JPH03278310A - 磁気ヘッド変位駆動装置 - Google Patents

磁気ヘッド変位駆動装置

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Publication number
JPH03278310A
JPH03278310A JP32258390A JP32258390A JPH03278310A JP H03278310 A JPH03278310 A JP H03278310A JP 32258390 A JP32258390 A JP 32258390A JP 32258390 A JP32258390 A JP 32258390A JP H03278310 A JPH03278310 A JP H03278310A
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JP
Japan
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coil
leaf springs
yoke
magnetic
support member
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Pending
Application number
JP32258390A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Miyahara
章 宮原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、ビデオテープ1/コーダなどの回転ヘッド型
磁気記録再生装置におけるオート・トラッキング機構に
用いられる磁気ヘッド変位駆動2置に関する。
(従来の技術) 従来から、磁気ヘッド変位駆動装置(以下、アクチュエ
ータと呼称する)がビデオテープレコーダ(以ド、VT
Rと呼称する)などの回転ヘッド型磁気記録再生装置に
おいて使用されている。
第1−2図に回転ドラムの概略図を示すように、回転ド
ラム3の円周上に設けられた窓33から、磁気ヘッド3
1a、31b、31.cが突出されている。回転ドラム
3が矢印51の方向に回転するのに対し、斜めに巻き付
けられた磁気テープは反対に矢印53の方向へ走行して
いる。この回転および走行に伴い、磁気ヘッド31a、
3]、b  31cと磁気テープ7間において、テレビ
ジョン信号などの情報の記録や再生が行われている。
第13図に、磁気テープ7上に情報が記録されたトラッ
クの模式図を示す。磁気テープ7上には、第12図にお
ける装置により磁気ヘッド31. a31、b、31c
によって形成された、傾斜した帯状領域57.59.6
1が示されている。これらの帯状領域57,59.61
にはそれぞれ、磁気ヘッド31.a、31.b、31c
によって情報が記録されたトラックか形成されており、
例えば帯状領域59にはトラック59a、59b、59
cが形成されている。
ここで、例えばスチルなどの特殊再生のような磁気テー
プ7が停止状態になった場合には、磁気ヘッド31aの
走査軌跡は矢印63で示したようになる。この走査軌跡
かられかるように、磁気ヘッド31aか固定されている
場合には、磁気ヘッド31aはトラック59aの開始部
分から走査を始めても、途中からトラック59aを外れ
、ガートバンドや他のトラック等を横切って別のトラッ
クの終了部分に到達する。このため、再生に必要なトラ
ック59a全てに追従した走査ができず、再生信号に不
要信号等が混入する。これを回避するには、磁気・ヘッ
ド31a〜31 cをトラック598〜59cの走査に
連れて矢印65の方向く回転ドラム3の回転軸方向)に
変位させる必要がある。このような必要から、磁気ヘッ
ド31a〜31cを回転ドラム3の回転軸方向に移動さ
せるため、アクチュエータが回転ドラム3内に設けられ
ている。
アクチュエータとしてはバイモルフ型が周知である。バ
イモルフ型は先端に磁気ヘッドを有する板ばねを2個の
圧電体で挟み込み、一方の圧電体を伸張させ他方の圧電
体を収縮させることによって板ばねを反らせ、磁気ヘッ
ドをトラックに追随させるものである。
また、バイモルフ型の欠点である磁気ヘッドのトラック
に対する傾きの是正、ヒステリス及びクリープ現象など
バイモルフ特有の問題回避、並びに制御性能の向上のた
めムービング・コイル型(特開昭64−53318など
)が用いられている。
第14図は、このムービング・コイル型を用いたアクチ
ュエータの断面図であり、このアクチュエータでは磁界
の中に配置されたコイルに電流を流した時に発生するコ
イルに働くカ(フレミングの左手の法則)が利用されて
いる。
磁性体のヨーク67(図中、斜線部)、ヨーク67に固
定された永久磁石11.a、llbおよび磁性体のポー
ルピース13によって磁気回路が形成されている。ポー
ルピース13および永久磁石11a、1lb(7)周囲
に配置されたボビン69の両端には、円形平板状の板ば
ね71a、71bの内周部が取り付けられている。板ば
ね71a、71bの外周部は、ヨーク67の内面に固定
されている。図示しないが、板ばね71.a、71bの
内周部と外周部の間には、同心円状の複数のスリ・ント
が設けられている。ボビン69と板ばね71a。
71bがコイル21を支持している。板ばね71bの内
周部の一部がアクチュエータの外部に向かって延長され
て、ヨーク67から突出され、その先端に磁気ヘッド3
1が固着されている。
ヨーク67の外部からはフレキシブルプリント基板73
が挿入されている。このフレキシブルプリント基板73
は、板ばね71.2の内周部の一部に接着された中継端
子75と電気的に接続されている。また、コイル21の
リード線(図示せず)はボビン6つの表面を経由して中
継端子75に接続されている。
フレキシブルプリント基板73を通してコイル21に電
流を流すと、磁気回路を通る磁束17により、矢印77
の方向の力がコイル21に作用する。この力により、板
ばね71a、71.bの、スリットによって形成された
弾性部分が変形し、磁気ヘッド31が矢印77の方向に
変位し、磁気テープ上のトラック(図示せず)に追従す
る。なお、磁気ヘッド31への信号電流供給についても
、同様に中継端子75とフレキシブルプリント基板73
により行われている。
上述のように、コイル21への給電はフレキシブルプリ
ント基板73と中継端子75を介して行われている。こ
のため、フレキシブルプリント基板73や中継端子21
等の小部品の取扱や接着、コイル21のリード線の細線
処理、あるいは半田付けなと、煩わしい作業を行ってい
た。また、板ばね71a、71bの変位部分には、フレ
キシブルプリン]・基板73と中継端子75か接着され
ており、これはアクチュエータの負荷となり、応答性劣
化の一因となっていた。
(発明か解決しようとする課題) このように、従来のアクチュエータでは、その絹の立て
が複雑であり、類わしい作業か必要てあった。また、コ
イルへの給電のための部品がアクチュエータの応答性を
劣化させるという問題点があった。
また、ムービング・コイル型のアクチュエータはバイモ
ルフ型のアクチュエータに比べて遠心力に弱いという問
題かあった。つまり、アクチュエータは回転ドラムの外
周部付近に設置されるため遠心力の作用を受け、回転ド
ラムの回転に伴ってアクチュエータ内の部品が歪み易い
という問題かあった。
本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、組み立てが容易であ
り、さらに応答性と給電の信頼性を向上させることがで
きる磁気ヘッド変位駆動装置を提供することにある。
また、回転ドラムの回転に伴って発生する遠心力に対し
て磁気ヘッドの厳密な制御が可能である磁気ヘッド変位
駆動装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本発明は、回転トラム内に搭
載された磁気ヘッドを回転ドラム絹立体に巻き付けられ
た磁気テープ上のトラックの幅方向へ変位駆動させる磁
気ヘッド変位駆動装置において、前記回転ドラム内に固
定された磁性体よりなるヨークと、該ヨーク内に該ヨー
クに対し空隙部を介して配置される磁性体よりなるポー
ルピースと、該ポールピース及び前記ヨークに固着され
る1個以上の永久磁石と、前記ヨークと前記ポールピー
ス間に磁束を発生する磁気回路と、前記空隙部内に配置
され両端部か前記ヨークの両面から前記ヨーク外部へ突
出されるコイル支持部材と、該コイル支持部材において
前記ポールピースの円周に面して固設されるコイルと、
前記コイル支持部材の両端部にそれぞれ取り付けられる
外周部を有する一対の板ばねとを有し、前記一対の板ば
ねは、前記コイルを流れる電流と前記磁気回路か発生す
る磁束により生ずる力を受けて前記磁気テープ上のトラ
ックの幅方向へ変位する前記コイル及び前記コイル支持
部材と共に変位する前記外周部に対して内周部を前記ヨ
ークに固定され、前記磁気ヘッドは前記一対の板ばねの
一方の外周部に載置されたことを特徴とする。
選択次第では、一対の板ばねは導電性であり、該一対の
板ばねの内周部に給電端子が接続され、かつコイルのリ
ード線が前記一対の板ばねの外周部と電気的に接続され
、前記コイルは前記一対の板ばねを介して駆動電源に電
気的に接続されても良い。
また選択次第では、一対の板ばね及びコイル支持部材は
導電性であり、給電端子が一対の板ばねの内周部に接続
され、コイルのリード線がコイル支持部材と電気的に接
続されても良い。
また選択次第では、前記コイル支持部材は、機械的異方
性を有するエンジニアリングプラスチック材料を加工成
形して形成され、前記材料において最大の機械的強度を
示す配向方向を回転ドラムの回転軸方向に合わせても良
い。
(作用) 本発明の磁気ヘッド変位駆動装置では、コイルは磁気回
路において発生した磁束の中に置かれている。コイルへ
駆動電流を供給すると、フレミングの左手の法則に基づ
きコイル及び該コイルと一体になったコイル支持部材は
磁気テープ上のトラックの幅方向へ変位する。
ここで、一対の板ばねがその内周部を前記ヨークに固定
され、かつ外周部をコイル支持部材の両端部にそれぞれ
取り付けられているので、コイル支持部材の変位にとも
なって上記一対の板ばねの外周部がコイル支持部材と共
に変位する。これにより、一対の板ばねの一方の外周部
に載置された磁気ヘッドが磁気テープ上のトラックの幅
方向へ変位する。
つまり、従来の磁気ヘッド変位駆動装置では板ばねはそ
の外周部をヨークに固定され、かつ内周部をボビンに固
定されて変形され、上記内周部の一部が磁気ヘッド変位
駆動装置の外部に延長された先端に設置された磁気ヘッ
ドが変位していたのに対し、本発明の磁気ヘッド変位駆
動装置では板ばねの内周部がヨークに固定され、内周部
と外周部との間の板ばねが弾性変形して外周部が変位す
る。
従って、従来の磁気ヘッド変位駆動装置では、板ばねの
外周側を固定端とした板ばねにおいて、その自由端を十
分に変位させるためには、板ばねを固定するヨークの部
分とボビンとの間に十分な間隔を持たせる必要がある。
磁気ヘッド変位駆動装置の高性能化には、ヨークとポー
ルピース間の空隙、磁束密度の増加が挙げられ、これに
は磁石の体積が関係しているが、従来例における板ばね
の保持方法では、磁気ヘッド変位駆動装置に対する磁石
の容積比を高めることは困難である。また、容積比の増
加を図るためには磁気ヘッド変位駆動装置全体を大型化
せざるを得ない。これに対し、本発明の磁気ヘッド変位
駆動装置の板ばね保持方式によれば、小型の磁気ヘッド
変位駆動装置にて永久磁石が占める容積比を従来の装置
の場合に比べて大きくすることが可能であり、本発明に
おいては装置を小形に保ったまま高性能化することがで
きる。更に、本発明の装置においては、板ばねの自由端
が磁気ヘッド変位駆動装置の外縁部にあるため、磁気ヘ
ッドの配設に有利であり、かつ小型の磁気ヘッド変位駆
動装置にて多くの磁気ヘッドを板ばねの先端に搭載する
ことが可能になり、多チャンネル化に対応できる。
また、一対の板ばねの材料として導電性材を選択するこ
とにより、コイルへの駆動電流の供給は駆動電源から、
まず最初に一対の板ばねの内周部へ行われ、この板ばね
を介して板ばねの外周部に接続されたコイルの供給端子
を通じて行われる。
従って、板ばねの内周部は磁気ヘッド変位駆動装置に対
し常時静止状態にあるので駆動電源との接続が確実であ
り、また板ばねの外周部はコイルと一体になって変位す
るので、これらの間の電気接続も確実である。つまり、
コイルが変位するにも拘らず、電気配線は固定物にのみ
接続され、磁気ヘッド変位駆動装置の作動中に突然断線
することはない。
上記の電気配線の確実性は、コイル支持部材の材料とし
て導電性材を選択し、コイルの供給端子をコイル支持部
材に接続しても同様である。
一方、回転ドラムが回転するとコイル支持部材は回転ド
ラムの半径方向への遠心力を受ける。ここで、コイル支
持部材はその最大の機械的強度を示す配向方向を回転ド
ラムの回転軸方向に合わせているので、回転ドラムが発
生する遠心力は上記コイル支持部材の配向方向に常に直
交することになる。
従って、回転ドラムの遠心力に起因するコイル支持部材
の歪みは最小限に抑制され、磁気ヘッドの変位を厳密に
制御することができる。
(実施例) 以下、第1図乃至第5図を参照して本発明に係わる第1
実施例を説明する。
第1図は、本発明の第1実施例に係わる磁気ヘッド変位
駆動装置(アクチュエータ)をドラムに組込んだ状態を
示す断面図である。
同図に示すように、アクチュエータ1は回転ドラム3の
内部にねじ止めによって固定されている。
回転ドラム3の下部には、固定ドラム5が設けられてい
る。回転ドラム3と固定ドラム5の円周面上には、磁気
テープ7が巻き付けられている。
アクチュエータ1は、炭素鋼材などの磁性体からなる、
内部が空洞となっているヨーク9(図中、右下斜線部)
によって囲まれている。ヨーク9の内部には、円柱の形
状を有した2つの永久磁石11a、]、1b、およびこ
れらと略同−形状を有する磁性体よりなるポールピース
13が固定されている。永久磁石11a、llbは、ポ
ールピース13に対して同一の磁極が対向するように配
置されている。なお、永久磁石11a、llbには、希
土類鉄系のネオジウム−鉄−ボロン磁石、あるいは希土
類コバルト系などが使用されている。
永久磁石11a、1]、bおよびポールピース13と、
ヨーク9との間には、空隙15が形成されている。この
ような、ヨーク9、永久磁石11a1]b1およびポー
ルピース13によって閉じた磁気回路が構成されている
。この磁気回路によって、永久磁石11a、11.bか
ら発生する磁束17かヨーク9とポールピース〕3の間
の空隙15を通過している。
永久磁石11a、llbおよびポールピース13の周囲
には、これらと接触しない状態で、コイル支持部材19
が配置されている。さらに、コイル支持部材19の外周
面の中央部、すなわちポールピース13とヨーク9との
間の空隙15には、コイル21が固設されている。コイ
ル21の巻線は、空隙15を通過する磁束17の方向と
直交する方向(図中、ポールピース13の円周方向)に
巻かれている。
このように、コイル21がヨーク9と、またコイル支持
部材19が永久磁石11a、llbおよびポールピース
]3と、それぞれ所定の間隔を置いて空隙15に保持さ
れている。
コイル支持部材19の両端部(図中、上下部)には、後
述する突起部が形成されており、この突起部がヨーク9
の図中上下両面に設けられたスリット9a〜9f (9
c、9fは図示せず)からヨーク9の外部へ突出されて
いる。
突出したコイル支持部材19の両端部には、導電性の一
対の板ばね23a、23bの外周部が係合している。
板ばね23a、23bの内周部は板ばね台座25a、2
5bを介し、給電端子27a、27bと共にねじ29で
ヨーク9に固定されている。板ばね台座25a、25b
およびねじ29は、給電端子27a、27bを、良電体
である炭素鋼材等で作製されたヨーク9から絶縁するた
め、非導電性の材料で作られている。
板ばね23bの外周部の一部(図中、左端)には、磁気
ヘッド31. a〜31cが固着されており、回転ドラ
ム3に設けられた窓33から既定量たけ突出するように
位In整されている。
第2図に、コイル21、コイル支持部材19、板ばね2
3a、23b、給電端子27a、27b、およびねじ2
9の分解斜視図を示す。
コイル支持部材19は、略円筒形状を有しており、その
上下両端部にはそれぞれ3個の突起部19a、19b、
19cおよび1.9d、1.9e、19fか形成されて
いる。コイル支持部材19の材料としては、全芳香族系
ポリエステルの液晶ポリマーや、各種のFRPが好適で
ある。
また、コイル支持部材19の外周面の中央部には、コイ
ル21が固設されている。このコイル2〕は、コイル支
持部材19の円周方向に巻かれており、コイル支持部材
19に直接巻かれるか、あるいは予め作られた空芯コイ
ルをコイル支持部材19に嵌め合わして接着される。コ
イル21の線材としては、アルミニュームの極細線(例
えば直径100μm以下)が用いられている。
コイル支持部材19の6個の突起部19a〜19fは、
略六角形の形状を有した板ばね23a。
23bの外周部に開けられたスリット35a〜35fに
挿入される。そして、突起部1.9 a〜19fの各肩
部37が、板ばね23a、23bに突き当たるまで差し
込まれ係合されることにより、コイル支持部材19は板
ばね23a、23bに保持される。なお、板ばね23a
、23bには、ベリリウム・カッパー等の導電・非磁性
材料が用いられている。
板ばね23bの外周部の一部には、磁気ヘッド31a〜
31− cを支持するヘッド支持部38か突設されてい
る。
コイル21のリード線39a、39bは、コイル支持部
材19の表面に接着され、さらに板ばね23a、2’3
bの外周部に導電性接着剤、スポット溶接あるいは半田
付は等によって電気的に接続される。
板ばね23a、23bの内周部には、給電端子27g、
27bがねじ29によって固定される。
また、第3図に示すように、板ばね23a、(23b)
に給電端子27 a、  (27b)を直接設け、図示
しない給電線を接続するようにしても良い。
あるいは、図示はしないが給電線を板ばね23a23b
の内周部に直接半田付けすることも可能である。
第4図に、磁気ヘッド31a〜31cが固着された板ば
ね23bの平面図を示す。
板ばね23bの内周部と外周部との間には、二重の不連
続なスリット41.43が形成されている。これにより
、スリット41.43の間が弾性部分45として作用す
る。内周部がヨーク9に固定されることによって、外周
部か変位可能となる。
板ばね23bの外周部と弾性部分45の交差付近には、
コイル支持部材19の突起部19d〜]9fが挿入され
るスリット35d〜35fが設けられている。また、図
示しないが、板ばね23aも同様に二重の不連続なスリ
ット41..43および、突起部19a〜19cが挿入
されるスリット35a〜35cが形成されている。
板ばね23bの外周部の一部(図中、左端)には、薄板
状のヘッド支持部38が突設されている。
このヘッド支持部38上には、磁気ヘッド31. a〜
31−cが所定の間隔と高さの差を保って固着されてい
る。
ここで、板ばね23a、23bの厚みを全体にわたり均
一(例えばO41市程度ンにすると、変位時に外周部か
板ばね23a、23bの平面に対して垂直方向へ傾き、
磁気ヘッド31. a〜31cと磁気テープ7との接触
が安定に保たれなくなる場合がある。これを防くため、
外周部の板厚を他の部分より厚くしている(例えば0.
2m+x程度)。
第5図に、磁気ヘッド31a〜31cを省略した板ばね
23bの変位時の状態を示す。点線が変位前、実線が変
位後である。なお、板ばね23aの変位時の状態につい
ても同様である。
このように構成されたアクチュエータ1において、給電
端子27a、27bに電流を供給すると、板ばね23a
、23bの固定内周部、弾性部分、変位外周部を介して
コイル21に駆動電流が流れる。これにより、磁気回路
の空隙15を通る磁束17により、第1図の矢印47て
示す方向の力がコイル21に作用する。この力によって
コイル支持部材19を介して板ばね23a、23bの弾
性部分45が変形する。これに伴い磁気ヘッド31a〜
31cは、回転ドラム3の回転平面に対して垂直方向(
第1図中、矢印47方向)に変位する。
この結果、磁気ヘッド31. a〜31cは、磁気テー
プ7上の再生に必要なトラック全てに追従して走査され
る。
従って、第1実施例に係わる磁気ヘッド変位駆動装置で
は、コイルへの給電は、コイルを保持している板ばね、
あるいは板ばねとコイル支持部材を介して行い、単一の
部品に複数の機能を持たせた構成としたので、部品点数
の削減や組立の簡易化が可能である。また、板ばねの変
位を妨げる構成となっていないため、磁気ヘッド変位駆
動装置の応答性を向上させることができる。
なお、磁気ヘッド31a〜31Cと外部回路装置(図示
せず)との入出力、および外部アクチュエータ駆動回路
装置から給電端子27a、27bへの駆動電流の供給方
法については、既存の方式であるロータリートランスや
スリップリングが用いられている。
今回の第1実施例では、コイル21のリート線39a、
39bを板ばね23a、23bに接続したか、これに限
ることは無い。すなわち、導電性のコイル支持部材を上
下2個に分割、絶縁し、コイル21のリード線39a、
39bを上下のコイル支持部材に各々接続する二とによ
り、コイル21に給電することも可能である。
また、磁気ヘッド31の個数および板ばね23a  2
3bの形状も、第1実施例に限定されるものではない。
さらに、第1実施例では、コイル支持部材]9の突起部
19a〜19fを、板ばね23a、23bのスリット3
5a 〜35fに挿入する取り付は方法を示したが、こ
れに限らず、他の方法によってコイル支持部材19の両
端と板ばね23a、、23bを取り付けても、もちろん
可能である。
次に、第6図乃至第10図を参照して本発明に係わる第
2実施例を説明する。以下、第2実施例で用いられる部
材において第1実施例と同様の部材には同一の参照符号
を用いる。
第6図は第2実施例に係わる磁気ヘッド変位駆動装置(
以下、アクチュエータ80と呼称する)を、第1図に示
したアクチュエータ]と同様に、回転ドラム3に絹み込
んだ状態を示す断面図である。
第6図に示すように、アクチュエータ80は、アクチュ
エータ]と同様に、回転軸81を軸にして回転する回転
ドラム3の外周部にねじ82によって固定される。回転
軸81は軸受け83によって支持されると共に、回転ド
ラム3を回転させるだめのドラムモータ(図示省略)に
連結される。
アクチュエータ80は、第1実施例のアクチュエータ1
のヨーク9、板ばね23a、23b、コイル支持部材1
9、コイル21を、それぞれヨーク84、板ばね85a
、85b、コイル支持部材86、コイル87に置き換え
たものである。
ヨーク84は回転ドラム3の回転平面に゛1乙行な両面
に板ばね85a、85bの内周部をそれぞれ載置する凸
部88を有し、板ばね85a、85bはねじ29によっ
て上記凸部88に固定されている。
板ばね85a、85bは、第7図に示すように、板ばね
23a、23bに比較して、外周部に所定長さの折曲部
89を設けたものである。なお、板ばね85a、85b
の板厚は一様である。板ばね85a  85bをこのよ
うな形状にすることによって板ばね23a、23bの形
状と同様の効果を得ることかできる。すなわち第5図に
示した板ばね23a、23bの変形状態と同様の変形を
板ばね85a、85bが第8図に示すように受けても、
磁気ヘッド31a、  31.b、31cと磁気テープ
7は安定な接触を保つことができる。
第9図は、コイル支持部材86をシート状又はフィルム
状の材料より形成する場合の展開図である。コイル支持
部材86は第1実施例のコイル支持部材1つと同一の外
観形状を有するが、用いる材車−1は機械的W方性を有
する素+4、例えば芳香族系ポリエステルの液晶ポリマ
なとのエンジニアリングブラスチノクから構成される。
第2実施例ではコイル支持部材86はその円筒軸方向9
0へ射出成形又は押出成形にて形成され、これによりコ
イル支持部材86が最大の機械的強度を示す配向方向は
上記円筒軸方向90と一致している。
コイル87は、その線材の一例として直径35μmの銅
の極細線から成る。
第10図に、上記板ばね85a、85b、コイル支持部
材86、コイル87から構成される組立体の分解斜視図
を第2図と同様に示す。第9図に示した矢印90の方向
は回転ドラム3の回転軸の方向に一致する。
上述した構成を有する第2実施例の組立体では、回転ド
ラム3が回転するとコイル支持部材86及びコイル87
は回転ドラム3の半径方向91の遠心力を受ける。しか
しながら、コイル支持部材86が最大の機械的強度を示
す配向方向90は回転ドラム3の回転軸の方向に一致す
るので、上記遠心力が作用する方向91はコイル支持部
材86の配向方向90に対し直交することになる。
従って、回転ドラム3の遠心力に起因するコイル支持部
材86の歪みは最小限に抑制される。
第1O図に示す組立体では、第2図に示した組立体に対
し、コイル87への給電線は板ばね85a  85bを
介することなく駆動電源へ接続される。
次に、第11図に本発明の第3実施例に係わる磁気ヘッ
ド変位駆動装置92(以下アクチュエータ92と呼称す
る)の縦断面図を示す。
第11図に示すように、アクチュエータ92は、単一の
永久磁石11gのみを使用したもので、第2実施例に示
したアクチュエータ80のヨーク84の下方を解放にし
たヨーク93に置き換え、かつポールピース13の下部
に板ばね85bを保持する非磁性体から成る板ばね固定
部材95を設けて構成される。
以上の構成において、アクチュエータ92は永久磁石1
1aのみによって発生される磁束によっても第2実施例
と同様に磁束ヘッドを変位させることができる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、適宜
の設計的変更により、適宜の態様で実施し得るものであ
る。
[発明の効果〕 以上説明したように本発明によれば、回転ドラム内に固
定された磁性体よりなるヨークと、該ヨーク内に該ヨー
クに対し空隙部を介して配置される磁性体よりなるポー
ルピースと、該ポールピース及び前記ヨークに固着され
る1g以上の永久磁石と、前記ヨークと前記ポールピー
ス間に磁束を発生する磁気回路と、前記空隙部内に配置
され両端部が前記ヨークの両面から前記ヨーク外部へ突
出されるコイル支持部材と、該コイル支持部材において
前記ポールピースの円周に面して固設されるコイルと、
前記コイル支持部材の両端部にそれぞれ取り付けられる
外周部を有する一対の板ばねとを有し、前記一対の板ば
ねは、前記コイルを流れる電流と前記磁気回路が発生す
る磁束により生ずる力を受けて前記磁気テープ上のトラ
ックの幅方向へ変位する前記コイル及び前記コイル支持
部材と共に変位する前記外周部に対して内周部を前記ヨ
ークに固定され、前記磁気ヘッドは前記一対の板ばねの
一方の外周部に載置されたので、組み立てが容易であり
、さらに応答性と給電の信頼性を向上させることができ
る。
また、一対の板ばねは導電性であり、該一対の板ばねの
内周部に給電端子が接続され、かつコイルのリード線が
前記一対の板ばねの外周部と電気的に接続され、前記コ
イルは前記一対の板ばねを介して駆動電源に電気的に接
続され、又は一対の板ばね及びコイル支持部材は導電性
であり、給電端子が一対の板ばねの内周部に接続され、
コイルのリード線がコイル支持部材と電気的に接続され
たので、コイルへの駆動電流の供給が確実である。
さらに、上記コイル支持部材は、機械的異方性を有する
エンジニアリングプラスチック材料を加工成形して形成
され、前記材料において最大の機械的強度を示す配向方
向を回転ドラムの回転軸方向に合わせたので、回転ドラ
ムの回転に伴って発生する遠心力に対して磁気ヘッドの
厳密な制御が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係わる磁気ヘッド変位駆
動装置の縦断面図、 第2図は第1図に示された装置のコイル、コイル支持部
材、板ばね、および給電端子の分解斜視図、 第3図は板ばねの他の実施例を示す斜視図、第4図は第
2図に示された板ばねに磁気ヘッドを載置した状態の平
面図、 第5図は第4図に示された板ばねの変位時の変形状態を
示す斜視図、 第6図は本発明の第2実施例に係わる磁気ヘッド変位駆
動装置の縦断面図、 第7図は第6図に示された磁気ヘッドを載置した板ばね
の平面図、 第8図は第7図に示された板ばねの変位時の変形状態を
示す斜視図、 第9図は第6図に示されたコイル支持部材の最大の機械
的強度を示す配向方向を説明するための展開図、 第10図は第6図に示された装置のコイル、コイル支持
部材、及び板ばねの分解斜視図、第11図は本発明の第
3実施例に係わる磁気ヘッド変位駆動装置の縦断面図、 第12図はドラムの概略図、 第13図はトラックが記録された磁気テープの模式図、 第14図は従来の磁気ヘッド変位駆動装置の縦断面図で
ある。 1・・・磁気ヘッド変位駆動装置(アクチュエータ)9
・・・ヨーク     lla、b・・・永久磁石13
・・・ポールピース 19・・・コイル支持部材21・
・・コイル    23a、b・・・板ばね25a、b
・・・板ばね台座 27a、b・・・給電端子38・・
・ヘッド支持部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)回転ドラム内に搭載された磁気ヘッドを回転ドラ
    ム組立体に巻き付けられた磁気テープ上のトラックの幅
    方向へ変位駆動させる磁気ヘッド変位駆動装置において
    、 前記回転ドラム内に固定された磁性体よりなるヨークと
    、 該ヨーク内に該ヨークに対し空隙部を介して配置される
    磁性体よりなるポールピースと、 該ポールピース及び前記ヨークに固着される1個以上の
    永久磁石と、 前記ヨークと前記ポールピース間に磁束を発生する磁気
    回路と、 前記空隙部内に配置され両端部が前記ヨークの両面から
    前記ヨーク外部へ突出されるコイル支持部材と、 該コイル支持部材において前記ポールピースの円周に面
    して固設されるコイルと、 前記コイル支持部材の両端部にそれぞれ取り付けられる
    外周部を有する一対の板ばねとを有し、前記一対の板ば
    ねは、前記コイルを流れる電流と前記磁気回路が発生す
    る磁束により生ずる力を受けて前記磁気テープ上のトラ
    ックの幅方向へ変位する前記コイル及び前記コイル支持
    部材と共に変位する前記外周部に対して内周部を前記ヨ
    ークに固定され、 前記磁気ヘッドは前記一対の板ばねの一方の外周部に載
    置されたことを特徴とする磁気ヘッド変位駆動装置。
  2. (2)一対の板ばねは導電性であり、該一対の板ばねの
    内周部に給電端子が接続され、かつコイルのリード線が
    前記一対の板ばねの外周部と電気的に接続され、前記コ
    イルは前記一対の板ばねを介して駆動電源に電気的に接
    続されたことを特徴とする請求項(1)記載の磁気ヘッ
    ド変位駆動装置。
  3. (3)一対の板ばね及びコイル支持部材は導電性であり
    、給電端子が一対の板ばねの内周部に接続され、コイル
    のリード線がコイル支持部材と電気的に接続されたこと
    を特徴とする請求項(1)記載の磁気ヘッド変位駆動装
    置。
  4. (4)コイル支持部材は、機械的異方性を有するエンジ
    ニアリングプラスチック材料を加工成形して形成され、
    前記材料において最大の機械的強度を示す配向方向を回
    転ドラムの回転軸方向に合わせたことを特徴とする請求
    項(1)記載の磁気ヘッド変位駆動装置。
JP32258390A 1990-03-23 1990-11-28 磁気ヘッド変位駆動装置 Pending JPH03278310A (ja)

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JP32258390A JPH03278310A (ja) 1990-03-23 1990-11-28 磁気ヘッド変位駆動装置

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JP2-71801 1990-03-23
JP7180190 1990-03-23
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05205232A (ja) * 1992-01-28 1993-08-13 Canon Inc 磁気ヘツドアクチユエータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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