JPH0260042A - 荷電粒子線応用装置の駆動電源 - Google Patents

荷電粒子線応用装置の駆動電源

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JPH0260042A
JPH0260042A JP63208320A JP20832088A JPH0260042A JP H0260042 A JPH0260042 A JP H0260042A JP 63208320 A JP63208320 A JP 63208320A JP 20832088 A JP20832088 A JP 20832088A JP H0260042 A JPH0260042 A JP H0260042A
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JP
Japan
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power source
drive power
magnetic field
charged particle
electric field
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JP63208320A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Kuroda
勝広 黒田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野1 本発明は、荷電粒子線応用装置に係り、特にエネルギー
フィルタや質量分離に好適な荷電粒子光学系の駆動電源
に関する。 【従来の技術】 荷電粒子線のエネルギーや質量を分離するために、特願
昭60−212358に記載されているような電界Eと
磁界Bを直行させたE×B型フィルタが用いられている
。このフィルタの構成は第3図に示すようなものである
。すなわち、電極51.52に電圧を印加して電界Eを
、コイル53.54に電流を流して磁界Bを発生させる
。このとき、EとBを 工 ”’=B()    ・・・・・・・・・(1)2V 
        2mV ここに、eは電荷、V、mは荷電粒子線のエネルギーと
質量 を満足するように印加すれば、エネルギーVや質量mを
もつ荷電粒子線20は直進するが、■やmよりΔVやΔ
m異なる荷電粒子821は偏向する。 したがって1分離用の絞り6を第3図のように設けてお
くと、荷電粒子線のエネルギー分離や質量分前が可能と
なる。しかし、このフィルタの電界や磁界を発生させる
駆動電源に関してはなんら開示されていなかった。 [発明が解決しようとする課M] すなわち上記フィルタを駆動する電源は、電界Eに関し
ては電圧を電極に、磁界Bに関しては電流をコイルに供
給する。この場合、駆動電源の出力形態が異なるために
、異なる電源を用いると極めて安定度の高い電源を用い
なければならないという問題があった。 具体的数値を示すために、今、加速電圧■のときにΔV
のエネルギ分離を行なう場合を考える。 分離用の絞りの径をdとすると、次式 0式% により求まる偏向量rに相当する電界Eと磁界Bを荷電
粒子線の偏向方向を逆になるように形成する必要がある
。ここで、rはEやBに比例関係にある。従って、Eや
Bの安定度は、rの偏向量にたいしてd/2に相当する
量だけ要求される。これは、(1)式より0.5ΔV/
Vに等しい。例えば、V=1kV、 ΔV=O,l■と
すルト、5X10≧5の高い安定度の電源が必要になる
。 本発明は、このような高い安定度を不要とする駆動電源
構成を提供することにある。
【課題を解決するための手段1 上記問題点は、EとBの駆動電源を同一電源とすること
により解決される。 【作用1 前記の問題点は、EとBの駆動電源を個々に設けたこと
により生じたものである。このことは、EもしくはBの
いずれか一方の駆動電源が無限大の安定度があったと考
えれば、もう一方の電源のノイズやドリフトはそのまま
荷電粒子線の位置ズレになることから容易に分かる。 同一電源によりEとBを駆動すれば、EとBのノイズや
ドリフトによる荷電粒子線20の位置ズレは同じとなり
、なんら影響を与えなくなる。すなわち、EとBの人イ
ズやドリフトも(1)式を満足するようにすれば荷電粒
子!20にはなんら影響を与えない。したがって、比較
的低い安定度の電源を用いても所望のエネルギー分離が
できるフィルタを提供することができることになる。 (実施例] 以下1本発明の一実施例を第1図により説明する。これ
は、第2図に示した電子光学系に適用したときの実施例
である。 電源511,521はそれぞれ電極51.52の駆動電
源であり、可変抵抗541,531はそれぞれコイルS
4.53に流す電流値を決める一種の駆動電源である。 第3図に示すE×B型フィルタにおけるエネルギー分離
感度は で表わされる。今、ここでΔV=0.1 eV、Q==
40mm、L=50mm、d=0.5μmとすると、E
 > 5 V / m mとなる。電極間の距離ヒ3m
rnとすると電極間の電圧は15Vを印加すればよいこ
とになる。すなわち、電源511,521はそれぞれ7
.5V、−7,5Vとなる。 このときのコイル電流は、(1)式からBを求め、コイ
ルの寸法を決めれば求まる。まず、(1)式より、B=
2.7ガウス(にauss)となる。今、コイルは幅4
mm、高さ40mmの治具に5回巻かれているとすると
、コイル電流は0.15A流せばよいことになる。すな
わち抵抗541.531はいずれも50オームを用いれ
ばよいことし;なる。このような構成において、0.0
01の安定度の電源を用いて実施したところ、電子[2
0の位置ズレは全く生じず、かつエネルギーの分離感度
も0.1eVが十分にえられた。 以上は、−例を具体的な数値で示したものであるが、−
殻内な使用方法では、■やΔV2時にはdも変化させて
用いるために、電源511.521や抵抗541,53
1は可変にしておく必要がある。ただこの場合でも、そ
れぞれの電源、抵抗を第1図に示すように連動させてお
けばよい。 以上は、電子銃から放射された電子線のエネルギーフィ
ルタとして用いたが、たとえばE×B型フィルタを、特
願昭59−67743に記載されているように一次電子
線2は直進させて試料10からでてくる二次電子11の
みを偏向させるようにした構成のフィルタにも容易に適
用できることはいうまでもない。 また、本発明は電子線のみならずイオン線の質量分離に
用いる構成のものにも適用できる。ただ、この場合には
EならびにBは電子線の場合のように小さくはない。B
にたいしては、コイルの巻き数を多くすることにより小
さなコイル電流でも用いることが可能であるが、Eにだ
いしては電極の印加電圧を高くする必要がある。 このような場合にも第1図の構成のものを用いると、抵
抗541,531は大電力用のものが必要になり、実用
的ではなくなる。したがって、このような場合には第4
図に示すような構成のものが適している。すなわち、コ
イル54.53に流す電流を発生する電源542,53
2の出力を増幅器512.522で増幅して高電圧出力
とし、電極51.52に印加する。この場合、増幅器5
12.522自身から発生するノイズやドリフトは充分
小さくしておく必要はあるが、コイル電流に発生してい
るノイズやドリフトは問題にならない。なお、本構成は
電子線の応用装置に用いても実施できることはいうまで
もない。 以上、本発明の基本構成について述べた。次に、これを
拡張した実施例を第5図を用いて述べる。 一般に、荷電粒子線の応用装置では加速電圧を変化させ
て用いることが多い。この場合、EやBはその都度調整
する必要がある。そこで、第5図に示すような構成の実
施例を用いて行なったところ、その必要がなくなった。 すなわち、(3)式から分かるようにEは加速電圧Vの
二乗に比例しており、その結果(1)式よりBはVの3
72乗に比例している。したがって、加速電圧設定器1
6の出力を二乗演算器17と3/2乗演算器18を通し
て駆動電源501もしくは502に人力する。このとき
、Eにたいしては二乗演算器17に、Bにたいしては3
/2乗演算器18の出力に比例した出力が得られるよう
に構成しておけば、加速電圧を変化させても駆動電源5
01もしくは502を再調整する必要が生じない。なお
このとき、エネルギ分離のときにはΔVを、質量分離の
ときにはΔmを設定する設定器19を付加しておいても
同様にできることはいうまでもない。 以上、いくつかの実施例とその応用例について説明した
。E×B型フィルタがどのような用い方をされていよう
とも、要はEとBを駆動する電源が同一のものであれば
本発明の効果は生じる。 【発明の効果】 本発明によれば、E×B型フィルタのEとBの発生用駆
動電源に同一のものを用いるので、ノイズやドリフトが
常に一致し、これによる荷電粒子線の位置ズレは自動的
に消去できる。したがって。 極めて簡単な構成でかつ比較的低い安定度の駆動電源で
充分なフィルタリングが可能になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す能動電源の回路図、第
2図はE×B型フィルタを用いた一応用例を示す電子光
学系の概略縦断面図、第3図はExB型フィルタの基本
構成を示す斜視図、第4図は本発明の他の実施例を示す
駆動電源の回路図。 第5図は本発明の他の実施例を示す能動電源のブロック
図である。 符号の説明 1・・・電子銃、2・・・電子線、3・・・加速レンズ
、4・・・コンデンサレンズ、5・・・E×B型フィル
タ、6・・・絞り、7・・・偏向器、8・・・二次電子
検出器、9・・・対物レンズ、10・・・試料、11・
・・二次電子、15・・・加速電圧発生器、16・・・
加速電圧設定器、17・・・二乗演算器、18・・・3
72乗演算器、19・・・Δ■もしくは6m設定器、2
0・・・所望のエネルギー■や質量mの荷電粒子線、2
1・・・VやmからΔVやΔm異なる荷電粒子線、51
.52・・・電極、53.54・・・コイル、501.
502・・・能動電源、511.521・・・電界発生
用電源、512.522・・・増幅器、541,531
・・・可変抵抗器、542.532・・・コイル電流発
生用電源。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、静電型偏向器による電界Eと、電磁コイルによる磁
    界型偏向器の磁界Bとを直交させて荷電粒子線のエネル
    ギや質量を分離させるいわゆるE×B型フィルタにおい
    て、電界Eと磁界Bとを発生させる駆動電源は同一のも
    のを用いたことを特徴とする荷電粒子線応用装置の駆動
    電源。 2、電界Eを発生させる駆動電源の出力から抵抗器で所
    望のコイル電流値を得て磁界Bを発生せしめるように構
    成したことを特徴とする請求項第1項記載の荷電粒子線
    応用装置の駆動電源。 3、磁界Bを発生させる駆動電源の出力を増幅して所望
    の電界Eを発生させる駆動電源としたことを特徴とする
    請求項第1項記載の荷電粒子線応用装置の駆動電源。 4、駆動電源の出力は、電界Eに対しては加速電圧の二
    乗に、磁界Bに対しては加速電圧の3/2乗に比例する
    ように構成せしめたことを特徴とする請求項第1項から
    第3項記載のいずれかの駆動電源。 5、エネルギ分離量ΔVや質量分離量Δmを設定する設
    定器を駆動電源に設けたことを特徴とする請求項第4項
    記載の駆動電源。 6、上記の荷電粒子線は電子線であり、フィルタは電子
    線のエネルギ分離を行なうためのものであることを特徴
    とする請求項第1項から第5項記載のいずれかの駆動電
    源。 7、上記の電子線は電子銃からでた電子線であり、この
    電子線のエネルギ分離を行なうことを特徴とする請求項
    第6項記載の駆動電源。 8、上記のエネルギ分離を行なう電子線は電子銃からで
    た電子線と試料からでた電子線とであることを特徴とす
    る請求項第6項記載の駆動電源。 9、上記の荷電粒子線はイオン線であり、フィルタはイ
    オン線の質量分離を行なうためのものであることを特徴
    とする請求項第1項から第5項記載のいずれかの駆動電
    源。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015104959A1 (ja) * 2014-01-09 2015-07-16 株式会社日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子ビーム装置
JP2018029089A (ja) * 2017-11-30 2018-02-22 株式会社日立ハイテクノロジーズ 荷電粒子ビーム装置

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US9679740B2 (en) 2014-01-09 2017-06-13 Hitachi High-Technologies Corporation Charged particle beam device
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