JPH0211340A - 通電記録ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は通電記録ヘッドに係り、特にその通電記録ヘッ
ドの発熱抵抗リボン等との接触部における電極構造に関
するものである。

（従来の技術） 周知の様に通電転写記録は、記録体（記録紙）と通電転
写フィルムとを重ねて配置し、その通電転写フィルムに
通電してインクを記録体上に溶融転写するようにしたも
のである。

この通電転写記録に用いる従来の通電記録ヘッドは、第
５図および第６図に示す如く、高抵抗基体例えばセラミ
ック基板（ト）と、このセラミック基板（υ上に形成さ
れた接続電極例えば電流供給用個別リード■と、ざらに
この電流供給用個別リード■の端部に形成された電流供
給用個別電極（３）とから構成されてなる。この電流供
給用個別リード■は、耐摩耗性導電材料例えば遷移金属
の炭化物、窒化物、ホウ化物およびケイ化物より成る。

電流供給用個別リード■のその構成は、−次元的に所望
の密度で形成され、またその保護のためにポリイミドフ
ィルムωからなる保護層が形成されている。また、その
ポリイミドフィルム■は、電流供給用個別電極■上には
形成されていない。

次に、この通電記録ヘッドの動作原理を示す。

この通電記録ヘッドの電流供給用個別電極■が通電転写
フィルム０Ｄに接触することにより、記録紙０のに印字
等がなされる。この際、電流供給用個別電極（３）は、
通電転写フィルム００の走行により、摩耗が生じ長時間
後には精細な行なえなくなる。これを防止するため、電
流供給用個別電極■自体を耐摩耗性材料を用いて作成し
た。しかし、根本的には解決できず、通電記録ヘッド自
体の寿命が短命化する問題がある。また、通電転写フィ
ルム００の摩耗かすか、電流供給用個別電極■に付着し
、電極０間が短絡してしまう問題もある。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、
高寿命な通電記録ヘッドを提供することを目的とする。

（発明の構成〕 （課題を解決するための手段） 上記の課題を解決するために、本発明の通電記録ヘッド
では、電流供給用個別電極上には、一方向しか電流が流
れない一軸性導電板が電気的に接続する様に配置された
ことを基本構成とする。

（作　用） 本発明の通電記録ヘッドは、上述の構成をとることによ
り、−軸性導電板を取り換えることが可能となる。この
ため、摩耗により寿命が切れた一軸性導電板を取り換え
ることにより、通電記録ヘッド自体は半永久的に使用が
可能となる。

（実施例） 次に、本発明の通電記録ヘッドの実施例について、図面
を用いて説明する。

第１図および第２図において、通電記録ヘッドは、高抵
抗基板例えばセラミックス基板０）と、このセラミック
ス基板（υの主面上に配置された接続電極例えば電流供
給用個別リード■と、このセラミックス基板■の主面上
に配置され、かつこの電流供給用個別リード■の端部に
配置された電流供給用個別電極■と、この電流供給用個
別電極■上（こ電気的に接続する様に配置した一軸性導
電板とから構成されてる。

このセラミックス基板（υには、アルミナセラミックス
等の耐熱・耐摩耗性セラミックスを用いる。

また、電流供給用個別リード（２）は、このセラミック
ス基板■上に薄膜技術を用いてＯｒ膜を形成した後、Ｐ
　Ｅ　Ｐ　（Ｐｏｔｏ　Ｅｎｇｒａｒｉｎｇ　Ｐｒｏｃ
ｅｓｓ）により所定の形状に形成してなる。この電流供
給用個別リード■は、外部駆動回路（図示せず）と電気
的に接続している。また、電流供給用個別リード■のリ
ード端部には電流供給用個別電極（３）が形成され、さ
らにこの電極■の上部には、−軸性導電板４）との接触
抵抗を低減させるために、Ａｕめっきがなされている。

この電流供給用個別電極■上には、電気的に接続がなさ
れる様に一軸性導電板（イ）が配置されている。したが
って、外部駆動回路（図示せず）からの電流は、電流供
給用個別り一ド■→電流供給用個別電極■→−軸性導電
板（イ）へと流れることになる。なお、００は通電転写
フィルム、（支）は記録紙である。

次に、第３図を参照して一軸性導電板（イ）について説
明する。

第３図において、−軸性導電板（イ）は、通電転写フィ
ルムと電流供給用個別電極■との接触面に型構成してい
る。この−軸性導電板に）は、接触面に平行な方向には
電流が流れないが、接触面に垂直な方向には電流が流れ
る性質を有する。この−軸性導電板（イ）の実施例とし
て、カーボンファイバーを用いた理由は、直径を極めて
小さく出来るため、高密度の電流供給用個別電極（３）
と通電転写フィルム００とを接続する上で最適であるか
らである。さて、この−軸性導電板（イ）の固定方法は
、この−軸性導電板０）を電流供給用個別電極■のＡＵ
めっき上にその導通方向がＡｕめっき表面と垂直になる
様に、かつ各電流供給用個別電極との接触が十分像てる
様に、セラミック基板■にあけられた孔０、■にねじに
よって固定する方法である。

次に第４図を参照して本発明の通電記録ヘッドを用いた
通電転写記録について述べる。

第４図において、通電転写フィルム００は、抵抗層（１
１１）　、導電層（１１２）　、熱溶融インク層（１１
３）の３層により構成されている。また、通電記録ヘッ
ド（２１）は、−次元的に配列された複数の電流供給用
個別電極■と、−軸性導電板（４）とから構成されてい
る。この通電記録ヘッド（２１）の−軸性導電板（イ）
が通電転写フィルム００に接触すると、電流は一軸性導
電板（４）から抵抗層（１１１）　、導電層（１１２）
を経て、別途設けられた大面積の帰路電極（８）に戻る
。この際、−軸性導電板（イ）からの電流が、抵抗層（
１１１）を通過することにより、ジュール熱が発生し、
その熱が導電層（１１２）を通して熱溶融インク層（１
１３）に伝わる。これにより、熱溶融インク層（１１３
）のインクを部分的に溶融して、記録紙θのに転写して
、印字および印画をなす。

上述の如く、通電転写フィルムＯＤと接触する通電記録
ヘッド（２１）の部分は、−軸性導電板（イ）であるた
め、長時間の記録により摩耗する部分は一軸性導電板０
）である。したがって、通電転写フィルム０Ｄの走行に
より、−軸性導電板（イ）が摩耗し、使用出来なくなっ
た場合でも、−軸性導電板（４）を取り換えることによ
り、通電記録ヘッド（２１）自体は、何度でも使用出来
、通電記録ヘッド（２１）自体は、半永久的に使用する
ことが可能となる。

また、印字等の際に、通電記録フィルムＯＤの抵抗層（
１１１）のかすが−軸性導電板（イ）に付着した場合で
も、−軸性導電板の摩耗の進行により、端子間の短絡が
生じることがなくなる効果もある。

〔発明の効果〕

本発明の通電記録ヘッドは、電流供給用個別電極上部に
一軸性導電板を配置することにより、通電転写フィルム
等の走行によって摩耗されるのは、−軸性導電板である
。したがって、−軸性導電板が使用限度に達した場合で
も、容易に取り換えることが出来るため、通電記録ヘッ
ド自体を半永久的に使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す模式図、第２図は第１図
のＡ−Ａ′線断面簡略図、第３図は第１図の要部拡大簡
略図、第４図は本発明の通電記録ヘッドの動作を示す模
式図、第５図は従来例を示す模式平面図、第６図は第５
図のＢ−Ｂ−線断面簡略図である。 ■・・・セラミックス基板（高抵抗基板）■・・・電流
供給用個別リード（接続電極）（３）・・・電流供給用
個別電極 ４）・・・−軸性導電板 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　　　竹　花　喜久男 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 高抵抗基体と、 この高抵抗基体の主面上に配置された電流供給用個別電
   極と、 前記高抵抗基体の主面上に配置され、かつこの電流供給
   用個別電極と外部駆動回路とを電気的に接続する接続電
   極とを少なくとも備えた通電記録ヘッドにおいて、 前記電流供給用個別電極上には、一方向しか電流が流れ
   ない一軸性導電板が電気的に接続する様に配置されたこ
   とを特徴とする通電記録ヘッド。