JPH02110089A - 油圧エレベータ - Google Patents

油圧エレベータ

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JPH02110089A
JPH02110089A JP1242107A JP24210789A JPH02110089A JP H02110089 A JPH02110089 A JP H02110089A JP 1242107 A JP1242107 A JP 1242107A JP 24210789 A JP24210789 A JP 24210789A JP H02110089 A JPH02110089 A JP H02110089A
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oil temperature
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elevator
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Toshiki Kajiyama
俊貴 梶山
Kenji Yoneda
健治 米田
Tsutomu Sano
佐野 勤
Katsuhiko Seki
克彦 関
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は油圧シリンダに供給、あるいは、排出する圧油
の流量制御によって、速度制御する形式の油圧エレベー
タに係り、特に、油圧エレベータの運転時間が、油圧エ
レベータの運転条件である負荷荷重・油温及び流量制御
弁の流量制御特性のばらつきに影響されない好適な油圧
エレベータに関する。
〔従来の技術〕
従来の油圧エレベータは、特開昭59−203074号
公報に記載のように、油圧エレベータの減速指令制御に
用いる油温・油圧による減速指令遅延テーブルの初期値
を以下のように構成される。すなわち、油圧エレベータ
の負荷及び油温範囲は、負荷を最小から最大までをm区
分、油温も最小から最大までをn区分する。この領域に
ついては、前もって適当な補正値(減速遅延時間Δt)
を入れる。
このテーブルの値Δtが、システムとしての油圧エレベ
ータに最適な値とすれば1着床時間をT x 3=T1
′  とすることができる。しかし、油圧エレベータの
諸元の相異及び流量制御弁のバラツキ等のため、油圧エ
レベータが異なれば領域は同一でも、記憶させるΔtの
値は異なる場合が生じる。
これに対しては次の様にしてΔtを選択する。すなわち
、種々のケースについての最大公約数的な値より小さい
値を入れる。場合によっては、最小値を入れてもよい。
このように設定したテーブルのΔtの値が、システムと
してその油圧エレベータに最適な値であれば、このテー
ブルを用いて、着床走行時間を一定に保てる。しかし、
常に最適になる保障にない。
以上の様に、油圧と油量による減速指令遅延テーブルに
設定される減速長延時間ΔTの初期値は、油圧エレベー
タの諸元の相異、及び、流量制御弁のばらつきが考慮さ
れた値ではなく、最大公約数的な減速遅延時間値として
エレベータが運転される毎に徐々に補正していく方法を
採っていた。これは、減速遅延時間の誤設定(減速遅延
時間を個個の油圧エレベータが持っている適正値よりも
大きく設定)をした場合のエレベータの突込み現象。
すなわち、エレベータの停止レベルに対する行き過ぎの
現象を防止するためであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、油圧エレベータのかご内負荷荷重と油
温によって検索する減速遅延時間テーブルの減速遅延時
間の初期値を、個々の油圧エレベータが持っている適正
な減速指令遅延時間値にセットするという点について考
慮されておらず、エレベータを据付けてから、減速遅延
時間テーブルの値が全エレベータの負荷条件に対し着床
走行時間が一定となる適正な値に補正されるには、少な
くとも、全負荷条件(負荷領域のm区分、油圧領域のn
区分、運転方法別の区分)である(m X n×2)通
りの運転を実施しなければならなかった。
従って、この期間における減速遅延時間テーブル補正中
のデータでは、全運転条件に対し、着床走行時間を一定
に制御することが出来ず、顧客に対して、エレベータの
乗り心地が悪く、しかも、エネルギ損失の大きいエレベ
ータを提供していたという問題があった。
特に、標準の特性を持った流量制御弁に対し、特性が大
きくかけ離れた流量制御弁に対してはこの問題が顕著で
あった。又、エレベータの据付調整時に流量制御弁を再
調整した場合には、油圧エレベータの運転制御性能が変
わり、初期値設定データでは、充分な制御性を得られな
いばかりか、減速遅延時間の初期値が不適正値となり、
最悪時には減速指令遅れにより、エレベータがレベル行
過ぎになるという問題もあった。
本発明の目的は、油圧エレベータの運転条件、すなわち
、負荷、油温が変化しても、さらに、流量制御弁の流量
制御特性が標準の流量制御特性に対して大きくばらつい
ても、エレベータの据付調整運転後、直ちに着床走行時
間を常に一定に保ち、乗心地の良い油圧エレベータを提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、油圧エレベータの運転制御に用いている流
量制御弁の流量制御特性が、油温及び負荷圧力に対する
依存性が強いことに着目して、油圧エレベータの据付調
整運転時に、任意の領域で油温及び負荷圧力を変化させ
、エレベータを運転させ、個々の流量制御弁が持ってい
る油温と負荷圧力に対する流量制御特性を実測する。こ
の実測データによる、個々の流量制御が持っている特性
により1着床走行時間を一定とする減速遅延時間を算出
演算すると共に、更に、実測領域外の油温と負荷領域に
対しても減速遅延時間を推定演算して実測データに基づ
き求める手段を備えることにより達成される。
〔作用〕
前述の通り作成された減速時間遅延テーブルは個々の流
量制御弁が持っている流量制御特性に一致したものであ
る。これによって、油圧エレベータを運転制御するため
、流量制御弁のばらつきに対しても、常に、着床走行時
間を一定、かつ、最短とした良好な乗り心地を達成でき
、さらには、エネルギ損失の少ない油圧エレベータを提
供することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図から第6図により説明
する。
第3図は、本発明による油圧エレベータ用制御装置の一
実施例を示すブロック図である。
図中、1は制御指令装置、2はモータ、3は油圧ポンプ
、4は電磁制御弁、5はエレベータのシーケンス制御及
び、減速遅延時間の演算処理等を行うための演算制御装
置、14はエレベータの乗かご12上に設けられたエレ
ベータの速度及び位置を検出するためのロータリエンコ
ーダ、7は油温センサ、8はエレベータの負荷荷重を検
出するための油圧センサである。また、6は流量制御弁
、9はシリンダ、10はシーブ、11は主索、13はガ
イドレール、15はプランジャである。
エレベータが走行し、目的階の減速指令点(第4図に示
すa点)に達すると、予め、油温、負荷荷重及び、エレ
ベータの運転方向により第1図に示す制御指令装置1の
減速遅延時間テーブルから選択された減速遅延時間Δj
nだけ遅らせた第4図に示すb点より減速を開始する。
同時に、この時、第3図に示すロータリエンコーダ14
で減速開始直前のエレベータの全速走行速度vHを実測
する。
エレベータが減速を続け、着床走行状態に入った時点(
第4図に示す0点)より、停止指令発生地点(第4図に
示すd点)までの時間を計測し、着床走行時間Tr を
求める。また、同時にロータリエンコーダ14で、着床
走行速度VLも実測する。
エレベータが停止すると、実測した全速走行速度VH、
着床走行時間T r 、着床走行速度VL、及び、予め
設定された目標着床走行時間データTOと下記の(1)
式により1回運転時の減速遅延時間の補正値ΔTn*を
算出する。
ここで、n回目の運転で用いた減速遅延時間値ΔTnに
(1)式で求めたn回目の減速遅延時間の補正値ΔT 
n(−)を加え、(2)式に示すよう、(n+1)回目
のエレベータ走行に用いる減速遅延時間ΔT n + 
1 を求める。
ΔT、÷1=ΔT、+ΔTn(リ     −(2)こ
のように、エレベータが運転される毎に、減速遅延時間
テーブルの減速遅延時間を常に補正計算し、最適値に保
つような機能を第3図に示す演算制御部5を持っている
本発明は、この様な機能をもつ油圧エレベータにおいて
、さらに、以下の機能を付加したもので、本発明の実施
例を第1図、第2図及び第4図、第5図を用いて説明す
る。
第2図は、エレベータ据付調整時等に実施する実測デー
タにより減速遅延時テーブルの初期値を求める場合のエ
レベータの運転フローチャートをを示し、第1図は、運
転実施時の油温変化、負荷変化及び、エレベータの運転
状態を示した図であり、第4図は、減速遅延時間ΔTの
油温及び負荷変化に対する特性図である。
まず、第1図及び第2図を用いて、エレベータの据付調
整運転時に実施する上昇運転(UP運転)用と下降運転
(DN運転)用の減速遅延時間テーブル(以下ΔT−P
 −Tテーブルと略す)16又は17の初期値設定の学
習運転(以下初期学習運転と略す)について説明する。
油圧エレベータの据付調整運転後、高速運転走行が可能
となった状態で、初期学習運転制御モー:′へ移行させ
る。これにより乗かと12は、予め設定された基準階へ
走行し、基準階でドア開待機状態となる。ここで、まず
、エレベータかご[荷重を指定された負荷、例えば、5
0%ロードに調整し、油温変化による減速遅延時間へT
を実測するための運転(以下ΔTの収集運転と略す、)
M T i を実施する。この時、エレベータは予め設
定された運転(少なくとも各−回以上のUP運転とDN
運転)を自動的に行ない、第4図で説明した方法で、減
速遅延時間へTを求める。尚、この時のΔT−P −T
テーブルの初期値は全て零とする。このデータは第6図
に示す油温T1.がご内負荷50%ロードである。a点
のデータとなる。
これによりエレベータは第1図に示す油温変化によるΔ
Tの収集運転M T Lを終了し、自動的に基準階へ復
帰し、引き続き油温を上昇させるための第1図に示すヒ
ーティング運転H1モードへと移行する。ヒーティング
運転H1により、油温T2がヒーティング運転開始時の
温度T1に対し、予め設定された油温上昇値Δtを超え
た場合、すなわち。
Tx  T1>Δt             ・・・
(3)の条件が成立すると、エレベータは次の油温変化
による八Tの収集運転M T 2モードへと自動的に移
行する。このM T x運転により、第6図のb点に示
す油温T2、負荷荷重による減速遅延時間値を求める。
そして、前記の油温変化によるΔTの収集運転を設定回
数繰り返し、油温か予め設定された値であるT8に上昇
した時点で、ヒーティング運転を中止して負荷変化によ
るΔTの収集運転モードへと移る。この時、エレベータ
は基準階でドア間待機状態となり、エレベータかご内の
負荷荷重の調整を要求する。エレベータ内負荷を調整し
て第1図に示す負荷変化によるΔTの収集運転M T 
s 。
M T a を前述と同様に行ない、第5図に示す油温
T3で負荷を変化させた時の減速遅延時間データを得る
この負荷変化によるΔTの収集運転終了後、再び油温変
化による八Tの収集運転モードへ移行させ、再び、第1
図に示す油温を上昇させるためのアンロード運転H3へ
と移行し、前述と同様の運転を繰り返す。
そして、油温か予め設定された値であるT4まで上昇す
ると初期学習運転を終了する。
この一連のΔTの収集運転が終了すると、第5図に示す
様に、油圧を変化させた時の減速遅延時間ΔTの実測デ
ータより、油圧変化時のΔTの関数式F(P)を求める
。又、第6図に示す様に同様に油温変化時へTの関数式
F(T)を求める。
これら実測データより求めた減速遅延時間の油圧変化に
よる関数式F(P)及び、油温変化による関数式F(T
)とにより、第3図に示す演算処理装置5により ΔT(P −T)= F(P)傘F(T)     ・
・・(3)の減速遅延時間へTの油圧と油温の関係式を
求める。このようにして作成したΔT(P−T)により
、油圧エレベータの運転条件である全油圧及び全油温範
囲にわたり減速遅延時間ΔTを求め、第1図に示す減速
遅延時間ΔT子テーブル6及び17を作成し、初期学習
運転モードは解除され、平常運転モードへと自動復帰す
る。
このようにして、油圧エレベータの運転制御に用いられ
ている個々の流量制御弁の流量制御特性を油温及び油圧
を変化させた実測データより、減速遅延時間テーブルを
作成するため、極めて精度が高く、負荷圧力及び油温か
変化しても、常に、着床走行時間を一定に制御すること
ができる。
又、特に従来の大きな不具合点であった、減速遅延時間
テーブルの初期設定値法、すなわち、流量制御弁の制御
特性のばらつきに対し、安全サイドの減速遅延時間値に
設定していることにより、個々の油圧エレベータが持っ
ている流量制御特性に合った減速遅延時間テーブルが作
成されるまでに長時間を要し、この期間乗客にいらいら
感を与えたり、エネルギ損失が大きくなるという不具合
に対し、本発明では、個々の流量制御弁が持っている制
御特性に合った減速遅延時間テーブルの初期値を設定す
るため、着床走行時を常に一定、かつ、最適に制御する
点で大きな効果を発揮する。
本発明は、前述のエレベータの据付調整後に実施するの
みでなく、流量制御弁を交換して流量制御弁の制御特性
が大巾に変った場合にも同様の初期学習運転を実施する
ことにより、流量制御弁の交換後も交換前と同一の運転
制御を行なうことができ、交換後の一時的な着床走行時
間のばらつきによる乗客へのいらいら感、不快感を解消
することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、個々の油圧エレベータが持ッている流
量制御特性に一致した減速時間遅延テーブルを作成する
ことができる。
これにより、油圧エレベータの仕様及び流量制御弁のば
らつき等による減速遅延時間の初期設定値の不適切さが
解消でき、エレベータの据付調整運転後、直ちに、常に
着床走行時間が一定となる走行特性を持った乗心地のよ
い油圧エレベータを提供することができ、運転制御性能
の大巾改善ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の初期学習運転とΔT−P
−Tテーブルの作成方法を示した図、第2図は、第1図
における初期学習の運転フローチャート、第3図は、本
発明の一実施例の油圧エレベータ制御装置のブロック図
、第4図は1本発明を実施した場合のエレベータの速度
特性図、第5図は減速遅延時間ΔTと負荷荷重との関係
を示す特性図、第6図は、減速遅延時間ΔTと油温との
関係を示す特性図である。 5・・・演算処理装置、6・・・流量制御弁、7・・・
油温センサ、8・・・油圧センサ、12・・・油圧エレ
ベータかご、16・・・ΔT−P −Tテーブル(UP
″M転用)、宅λ図 來4区 不 図 躬 図 □油ユ (°C)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、流量制御弁で油圧シリンダへ供給、あるいは、それ
    から排出する圧油流量を制御して、前記油圧、シリンダ
    のプランジャ速度を制御し、プランジャに直接あるいは
    間接に乗りかごを接続して、乗りかご速度を制御するも
    のであつて、乗かご内の負荷荷重と油温を検出するセン
    サを設け、これらの検出値によつて、マイコン制御装置
    内に設けた減速指令遅延時間のテーブルからその条件に
    対応する減速遅延時間を検索し、前記マイコン制御装置
    からの減速指令をその検索した遅延時間分だけ遅らせて
    、前記油圧エレベータの全運転条件における着床走行時
    間を最適、かつ、一定となるように電磁制御弁に指令を
    出す油圧エレベータにおいて、前記乗かご内の負荷条件
    と油温条件により、検索する減速指令遅延時間のテーブ
    ルの初期設定値は前記油圧エレベータの調整運転として
    、任意の負荷範囲と油温範囲で前記乗かごを走行させ、
    その実際の走行特性から着床走行時間が最適となる減速
    指令遅延時間を求め、さらに、これら実測データにより
    前記走行条件以外の他領域における前記減速指令遅延時
    間を演算算出することにより、前記油圧エレベータの全
    運転条件における着床走行時間を最適かつ一定となるよ
    うに、個々の前記流量制御弁の流量制御特性に一致した
    データとする手段を備えたことを特徴とする油圧エレベ
    ータ。
JP1242107A 1989-09-20 1989-09-20 油圧エレベータ Granted JPH02110089A (ja)

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