JPH02110501A - レンズ素材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガラスレンズに用いる成形光学ガラス素材の
形状に関する。

〔従来の技術〕

従来レンズ素材の製造方法は、溶融したガラスを成形型
に投入し成形するダイレクトプレス方法と、一定の形状
にブランク取りしたものを再軟化して成形型に投入し成
形するリヒートプレス方法がある。そして、この上記二
種類の製造方法は光学ガラスの特性や生産量に応じて使
い分けられている。

なお、このレンズ素材は、第５図に示す如く、成形型に
投入する素材量のバラツキ、成形型とガラスの付着を防
止する離型剤の影響、温度設定の／ｎラツキ等を考慮し
、予めレンズの最終形状に対して０．２〜１ｍｍ程度大
きく成形し余裕を持たせたものである。

（発明が解決しようとする！ＩＩ！り しかしながら、前記従来技術におけるレンズ素材に持た
せた余裕は、少なければ少ない程、加工および素材量が
軽減されるので必要最小限に設定されている。

このため、レンズ素材の外周面にチャック代を充分に確
保できず、ＣＧ前加工心取り加工を同時に行うことがで
きなかった。

そこで、ＣＧ前加工心取り加工を同時に行う場合は、接
着剤によりレンズ素材を保持具に貼付けて加工しなけれ
ばならず、作業の効率が低下する欠点を有していた。

因って、本発明は前記従来技術における欠点に鑑み開発
されたもので、レンズ素材を保持具に貼付けることなく
、コレットチャックやエアチャック等で把持した状態の
ままＣＧ前加工心取り加工が同時もしくは連続的に行な
えるレンズ素材の提供を目的とするものである。

〔課題を解決するための手段］ 本発明は、プレス成形して成るレンズ素材において、該
レンズ素材のレンズ面となる一方の面に段部または突出
した厚肉部からなるチャック代を設けて構成したもので
ある。

〔作用〕

本発明によるレンズ素材によれば、レンズ素材を保持具
に貼付けることなく、コレットチャックやエアチャック
等で把持した状態のままＣＧ前加工心取り加工が同時も
しくは連続的に行なえる。

〔実施例〕

以下、本発明によるレンズ素材の実施例について図面を
参照しながら詳細に説明する。

（第１実施例） 第１図乃至第２図は本発明レンズ素材の第１実施例を示
し、第１図は側面図、第２図は縦断側面図である。

１はレンズ素材で、このレンズ素材１は破線で示すレン
ズの最終形状２に前述の余裕を持たせて成形されている
。

さらに、レンズ素材１はレンズ面となるレンズ素材曲面
１ａ、ｌｂと周側面１ｃで構成されており、レンズ素材
曲面１ａ、ｌｂの外周縁部にはレンズ素材をチャック３
で把持するためのチャック化１ｄが同心状のリング形状
に設けられている。

このチャック化１ｄは、レンズの最終形状２に持たせた
余裕の厚さにΔ！＝ｉ１〜１．５胴を加えて設けたもの
である。

レンズ素材１に、上記チャック化１ｄを設けたことによ
り、レンズ素材１をチャック３でチャックした状態のま
ま、レンズ素材曲面１ａのＣＧ前加工よび周側面ＩＣの
心取り加工を同時もしくは連続的に行うことが可能とな
った。

しかしながら、レンズ素材曲面１ｂのＣＧ前加工際には
、チャック化１ｄを含めて加工することになるが、チャ
ック化１ｄは小さな厚肉部でありタクトタイムへの影響
は僅かなものであった。さらに、チャック化１ｄを設け
たことによる素材コストはほとんど変わらないものであ
った。

なお、本実施例におけるチャック化１ｄの厚内部は光軸
と平行かつ直角な厚肉部により構成されているが、第２
図ａ、ｂ、ｃに示す如く、チャック代をｌｅ、ｉｆ、１
ｇ等のように突出したさまざまな形状に設けることもで
きる。さらに、チャック化は同心状のリング形状ばかり
でなく、該リング形状を複数等分し断続した形状または
チャック形状にあわせて散在した形状とすることもでき
る。

また、本実施例は凸レンズのガラス素材で示したが、凸
レンズに限らず種々のレンズ素材形状に通用できるもの
である。

（第２実施例） 第３図は、本発明レンズ素材の第２実施例を示す側面図
である。

当該実施例に示されるレンズ素材は、前記第１実施例に
おけるレンズ素材曲面１ｂの外縁部に設けたチャック化
１ｄのかわりに、レンズ素材曲面１ｂの光学機能面にチ
ャック化１ｈを設けて構成した点が異なり、他の構成は
同一の構成から成るもので、他の構成については同一番
号を符してその説明を省略する。

このチャック化１ｈは、光軸に平行かつ直角な段部によ
り構成され、レンズの最終形状２に持たせた余裕の厚さ
にΔＬ＝、１〜２叩程度加えて設けられている。

このチャック化１ｈを設けたことにより、前記実施例と
同様にレンズ素材１をチャック３でチャックした状態の
まま、レンズ素材曲面１ａのＣＧ前加工よび周側面１ｃ
の心取り加工を同時もしくは連続的に行うことができる
。

さらに、光学機能面にチャック化１ｈを設けたことで、
二点鎖線で示す砥石４を使用することにより、レンズ素
材曲面１ａ、ｌｂの各外周縁の面取りが心取り加工と同
時もしくは連続的に行える効果が得られる。

なお、レンズ素材曲面１ｂのＣＧ前加工際には、チャッ
ク化１ｈを含めて加工することになるが、前記第１実施
例と同様にタクトタイムへの影響および素材コストの増
加は僅かなものであった。

（第３実施例） 第４図は、本発明レンズ素材の第３実施例を示す側面図
である。

当該実施例に示されるレンズ素材５は、前記第２実施例
におけるレンズ素材曲面１ｂの光学機能面に設けたチャ
ンク化１ｈにかわりに、レンズ素材５の形状に合わせた
チャック化５１が設けられている。

このチャック化５１は、光軸に平行かつ直角な段部によ
り構成され、レンズの最終形状６に持たせた余裕の厚さ
にΔζ１〜２■程度加えて設けられるとともに、チャッ
ク７を外側に開くことでレンズ素材５が把持できるよう
に構成されている。

チャック化５１を設けたことにより、凹レンズにおいて
も前記第２実施例と同様に、ＣＧ線加工よび外周縁の面
取りを含む心数加工が同時もしくは連続的に行なえる効
果が得られる。

また、レンズ素材曲面５ｂのＣＧ線加工際しても、チャ
ンク化５１を含めた加工は前記第２実施例と同様に、タ
クトタイムへの影響および素材コストの増加は僅かなも
のであった。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によるレンズ素材によれば、ＣＧ
線加工心数加工がチャックした状態のままで同時もしく
は連続的に加工可能となり、作業工程の省略によりコス
トダウンが図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第２図は、本発明レンズ素材の第１実施例を
示し、第１図は側面図、第２図は縦断側面図、第３図は
同第２実施例を示す側面図、第４図は同第３実施例を示
す側面図、第５図は従来のレンズ素材を示す側面図であ
る。 １、　５・・・レンズ素材 ２．６・・・レンズの最終形状 ３．７・・・チャック ４・・・砥石 第 図 第 図 第 図 （ａ） 第 （ｂ） 図 （ｃ） 包） 第 図 （ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）プレス成形して成るレンズ素材において、該レン
   ズ素材のレンズ面となる一方の面に段部または突出した
   厚肉部からなるチャック代を設けて構成したことを特徴
   とするレンズ素材。