JPH0211574Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0211574Y2
JPH0211574Y2 JP1981165099U JP16509981U JPH0211574Y2 JP H0211574 Y2 JPH0211574 Y2 JP H0211574Y2 JP 1981165099 U JP1981165099 U JP 1981165099U JP 16509981 U JP16509981 U JP 16509981U JP H0211574 Y2 JPH0211574 Y2 JP H0211574Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
lever
hook
glove box
striker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981165099U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5869674U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981165099U priority Critical patent/JPS5869674U/ja
Publication of JPS5869674U publication Critical patent/JPS5869674U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0211574Y2 publication Critical patent/JPH0211574Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lock And Its Accessories (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のグローブボツクスに関し、詳
細には、自動車の衝突等の事故時に開蓋すること
を防止したグローブボツクスに関するものであ
る。
一般に自動車の運転席前部のインストルメント
パネルに設けられるグローブボツクスは、運転者
が運転操作をしながら開閉することも多く、した
がつて開蓋、閉蓋操作が片手で容易になされ得る
ような構造が従来より採用されてきた。例えば実
公昭56−1478号公報に示されているように、物が
収納されるボツクス体の開口下縁部に、リツド
(蓋体)の下端部を回動自在に枢支し、ボツクス
体の開口上縁部に固定したストライカとリツドの
上端面に設けたフツクとによつて閉蓋状態を維持
するようにしたグローブボツクスも公知となつて
いる。
上記のようなグローブボツクスにおいては、リ
ツドを前方に押し込んで閉蓋すると、フツクがス
トライカに係合してロツクされるようになつてい
る。そしてロツク解除は、リツド上端面に前後方
向に操作可能に設けられ操作者によつて後方に動
かされたときに上記フツクを動かして該フツクと
ストライカとの係合状態を解除するロツク解除ノ
ブによつて行なわれるようになつている。
したがつて閉蓋操作が容易であることは勿論の
こと、開蓋操作も、上記ロツク解除ノブに指をか
けながらリツド上端面を後方に引くだけで行なわ
れるので大変容易であり、運転者が運転操作をし
ながら片手で操作することも十分可能となる。し
かもリツド表面にロツク解除操作手段が突出しな
いので、見栄えも良いものとなつている。
しかしながら、上述のようにリツドロツク解除
ノブをリツド上端面に設けたグローブボツクスに
あつては、自動車の衝突等の事故時に、例えば助
手席の乗員がリツド上端面近くに激しくぶつかる
と、リツド表面が押し破られる等の変形を起こす
と前記ロツク解除ノブが開蓋操作時とは反対に前
方に強く押されることがある。このようにロツク
解除ノブが押されると、フツクはストライカと係
合したままこのストライカを係合方向に強く引張
るので、衝突が激しかつた時などはストライカが
ボツクス体からちぎり取られてしまうこともあ
る。ストライカがボツクス体から外されてしまう
と、当然リツドは下端部が枢支されたまま自由な
状態になつてしまうので、例えば一次衝突でスト
ライカがちぎり取られ、その後反動で二次衝突が
有つた場合等においては、リツドが開いたままに
なることがある。またグローブボツクス内には、
カメラ、懐中電灯等固くて重い物も収納されるか
ら、事故時収納物が飛散すると、それら飛散した
収納物が乗員に当たることもある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、衝突等の自動車事故時に開蓋してしまうこと
のないグローブボツクスを提供することを目的と
するものである。
本考案のグローブボツクスは、前述のように開
蓋操作時後方に引かれるロツク解除ノブがリツド
上端部に設けられるグローブボツクスにおいて、
ストライカに係合するフツクと上記ノブとを連結
部材によつて連結し、この連結部材を、リツド変
形時に上記ノブに加わる、フツクとストライカと
を係合させる方向への動きはフツクに伝達しない
ように形成したことを特徴とするものである。
上記のような連結部材を用いれば、衝突時等に
おいてリツドが変形されてロツク解除ノブがロツ
ク方向に押されるようなことがあつても、ストラ
イカには大きな力は加わらないからストライカの
破壊を免れ、よつてリツドが解放されることが防
止できる。
以下、図面を参照して本考案の実施例について
詳細に説明する。
第1図は本考案の1実施例による自動車のグロ
ーブボツクスの外観を示すものである。本実施例
のグローブボツクス1はインストルメントパネル
2の例えば助手席に対向する部分に設けられ、ロ
ツク解除ノブ3の操作によつて開かれるリツド4
によつて常時は閉蓋される。第2図は上記のグロ
ーブボツクス1を拡大して示すものであり、第3
図はリツド4の閉蓋状態を維持するロツク部分の
みを拡大して示している。第2図に示されている
ように、インストルメントパネル2にはパネル内
方に凹んでパネル正面に開口するボツクス体5が
形成されている。このボツクス体5の開口下縁部
には、前記リツド4の下端部に形成された、例え
ばポリプロピレンからなる折返しヒンジ6が固着
されている。したがつてリツド4はこの折返しヒ
ンジ6に枢支されて、第2図中の実線で示す位置
(閉蓋位置)と2点鎖線で示す位置(開蓋位置)
との間を揺動し得るようになつている。勿論この
リツド4の支持手段は上記のような折返しヒンジ
に限らず、その他例えば普通の蝶番等が用いられ
てもよい。リツド4の上端部には、このリツド4
に対して枢支軸7を中心に回動し得る略「く」の
字型の回動レバー8が設けられている。この回動
レバー8の上端にはロツク解除ノブ3が固着され
る一方、下端には該レバーから車体左右方向(第
3図の紙面と直角な方向)に突出するように棒状
のフツク9が固定され、またその中間部、上記枢
支軸7のやや上方の位置には、リツド表面方向に
開いた切欠き10が設けられている。回動レバー
8は通常は互いに車体左右方向に間隔をおいて1
対設けられ、上記フツク9が両レバー8を連結す
る形に取付けられるが、該レバー8を1本だけ設
けるようにしても構わない。この回動レバー8
は、ロツク解除ノブ3とフツク9とをリツド4の
変形時のノブ3の前方向の動きをフツク9に伝え
ないよう連結する連結部材を構成する。前記ボツ
クス体5の開口上縁部には、上方が開いた鉤状の
ストライカ11が固定されている。
以下、第3図も参照して上記構成のグローブボ
ツクス1の機能について説明する。ボツクス体5
を閉蓋すべく、リツド4がインストルメントパネ
ル2の後端面に当接する程度まで前方に押される
と、フツク9はストライカ11の鉤状部の外側に
当接するが、回動レバー8は枢支軸7を中心に第
3図の矢印B方向に回動し、該フツク9がストラ
イカ11の先端部を乗り越えることを許容する。
フツク9がストライカ11の先端部を乗り越える
と、回動レバー8は自重によるモーメントにより
枢支軸7を中心として前記矢印Bと反対方向に回
動し、フツク9がストライカ11の鉤状部内に受
承される。ここで回動レバー8は、上記のように
自重によるモーメントによつて回動習性を与える
他、バネ手段によつて付勢して上記のような回動
習性を与えるようにしてもよい。
フツク9とストライカ11とが上記のように係
合することにより、リツド4の閉蓋状態が維持さ
れる。
物を収納あるいは取り出すためにリツド4を開
くときには、リツド4上部のロツク解除ノブ3が
後方すなわち第3図中右方に引かれる。すると回
動レバー8は枢支軸7を中心に回動して、第3図
中2点鎖線で示される状態となり、このままロツ
ク解除ノブ3を引くようにしてリツド4全体が後
方に引かれれば、フツク9はストライカ11から
離脱し、リツド4が開かれる。
以上は従来のグローブボツクスにも備えられて
いる機能であるが、本実施例のグローブボツクス
1は特殊な回動レバー8の作用により、自動車の
衝突等の事故時にリツド4が開いてしまうことが
防止されるようになつている。以下その点を詳し
く説明する。衝突等によつて、車内の乗員等がグ
ローブボツクス1に第2図の矢印A方向に強くぶ
つかつて、リツド4が破壊する等の変形を起す
と、回動レバー8の上部、ロツク解除ノブ3近傍
が前方に押される。したがつて回動レバー8は枢
支軸7を中心に第3図の矢印Bと反対方向に回動
しようとする。なおロツク解除ノブ3の前方側に
は、リツド4の裏面上部やインストルメントパネ
ル2の前面上部が存在しているが、回動レバー8
やロツク解除ノブ3は通常リツド4よりも硬質の
材料から形成されるので、該レバー8が上記のよ
うに押されると、ロツク解除ノブ3がリツド4の
裏面上部の断面コ字状の部分内に入り込んだり、
この部分を変形させあるいは破壊するので、回動
レバー8は上記のように回動しうるのである。し
かし回動レバー8の下端部のフツク9がストライ
カ11の鉤状部内に係合しているので、回動レバ
ー8は回動できず、上記乗員等が回動レバー8を
押す力が大きい場合には、回動レバー8はその切
欠き10の部分で切断されてしまう。したがつて
上記乗員等の打撃があつても、ストライカ11が
フツク9に引張られてボツクス体5からちぎり取
られることはなく、リツド4が開いてしまうこと
がない。
ここで、上記のような作用を果たすため、切欠
き10の大きさは、ストライカ11をボツクス体
5からちぎり取る力よりも小さな力によつて回動
レバー8が切断され得るように設定される。
上記のように回動レバー8が切断されてしまう
と、その回動レバー8は勿論その後は使用不可能
になるが、グローブボツクス1はリツド4が破れ
る程破壊されたのであるから、上記回動レバー8
も含めて広範囲に新品と取り換えればよい。
上記説明の実施例においては、事故時にロツク
解除ノブ3近傍を前方に押す大きな力をフツク9
に伝えない連結部材として、切断される回動レバ
ー8が用いられているが、切断される部材を用い
ずに上記のような機能を備えさせることも可能で
ある。第4図から第6図には、切断される部材を
用いない、本考案の第2の実施例を示してある。
第4図から第6図においては、該第2の実施例
のグローブボツクスのリツドロツク部まわりのみ
を示す。第4図に示すように本実施例において
は、リツド側に取り付けられるリツドロツク機構
として、軸30を中心に回動可能で下端部前方に
当接部31を有し上端部にロツク解除ノブ32を
有する第1レバー33と、棒状のフツク34と当
接アーム35とによつて連結された軸36を中心
に回動し得る第2レバー37が設けられている。
この第1レバー33と第2レバー37とで第1の
実施例の連結部材と同様の機能を有する連結部材
が構成される。
第5図に示すように、リツド38に支持される
上記ロツク機構に対して、インストルメントパネ
ル39内方に形成されるボツクス体40の開口上
縁部には、前記第1の実施例におけるのと同様の
ストライカ41が固定されている。本実施例にお
けるリツド38も、前記第1の実施例におけるリ
ツドと同様にして閉蓋状態を維持し、また上記ロ
ツク解除ノブ32が後方に引かれた時、第1レバ
ー33の当接部31が当接アーム35を介して第
2レバー37の前部を押し上げ、フツク34がス
トライカ41から外される(第5図の2点鎖線表
示の状態)ことによつて開かれ得る。
そして自動車の衝突等の事故時に、リツド38
上端部に第6図の矢印Cで示すような大きな力が
加えられ、該リツド38が破られる等の変形を起
こしロツク解除ノブ32近傍が前方に押される
と、第1レバー33は軸30を中心に回動して第
6図に示すような状態となる。なおこの場合も、
ロツク解除ノブ32は一般にリツド38よりも硬
質の材料から形成されるので、該ノブ32がリツ
ド38の裏面上部を変形させる等により、第1レ
バー33が上記のように回動しうるのである。第
1レバー33が上記のように回動しても、該第1
レバー33の当接部31は第2レバー37の当接
アーム35から離れるだけであり、第2レバー3
7には、上記ロツク解除ノブ32を前方に押す力
は全く伝達されない。したがつてフツク34とス
トライカ41との係合状態は維持され、リツド3
8が開いてしまうことがない。
なお以上説明した2つの実施例においては、ボ
ツクス体の開口下縁部にリツドが回動自在に取り
付けられているが、本考案はこのような位置以
外、例えば開口下縁部にリツドを回動自在に取り
付けた構造のグローブボツクスにおいても適用可
能である。
以上詳細に説明した通り本考案による自動車の
グローブボツクスは、自動車の衝突等の事故時に
リツドが開いてしまうことがなく、したがつて二
次衝突時等において開いた状態のリツドで乗員が
損傷を受けることが全く無くなつている。また本
考案のグローブボツクスは構造が極めて簡単であ
り、事故時にストライカがボツクス体からちぎり
取られないように該ストライカの取付部を頑丈に
補強するよりも、より容易に形成され得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例によるグローブボツ
クスの外観を示す斜視図、第2図は第1図のグロ
ーブボツクスの側断面図、第3図は第1図のグロ
ーブボツクスの主要部を拡大して示す側面図、第
4図は本考案の他の実施例によるグローブボツク
スの一部を示す斜視図、第5図は第4図のグロー
ブボツクスの主要部を拡大して示す側断面図、第
6図は第4図のグローブボツクスの主要部の、自
動車事故時に起こり得る状態を示す側断面図であ
る。 1……グローブボツクス、2,39……インス
トルメントパネル、3,32……ロツク解除ノ
ブ、4,38……リツド、5,40……ボツクス
体、6……折返しヒンジ、8……回動レバー、
9,34……フツク、11,41……ストライ
カ、33……第1レバー、37……第2レバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 自動車のインストルメントパネルの内方に設
    けられこのインストルメントパネル正面に開口
    するボツクス体、このボツクス体の開口縁部に
    回動自在に取り付けられたリツド、前記ボツク
    ス体の開口縁部に固定されたストライカと前記
    リツドに取り付けられ前記ストライカに係脱自
    在に形成されたフツクとからなるリツドロツ
    ク、前記リツドに前後方向に操作自在に設けら
    れたロツク解除ノブ、およびこのロツク解除ノ
    ブと前記リツドロツクとを、前記リツド変形時
    に、フツクとストライカとが係合する方向への
    ノブの動きをフツクに伝えないように連結する
    連結部材からなる自動車のグローブボツクス。 2 前記連結部材が、一端に前記ロツク解除ノブ
    を、他端に前記フツクをそれぞれ固定し、中間
    部に切欠きを有する回動レバーであることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    自動車のグローブボツクス。 3 前記連結部材が、前記ロツク解除ノブが取り
    付けられた第1レバーと、前記フツクが取り付
    けられて前記ロツク解除ノブの後方向への操作
    による前記第1レバーの回動によつて該第1レ
    バーと係合する第2レバーとからなることを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    自動車のグローブボツクス。
JP1981165099U 1981-11-05 1981-11-05 自動車のグロ−ブボツクス Granted JPS5869674U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981165099U JPS5869674U (ja) 1981-11-05 1981-11-05 自動車のグロ−ブボツクス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981165099U JPS5869674U (ja) 1981-11-05 1981-11-05 自動車のグロ−ブボツクス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5869674U JPS5869674U (ja) 1983-05-12
JPH0211574Y2 true JPH0211574Y2 (ja) 1990-03-26

Family

ID=29957308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981165099U Granted JPS5869674U (ja) 1981-11-05 1981-11-05 自動車のグロ−ブボツクス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5869674U (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0439082Y2 (ja) * 1985-04-02 1992-09-11
JPH0738002Y2 (ja) * 1989-01-06 1995-08-30 スズキ株式会社 グローブボックスのリッド開閉構造
JP5239274B2 (ja) * 2007-09-18 2013-07-17 トヨタ自動車株式会社 車両用ニーエアバッグ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5869674U (ja) 1983-05-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0127967Y2 (ja)
US4202571A (en) Locking means for automobile rear doors
US5975594A (en) Glove box door latch assembly with utility hook
US20040104595A1 (en) Access door release handle
JPH0211574Y2 (ja)
JP3505671B2 (ja) 蓋体のロック機構
JP2005179979A (ja) リッドロック装置
EP1407919A1 (en) OPERATING LEVER, AND SEAT HAVING THE SAME
US4421350A (en) Foot-operated, latch releasing mechanism for automobile doors
JP2002047844A (ja) 自動車におけるドア係止解除防止機構
JP3727007B2 (ja) 自動車におけるバックドアのロック解除防止機構
US6893080B2 (en) Lock structure for a door panel between cargo and passenger compartments
JPH0345504Y2 (ja)
JP2935731B2 (ja) コンソールリッド
JP2649148B2 (ja) 車両用ドアアウトサイドハンドル
JP2001303822A (ja) 自動車におけるバックドアのロック解除防止機構
JP3725758B2 (ja) 自動車におけるバックドアのロック解除防止機構
JPS607946Y2 (ja) 車両用後部座席のロック解除装置
JP3866156B2 (ja) 収納装置
JPH0223719Y2 (ja)
JPH0343086Y2 (ja)
JP3646618B2 (ja) スライドロック構造
JPH063118Y2 (ja) 車両のドアロック装置
JPH0345503Y2 (ja)
JPH0343326Y2 (ja)