JPH0210806Y2 - - Google Patents

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JPH0210806Y2
JPH0210806Y2 JP1984165488U JP16548884U JPH0210806Y2 JP H0210806 Y2 JPH0210806 Y2 JP H0210806Y2 JP 1984165488 U JP1984165488 U JP 1984165488U JP 16548884 U JP16548884 U JP 16548884U JP H0210806 Y2 JPH0210806 Y2 JP H0210806Y2
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tapered
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、フランジ付の管状ブラケツトや管体
等、適宜の2部材の結合分離を簡略化するための
固定具に関するものである。
〈従来の技術〉 固定部材と被固定部材とを突き合せ状態に結合
する場合に、突き合せたフランジ同志をボルトと
ナツトを用いて固定することが一般に行なわれて
いるが、他方において各種の配管を行なう場合に
は、所定の長さの管体を所要本数接続するのが一
般的であり、配管や結合部材の保守・点検を行う
場合には、いずれかの部材や機器を接続部から分
離して交換する場合が屡々ある。
この場合、管体の直径が比較的大きい配管にあ
つては、その接続部は、たとえば第3図に示すよ
うに、管体01および02の端面に設けられてい
るフランジ03,04を突き合せて合芯状態に保
持し、フランジ03,04に形成した取付穴にボ
ルト05を通してナツト06により締付けるボル
ト締め方式によつて構成されているのが一般的で
ある。しかしながら、ボルト締め方式によるボル
トは少くとも4本用いられるのが常であるから、
管体の接続分離に際しては、これら4本のボルト
の締めつけ取り外しを1本1本順に行なわなけれ
ばならない。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上述したように従来方式では、管体01または
02を取外したり、交換したりする場合に、ナツ
ト06を緩めてボルト05を着脱する動作が必要
であり、そのためには管体01または02のフラ
ンジ03,04を締付けるボルト05の数だけ操
作しなければならないから、着脱作業に多くの時
間を要するという難点がある。また、作業現場に
よつては狭い場所で一度に沢山の部材や機器、部
品を同時に取外したり、交換したりする場合があ
り、その作業には、多くの作業員を必要とするば
かりでなく、上記のような多くの作業時間を要
し、機械装置の稼動時間を著しく短縮するおそれ
があつた。また、ボルトナツト方式によると、作
業中にボルト05やナツト06を床面に落しやす
い等、作業上の問題点もあつた。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、上述した従来の固定具の問題点を解
決するためになされたものであり、管状ブラケツ
トまたはそれに類するブラケツトを持つ各種機器
部品を機器本体に取付けたり、或いは管体を接続
する際などに用いていたボルト締めの使用を廃止
し、各種機器部材部品の端面に形成されているフ
ランジやボスの突き合せ面或いは嵌合面に、嵌脱
可能な固定具を提供することを目的とするもの
で、部品同志の着脱をワンタツチで行ない得るよ
うにし、もつて作業工数、作業時間の大幅な削減
を図ろうとしたものである。
かかる目的を達成するため、本考案は第1図な
いし第2図に示すように、管状ブラケツトまたは
それに類する部材或いは管体1および2の端面に
それぞれ形成されたフランジ3および4に、下記
のようにプラグ5とソケツト7を設けている。
すなわち、2つの部材を突き合せ状態に結合す
る固定具であつて、一方の部材の突き合せ面には
先端が最も大径で漸次小径になるテーパー面5a
を先頭部に有する円筒形プラグ5を部材の中心線
に対して平行に突設し、他方の部材の突き合せ面
には前記プラグ5と嵌合し合う開口部6を軸心部
に有するソケツト7を設け、更に該ソケツト7の
開口部奥部にはプラグ5とソケツト7とを相互に
嵌合したときに前記プラグ5の前記テーパー面5
aと概ね平行状態を呈するテーパー面11bを円
周方向に形成すると共に、該ソケツト7のテーパ
ー面11b方向に向つて軸方向に圧縮ばね13で
常時付勢され、前記プラグ5の嵌入時の押圧力に
よつて該圧縮ばね13の弾発力に抗してソケツト
7の内部方向に摺動するスライダー8を設け、ま
た、前記プラグ5とソケツト7とを嵌合させて前
記両テーパー面5a,11bを内外周方向から互
いに向き合わせたときに、該両テーパー面5a,
11b相互間で、内外周方向から挟圧されるロツ
クボール14を前記スライダー8の適位置に内外
周方向に出没可能に設けたものである。
〈作用〉 本考案の固定具は、管体1と2を接続する場
合、まず第1図に示すように、管体1側の中心線
X−Xと管体2側の中心線Y−Yを合芯状態に近
づけてフランジ3のプラグ5を、相手側フランジ
4の開口部6に嵌合させて同図下方から押し込
む。この場合、ソケツト7側のロツクボール14
はプラグ5のテーパー面5aの大径面で一旦押さ
れるために当該ボール14を支承するスライダー
8は圧縮ばね13の弾発力に抗して第1図におい
て下降し、ロツクボール14がスライダー8の内
周面から姿を消した瞬間に、それ以後はロツクボ
ール14がプラグ5のテーパー面5aに沿つて転
動し、ソケツト7の開口部6にプラグ5は進入す
る。やがてロツクボール14がテーパー面5a,
11bのくさび作用で挟圧されると、同ボール1
4の転動が止まり、プラグ5とソケツト7は完全
に結合され、こゝに管体1と2は互いに固定され
る。
次に、上記接続された管体1と2とを離脱させ
る場合は、ソケツト7側に装着されているスライ
ダー8を引くと、スライダー8は圧縮ばね13の
弾発力に抗して動き、ロツクボール14をプラグ
5のテーパー面5aとソケツト7のテーパー面1
1bから解放する。このためにプラグ5とソケツ
ト7とのロツクが解除されて両者は分離される。
〈実施例〉 以下、本考案の1実施例を第1図ないし第2図
に基づいて詳細に説明する。
図において、1および2は被固定側のブラケツ
トと固定側のブラケツトであり、ブラケツト1お
よび2の突き合せ面となる端面にはフランジ3お
よび4がそれぞれ固着されている。
上記ブラケツト1のフランジ3には中心部に、
中心線X−X方向に向けてボス3′が設けられ、
ブラケツト2のフランジ4の中心部に中心線Y−
Y方向に向けて設けた嵌合孔4′を上記ボス3′に
嵌め込むと、ブラケツト1,2は合心状態に結合
される位置関係をとるようになつている。
また、フランジ3のフランジ4との突き合せ面
には、ブラケツト1の中心線X−Xと平行で、し
かも同ブラケツト1と同心円の円周上の少なくと
も2箇所以上にプラグ5が等間隔に設置されてい
る。上記プラグ5は、フランジ3の端面寄りの所
要寸法l1部分が平行状態を呈して、該部に円筒部
を形成しており、先頭部の所要寸法l2の部分には
上記円筒部l1に至る程、順次小径となるテーパー
面5aが形成されている。なお、5′は上記テー
パー部l2の先端最大径部に形成した短小の平行部
分で、上記円筒部l1と同径に形成されている。ま
た、上記プラグ5はフランジ3に背面側から螺合
した締結ボルト9等によつて着脱自在に固着され
ている。
他方フランジ4のフランジ3との突き合せ面に
はブラケツト2の中心線Y−Yと平行で、同ブラ
ケツト2と同心円の円周上には、上記フランジ3
のプラグ5と対向する位置に開口部6を有するソ
ケツト7が基端部外周に形成した雄ねじ7′にナ
ツト10を締結することによつて着脱自在に固着
されている。
上記ソケツト7は、プラグ5と結合されたと
き、プラグ5の円筒部l1が嵌合される同一内径部
11aと、該同径部の奥部に隣接する位置でプラ
グ5のテーパー面5aに対応するテーパー面11
bを、前者5aの傾斜角より若干急角度に外側に
拡開させて設けたソケツト本体11と、このソケ
ツト本体11の外周部に螺合固着される外筒12
と、スライダー8の内周面8aの直径がソケツト
本体11の内径部11aと同径で、同部の長さl3
がプラグ5の先頭部の寸法l2と概ね等しい寸法に
形成され、上記ソケツト本体11のテーパー面1
1bおよび外筒12の内周面に沿つて摺動自在に
装着されるスライダー8と、上記スライダー8を
常時ソケツト本体11のテーパー面11bに向け
て押圧する圧縮ばね13とを有し、更に上記スラ
イダー8には、その先端部寄りであつて、上記プ
ラグ5の先端最小径部までの寸法l2より若干短い
寸法l4の円周上に、内周側が小径で外周側が大径
のテーパー孔8′を内外周方向に貫通させて形成
し、同孔には小径部の直径より若干大径のロツク
ボール14が内外周面方向に出没自在に取付けら
れて、当該ロツクボール14と上記ソケツト本体
11のテーパー面11bとによつてロツク機構を
形成している。
15は上記スライダー8の軸心部に摺動自在に
挿入した押圧ピンで、結合状態のプラグ5とソケ
ツト7を分離する際に、両者が分離しにくい場合
にそれを押圧して使用するものである。
なお、上記スライダー8が外筒12より外側へ
突き出た位置には、ノブ16が、外筒12との間
に若干隙間17を設けて固着されており、スライ
ダー8の引き操作が容易に行なうことができるよ
うになつている。
第4図ないし第5図は結合されているブラケツ
ト1,2をより分離しやすくするための治具18
を示したもので、押圧ピン15の頭部を押すL字
形主幹19と、外筒7とノブ16との間の隙間1
7に掛合させるフオーク部20を持つL形アーム
(エルボ)21とからなり、主幹19の適位置に
エルボ21を回転自在に連結してなるもので、ブ
ラケツト1と2との接続を解除する際に、フオー
ク部20を上記隙間17に掛合させ、主幹19の
端部を押圧ピン15に当ててL字形主幹19を第
5図矢示方向に動かすことにより、操作性を簡略
化し、一方ではノブ16を介してスライダー8を
引き、他方ではそれと同時に押圧ピン15を押し
込むことにより、ソケツト7をプラグ5から引き
出し、フランジ3と4との離間を容易にする。
なお、第1図、第2図において、22はブラケ
ツト4の嵌合孔4′の周壁面に形成した無端溝、
23は同溝22に嵌合したリングで、このリング
23によつて、ブラケツト3のボス3′とブラケ
ツト4の嵌合孔周壁面との全面接触を阻止し、す
なわち、一部分を線状接触させることによつて、
ブラケツト3,4の切り離しを更に容易にしてい
る。このリング23は同様にしてフランジ3,4
の突き合せ面に設けることもできるが、本考案を
配管の際の固定具に用いる場合には、このリング
23に流体密閉用のシールリングの機能を持たせ
ることもできる。
〈考案の効果〉 以上詳細に説明したように、本考案による固定
具はプラグとソケツトとに設けた相対するテーパ
ー面と、両テーパー面とによつて挟着されるボー
ルとのくさび作用で、管状ブラケツトがそれに類
するブラケツト或いは管体を簡単に結合、分離す
ることができるものであつて構造が簡単であり、
予め、固定部材と被固定部材とにソケツトとプラ
グを設置しておくことにより、各種機器部品と機
器本体との接続、分離が容易にでき、延いては、
機器、装置の保守・点検や部品交換時の着脱をワ
ンタツチで行なうことができるという効果があ
り、人手が少なくて済み、作業工数も大幅に削減
される。
また、操作が簡単であるので沢山の機器、部品
を一時に脱着することが可能であり、脱着に要す
る時間が大幅に短縮される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の1実施例を示すもので、第1図
は被固定部材に設置したプラグと固定部材に設置
したソケツトを分離して示した縦断面図、第2図
は本考案の固定具を用いて2部品を結合した場合
における一結合部の縦断面図、第3図は従来のフ
ランジ付管体とその接続用ボルト、ナツトを示す
斜視図、第4図は本考案の固定具によつて結合さ
れた2部材の分離をより容易にするための治具の
1例を示す斜視図、第5図は同治具の使用状態を
示す説明図である。 1……被固定部材、2……固定部材、3,4…
…フランジ、5……プラグ、5a……テーパー
面、6……開口部、7……ソケツト、8……スラ
イダー、11……ソケツト本体、11a……嵌合
部、11b……テーパー面、12……外筒、13
……圧縮ばね、14……ロツクボール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2つの部材を突き合せ状態に結合する固定具で
    あつて、一方の部材の突き合せ面には先端が最も
    大径で漸次小径になるテーパー面5aを先頭部に
    有する円筒形プラグ5を部材の中心線に対して平
    行に突設し、他方の部材の突き合せ面には前記プ
    ラグ5と嵌合し合う開口部6を軸心部に有するソ
    ケツト7を設け、更に該ソケツト7の開口部奥部
    にはプラグ5とソケツト7とを相互に嵌合したと
    きに前記プラグ5の前記テーパー面5aと概ね平
    行状態を呈するテーパー面11bを円周方向に形
    成すると共に、該ソケツト7のテーパー面11b
    方向に向つて軸方向に圧縮ばね13で常時付勢さ
    れ、前記プラグ5の嵌入時の押圧力によつて該圧
    縮ばね13の弾発力に抗してソケツト7の内部方
    向に摺動するスライダー8を設け、また、前記プ
    ラグ5とソケツト7とを嵌合させて前記両テーパ
    ー面5a,11bを内外周方向から互いに向き合
    わせたときに、該両テーパー面5a,11b相互
    間で、内外周方向から挟圧されるロツクボール1
    4を前記スライダー8の適位置に内外周方向に出
    没可能に設けた固定具。
JP1984165488U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPH0210806Y2 (ja)

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JPS6181010U JPS6181010U (ja) 1986-05-29
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JPS4721368U (ja) * 1971-03-11 1972-11-10

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JPS6181010U (ja) 1986-05-29

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