JP3272441B2 - イオン加速装置 - Google Patents

イオン加速装置

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JP3272441B2
JP3272441B2 JP02625993A JP2625993A JP3272441B2 JP 3272441 B2 JP3272441 B2 JP 3272441B2 JP 02625993 A JP02625993 A JP 02625993A JP 2625993 A JP2625993 A JP 2625993A JP 3272441 B2 JP3272441 B2 JP 3272441B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はイオンビーム分析ある
いはイオン注入をするために用いられるイオン加速装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のイオン加速装置は図7に示されて
おり、同図において、シールドボックス1内の床に固定
された絶縁支柱(図示せず)の上には高電圧ターミナル
2が取り付けられている。高電圧ターミナル2内には、
イオン源3、質量分離磁石4、スリット5の順序で配列
され、イオン源3より引き出されたイオンビームが質量
分離磁石4で質量分析されてから、スリット5を通過す
るようになっている。シールドボックス1の内壁と、高
電圧ターミナル2の外壁との間には加速管6が設けら
れ、スリット5を通過したイオンビームが加速管6に流
入するようになっている。加速管6の出口側、即ち、シ
ールドボックス1の外側にはイオンビーム走行管7が設
けられ、そのイオンビーム走行管7の先端には試料チャ
ンバー8が接続されている。イオンビーム走行管7の加
速管6の付近には集束レンズ9が設置されている。集束
レンズ9の前方には集束レンズ9で集束されたイオンビ
ームを偏向させる走査ユニット10が配置されている。
走査ユニット10の前方には試料11が試料チャンバー
8内に配置されている。スリット5と加速管6との間に
は可動ファラデーカップ12が設けられ、可動ファラデ
ーカップ12を可動させてイオンビームの軌道上に挿入
すると、スリット5を通過したイオンビームは加速管6
の手前で可動ファラデーカップ12内に流入するように
なる。可動ファラデーカップ12と高電圧ターミナル2
との間には電流計13が接続され、イオンが可動ファラ
デーカップ12に到達すると、インオ電流が電流計13
を通って高電圧ターミナル2に流れる。一方、可動ファ
ラデーカップ12をイオンビームの軌道上から排除する
ことによって、スリット5を通過したイオンビームは加
速管6に入射される。
【0003】高電圧ターミナル2内で消費される電力は
電力供給装置14によりブッシング15を介して高電圧
ターミナル2内に供給される。また、高電圧ターミナル
2には高電圧発生装置16よりブッシング17を介して
数10KVから400KVを越える電圧が印加され、加
速管6に入射したイオンビームがグランド電位まで加速
されるようになる。加速管6の入口付近には真空ポンプ
18が接続され、この真空ポンプ18によって、加速管
6の上流側が必要に応じて真空排気され、加速管6に流
入するイオンビームにおいて、イオンと中性粒子との衝
突もしくはイオン同士の衝突の確率を減らすようにして
いる。
【0004】なお、図中、19はイオン源3へのガスボ
ックス、20はイオン源3へのイオン源生成用電源、2
1はイオン源3の排気ポート、22はイオン源3の真空
ポンプ、23は高電圧ターミナル2の排気ポート、24
は高電圧ターミナル2の真空ポンプであって、加速管6
の入口付近を真空排気する。25は加速管6の出口付近
を真空排気する真空ポンプ、26は試料チャンバー8内
を真空排気する真空ポンプである。
【0005】このようなイオン加速装置において、イオ
ン源3は真空ポンプ22により排気ポート21を介して
真空排気される。その後、ガスボックス19内のガスボ
ンベ(図示せず)より、材料ガスがイオン源3に導入さ
れると共に、イオン源生成用電源20より、電力がイオ
ン源3に供給されると、イオン源3内にプラズマが生成
される。生成したプラズマの中からイオンだけが数10
KVで引き出され、質量分離磁石4に入射する。質量分
離磁石4に入射したイオンは質量分離磁石4の磁場の作
用を受けて曲げられ、そして、所望のイオンのみがスリ
ット5を通過し、その他のイオンはスリット5を通過す
ることがなく除外される。スリット5を通過したイオン
ビームの軌道上に可動ファラデーカップ12を挿入する
と、イオンビームが可動ファラデーカップ12に流入
し、流入したイオンビームの電流が電流計13によって
検出されるようになる。反対に、スリット5を通過した
イオンビームの軌道上より可動ファラデーカップ12を
排除すると、スリット5を通過したイオンビームは加速
管6に入射される。加速管6に入射したイオンビームは
高電圧発生装置16より高電圧ターミナル2に印加され
る数10KVから400KVを越える電圧によってグラ
ンド電位まで加速される。即ち、加速管6に入射したイ
オンビームは高電圧ターミナル2に印加される電圧とイ
オンの価数との積のエネルギーをもってグランド電位ま
で加速される。しかしながら、加速管6でイオンビーム
が加速される前に、イオンと中性粒子との衝突もしくは
イオン同士の衝突が起こり、試料11への不純物の混入
が生じる場合には、これを避けるために、真空ポンプ1
8で加速管6の入口付近を真空排気して、圧力を下げ
る。また、高電圧ターミナル2に高電圧を印加すると
き、加速管6内の圧力が高いと、加速管6内で放電が起
こり易くなるため、加速管6の出口付近の真空ポンプ2
5で真空排気が行われる。加速管6で加速および発散さ
れたイオンビームは、集束レンズ9で集束された後、走
査ユニット10により偏向され、試料チャンバー8内の
試料11上を縦方向と横方向とに走査して、試料11の
面内に照射される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のイオン加速装置
は、高電圧ターミナル2内において、質量分離磁石4の
下流側にスリット5や可動ファラデーカップ12あるい
は真空ポンプ18を配置すると共に、これらを取り付け
るための配管等が設けられている。そのため、イオンビ
ームの軌道上の物点であるスリット5の位置が加速管6
の入口から所定の距離をもって配置されている。また、
加速管6の入口では電場のしみ出しが存在するため、加
速管6に入射するイオンビームにとって光線が凸レンズ
に入射する場合と同様の作用を受ける。図8、図9およ
び図10は加速電圧の違いによるイオンビームの進路を
示している。図8はイオン源3からの引き出し電圧を3
0KV、加速管6での加速電圧を0KVにしたときのイ
オンビームの進路を示している。この場合、加速管6の
入口でのレンズ効果がないため、物点の位置はスリット
5の位置になり、そのため、集束レンズ9によって、イ
オンビームが試料11上に集束される。図9はイオン源
3からの引き出し電圧を30KV、加速管6での加速電
圧を170KVにしたときのイオンビームの進路を示し
ている。この場合、加速管3の入口付近に弱い凸レンズ
が形成されるため、レンズの焦点の位置fbがスリット
5の物点の外側に存在するようになり、スリット5の物
点はスリット5の後方に虚像として形成される。このた
め、集束レンズ9から物点を見ると、見かけ上、物点の
位置がスリット5の後方に下がったことになり、集束レ
ンズ9はスリット5に物点が存在する場合よりも弱くて
すむ。即ち、集束レンズ9が静電レンズの場合には集束
レンズ9に印加する電圧値が下がり、また、集束レンズ
が磁場の場合にはその磁場を形成するためのコイルに流
す励磁電流の値を下げることが出来る。図10はイオン
源3からの引き出し電圧を30KV、加速管6での加速
電圧を470KVにしたときのイオンビームの進路を示
している。この場合、加速管3の入口付近に非常に強い
凸レンズが形成されるため、レンズの焦点の位置fcが
スリット5の物点の内側に存在するようになり、集束レ
ンズ9の近くに実像が形成されるようになる。このた
め、試料11上にイオンビームを集束させることが出来
なくなる。
【0007】この発明の目的は、従来の欠点を解決し
て、加速管への加速電圧を広範囲に変化させても、集束
レンズでイオンビームを試料上に集束させることが容易
になると共に、加速管と集束レンズとを通過するイオン
ビームを平行にして、これらとの衝突によるイオン電流
値の減少を防止できるイオン加速器を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、イオン源より引き出されたイオンビー
ムを質量分離磁石で質量分析してからスリットを通過さ
せ、そのスリットを通過したイオンビームを加速管で加
速してから集束レンズで集束し、その集束したイオンビ
ームを試料に照射するイオン加速装置において、前記ス
リットと加速管との間に静電気または磁気を用いた多段
のQレンズを配置し、この多段のQレンズによるレンズ
作用を、前記スリットを通過したイオンビームに及ぼす
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】この発明は、多段のQレンズによるレンズ作用
を、スリットを通過したイオンビームに及ぼすようにし
ているので、加速管への加速電圧を広範囲に変化させて
も、集束レンズでイオンビームを試料上に集束させるこ
とが出来る。また、加速管と集束レンズとを通過するイ
オンビームを平行にして、イオンビームがこれらと衝突
して、イオン電流値が減少するのを防止できる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。この発明の実施例のイオン加速器
は、従来のイオン加速器を示す図7のものとほぼ同じで
あるが、高電圧ターミナル2の内部については従来のイ
オン加速器と異なっている。したがって、従来のイオン
加速器と同じ部分の説明は省略するが、実施例のイオン
加速器に用いられている高電圧ターミナル2の内部につ
いて図1に基づいて説明する。高電圧ターミナル2の内
部にはイオン源3、質量分離磁石4、スリット5の順序
で配列され、イオン源3より引き出されたイオンビーム
は質量分離磁石4で質量分析されてから、スリット5を
通過するようになる。スリット5と加速管6の入口との
間の高電圧ターミナル2内にはダブレット型の静電Qレ
ンズ30が配設されている。図2はダブレット型の静電
Qレンズ30の構成と結線とを示している。図2におい
て、ダブレット型の静電Qレンズ30は前段に4本の金
属円筒31が均等に配置され、更に、その前段の4本の
金属円筒31の後方に間隔をおいて後段の4本の金属円
筒31が均等に配置されている。プラス出力電源32と
マイナス出力電源33とは直列に接続され、プラス出力
電源32からのプラス出力は前段の4本の金属円筒31
のうちの対向する2本の金属円筒31にケーブル35を
介して接続されている。また、マイナス出力電源33か
らのマイナス出力は前段の4本の金属円筒31のうちの
残りの対向する2本の金属円筒31にケーブル35を介
して接続されている。プラス出力電源36とマイナス出
力電源37とは直列に接続され、プラス出力電源36か
らのプラス出力は後段の4本の金属円筒31のうちの対
向する2本の金属円筒31にケーブル35を介して接続
されている。また、マイナス出力電源37からのマイナ
ス出力は後段の4本の金属円筒31のうちの残りの対向
する2本の金属円筒31にケーブル35を介して接続さ
れている。しかし、後段の4本の金属円筒31に接続さ
れる電源の極性は前段の同じ列に配置されている4本の
金属円筒31に接続されている電源の極性と逆になって
いる。
【0011】図2において、プラス出力電源32からプ
ラスの電圧を前段の4本の金属円筒31のうちの対向す
る縦の列の2本の金属円筒31に印加する一方で、マイ
ナス出力電源33からのマイナス電圧を前段の4本の金
属円筒31のうちの対向する横の列の2本の金属円筒3
1にプラス出力電源32からプラスの電圧の絶対値と等
しくして印加する。また、プラス出力電源36からのプ
ラスの電圧を後段の4本の金属円筒31のうちの対向す
る横の列の2本の金属円筒31に印加する一方で、マイ
ナス出力電源37からのマイナス出力を後段の4本の金
属円筒31のうちの残りの対向する縦の列の2本の金属
円筒31にプラス出力電源36からのプラスの電圧の絶
対値と等しくして印加する。このような状態の下で、イ
オンビームをダブレット型の静電Qレンズ30に入射さ
せると、前段の4本の金属円筒31ではイオンビームが
縦方向に集束されるが、横方向には発散されなくなる。
また、後段の4本の金属円筒31ではイオンビームが横
方向に集束されるが、縦方向には発散されなくなる。し
たがって、ダブレット型の静電Qレンズ30において
は、イオンビームに対する縦方向の倍率と、横方向の倍
率とが異なる値になるが、ダブレット型の静電Qレンズ
30の全体としてのレンズ作用は集束作用を持つように
なる。
【0012】即ち、ダブレット型の静電Qレンズ30を
スリット5と加速管6の入口との間に配設することによ
り、イオン源3より引き出されたイオンビームをスリッ
ト5上に集束させ、このスリット5上の像をダブレット
型の静電Qレンズ30に加速管6の入口付近に結像さ
せ、その像を加速管6内の均一な電場による集束作用
と、集束レンズ9のレンズ作用とにより、試料11上に
集束させて結像する。
【0013】ところで、上記実施例においては、加速管
6の電極孔と集束レンズ9の孔とでイオンビームが通過
する透過率を良くすることができる。図3〜図6は実施
例の加速管6における加速電圧の変化に対するイオンビ
ームの軌跡を示している。図3はイオン源3より引き出
されたイオンビームを引き出し電圧のみで試料11まで
加速した時の図を示している。即ち、加速管6入口では
電場のしみだしによるレンズ効果が存在しないため、ス
リット5とダブレット型の静電Qレンズ30との間に、
ダブレット型の静電Qレンズ30の焦点距離fQ1を合
わせると、スリット5を通過したイオンビームはダブレ
ット型の静電Qレンズ30によって平行なビームになっ
て加速管6内を通過する。そして、集束レンズ9の焦点
距離fQ2が集束レンズ9の出口から試料11までの距
離と等しくなるように集束レンズ9への入力を調整する
と、集束レンズ9に入射した平行ビームは試料11上に
集束する。
【0014】図4は加速管6に加速電圧を100KV〜
200KV程度印加した時の図を示している。この場合
は、加速管6の入口にレンズ作用が存在するため、レン
ズ作用による焦点距離をfAとし、更に、ダブレット型
の静電Qレンズ30の集束作用を弱めることによりダブ
レット型の静電Qレンズ30の焦点距離fQ1をスリッ
ト5の外側に来るように調整し、スリット5の物点の虚
像をfAの位置と合わせるように形成することによっ
て、加速管6の入口に入射したイオンビームが平行にな
る。そして、図3の場合と同様に集束レンズ9の焦点距
離fQ2を集束レンズ9の出口から試料11までの距離
と等しくなるように調整することによって、試料11上
にイオンビームを集束させることができる。
【0015】図5は加速管6に加速電圧を約300KV
印加した時の図を示している。この場合、加速電圧が上
がるにつれて、加速管6の入口のレンズによる焦点距離
fAは短くなる。焦点距離fAをスリット5から加速管
6の入口までの距離に等しくさせると、ダブレット型の
静電Qレンズ30を使用しなくても、スリット5を通過
したイオンビームは加速管6において平行になる。その
後の試料11までのイオンビームの走行と、集束レンズ
9の調整とは図3および図4の場合と同様に行われる。
【0016】図6は加速管6に加速電圧を400KV〜
500KV印加した時の図を示している。加速管6に加
速電圧を400KV〜500KV印加した時、加速管6
の入口ではレンズによる集束力が高まり、それにつれて
加速管6の入口のレンズによる焦点距離fAが短くな
る。そして、ついには焦点距離fAがスリット5の下流
側に形成されると、ダブレット型の静電Qレンズ30を
凸レンズのように使用すれば、静電Qレンズ30を調整
して虚像、実像を形成しても、像を焦点距離fAの位置
に合わせることができない。したがって、加速管6に印
加する加速電圧が400kV〜500kVであるとき、
ダブレット型の静電Qレンズ30に、水平方向に発散の
効果をもつ凹レンズとしての機能をもたせることによっ
て、スリット5の物点の虚像をスリット5の下流側に形
成し、その虚像の位置を加速管6の入口のレンズの焦点
に合わせて加速管6内で平行ビームを形成する。その後
の試料11までのイオンビームの走行と、集束レンズ9
の調整とは図3、図4および図5の場合と同様に行われ
る。
【0017】なお、上記実施例では、加速管6の入口付
近にイオンビームを集束させるためのレンズとしてダブ
レット型の静電Qレンズ30を用いているが、このダブ
レット型の静電Qレンズ30の代わりにトリプレット型
の静電Qレンズ、磁場を用いたダブレット型のQレンズ
又は磁場を用いたトリプレット型のQレンズを用いても
よい。また、イオン源3のイオンを引き出す部分の開口
形状が円筒の場合には集束レンズ9としてアインッエル
レンズを用いてもよい。
【0018】
【発明の効果】この発明は、上記のようにスリットと加
速管との間に静電気または磁気を用いた多段のQレンズ
を配置し、この多段のQレンズによるレンズ作用を、ス
リットを通過したイオンビームに及ぼすようにしている
ので、加速管への加速電圧を広範囲に変化させても、集
束レンズでイオンビームを試料上に集束させることが容
易になると共に、加速管と集束レンズとを通過するイオ
ンビームが平行になり、これらとの衝突によるイオン電
流値の減少を防止できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の説明図
【図2】この発明の実施例の要部のダブレット型の静電
Qレンズの構成と結線とを示す斜視図
【図3】この発明の実施例においてイオン源より引き出
されたイオンビームを引き出し電圧のみで試料まで加速
した時の模式図
【図4】この発明の実施例において加速管に加速電圧を
100KV〜200KV程度印加した時の模式図
【図5】この発明の実施例において加速管に加速電圧を
約300KV印加した時の模式図
【図6】この発明の実施例において加速管に加速電圧を
400KV〜500KV程度印加した時の模式図
【図7】従来のイオン加速装置の説明図
【図8】従来のイオン加速装置においてイオン源からの
引き出し電圧を30KV、加速管での加速電圧を0KV
にしたときのイオンビームの進路を示す模式図
【図9】従来のイオン加速装置においてイオン源からの
引き出し電圧を30KV、加速管での加速電圧を170
KVにしたときのイオンビームの進路を示す模式図
【図10】従来のイオン加速装置においてイオン源から
の引き出し電圧を30KV、加速管での加速電圧を47
0KVにしたときのイオンビームの進路を示す模式図
【符号の説明】
3・・・・・・・イオン源 4・・・・・・・質量分離磁石 5・・・・・・・スリット 6・・・・・・・加速管 9・・・・・・・集束レンズ 30・・・・・・ダブレット型の静電Qレンズ 31・・・・・・金属円筒 32・・・・・・プラス出力電源 33・・・・・・マイナス出力電源 35・・・・・・ケーブル 36・・・・・・プラス出力電源 37・・・・・・マイナス出力電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 37/317 H01J 37/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イオン源より引き出されたイオンビームを
    質量分離磁石で質量分析してからスリットを通過させ、
    そのスリットを通過したイオンビームを加速管で加速し
    てから集束レンズで集束し、その集束したイオンビーム
    を試料に照射するイオン加速装置において、前記スリッ
    トと加速管との間に静電気または磁気を用いた多段のQ
    レンズを配置し、この多段のQレンズによるレンズ作用
    を、前記スリットを通過したイオンビームに及ぼすこと
    を特徴としたイオン加速装置。
JP02625993A 1993-01-20 1993-01-20 イオン加速装置 Expired - Lifetime JP3272441B2 (ja)

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