JP2007128656A - 収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子ビームの1次軌道がトランスファレンズ強度に影響されずに5次球面収差および3次色収差を補正することができる高次収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置を実現する。
【解決手段】収差補正装置Cの像点42は対物レンズ24の対物レンズ主面38から電子源側に距離L0の位置にあるように、収差補正装置Cが調整されている。トランスファレンズ40はその主面位置が収差補正装置Cの像点42に一致するように配置されている。従って、電子ビームの1次軌道36は、トランスファレンズ40のレンズ中心を通っているため、トランスファレンズ40の強度に影響されない。この状態で、トランスファレンズ40のレンズ強度を収差補正装置Cの収差発生点33が対物レンズ24の前焦点34に投射されるように設定する。このようにして、5次球面収差および3次色収差を補正する。
【選択図】図8

Description

本発明は、走査電子顕微鏡などの電子ビーム装置やイオンマイクロプローブなどのイオンビーム装置における色収差と球面収差を補正するための装置を備えた荷電粒子ビーム装置に関する。
走査電子顕微鏡や透過電子顕微鏡において、高分解能の像を観察したりプローブ電流密度を上げることを目的として、電子光学系の中に収差補正装置が組み込まれている。この収差補正装置として、色収差を静電型4極子と磁場型4極子の組合せで補正し、球面収差を4段の8極子で補正する方式が提案されている。その原理については、非特許文献1〜4に詳しく紹介されている。
ここで、上記した収差補正装置の原理の概略を、図1に基づいて説明する。図1において、対物レンズ7の前段に収差補正装置Cが配置されている。収差補正装置Cは、4段の静電型多極子1、2、3、4と、静電型多極子の2段目と3段目が作り出す電位分布と相似な磁位分布を作り出し、電界と重畳した磁界を形成する2段の磁場型4極子5、6と、4段の静電型4極子が形成する電界と重畳した電界を形成する4段の静電型8極子11,12,13,14とより構成されている。
次に、多極子1〜4の具体的な構成について、図2,図3を用いて説明する。静電型の場合には図2に示すように、12個の電極Un(n=1, 2, …, 12)に対して、独立に電圧を供給できる最終段電源An(n=1, 2, …, 12)が接続され、4極子場を作る場合には、理想的な4極子場に近い場が得られるように4極子電源10からの出力電圧が各最終段電源Anに供給される。最終段電源Anの出力電圧が4極子電源10の出力電圧に比例すると仮定すれば、4極子電源10の出力電圧の比は上記の非特許文献4に示された値になる。また、この4極子場に重ねて8極子場を作る場合には、理想的な8極子場に近い場が得られるように、8極子電源18からの出力電圧が前記4極子電源10の出力電圧と加算されて各最終段電源Anに供給される。以下同様の考え方で、1個の12極子で2n極子(n=1、2、…6)の多極子場を重ねた場が得られる。
次に磁場型の場合には図3に示すように、12個のマグネットWn(n=1, 2, …, 12)のコイルに対して、独立に励磁電流を供給できる最終段電源Bn(n=1, 2, …, 12)が接続され、磁場型4極子場を作る場合には、理想的な磁場型の4極子場に近い場が得られるように磁場型4極子電源15からの出力電圧が各電源Bnに供給される。最終段電源Bnの出力電流が磁場型4極子電源15の出力電圧に比例すると仮定すれば、この出力電圧の比は上記の非特許文献4に示されている励磁力の比になる。なお、ここまでの説明では、磁場型の4極子場以外の多極子場の重畳は説明されていないが、最終段電源Bnの入力電圧に多極子場の電圧を加算することによって、静電型と同様に磁場型の多極子場の重畳が可能になる。なお、ここで、図3では各マグネットWnの外側を磁気的につなぐヨークは省略されている。
次に、静電型と磁場型を重ねる場合には、マグネットWnが電極Unを兼ねることができるように導電性の磁性体を用いれば良い。この場合、マグネットのコイルは電極とは電気的に絶縁して配置される。
以下の説明では、説明を簡単にするために、あたかも2n極子を互いに重ねたかのように記述しているが、実際には1つの12極子に対し複数の多極子場の重畳は上記のように電圧信号の加算によって行っている。
さて、X軸方向に基準となる電極がある構造と等価な機能を有する多極子は、通常、標準2n極子(n=1、2、…6)と呼ぶ。この標準2n極子を電極のピッチ角度の1/2(=2π/4n=π/2n[md]、あるいは、90/n[deg])だけ回転した構造と等価な機能を有する多極子は、斜め2n極子と呼ばれる。同様にして、磁場型の場合は、静電型の斜め2n極子の電極と等価な機能を有する多極子は標準2n極子、静電型の標準2n極子の電極を磁極とした構造と等価な機能を有する多極子は、斜め2n極子と呼ばれる。静電型と磁場型で、標準多極子(または斜め多極子)の電極と磁極の配置が異なるのは、これらの場によって荷電粒子が力を受ける方向を同じ直線上に選んでいるからである。なお、以下の説明で、これらの電極と磁極を特に区別する必要がない場合には、極子と呼ぶ場合がある。
次に、多極子の粒子線装置への取り付け状態を便宜的に区別するため、図2において、U1とU7の電位を印加する極子を結ぶ直線がX軸方向と一致する場合には、極子が標準配列の多極子(12極子)と呼ぶ。また、これらの極子と隣接する極子との中間を結ぶ直線がX軸方向と一致する場合には、極子が斜め配列の多極子(12極子)と呼ぶ。斜め配意列の多極子であっても、極子への印加法を変えれば、標準多極子として用いることができる(非特許文献4を参照)。
次に、上記した多極子1〜4を用いた実際の動作を図1を用いて説明する。なお、標準2極子は、X方向の偏向装置、斜め2極子はY方向への偏向装置で、これらは軸合わせに用いられるが、その詳細については省略する。
まず、荷電粒子ビームのフォーカス調整(基準軌道の形成)について説明する。図1の構成において、図の左側から入射した荷電粒子ビームは、4段の静電型4極子1、2、3、4と対物レンズ7によって、基準となる荷電粒子ビームの軌道が作られ、試料面20に荷電粒子ビームがフォーカスされる。この図1では、粒子線のX方向の軌道RxとY方向の軌道Ryとを同じ平面上にまとめて模式的に描いている。
基準軌道とは、近軸軌道(収差が無いときの軌道と考えてよい)として、4極子1によってY方向の軌道Ryが4極子2の中心を通り、4極子2によってX方向の軌道Rxが4極子3の中心を通り、最後に4極子3、4と対物レンズ7によって荷電粒子ビームが試料面にフォーカスされる軌道をいう。実際には完全なフォーカスのために、これらの相互調整が必要になる。なお、このとき、前記の4段の2極子は軸合せのため用いられる。
更に詳細に図1を説明すると、X方向の軌道Rxの荷電粒子ビームは4極子1によって拡散(凹レンズと同様な作用)され、次いで4極子2によって集束(凸レンズと同様な作用)されて4極子3の中心を通るようになされ、4極子3の中心を通過した後、4極子4によって集束されて、対物レンズ7に向かう。一方、Y方向の軌道Ryの荷電粒子ビームは4極子1によって集束されて4極子2の中心を通るようになされ、4極子2の中心を通過した後、4極子3によって集束され、最後に4極子4によって拡散された後、対物レンズ7に向かう。このようにX方向の軌道Rxに作用する4極子1の拡散作用と、Y方向の軌道Ryに作用する4極子4の拡散作用とを合成することによって、一個の凹レンズの如くに働かせることができる。
次に、収差補正装置Cによる色収差補正について説明する。図1に示したような系で先ず色収差を補正するには、上記の基準軌道を変えないように静電型4極子2の電位φq2[V]と磁場型4極子5の励磁J2[AT](あるいは磁位)が調整され、レンズ系全体としてX方向の色収差が0に補正される。同様に基準軌道を変えないように静電型4極子3の電位φq3[V]と磁場型4極子6の励磁J3[AT]が調整され、レンズ系全体としてY方向の色収差が0に補正される。
次に、6極子を用いた2次の開口収差の補正について説明する。2次の開口収差は理想的には発生しないはずであるが、機械的な精度の限界によって、現実には収差補正装置Cに寄生して発生する。まず、2段目の多極子2の静電型6極子の電位φS2[V]によってレンズ系全体としてX方向の2次の開口収差を0に補正し、静電型8極子13の電位φS3[V]によってY方向の2次の開口収差を0に補正する。その後、XYが合成された方向(例えば、X軸に対して30°方向、60°方向など)の2次の開口収差を1段目の多極子1と4段目の多極子4の各々の静電型多極子で0に補正する。
次に、球面収差補正(3次の開口収差補正)について説明する。球面収差を補正する場合には、X,Y方向の色収差の補正を行った後に、静電型8極子12の電位φO2[V]によってレンズ系全体としてX方向の球面収差を0に補正し、静電型8極子13の電位φO3[V]によってY方向の球面収差を0に補正する。その後、XYが合成された45°方向の球面型収差を、1段目の多極子1と4段目の多極子4の各々の静電型8極子で0に補正する。実際は交互の繰返し調整が必要になる。
以下の説明で、静電型の多極子で電位φ(あるいは電圧)という表現を用いた場合には、図4(a)、(b)に示すような標準配列をした多極子の+側の値を表すものとする。同様に、磁場型の励磁Jという表現を用いた場合には、+側の励磁[AT]を表すものとする。
特開2004-87460 V. H. Rose, Optik 33, Heft 1, 1-24 (1971) J. Zach, Optik 83, No.1, 30-40 (1989) J. Zach and M. Haider, Nucl. Instr. and Meth. In Phys. Res.A 363,316-325 (1995) M. Haider et al., Optik 63, No.1, 9-23 (1982) E. Munro, J. Vac.Sci. Technol. B6(6), Nov/Dec(1988)1971 Nucl. Instr. and Meth. In Phys. Res.A 519, 264-279 (2004)
上記した収差補正装置Cを用いた荷電粒子線装置の一例として、図5に走査電子顕微鏡を示す。図5において、電子銃のエミッタ21から電子ビーム22が放出され、この放出された電子ビーム22は複数のレンズ23を通って収差補正装置Cに入射する。この際、複数のレンズ23は収差補正装置Cに入射する電子ビーム22を制御し、収差補正装置Cを透過した電子ビームを対物レンズ24によって試料25の表面に収束させる。この収差補正装置Cは図1に示した収差補正装置である。
試料25の表面で電子ビームを走査し、走査と同期して試料表面から放出される2次電子を検出器で検出する。この検出信号を試料上の電子ビームの走査に同期して陰極線管の輝度変調信号として供給すれば、陰極線管の画面には試料表面の走査2次電子像が表示される。
上記した走査電子顕微鏡では、図1に基づいて説明した収差補正装置Cを透過した電子ビームのX軌道、Y軌道が所定の軌道を通ることによって、3次の球面収差および1次色収差を補正することができる。このようにして、走査電子顕微鏡の分解能を大幅に向上させることができる。
前記収差補正装置Cによって3次球面収差および1次色収差が補正された後、次に走査電子顕微鏡の分解能を制限する収差は、5次球面収差および3次色収差である。これらは、高次収差と呼ばれ、前記収差補正装置では補正することができない。
この高次収差を補正する手段として、収差補正装置の後端付近に存在する収差発生点を前記対物レンズの前焦点に投射する作用を有した複数のトランスファレンズを前記収差補正装置Cと対物レンズ24との間に配置することによって、高次収差を補正する方法が特許文献1に詳述されている。
この特許文献1に記載された高次収差を補正する構成を図6に示す。この図6の構成において、複数のトランスファレンズとして、第1のトランスファレンズ31と第2のトランスファレンズ32を用い、収差発生点33を対物レンズ24の前焦点34に投射することによって、高次収差が補正される。なお、図6において、35は物点、実線36は電子ビームの一次軌道、点線37は収差軌道、38は対物レンズの主面、ftはトランスファレンズの焦点距離、foは対物レンズ24の前焦点距離を示している。
また、トランスファレンズを複数用いずに、1段のトランスファレンズのみでも高次収差を補正することができる。この1段のトランスファレンズを用いた構成も特許文献1において詳述されている。図7にこの構成を示すが、図6と同一の構成要素等には同一番号を付してあり、その詳細な説明は省略する。なお、40は1段のトランスファレンズ、41はトランスファ点である。
また、このトランスファレンズを用いて高次収差を補正する原理は、非特許文献6に詳述されているが、次の2つの複合収差係数、すなわち、5次球面収差係数C5sおよび3次色収差係数C3cの形式から理解することができる。
Figure 2007128656
Figure 2007128656
上記数式(1),(2)において、Cs,Ccはそれぞれ対物レンズの3次球面収差係数および1次色収差係数を示す。Lhは、トランスファレンズ40により収差発生点33が投射されたトランスファ点41と、対物レンズ24の前焦点34との距離を示し、foは対物レンズ24の前焦点距離である。数式(1),(2)から明らかなように、Lhが0になれば前記C5s、C3cは0になる。この状態は、図7に示すように、トランスファ点41が対物レンズ24の前焦点34になるように、トランスファレンズ強度および位置を最適化すれば実現できる。
しかしながら、図6において説明した複数のトランスファレンズ31,32を用いてLh=0とする補正条件を実現するためには、トランスファレンズ31、32の位置と強度に拘束条件が付加される。すなわち、図6に示すように、2段のトランスファレンズ31、32で平行に収差補正装置Cからでた電子ビームを対物レンズ24に平行に入射させ、かつ収差発生点33を対物レンズ24の前焦点34に投射するためには、2段のトランスファレンズ31、32の位置関係が図6に示すようにトランスファレンズの焦点距離ftによって規制されてしまう。
従って、2段のトランスファレンズを使うことによって走査電子顕微鏡の鏡筒が長くなってしまうという問題があった。すなわち、およそ4ftの長さが必要となり、例えばft=200mmとすると800mm必要となり、振動等の外乱を考慮すると望ましくない。また、通常、トランスファレンズ32と対物レンズ24の間には電子ビームを走査するための走査レンズと試料から発生した二次電子を検出するための二次電子検出器が配置されるため、前記の値を小さくすることは困難である。また、図7に示すように、トランスファレンズ40を1段で構成した場合、電子ビームの1次軌道36がトランスファレンズ40の位置と強度によって変化するため、システム全体の最適条件が複雑になるという問題点があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、その目的は、電子ビームの1次軌道がトランスファレンズ強度に影響されずに5次球面収差および3次色収差を補正することができる高次収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置を実現するにある。
請求項1の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、3次の球面収差を補正する収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置において、収差補正装置の像点に5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ主面を配置したことを特徴としている。
請求項2の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、3次の球面収差を補正する収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置において、5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ強度を収差補正装置の収差発生点が対物レンズの前焦点またはコマ‐フリー点に投射するように設定したことを特徴としている。
請求項3の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、請求項1〜2記載の収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置において、収差補正装置によって3次の球面収差を補正し、3次球面収差を補正したときの荷電粒子ビームの軌道を保持した状態で、5次球面収差および3次色収差を補正する機能を備えたことを特徴としている。
請求項4の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、請求項1〜3記載の発明において、収差補正装置によって3次の球面収差を補正し、その後5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ強度を印加する機能を有したことを特徴としている。
請求項5の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、請求項1〜3記載の発明において、収差補正装置によって3次の球面収差を補正し、その後5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ強度を、走査画像の分解能を調整するために制御する機能を有したことを特徴としている。
請求項6の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、請求項1〜3記載の発明において、収差補正装置によって3次の球面収差を補正し、その後5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ強度を、走査画像のコントラストを調整するために制御する機能を有したことを特徴としている。
請求項7の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、3次の球面収差を補正する収差補正装置と減速型対物レンズを備えた荷電粒子ビーム装置において、収差補正装置の像点に追加加速レンズを配置したことを特徴としている。
請求項8の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、請求項7記載の発明において、収差補正装置の像点に配置された追加加速レンズは、収差補正装置の収差発生点を対物レンズの前焦点またはコマ‐フリー点に投射するように調整されることを特徴としている。
請求項9の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、3次の球面収差を補正する収差補正装置と電磁界重畳型対物レンズを備えた荷電粒子ビーム装置において、収差補正装置の像点に追加加速レンズを配置したことを特徴としている。
請求項10の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、請求項9記載の発明において、収差補正装置の像点に配置された電磁界重畳型レンズは、収差補正装置の収差発生点を対物レンズの前焦点またはコマ‐フリー点に投射するように調整されることを特徴としている。
請求項11の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、請求項1乃至10に記載の3次の球面収差を補正する収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置において、収差補正装置は、4段の静電型多極子と、4段の静電型多極子の中央の2段の静電型4極子の電位分布と相似な磁位分布を重畳させる2段の磁場型4極子とより構成されており、荷電粒子ビームを試料にフォーカスさせる対物レンズと、試料に減速電圧を印加するための手段と、荷電粒子ビームの加速電圧や対物レンズと試料間の距離である作動距離を変更する操作部と、操作部の操作または設定に基づいて前記各多極子を制御する制御部を有していることを特徴としている。
請求項1の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、3次の球面収差を補正する収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置において、収差補正装置の像点に5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ主面を配置したことを特徴としている。この結果、鏡筒を長くすることなく5次球面収差および3次色収差を補正することができる。
請求項2の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、3次の球面収差を補正する収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置において、5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ強度を収差補正装置の収差発生点が対物レンズの前焦点またはコマ‐フリー点に投射するように設定したことを特徴としている。この結果、鏡筒を長くすることなく5次球面収差および3次色収差を補正することができる。
請求項3の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、請求項1〜2記載の収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置において、収差補正装置によって3次の球面収差を補正し、3次球面収差を補正したときの荷電粒子ビームの軌道を保持した状態で、5次球面収差および3次色収差を補正する機能を備えたことを特徴としている。この結果、請求項1、2と同様な効果を有すると共に、電子ビームの軌道を変化させないで、5次球面収差および3次色収差を補正することができる。
請求項4の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、請求項1〜3記載の発明において、収差補正装置によって3次の球面収差を補正し、その後5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ強度を印加する機能を有したことを特徴としている。この結果、請求項1、2と同様な効果を有すると共に、電子ビームの軌道を変化させないで、5次球面収差および3次色収差を補正することができる。
請求項5の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、請求項1〜3記載の発明において、収差補正装置によって3次の球面収差を補正し、その後5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ強度を、走査画像の分解能を調整するために制御する機能を有したことを特徴としている。この結果、請求項1、2と同様な効果を有すると共に、電子ビームの軌道が変化しないため、高次収差補正が容易になる。すなわち、低次収差である3次球面収差や1次色収差を補正した後に、5次球面収差および3次色収差を補正することができる。また、走査画像の分解能を最適に調整することができる。
請求項6の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、請求項1〜3記載の発明において、収差補正装置によって3次の球面収差を補正し、その後5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ強度を、走査画像のコントラストを調整するために制御する機能を有したことを特徴としている。この結果、請求項1、2と同様な効果を有すると共に、電子ビームの軌道が変化しないため、高次収差補正が容易になる。すなわち、低次収差である3次球面収差や1次色収差を補正した後に、5次球面収差および3次色収差を補正することができる。また、走査画像のコントラストを最適に設定することができる。
請求項7の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、3次の球面収差を補正する収差補正装置と減速型対物レンズを備えた荷電粒子ビーム装置において、収差補正装置の像点に追加加速レンズを配置したことを特徴としている。この構成により、対物レンズに減速型対物レンズを用いた場合、追加加速レンズで5次球面収差および3次色収差を補正することができる。
請求項8の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、請求項7記載の発明において、収差補正装置の像点に配置された追加加速レンズは、収差補正装置の収差発生点を対物レンズの前焦点またはコマ‐フリー点に投射するように調整されることを特徴としている。この構成により、対物レンズに減速型対物レンズを用いた場合、追加加速レンズで5次球面収差および3次色収差を補正することができる。
請求項9の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、3次の球面収差を補正する収差補正装置と電磁界重畳型対物レンズを備えた荷電粒子ビーム装置において、収差補正装置の像点に追加加速レンズを配置したことを特徴としている。この構成により、対物レンズに電磁界重畳型対物レンズを用いた場合、追加加速レンズで5次球面収差および3次色収差を補正することができる。
請求項10の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、請求項9記載の発明において、収差補正装置の像点に配置された電磁界重畳型レンズは、収差補正装置の収差発生点を対物レンズの前焦点またはコマ‐フリー点に投射するように調整されることを特徴としている。この構成により、対物レンズに電磁界重畳型対物レンズを用いた場合、追加加速レンズで5次球面収差および3次色収差を補正することができる。
請求項11の発明に基づく収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置は、請求項1〜10に記載の3次の球面収差を補正する収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置において、収差補正装置は、4段の静電型多極子と、4段の静電型多極子の中央の2段の静電型4極子の電位分布と相似な磁位分布を重畳させる2段の磁場型4極子とより構成されており、荷電粒子ビームを試料にフォーカスさせる対物レンズと、試料に減速電圧を印加するための手段と、荷電粒子ビームの加速電圧や対物レンズと試料間の距離である作動距離を変更する操作部と、操作部の操作または設定に基づいて前記各多極子を制御する制御部を有していることを特徴としている。この構成により、3次の球面収差と1次色収差を精度良く補正することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。図8は本発明に基づく収差補正装置が設けられた走査電子顕微鏡の一例を示しており、収差補正装置は例えば、非特許文献5に記載された3次球面収差を補正するものである。ここで、収差補正装置Cの像点42は対物レンズ24の対物レンズ主面38から電子源側に距離L0の位置にあるように、収差補正装置Cが調整されている。
トランスファレンズ40はその主面位置が収差補正装置Cの像点42に一致するように配置されている。従って、電子ビームの1次軌道36は、トランスファレンズ40のレンズ中心を通っているため、トランスファレンズ40の強度に影響されない。この状態で、トランスファレンズ40のレンズ強度を収差補正装置Cの収差発生点33が対物レンズ24の前焦点34に投射されるように設定する。通常、収差補正装置Cの収差発生点33は、収差補正装置を構成する複数のレンズの内、試料側最終段のレンズ中心と見なして良い。また、収差発生点33を対物レンズ24の前焦点34に投射するトランスファレンズ40のレンズ強度は、収差発生点33からでる収差軌道37が対物レンズ24の前焦点34に収束するように設定されればよい。
このようにして、数式(1),(2)で表記されているLhが0となり、5次球面収差および3次色収差を補正することができる。なお、通常、収差は低次から補正されねばならない。収差補正装置は3次球面収差を補正するが、そのとき電子ビームの1次軌道が決定される。トランスファレンズ40はその後に5次球面収差及び3次色収差を補正するが、3次球面収差補正時の1次軌道を保持してトランスファレンズのレンズ強度を調整することができる。
次に本発明の第2の実施の形態を図9を参照して説明する。この実施の形態では、3次球面収差を補正する収差補正装置Cと減速型対物レンズ44を搭載した走査電子顕微鏡が用いられる。そして、この実施の形態では、収差補正装置Cの像点42に追加加速レンズ43の主面を配置し、収差補正装置の収差発生点33を減速対物レンズ44の前焦点34またはコマ−フリー点に投射する追加加速することを特徴としている。以下更に詳細に説明する。
図9において、収差補正装置Cは、例えば、非特許文献5に記載された3次球面収差を補正するものであり、収差補正装置の像点42が減速対物レンズ44の対物レンズ主面38から電子源側に距離L0の位置にあるように収差補正装置Cが調整されている。追加加速レンズ43は、その主面位置が収差補正装置の像点42に一致するように配置されている。従って、電子ビームの1次軌道36は、追加加速レンズ43のレンズ中心を通っているため、追加加速レンズ43の追加加速に影響されない。
この状態で、追加加速レンズの追加加速を収差補正装置の収差発生点33が減速対物レンズの前焦点34に投射されるように設定する。通常、収差補正装置の収差発生点33は、収差補正装置を構成する複数のレンズの内、試料側最終段のレンズ中心とみなしてよい。また、収差発生点33を対物レンズの前焦点34に投射する追加加速レンズ43の追加加速は、収差発生点33からでる収差軌道37が対物レンズの前焦点34に収束するように設定されればよい。
このようにして、数式(1),(2)で表記されているLhが0となり、5次球面収差および3次色収差が補正される。通常、収差は低次から補正されねばならない。収差補正装置は3次球面収差を補正するが、そのとき電子ビームの1次軌道が決定される。追加加速レンズは高次収差をその後に補正するが、3次球面収差補正時の1次軌道を保持して追加加速レンズの追加加速を調整することができる。
次に本発明の第3の実施の形態を説明する。この実施の形態では、図9に示した対物レンズ44として減速型対物レンズに代え電磁界重畳型対物レンズが用いられている。そして、この実施の形態では、第2の実施の形態と同様に収差補正装置Cの像点42に追加加速レンズ43の主面を配置し、収差補正装置の収差発生点33が電磁界重畳型対物レンズ44の前焦点34またはコマ−フリー点に投射されるように、電子ビームを追加加速することを特徴としている。以下更に詳細に説明する。
上述したように、この実施の形態では、対物レンズ44として電磁界重畳型対物レンズを用いている以外は、図9に示した第2の実施の形態と同様な構成となっている。収差補正装置は、例えば、3次球面収差を補正するものであり、収差補正装置の像点42が対物レンズ44の対物レンズ主面38から電子源側に距離L0の位置にあるように収差補正装置が調整されている。追加加速レンズ43は、その主面位置が収差補正装置の像点42に一致するように配置されている。従って、電子ビームの1次軌道は、追加加速レンズ43のレンズ中心を通っているため、追加加速レンズの追加加速に影響されない。
この状態で、追加加速レンズ43の追加加速を収差補正装置の収差発生点33が対物レンズの前焦点34に投射されるように設定する。通常、収差補正装置の収差発生点は、収差補正装置を構成する複数のレンズの内、試料側最終段のレンズ中心とみなしてよい。また、収差発生点を対物レンズの前焦点に投射する追加加速レンズの追加加速は、収差発生点からでる収差軌道が対物レンズの前焦点に収束するように設定されればよい。
このようにして、数式(1),(2)で表記されているLhが0となり、5次球面収差および3次色収差が補正される。通常、収差は低次から補正されねばならない。収差補正装置は3次球面収差を補正するが、そのとき電子ビームの1次軌道が決定される。追加加速レンズ43は高次収差をその後に補正するが、3次球面収差補正時の1次軌道を保持して追加加速レンズの追加加速を調整することができる。
収差補正装置の原理の概略を説明するための図である。 静電型12極子を12以下の静電型多極子として用いる方法を示す図である。 磁場型12極子を12以下の磁場型多極子として用いる方法を示す図である。 静電型多極子の標準配列を示す図である。 従来の収差補正装置を搭載した走査型電子顕微鏡を示す図である。 複数のトランスファレンズを用いて高次収差を補正する構成を示す図である。 1段のトランスファレンズを用いて高次収差を補正する構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図である。 本発明の第2と第3の実施の形態を示す図である。
符号の説明
C 収差補正装置
24 対物レンズ
25 試料
33 収差発生点
34 対物レンズの前焦点
40 トランスファレンズ

Claims (11)

  1. 3次の球面収差を補正する収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置において、収差補正装置の像点に5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ主面を配置したことを特徴とする収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置。
  2. 3次の球面収差を補正する収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置において、5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ強度を収差補正装置の収差発生点が対物レンズの前焦点またはコマ‐フリー点に投射するように設定したことを特徴とする収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置。
  3. 収差補正装置によって3次の球面収差を補正し、3次球面収差を補正したときの荷電粒子ビームの軌道を保持した状態で、5次球面収差および3次色収差を補正する機能を備えた請求項1〜2の何れかに記載の収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置。
  4. 収差補正装置によって3次の球面収差を補正し、その後5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ強度を印加する機能を有した請求項1〜3の何れかに記載の収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置。
  5. 収差補正装置によって3次の球面収差を補正し、その後5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ強度を、走査画像の分解能を調整するために制御する機能を有した請求項1〜3の何れかに記載の収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置。
  6. 収差補正装置によって3次の球面収差を補正し、その後5次球面収差および3次色収差を補正するトランスファレンズのレンズ強度を、走査画像のコントラストを調整するために制御する機能を有した請求項1〜3の何れかに記載の収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置。
  7. 3次の球面収差を補正する収差補正装置と減速型対物レンズを備えた荷電粒子ビーム装置において、収差補正装置の像点に追加加速レンズを配置したことを特徴とする収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置。
  8. 収差補正装置の像点に配置された追加加速レンズは、収差補正装置の収差発生点を対物レンズの前焦点またはコマ‐フリー点に投射するように調整される請求項7記載の収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置。
  9. 3次の球面収差を補正する収差補正装置と電磁界重畳型対物レンズを備えた荷電粒子ビーム装置において、収差補正装置の像点に追加加速レンズを配置したことを特徴とする収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置。
  10. 収差補正装置の像点に配置された電磁界重畳型レンズは、収差補正装置の収差発生点を対物レンズの前焦点またはコマ‐フリー点に投射するように調整される請求項9記載の収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置。
  11. 請求項1乃至10の何れかに記載の3次の球面収差を補正する収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置において、収差補正装置は、4段の静電型多極子と、4段の静電型多極子の中央の2段の静電型4極子の電位分布と相似な磁位分布を重畳させる2段の磁場型4極子とより構成されており、荷電粒子ビームを試料にフォーカスさせる対物レンズと、試料に減速電圧を印加するための手段と、荷電粒子ビームの加速電圧や対物レンズと試料間の距離である作動距離を変更する操作部と、操作部の操作または設定に基づいて前記各多極子を制御する制御部を有している収差補正装置を備えた荷電粒子ビーム装置。
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