JPH02110365A - 超音波探傷器のゲート回路 - Google Patents

超音波探傷器のゲート回路

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JPH02110365A
JPH02110365A JP63262858A JP26285888A JPH02110365A JP H02110365 A JPH02110365 A JP H02110365A JP 63262858 A JP63262858 A JP 63262858A JP 26285888 A JP26285888 A JP 26285888A JP H02110365 A JPH02110365 A JP H02110365A
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JP
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signal
gate
value
threshold value
probe
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JP63262858A
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Yasuo Tanaka
康雄 田中
Eiki Izumi
和泉 鋭機
Shigenori Aoki
茂徳 青木
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、物体の内部の検査や表面形状の探査等を行な
う場合に用いられる超音波探傷器のゲート回路に関する
〔従来の技術〕
超音波探傷器は、物体内部の傷の存在の有無を当該物体
を破壊することなく検査し、又は物体表面の形状等を調
査する装置として良く知られている。この超音波探傷器
を図により説明する。
第5図は従来の超音波探傷器のブロック図である0図で
、1は被検査物体、1fは被検査物体1内に存在する欠
陥を示す。2は被検査物体1内に超音波を放射するとと
もに、反射してきた超音波に比例した電気信号を出力す
る探触子である。3は探傷器本体であり、超音波探触子
2に対して超音波発生パルスを出力し、かつ、探触子2
からの信号を受信し、この信号の波形を表示する。
超音波探傷器本体3は次の各要素で構成されている。即
ち、4は超音波探傷器本体3の動作に時量的規制を与え
る信号電圧を発生する同期回路、5は同期回路4の信号
により探触子2に超音波発生のためのパルスを出力する
送信部である。6は探触子2からの信号を受信する受信
部であり、抵抗器で構成される分圧器の組合せより成る
減衰回路6asおよび増幅回路6bで構成される。7は
増幅回路6bからの信号を整流する検波回路、8は垂直
軸増幅回路である。
9は同期回路4からの同期信号により三角波を発生する
掃引回路、10は掃引回路9の三角波信号を増幅する増
幅回路である。11は探触子2からの信号波形を表示す
る表示部であり、横軸は増幅回路10から出力される三
角波で定まる時間軸とされ、縦軸は垂直軸増幅回路8か
ら出力される信号の大きさとされる。表示部11として
は陰極線管が用いられ、その表面にはスケールが表示さ
れている。12は被検査物体1において、その表面から
の検査すべき範囲(測定範囲)を設定する測定範囲設定
部である。13は掃引開始信号に遅れ時間をもたせて表
示部11に表示される波形の位置を平行移動させる遅延
時間設定部である。
次に、上記従来の超音波探傷器の動作の概略を説明する
。同期回路4からの信号電圧により送信部5からパルス
が出力されると、探触子2はこのパルスにより励振され
て被検査物体1に対して超音波を放射する。放射された
超音波の一部は被検査物体1の表面から直ちに探触子2
に戻り、他は被検査物体1内を伝播し、被検査物体1の
底部に達し、ここで反射されて探触子2に戻る。一方、
被検査物体1に欠陥1fが存在すると、超音波は当該欠
陥1fにおいても反射されて探触子2に戻る。これら探
触子2に戻った超音波は探触子2をその大きさに比例し
て励起し、探触子2からはこれに応じた電気信号(エコ
ー信号)が出力される。
このエコー信号は減衰回路6aに入力され、処理に適し
た大きさに調節され、増幅回路6bを経て検波回路7に
入力される。検波回路7は表示部11の表示を片振り指
示とするため、入力信号を整流する。検波回路7の出力
信号は垂直軸増幅回路8を経て表示部11に入力され、
その大きさが表示部11の縦軸に表される。一方、掃引
回路9は同期回路4の同期信号により三角波電圧を発生
し、この電圧は増幅回路10を経て表示部11(陰極線
管)の偏向電極に印加され、電子ビームを掃引する。こ
の掃引と前記垂直軸増幅回路8からの入力信号により、
表示部11には探触子2に戻った反射波の波形が表示さ
れる。
次に、この反射波の波形、即ちエコー信号の波形につい
て説明する。第6図は被検材内部の欠陥の位置および大
きさを示す図である0図で、1は被検材、2は探触子で
第5図に示すものと同じである。Sは被検材1の表面、
bは被検材1の底面、f、、f!、f、は被検材1の内
部の欠陥を示す。
欠陥f、と欠陥f2とは、欠陥の大きさは同じであるが
、表面Sからの位置は欠陥f1より欠陥f。
の方が深い、又、欠陥f、と欠陥f、とは、表面Sから
の位置は同じであるが、欠陥f、の方が欠陥の大きさが
大である。
第7図(a)〜(C)は第6図に示す各欠陥f1〜f、
のエコー信号の波形図である。各図はそれぞれ探触子2
を矢印方向に移動させ、各欠陥f、、f2.f、の真上
に位置せしめたときの波形図で、Tは送信パルス、Bは
底面すからの反射パルス、F+ 、Fz 、F*はそれ
ぞれ欠陥fl+ft、f、からのエコー信号の波形を示
す。又、各図は横軸に時間、縦軸に信号レベルがとって
あり、tlは送信パルスTから反射パルスBの発生まで
の時間、t+ *  tx +  ts (ts−tx
)は送信パルスTから各エコー信号Fs、Ft、Ftの
発生までの時間、’JI*  ”Yx Dz=)’+)
+  Yxはは各エコーF+、Fz、F*の信号レベル
の大きさを示す。
但し、被検材1は鋼材の様に均質な材質で、厚さも数1
0mm程度であり、減衰率は極微小であるとする。
今、被検材1内の音速をVs、被検材1の厚みを10と
すると、時間t、は次式で表わされる。
(1)式から明らかなようにエコーが探触子2に戻るま
での時間は超音波の反射位置に比例し、かつ、その位置
は値v3,1゜が既知であれば求めることができる。実
際上、表示部11に表れた第7図(a)の波形から欠陥
f、の位置らを知るには、時間jl+  tl と既知
の値10から次式により計算される。
1゜ f、  −XJIo   ・・・・・・・・・ (2)
を婁 欠陥f、、f、の各位置1..l、も(2)式と同様の
計算により求めることができる。
又、被検材1と同一材料を用いて予め既知の大きさの人
工欠陥を作り、そのエコーの信号レベルyを測定してお
けば、第7図(a)〜(c)の表示波形の各エコー信号
F l−F xの信号レベルY+”’7sの大きさをそ
れぞれ信号レベルyと比較することにより、各欠陥f8
〜f、の大きさを知ることができる。これらのことから
、欠陥fl〜f、がさきに説明した態様のものである場
合には、エコー信号F+、Ftの大きさがほぼ等しく、
又、エコー信号F*、Fsが同一表示位置に現れること
が判る。
以上述べたのは被検材1の内部の欠陥のネ★査例である
が、超音波探傷器はそれ以外に、被検材の表面形状の検
査にも用いられる。第8図は被検材の表面形状の測定を
示す図である。図で、1′は被検材、2は探触子、Wは
被検材1′と探触子2との間に介在せしめられた水であ
る。探触子2から放射された超音波は被検材1′の表面
で反射して探触子2に戻る。したがって、表示部11に
はそのエコー信号波形が表示される。
第9図(a)、  (b)は被検材1′の表面の反射エ
コー信号の波形図である。図で、横軸には時間、縦軸に
は信号レベルがとってあり、Tは送信パルス、S+、S
tはそれぞれある位置および他の位置のエコー信号、t
□+ES1は各エコー信号S、、S、の発生時間を示す
。今、ある位置での探触子2と被検材1′表面との距離
をA 1.11 +水中の音速をV、1とすると、距1
i11Wlは次式により求めることができる。
又、他の位置の距離II w tも(3)式と同様の計
算により求めることができる。そして、探触子2の矢印
方向の移動を小さなピッチで行ない、各ピッチ毎に得ら
れたエコー信号を綜合することにより被検材1′の表面
形状を検査することができる。
な°お、測定範囲設定部は波形の拡張、縮小を行なう手
段、遅延時間設定部13は波形の移動(スクロール)を
行なう手段であり、いずれもより一層観察を容易にする
ためのものである。
〔発明が解決しようとする!!!!題〕上記のような被
検材の検査において、例えば第6図に示す内部欠陥の検
査には、表示部11に表示された領域A、内に存在する
エコー信号、第8図に示す表面形状の検査には、領域A
g’内に存在するエコー信号の信号波形に基づいて検査
が行なわれる。しかしながら、その検査は、表示部11
に表示されるそれぞれの波形について検査員がスケール
により発信パルスTとエコー信号F、〜F、。
S+、Stの発生位置との間隔を測定しなければならず
極めて面倒で手間と時間を要するばかりでな(、その測
定は人間により行なわれるので極めて不正確である。特
に、第6図に示す内部欠陥の検査の場合は、さらにエコ
ー信号F+”’Fsの大きさの測定も必要となり、より
以上の手間と時間を要し、測定も又不正確となる。
本発明の目的は、上記従来技術における課題を解決し、
迅速かつ正確に検査を行なうことができる超音波探傷器
のゲート回路を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明は、探触子を励振さ
せるパルスを出力する送信部と、前記探触子からの超音
波反射信号を受信検波する受信検波部とを備え、この受
信検波部の検波信号に基づいて被検材の検査を行なう超
音波探傷器において、前記被検材の検査対象領域を設定
する設定手段と、この設定手段により設定された前記検
査対象領域の検波信号のみを出力するゲート手段と、前
記検波信号に対する所定のしきい値を設定する設定手段
と、前記ゲート手段の出力13号と前記しきい値とを比
較し前記出力信号が前記しきい値以上のときラッチ信号
を出力する比較手段と、前記パルス出力と同時にカウン
トを開始するカウンタと、前記ラッチ信号により前記カ
ウンタのカウント値をラッチするラッチ手段と、前記ゲ
ート手段の出力信号のうちの最大値を検出する最大値検
出手段とを設けたことを特徴とする。
〔作用〕
被検材の検査対象領域を設定するとともに、ゲート手段
により当該検査対R領域内に存在する検波信号のみ出力
させる。そして、所定の信号レベルのしきい値を設定し
ておき、出力された前記検波信号と当該しきい値とを比
較し、前者が後者以上のとき、探触子の励振と同時にカ
ウントを開始しているカウンタのその時点でのカウント
値をラッチする。このラッチされたカウント値により欠
陥等の位置が判る。又、前記ゲート手段から出力された
検波信号のうち最大値検出手段によりエコー信号の最大
値を検出する。この検出された最大値により欠陥等の大
きさが判る。
〔実施例〕
以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係る超音波探傷器のゲート回
路のブロック図である。図で、第5図に示す部分と同一
部分には同一符号を付して説明を省略する。20はゲー
ト回路を示す、このゲート回路20は以下の構成を有す
る。即ち、21は検波回路7の検波信号の入出力を行な
うバッファ、22はバッファ21から出力された検波信
号のうちの最大値を検出するピークデテクタ、23はピ
ークデテクタ22で検出された最大値をディジタル値に
変換するA/D変換器である。24はゲート信号発生器
である。このゲート信号発生器24の構成については第
2図を用いて後述する。25はクロック信号を出力する
発振器、26は後述するゲート信号発生器24内のカウ
ンタのカウント値をラッチするゲート用ラッチである。
27は検波信号に対しである定められたしきい値を設定
し出力するしきい値発生器、28はバッファ21から出
力される検波信号と上記しきい値とを比較するコンパレ
ータ、29はインタフェースである。
30は以上の構成よりなるゲート回路20を制御すると
ともに他の種々の制御や演算を行なうcpU(中央処理
装置)である。
第2図は第1図に示すゲート信号発生器24のブロック
図である0図で、第1図に示す部分と同一部分には同一
符号を付して説明を省略する。24a、24bはそれぞ
れゲート開始点設定器およびゲート終了点設定器であり
、ゲート(第6図および第8図に示す領域A@+Ag’
に相当する)の初めと終りの時間(位置)が設定される
。24Cは発振器25によりカウントが進められるカウ
ンタ、24d+ 、24dtはコンパレータ、24eは
コンパレータ24d+ 、24agの出力信号により制
御されるフリップフロップ回路である。
次に、本実施例の動作を第3図(a)〜(f)に示すタ
イムチャートおよび第4図(a)〜(8)に示す信号波
形図に基づいて説明する。最初、ゲート開始点設定器2
4aにゲート開始時間t、に相当する値C1が、又ゲー
ト終了点設定器24bにゲート終了時間t1に相当する
値C3が設定され、さらに、しきい値発生器27にしき
い値y0が設定される。これらの設定はCPU30への
入力によりなされる。特に、値C−,Cbは、発振器2
5のクロック信号の周期をτ。とするとCPU30にお
いて、Cm−ja/τO*  Cb −L b/τ。の
演算を行なうことにより求められる。なお、上式で値C
−,Cbが整数でない場合には整数化がなされる。又1
、しきい値y0はエコー信号に含まれるノイズ成分を考
慮し、これより大きい値に選定される。
同期回路4からは第3図(a)に示すように周期T0の
トリガ信号が出力される。この周期T0は被検材1の材
質および探傷のサイクルタイムにより決定される。即ち
、被検材1の材質が超音波の減衰の度合が小さいもので
あれば、エコーが充分減衰されないうちに次の超音波が
送信されて互いに干渉を生じるし、又、必要とする深傷
サイクルタイムより極度に短かくすれば上記干渉が生じ
なくても電力消耗が不必要に大きくなる。したがって、
トリガ信号の周期T0はこれらを考慮して決定される。
同期回路4のトリガ信号により送信部5からパルスが出
力されて探触子を励振するとともに、カウンタ24cお
よびゲート用ラッチ26を0にリセットする。カウンタ
24cはその直後、第3図<c>に示すように発振器2
5のクロック信号により改めてカウントを開始し、その
カウント値は増加してゆく、一方、探触子2には被検材
1からのエコーが戻り、そのエコー信号は受信部6で増
幅され、検波回路7で検波される。検波回路7からの検
波信号はバッファ21に入力されるが、最初バッファ2
1は遮断状態にあるので、入力された検波信号はバッフ
ァ21から出力されない。
カウンタ24cのカウント値は常にコンパレータ24d
+ 、24d*に出力され、それぞれゲート開始点設定
器24aに設定された値C1およびゲート終了点設定器
24bに設定された値Cbと比較されている。そして、
カウンタ24cのカウント値が第3図(c)に示すよう
に値C1と一敗すると、コンパレータ24d1から第3
図(d)に示すようにセット信号が出力されフリップフ
ロップ回路24eをセット状態として第3図(f)に示
すゲートタイミング信号(高レベル)の出力を開始する
。このゲートタイミング信号はバッファ21に印加され
、バッファ21を導通状態とするので、以後、検波回路
7から出力される検波信号はそのままバッファ21の出
力信号となる。カウンタ24cのカウント値が第3図(
C)に示すように設定値C5に達すると、第3図(e)
に示すようにコンパレータ24dアからリセット信号が
出力され、フリップフロップ回路24eをリセットする
。これによりゲートタイミング信号は停止され、バッフ
ァ21は再び遮断状態に戻る。即ち、第3図(f)に示
すように、ゲートクイミ〉゛グ信号が高レベルの期間(
ゲート開の期間)だけバッファ21から検波信号が出力
されることになる。
この状態が第4図(a)、  (b)に示されている。
即ち、検波回路7から出力される第4図(a)に示すよ
うな検波信号のうち、バッファ21から出力されるのは
第4図(b)に示すようにゲート間の期間t、〜t5間
に存在する欠陥からのエコー信号Fのみである。そして
、仮に、第4図(a)に示すような検査に不要なノイズ
N、、Ntが存在してもこれらはゲート開によって除外
される。
一方、ゲート間の期間にバッファ21から出力される検
波信号は、ピークデテクタ22およびコンパレータ28
に入力される。コンパレータ28では、入力された検波
信号としきい値発生器27に設定されたしきい値yoと
が比較され、検波信号が値70以上のとき、第4図(C
)に実線で示されるように高レベルのイベント信号が出
力される。第4図(C)で時間t1はイベント信号の出
力時点を示す、このイベント信号は、第6図における欠
陥又は第8図における表面が検出されたことを意味する
信号である。イベント信号はゲート用ラッチ26に印加
され、この時点でカウンタ24Cから入力されているカ
ウント値C9をラッチする。以後、ゲート用ラッチ26
は第4図(d)に示すようにこのカウント(IC1を保
持する。CPU30は保持されたカウント値C,を入力
し、これに基づいて欠陥又は表面までの距離を演算する
第6図に示す欠陥f、の場合、その距離!、ば、・・・
・・・・・・ (4) で求めることができ、又、第8図に示す表面の場合、そ
の距離IWIは、 ・・・・・・・・・ (5) で求めることができる。
さらに、イベント信号はインタフェース29を介してC
PU30に入力され、CPU30はこのイベント信号に
基づき、欠陥等を検出したことを意味する表示又は警報
を発生させる34なお、イベント信号をCPU30を介
することなく直接、表示又は警報のための信号として使
用することもできる。
一方、バッファ21から出力された検波信号はピークデ
テクタ22に入力され、第4図(e)に実線で示すよう
に入力された検波信号の最大値を検出する。第4図(e
)に点線で示すエコー信号波形の場合、最初のピークま
では検出値は波形どうりに増加し、最初のピークから低
下したときはそのピーク値を保持し、再び次のピークま
で増加してゆき、結局2つ目のピークの値が最大値とし
て保持される。このピーク値は欠陥の大きさを判断する
重要なデータであるので、CPU30で解析を行なうた
めに、A/D変換器23でディジタル値に変換してCP
U30に入力される。CPU30は、記憶されている手
順にしたがって、この最大値を解析する。
またピークデテクタ22はCPU30の指令によってA
/D変換処理後、図示しないリセット信号によってリセ
ットされる。
このように、本実施例では、ゲート回路20を設けて欠
陥等の位置および大きさを数値として求めるようにした
ので、何等の手間や時間を要することなく容易、迅速、
かつ、正確に検査を行なうことができる。
ここで、例えば被検材1が鋼材でその音速v3が590
0m/!、発振器25の周波数が20MHz(周期τ。
が50ns)とすると、カウンタ24cのカウント値の
1ビツトあたりの分解能は0.15mm (5,9X 
10’ X 1 o−9xs O/2)となる。この分
解能で、例えばカウント値に8ビツトを用いれば約40
mm相当の厚さ、16ビツトであれば約10m相当の厚
さの被検材1の検査が可能となる。
なお、上記実施例の説明では、オシログラフによる波形
表示については触れなかったが、これを共用してもよい
のは当然である。又、同期回路の周期はCPUにより設
定することができる。さらに、同期回路のクロック信号
源として発振器を共用することができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明では、検波信号に対してゲー
トを設け、ゲート内の検波信号の最大値を検出するとと
もに、検波信号としきい値とを比較し、検波信号がしき
い値以上のときカウンタのカウント値をラッチするよう
にしたので、スケールをもって表示波形を測定するとい
う手間と時間を必要とせず、容易、迅速、かつ、正確に
検査を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る超音波探傷器のゲート回
路のブロック図、第2図は第1図に示すゲート信号発生
器のブロック図、第3図(a)〜(f)は第1図に示す
ゲート回路の動作を説明するタイムチャート、第4図(
a)〜(e)はエコー信号の波形図、第5図は従来の超
音波探傷器のブロック図、第6図は被検材の欠陥を示す
図、第7図(a)〜(c)は第6図に示す欠陥に対応す
るエコー信号の波形図、第8図は被検材の表面形状を示
す図、第9図(a)、(b)は第8図に示す表面のエコ
ー信号の波形図である。 2・・・・・・・・・探触子、4・・・・・・・・・同
期回路、5・・・・・・・・・送信部、6・・・・・・
・・・受信部、7・・・・・・・・・検波回路、20・
・・・・・・・・ゲート回路、21・・・・・・・・・
バッファ、22・・・・・・・・・ピークデテクタ、2
3・・・・・・・・・A/D変換器、24・・・・・・
・・・ゲート信号発生器、24a・・・・・・・・・ゲ
ート開始点設定器、24b・・・・・・・・・ゲート終
了点設定器、24C・・・・・・・・・カウンタ、24
d+ 、24dz・・・・・・・・・コンパレータ、2
5・・・・・・・・・発振!、26・・・・・・・・・
ゲート用ラッチ、27・・・・・・・・・しきい値発生
器、28・・・・・・・・・コンパレータ、30・・・
・・・・・・CPU。 第3図 (fノゲートタイミング 信号 第4図 1゜ b b 第7図 t3−一一一一一 第8図 第9図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 探触子を励振させるパルスを出力する送信部と、前記探
    触子からの超音波反射信号を受信検波する受信検波部と
    を備え、この受信検波部の検波信号に基づいて被検材の
    検査を行なう超音波探傷器において、前記被検材の検査
    対象領域を設定する設定手段と、この設定手段により設
    定された前記検査対象領域の検波信号のみを出力するゲ
    ート手段と、前記検波信号に対する所定のしきい値を設
    定する設定手段と、前記ゲート手段の出力信号と前記し
    きい値とを比較し前記出力信号が前記しきい値以上のと
    きラッチ信号を出力する比較手段と、前記パルス出力と
    同時にカウントを開始するカウンタと、前記ラッチ信号
    により前記カウンタのカウント値をラッチするラッチ手
    段と、前記ゲート手段の出力信号のうちの最大値を検出
    する最大値検出手段とを設けたことを特徴とする超音波
    探傷器のゲート回路。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6010167A (ja) * 1983-06-30 1985-01-19 Japan Steel Works Ltd:The 超音波探傷信号処理装置
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