JPH02113A - GnRHに対する免疫応答を刺激し、哺乳動物を免疫的に生殖不能化するための剤及び方法 - Google Patents

GnRHに対する免疫応答を刺激し、哺乳動物を免疫的に生殖不能化するための剤及び方法

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JPH02113A
JPH02113A JP63242636A JP24263688A JPH02113A JP H02113 A JPH02113 A JP H02113A JP 63242636 A JP63242636 A JP 63242636A JP 24263688 A JP24263688 A JP 24263688A JP H02113 A JPH02113 A JP H02113A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の背景] 哺乳動物において、脳下垂体を刺激してゴナドトロピン
(性腺刺激ホルモン)を放出させるゴナドトロピン放出
ホルモン(GnRH,またLHRHすなわち黄体形成ホ
ルモン放出ホルモンとしても知られている)の正常機能
を妨げる抗体の使用はよく知られているが、実用には至
らなかった。
この妨害によって処理哺乳動物は種々の期間生殖力を失
う。該抗体は能動免疫化によって処理された哺乳動物に
よって供給されるか、または受動免疫化によって供給さ
れてきた。後者の技術は短期間滅菌に興味があり、米国
特許4676981号に記述されている。しかしながら
典型的には外来抗体は宿主哺乳動物中でかなり限られた
半減期しか有さず、抑制された受精能状態を維持しよう
とすれば再処理が必要となる。
能動免疫化は一般に作用期間を長引かすのにより有効な
ルートとして認識されてきた。しかしながら、GnRH
はデカペプチドにすぎないので、哺乳動物の免疫系にそ
れが明らかに分るようにする手段が必要となる。GnR
Hとアジュバントもしくは他の物質との混合物が適当な
抗体の生産を刺激することができたけれど、もつとも広
く用いられたアプローチはGnRH分子を大きなタンパ
ク質担体分子に連結することであった。この研究の良い
概説はD 、G 、G righton編、B utt
erworth’ s発行(1984)のI mmun
ological Aspect of Repr。
duction in  Mammals (哺乳動物
の生殖の免疫的側面)の363〜377頁のI 、 A
 、 J effcoate及びB、  J 、 Ke
elingによる章、“A ctive immuni
zation against L HRHin th
e female” (雌のLHRHに体する能動免疫
化)に見られる。
この概説はカルボジイミド(l−エチル−3−(3−ジ
メチルアミノプロピル)カルボジイミド)、混合無水物
、グルタルアルデヒド及びビスジアゾ化ベンジジンをは
じめとする種々のカップリング剤を論じている。ビスジ
アゾ化カップリングルーKochらによる“P rod
uction and Characterizati
on  of  an  Antiserum  to
  5ynthetic  Gonadotr。
pin−Releasing Hormone  (合
成ゴナドトロピン放出ホルモンに対する抗血清の生産及
び性質)に記述されているごとく、2工程操作を含むが
、ヒスチジンもしくはチロシン残基の正常に存する側鎖
への付加に基づいている。
この技術はまたへテロ二官能性カップリング剤を適当な
側鎖基を有するハプテンと一緒に用いることの価値を認
識した。1つのアプローチはスルフヒドリル基と反応す
る基及びアミノ基と反応する基を有するカップリング剤
をスルフヒドリル基を有するハプテンと共に用いること
であった。ある場合にはかかる基をもたないハプテンは
チオール化されてきた。かかるヘテロ二官能性剤を使用
する手法は英国のP ergamon P ress社
によって1980年に発行されたMo1ecular 
r mmunology(分子免疫学)の17巻の74
9〜756頁のA。
C,J、Leeらによる“A  Method For
 Preparingbeta−hCG  C0OHP
eptide−CarrierConjugates 
of Predictable Compositio
n”(予想し得る組成のベーターhCG  C0OHペ
プチド−担体連結物の調製方法)に記述されている。
この手法は多くのアミノ基を有する担体タンパク質とカ
ップリング剤(例えば6−マレイミトカプロイツクアシ
ルN−ヒドロキシサクシンイミドエステルもしくはMC
3)とを反応させ、ついでかくして活性化した担体をス
ルフヒドリル所持ペプチドと反応させる2工程操作を含
む。
しかしながら、この技術は商業上許容されるアジュバン
トを用いてGnRHに対して哺乳動物を能動免疫化する
技術を教示していない。既知のGnRH−担体複合体に
ついてなされた大部分の研究は実験室外では制限された
用途しか有さないF reundの完全もしくは不完全
アジュバント等のアジュバントを用いていた。これはこ
れらのアジュバントの免疫原性が変化しやすく、ある程
度厳密にはコントロールできなかったことによるものと
考えられる。これは別の観点からいうと再現性ある複合
体(a reproducible conjugat
ion regimen)を開発することの困難性に起
因すると思われる。
本発明は再現性があり、コントロールできる複合体をG
nRH担体複合体に利用可能なヘテロ二官能性カップリ
ング剤について利用可能にする発見を含むものである。
[発明の概要] 実用のワクチンアジュバントと組合せて使用して哺乳動
物にその生来のGnRHに対する免疫応答を開始させ、
かくして哺乳動物の受精能力を抑制することができる一
群の生産容易な剤であって、GnRHアナログと免疫刺
激担体との複合体(conjugate)を含有する剤
が開発された。このアナログは10の天然性アミノ酸の
1以上がより反応性の側鎖を有するアミノ酸によって置
換されたGnRH分子である。この担体は免疫学の領域
において哺乳動物の免疫系にとって低分子量ハプテンを
観測可能にするものとして認識されている物質であれば
いかなる物質でもよく、特に大型タンパク質がよい。G
nRHアナログは好ましくは免疫担体上にいかなる有意
な程度にでも典型的に見い出される基とは実質的に異な
る反応性を有する反応基を有する側鎖を有するGnR)
(アナログである。
この担体は好ましくは免疫原としての確立された歴史を
有する高分子量タンパク質である。
哺乳動物は実質的期間これらの複合剤で免疫化すること
により生殖不能にすることができる。これらの剤は典型
的には認識されたワクチンアジュバントと共に哺乳動物
の循環系に導入される。
[発明の詳細な開示] GnRHアナログは天然性デカペプチドの修飾物であっ
て、そこでは正常アミノ酸の1以上がより反応性の基を
有する側鎖を有するアミノ酸で置換されている。天然分
子は1級アミノ、カルボン酸もしくはスルフヒドリル基
を有する側鎖を欠く。
この点に関し、1つの位置のグルタミン酸の懸垂カルボ
ン酸基はこのアミノ酸のα−アミノ基と環化してピロリ
ドン環を形成するので複合化のために利用できない。本
発明のアナログはこの環を単に開環すること、または開
環したグルタミン酸を宵する天然GnRHを合成するこ
とを含まない。
好ましい反応性基はかかる反応性基があったとしても多
くを有しない多くの担体が利用できるという観点からス
ルフヒドリル基である。他のS保持アミノ酸であるシス
チン及びメチオニンも適当に修飾してスルフヒドリル基
を生じさせることができるが、システィンで天然性アミ
ノ酸の1つを置換することが特に好ましい。この置換は
GnRHの1,6または10位で行うのが特に好ましい
GnRHアナログはペプチド合成の周知手法のいずれに
よっても合成できる。特に有利な手法は自動固相ペプチ
ド合成(automated 5olid 5tate
peptide 5ynthesis)である。かかる
合成を行う機械はDuPonL及びCambridge
 Re5earch B i。
chemicals(Cambridge、英国)から
市販されている。
担体は哺乳動物の免疫系にハプテンが認識されるように
するものとして免疫学分野で認識されている担体であれ
ばどの担体でもよい。GnRH及び本発明が関与するよ
り容易に複合化されるGnRHアナログは共に一般に免
疫原として作用するには小さすぎる。すなわち、抗体は
それらに結合するであろうが、それらは一般にかかる抗
体の産生を刺激することはできない。L andsLe
inerのパイオニア的研究から40数年の間にハプテ
ンとして知られる小分子をはるかに大きな担体分子に複
合化する(conjugating)技術は良く確立さ
れている。これらのタンパク質は典型的にはタンパク質
であり、実質的な数のスルフヒドリル基を有さないタン
パク質が好ましい。適当なポリペプチドは好ましくは約
15.000ダルトンより大なる分子量を有する。好ま
しいクラスの担体は複合GnRHアナログに対する免疫
応答(抗体力価によって測定)に等しいかそれよりも大
きな免疫応答を引き起こすことができる担体である。適
当な担体はキーホールリンペットヘモシアニン(key
h。
le limpet hemocyanin) 、ブタ
チログロブリン、ウシ血清アルブミン、ウマガンマグロ
ブリン、ウマアルブミン、オポアルブミン及び破傷風ト
キソイドである。
GnRHアナログを担体分子に結合するのに用いる複合
化剤は少なくとも2つの反応基を有する剤である。これ
らの基は担体もしくはGnRHアナログに好ましくない
影響を与えない条件下で担体分子及びGnRHアナログ
の双方上の部位と反応性であるべきである。この剤は好
ましくは異なった反応性を有する少なくとも2つの基を
有し、より好ましくは異なったパートナ−と反応する少
なくとも2つの基を有する。特に好ましくはへテロ二官
能性剤であり、最も好ましくはかかる剤はスルフヒドリ
ル基と反応性の一つの基と認識された担体上のありふれ
た( common)基と反応性の別の基を有する。こ
れらのありふれた基はカルボン酸及びアミノ基を包含す
る。特に好適な複合化剤はスルフヒドリル基と反応性の
基及びアミノ基と反応性の基を有するヘテロ三官能性架
橋剤である。
好適な剤はm−マレイミド−ベンゾイル−N−ヒドロキ
シサクシンイミドエステル、m−マレイミドベンゾイル
スルホサクシンイミドエステル、N−サクシンイミジル
−(4−ヨードアセチル)アミノベンゾエート、サクシ
ンイミジルー4−(N−マレイミドメチル)シクロヘキ
サン−1−カルボキシレート、サクシンイミジルー4−
(p−マレイミドフェニル)ブチレート、N−サクシン
イミジルー3−(2−ピリジルジチオ)プロピオネート
、スルホサクシンイミジル−(4−ヨードアセチル)ア
ミノベンゾエート、スルホサクシンイミシル−4−(N
−マレイミドメチル)シクロヘキサン−■−カルボキシ
レート、N−サクシンイミジルブロモアセテート及びス
ルホサクシンイミジル−4−(p−マレイミドフェニル
)ブチレートを包含する。特に好ましいヘテロ二官能性
架橋剤はマレイミド基もしくはサクシンイミジルカルボ
キシレート基を有するものであり、最も好ましくはその
両方の基を有する剤である。すべての範囲の好適な剤は
Rockford、  I l1inoisのtheP
ierce Chemical Companyを通し
て国際的に入手可能であり、この会社の一般に配布され
たG eneralCatalogは適当な剤の構造及
び活性の開示を含んでいる。
GnRHアナログは主として実用的考慮によって制約さ
れる比の広い範囲で担体に複合することができる。l:
lより小さい複合比は非複合GnRHアナログが免疫的
に不活性で免疫原として機能しないので実用的意義がな
い。高い複合比は複合体の水溶性を損う傾向がある。担
体105ダルトンあたり約2〜16のGnRHの連結比
が都合よく好ましいが、免疫応答は実質上複合比によっ
て影響を受けないようである。
現実に得られる複合比は複合されるGnRHアナログ中
に標識を入れることによって求めることができ便利であ
る。アナログのアミノ酸の1つ、例えばグリシン中への
炭素14の導入が有利であることが分った。複合操作が
完結した後、非複合GnRHアナログの、典型的には大
型タンパク質である担体分子からの分離は標準的カラム
クロマトグラフィー技術によって容易に行うことができ
る。かかる技術中好ましいのは分子篩分画である。
典型的にはこれらの大型タンパク質を表わす溶出容量も
しくは溶出時間を確立する標準(a 5tandard
)を用いる。次いで分離したタンパク物質中の炭素14
の活性を用いて複合物のGnRHアナログ含量を求める
特に好ましい複合技術はアミノ基及びスルフヒドリル基
と反応するヘテロ二官能性複合剤、及びシスティン残基
を有するGnRHアナログを用いる2段階工程操作を包
含する。かかる剤中特に好ましいクラスはマレイミド基
及びサクシンイミジルカルポキシレート基の両方を有す
るものである。
この複合剤は適当な担体分子と反応させ、ついで未反応
剤を標準カラムクロマトグラフィーで代表される分子サ
イズ分画によって担体から分離する。
次いでGnRHアナログを活性化した担体に加える。G
nRHアナログは乾燥物として加えるのが特に有利であ
ることが分った。かかる操作によるカップリングもしく
は複合効率はほぼ100%であることが分った。
この複合操作の非常に高い効率は再現性ある結果を得る
のを容易にする。かくして特に周到なプロトコルによっ
て達成される複合比が一旦確立されると、引き続き繰り
返す際はぼ同じ比を得ることがあてにできる。
システィン置換を用いる複合の信頼性及び効率はシステ
ィンのスルフヒドリル基のみがGnRHアナログの反応
性を増加するよう確保することによって高められる。か
くして、もしシスティンがGnRH中に正常に存在する
末端アミノ酸のいずれかを置換するならば、システィン
の遊離アミノもしくはカルボキシ基をブロックするべき
である。
例えば置換を1位で行うなら遊離アミノ基をN−アシル
基で誘導化できるし、置換を10位で行うなら遊離カル
ボキシル基をアミド化によって誘導かできる。当然なが
ら他の位置例えば6位での置換はかかる配慮を必要とし
ない。システィンのアミノ及びカルボキシル基はペプチ
ド分子中への結合で消費される。
GnRH複合体はアジュバントと組み合わせて免疫作用
を増大させることができる。これらの複合体は生理食塩
水において投与する場合も免疫的に活性であるが、他の
免疫原と同様、哺乳動物の抗体生産を刺激する活性もし
くは有効性はアジュバントとの製剤化によって高められ
ることができる。好適なアジュバントは許容し難い有害
反応を引き起こすことなしに、免疫原に対する哺乳動物
の免疫応答を高めるものとして当分野で認識された物質
であればいずれのものでもよい。例えば70インド完全
アジユバント非常に有効なエンハンサ−であるが、痛み
、膿瘍形成及び使用に伴う発熱ゆえに適当なアジュバン
トではない。適当なアジュバントはアルヒドロゲル(a
lhydrogel)  (水り化アルミニウムゲル)
等のアルミニウム化合物、70インド不完全アジユバン
ト等の油中水エマルジョン、グリセロールで乳化した落
花生もしくはゴマ油、スクアレン等の適当な媒体中のN
−アセチルムラミル−L−アラニル−D−グルタミン−
n−ブチルエステル等のムラミルジペプチド、リポソー
ム、ジメチルジオクタデシルアンモニウムクロライド等
の親油性4級化合物、カルボポール(carbopol
)  (アリルスクロースで架橋したアクリル酸)等の
アクリル酸ポリマー、モノホスホリルリビツドA1及び
デポ効果を演じ、すなわち哺乳動物の循環系に免疫原を
徐々に放出し、非経口投与に際し合理的に良好な許容性
を示す他の物質を包含する。適当な架橋化アクリル酸ア
ジュバントは米国特許第3919411号、同第386
9586号及び同第3790665号に教示されている
。再構成コラーゲンベースアジュバントは米国特許第3
639577号に教示されている。特に興味深いアジュ
バントはアルヒドロゲル、ジメチルジオクタデシルアン
モニウムブロマイド、硫酸デキストラン、アリルスクロ
ースで架橋し乳化剤及び油で製剤化したアクリル酸、リ
ポソーム、スクアレン中のトレオニルムラミルジベプチ
ド、E 5opher、単独及び油中Regressi
n、架橋化アクリル酸製剤とリポソームの組合せ、Re
gressinとアルヒドロゲルの組合せを包含する。
GnRH担体複合体のアジュバントとの製剤化はアジュ
バントについての通常の推奨方法に従って行う。一般に
、複合体は他の免疫原と同様の製剤形態で用いられる。
製剤はさらにアジュバントモジくは他のエンハンサ−の
添加によって効率を高めることができる。アジュバント
の古典的定義はデポ(depot)効果を有する物質で
ある。上記にアジュバントとして論じた物質のいくつか
は免疫原の放出延長をもたらさず、この意味でエンハン
サ−と考えるべきかも知れない。例えばムラミルジペプ
チドは免疫原によって刺激される応答を増幅するがデポ
効果は有しない。かかるエンハンサ−はデポ効果を発揮
する物質と組み合わせることが有利である。この観点か
らムラミルジペプチドはスクアレン等の油もしくはアル
ヒドロゲルと組み合わせるのが有利である。
抗体応答は投与される精密な投与量に感受性でない。陽
性効果がGnRH担体複合体の10μ2という低い用量
で得られた。有意な免疫応答が、適当な担体に複合体し
たGnRHアナログの0゜9μ2すなわち0.8ナノモ
ルという低さで得られた。マウス等の小動物への適当な
用量は複合体の約10〜200μ2であり、より大きな
動物での複合体の用量は好ましくは約100〜700μ
2、特に好ましくは約200〜600μ2である。
該複合体は一時的な生殖不能を得ようとする哺乳動物の
免疫応答を刺激するために用いることができる。この複
合体はショウ動物、コンパニオン(compan 1o
n)動物及び食料動物を免疫的に生殖不能にするために
使用するのが好ましい。この技術は馬、犬、猫、羊及び
牛に用いるのが特に好ましい。
複合体の投与ルートは厳密でない。しかしながら哺乳動
物の循環系ひいては体液免疫系に複合体を徐放するルー
トを用いるのが好ましい。皮下もしくは筋肉内注射が静
脈注射に優る。胃腸管を通る往路を含む投与ルートは、
複合体の劣化が起こる可能性が高く、また循環系への吸
収が困難である可能性があるので好ましくない。
投与方法(administration regim
en)もまた厳密でなくてもよい。しかしながら、すぐ
前の投与から得られる免疫応答より強い免疫応答を得る
には第2及びその後の投与を十分遅らせることが好まし
い。この応答はGnRHに対する処理動物の抗体の力価
によって測定するのが便利である。効能剤のある投与後
方価が有意に上がらず、一方最初の投与後免疫応答が認
められたのであれば、効能剤は恐らくもつとも有利な結
果を得るには早く投与されすぎたのである。また、前の
投与に対する応答が十分展開しないうちに効能促進剤を
投与すると最適結果を下回ることになろう。最初の注射
から約3週間後の効能促進剤の投与が有利で、さらに3
週間後の効能促進剤の投与が有利である。
投与容量は厳密でなくてよいが、実用的配慮からコント
ロールされる。他方、余りに高い容量は処理される哺乳
動物の大きさ及び野生(pacificity)によっ
て投与するのに不便もしくは困難であるかもしれない。
また最小容量が望まれる粘度を得るのに必要かも知れな
い。70インド完全アジユバントを用いる製剤等ある製
剤は皮下注射針を通るに十分な低い粘度を達成するため
の最小量の希釈を必要とする。マウスやラット等の小実
験動物については約250μgの投与容量が手頃であり
、牛や羊等のより大きな哺乳動物については1mQ程度
の投与容量が典型的である。犬や猫等の中間サイズ哺乳
動物については投与あたり、多数部位で1mQの投与容
量が適当であることが分った。
GnRH担体連結物の投与によって刺激される免疫応答
は抗体力価若しくは生理作用によって便利に測定するこ
とができるるラジオイムノアッセイ(RI A)または
酵素結合抗体免疫吸着アッセイ(ELISA)をはじめ
とする、与えられた抗原に対する抗体のレベルを求める
ためのよく確立された技術のいずれも用い得る。ヨウ素
125に基づ<RIA法の使用が好適であることが判明
した。放射性トレーサーヨウ素は修正クロラミン−T法
により天然性GnRHに容易に結合させることができ、
非結合ヨウ素は親和性クロマトグラフィーで除去するこ
とができる。この標識されたG n RHは液体もしく
は固体第1結合アッセイにおいて、または拮抗阻害アッ
セイ(compe t i t 1veinhibit
ion assays)において用いることができる。
かかる分析の有用な基準(benchmark)は放射
性ヨウ素のカウントが、加えられたすべてのトレーサー
が抗体に結合したときに得られる総カウントの10%で
ある点での力価もしくは血清希釈度である。
有効な担体分子は典型的にはそれらが連結しているGn
RHアナログより強力な抗体応答を刺激することが観察
された。通常、抗拒体の力価は抗GnRHアナログ抗体
の力価より少なくとも約1つの位はど大である(応答は
少なくとも1つの位大きな希釈度で検出される)。
生理作用は組織学及び性ホルモンレベルをはじめとする
多くの技術によって評価することができる。GnRHア
ナログ担体複合体による成功的免疫化は処理された哺乳
動物の精巣または卵巣の減少した重量もしくは大きさに
よって検出可能である。陽性応答はまたこれらの器官の
減少しもしくは抑圧された機能によっても検出可能であ
る。例えは処理された哺乳動物の精巣における精子形成
は著しく抑制されほとんど抑圧されており、副こう丸は
生殖体から離れており、雌の場合には排卵が抑圧される
。別の指標はテストステロンもしくはプロゲステロンレ
ベルの減少である。
[実施例] 本発明をさらに以下の非限定的実施例によって説明する
。実施例中すべての部及びパーセントは注記ない限り重
量による。
実施例1 担体/ G n RHアナログ複合体の生産11.6ま
たは10番目の正常に存するアミノ酸がシスティンによ
って置換され、末端置換の場合には遊離末端基が不活性
化された以外天然性GnRHと同じ構造を有する3つの
GnRHアナログを固相ペプチド合成によって製造した
。1位置換のアナログは必然的に正常に存するグルタミ
ン酸に関するピロリドン基の損失を含み、 10位置換アナログは最初は末端グリシンに関するアミ
ド基を最初は有していなかった。前者の場合には遊離ア
ミノ基はN−アセチル化されており、後者の場合には遊
離カルボキシル基はアミド化された。10位置換の場合
には炭素14標識を6位グリシンに入れ、l及び6位置
換の場合にはこの標識は10位グリシンに入れた。
キーホールリンペットヘモシアニン(keyholel
impet hemocyanin)  (K L H
)の担体分子はm−マレイミドベンゾイルスルホサクシ
ンイミドエステル(SMBS)での活性化による複合化
のために製造した。担体分子10m、?を、NaC18
,77、? 、Na2HP0,13.8.?及び蒸留水
800m12を混合し、IN  MCIでpH7−5と
し、蒸留水で14として得たバッファー2m+2に溶解
した。乾燥S M B S 13Am7をこの溶液に加
え、ゆるやかに混合し、室温で1時間反応させた。過剰
の5MB5を、セファデックスG25PD−1Oフアー
マシアカラム上の分画によって3〜5.5m4で溶出す
る高分子量ピークを回収することによって活性化担体か
ら分離した。
複合化はこの活性化担体溶液を乾燥GnRHアナログ1
mLjに加えることによって行なった。
10位置換の場合はアナログをまずエタノール200μ
aに溶解し、ついで担体溶液に加えた。
両方の場合において添加後、室温で2時間ゆるやかに混
合した。反応浴をPD−10カラム上で分画し、3〜6
1TIQの間で溶出する高分子量ピークを集めることに
より、複合化されなかったアナログからの分離を行った
複合体のタンパク質含量はクーマシーブルータンパク質
アッセイによって求めた。標準曲線は、該バッファー中
のウシ血清アルブミン(B S A)強度を変化させた
溶液を用い、B 1oradタンパク質試薬をかかる溶
液200μCに加え、ちょっとの間撹拌し、595nm
での光学密度を読むことによって作成した。複合体溶液
の容積は200μαに調整し、B 1oradタンパク
質試薬200μQと混合した。595nmでの光学密度
を標準曲線と比較してタンパク質含量を得た。
複合体のG n RHアナログ含量は炭素14標識につ
いての分あたりカウント(CPM)から求めた。サンプ
ル100/J(2をNew England Nucl
ear社のAqua Sol シンチレーションカクテ
ル5mQに加え、Beckmanシンチレーションカウ
ンターで1分間計測した。
複合体は担体10ゝダルトンあたり7.7アナログ単位
のアナログ担体比を有することが分った。
複合効率はほぼ100%であった。3〜6m12の間で
溶出した6位置換アナログベース複合体を回収プールす
ることに代え、PD−1oカラムのすべての実際の溶出
域(1〜18n++2)に亘って各ImQを回収した。
各両分をタンパク質含量及びアナログ含量の双方につい
てクーマシーブルータンパク質アッセイ及び炭素14c
PMでそれぞれ分析した。スケール(目盛り)を適当に
調整することによって、共に溶出容量に対するタンパク
含量のグラフとアナログ含量のグラフを重ね合わすこと
ができた。このことは担体タンパク質とアナログが同じ
溶出パターンを有し、同じ分子の部分であることを示し
ている。
実施例2 担体/ G n RHアナログのワクチン化実施例1に
従って調製したKLHと6位置換アナログ(連結比7.
9)に基づく複合体を58alb/cマウスを処理する
のに用いた。各哺乳動物に生理食塩水200μa中複合
体5ON、?の最初の腹腔内注射を与え、14日後同−
製剤の同一投与量を同じルートでブースター(効能促進
剤)注射した。21日後マウスの眼窩下静脈穿刺により
採血し、血清の抗GnRH抗体を液相−次結合アツセイ
によって調べた。特に血清サンプルもしくは適当な一連
の希釈液100μQをヨウ素125標識化GnRH10
0μQと共に4℃で一夜インキュベートしたところ、P
BSゲル溶液100PQの存在下100/JI2あた’
+20.OOOCPMを示した。冷エタノールlμaで
の沈澱及び4℃、l 20 iでの10分間の遠心分離
によりタンパク質結合放射性標識化GnRHを単離した
デカントした沈澱をMicromedic自動ガンマカ
ウンターで計測した。結果はこのデカントした沈澱によ
って示された合計カウントのパーセントとして計算した
。すなわち最初の300μaのインキュベートサンプル
は20.OOOCPMを含んでいたので、このサンプル
のデカント沈澱について観測されたCPMをこの数で割
ることによりパーセントを与える。適当な基準として任
意に10%レベルを選んだ。
19193匹はlo:1血清希釈度で少なくとも10%
の結合標識を示し、2匹は100:l血清希釈度で少な
くとも10%の結合標識を示した。
かくのごとくこの複合体によって有意の免疫応答が刺激
された。
実施例3 アジュバント化した複合体を用いるワクチン化1位及び
6位置換GnRHアナログベースの複合体のアジュバン
ト化製剤の免疫応答に対する複合比の効果を求めた。こ
れらの複合体は複合の第2工程でアナログの変化する量
を用いる以外実施例1の手法に従って製造した。1位置
換についての複合比は3.5.6.3及びl016であ
り、6位置換についての複合比は3.7.7.3及び1
4゜6であり、それぞれ担体KLHの105ダルトンあ
たりの値である。
複合物を米国特許3919411号の実施例■によって
教示されたと非常に類似のアジュバントと組み合わせた
。リン酸緩衝化生理食塩水(PBS)中の複合体50μ
2を、水と綿実油の50=45容量混合物(このものは
さらにソルビタンモノラウレート2.5容量%とエトキ
シル化ソルビタンモノオレエート(エチレンオキシド2
0モル)2.5容量%を含有する)中の約2重量%Ca
rbopo+934p(ポリアリルスクロースで架橋し
たポリアクリル酸)のエマルジョンと混合した。処方は
複合的溶液9容量部とエマルジョンl容量部でなされた
アジュバント化製剤200μQを14日間隔で2回Ba
bb/cマウス30匹に腹腔的投与した。すなわち6つ
の複合体(各GnRHアナログについて3つの複合比)
の各々をマウス5匹に投与した。
30匹のマウスの本質的にすべてが21日後天然GnR
Hに対する抗体を生産した。特に血清の10:l希釈剤
はすべてのマウスについて、すべてのヨウ素125標識
化GnRHが結合可能でかつ抗体と結合したとした場合
の合計カウントの少なくとも10%のヨウ素125カウ
ントを示した。
16匹のマウスの血清が100:l希釈でこのミニマム
を満たすかまたはこれを越え、3匹の血清は1000:
l希釈度でもそうであった。GnRHアナログベースも
しくは複合比と抗体生産との間に明瞭な相互関係はなか
った。
実施例4 アジュバント化複合体に関する用量の効果7.7 : 
105ダルトン比でKLHに連結した6位置換アナログ
ベースのアジュバント化製剤の4用量レベルの抗体生産
に対する効果を調べた。複合体の1O150,100及
び200μ2の用量レベルを用いた。5匹のBa1b/
cマウスに零日、14日目に各用量を200μa注射で
与え、抗体生産を21日目に評価した。処方及びアジュ
バントは複合体含量を変えた以外実施例におけると同じ
であった。
抗体応答はヨウ素125標識化GnRHの結合によって
実施例1〜3と同様にして評価した。マウス65匹の4
群の間に統計的に有意な差は認められなかった。すなわ
ち4つの用量レベルとも同じ応答を刺激したものと思わ
れた。1匹を除くすべてのマウスが1:10血清希釈で
合計カウントの10%の基準をみたし、20匹中9匹は
l:100希釈で基準をみたし、20匹中4匹は1:1
000希釈でも基準をみたした。
実施例5 アジュバント化製剤の担体の効果 体を用いて5つの複合体を製造した。複合体を製剤し、
実施例3に記述した方法で投与した。すなわち複合体を
ポリアクリル酸ペースアジュバントと混合し、複合体当
り5Balb/Cマウスに複合体50μ2を200μa
容量で零日及び14日目に腹腔的投与した。刺激された
抗体生産を実施例2に記述したごとくヨウ素125標識
化したGnRHと結合して21日目に評価した。担体、
担体105ダルトン当りの連結比、及び合計カウントの
10%に対する投影力価(実施例3に定義)を表1に記
録した。投影力価はto−’  10−”  to−3
及び1O−4の希釈度での結果から外挿した。
L」 6位置換GnRHアナログ及び5つの異なる担ll  
キーホールリンペットヘモシアニン(KLH)7.7 流側3と同様であった。結果を表2に記録した。
「投影した10%力価」は10−’  to−”  1
0及び1O−4の希釈度での結果から外挿する。
表  2 25    LL                 
              10EGGはMann−
Whitneyテスト(p<0.05)によって統計的
にKLHと一緒の、またはBSA及びTGBの両者と一
緒のグループに分けられる。
BSA及びTTは他の3つの担体より劣る結果を与える
ものとして統計的にグループ分けされる。
実施例6 Balb/cマウスlO匹を1位置換GnRHアナログ
とKLHの複合体(105ダルトンあたり連結比10.
6)のアジュバント化製剤を用い、実施例3のプロトコ
ルに従って処理し、7日目及び21日目の抗体応答を実
施例2に記述したアッセイに従って評価した。九方及び
アジュバントは実実施例7 牛のワクチン化 2種のGnRHアナログ−KLH複合体をベースとし、
種々のアジュバントを含有するワクチン製剤の効果を求
めた。複合体は等しい量の1及び10倍システィン置換
アナログから7及び10の間の複合比で実施例1の手法
に従って製造した。
6つの製剤をアルヒドロゲル容量あたりRegress
 1n20.100及び200μ2と共のアルヒドロゲ
ル、エソホール(esophor)及び油中レグレツシ
ン(regressin)を用いて製造した。製剤は複
合体500μ2の用量で零及び35日目に投与した。す
べての製剤をIM注射により雄牛5頭及び去勢牛(5t
eer) 5頭に投与した。各群の雄牛中2頭及び去勢
牛3頭は以前の不成功の試行に巻き込まれており、ワク
チン化にいくぶんより敏感であった。
効果はGnRHに対する抗体力価及びテストステロン生
産の抑圧により評価した。いくつかのアジュバント製剤
しか有意の力価を示さなかったが、すべての製剤はテス
トした雄牛のテストステロンレベルを有意に減少させた
。以前に処理された2頭の雄牛を含め7頭の雄牛が1:
10希釈で可能なヨウ素125カウントの10%のカウ
ントを示すことができなかった。エソホール製剤は以前
に処理された2頭の雄牛と以前に処理された去勢牛を含
む非応答者(10中8)のもつとも高い比率を有してい
た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、a)10の天然性アミノ酸の1又はそれ以上がより
    反応性の側鎖を有する別のアミノ酸で置換されたGnR
    H分子、及び b)免疫刺激性担体分子の複合体を含有してなる、 哺乳動物の免疫系を刺激して哺乳動物生来のGnRHに
    結合する抗体を生産することができる剤。 2、置換アミノ酸の側鎖上の反応性基が該刺激性担体分
    子上にいかなる有意な程度において見い出される基とは
    実質上異なる反応性を有する特許請求の範囲第1項記載
    の剤。 3、担体分子が高分子量タンパク質である特許請求の範
    囲第1項記載の剤。 4、該複合体は担体分子と反応性の1つの基及び置換ア
    ミノ酸の側鎖の反応性基と反応性の別の基を有するヘテ
    ロ二官能性試薬を用いて形成されている特許請求の範囲
    第2項記載の剤。 5、該側鎖反応基がスルフヒドリル(sulfhydr
    yl)基である特許請求の範囲第2項記載の剤。 6、該置換アミノ酸が1個のシステインである特許請求
    の範囲第5項記載の剤。 7、該システインがGnRHの1、6または10位のア
    ミノ酸に置換している特許請求の範囲第6項記載の剤。 8、担体分子に対する修飾GnRH分子の比が担体10
    ^5ダルトン当り約2〜16のGnRH分子である特許
    請求の範囲第2項記載の剤。 9、複合体を、担体分子と反応性の1つの基及び置換ア
    ミノ酸の側鎖の反応性基と反応性の別の基を有するヘテ
    ロ二官能性試薬を用いて形成されている特許請求の範囲
    第2項記載の剤。 10、修飾GnRHが、1つの正常に存在するアミノ酸
    がシステインによつて置換されていることによつて天然
    GnRHと異なる特許請求の範囲第9項記載の剤。 11、a)i)10の天然性アミノ酸の1以上がより反
    応性の基を有する側鎖を有する別のアミノ酸で置換され
    たGnRH分子、及び i)免疫刺激性担体分子 の複合体を含有してなる、哺乳動物の免疫系を刺激して
    哺乳動物生来のGnRHに結合する抗体を生産すること
    ができる剤、及び b)該剤の刺激作用を増幅するアジュバントを含有して
    なる、哺乳動物の生殖能力を抑制するためのワクチン。 12、アジュバントが哺乳動物のワクチンにおいて効能
    を有するものとして歴史的に認識されたアジュバントか
    ら選択される特許請求の範囲第11項記載のワクチン。 13、免疫系を刺激して哺乳動物の生来のGnRHに結
    合する抗体を生成させることによつて哺乳動物の生殖能
    力を刺激する方法であつて、 a)10の天然性アミノ酸の1以上がより反応性の基を
    有する側鎖を有する別のアミノ酸で置換されたGnRH
    分子、及び b)免疫刺激性担体分子 を複合することによつて得られる刺激剤を用いることを
    特徴とする方法。 14、刺激を該刺激性剤を含有するワクチンを哺乳動物
    の一般的循環系に存在させることによつて行う特許請求
    の範囲第13項記載の方法。 15、哺乳動物を少なくとも1週間間隔をあけて少なく
    とも2回ワクチン化する特許請求の範囲第14項記載の
    方法。 16、免疫系を刺激して哺乳動物の生来のGnRHに結
    合する抗体を生成させることによつて哺乳動物の生殖能
    力を刺激する方法であつて、その免疫原が a)10の天然性アミノ酸の1以上がより反応性の基を
    有する側鎖を有する別のアミノ酸で置換されたGnRH
    分子と b)免疫刺激性担体分子 との複合体であるワクチンを哺乳動物にワクチン投与す
    ることを特徴とする方法。 17、10の天然性アミノ酸の1つがシステインによつ
    て置換されたGnRHよりなる、タンパク質担体分子と
    の免疫刺激複合体を生産するのに有用な修飾GnRH。 18、置換を1、6または7位で行う特許請求の範囲第
    17項記載の修飾GnRH。 19、抑制が恒久的である特許請求の範囲第11項記載
    のワクチン。 20、抑制が一時的である特許請求の範囲第11項記載
    のワクチン。 21、抑制が恒久的である特許請求の範囲第13または
    16項記載の方法。 22、抑制が一時的である特許請求の範囲第15または
    16項記載の方法。
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