JPH02112929A - 発泡成形体及びその製造方法 - Google Patents

発泡成形体及びその製造方法

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JPH02112929A
JPH02112929A JP63266641A JP26664188A JPH02112929A JP H02112929 A JPH02112929 A JP H02112929A JP 63266641 A JP63266641 A JP 63266641A JP 26664188 A JP26664188 A JP 26664188A JP H02112929 A JPH02112929 A JP H02112929A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は建築物、自動車、航空機、船舶、洗濯機・掃除
機などの家電製品、包装材、防音壁、各種の工業用品な
どに防音性、遮音性を付与する防音性、遮音性、発泡性
の優れた架橋発泡成形体及び該架橋発泡成形体の製造方
法に関する。
[従来の技術] 防音・遮音材として、各種のゴム状物質や熱可塑性樹脂
を主成分とする発泡体が、多岐にわたり多く使用されて
いる。
最近、防音φ遮音材の用途の展開にともなって多様化し
、その結果、従来に比べ一段と防音性、遮音性の優れた
防音・遮音材が要求されている。
[発明が解決しようとする問題点コ 従来に比べ一段と優れた防音・遮音材について、鋭意研
究を重ねた結果、発泡工程での発泡性に優れる材料が、
防音性、遮音性に優れること、特定の構造の気泡を有す
る材料が防音性、遮音性に優れること、防音・遮音材の
少なくとも一面が特定形状であると防音性、遮音性に優
れることを見出し、その結果、本発明の防音性、遮音性
に優れた架橋発泡成形体を見出し、本発明に到達した。
[問題を解決するための手段] (1)本発明は、少なくとも一種の熱可塑性エラストマ
ー(a)5〜100重量%と天然ゴム及び合成ゴムから
選ばれた少なくとも一種の成分(b)0〜95重量%と
からなる組成物を主成分とする発泡体であって、 (イ)発泡体の少なくとも一面が凹凸形状であり、 (ロ)その凸部と凹部の面積比率が5〜9515〜95
(%)、 (ハ)発泡体上の凸部の高さが発泡体の全厚みの1〜9
0%、 (ニ)発泡体の凸部を有する表面1rr1’当たりの凸
部の数が20個以上であり、 (ホ)連続気泡率が20〜95% であることを特徴とする発泡成形体を提供するものであ
る。
以下、本発明について詳細に述べる。
成分(a)の熱可塑性エラストマーとしては、1.2−
ブタジェン重合体、芳香族ビニル−共役ジエン系ブロッ
ク共重合体、例えば部分架橋エチレン−プロピレン系ゴ
ムとポリオレフィンとのブレンド物などのポリオレフィ
ン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エ
ラストマーエチレン−酢酸ビニル系熱可塑性エラストマ
ーポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマーなどが挙げら
れる。これらの中では1,2−ブタジェン重合体、芳香
族ビニル−共役ジエン系ブロック共重合体が好ましい。
成分(a)として使用する1、2−ブタジェン重合体は
、ビニル結合金有量が70%以上、好ましくは85%以
上、結晶化度が5%以上、好ましくは10〜40%であ
る。極限粘度〔η〕は0゜5J/g以上、好ましくは0
.6以上である。
成分(a)として使用する芳香族ビニル−共役ジエン系
ブロック共重合体としては、少なくとも一つの共役ジエ
ン化合物の重合体ブロックとを含むものであり、直鎖型
であっても、ラジアル型であってもよい。また、共役ジ
エンブロックが少量の芳香族ビニル化合物とのランダム
共重合体であってもよいし、芳香族ビニル化合物含量が
漸増するいわゆるテーパー型ブロックであってもよい。
ブロック共重合体の構造については特に制限となく、(
A−B)n型、(A−B)n−A型または(A−B)n
−C型のいずれでも使用できる。
式中Aは芳香族ビニル化合物の重合体ブロック、Bは共
役ジエン系の重合体ブロック、Cはカップリング剤残基
、nは1以上の整数を示す。なお上記ブロック共重合体
において、共役ジエン部分が水素添加されたブロック共
重合体を使用することももちろん可能である。
本発明に使用する芳香族ビニル−共役ジエン系ブロック
共重合体の芳香族ビニル化合物としては、スチレン、α
−メチルスチレン、0−メチルスチレン、m−メチルス
チレン、p−メチルスチレン、あるいはビニルナフタレ
ンなどが用いられるが、特にスチレンか好ましい。また
共役ジエンとしては、1,3−ブタジェン、イソプレン
、ピペリレンなどが用いられ、この中では1,3−ブタ
ジェン、イソプレンが特に好ましいものである。
ブロック共重合体の重量平均分子量は、10゜000〜
go、oooが好ましく、更に好ましくは50,000
〜500,000である。また、ブロック共重合体中の
芳香族ビニル化合物の含量は5〜60重量%が好ましく
、更に好ましくは20〜50重量%である。
成分(b)として使用されるゴム状物質の代表的な例と
して、天然ゴム(NR) 、ポリイソプレンゴム(IR
)、ブチルゴム(IIR)、スチレン−ブタジェンゴム
(SBR)、ポリブタジェンゴム(BR) 、アクリロ
ニトリルゴム(N B R)、クロロプレンゴム(CR
)などのジエン系合成ゴム及びエチレン−プロピレンゴ
ム(EPR)、アクリル系ゴム(ACMSANM) 、
フッ素ゴムなどの非ジエン系合成ゴムが挙げられる。こ
れらのうち、好ましいのはNR1lR5SBR,BRl
IIRである。
成分(a)と成分(b)の組成割合は(a)/(b)=
5〜10010〜95重量%、好ましくは10〜100
10〜90重量%である。5重量%未満であると発泡性
が劣るために、均一な発泡体、高発泡な発泡体が得られ
ないので、その結果、防音・遮音性、発泡体の外観が劣
る。更に発泡性が劣ることから発泡工程の操作性、生産
性も劣る。
本発明の架橋発泡成形体の少なくとも一面が特定条件の
凹凸形状を有していることから、低周波数帯から高周波
数の広いレンジで一段と優れた防音・遮音性を発揮する
凸部の上面の形状、凹部の底面の形状について特に規定
するものでないが、例えば円形、長円形、だ円形、正方
形、長方形、三角形、ヒレ形及びそれらを変形した形状
が挙げられる。
凹凸形状は、一つの形状に限るものでなく、形状の異な
るものの組合せであってもよい。
凸部と凹部の面積比率は5〜9515〜95(%)、好
ましくは10〜90/10〜90(%)である。
凸部の面積が5%未満であると防音・遮音性に劣り、更
に架橋発泡成形体がへタリやすく、その結果、防音・遮
音性が劣ることと、該成形体の厚みが変化するため、該
成形体の施工部分の変形の原因となり好ましくない。ま
た凸部の面積が95%を超えると防音・遮音性能が劣り
好ましくない。
凸部の高さ(h)は厚み(D)の1〜90%、好ましく
は5〜80%である。ここでの高さ(h)とは発泡体表
面上の凸部の高さであり、厚み(D)は凸部の頂部まで
含めた発泡体(シート)全体の厚さである。
(h)が1%未満であると、防音・遮音性に劣る。一方
90%を超えると架橋発泡成形体かへタリやすく、その
結果、防音・遮音性が低下し、施工部分の変形の原因と
なる。
1rrl’当たりの凸部の数は20個以上、好ましくは
50個以上、更に好ましくは500個以上である。20
個未満であると防音・遮音性が劣るので好ましくない。
連続気泡率は20〜95%、好ましくは30〜90%で
ある。20%未満であると防音・遮音性が劣り、一方9
5%を超えるとヘタリが生じやすく、その結果、防音・
遮音性の低下、施工部分の変形の原因となる。更に架橋
発泡成形体の強度が低下するので好ましくない。
上述の架橋発泡成形体の製造方法について、以下に示す
上述に示した組成割合の成分(a)と成分(b)からな
る組成物に発泡剤及び架橋剤を配合した配合組成物を加
熱下で架橋発泡させる時に、配合組成物の少なくとも一
面に空間率5〜95%、1イ当たりの穴の数が20個以
上の型を当てて凹凸を形成させ、上記した架橋発泡成形
体を製造する。
型の空間率は5〜95%、好ましくは10〜90%であ
る。型の穴の数は1イ当たり20個以上、好ましくは5
0〜1,000,000個、更に好ましくは500〜1
00.000個である。この範囲の型を用いることで、
本発明で規定している凸部/凹部の面積比率及び凸部の
数の架橋発泡成形体を製造することができる。又、型の
厚さ、穴径及び加熱時の溶融粘度を適宜調整することで
、本発明で規定する凸部の高さを有する架橋発泡成形体
を製造することができる。
型としては上記の空間率、穴の数を有するワイヤクロス
、スクリーンクロス、メツシュベルト、Perfora
tedシート注)などを使用することができる。
発泡剤としては、炭酸アンモニウム、重炭酸ナトリウム
、無硝酸ナトリウムなどの無機発泡剤、ジニトロソペン
タメチレンテトラミン、N、N’−ジメチル−N  N
’  ジニトロソテレフタールアミド、ベンゼンスルホ
ニルヒドラジド、P−トルエンスルホニルヒドラジド、
P、P’ −オキシビス(ベンゼンスルホニルヒドラジ
ド’) 、3.3’−ジスルホンヒドラジドジフエニル
スルホン、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスホル
ムアミドなどの有機発泡剤がある。また、発泡剤ととも
に尿素系、有機酸系、金属塩系などの発泡助剤を用いる
ことができる。発泡助剤は、ジニトロソペンタメチレン
テトラミン、アゾジカルボンアミドなどの分解温度の高
い発泡剤とともに用いて、発泡温度を適当に低下調整す
るなどの目的で加えられる。
架橋剤としては、例えば硫黄、ジペンタメチレンチウラ
ム、テトラスルフィドのような硫黄化合物、ジクミルペ
ルオキシド、1.1′−ジー(を−ブチルペルオキシ)
−3,3,5−トリメチルジクロヘキナン、ジー(t−
ブチルペルオキシ)ジイソプロピルベンゼン、2,5−
ジメチル−2゜5−ジー(t−ブチルペルオキシ)ヘキ
サンなどのペルオキシド、P−キノンジオキシム、P。
P′−ジベンゾイルキノンジオキシムなどのオキシム化
合物など、またイオウ架橋配合の場合は同時に種々の加
硫促進剤を添加して架橋させるのが好ましい。加硫促進
剤の具体例としては、テトラメチルチウラムジスルフィ
ド(TMTD) 、テトラメチルチウラムジスルフィド
(TMTM)、N−オキシジエチレン−2−ベンゾチア
ゾリル・スルフェンアミド(OBS) 、N−シクロへ
キシル−2−ベンゾチアジル・スルフェンアミド(CB
S)、ジベンゾチアジルジスルフィド(MBTS)、2
−メルカプトベンゾチアゾール(MBT)、ジンクジ−
n−ブチルジチオカーバメイト(ZnBDC) 、ジン
クジメチルジチオカーバメイト(ZnMDC)などであ
る。
なお、架橋剤を用いないで紫外線、X線電子線を照射し
て架橋を行う方法でも、架橋剤を用いた時と同様の効果
が得られるので、架橋剤を用いなくても本願の架橋剤を
用いる方法とみなされ、本願範囲に含まれる。
更に、配合剤としてその他必要に応じ、充填剤、軟化剤
、可塑剤、活性剤、分散剤、粘着付与剤、着色剤、滑剤
、老化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、その他添加剤を
併用することができる。
充填剤としては、カーボンブラック、ホワイトカーボン
(ケイ酸化合物)、炭酸カルシウム、タルク、クレー、
マイカなどの無機充填剤;ハイスチレン樹脂、クマロン
インデン樹脂、フェノール樹脂、リグニン、変性メラミ
ン樹脂、石油樹脂などの釘機充填剤を挙げることができ
る。このうち特に無機充填剤が好ましく使用される。
軟化剤としては、プロセス油(アロマチック系、ナフテ
ン系、パラフィン系)、潤滑油、パラフィン、流動パラ
フィン、石油アスファルト、ワセリンなどの石油系軟化
剤;コールタール、コールタールピッチなどのコールタ
ール系軟化剤;ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油
などの脂肪油系軟化剤;トール油;サブ;密ロウ、カル
ナウバロウ、ラノリンなどのロウ類;リシノール酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カル
シウム、ラウリン酸亜鉛などの脂肪酸及び脂肪酸塩;石
油樹脂などの合成高分子物質を挙げることができる。
可塑剤としては、フタール酸エステル系、アジピン酸エ
ステル系、セバシン酸エステル系、リン酸系など、粘着
付与剤としては、クマロンインデン樹脂、テルペン・フ
ェノール樹脂、キシレン・ホルマリン樹脂など、着色剤
としては、無機及び有機顔料など、滑剤としては、例え
ばパラフィンワックス、ポリエチレンワックス、ポリプ
ロピレンワックスなどの脂肪族炭化水素類、カプリン類
、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、マーガリ
ン酸、ステアリン酸、アラキシン酸、ベヘニン酸などの
高級脂肪酸類またはこれらの金属塩類、すなわちリチウ
ム塩、カルシウム塩、ナトリウム塩、マグネシウム塩、
カリウム塩など、パルミチルアルコール、セチルアルコ
ール、ステアリルアルコールなどの脂肪族アルコール類
、カプロン酸アミド、カプリル酸アミド、ラウリル酸ア
ミド、ミリスチン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステ
アリン酸アミドなどの脂肪族アミド類、脂肪酸とアルコ
ールのエステル類、フルオロアルキルカルボン酸または
その金属塩、フルオロアルキルスルホン酸金属塩などの
フッ素化合物類が挙げられる。
老化防止剤としては、例えばアルデヒド、ケトン、アミ
ン反応生成物及び誘導体、アミンとその誘導体、イミダ
ール類、フェノール類及び誘導体などが挙げられる。
紫外線吸収剤として、例えば2−(2’ −ヒドロキシ
−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2− 
(2’ −ヒドロキシ−47−n−オクトキシフェニル
)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3’
、5’ −ジ−ターシャリ−ブチルフェニル)−5−タ
ロロペンゾトリアゾール、2− (2’−ヒドロキシ−
3’、5’ジ−ターシャリ−ブチルフェニル)ベンゾト
リアゾールなどのベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、
2−ヒドロオキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−
ヒドロオキシ−4−n−オクトオキシベンゾフェノン、
2,4−ジヒドロオキシベンゾフェノン、2−ヒドロオ
キシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノンなどのベンゾ
フェノン系紫外線吸収剤、サルチル酸メチル、サルチル
酸ドデシルなどのサルチル酸エステル類、2−エチル−
ヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレー
トなどが挙げられる。
本発明の架橋発泡成形体製造方法についての1例を以下
に示す。
本発明の成分(a)、(b)、発泡剤、架橋剤及び必要
に応じて、その他の配合剤をバンバIJ−型ミキサー1
加圧ニーダ−、オープンロールなどを用いて混合し、未
架橋配合物を得る。こうして得られた未架橋配合物はカ
レンダーロール、押出機などを使用して、シート状に成
形する。
得られたシートを3〜60分間、110〜250℃、好
ましくは140〜200℃の温度下で、シートの少なく
とも一面に上述の型を当てて架橋発泡を行い、本発明の
架橋発泡成形体を製造する。
発泡剤の配合量は、成分(a)と成分(b)の合計10
0重量部に対して、好ましくは1〜100重量部、更に
好ましくは3〜70重量部である。
架橋剤の配合量は、成分(a)と成分(b)の合計10
0重量部に対して、好ましくは0.1〜50重量部、更
に好ましくは0.1〜30重量部である。
本発明の連続気泡率は、発泡剤の量、種類を適宜選択す
ることで調整することができる。
架橋剤は発泡体を架橋させるので、その結果、発泡セル
の破壊を防ぐ効果があり、その結果、厳しい条件で使用
しても発泡セルが破壊されにくく、厳しい条件下での防
音・遮音性の低下が少なくなる。
架橋発泡させる加熱方法としては、空気・窒素の加熱ガ
ス、赤外線、バーナ及び電熱などの外部加熱方式、高周
波加熱などの内部加熱方式が挙げられる。
本発明の架橋発泡成形体の製造方法は、簡単かつ生産性
の優れた方法である。
又、本発明の架橋発泡成形体は、防音・遮音性に優れ、
かつ厳しい条件下でベタリあるいは発泡セルの破壊が大
幅に改良されているので、厳しい条件下で使用しても防
音・遮音性の低下が少なく、そのために建築用材料(屋
根、天井、床、壁材)、自動車・航空機・船舶用材料、
家電用材料、防音壁、クツション、マット、断熱材、緩
衝材など広い分野で使用することができる。
[実 施 例コ なお、実施例及び比較例において示した各性能は、次の
方法で測定した。
(1)連続気泡率 東芝・ベックマン■製 空気比較式比重計930型を用
いて測定し、次式により算出した。
連続気泡率(%)= ゞS  A V  ×1o 。
vs vs:試験片の見掛体積(cc) Δ■:試験片の真の体積(cc) (2)比 重 次式により算出した。
比    重=   ヮ V:試験片の体積(cc) W:試験片の質量(g) (3)硬度及び引張強さ JIS  K6301に準拠し、測定した。なお、試験
片は3mm厚さにスライスしたものを用いた。
(4)圧縮歪(ヘタリの指標となる) 厚みを0.1mmの精度で測定した。
試験片の上下に3mmの厚さ鉄板を当て、上側の鉄板の
上には更に荷重を重ねて試験片への圧力が100g/c
rIになるよう調整した。室温で30分間放置した後、
負荷を掛けたまま試験片の厚みを測定した。次式により
算出した。
T1:元の試験片の厚み(mm) T2:30分分間型を掛けた後の試験片の厚み(mm) (5)吸音率α JIS  A1405  垂直入射吸音率測定方法に準
拠した。
吸音率の算出 a−1m21r/Ii= (Ii−Ir)/I i■i
:入射する音の強さ Ir:反射する音の強さ 実施例1〜8 表−1に示した配合成分を表−1に示した割合でBR型
バンバリーミキサ−により混合し、10インチテストロ
ール機により表−1に示した厚さにシーテイングを行っ
た未架橋シートについて、表−1に示した型を未架橋シ
ート下面に置き、オーブンの中で表−1に示した温度・
時間により加熱し、発泡体を得た。その評価結果を表−
1に示した。
比較例1〜7 表−2に示した配合処方、条件を用いて、他は実施例1
と同様に行い、表−2の結果を得た。
比較例1は、(a)成分が本発明の範囲未満の例であり
、発泡性が劣り、本発明の目的とする連続気泡率が得ら
れず、その結果、吸音特性が劣る。
比較例2は、凹凸部を何さない本発明の範囲外の発泡成
形体の例であり、吸音特性が劣る。
比較例3は、凸部の面積比率が本発明の範囲未満の例で
あり、吸音特性が劣る。
比較例4は、凸部の面積比率が本発明の範囲を越えた例
であり、吸音特性が劣る。
比較例5は、凸部の高さの比率が本発明の範囲を越えた
例であり、引張り強さ、圧縮歪ともよくな(、使用時の
耐久性に劣り、かつ吸音特性も劣る。
比較例6は、連続気泡率が本発明の範囲未満の例であり
、吸音特性が劣る。
比較例7は、連続気泡率が本発明の範囲を越えた例であ
り、引張り強さ、圧縮歪ともよ(なく、使用時の耐久性
に劣る。
以下余白 [発明の効果] 従来、防音・遮音材については、優れた防音・遮音特性
を得るために、防音・遮音材を構成する素材の面からの
開発が進められてきたが、その特性の向上は限界に達し
た。
本発明の発泡成形体は、発泡成形体を構成する素材を本
発明の特定する重合体を用い、特定する発泡構造の架橋
発泡体とし、かつ架橋発泡体に特定する凹凸を付与する
ことで、従来の防音・遮音材で得ることのできなかった
防音・遮音性に優れた発泡成形体である。更に、本発明
の発泡成形体の製造方法は発泡性に優れ、かつ簡単な方
法で製造することができるので、極めて工業的生産性の
優れた製造方法である。
特許出願人  日本合成ゴム株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも一種の熱可塑性エラストマー(a)5
    〜100重量%と天然ゴム及び合成ゴムから選ばれた少
    なくとも一種の成分(b)0〜95重量%とからなる組
    成物を主成分とする発泡体であって、 (イ)発泡体の少なくとも一面が凹凸形状であり、 (ロ)その凸部と凹部の面積比率が5〜95/5〜95
    (%)、 (ハ)発泡体上の凸部の高さが発泡体の全厚みの1〜9
    0%、 (ニ)発泡体の凸部を有する表面1m^2当たりの凸部
    の数が20個以上であり、 (ホ)連続気泡率が20〜95% であることを特徴とする発泡成形体。
  2. (2)少なくとも一種の熱可塑性エラストマー(a)5
    〜100重量%と天然ゴム及び合成ゴムから選ばれた少
    なくとも一種の成分(b)0〜95重量%とからなる組
    成物に発泡剤、架橋剤を配合した配合組成物を加熱下で
    架橋発泡させる時に、配合組成物の少なくとも一面に空
    間率が5〜95%で、かつ1m^2当たりの20個以上
    の穴を有する型を当てて、発泡成形体の表面に凹凸部を
    形成させることを特徴とする請求項(1)の発泡成形体
    の製造方法。
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