JPH0211285B2 - - Google Patents

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JPH0211285B2
JPH0211285B2 JP57172920A JP17292082A JPH0211285B2 JP H0211285 B2 JPH0211285 B2 JP H0211285B2 JP 57172920 A JP57172920 A JP 57172920A JP 17292082 A JP17292082 A JP 17292082A JP H0211285 B2 JPH0211285 B2 JP H0211285B2
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head
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JP57172920A
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Akitoshi Iwatani
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Ishigaki Mechanical Industry Co Ltd
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Ishigaki Mechanical Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 機枠によつて支持された一対の平行なガイドレ
ールの上に、並列された多数の濾板の列を、一対
のヘツド間に挾んで配設すると共に、この一対の
ヘツド間において、各濾板間をルーズな連結手段
により連結して、各濾板間を一斉に開閉自在に構
成し、各濾板間を閉じた状態において、濾過操作
を行い、各濾板間を開いた状態において、濾布を
走行させてケーキの排出を行わせるようにした、
フイルタプレスは、例えば特公昭51−43909号等
でもつて公知である。
そして、このようなフイルタプレスにあつて
は、アコーデオン状に一斉に開閉操作される各濾
板間を閉じたときにおいて、被濾過原液を高圧下
に送り込んで濾過操作するので、また、各濾板面
にケーキ圧搾のためのダイヤフラムを備えたフイ
ルタプレスの場合には、更に該ダイヤフラムを加
圧するので、前記一対の締付ヘツド間に配設され
た各濾板間は、これらの間を閉じた状態において
は、上記の高圧に堪えうるように、強い締付状態
に保たれなければならない。
また、このようなフイルタプレスでは、その濾
過面積を広くするためには、上記濾板の枚数を多
くすることが要請される。
したがつて、このようなフイルタプレスには、
次のような問題があつた。
濾過面積を増大するために、濾板の枚数を多く
すると、一対のガイドレール上に並列された各濾
板間の開閉ならびに締付けのための油圧シリンダ
のストロークが長大化して場所を取りすぎ、ま
た、この長尺化されたストロークを有するピスト
ンロツドに座屈を生ぜしめないためには、その径
と重量も増大されなければならないので、極めて
コストの高いものになる。
このような問題を解決したものとしては、実公
昭56−33619号公報に示されているフイルタプレ
スのように、一対の締付ヘツドを共に可動に構成
して、一方の締付ヘツドと機枠との間に、油圧シ
リンダを配設し、他方の締付ヘツドと機枠又は案
内枠との間に、該締付ヘツドを案内杆上の所定の
位置に後退不能に係止するための係脱自在な係止
装置を配設したものがあるが、このフイルタプレ
スは、各濾板間をアコーデオン状に開閉するため
の手段が、各濾板間を全開閉区間に亘つて開閉動
作させるための一方の締付ヘツドと、該締付ヘツ
ドに配設されたその駆動手段とにて構成されてお
り、各濾板間を閉状態において高圧にて締付ける
ための手段が、他方の締付ヘツドに配設された油
圧シリンダにて構成されているので、油圧シリン
ダのストロークを極端に小ならしめ得てはいる
が、この形式のフイルタプレスが、全濾板間の開
閉に要する所要時間は、なお、一方の締付ヘツド
を案内杆の支持機枠に固定された固定ヘツドと
し、他方の締付ヘツドのみを可動としている、前
記特公昭51−43909号公報に示されている形式の
フイルタプレスと同様に、可動な一方の締付ヘツ
ドの進退動作のみによつて、濾板の列を、その一
側からのみ順に開閉動作するものであるから長
く、これらのフイルタプレスは、何れも、その濾
過面積を増大するするために濾板の枚数を増加す
ればするほど、各濾板間の開閉のために要する時
間、すなわち濾過操作に関与しないいわゆる雑サ
イクルタイムが増大して、かえつて濾過効率が低
下するといつた問題があつた。
この発明は、上記のような問題を解決するた
め、各濾板間の開閉のために要する雑サイクルタ
イムの半減を図つて、濾板枚数の増加により濾過
効率を向上せしめることができ、しかも、各濾板
間を閉じた状態における各濾板間の高圧締付け手
段を長大化することなく、濾板枚数を増加せしめ
うる、フイルタプレスを提供しようとするもので
あつて、この発明に係るフイルタプレスは、機枠
によつて支持された一対の平行なガイドレールの
上に、一対の締付ヘツド1,2と、この一対の締
付ヘツド1,2間に位置せしめられた多数の濾板
が、夫々、該レールの長手方向に沿つて移動自在
に支承せしめられている、フイルタプレスにおい
て、 前記一対の締付ヘツド1,2とその間に位置
された濾板の各間を夫々ルーズな連結手段を介
して開閉自在に連結してあること、 前記一対の締付ヘツド1,2に、各濾板間の
開状態から両端から順次閉じる前進方向と各濾
板間の閉状態を両端から順次開く後退方向との
方向において、それらをほぼ同時に進退せしめ
る、同時進退駆動装置を配設してあること、 上記同時進退駆動装置における一方の締付ヘ
ツド1の進退速度を他方の締付ヘツド2の進退
速度よりも大に設定してあること、 一方の締付ヘツド1に、それを所定の前進位
置において後退不能に係止するための、係脱自
在な係止装置を配設してあること、 他方の締付ヘツド2と一対のガイドレール間
が連結されている機枠との間に、各濾板間を閉
じた状態において各濾板間を更に締付けるため
の締付装置を配置してあること、 を特徴としてなるフイルタプレスである。
一実施例を、第1〜6図について説明すると、
一対の機枠11,12によつて、一対の平行なガ
イドレール13,13が、水平に支持されてお
り、この一対のガイドレール13,13の間に
は、一対の締付ヘツド1,2と、この一対の締付
ヘツド1,2間に位置せしめられた多数の濾板
5,5………の列とが、位置されていて、各締付
ヘツド1,2は、夫々車輪15,15………1
6,16………を介して、ガイドレール13,1
3の上に支承されて、ガイドレール13の長手方
向に沿つて移動自在であり、各濾板5,5………
は、何れも、濾板5の両側方に張り出した腕17
を介して、ガイドレール13,13の上に支承さ
れて、ガイドレール13の長手方向に沿つて移動
自在であるが、一対の締付ヘツド1,2と、その
間に位置された多数の濾板5,5………の各間
は、夫々、公知のフイルタプレスにおけると同様
なルーズな連結手段、例えば各濾板5,5………
を、その両側の上下位置で夫々前後方向に連動す
るルーズな連結孔(長孔)を有するリンク18,
18………19,19………にて、連結してあつ
て、一対の締付ヘツド1,2間に位置された多数
の濾板5,5………の列は、各濾板5,5………
間が夫々一定の間隔αに開かれた第1図の開状態
から、両端の一対の締付ヘツド1,2を、互に近
づける方向へと夫々前進させると、各濾板5,5
………間の前記間隔αが、両端から、順次閉じら
れて、各濾板5,5………間が全て閉じられた第
2図の閉状態となり、反対に、第2図の閉状態か
ら、両端の一対の締付ヘツド1,2を、互に遠ざ
かる方向へと夫々後退させると、各濾板5,5…
……間が、すべて開かれた第1図の状態になるよ
うになつている。
このように、この発明のフイルタプレスにあつ
ては、各濾板5,5………間を、濾板列の両端に
位置する一対の締付ヘツド1,2を同時に進退せ
しめると、多数の濾板5,5………間を、同時
に、両端のものから順次開閉動作せしめうるよう
になつているのであるが、上記の一対の締付ヘツ
ド1,2には、それを、進退両方向においてほぼ
同時に進退せしめるため、次のような同時進退駆
動装置を配設してある。
すなわち、この実施例の同時進退駆動装置は、
機枠12と締付ヘツド2との間に配設した油圧シ
リンダ30と、一対の締付ヘツド1,2とその間
の濾板5,5………とからなる列の両側方位に
夫々配された、次のような締付ヘツド1,2間の
連動連結装置20とでもつて構成されており、こ
の実施例の連動連結装置20は、一対の前記機枠
11,12の両側の適所に夫々軸支22a,23
aされた一対宛の滑車22,23と、締付ヘツド
2上の適所に軸支21aされた一対宛の滑車2
1,24と、一対の締付ヘツド1,2とその間の
濾板5,5………とからなる列の両側方位に配し
て、夫々その一端が一方の機枠11上に止着6さ
れて滑車21,22,23,24に順次懸け回わ
され、その他端が他方の機枠12に止着7されて
いる一対のワイヤーロープ10と、このワイヤー
ロープ10が上記滑車22,23間に懸け渡され
ている部分の適所を前記一方の締付ヘツド1に係
脱自在に連結する一対の連結装置8とでもつて構
成されている。
次に、実施例の連結装置8について説明する
と、この連結装置8は、第6図にその詳細を示し
てあるように、前記ワイヤーロープ10の適所に
挿入して取付けられた係合金物9と、締付ヘツド
1の適所に突設したピン25と、ガイドレール1
3上の適所に突設したカム26とでもつて構成さ
れていて、上記係合金物9には、前記ピン25が
係合する係合凹所27を形成して、この係合凹所
27の第6図上の左方位(締付ヘツド1の進退方
向における前方位)に、転子28付きの脚9aを
形成し、係合凹所27の第6図上の右方位(締付
ヘツド1の進退方向における後方位)に同図上右
下方向きのカム斜面9bを形成してあり、上記カ
ム26には山形のカム面26a,26bを形成し
てあつて、ワイヤーロープ10が回転して係合金
物9の脚9aが、カム26に作用しない位置で第
6図上左方からピン25位置に近づいたときにお
いては、カム面9bがピン25に作用して、係合
金物9が自動的に持ち上げられた上、その係合凹
所27がピン25に上方から係合して、締付ヘツ
ド1がワイヤーロープ10によつて第6図上右方
へと後退移動せしめられ、この状態からワイヤー
ロープ10が反対方向に回転したときにおいて
は、上記係合状態によつて締付ヘツドが第6図上
左方向に前進移動せしめられ、この前進移動によ
つて、係合金物9の脚9aが前記カム26の作用
位置に達すると、脚9aがカム面26aに作用し
て係合金物9が上昇し、係合凹所27がピン25
から離脱せしめられるので、このとき、締付ヘツ
ド1はワイヤーロープ10から切り離され、ワイ
ヤーロープ10は、係合金物9を更に第6図上左
方へと移動せしめうるようになつている。
上記のような構成の係脱自在な連結装置8でも
つて、係脱自在にワイヤーロープ10に連結され
る締付ヘツド1は、両締付ヘツド1,2を共に後
退させた第1図の開板状態において、ピン25に
前記係合金物9を係合させておくと、油圧シリン
ダ30を伸縮操作して締付ヘツド2を進退させた
ときには、締付ヘツド2が、滑車21,24を動
滑車とし滑車22,23を固定滑車として、前記
係合金物9の位置を力点とする倍力機構のワイヤ
ーロープ10でもつて機枠11,12に連結され
ているので、締付ヘツド2が進退すると同時に、
締付ヘツド1が締付ヘツド2の2倍量進退作動し
て、各濾板5,5………間が同時に両端の濾板か
ら順に閉動作又は開動作せしめられ、締付ヘツド
2によつて1/3の濾板間が開閉され、締付ヘツド
1によつて2/3の濾板間が開閉されることになる。
なお、このように構成されて開閉される上記各
濾板5,5………間には、公知の全開閉式のフイ
ルタプレスにおけると同様な濾布装置が、例えば
開状態の各濾板5,5………間で一斉に移動して
ケーキの排出と濾布の洗滌等を行いうる如き濾布
装置(図示せず)が、配設されている。
この発明のフイルタプレスには、上記のような
同時進退駆動装置によつて、各濾板5,5………
間を閉じた、前進位置にもたらされた一方の締付
ヘツド1を、該前進位置において、後退不能に係
止するための、次のような係脱自在な係止装置を
配設してある。すなわち、一対のガイドレール1
3,13の適所には、夫々、内側向きに、係止突
起31,31をその上下2位置に突設してあり、
両側の係止突起31,31・31,31に対して
係脱せしめられる一対のストツパー32,32
は、締付ヘツド1の背面1aに、支持金具33,
33・33,33を介して、該背面1aに平行に
且つ水平に配して支持せしめた、一対の平行棒3
4,34が貫通しうる、孔35,35,35,3
5を有していて、この一対のストツパー32,3
2は、該孔35,35,35,35を介して、上
記一対の平行棒34,34に支持されて、それ
を、夫々ガイドレール13,13に近づけたり遠
ざけたりする方向において進退自在に構成されて
いるのであるが、この一対のストツパー32,3
2間は、締付ヘツド1の背面1aに支持された油
圧シリンダ36と、この油圧シリンダ36の各端
に連結されたブラケツト37,37を介して、連
結されていて、上記油圧シリンダ36を縮小する
と、一対のストツパー32,32間の間隔が縮小
されて、第3図実線図示の位置に保たれ、油圧シ
リンダ36を伸長すると、この一対のストツパー
32,32は、夫々、一対のガイドレール13,
13の各内側面にほぼ接触する位置まで、第3図
上両側方に夫々前進移動せしめられて、締付ヘツ
ド1の後退を、各濾板5,5………間を閉じた前
進位置で阻止せしめうるようになつている。すな
わち、この一対のストツパー32,32は、それ
らを、両者間の間隔をβ1まで小さくした第3図に
図示の後退位置に保つて締付ヘツド1を前進さ
せ、各濾板5,5………間が閉じられた状態にお
いて、両者間の間隔をβ2に拡大せしめた前進位置
(第3図鎖線)にもたらすと、第4図に示す如く、
その後面32bを前記係止突起31,31………
の各前面に係合せしめると共に、その前面32a
を、締付ヘツド1の両側面に夫々突設された係止
突起38,38,38・38,38,38の各背
面38a,38a………に係合せしめて、締付ヘ
ツド1をして、各濾板5,5………間を閉じた前
進位置で、後退不能に係止できるようになつてい
る。この係止状態は、一対のストツパー32,3
2を後退させて、両者間の間隔をβ1まで小さくす
ると(第3図実線)、解除されることは勿論であ
る。
なお第3図において、符号39,39は一対の
ストツパー32,32を一定の後退位置に阻止す
る阻止板、40はストツパー32の重量を支えて
いる受板、41は原液通路であり、第1,2図に
おいて、42は可撓性の原液供給管である。
また、この発明のフイルタプレスには、一対の
締付ヘツド1,2の同時進退駆動装置によつて各
濾板5,5………間が閉じられ、且つ、前進位置
にもたらされた一方の締付ヘツド1が、上記した
ようなストツパー32,32によつて、後退不能
に係止された後において、前進位置にもたらされ
た他方の締付ヘツド2に作用して、それを更に前
進せしめ、各濾板5,5………間を閉じた状態に
おいて更に強く増し締めするための、締付け装置
が配設されているのであるが、この実施例のフイ
ルタプレスにあつては、この締付装置が、締付ヘ
ツド2と機枠12間に配設された、前記油圧シリ
ンダ30でもつて構成されている。つまりこの油
圧シリンダ30は、上記締付装置と、一対の締付
ヘツドの同時進退駆動装置の一部とを兼ねている
のであるが、そのために、一対の締付ヘツド1,
2の同時進退駆動装置によつて一旦閉状態にもた
らされ且つ一方の締付ヘツド1が後退不能に係止
された状態において、この締付ヘツド1に、前記
同時進退駆動装置の前記ワイヤーロープ10等を
介して連動連結されている、他方の締付ヘツド2
を、更に上記油圧シリンダ30の伸長動作でもつ
て前進可能ならしめるため、この実施例の前記同
時進退駆動装置を構成しているワイヤーロープ1
0と締付ヘツド1との間は、前記したような係合
金物9とピン25を介して連結されていて、両者
9,25の係合状態は、締付ヘツド1が前記係止
装置のストツパー32をして係止突起31に係合
せしめうる位置まで前進すると、上記係合金物9
の脚9aが前記カム26に作用したときにおいて
解除されるようになつている。
このようにして、係合金物9がピン25から離
脱せしめられた状態では、更に油圧シリンダ30
を伸長動作せしめると、締付ヘツド2を前進させ
て、閉状態の各濾板5,5………間を、ストツパ
ー32にてその後退を阻止された締付ヘツド1と
の間において、更に強力に締めつける(増し締め
する)ことができ、そのとき前記係合金物9は、
ピン25から遠ざかる方向に更に前進する。反対
に油圧シリンダ30を縮小動作させると、締付ヘ
ツド2が後退し、係合金物9のそのカム斜面9b
がピン25に作用して、係合金物9が自動的にピ
ン25に係合するので、ストツパー32,32を
外しておくと、締付ヘツド1がこの時点から締付
ヘツド2に連動して、締付ヘツド2の2倍の速度
で後退する。
次に、作用について説明すると、この発明のフ
イルタプレスにあつては、上記せる如く、各濾板
5,5………間をアコーデオン状に開閉するため
の両端の締付ヘツド1,2が、共に、ガイドレー
ル13,13上に、相対的な前後方向において進
退自在に支承されており、この一対の締付ヘツド
1,2間は、同時進退駆動装置によつて連結され
ていて、各濾板5,5………間が、その開状態を
両端から順次閉じる前進方向と、その閉状態を両
端から順次開く後退方向との両方向において、ほ
ぼ同時に進退せしめられるようになつており、上
記同時進退駆動装置を駆動すると、すなわち、上
記実施例の場合においては、第1図の各濾板5,
5………間が開かれた状態において、油圧シリン
ダ30を伸長操作すると、一対の締付ヘツド1,
2が2対1の速度でもつて同時に前進せしめられ
て、各濾板5,5………間が、その両端位のもの
から順次閉じられて、第1図上の左1/3の濾板群
と、右2/3の濾板群とが、ほぼ同時に左右から中
央へと集まり、各濾板5,5………間を閉じられ
る(第2図)。
この閉状態から、反対に油圧シリンダ30を縮
小すると、一対の締付ヘツド1,2が同時に2対
1の速度でもつて後退せしめられて、各濾板5,
5………間が、その両端位のものから順次開かれ
て、第2図上の左1/3の濾板群と、右2/3の濾板群
とが、ほぼ同時に左右方向に展開して、各濾板
5,5………間を開かれる(第1図)。
したがつて、このように構成されたこの発明の
フイルタプレスでは、この各濾板5,5………間
の開閉に要する所要時間が、従来の、一方の締付
ヘツドを固定又は静止させておいて、他方の締付
ヘツドのみを進退させて、各濾板間を開閉するタ
イプのフイルタプレスに比べると、その約1/3で
足りることになる。
またこの発明の装置は、一方の締付ヘツド1
に、上記したような各濾板5,5………間の閉状
態において、該締付ヘツド1を後退不能に係止で
きる係脱自在な係止装置を配設してあるので、こ
の係止装置を締付ヘツド1に作用させて、すなわ
ち、上記実施例のものでは、ストツパー32を締
付ヘツド1に作用させて、それをガイドレール1
3に対して所定の前進位置において後退不能に保
つた上、他方の締付ヘツド2に、各濾板5,5…
……間を更に締付けるための締付装置を作用させ
るならば、すなわち、上記実施例の場合には、油
圧シリンダ30を更に追加伸長するならば、一対
の締付ヘツド1,2間において閉じられている各
濾板5,5………間を、強力に締めつけて、各濾
板間へと原液を圧入して濾過操作を行い、また濾
過操作の結果生成した濾板内のケーキを、更にダ
イヤフラム等にて高圧圧搾することができるので
あつて、この実施例の場合であれば、各濾板間
を、各濾板間の開閉ストロークの総和の約1/3強
のストロークしか有しない油圧シリンダでもつ
て、各濾板間を開閉作動せしめた上、更に高圧に
て増し締めすることができるのである。
次に、この発明にしたがつたフイルタプレスの
他の実施例を説明しておくと、上記実施例では、
ワイヤーロープ10端が夫々前後の機枠11,1
2上に止着6,7されている例を図示したが、他
の実施例では、このワイヤーロープ10端は、固
定体であるガイドレール13上の適所であつても
差支えない。
また、上記実施例では、一対の締付ヘツド1,
2間の連動連結装置20が一対の動滑車21,2
4と一対の固定滑車22,23とそれらに懸け回
わされたワイヤーロープ10等でもつて構成され
ている例を示したが、他の実施例においては、こ
の連動連結装置は、これを次のように変更して実
施することもできる。すなわち、その概略を第
7,8図について説明すると、ガイドレール13
上の前後に配して一対のスプロケツトホイール4
3,44を軸支すると共に、両者間のガイドレー
ル13上に一対のスプロケツトホイール45,4
6を軸支して、後者のスプロケツトホイール4
5,46間を、互に噛み合つた歯数が異る連動歯
車47,48を介して連動連結し、スプロケツト
ホイール43,45間及び44,46間に夫々無
端状のチエーン49及び50を懸け回わして、各
チエーン49,50を、夫々締付ヘツド1,2
に、何れか一方は固定して連結し、他方は前記し
たような係脱自在な連結装置8を介して連結して
もよいのであつて、上記連動歯車47,48のギ
ヤ比を1:2としておくときは、この連動連結装
置によつても、前記同様に、締付ヘツド1を締付
ヘツド2の2倍の速度でもつて進退動作せしめる
ことができ、閉板状態において各濾板間を増し締
めできるものである。
また、上記各実施例においては、各濾板間が、
一対の締付ヘツド1,2の同時進退駆動装置によ
つて閉じられた状態における、各濾板間の増し締
め装置としての締付装置を、締付ヘツド2と機枠
12との間に配設してある油圧シリンダ30でも
つて構成してある列を示したが、他の実施例にお
いては、上記各実施例における油圧シリンダ30
は、これを、スクリユージヤツキ(図示せず)に
置換してもよく、また、上記実施例においては、
締付ヘツド1を所定の前進位置において後退不能
に係止するための係止装置を、一対のガイドレー
ル13,13の各内側面に夫々突設された突起3
1と、これに係脱操作自在な可動ストツパー32
とでもつて構成してある例を示したが、この係止
装置も、上記の実施例に限定されるものではな
く、他の実施例においては、これを、実公昭56−
33619号等でもつてすでに公知の係止装置に置換
してもよいことは勿論である。
以上、この発明をいくつかの実施例について説
明したが、この発明のフイルタプレスでは、上記
せる如く、一対の締付ヘツド1,2とその間に位
置された多数の濾板5,5………とが、いづれ
も、一対のガイドレールの長手方向に沿つて移動
自在に支承されており、且つそれらの間がルーズ
な連結手段を介して開閉自在に連結されているの
であるが、この発明のフイルタプレスにあつて
は、前記一対の締付ヘツド1,2に、各濾板間の
開状態を両端から順次閉じる前進方向と、各濾板
間の閉状態を両端から順次開く後退方向との両方
向において、少なくとも、それらをほぼ同時に進
退せしめる同時進退駆動装置が配設されていて、
各濾板間を閉じる際には、濾板の列の中間位に近
づく方向に向つて、両端から同時に閉動作させる
ことができ、各濾板間を関く際には、濾板の列の
中間位から遠ざかる方向に向つて、両端から同時
に開動作させることができ、しかもその開閉速度
は、一方の締付ヘツド1の進退速度を他方の締付
ヘツド2の進退速度よりも大に設定してあるの
で、この開閉動作のために要す所要時間は、各濾
板間を濾板列の一端からのみ開閉動作させる従来
のフイルタプレスに比べると、同一長さの濾板列
であれば1/2以下で足りることになり、同一所要
時間内にはほぼ2倍以上の長さの濾板列を開閉操
作できることになる。したがつて、この発明にし
たがつたフイルタプレスにあつては、濾板の開閉
のために要する雑サイクルタイムをそれだけ減少
させて、相対的に濾過効率を向上せしめることが
できる。
また、この発明のフイルタプレスでは、一対の
締付ヘツド1,2が互に近づく方向に所定量前進
された位置において、各濾板間が閉じられるよう
になつており、各濾板間の閉状態において各濾板
間を高圧にて締付けるための手段が、一方の締付
ヘツド1を上記の前進位置において後退不能に係
止できる係脱自在な係止装置と、他方の締付ヘツ
ド2と機枠間に配設された締付装置とでもつて構
成されているので、この発明にしたがえば、この
締付装置のストロークを、各濾板間の締付装置に
よつて一方の締付ヘツドのみを進退させて各濾板
間を開閉する従来装置に比較すると、締付ヘツド
1が進退せしめられるストローク分小さくするこ
とができる。すなわち上記のような従来装置に比
較すると、高圧締付装置のストロークを少くとも
全濾板間の1/2の開閉ストローク分以上短縮でき
るので、同一ストロークの高圧締付装置によれ
ば、2倍以上の枚数の濾板間を締付けることがで
きることになるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るフイルタプレスの一実
施例を示したもので、濾板間を開いた状態の側面
図、第2図は濾板間を閉じた状態の同一部切欠側
面図、第3図は締付ヘツドの背面図(断面は第2
図の−線に沿う)、第4図は同側面図(断面
は第3図の−線に沿う)、第5図は一対の締
付ヘツド間の連動連結装置を示した斜視略図、第
6図はワイヤーロープと締付ヘツド間の連結装置
の側面図、第7図は他の実施例の概略を示したフ
イルタプレスの側面図、第8図は同一部切欠平面
図である。 1,2……締付ヘツド、5……濾板、8……係
脱自在な連結装置、10……ワイヤーロープ、1
1,12……機枠、13……ガイドレール、1
8,19……リンク、21,22,23,24…
…滑車、30……油圧シリンダ(締付装置)、3
1……係止突起、32……ストツパー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 機枠によつて支持された一対の平行なガイド
    レールの上に、一対の締付ヘツド1,2と、この
    一対の締付ヘツド1,2間に位置せしめられた多
    数の濾板が、夫々、該レールの長手方向に沿つて
    移動自在に支承せしめられている、フイルタプレ
    スにおいて、 前記一対の締付ヘツド1,2とその間に位置
    された濾板の各間を夫々ルーズな連結手段を介
    して開閉自在に連結してあること、 前記一対の締付ヘツド1,2に、各濾板間の
    開状態を両端から順次閉じる前進方向と各濾板
    間の閉状態を両端から順次開く後退方向との両
    方向において、それらをほぼ同時に進退せしめ
    る、同時進退駆動装置を配設してあること、 上記同時進退駆動装置における一方の締付ヘ
    ツド1の進退速度を他方の締付ヘツド2の進退
    速度よりも大に設定してあること、 一方の締付ヘツド1に、それを所定の前進位
    置において後退不能に係止するための、係脱自
    在な係止装置を配設してあること、 他方の締付ヘツド2と一対のガイドレール間
    が連結されている機枠との間に、各濾板間を閉
    じた状態において各濾板間を更に締付けるため
    の締付装置を配設してあること、 を特徴としてなるフイルタプレス。 2 前記同時進退駆動装置が、一対のガイドレー
    ル間が連結されている機枠と前記他方の締付ヘツ
    ド2との間に配設した油圧シリンダと、一対の締
    付ヘツド1,2間の連動連結装置とでもつて構成
    されている、特許請求の範囲第1項に記載のフイ
    ルタプレス。 3 前記油圧シリンダが、各濾板間を閉じた状態
    における前記各濾板間の締付装置でもある、特許
    請求の範囲第2項に記載のフイルタプレス。 4 前記同時進退駆動装置が、一対のガイドレー
    ル間が連結されている機枠と前記他方の締付ヘツ
    ド2との間に配設したスクリユージヤツキと、一
    対の締付ヘツド1,2間の連動連結装置とでもつ
    て構成されている、特許請求の範囲第1項に記載
    のフイルタプレス。 5 前記スクリユージヤツキが、各濾板間を閉じ
    た状態における前記各濾板間の締付装置でもあ
    る、特許請求の範囲第3項に記載のフイルタプレ
    ス。 6 前記一対の締付ヘツド1,2間の連動連結装
    置が、前記ガイドレール上の各締付ヘツド1,2
    よりも後方位の適所又は一対のガイドレール間が
    各締付ヘツド1,2の後方位において連結されて
    いる一対の機枠11,12上の適所に夫々軸支さ
    れた一対宛の滑車22,23と、前記他方の締付
    ヘツド2上の適所に軸支された一対宛の滑車2
    1,24と、一対の締付ヘツド1,2とその間の
    濾板とからなる列の両側方位に配して、夫々その
    一端が一方の機枠11又はガイドレール上の適所
    に止着されて滑車21,22,23,24に順次
    懸け回わされその他端が他方の機枠12に止着さ
    れている一対のワイヤーロープと、このワイヤー
    ロープが上記滑車22,23間に懸け渡されてい
    る部分の適所を前記一方の締付ヘツドに係脱自在
    に連結する一対の連結装置と、でもつて構成され
    ている、特許請求の範囲第2〜5項のいづれか一
    つの項に記載のフイルタプレス。 7 前記一対の締付ヘツド1,2間の連動連結装
    置が、左右のガイドレール上に夫々配して、ガイ
    ドレール上の適所に軸支された2対宛のスプロケ
    ツトホイールと、各対のスプロケツトホイール間
    に夫々懸け回わされた一対宛の無端チエーンと、
    各対の無端チエーン間の連動連結装置と、各対の
    無端チエーンのうち一方の無端チエーンの適所を
    前記一方の締付装置に夫々連結する連結装置と、
    他方の無端チエーンの適所を前記他方の締付装置
    に夫々連結する連結装置とでもつて構成されてい
    て、その何れか一方の連結装置が係脱自在な連結
    装置であり、他方が係脱不能な連結装置である、
    特許請求の範囲第2〜5項のいづれか一つの項に
    記載のフイルタプレス。 8 前記締付ヘツド1の係止装置が、一対のガイ
    ドレールの各側面の適所に突設した突起と、上記
    締付ヘツド1の適所に、前記ガイドレールの側面
    に直交する向きに進退自在になして設けた、一対
    の可動ストツパーと、この一対の可動ストツパー
    の進退駆動装置とでもつて構成されている、特許
    請求の範囲第1〜7項のいづれか一つの項に記載
    のフイルタプレス。
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