JPH0211650A - 農業用塩化ビニル系樹脂フイルム - Google Patents

農業用塩化ビニル系樹脂フイルム

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JPH0211650A
JPH0211650A JP63160636A JP16063688A JPH0211650A JP H0211650 A JPH0211650 A JP H0211650A JP 63160636 A JP63160636 A JP 63160636A JP 16063688 A JP16063688 A JP 16063688A JP H0211650 A JPH0211650 A JP H0211650A
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JP
Japan
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vinyl chloride
chloride resin
pts
desirably
ether
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Application number
JP63160636A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Nakagawa
康弘 中川
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CI Kasei Co Ltd
Original Assignee
CI Kasei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は農業用塩化ビニル系樹脂フィルムに関し、さら
に詳しくはフッ素系界面活性剤及び防曇剤を含有する防
霧性及び防曇性の長期接続性に優れ、且つ熱安定性の良
好な農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに関する。
昼夜の温度差の大きい時節又は地域における作物栽培ハ
ウス、殊に防曇剤を配合することにより防曇性を付与し
た軟質塩化ビニル樹脂フィルムを展張したハウスにおい
ては、例えば夜明けや夕暮れ時にハウス内部に霧が発生
するという現象は屡々みられる。このような霧発生現象
を防止する(これを当該分野では一般に「防霧」と称し
ている)ため、ハウスに展張する防曇性軟質塩化ビニル
系樹脂フィルムに、防霧剤としてフッ素系界面活性剤を
配合する二七が行なわれている[例えば、特公昭59−
35573号公報、特開昭60−28860号公報等参
照]。
このようなフッ素系界面活性剤を配合した防曇性軟質塩
化ビニル系樹脂フィルムは、極めて簡単にしかも実に効
果的に防霧性を発揮するが、従来の防霧性フィルムの中
には1年程度の持続性しかないものがあり、フッ素系界
面活性剤の配合量を増加するとそれだけコスト高になる
だけでなく、フッ素の熱安定性が悪くなる場合があり、
フッ素系界面活性剤の比較的少量の添加で防霧の長期持
続性を安定して発揮する防霧性フィルムの開発が求めら
れている。
かくして、本発明によれば、塩化ビニル系樹脂100重
量部あたり、 (a)7ツ素系界面活性剤 0、O1〜0.7重量部 (b)下記式 式中、R1、R2、R,及びR1は同一もしくは相異な
り、それぞれ鎖中に酸素原子が介在していてもよい鎖状
もしくは環状の炭化水素基を表わす、 で示される有機リン化合物 0.3〜lOM量部及び (c)防曇剤        0.8〜5重量部を含有
することを特徴とする農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィ
ルムが提供される。
以下、本発明の農業用軟質塩化ビニル系樹脂フィルムに
ついて、さらに詳細に説明する。
(a)フッ素系界面活性剤 本発明に従い防霧剤成分としてフィルムに配合されるフ
ッ素系界面活性剤には、パーフロロアルキル基またはパ
ーフロロアルケニル基を含有する高分子あるいは低分子
の界面活性剤が包含される。
本発明で使用されるフッ素系界面活性剤は、一般に、少
なく七も0.001重量%、好ましくは0゜01重量%
の水中溶解度を有し、25°Cl: j、iいて水の表
面張力を35 dyn/am以下、好ましくは30dy
n/cm以下に低下さセる能力を有するものが好ましい
。また、本発明に使用されるフッ素系界面活性剤に含ま
れるパーフロロアルキル基またはパー70ロアルケニル
基は、その鎖中に酸素原子(但し、炭素原子だけに結合
されたもの)が介在してもよい。
そのようなフッ素系界面活性剤の具体例を示せば次のと
おりである。
(1)陰イオン性フッ素系界面活性剤 ■−COOM系 fCOOM RfYCOOM RfBNR’YCOOM ■−0303M系 RfBNR’YO5O,M ■−3o3M系 RrBNR’YSOsM RfSO,M RfCH20YS03M Rfc H、COOCH−S O3M R’ f CHz COOCH2 ■−〇PO(OM)。
RfBNR’YOP  (OM)! 曹 上記各式中、RfおよびR’fはそれぞれアルキル基の
水素原子の一部または全部をフン素原子で置換したフル
オロアルキル基を表わし:Bは−CO−−SO2(CH
2)m 等の架橋員を表わし、R1は水素原子または低級アルキ
ル基を表わし:Yは01〜c6のアルキレン基を表わし
:Mは水素4予、−N H、、アルカリ金属またはアル
カリ土類金属を表わし;mはlへ−10の整数である。
(2)陽イオン性フッ素系界面活性剤 ■ / RfBNHYN \ ・ HX / RrBNHYNO−Xe \ 上記各式中、Rf、B、R’およびYは前記と同じ意味
を有し;R2は水素原子または低級アルキル基を表わし
、HXは酸を表わし;Xはハロゲンまたは酸根を表わす
(3)両性フッ素系界面活性剤 ■ −NΦ(R’)! −COOe系 Rf B N HY N ■(R’ ) 2 Y ’ 
COO0式中、Rf、B、R’およびYは前記と同じ意
味を有し;Y″は02〜C6のアルキレン基を表わす。
(4)非イオン性7ツ素系界面活性剤 ■ −OH系 RfBNRIYOH RfY OH ■ −〇−系 RfB N R’(R30)nH 上記各式中、RfXB、R’およびYは前記と同じ意味
を有し、R3は02〜C1のアルキレン基を表わし、R
4はCI−Cxxのアルキル基を表わし;nは1〜30
の整数であり;alb、cはそれぞれl−1ooの整数
である。
上記の型またはその他の型のフッ素系界面活性剤の中で
好適な物としては、非イオン性のフッ素系界面活性剤が
挙げられ、具体的に例示すれば次のとおりである。
■ RrSO,N−CH,CH!OH 式中、RfはC4〜C,0、好ましくはC6〜C1゜の
パーフロロアルキル基を表わし; R1は水素原子または低級アルキル基を表わす。
例えば、C,F、アS Ox N  CH2CH20H
C,H。
CH2CH20H / 式中、RfはC4〜C2゜、好ましくは06〜C10の
バー70ロアルキル基を表わす。
式中、RfはC4〜C2゜、好ましくはC0〜C1゜の
パーフロロアルキル基を表わす。
式中、RfはC6〜C2゜、好ましくはC6〜C1゜の
バー70ロアルキル基を表わし; R1およびR3はそれぞれ水素原子または低級アルキル
基を表わし; R1は−C,H,−または−C,H,−を表わし;mは
1〜30、好ましくは2〜15の整数である。
例えば、CsF+*C0N(CzH*0)sHC、Fr
*c ON(C2H40)IOHC、H。
cFscFzcFx [0CF(CFi)CF、]*C
0N(C2HtO)J■ RfS O!N (R”O)
mR”式中、RfはC、’−C2,、好ましくはC,−
C,。
のパーフロロアルキル基を表わし; R1およびR3は水素原子または低級アルキル基を表わ
し; R2は一〇、H4−または一〇、H,−を表わし;mは
1〜30、好ましくは2〜15の整数である。
CsF +5SOzN(CzH*O)+sHCs Hr ある。
式中、RfはC4〜C3゜、好ましくはC1〜C1゜の
パー70ロアルキル基を表わし: R1およびR3は水素原子または低級アルキル基を表わ
し: R2は−C,H,−または一〇、H,−を表わし;mは
1〜30、好ましくは2〜15の整数である。
式中、R’fは04〜C2゜、好ましくはC6〜C1゜
のパーフロロアルケニル基を表わし;R1およびR3は
水素原子または低級アルキル基を表わし; R2は−Cx H4−または−C,H,−を表わし;m
は1〜30、好ましくは2〜15の整数でC00CHz
 Rf    Coo(R’ O) mR3式中、Rf
はC+〜Cxo、好ましくはcs−c+。
のパー70ロアルキル基を表わし; R2は−CよH4−または−〇、H,−を表わし;R3
は水素原子または低級アルキル基を表わし: mは1〜30、好ましくは2〜10の整数である。
平均分子量は3000〜l OO000,好ましくは、
5000〜30000である。
式中、RfはC4〜C2゜、好ましくはcs”c+。
のパー70ロアルキル基を表わし; R2はC1〜C5のアルキレン基を表わし;mおよびn
は1〜30、好ましくは2〜15の整数であり、 平均分子量は3000〜100000、好ましくは、5
000〜30000である。
式中、RfはC1〜C1゜、好ましくはC6〜C1゜の
パー70ロアルキル基を表わし; R1はC1〜C2゜のアルキル基を表わし;R3は水素
原子または低級アルキル基を表わし; nはI〜30、好ましくは2〜15の整数であり、 平均分子量は3000〜100000、好ましくは、5
000〜30000である。
e)  ncH−CH2h− Coo(C,H40)n(R”O)、CH!Rf式中、
RfはC3〜C!。、好ましくはC1〜C2゜のパー7
0ロアルキル基を表わし: R2はC3〜C5のアルキレン基を表わし;mおよびn
はθ〜30、好ましくは2〜IOの整数であり、 平均分子量は3000〜100000、好ましくは、5
000〜30000である。
以上に述べた界面活性剤はそれぞれ単独で使用すること
ができ、或いは2種以上組合わせて用いることもできる
なお、本発明で使用可能な市販の非イオン性のフッ素系
界面活性剤を例示すれば、ユニダインDS−401,ユ
ニダインDS−403、ユニダインDS−451(以上
、ダイキン工業■製)、メガファックF−142D、メ
ガファックF−177(以上、大日本インキ化学工業@
製)、フロラードFC−170,70ラードFC−17
6,70ラードFC−430(以上、住人スリーエム■
製)、サーフロンS−141,サーフロン5−145、
サーフロンS−381、サーフロンS−382、サーフ
ロンS−393(以上、旭硝子■製)等を挙げることが
できる。
(b)有機リン化合物 本発明のフィルムにおける防霧性及び防曇性の長期持続
性を教養し且つ熱安定性を向上させる上で重要な成分で
あり、前記式(I)において、R1、R2、R3及びR
4によって表わされる[鎖中に酸素原子が介在していて
もよい鎖状もしくは環状の炭化水素基」には、飽和もし
くは不飽和の脂肪族もしくは脂環式炭化水素基、芳香族
炭化水素基又はこれら両者の組合わせ、或いは鎖中にエ
ーテル結合が介在したこれらに対応する基が包含され、
具体的には以下に例示するものが挙げられる。
ブチル、ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、トリデ
シルなどのアルキル基;ヘキセニル、オレイルなどのア
ルケニル基;シクロヘキシルなどのシクロアルキル基ニ
ジクロへキセニルのようなシクロアルケニル基:フェニ
ル、ナフチルなどのアリール基;メトキシエチル、エト
キシエチル、プロポキシエチル、ブトキシエチル、イン
ブトキシエチル、ヘキソキシエチル、オクトキシエチル
、メトキシプロピル、ブトキシプロピル、メトキシブチ
ル、オクトキシブチルなどのアルコキシアルキル基ニジ
クロヘキソキシエチル、2−エチルシクロヘキソキシエ
チル、シクロヘキソキシブチル、2−エチルシクロヘキ
ソキシブチルなどのシクロヘキソキシアルキル基;メト
キシシクロヘキシル、エトキシシクロヘキシル、ブトキ
シシクロヘキシル、ヒーブトキシシクロヘキシルなどの
アルコキシシクロヘキシル基;フェノキシエチル、フェ
ノキシブチルなどのフェノキシアルキル ルオキシエチル、ベンジルオキシブチルなどのフェニル
アルコキシアルキル基;メトキシフェニル、エトキシフ
ェニル、プロポキシフェニル、ブトキシフェニル、イン
ブトキシフェニル、ヘキソキシフェニル、シクロヘキソ
キシフェニル、オクトキシフェニル、2−エチルヘキソ
キシフェニルなどのアルコキシフェニル基;クレジル、
キシリル、エチルフェニル、プロピルフェニル、イソプ
ロピルフェニル、ブチルフェニル、t−ブチルフェニル
、ヘキシルフェニル、シクロへキシルフェニル、オクチ
ルフェニル、デシルフェニル、2−6−ジーt−ブチル
フェニル、206ージーt−ブチル−4−メチルフェニ
ルなどのアルキルフェニル基;ベンジル、2−メチルベ
ンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル、フェニル
イソプロピル、フェニルブチル、フェニルシクロヘキシ
ルなどのフェニルアルキル基;メチルベンジル、エチル
ベンジル、プロピルベンジル、イソプロピルベンジル、
ブチルベンジル、t−ブチルベンジル、シクロへキシル
ベンジル、メチルフェニルエチル、インクロビルフェニ
ルエチル、メチルフェニルイソプロピル、エチルフェニ
ルプロピル、t−7’チルフエニルイソプロピルなどの
アルキルフェニルアルキル基;ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノプロビルエーテル、
ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレン
グリコール七)【−メチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノオクチルエーテル、ジエチレングリコール七ノ
ー2ーエチルヘキシルエーテル、ジエチレングリコール
モノノニルエーテルチレングリコールモノデシルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノイソデシルエーテル ングリコールモノトチシルエーテル、ジエチレンクリコ
ールモノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノ
ベンジルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニル
エチルエーテル、ジエチレングリコール七ツメチルベン
ジルエーテル、ジエチレングリコールモノイソクロビル
ベンジルエーテル、ジエチレングリコールモノフェニル
イソプロビルエーテル、ジエチレングリコールモノシク
ロヘキシルエーテル、トリエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモツプチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノオクチルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノシクロヘキシルエーテル、トリエチレ
ングリコールモノベンジルエーテル、トリエチレングリ
コールモノフェニルエーテル、ジプロピレングリコール
モノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールモノシクロヘキシ
ルエーテル、ジプロピレングリコールモノベンジルエー
テル、ジプロピレングリコールモノフェニルエーテル、
ジブチレンゲリコール七ツメチルエーテル、ジブチレン
グリコールモノブチルエーテル、ジブチレングリコール
モノフェニルエーテル、ジブチレングリコールモノシク
ロヘキシルエーテルなどのエーテル類から誘導されるエ
ーテル結合を含有する基。
これらの基の中、本発明において特に好適なものとして
は、飽和もしくは不飽和の炭素六員環を含む炭化水素基
、例えばフェニル基;ベンジル、フェニルエチルなどの
フェニル−低級アルキル基;クレジル、キシリル、エチ
ルフェニル、t−ブチルフェニルなどの低級アルキル−
フェニル基;シクロヘキシル基等が挙げられる。
かくして、本発明において使用される前記式(I)の有
機リン化合物の代表例を示せば次のとおりである。
H,C ゛シバ3 など。
上記式(I)の有機リン化合物はそれぞれ単独で称する
ことができ、或いは場合により、2種以上を併用しても
よい。
(c)防曇剤 本発明のフィルムに配合される防曇剤は、農業用フィル
ムに防曇剤(または防滴剤と称されることもある)とし
て通常使用されうる任意の防曇剤であることができ、例
えば、多価アルコールと高級脂肪酸類からなる多価アル
コール部分エステルからなる防曇剤、あるいは上記防曇
剤にアルキレンオキサイドを付加した化学構造をもつ防
曇剤が好適である。
そのような防曇剤の具体例としては、例えば、ンルビタ
ンモノステアレート、ンルビタンモノバルミテート、ソ
ルビタンモノベへレート、ソルビタン/グリセリンの縮
合物と脂肪酸とのエステル、ソルビタン/アルキレング
リコールの縮合物とのエステルなどのソルビタン系防曇
剤;グリセリンモノパルミテート、グリセリンモノステ
アレート、ジグリセリンモノパルミテートなどのグリセ
リン系防曇剤;ポリエチレングリコールモノパルミテー
ト、ポリエチレングリコールモノステアレートなどのポ
リエチレングリコール系防曇剤;トリメチロールプロパ
ンモノステアレートなどのトリノチロールプロパン系防
曇剤;ペンタエリスリトールモノパルミテート、ペンタ
エリスリトールモノステアレートなどのペンタエリスリ
トール系防曇剤;あるいはそれらの異性体を含むものな
どが包含される。
以上に述べた(a)、(b)および(C)の3成分は、
フィルムのベースとなる塩化ビニル系樹脂100重量部
あたりそれぞれ以下に示す量で配合することができる。
(a)フッ素系界面活性剤:0.01〜0.7重量部、
好ましくは0.05〜0.5重量部(b)有機リン化合
物:0.3〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量部 (C)防 曇 剤二〇、8〜5重量部、好ましくは1.
3〜3重量部。
本発明に従い上記成分が配合される軟質塩化ビニル系樹
脂は、通常の農業用塩化ビニル系樹脂におけると基本的
に同様の成分配合のものであることができる。かくして
、塩化ビニル系樹脂としては、例えば、数平均重合度が
約800〜約2500、好ましくは約1000〜約18
00のポリ塩化ビニル、又は塩化ビニルを主体とする共
重合体(例:エチレンー塩化ビニル共重合体、酢酸ビニ
ル−塩化ビニル共重合体、塩化ビニル−ハロゲン化オレ
フィン共重合体)、或いはこれらポリ塩化ビニル又は塩
化ビニル共重合体を主体とする他の相溶性の樹脂(例:
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、酢酸
ビニル系樹脂、ウレタン樹脂、アクリロニトリル−スチ
レン−ブタジェン共重合体樹脂、部分ケン化ポリビニル
アルコール等)とのブレンド物等が挙げられ、これら塩
化ビニル系樹脂に対しては、塩化ビニル系樹脂100重
量部当り、30〜70重量部、好ましくは40〜aoi
t部の可塑剤;0.05〜7重量部、好ましくは1.0
〜5.O1i量部の滑剤及び/又は熱安定剤;0〜5.
0!i量部、好ましくは1.0〜4゜0重量部の防曇剤
(又は界面活性剤);0〜3゜0重量部、好ましくは0
.1〜0.5重量部の紫外線吸収剤;0〜5.0重量部
、好ましくは0.1〜1.0重量部の粘着剤の粘着防止
剤を配合することができる。さらに、抗酸化剤、帯電防
止剤、充填剤、着色剤、等の他の通常の樹脂添加物を必
要に応じて含ませることもできる。
配合しうる可塑剤としては、何えば、ジ−n−オクチル
フタレート、ジー2−エチルへキシルフタレート、ジイ
ソデシルフタレート等の7タル酸誘導体;ジインオクチ
ルイソ7タレート等のイソフタル酸誘導体;ジオクチル
アジペート等のアジピン厳誘導体;その他のトリクレジ
ル7オスフエート、トリキシレニルフォスフェート、エ
ポキシ化大豆油等が包含され、中でも、ジオクチルフタ
レート、ジオクチルアジペート及びエポキシ化大豆油が
適している。
また、該塩化ビニル樹脂に含ませうる滑剤又は熱安定剤
としては、例えばポリエチレンワックス、脂肪酸アマイ
ド、ステアリン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バ
リウム、ステアリン酸カルシウム、リシノール酸バリウ
ム、有機面リン酸エステルの如きキレータ−、エポキシ
樹脂等が挙げられる。
紫外線吸収剤として使用可能な化合物としては、例えば
次のようなものがあげられる。
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤:2−(2’ヒドロ
キシ−3’、5’−ジーtert−ブチル7エ二ル)−
5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキ
シ−3’、−LerL−ブチル−5′メチルフエニル)
−5−クロロベンゾトリアソール、2− (2’−ヒド
ロキシ−3’−tert−アミル5’−イソブチルフェ
ニル)−5−10ロペンゾトリアゾール、2− (2’
−ヒドロキシ−3′イソブチル−5′−メチルフェニル
)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒト
クキシー3′−インブチル−5′−プロピルフェニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2− (2’−ヒド
ロキシ−3’、5’−ジーtert−ブチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2− (2’−ヒドロキシ−5′
−メチルフェニル)−ベンゾトリアゾール、2−[2′
−ヒドロキシ−5’−(1,1,3,3−テトラメチル
)フェニル]ヘンシトリアゾールなど。
ベンゾフェノン系紫外線吸収剤:2,2’−ジヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、2.2’−ジヒドロ
キシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、2.2’
、4.4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2.4−ジヒ
ドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクト
キシベンゾフェノンなど。
サリチル酸系紫外線吸収剤:フェニルサリテレート、バ
ラオクチルフェニルサリシレートなど。
紫外線吸収剤は単独で又は2種以上を組合わせて使用す
ることができる。上に例示したものの中では、ベンゾト
リアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸
収剤が特に好ましい。
上記塩化ビニル系樹脂に各樹脂添加剤を配合するには、
それぞれ必要量秤量し、リボンブレンダ、バンバリーミ
キサ−、スーパーミキサーその他従来から知られている
配合機、混合機に仕込み混練すればよい。
このように得られる樹脂組成性物はそれ自体既知の方法
、例えばカレンダー法、押出成形法、溶液流延法等によ
りフィルム状に成型することができる。
フィルムの厚さは、あまり薄いと強度が不充分となるの
で好ましくなく、逆に厚すぎるとフィルム化作業その他
に不便をきたすので、一般には、0.05〜0.3mm
の範囲、好ましくは0.05〜0.2mmの範囲とする
のが適当である。
次に実施例により本発明のフィルムについてさらに具体
的に説明する。
実施例1〜6および比較例1〜4 基本配合組成 塩化ビニル樹脂(重合度1300)  100 p H
Rエポキシ樹脂           2 〃Ba−Z
n系安定剤         2,5tt上記基本配合
組成に、下記表1に示す各種添加剤を表に示す部数添加
し、4本カレンダーロールにてQ 、 l +n+aの
フィルムに成形した後、以下に示す方法でフィルムの性
能試験を行った。その結果もあわせて表1に示す。
試験方法 (1)熱安定性二作成したフィルムをギヤー式オーブン
(180°C±2℃)に入れ、 熱安定性を下記の基準に従って評 価した。
○・・・極度の変色もしくは 黒化時間が    90分以上 △・・・ ノ/ 60分以上90分未満×・・・ 〃 
    60分未満 (2)汚れ(含、カビ):滋賀試験農場の木骨ハウスに
昭和61年10月末にセットし、 翌々年の4月末までの間、目視に て観察を行い、下記の基準で評価 し lこ 。
○・・・−面に極少量のゴミ(含、カ ビ)が付着 △・・・−面に少量のゴミ(含、カビ)が付着 ×・・・−面に多くのゴミ(含、カビ)が付着 (3)霧発生度:(2)のフィルム同じものを、朝、夕
のハウス内の霧の発生状況を目 視にて観察し、下記の基準で評価 し を二 。
○・・全く霧の発生が認められない △・・僅かに霧の発生が認められる X・・多くの霧の発生が認められる

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 塩化ビニル系樹脂100重量部あたり、 (a)フッ素系界面活性剤 0.01〜0.7重量部 (b)下記式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、R_1、R_2、R_3及びR_4は同一もしく
    は相異なり、それぞれ鎖中に酸素原子が介在していても
    よい鎖状もしくは環状の炭化水素基を表わす、 で示される有機リン化合物0.3〜10重量部及び (c)防曇剤0.8〜5重量部 を含有することを特徴とする農業用軟質塩化ビニル系樹
    脂フィルム。
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