JPH02113984A - 発泡レジスト膜およびその構造体 - Google Patents

発泡レジスト膜およびその構造体

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JPH02113984A
JPH02113984A JP26873188A JP26873188A JPH02113984A JP H02113984 A JPH02113984 A JP H02113984A JP 26873188 A JP26873188 A JP 26873188A JP 26873188 A JP26873188 A JP 26873188A JP H02113984 A JPH02113984 A JP H02113984A
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JP
Japan
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film
particle diameter
heating
foaming
shell
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Application number
JP26873188A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kawaguchi
利行 川口
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は発泡レジスト膜、特には印刷配線板上の導体回
路の保護および絶縁を行なうための発泡レジスl−膜に
関するものである。
[従来の技術] 絶縁性の板、シート、フィルムなどの上にエツチング法
あるいはスクリーン印刷法で金属箔を設けるか、あるい
は金属粒子、カーボン粉末などの導電性付与剤を混練し
た導電性ペーストを塗布してなる印刷配線板上の回路の
保護、絶縁にはレジスト膜あるいはカバーレイフィルム
が使用されており、このレジスト膜については通常、熱
可塑性樹脂、熱硬化性(M脂、紫外線硬化型樹脂などか
ら作られた絶縁性塗料をスクリーン印刷し、必要に応じ
乾燥固化あるいは硬化させたものが使用されており、こ
のカバーレイフィルムについては接着剤層の設けられた
絶縁性フィルムをラミネートしたものが使用されている
[発明が解決しようとする課題] しかし、このようにして作られたレジスト膜は1回塗布
しただけでは塗布膜が10〜20μmと薄く、回路表面
の凹凸に対してはレジストインクがレベリングし、凸部
を完全に覆いきれずに絶縁性が確保できず、またピンホ
ールやボイドがあるためにさらに数回塗布して膜厚を4
0μm以上とする必要があり、手間のかかるものであっ
た。
また、このカバーレイフエルムについてはポリエステル
フィルムやポリイミドフィルムに接着剤層を設けたもの
も公知とされており、これは回路の保護や絶縁性は上記
のレジスト塗料によるレジスト膜よりも良好であるけれ
ども、これには接着剤を硬化させるために加熱加圧が必
要であり、印刷配線板が薄くなったり、ポリニスフィル
ムのように耐熱性の乏しい材料を使用した場合には印刷
配線板の収縮、膨張が生じて配線回路の位置がずれると
いう不都合がある。
[課題を解決する手段] 本発明はこのような不利を解決した発泡レジス]・膜お
よびその構造体に関するものであり、これは粒径範囲が
5〜30umである熱可塑性高分子を殻とする中空球を
5〜30容量%含有する絶縁性有機高分子物質を加熱し
て、該中空体を粒径が10〜100μmの発泡体として
なることを特徴とする発泡レジスト膜およびこの空中法
を含有する絶縁性高分子物質を印刷配線板上にスクリー
ン印刷し、この絶縁性高分子物質を硬化あるいは乾燥さ
せると同時に該中空球を発泡させてなることを特徴とす
る発泡レジスト膜の載置された構造体、特にほこの印刷
配線板が可撓性絶縁性フィルム上に導電性ペーストを用
いて配線回路を設けたものに関する。
すなわち、本発明者は従来公知のレジスト膜の不利を解
決する方法について種々検討した結果、このレジスト膜
を発泡樹脂を含んだものとすれば膜厚不足が容易に解決
されるし、中空球の発泡が三次元的に行なわれ、平面的
にも膨張拡大することから、この拡大した中空球と流動
状態にあるレジスト膜の絶縁性有機高分子物質によって
ピンホール、ボイドがふさがれるという有利性が与えら
れることを見出し、この発泡樹脂の構成、含有量、この
製造方法についての研究を進めて本発明を完成させた。
以下にこれを詳述する。
[作用] 本発明のレジスト膜を形成する絶縁性有機高分子物質と
してはエポキシ樹脂、フェノール樹脂ウレタン樹脂など
の熱硬化性樹脂、ポリアクリレート樹脂などのような紫
外線硬化型樹脂、ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、スチ
レン−ブタジェンブロック共重合体樹脂などの熱可塑性
(61脂、スレチンブタジェンゴム、クロロブレンゴム
などの合成ゴムなどが例示されるが、これは適宜に耐熱
性向上剤、老化防止剤1反応開始剤1粘着付与剤、硬化
剤、顔料、染料などを配合したものとしてもよく、さら
にこのものはスクリーン印刷によって膜体を形成するた
めに必要に応じ溶剤、シリカゲルなどのチクソトロピー
向上剤などを配合したものとしてもよい。
また、本発明の発泡レジスト膜を形成するために使用さ
れる発泡体を形成する熱可塑性高分子を殻とする中空体
は、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、アクリル樹
脂、塩化ビニリデンなどの熱可塑性有機高分子を殻とす
るものとすればよいが、このものはその粒径が5μmよ
り小さいと発泡効率がわるく、同じ膜厚にするためには
多くの中空球が必要となって不経済となり、30 lL
mより大きいと発泡後の径が大きくなり、レジス]・膜
表面の平滑性が失われるので粒径が5〜30μmmのも
のとする必要がある。また、この中空体は爾後の加熱に
より発泡される必要があり殻の厚さが余り厚いと発泡し
難いものとなるので、この殻の厚さは、1〜13μm程
度のものとすることがよく、この殻内に空気、窒素、ブ
タンガス、プロパンガスなどの気体を充填したものとす
ることがよい。
また、この中空体の前記した絶縁性有様高分子物質への
含有量はその5容量%より少ないと加熱による発泡後の
体積膨張が小さすぎてレジスト膜としたときの膜厚が不
足することになり、30容量%より多くするとこれをレ
ジスト膜としたときに膜表面の平滑性がなくなるし、膜
硬度が低下してキズ、打痕が生じ易くなり、回路の保護
、絶縁性の維持が難しくなるので、5〜30容徂%とす
ることが必要とされる。
なお、この中空体の発泡はこの中空体を含有した絶縁性
有機高分子物質を加熱すればよく、これによれば殻が加
熱により軟化し、内包するガスの体積膨張により内圧が
高まり殻が拡大される。しかし、この場合過度の温度、
時間をかけると殻の軟化が進み、内包するガスの圧力が
高まりすぎるようになって殻の破壊が起こり、レジスト
膜の膨張に寄与しなくなるので、この中空球の発泡温度
および時間については絶縁性有機高分子の軟化、乾燥の
温度、時間との関係が生じ、これは絶縁性有1幾高分子
物質の種類によって相違するけれども100〜150°
Cで5分以内とすればよく、この加熱は熱風乾燥炉、遠
赤外乾燥炉により行えばよいが、これによれば中空体が
粒径10〜100μmの発泡体となり、レジスト膜厚は
1回の塗布、加熱によって40μm以上となるので、こ
のようにして得られる発泡レジスト膜は一回の塗布で充
分な膜厚を有するものとなり、この発泡によってピンホ
ール ボイドもふさがれるので、これによれば印刷配線
上の導体回路の保護、絶縁が確保されるという有利性が
与えられる。
[実施例] つぎに本発明の実施例をあげる。
実施例1.比較例1 紫外線硬化型フレキシブルオーバーコート剤・FC−2
30G [東洋紡績fli、) M商品名]95容量%
に、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体を殻と
する粒径が5〜16μmの未発泡の中空体(イソブタン
内包)5容量%を混合してレジスト塗料組成物を作った
ついで、この組成物を厚さ25μmのポリイミドベース
フィルム上に厚さ35μmの銅箔を形成させた配線板上
に180メツシユのテトロンスフ1ノーンを用いてスク
リーン印刷し、IR乾燥炉で130℃で1分間加熱した
のち、直ちにl、 000 m J / c m ”の
紫外線光量を与える紫外線硬化炉に装入してこのレジス
ト膜を硬化させたところ、配線板の銅箔回路も厚さ25
μmのレジスト膜で被覆された配線板が得られ、この配
線基板はこれを5重量%のNaCff水溶液に入れて銅
箔と水溶液中の比抵抗をしらべたところ、これは30M
Ω以上の値を示した。
しかし、比較のために上記において中空体を添加しない
紫外線硬化型フレキシブルオーバーコート剤を用いたほ
かは上記と同じように処理してレジスト膜を作り、これ
を上記と同じ配線板上に塗布したところ、この場合には
レジストインクに硬化前にレベリングが生じ、回路のエ
ツジ部分が被覆不良で一部露出したものとなり、この抵
抗値も数百にΩに止まり、このレジスト塗料を2回スク
ノーン印翻りして銅箔上に厚さ27μmのレジスト膜を
形成させたときはその抵抗が20MΩ以上となった。
実施例2 熱可塑性エラストマー・クレイトンG1652[シェル
化学αt)製部品名]70重量部に水溶性テルペン樹脂
・クリアロンP−105[安原油脂工業fil製商品名
130重量部と溶剤としての沸点150°C以上の芳香
族系石油ナフサ300重ヱ部を添加して絶縁性高分子物
質溶液を作り、この固形分に対してアクリロニトリル−
メチルアクリレート共重合体を殻とする粒径5〜15μ
mの中空体を8容量%添加してレジスト塗料を調製した
ついで厚さ25μmのポリエステルフィルム上に200
メツシユのステンレススクリーンを用いて導電性ペース
トをスクリーン印刷して回路を構成させた可撓性印刷配
線板上に、前記で得たレジスト塗料を200メツシユの
スクリーンを用いてスクリーン印刷したのち、150℃
で2分間乾燥し中空体を発泡硬化させて表面に発泡レジ
スト膜を設けた印刷配線基板を作り、実施例1と同様に
NaCf2水溶液中に入れてその絶縁性をしらべたとこ
ろ、このものは30MΩの絶縁抵抗を示した。
(発明の効果) 本発明の発泡レジスト膜は前記したようにして構成され
たものであり、レジスト膜を構成する絶、様性有機高分
子物質が発泡した熱可塑性高分子を含有したものとされ
るので、このレジスト膜は膜厚不足となることがなく、
したがって1回塗装で充分その目的を達成できるし、こ
れはまた膜表面の平滑性も保たれ、膜硬度も適度のもの
とされるのでキズ、打痕も生じ難く、回路の保護、絶縁
性の維持も良好になるという有利性が与えられる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.粒径範囲が5〜30μmである熱可塑性高分子を殻
    とする中空球を5〜30容量%含有する絶縁性有機高分
    子物質を加熱して、該中空体を粒径が10〜100μm
    の発泡体としてなることを特徴とする発泡レジスト膜。
  2. 2.上記した中空球を含有する絶縁性有機高分子物質を
    印刷配線板上にスクリーン印刷し、この絶縁性有機高分
    子物質を硬化あるいは乾燥させると同時に該中空球を発
    泡させてなることを特徴とする発泡レジスト膜の載置さ
    れた構造体。
JP26873188A 1988-10-25 1988-10-25 発泡レジスト膜およびその構造体 Pending JPH02113984A (ja)

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