JP3138292B2 - イオンビーム照射方法およびその装置 - Google Patents

イオンビーム照射方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属材料、セラミック
ス、半導体材料、または他の材料で構成された試料にイ
オンビームを照射するイオンビーム照射方法およびその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】試料のイオン照射損傷を観察する場合、
イオン源で発生したイオンを加速管で加速し、必要なエ
ネルギーを付与し、レンズで集束し、マグネットで質量
分析した後、再びレンズで集束し、電子顕微鏡内に設け
られた静電プリズムで偏向し、電子顕微鏡の試料にその
イオンを照射して観察する。なお、イオン源と加速管と
でイオンビーム発生部を構成する。
【0003】金属材料等の試料にイオンビームを照射す
る場合、一般には、イオンビーム発生部と試料との間
に、数10kV以上の直流高電圧を印加し、これによっ
て充分に加速されたイオンが試料に照射される。しか
し、低加速のイオンビームを試料に照射したい場合もあ
り、この場合には、たとえば、最終的な加速電圧が1k
V程度になるように、イオン加速部に30kV程度の電
圧を印加し試料部に29kVを印加している。
【0004】一方、試料が電子顕微鏡内に位置する場合
には、電気絶縁等の問題から、試料部の印加電圧をそれ
程高く設定することができないので、イオンビーム発生
部から大きなイオンビームの電流を引き出しつつ、試料
部の印加電圧を低く設定できるようにする必要がある。
【0005】この要請に応えるものとして、特開平2ー
24946号に記載されている発明が提案されている。
この発明は、図4に示すように、イオン源部1から、加
速管部2、トランスポートTを介して所定の試料Sに、
低加速イオンビームを照射し、試料Sをほぼ接地電位に
保持するとともに、トランスポートTに印加する引き出
し電圧を負の値に設定し、イオン源部1に印加する加速
電圧の値を低く設定するものである。なお、トランスポ
ートTは、上流レンズ部3、分析マグネット7、下流レ
ンズ部8等を覆う導電部分である。また、加速電源E
1、上流レンズ電源E2、分析マグネット電源E3、下
流レンズ電源E4、引き出し電源E5が設けられてい
る。
【0006】このような発明においては、イオン源部1
と引き出し電圧との間に充分に高い電圧を印加できるの
で、イオン源部1からイオンを大量に引き出すことがで
きるとともに、イオンビームは引き出し電位にある高電
位のトランスポート内の空間を、試料近傍まで導かれる
ので、イオン源部1から引き出されたイオンビームはあ
まり発散することなく、所望の低加速イオンビームを接
地電位の試料Sに照射できるので、セラミックス、生物
等の試料、または装置の関係から電圧を印加できない試
料にも低加速のイオンビームを照射することができると
いう利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては、加速電圧を変化しながら、試料Sにイオンビ
ームを照射しようとすると、まず、加速電源E1を所望
の電圧に調整し、その後、ビーム径を所定の大きさに調
整し、また、そのビームの中心を試料の中心に合わせる
ための調整等を行うために、上流レンズ電源E2、分析
マグネット電源E3、下流レンズ電源E4の各電圧を個
々に制御する必要があり、また他の電源の影響を繰り返
し補正する必要がある。そのために、その制御が非常に
微妙である。
【0008】たとえば、上記従来例において、加速電源
E1の電圧を0.5kVに設定したときには、上流レン
ズ電源E2、分析マグネット電源E3、下流レンズ電源
E4、引き出し電源E5、静電プリズム電源の各電圧
を、図5に示すように設定したとする。この状態で、加
速電源E1の電圧を0.5kVから1.0kVに変更す
ると、上流レンズ電源E2、分析マグネット電源E3、
下流レンズ電源E4、静電プリズム電源の各電圧を、図
5に示すように変更する必要がある。なお、この図5に
は、変更すべき電源の代表例を記載したのであって、実
際には、これらの他に、左右2つの補助偏向電源等の電
圧をも変更する必要があり、その調整が極めて複雑であ
る。
【0009】したがって、上記従来例においては、加速
電圧を変更することに伴って、上記各電源の電圧を調整
する作業が煩雑であるという問題があり、また、加速電
圧を1回、変更する場合に、それに伴って上記各電源の
電圧を調整することをも含めると、実際には30分程度
の調整時間を必要とし、エネルギーを変化させながらイ
オンビームを照射した場合の試料の変化を実時間で観察
することが現実的には不可能であるという問題がある。
【0010】本発明は、イオンビーム発生部からイオン
を大量に引き出すことができ、セラミックス、生物等の
ように電圧を印加できない試料、または電子顕微鏡等の
装置構造の条件によって試料Sを含むターゲットに減速
電圧を印加できないような試料にイオンビームを照射す
る場合において、加速電圧の変更に伴う電源電圧の調整
作業が容易であり、エネルギーを変化させながらイオン
ビームを照射した場合に試料の変化を実時間で観察する
ことができるイオンビーム照射方法およびその装置を提
供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、試料をほぼ接
地電位に保持するとともに、トランスポートに印加する
引き出し電圧を加速電圧とは逆極性の値に設定し、加速
電圧の値と引き出し電圧の値との差をほぼ一定に維持し
ながら、加速電圧の値を調整するものである。また、本
発明は、加速電圧の値と引き出し電圧の値との差を一定
に維持しながら、加速電圧の値を調整する電圧調整手段
を設けたものである。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の説明図である。
【0013】この実施例は、大別すると、イオンビーム
発生部10と、トランスポートTと、電子顕微鏡鏡筒部
40と、各電源とで構成されている。
【0014】イオンビーム発生部10は、イオンを発生
するイオン源と、この発生したイオンを加速する加速管
とで構成され、調整弁Vと導入孔Gとを介してイオン化
用ガスがイオン源に導入される。イオンビーム発生部1
0は、具体的には、フィラメントFと、イオン源マグネ
ットIMと、アーク部とを有し、加速電源21から加速
電圧が印加されている。
【0015】トランスポートTの中には、上流レンズL
1と、補助偏向電極D1、D2と、下流レンズL2とが
設けられ、トランスポートTと接地電位との間には、引
き出し電源22から引き出し電圧が印加されている。こ
の引き出し電圧は、上記加速管とトランスポートTの引
き出し電極22aとの間でイオンを引き出す作用を起こ
させるものであり、イオンビームの周囲の空間を一定の
電圧で保持するものである。上流レンズL1と下流レン
ズL2とは、イオン源で発生し加速管で加速されたイオ
ンビームの径がそのビーム走行距離とともに大きくなる
ので、イオンビームを収束させてその径を小さくし、イ
オンビームの発散を防止するためのものである。
【0016】分析マグネットAMは、上記イオンビーム
に含まれている不要なイオンを除去するものであり、質
量分析用マグネットAMによって、イオンの持つエネル
ギーと質量とで分析し、必要なイオンのみを、トランス
ポートTの下流に存在する試料Sに送り込むものであ
る。
【0017】電子顕微鏡41の鏡筒部40の中には、接
地電位に接続されたシールドチューブSTの一部分と、
このシールドチューブST内の静電プリズムPと、試料
Sとが設けられている。この静電プリズムPには、静電
プリズム電源28、29によって所定電圧(加速電圧と
引き出し電圧との差の電圧がたとえば10kVである場
合には、静電プリズム電圧はたとえば0.9kVであ
る)が印加されている。なお、シールドチューブSTの
上端部はトランスポートTの下流側の端部を覆い、この
シールドチューブSTの下流側の端部はプリズムPの下
流、試料Sの近傍まで延在する。
【0018】加速電源21は、イオン発生部10と接地
電位との間に設けられ、正の電圧をイオン発生部10に
印加し、引き出し電源22は、トランスポートTと接地
電位との間に設けられ、負の電圧をトランスポートTに
印加している。この場合、加速電源21による加速電圧
の値と、引き出し電源22による引き出し電圧の値との
差をほぼ一定に維持しながら、加速電圧の値を調整する
ようにする。このように加速電圧の値と引き出し電圧の
値との差をほぼ一定に維持する場合、加速電源21をマ
ニュアルで調整するとともに、引き出し電源22をマニ
ュアルで調整する。
【0019】この他に、上流レンズ電源23、右用補助
偏向電源24、左用補助偏向電源25、分析マグネット
電源26、下流レンズ電源27、静電プリズム電源2
8、29、フィラメント電源31、アーク電源32、イ
オン源マグネット電源33が設けられている。
【0020】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0021】ここで、加速電圧と引き出し電圧との差電
圧を10kVに維持することとし、加速電源21による
加速電圧を0.5kVに設定したときに、引き出し電源
22の出力電圧をxkVとする。この場合、0.5kV
−xkV=10kVであり、xkV=0.5kV−10
kV=−9.5kVであるので、したがって、引き出し
電源22の出力電圧を−9.5kVに設定する。
【0022】このときに、加速電圧を0.6kVに変更
したい場合には、加速電源21を調整して、その出力電
圧を0.6kVに設定するとともに、引き出し電源22
を調整して、その出力電圧を−9.4kVに設定する
(つまり、0.6kV−10kV=−9.4kVであ
る)。このような調整を行えば、他の電源、つまり、上
流レンズ電源23、右用補助偏向電源24、左用補助偏
向電源25、分析マグネット電源26、下流レンズ電源
27、静電プリズム電源28、29の出力電圧の調整を
必要とせずに、イオンビーム径、イオンビーム方向が適
正に維持され、試料Sに照射されるイオン密度が所定の
値に保たれる。もちろん、フィラメント電源31、アー
ク電源32、イオン源マグネット電源33の出力電圧の
調整も必要としない。
【0023】加速電圧を0.5kVから、0.6kV以
外の電圧に変更する場合も、また、加速電圧を0.5k
V以外の電圧から、他の電圧に変更する場合も、上記と
同様に、引き出し電源22の出力電圧の調整を行うだけ
で、上流レンズ電源23等の他の電源を一切調整する必
要がない。
【0024】上記実施例においては、加速電圧を変更す
る場合に、加速電源21の出力電圧の調整と引き出し電
源22の出力電圧の調整とを行うだけで充分であるの
で、加速電圧の変更に伴う電源電圧の調整作業が容易で
あり、したがって、加速電圧を変化しながらイオンビー
ムを照射した場合に試料Sの変化を実時間で観察するこ
とができる。
【0025】また、上記実施例においては、静電プリズ
ムPが電子顕微鏡内に設けられ、しかもその静電プリズ
ムPに所定の電位が付与されているので、その静電プリ
ズムP内を通過するイオンビームの散乱が少ないという
利点がある。電子顕微鏡内には強い磁界が存在するが、
この磁界はシールドチューブSTで遮蔽されるので、そ
の磁界によってイオンビームが乱れることも無い。さら
に、静電プリズムPで発生する電界は、上記シールドチ
ューブSTによって遮蔽されるので、その電界が顕微鏡
の動作に影響することも無い。
【0026】図2は、本発明の他の実施例の要部を示す
回路図である。
【0027】図2に示す実施例は、基本的には図1に示
す実施例と同じであり、図1に示す実施例における加速
電源21と引き出し電源22との代わりに、電圧調整手
段20を設けたものである。つまり、図1の実施例のう
ち、加速電源21と引き出し電源22以外の構成は、図
1に示す実施例の場合と図2に示す実施例の場合とで共
通である。
【0028】電圧調整手段20は、電圧調整回路20a
と加速電源51と引き出し電源52と電圧計Va、Vb
とを有する。また、電圧調整手段20は、加速電圧の値
と引き出し電圧の値との差をほぼ一定に維持しながら、
加速電圧および引き出し電圧の値を同時に調整する電圧
調整手段の一例である。
【0029】電圧調整回路20aは、1つの基準用電源
20bと、この基準用電源20bに並列接続され、その
可動接点20cが接地電位に接続されたポテンショメー
タ20rとを有する。基準用電源20bのプラス側は、
加速電源51の基準電圧端子51aに接続され、加速電
源51用基準電圧を発生し、基準用電源20bのマイナ
ス側は、引き出し電源52の基準電圧端子52aに接続
され、引き出し電源52用基準電圧を発生している。
【0030】加速電源51は、加速電圧に比例する加速
電圧検出信号と加速電源51用基準電圧との誤差信号を
得、その誤差信号がゼロになるように制御を行う機能を
有する通常の電源である。引き出し電源22は、引き出
し電圧に比例する引き出し電圧検出信号と引き出し電源
52用基準電圧との誤差信号を得、その誤差信号がゼロ
になるように制御を行う機能を有する通常の電源であ
る。
【0031】加速電源51の出力電圧である加速電圧は
電圧計Vaで表示され、引き出し電源52の出力電圧で
ある引き出し電圧は電圧計Vbで表示される。
【0032】ポテンショメータ20rの可動接点20c
を図中、左に動かすと、加速電源51用基準電圧が低く
なり、引き出し電源52用基準電圧も低くなる。換言す
れば、その基準電圧は負極性なので絶対値は大きくな
る。したがって、加速電圧を下降させると同時に引き出
し電圧の絶対値を増大させる場合には、ポテンショメー
タ20rの可動接点20cを図中、左に動かし、電圧計
VaまたはVbの表示値が所望の電圧値になった位置で
可動接点20cを止めればよい。
【0033】逆に加速電圧を上昇させると同時に負極性
の引き出し電圧の絶対値を低下させる場合には、前述と
は逆に、可動接点20cを図中、右に動かせばよい。
【0034】この場合も、加速電圧と引き出し電圧との
電位差が10kVに維持され、加速電圧が0.5kVに
設定されていれば、電圧計Vaが0.5kVを示し、電
圧計Vbが−9.5kVを示している。このときに、加
速電圧を0.6kVに変更したい場合には、ポテンショ
メータ20rを調整して、電圧計Vaが0.6kVを示
すように調整する。この調整を行えば、上流レンズ電源
23、右用補助偏向電源24、左用補助偏向電源25、
分析マグネット電源26、下流レンズ電源27、静電プ
リズム電源28、29等の他の電源の出力電圧の調整を
必要とせずに、イオンビーム径、イオンビーム方向が適
正に維持される。
【0035】なお、加速電圧を0.5kVから、0.6
kV以外の電圧に変更する場合も、また、加速電圧を
0.5kV以外の電圧から、他の電圧に変更する場合
も、上記と同様に、ポテンショメータ20rを調整する
だけで、上流レンズ電源23等の他の電源を一切調整す
る必要がない。
【0036】したがって、図2に示す電圧調整手段20
を使用すれば、加速電圧の変更に伴う電源調整作業が迅
速に終了し、電源電圧の調整作業がより容易であり、加
速電圧を変化しながらイオンビームを照射したい場合
に、試料の変化を実時間で観察することが極めて容易に
できる。なお、この場合、電圧計Vbを省略するように
してもよい。
【0037】図3は、図2に示す実施例において、電源
20bの電圧(つまり、加速電圧と引き出し電圧との電
位差)として、10kV、8kV、6kV、4kVを採
用した場合の特性を示す図である。このように、電源2
0bの出力電圧自体をも変化させる場合には、電源20
bの両端に電圧計を設けることが好ましい。
【0038】なお、上記実施例ではプラスイオンの場合
について述べたが、マイナスイオンの場合には、各印加
電圧の極性を、全て図示とは逆に設定すればよい。ま
た、図示していないが、イオンビーム発生部10および
トランスポートTは低電位に確保されたカバーで覆われ
ている。さらにまた、上記実施例では加速電圧が充分に
低い場合について述べたが、加速電圧をたとえば従来の
1/2程度の電圧(数kV〜数十kV)に低減し、トラ
ンスポートTには加速電圧の低減を考慮して決めた電圧
を印加してもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、イオンビーム発生部か
らイオンを大量に引き出し、セラミックス、生物等のよ
うに電圧を印加できない試料、または装置の構造等の制
約からターゲットに減速電圧を印加できない試料、ある
いは低減された加速電圧が印加される試料に、イオンビ
ームを照射する場合において、加速電圧の変更に伴う電
源電圧の調整作業が容易であり、しかもイオンビームを
照射した場合に試料の変化を実時間で観察することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】本発明の他の実施例の要部を示す回路図であ
る。
【図3】図2に示す実施例において、電源20bの出力
電圧を変化させた場合の特性を示す図である。
【図4】従来例の一例を示す図である。
【図5】上記従来例の動作説明図である。
【符号の説明】
10…イオンビーム発生部、 20…電圧調整手段、 20b…電源、 20r…ポテンショメータ、 21、51…加速電源、 22、52…引き出し電源、 23…上流レンズ電源、 24、25…補助偏向電源、 26…分析マグネット電源、 27…下流レンズ電源、 28、29…静電プリズム電源、 40…電子顕微鏡鏡筒部、 T…トランスポート、 L1…上流レンズ、 AM…分析マグネット、 L2…下流レンズ、 D1、D2…補助偏向電極、 P…静電プリズム、 S…試料。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の試料をほぼ接地電位に保持すると
    ともに、トランスポートと上記接地電位との間に印加す
    る引き出し電圧を、イオンビーム発生部と上記試料との
    間に印加される加速電圧とは逆極性の値に設定し、イオ
    ンビーム発生部から、上記トランスポートを介して上記
    試料にイオンビームを照射するイオンビーム照射方法に
    おいて、 上記加速電圧の値と上記引き出し電圧の値との差をほぼ
    一定に維持することを特徴とするイオンビーム照射方
    法。
  2. 【請求項2】 所定の試料をほぼ接地電位に保持すると
    ともに、トランスポートと上記接地電位との間に印加す
    る引き出し電圧を、イオンイオンビーム発生部と上記試
    料との間に印加される加速電圧とは逆極性の値に設定
    し、上記イオンビーム発生部から、上記トランスポート
    を介して上記試料にイオンビームを照射するイオンビー
    ム照射装置において、 上記加速電圧の値と上記引き出し電圧の値との差をほぼ
    一定に維持しながら、上記加速電圧および上記引き出し
    電圧の値を同時に調整する電圧調整手段を有することを
    特徴とするイオンビーム照射装置。
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