JPH02113416A - 回転ドラム装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は例えばビデオ・テープ・レコーダ（以下ＶＴ
Ｒと略記）に関し、特にＶＴＲの再生画質を改善するた
めになされたもので、回転するドラムに設けられたビデ
オ・ヘッドを磁気テープの幅方向に移動可能となして磁
気記録跡を忠実にトレースさせるようにした回転ドラム
装置に関するものである。

［従来の技術〕 第４図は例えば特願昭６２−３７１３号に開示された回
転ドラム装置の主要部を示す断面図、第５図はその平面
図、第６図はヘッド駆動部の詳細平面図、第７図は第６
図の断面図、第８図は第６図の正面図である。

さて第４図および第５図において、（４ａ）はヘッド（
５）を先端に固定していてヘッド（５）をテープ（１３
）の幅方向に移動させるための駆動部である。（５０）
は駆動部（４ａ）を収納するため上ドラム（３）の一部
に設けた凹所であり、駆動部（４ａ）を位置調整するた
め−回り大きく形成している。ヘッドの位置決めは、位
置調整用孔（５１）を用いて行い、ヨーク（４７）をネ
ジ（４８）で固定する。なお（１４）は駆動部（４ａ）
に制御電流を供給するための回転しない接触子、（１５
）は接触子（１４）と摺動接触するように台座（９）の
一部に設けた回転する電極、（１６）は電極（１５）か
ら接続部（１２）と配線板（１１）を経由して駆動部（
４ａ）に電気接続する接続部である。ヘッド（５）は接
続部（ｌＯ）、配線板（１１）、接続部（１２）を経て
上トランス（７）に電気的に接続されている。

第６図、第７図、第８図および第９図は駆動部（４ａ）
を詳細に示し、（４１）は先端にヘッド（５）を取り付
けた非磁性体の板バネ、（４３）は板バネ（４１）に取
り付けられたコイルボビン（４４）はコイルボビン（４
３）に巻付けた駆動用の円筒形コイル、（４２）はコイ
ルボビン（４３）を支持し板バネ（４１）と共に変形す
ることでコイルボビン（４３）を直線運動可能にするた
めの板バネ、（４５）は円柱形永久磁石、（４６）は円
柱形永久磁石（４５）と同一の磁極を対向させて配置し
た円柱形永久磁石、（４６ａ）は一対の円柱形永久磁石
（４５）、（４６）の間に設けられた強磁性体のセンタ
ーボール、（４７）はヨークである。このヨーク（４７
）は板バネ（４１）、（４２）、円筒形コイル（４４）
、コイルボビン（４３）、一対の円柱形永久磁石（４５
）、（４６）およびセンターボール（４６ａ）を収納保
持しており、かつ収納組立しやすいよう分割されていて
部分（４７ａ）、（４７ｂ）、（４７ｃ）からなってい
る。（４８ａ）はヨーク（４７）を上ドラムに取り付け
て固定するためのネジ穴である。（４９）はヨーク（４
７）の一部に設けられた窓である。この窓（４９）を通
ってヘッド（５）が突出し、テープ（１３）に摺動接触
するよう上ドラムに配置される。なお円筒形コイル（４
４）ならびにコイルボビン（４３）は一対の円柱形永久
磁石（４５）、（４６）およびセンターボール（４６ａ
）とヨークとの間に形成された環状ギャップに上下に可
動に配置されている。また、板バネ（４１）はヨーク（
４７）の部分（４７ａ）と（４７ｂ）との間に挟持され
、板バネ（４２）は部分（４７ｂ）と（４７ｃ）との間
に挟持されている。

第７図を参照して磁石（４５）はヨーク（４７）の部分
（４７ａ）、（４７ｂ）とで作る閉磁路により磁束（Ｄ
）をセンターボール（４６ａ）からヨークに向けて放射
状に発生している。同様に磁石（４６）は部分（４７ｂ
）、（４７ｃ）とで逆向きの閉磁路を作り磁束（Ｅ）を
発生しており、磁束（Ｄ）および（Ｅ）は共に環状ギャ
ップを同一の方向に横切る。かくして円筒状コイル（４
４）には磁石（４５）と（４６）の合計した磁束が横切
る。コイル（４４）に接触子（１４）から電極（１５）
、接続部（１２）、（１６）を経て電流を流せば、コイ
ル（４４）とコイルボビン（４３）とヘッド（５）は一
体となって上下に平行直線運動をする。かくしてヘッド
（５）がテープ幅方向に変位する。なお（５２）は接続
部（１６）から延びてコイル（４４）に制御電流を供給
するためのフレキシブル基板（以下フレキ基板と称す）
である。

第２図および第３図はフレキ基板（５２）とコイル（４
４）との従来の接続態様を詳細に示す図である。第２図
は断面的に、第３図は平面的に示す、第３図から判る如
くフレキ基板（５２）は出来るだけ撓みやすくボビン（
４３）を巡ってからヨーク（４７）の外部へ出ている。

また板バネ（４２）の動きを阻害しないようにこのフレ
キ基板（５２）の内端はスペーサ（５３）を介して板バ
ネ（４２）の部分（６０）（これはボビンと一体的に運
動する部分である）に貼り付けられているこの内端にラ
ンド（５３ａ）、（５４ａ）があって、各ランドにコイ
ル（４４）のリード線が半田付けされる。フレキ基板（
５２）の外端はヨーク（４７）のすき間より外へ導かれ
ていてそのランド（５３ｂ）、（５４ｂ）に前述の接続
部（１６）が接続される。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の回転ドラム装置のコイル（４４）とフレキ基板（
５２）の接続は、前述した如く、コイル（４４）が巻か
れているボビン（４３）に板バネ（４２）を取り付け、
そしてこの板バネ（４２）の一部（６０）にフレキ基板
（５２）の先端を貼り付けた後に行われるため、コイル
（４４）のリード線が長くなされなければならず、従っ
て、接続後のリード線の弛緩部の長さが大きくなり、ボ
ビン（４３）が上下に振動することによりリード線が切
れやすくなり、この回転ドラム装置の寿命が短くなると
いう問題点があった。更に半田付作業はランドにリード
端を接続するのでかなり時間を要するという問題点があ
った。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、コイル（４４）からのリード線の長さが短く
しかも半田付けしやすいようにすることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る回転ドラム装置の駆動部は、そのコイル
とフレキ基板との接続のためにコイルを巻いたボビンに
接続ビンを固定し、この接続ビンの一端にコイルのリー
ド線を接続し、他端にフレキ基板を接続するようになし
たものである。

〔作用］ 本発明によれば、フレキ基板や板バネをボビンに取り付
ける前にコイルのリード線を接続ビンの一端に接続出来
るので、リード線を短くしてしかも簡単に半田付けされ
る。また接続ビンの他端にフレキ基板のランドを半田付
けするので、電気接続は勿論フレキ基板の先端はボビン
と一体的に結合されることになる。

〔実施例〕

第１図は本発明による一実施例の回転ドラム装置の要部
を示す断面図である。図において、（４２）は板バネ、
（４３）は板バネ（４２）に支持されたボビン、（４４
）はボビン（４３）に巻回されたコイル、（５２）はフ
レキ基板である。これらは従来のものとほぼ同じもので
ある。本発明によれば、ボビン（４３）に一体的に形成
された部分（５７）に接続ビン（５５）、（５６）を貫
通して設けて固定する。これら接続ビン（５５）（５６
）の下端にコイル（４４）のリード線を半田付けする。

その後、フレキ基板（５２）の先端のランド（５３ａ）
、（５４ａ）をそれぞれ接続ビン（５５）、（５６）の
上端に半田付けするこの場合、ランド（５３ａ）、（５
４ａ）は貫通孔を有していると有利である。というのは
これら貫通孔に接続ビンを挿入した後、半田を落せばフ
レキ基板（５２）の先端はコイル（４４）と接続される
と共にボビン（４３）と一体的になるからである。その
後、ボビン（４３）に板バネ（４２）を取り付ける。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によればコイルボビン（４３）の
駆動用電源の引き出しなフレキ基板を用いかつボビンに
一体的に取り付けたビンを用いて行っているため、組み
立て時の作業性が良く、信頼性の高いヘッド駆動部を得
られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例の回転ドラム装置のうち
のヘッド駆動部の要部を示す断面図、第２図は従来の回
転ドラム装置のうちのヘッド駆動部の要部を示す断面図
、第３図は一般的な環状フレキおよび板バネの関係を示
す平面図、第４図は従来の回転ドラム装置の主要部を示
す断面図、第５図はその平面図、第６図はヘッド駆動部
の詳細平面図、第７図は第６図の断面図、第８図は第６
図の正面図、第９図は板バネの詳細図である。 図において、（４２）は板バネ、（４３）はボビン、（
４４）はコイル、（４５）、（４６）は円柱形永久磁石
、（４７）はヨーク、（４９）は窓、（５２）は環状フ
レキ、（５５）、（５６）は接続ビン、（５７）はボビ
ン（４３）の一部を示す。 なお、各図中同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人　弁理士　　大　　岩　　増　　雄！へＱ：１　
　噂 １寸

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）テープの幅方向にヘッドを移動させ記録時のヘッ
   ド軌跡と再生時のヘッド軌跡を任意のテープ送り速度の
   下でも一致させるようにした回転ドラム装置で、永久磁
   石と、この永久磁石の回りにギャップを置いて配置され
   前記永久磁石からの磁力線の磁路を形成する磁性体のヨ
   ークと、前記ギャップ内に上記磁力線を横切るように配
   置され、前記磁力線と直交する方向に移動可能に支持さ
   れたコイルとを有し、上記コイルへの通電による上記コ
   イルの移動に応じて上記ヘッドが移動するようにした構
   造で、上記コイルは、ほぼ同心円状の一つ又は複数の不
   連続の溝が設けられ、外周の一部又はほぼ全周を固定部
   材に保持され、最内周にコイル又はコイルのボビンが保
   持されるよう構成された、又は、内周の一部又は全部を
   固定部材に保持され、最外周にコイル又はコイルのボビ
   ンが保持されるように構成された、二つ以上の非磁性又
   は、それに準ずる性質をもつ材料によって形成された円
   形又は、ほぼ円形のバネによって支持されている構造に
   おいて、 前記コイルへ電力を供給するのにフレキシブル基板を使
   用し、該フレキシブル基板と前記コイルのリードとの接
   合を、前記コイルを巻きつけたボビンの一部に設けられ
   たピン端子を介して行うことを特徴とする回転ドラム装
   置。