
 MVの電圧に対して1時間的に1〜2kV程度変動す
る。したがって〜I X 10−3の変動割合となる。
その結果として加速されるビームのエネルギーも、〜l
 X 10−’の変動を持つようになる。
たとえば加速電圧を2MVに設定したとき、第3図に示
すように、約±2kV程度が約50〜500Hz程度の
周波数で変動するようになる。
一方現在のビーム集束技術によれば、ビームをその径が
μmφになるまで集束させることが可能とされている。
しかしそのためには極めて精密な集束レンズを用いるが
、ビーム自身がエネルギー変動を持つと1色収差の効果
のため、ビーム径をある一定値以下に絞り込むことがで
きなくなる。
最近に至ってマイクロビームの応用が盛んとなり、その
ためサブミクロンまで集束させることが強く望まれるよ
うになっている。しかし如何に正確、精密なビーム集束
系を製作しても、ビームエネルギーに変動がある限り、
サブミクロンまでの集束は原理的にできない。
これを解決する手段として、加速器のリップル変動をI
 X 10−’あるいはl X 10−’まで低下させ
ればよいが、このようなことは加速器技術として至薄の
技である。結果としてサブミクロンまでビームを集束す
ることは、極めて困難とされている。
この発明は加速器にリップル変動が存在していても、こ
れによる集束レンズの色収差効果を小さくし、もってマ
イクロビームへの集束性を向上させることを目的とする
(111題を解決するための手段) この発明は加速電圧のリップル変動分に応じて。
集束レンズの磁場の強さを補正して加速電圧の変動を打
ち消し、これによって色収差効果を減じるようにしたこ
とを特徴とする。
(作用) 集束レンズによってビームを集束するとき、これを常時
同じ最適位置に集束させるには、加速電圧と集束レンズ
の磁場とは常時一定の比率関係を満足させる必要がある
たとえば第4図に示すように、加速器の加速電圧がE。
のとき、集束レンズの磁場がB。であれば。
ビームが最適位置に集束されるとする。
今加法電圧が+△Eだけ変動したとき、ビームを同じ最
適位置に集束しようとすれば、集束レンズの磁場をΔB
だけ増せばよい、加速電圧が−ΔEだけ変動したときは
、逆にΔBだけ減少させればよい。
これによって加速電圧が時間的に変動しても、色収差効
果を打ち消し、または減少させることができるようにな
る。
(実施例) この発明の実施例を第1図によって説明する。
なお第5図と同じ符号を付した部分は、同一または対応
する部分を示す、この発明にしたがい、加速器1にリッ
プル電位を検出するリップル検出器6を設け、これによ
って電位変動信号を得る。
これを増幅器7、信号増幅器8によって増幅してから、
集束レンズ4に与える。集束レンズ4は第2図に示すよ
うな四極電磁石9によって構成されている。すなわち四
極の磁極10を備え、各磁極10に励磁コイル11が巻
回されてあり、各励磁コイル11は、主電源(直流電源
)によって励磁されるようになっている。
この発明にしたがい、各磁極1oに巻回される励磁コイ
ル1」のほかに補助コイル12を巻回して構成しである
。そして各補助コイル12を前記信号増幅器8からの増
幅信号によって励磁するようにしである。
以上の構成において、加速電圧がΔBだけ変動して増大
したとすると、その増大分をリップル検出器6が検出し
、これによって補助コイル12に、磁場をΔBだけ増大
するように励磁電流を供給する。これによってビームは
加速電圧の変動にかがわらず、同じ最適位置に集束され
る。
加速電圧が減少した場合は、補助コイル12には磁場を
ΔBだけ減少するように励磁電流が供給される。この場
合でもビームは加速電圧の変動にかかわらず、同じ最適
位置に集束される。
なお集束レンズ4としては、四極電磁石ダブレットであ
っても、トリプレットであっても、またダブレットが2
台続いたものであってもよい。また図の例では補助コイ
ル12を設置した構成を示しているが、励磁コイル11
のみとし、信号増幅器8からの増幅信号を、励磁コイル
】1の励磁電流に重畳して供給するようにしてもよい。
(発明の効果) 以上詳述したようにこの発明によれば、加速電圧のリッ
プル変動に応じて集束レンズの磁場を補正するようにし
たので、集束レンズの色収差効果を小さくすることがで
き、ビームのマイクロ化更にはサブミクロン化が極めて
容易に可能となるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示す配置図、第2図は四極
電磁石の断面図、第3図は加速電圧の変動特性図、第4
図は加速電圧と集束レンズの磁場との関係を示す特性曲
線図、第5図は従来例の配置図である。 1・・・加速器、2・・・分析電磁石、3・・・ビーム
集束部、4・・・集束レンズ、5・・・試料チェンバー
 6・・・リップル検出器、8・・・信号増幅器、11
・・・励磁コイル、12・・・補助コイル、 第27 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 加速器と、前記加速器によって加速されたビームを集束
    レンズによって集束するビーム集束部とを備えてなるマ
    イクロビーム発生装置において、前記加速器の加速電圧
    の時間的に変動する増減に応じて、前記集束レンズの磁
    場を、前記集束レンズの色収差効果を減少させるように
    増減する手段を備えてなるマイクロビーム発生装置。
JP26919488A 1988-10-25 1988-10-25 マイクロビーム発生装置 Pending JPH02117060A (ja)

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JP26919488A JPH02117060A (ja) 1988-10-25 1988-10-25 マイクロビーム発生装置

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JPH02117060A true JPH02117060A (ja) 1990-05-01

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