JPH0211329B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0211329B2
JPH0211329B2 JP2657585A JP2657585A JPH0211329B2 JP H0211329 B2 JPH0211329 B2 JP H0211329B2 JP 2657585 A JP2657585 A JP 2657585A JP 2657585 A JP2657585 A JP 2657585A JP H0211329 B2 JPH0211329 B2 JP H0211329B2
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JP
Japan
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plate
straightened
heat treatment
plate body
treatment furnace
Prior art date
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Application number
JP2657585A
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English (en)
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JPS61186122A (ja
Inventor
Yozaburo Tadano
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Shinagawa Furnace Co Ltd
Original Assignee
Shinagawa Furnace Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shinagawa Furnace Co Ltd filed Critical Shinagawa Furnace Co Ltd
Priority to JP2657585A priority Critical patent/JPS61186122A/ja
Publication of JPS61186122A publication Critical patent/JPS61186122A/ja
Publication of JPH0211329B2 publication Critical patent/JPH0211329B2/ja
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  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コンピユータの記憶用アルミニウ
ムデイスク基板あるいはその他の金属板等の板体
における曲がり変形を矯正する場合に使用する板
体変形矯正装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来、コンピユータの記憶用アルミニウムデイ
スク基板等の板体における変形を矯正する場合
は、第16図に示すように、被矯正板体支承用鋼
製ベース10の中央部に固定された垂直な支持杆
11に、中央に貫通孔を有すると共に上下両面が
水平な平滑面になつている金属製スペーサ12
と、中央に貫通孔を有する複数枚の被矯正板体1
3とを交互に嵌挿して積層し、かつ最上位のスペ
ーサ12に複数の鋼製重錘14を載置して、荷重
付与被処理ユニツト15を構成し、第17図に示
すように多数の荷重付与被処理ユニツト15を鋼
製トレー16に載置した状態で加熱炉17内の下
部の加熱室18に設けられた支持台19に載置
し、加熱炉17内の上部に熱風流通用ラジアント
チユーブ20を収容した熱交換室21を設け、そ
の熱交換室21内の熱風をフアンにより加熱室1
8に循環供給し、加熱室18内の被矯正板体13
を加熱してこれに重錘による荷重を加えることに
より、板体の変形を矯正している。
しかるに、前記従来の矯正装置の場合は、被矯
正板体13の他に熱容量の大きい多数の鋼製重錘
14および鋼製トレー16をも加熱することにな
るので、熱消費量が多くなり不経済であるという
問題がある。
この対策として、第18図に示すように、支持
杆11の上部に被矯正板体押え部材6を嵌設する
と共にナツト22を螺合し、そのナツト22より
被矯正板体押え部材6を締付けて、荷重付与被処
理ユニツト15を構成することが考えられるが、
この場合は荷重付与被処理ユニツト15を加熱炉
内に入れて加熱すると、支持杆11が熱膨張によ
り伸長して、被矯正板体13に作用する荷重が低
下して行き、かつ若干曲がつている被矯正板体1
3が水平面を有する金属製スペーサ12の間で荷
重(圧縮力)を受けた状態で加熱されて曲がりが
矯正されていくと、被矯正板体13に作用する荷
重が低下して行き、そのため金属製スペーサ12
間の被矯正板体13に所要の荷重を加えた状態で
加熱することができないという問題がある。
また第19図に示すように、支持杆11の上端
部に、座金23を嵌合すると共にナツト22を螺
合し、かつ被矯正板体押え部材6と座金23との
間につる巻きばね24を介在させ、前記ナツト2
2により座金23およびつる巻きばね24を介し
て被矯正板体押え部材6を締付けて、金属性スペ
ーサ12の間の被矯正板体13に荷重を加えて荷
重付与被処理ユニツト15を構成することも考え
られる。しかし、この場合は、加熱室内でつる巻
きばね24が加熱されると、軟化してばね定数が
低下し、そのため金属性スペーサ12の間の被矯
正板体13に所要の荷重を加えることができない
という問題がある。
〔発明の目的、構成〕
この発明は前述の問題を有利に解決できる板体
変形矯正装置を提供することを目的とするもので
あつて、この発明の要旨とするところは、前後方
向に延長する熱処理炉1における上下方向の一方
の炉版に前後方向に延長するスリツト2が設けら
れ、炉外においてそのスリツト2に沿つて移動す
る移動部材3と熱処理炉1内に配置された被矯正
板体支承部材4とは、前記スリツト2に挿通され
た連結部材5を介して連結され、前記被矯正板体
支承部材4と熱処理炉1内においてその被矯正板
体支承部材4に対向する被矯正板体押え部材6と
移動部材3とにわたつて上下方向に延長する緊締
杆7が挿通され、その緊締杆7の一端部は被矯正
板体押え部材6に係合され、緊締杆7の他端部に
は炉外において荷重付与部材8が係合されている
ことを特徴とする板体変形矯正装置にある。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によつて詳細に説明す
る。
第1図ないし第8図はこの発明の一実施例を示
すものであつて、ステンレス製内殻体25と鋼製
外殻体26とそれらの間に充填された耐火物27
とからなる4角形断面の加熱炉からなる熱処理炉
1が前後方向に延長するように配置されて、多数
の門形支持フレーム28に固定され、かつ熱処理
炉1の下部炉版29の中央部には、前後方向の全
長にわたつて延長するスリツト2が設けられ、前
記熱処理炉1の下部において前後方向に延長する
2本の走行用レール30は床31上に固定され、
その走行用レール30には相互に近接して配置さ
れた多数の車体32の車輪33が載置され、さら
に車体32の上部には、上面が平担な4角形の盤
体からなる移動部材3が固定され、その車体32
と移動部材3とによりカート9が構成されてい
る。
移動部材3は下向きに開口するステンレス製扁
平箱体34と鋼製下部蓋35とそれらの間に充填
された耐火物36とにより構成され、また移動部
材3の前端部および後端部に上部切欠部および下
部切欠部が設けられ、隣り合う移動部材3の端部
は相互に重なり合つている。
車体走行路の側部に車体駆動用エンドレスチエ
ーン37が前後方向に延長するように配置され、
そのエンドレスチエーン37の前端部および後端
部は駆動装置38により回転される駆動スプロケ
ツト39および従動スプロケツト40に巻掛けら
れ、かつ前記エンドレスチエーン37には押圧部
材41が等間隔で連結され、さらに各車体32に
は押圧部材41に係合する係合部材42が固定さ
れ、前記エンドレスチエーン37により押圧部材
41および係合部材42を介して各車体32が等
速度で走行移動される。
各移動部材3の上方に、下部炉版29よりも若
干高レベルにおいて水平な鋼板製被矯正板体支承
部材4が配置され、その被矯正板体支承部材4と
移動部材3とは鋼製連結部材5を介して連結さ
れ、かつスリツト2の中心線上において各移動部
材3に複数の垂直な鋼製ガイドパイプ43が挿通
固定され、さらにそのガイドパイプ43と被矯正
板体支承部材4とにわたつて垂直な鋼製緊締杆7
が挿通され、中央に貫通孔を有すると共に上下両
面が水平な平滑面になつている金属製スペーサ1
2と、中央に貫通孔を有するアルミニウムデイス
ク基板等の複数枚(例えば5〜6枚)の被矯正板
体13とは、被矯正板体支承部材4の上部におい
て緊締杆7に交互に嵌挿され、緊締杆7の上端部
には、最上位のスペーサ12に載置される鋼製被
矯正板体押え部材6が嵌挿されると共に、緊締杆
7の上端部を被矯正板体押え部材6に係止するた
めの係止用ナツト44が螺合されている。
緊締杆7の下部に移動部材3の下方において複
数の鋼製重錘からなる荷重付与部材8が嵌設さ
れ、かつ緊締杆7の下端部には荷重付与部材8を
支持する支持用ナツト48が螺合され、支持台4
5と昇降フレーム46とそれらを連結するX状リ
ンク47とリンク伸縮用エアーシリンダとからな
る公知のリンク式昇降支持装置49における前記
支持台45は、車体32における下部フレームの
上部に固定され、さらに前記下部炉版29の下部
には、スリツト2の左右両側においてそれぞれ前
後方向に延長する山形鋼からなる2本の支持杆5
0,51が固定され、内側の支持杆50にはアス
ベストクロスからなる帯状シール材52の上部が
ボルト53および帯状押え金具により固定され、
また外側の支持杆51には耐熱ゴムからなる帯状
シール材54の上部がボルト55および帯状押え
金具により固定され、各帯状シール材52,54
の下部は移動部材3の上面に接触している。
前記熱処理炉1の入口56の左右両側にコ字状
断面の垂直なドアーガイド部材57の下部が対向
して配置され、そのドアーガイド部材57の中間
部に固定された支持部材58は門形支持フレーム
28の上部に載置され、かつ各ドアーガイド部材
57に固定された複数のアーム59と熱処理炉1
にはエアーシリンダ60を介して連結され、熱処
理炉1の入口56を開閉する昇降式入口ドアー6
1の左右両側に取付けられたガイド車輪62はド
アーガイド部材57に嵌入されている。
前記各ドアーガイド部材57の上端部にわたつ
て架設固定されている上部支持台63にドアー昇
降用電動ウインチ64が固定され、その電動ウイ
ンチ64から繰り出されているワイヤロープ65
の端部は入口ドアー61の上端部に連結され、か
つ入口ドアー61の内面の左右両側および上部に
はシール用アスベスト製パツキング66が固定さ
れ、さらに入口ドアー61の下端面にもシール用
アスベスト製パツキング67が固定され、また熱
処理炉1における入口56の左右両側および上部
の外面には前記パツキング66に圧接される鋼製
丸棒68が固定されている。
前後方向に延長する4角形断面の冷却室69に
おける入口は熱処理炉1の出口に接続され、その
冷却室69は門形支持フレーム28により支持さ
れ、かつ熱処理炉1の出口と冷却室69の入口と
の間には、昇降式仕切ダンパー70が設けられる
と共に、その仕切ダンパー70の左右両側部分を
嵌入したコ字状断面のダンパーガイド部材71の
下部が固定され、各ダンパーガイド部材71の上
端部にわたつて架設固定された上部支持台72に
ダンパー昇降用電動ウインチ73が固定され、そ
の電動ウインチ73から繰出されているワイヤロ
ープ74の端部は仕切ダンパー70の上端部に連
結されている。
前記冷却室69の出口75の左右両側にコ字状
断面の垂直なドアーガイド部材76が対向して配
置され、そのドアーガイド部材76の中間部に固
定された支持部材77は門形支持フレーム28の
上部に載置され、かつドアーガイド部材76に固
定された複数のアーム59と冷却室69とはエア
ーシリンダ60を介して連結され、冷却室69の
出口75を開閉する昇降式出口ドアー78の左右
両側に取付けられたガイド車輪62はドアーガイ
ド部材76に嵌入されている。
前記各ドアーガイド部材76の上端部にわたつ
て架設固定されている上部支持台79にドアー昇
降用電動ウインチ80が固定され、その電動ウイ
ンチ80から繰り出されているワイヤロープ81
の端部は出口ドアー78の上端部に連結され、か
つ出口ドアー78の内面の左右両側および上部に
はシール用ゴムまたはアスベスト製パツキング6
6が固定され、さらに出口ドアー78の下端面に
もシール用ゴムまたはアスベスト製パツキング6
7が固定され、また冷却室69における出口75
の左右両側および上部の外面には前記パツキング
66に圧接される鋼製丸棒68が固定されてい
る。
熱処理炉1の後部の床に左右方向に延長するト
ラバース用後部ピツト82が設けられ、冷却室6
9の前部の床の左右方向に延長するトラバース用
前部ピツト83が設けられ、前後方向に延長する
一対の支承レール84を備えている後部トラバー
サ85の車輪は後部ピツト82の底部に固定され
た後部トラバース用レール86に載置され、さら
に前後方向に延長する一対の支承レール87を備
えている前部トラバーサ88の車輪は前部ビツト
83の底部に固定された前部トラバース用レール
89に載置されている。
前記走行用レール30は熱処理炉1および冷却
室69の下部を通つてトラバース用後部ピツト8
2の一端部からトラバース用前部ピツト83の一
端部まで延長し、かつ熱処理炉1および冷却室6
9の側方において積込場所90および積降し場所
91を通つてトラバース用後部ピツト82の他端
部からトラバース用前部ピツト83の他端部まで
前後方向に延長する側方走行レール92は床に固
定され、各レール30,84,87,92は同一
レベルに配置され、床上には積込場所90に対向
する搬入用コンベヤ93および積降し場所91に
対向する搬出用コンベヤ94が設置されている。
前記熱処理炉1内の左右両側に仕切板95が設
けられて、中央に位置する加熱室96とその左右
両側に位置する熱交換室97とが区画形成され、
その仕切板95の高さ方向の中間部には複数の送
気用開口部98が前後方向に間隔をおいて設けら
れ、かつその送気用開口部98には駆動装置99
により回転される軸流フアン100が取付けら
れ、かつ熱交換室97内には熱風流通用ラジアン
トチユーブ20が設けられ、さらに仕切板95の
上部および下部には多数の吸気用開口部101が
前後方向に間隔をおいて設けられている。
なお冷却室69の底版102にも熱処理炉1の
場合と同様にスリツトおよびシール材が取付けら
れている。
次に前記実施例の装置を使用してアルミニウム
デイスク基板等の板体の曲がり変形を矯正する場
合の操作について説明する。
まず積込場所90に置かれているカート9にお
ける昇降支持装置49を上昇させて、その昇降支
持装置49における昇降フレーム46により荷重
付与部材8を支持した状態で、スペーサ12と複
数枚の被矯正板体13とを緊締杆7に対し交互に
上方から嵌挿して被矯正板体支承部材4に載置
し、かつ緊締杆7に嵌挿した被矯正板体押え部材
6を最上位のスペーサ12に載置すると共に緊締
杆7の上端に螺合した係止用ナツト44を被矯正
板体押え部材6の上面に係合し、次いで昇降支持
装置49を下降動作させて、荷重付与部材8の荷
重を、緊締杆7、被矯正板体押え部材6およびス
ペーサ12を介して各被矯正板体13に作用させ
る。
次にカート9を側方走行レール92からトラバ
ース用後部ピツト82の他端部に置かれている後
部トラバーサ85の支承レール84に移動させた
のち、後部トラバーサ85を熱処理炉1の後部ま
で走行させ、次いで入口ドアー61を開放して、
カート9上の被矯正板体支承部材4にセツトされ
ている被処理ユニツトを熱処理炉1内に侵入させ
る。
このようにして熱処理炉1内に所要数の被処理
ユニツトを収容したのち、入口ドアー61および
仕切ダンパー70を閉じた状態で、軸流フアン1
00を運転して、熱処理炉1の加熱室96内に熱
交換室97から熱風を循環供給することにより、
被矯正板体13をこれに荷重を加えた状態で加熱
し、被矯正板体13の曲がりを矯正すると共に内
部応力を除去して完全な平板にする。
次に軸流フアン100の運転を停止したのち、
仕切ダンパー70を開放してカート9を前進走行
させることにより、被処理ユニツトを冷却室69
内に移送し、ここで冷風を送つて冷却したのち、
カート9を前進走行させて前部トラバーサ88の
支承レール87上に載置し、前部トラバーサ88
をトラバース用前部ピツト83の他端部まで走行
させ、次いでカート9を積降し場所91まで後退
走行させ、積降し場所91において緊締杆7から
矯正済み板体103を取外して搬出用コンベヤ9
4に載置し、その搬出用コンベヤ94により矯正
済み板体103を搬出する。
積降し場所91において矯正済み板体103を
取外したのちのカート9は積込場所90まで移送
され、ここでカート9の被矯正板体支承部材4に
再び被処理ユニツトがセツトされ、カート9は循
環使用される。
前記実施例の場合は、昇降支持装置49により
重錘からなる荷重付与部材8に若干上昇移動させ
ることにより被矯正板体13に対する荷重を解放
することができ、かつ昇降支持装置49により前
記荷重付与部材8を若干下降して、昇降フレーム
46を荷重付与部材8の下面から離すことによ
り、被矯正板体13に荷重を付与することがで
き、しかも前記荷重付与部材8は被矯正板体13
の下方に配置されているので、最上位のスペーサ
に重錘を載置して被矯正板体に荷重を付与し、か
つスペーサの上から重錘を取除いてから矯正済み
板体を取出す従来の場合に比べて、荷重付与およ
び荷重解放のための労力および作業能率を向上さ
せることができる。
第9図は被矯正板体13に荷重を加える手段の
他の例を示すものであつて、前記実施例における
緊締杆7の下部にばね受け部材104とつる巻き
ばねからなる荷重付与部材8と座金23とが順次
嵌設されると共にナツト22が螺合され、そのナ
ツト22により荷重付与部材8に圧縮力が加えら
れている。
第10図および第11図は移動部材3の走行ガ
イド手段の他の例を示すものであつて、第10図
の場合は、熱処理炉1よりも低レベルにおいてコ
字状断面の走行用レール30が門型支持フレーム
28の脚柱に架設固定され、また第11図の場合
は、熱処理炉1よりも高レベルにおいてコ字状断
面の走行用レール30が門型支持フレーム28の
脚柱に架設固定され、かつ熱処理炉1の上部炉版
105および冷却室の頂版にスリツト2が設けら
れ、何れの場合も、車体32の側部に取付けられ
た車輪33が走行用レール30内に嵌入されると
共に、つる巻きばねからなる荷重付与部材8が第
9図の場合と同様にして設置されている。
なお第10図および第11図に示す走行ガイド
手段の場合は、バツチ式矯正処理装置に採用され
る。
第12図および第13図は下部炉版におけるス
リツト部分のシール装置の他の例を示すものであ
つて、スリツト2の左右両側において下部炉版2
9の下面に、スリツト側に向かつて高くなるよう
に傾斜すると共に前後方向に延長する支持部材1
06が取付けられ、その支持部材106に耐熱性
帯状シール材107が帯状押え金具およびボルト
55により固定され、かつ前記帯状シール材10
7の内側縁部は連結部材5の側面に当接され、さ
らに連結部材5の前後方向長さは移動部材3の上
面の前後方向長さと等しくなつており、また連結
部材5の前後方向端部にはシール材誘導用斜面が
設けられている。第12図および第13図に示す
シール装置を採用する場合は、前記仕切ダンパー
70の下部に、被矯正板体支承部材4およびその
左右両端に連設された連結部材5からなる溝形部
分とシール装置とを収容できる凹部を設ければよ
い。
第14図および第15図は被矯正板体支承部材
の上にセツトされる被矯正板体の配置の他の例を
示すものであつて、被矯正板体支承部材4の前後
両側に緊締杆7が配置され、各緊締杆7の周囲の
3個所において、スペーサ12と複数枚の被矯正
板体13とが被矯正板体支承部材4の上に交互に
積み重ねられ、緊締杆7の上部に嵌挿された被矯
正板体押え部材6は緊締杆7の周囲の3個のスペ
ーサ12にわたつて載置され、緊締杆7の上端に
螺合された係止用ナツト44が被矯正板体押え部
材6の上面に係合されている。
この発明を実施する場合、熱処理炉1としては
電熱炉を使用してもよく、また最上位のスペーサ
を省略して水平下面を有する被矯正板体押え部材
6を最上位の被矯正板体の上面に直接載置しても
よい。さらにまた、冷却室69を熱処理炉1に連
設しないで熱処理炉1から離して設置してもよ
く、あるいは熱処理炉から送り出された矯正済み
板体を冷却室に収容しないで自然冷却してもよ
い。
〔発明の効果〕
この発明によれば、熱処理炉1における上下方
向の一方の炉版にスリツト2が設けられ、そのス
リツト2に沿つて移動する移動部材3と熱処理炉
1内に配置された被矯正板体支承部材4とは、前
記スリツト2に挿通された連結部材5を介して連
結され、前記被矯正板体支承部材4と熱処理炉1
内において被矯正板体支承部材4に対向する被矯
正板体押え部材6と移動部材3とにわたつて緊締
杆7が挿通され、その緊締杆7の一端部は被矯正
板体押え部材6に係合され、緊締杆7の他端部に
は荷重付与部材8が係合されているので、熱処理
炉1内に熱容量の大きい鋼製トレイを収容するこ
となく、かつ被矯正板体13に荷重を加えるため
の荷重付与部材8を熱処理炉1の外部に配置した
状態で、被矯正板体13を加圧加熱して曲がりを
矯正することができ、そのため板体変形矯正装置
の熱消費量を著しく少なくすることができ、さら
に移動部材3を走行させることにより前記被処理
ユニツトを熱処理炉1に対し容易にかつ迅速に出
し入れすることができる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図はこの発明の一実施例を示
すものであつて、第1図は板体変形矯正装置の縦
断正面図、第2図は板体変形矯正装置の中間部を
示す縦断側面図、第3図は板体変形矯正装置にお
けるスリツトを有する炉版と移動部材とシール材
とを示す拡大縦断正面図、第4図は板体変形矯正
装置の一部を示す正面図、第5図は板体変形矯正
装置におけるドアーおよび仕切ダンパーの昇降装
置付近を示す一部切欠縦断側面図、第6図は板体
変形矯正装置における仕切ダンパー設置部付近を
示す平面図、第7図は入口ドアーおよび出口ドア
ー付近を示す横断平面図、第8図は移動部材循環
式板体変形矯正装置を示す概略平面図である。第
9図は被矯正板体に荷重を加える手段の他の例を
示す縦断正面図、第10図および第11図は移動
部材の走行ガイド手段の他の例を示す縦断正面図
である。第12図は下部炉版におけるスリツト部
分のシール装置の他の例を示す縦断正面図、第1
3図はその横断平面図、第14図は被矯正板体支
承部材の上にセツトされる被矯正板体の配置の他
の例を示す縦断正面図、第15図はその一部横断
平面図である。第16図は従来の荷重付与被処理
ユニツトの例を示す一部縦断正面図、第17図は
従来の板体変形矯正装置を示す縦断正面図、第1
8図および第19図は従来の荷重付与被処理ユニ
ツトの他の例を示す一部縦断正面図である。 図において1は熱処理炉、2はスリツト、3は
移動部材、4は被矯正板体支承部材、5は連結部
材、6は被矯正板体押え部材、7は緊締杆、8は
荷重付与部材、9はカート、20は熱風流通用ラ
ジアントチユーブ、28は門型支持フレーム、2
9は下部炉版、30は走行用レール、32は車
体、37は車体駆動用エンドレスチエーン、41
は押圧部材、42は係合部材、44は係止用ナツ
ト、46は昇降フレーム、49はリンク式昇降支
持装置、52および54は帯状シール材、61は
昇降式入口ドアー、69は冷却室、70は昇降式
仕切ダンパー、78は昇降式出口ドアー、84は
支承レール、85は後部トラバーサ、86は後部
トラバーサ用レール、87は支承レール、88は
前部トラバーサ、89は前部トラバーサ用レー
ル、90は積込場所、91は積降し場所、92は
側方走行レール、96は加熱室、97は熱交換
室、98は送気用開口部、100は軸流フアン、
101は吸気用開口部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 前後方向に延長する熱処理炉1における上下
    方向の一方の炉版に前後方向に延長するスリツト
    2が設けられ、炉外においてそのスリツト2に沿
    つて移動する移動部材3と熱処理炉1内に配置さ
    れた被矯正板体支承部材4とは、前記スリツト2
    に挿通された連結部材5を介して連結され、前記
    被矯正板体支承部材4と熱処理炉1内においてそ
    の被矯正板体支承部材4に対向する被矯正板体押
    え部材6と移動部材3とにわたつて上下方向に延
    長する緊締杆7が挿通され、その緊締杆7の一端
    部は被矯正板体押え部材6に係合され、緊締杆7
    の他端部には炉外において荷重付与部材8が係合
    されていることを特徴とする板体変形矯正装置。
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