JPH02108183A - カードリーダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） 本発明は、主として磁気ストライブ式のカードを取り扱
うカードリーダに係り、詳しくはカード挿入スリットに
挿入されてあるカードの両面を挟持して当該カードを当
該カードリーダ内へ取り込む取込搬送機能とカード挿入
スリットを介して当該カードリーダ外へ送り出す送出搬
送機能とを有する挟持搬送手段を配設してあるカードリ
ーダに関する。

（従来技術とその問題点） 従来、この種のカードリーダとしては、例えば、第３図
に示すように、カード挿入スリット２０の内奥に設けら
れる挟持搬送手段として、駆動ローラ搬送機構２１ａ、
２２ａ、２３ａと上下動可能な抑圧ローラ２　ｌ　ｂ、
２２ｂ、２３ｂとからなる３組のローラ搬送機構２１．
２２．２３をカード長さよりやや短い間隔で縦列状に配
備するとともに、中間のローラ搬送機構２２の駆動ロー
ラ２２ａ上に、下方付勢したアーム２４に支持した磁気
ヘッド２５を臨設し、各駆動ローラ２１　ａ、２２ａ、
２３ａを正逆転可能なモータ２６にベルト連動したもの
が知られている。

かかるカードリーダにおいては、変形されたカードが装
填されると情報の読み取りエラーや書き込みエラーが発
生しやすくなるとともにカード詰まりを招きやすいもの
であり、このために変形したカードを事前に取り込まな
いことが望まれる。

その一つの手段として、カード挿入スリット２０を可及
的に搬送方向に長く、かつ、幅狭にすることで、変形カ
ード３０の挿入時の摩擦抵抗を大きくし、変形カード３
０の挿入が困難となるように考慮している。

しかし、カードの変形具合は様々であらゆる変形カード
の取り込みを阻止することは不可能であり、無理にカー
ドが挿入されることがある。

このような場合、挿入スリット２０での摩擦抵抗が大き
いために挟持搬送手段（例えば第３図では最旧列のロー
ラ搬送機構２１）で搬送スリップが生じて取込み不能と
なる。そこで、挟持搬送手段を逆転駆動してカード３０
を送り出すことが行われるのであるが、正逆転共に搬送
力が同一であるためにこの場合にも搬送スリップが生じ
て送り出しも不能になってしまうという問題点があった
。

（発明の目的） 本発明は、このような実情に着目してなされたものであ
って、カードリーダにおいて、変形カードが無理に挿入
されて取り込み不能となった場合に、確実に送り出しが
行えるようにすることを目的とする。

（発明の構成と効果） 本発明は、上記の目的を達成するために、カード挿入ス
リットに挿入されてあるカードの両面を挟持して当該カ
ードを当該カードリーダ内へ取り込む取込搬送機能とカ
ード挿入スリットを介して当該カードリーダ外へ送り出
す送出搬送機能とを有する挟持搬送手段を配設してある
カードリーダにおいて、前記挟持搬送手段の前記取込搬
送力に対して前記送出搬送力を大とする送出搬送力増大
機構を設けてなる構成とした。

上記構成によると、カード挿入スリットに変形カードが
無理に挿入されて、挟持搬送手段での取り込み作動がス
リップによって不能となった場合、挟持搬送手段を逆転
駆動に切り換えるのであるが、この場合、送出搬送力増
大機構により送出搬送力は取込搬送力より大となるので
、カード挿入スリットでの摩擦抵抗に打ち勝ってカード
を送り出すことができる。

したがって、本発明によれば、変形カード挿入時に大き
い摩擦抵抗が発生して挿入し難いように構成したカード
リーダにおいて、変形カードが無理に挿入されてカード
挟持搬送手段によって取込搬送不能となった際でも、逆
転駆動することによって強力に変形カードを送り出すこ
とがてき、取り埼み及び送り出しが共に不能となって分
解調整などの煩わしい処理を要することがなくなり、取
り扱い管理上極めて有益である。

（実施例の説明） 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明する
。第１図はその実施例に係るカードリーダの概略構成側
面図である。

図において、符号ｌはカードリーダ本体であり、その前
面にはカード挿入スリット２を何する入口部材３が備え
られている。このカード挿入スリット２は、カード搬送
方向に可及的に長く、かつ、幅狭に設定してあり、変形
したカード４が挿入されるようにするとスリット内面と
の摩擦抵抗が大きくで挿入が困難となり、利用者に使用
不能状態であることを知覚してもらえるよう考慮されて
いる。

カード挿入スリット２の内奥には、カード挟持搬送手段
として、３組のローラ搬送機構５．６．７がカード４の
前後長さよりやや短い間隔をもって縦列状に配備されて
いる。

各ローラ搬送機構５．６．７は、駆動ローラ５ａ。

６　ａ、　７　ａと、それの上方に対向する押圧ローラ
５ｂ。

６ｂ、７ｂとからなり、各押圧ローラ５　ｂ、　６　ｂ
、　７　ｂは夫々上下揺動自在なサポートアーム５　ｃ
、　６　ｃ、　７　ｃに遊転自在に支承されるとともに
、つる巻バネ８によって常に駆動ローラ５　ａ、　６　
ａ、　７　ａ上に適当な圧力で押圧付勢されている。又
、中間の駆動ローラ６ｂの上方には、上下揺動自在、か
つ、バネ９によって下方に付勢されたアーム１０を介し
て磁気ヘッドＩＩが臨設され、ここを通過するカード４
の磁気ストライブからの情報の読み取り、もしくは書き
込みが行なわれる。

各ローラ搬送機構５．６．７の駆動ローラ５ａ、６ａ７
ａは正逆転可能なモータＩ２によって駆動されるように
なっている。つまり、モータ１２の出力は先ずベルト１
３を介して中間の駆動ローラ６ａに減速伝達され、ここ
からベル）１４及び１５を介して前後の駆動ローラ５ａ
、７ａに等速伝達される。

ここにあって、最前列の駆動ローラ５ａへのベルト伝動
系にはテンションバネ１６で付勢されたテンションロー
ラ１７が装備され、かつ、このテンションローラ１７は
、駆動ローラ５ａが逆転駆動される際の側のベルト経路
に作用するように配設されている。上記のテンションバ
ネ１６とテンションローラ１７とにより送出搬送力増大
機構が構成される。

この構成によると、最前列の駆動ローラ５ａに与えられ
る正転時（カード取り込み時）のトルクＭと逆転時（カ
ード送り出し時）のトルクＭ、は次のようになる。

Ｔ１．　　テンションローラ側のベルト張力Ｔ、：　テ
ンションローラのない側のベルト張力μ　：　ブーりと
ベルトとの摩擦係数 θ　：　ベルト巻掛角度 逆転トルクＭｔ−Ｒ（Ｔ＋−ＴＪ＝ＲＴｓ（ｅ−”’−
１）ただし　！”＝ＴＩ／Ｔｔ ここで、テンションローラ側のベルト張力Ｔ。

は一定であるためにＭ　、　＝　ａ”’　Ｍ　、となり
、また、♂は３〜５の値となるので、 逆転最大トルクＭ、＞　正転最大トルクＭ。

となる。

すなわち、変形したカード４がカード挿入スリット２に
無理に押し込まれた場合、カード４とスリット内面との
摩擦抵抗がある値以上に大きいと、駆動ローラ５ａの受
動プーリ１８とベルト！４との間でスリップが発生して
カード取り込みが不能となる。ここで駆動ローラ５ａを
逆転するとより大きいトルクでの搬送が可能であるから
正転ではスリップを生じた摩擦抵抗に打ち勝ってカード
４を強力に送り出すことができるのである。

次に、第２図を参照して送出搬送力増大機構の変形例の
説明を行う。

この変形例においては、送出搬送力増大機構を、一方向
クラッチ２１とトルクリミッタ２２とを用いて構成して
いる。

すなわち、駆動ローラ５ａを固定した回転軸１９をフレ
ーム２０に回転自在に支承し、この回転軸１９に伝動ベ
ルト１４が巻回される受動プーリ１８を遊転自在に外嵌
し、かつ、この受動プーリ１８と回転軸１９との間に、
プーリ１８の逆転回転を回転軸１９に伝える一方向クラ
ッチ２１と、カード取り込み用に必要な最少限度のトル
クを伝達可能なトルクリミッタ２２を介在する。

この構成によると、カード取り込時にはプーリ１８に与
えられた動力はトルクリミッタ２２を介して駆動ローラ
５ａに与えられ、カード４が比較的小さい搬送力でもっ
て取り込まれ、カード４の取り込み抵抗が大きいとトル
クリミッタ２がスリブする。又、カード送り出し時には
プーリ１８の動力は一方向クラッチ２１を介してスリッ
プなく駆動５ａに伝えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の実施例に係り、第１図は
カードリーダの実施例の概略構成を示す側面図、第２図
は送出搬送力増大機構の変形例を示す要部縦断正面図で
ある。 第３図は従来構成の側面図である。 ２・・・カード挿入スリット、 ４・・・挿入カード、 ５．６．７・・・ローラ搬送機構（挟持搬送手段）、１
６・・テンションバネ（送出搬送力増大機構）、【７・
・・テンションローラ（送出搬送力増大機構）。 出軸人立石電機株式会社

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　カード挿入スリットに挿入されてあるカードの
   両面を挟持して当該カードを当該カードリーダ内へ取り
   込む取込搬送機能とカード挿入スリットを介して当該カ
   ードリーダ外へ送り出す送出搬送機能とを有する挟持搬
   送手段を配設してあるカードリーダにおいて、 前記挟持搬送手段の前記取込搬送力に対して前記送出搬
   送力を大とする送出搬送力増大機構を設けてなることを
   特徴とするカードリーダ。