JPH02107436A - 電子増倍装置用磁器成形体の製造方法 - Google Patents

電子増倍装置用磁器成形体の製造方法

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JPH02107436A
JPH02107436A JP26248388A JP26248388A JPH02107436A JP H02107436 A JPH02107436 A JP H02107436A JP 26248388 A JP26248388 A JP 26248388A JP 26248388 A JP26248388 A JP 26248388A JP H02107436 A JPH02107436 A JP H02107436A
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JP
Japan
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laminate
ceramic green
sheets
organic
porcelain
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Application number
JP26248388A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamamoto
宏 山本
Shuji Watabe
修司 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多数の微細貫通孔よりなるチャネルが形成さ
れた電子増倍装置用磁器成形体の製造方法の改良に関し
、特に貫通孔を形成する工程が改良されたものに関する
〔従来の技術〕
マイクロチャネルプレートと称されている電子増倍装置
では、直径数pm〜数十μmの貫通孔によりチャネルが
構成されている。この微細貫通孔は、均一な大きさ及び
開口形状を有し、かつ高精度に整列されていることが要
求される。
従来、鉛ガラス系の材料によりマイクロチャネルプレー
トを構成することが多かったが、製造工程が煩雑である
ため、磁器成形体よりなるマイクロチャネルプレートの
製造方法が開発されている。
磁器原料を用いて電子増倍装置用磁器成形体を製造する
従来法の一例を第2図に示す、第2図(a)に示すよう
に、有機質繊維2が巻回されたロール1を用意する。ロ
ール1から有機質繊維2を引出し、槽3内に貯留された
磁器原料よりなるスラリー4を通過させ、有機質繊維2
の周囲にスラリ−4を付着させる0次に、槽3から引出
し、ロール5上に巻回し、ロール5の外表面において、
径方向に、スラリー4が周囲に付着された有機質繊維2
を堆積させる。堆積された有機質繊維2を乾燥した後、
第2図(b)に示すように、略径方向に切断し、直方体
状の成形体6を得る。この成形体6を焼成することによ
り、有機質繊維2を分解・除去すると共に、スラリー4
を磁器化することにより、有機質繊維の除去された部分
がチャネルを構成している磁器成形体が得られる。
第3図は、電子増倍装置用磁器成形体の他の製造方法を
説明するための側面図である。ここでは、磁器原料を主
体とする二種のセラミシタグリーンシート7.8を用意
する。一方のセラミックグリーンシート8の一方面には
チャネルを構成するための凹部8aが成形されている。
この凹部8aを覆うように、セラミックグリーンシート
8を上にセラミックグリーンシート7を重ね、その接触
部分を接着剤または熱融着により接着し、単位プレート
9を得る。単位プレート9を複数枚積層し、積層体lO
を得る。この積層体10を焼成することにより、凹部8
aにより多数の貫通孔が形成された磁器成形体が得られ
る。
〔発明が解決しようとする技術的課題〕第2図に示した
従来法では、貫通孔の径及び開口形状を均一とし、かつ
貫通孔を正確に整列させることが極めて困難であった。
これは、貫通孔を構成するための有機質繊維2として、
その全長に渡って径が均一なものを用意しなければなら
ないこと、有機質繊維の周囲に付着させるスラリー4の
量をある程度一定に制御する必要があること、ロール5
上で有機質繊維2を均一に分散させるように巻回する必
要があること等による。
他方、第3図に示した従来法においても、直径数μm〜
数十μmの貫通孔を形成するためには、セラミックグリ
ーンシート8上に、凹部8aを正確に形成する必要があ
るが、このような微細凹部8aを正確に形成し、さらに
均一に、かつ整然と配列させることは極めて困難であっ
た。これらの方法により得た成形体は、チャネルの総開
口面積の成形体端面の全面積に対する割合、すなわち開
口度が通常60%程度であり、利用され得ないスペース
が大きいという問題もあった。
よって、本発明の目的は、均一な径及び開口形状を有す
るチャネルが高精度に整列された磁器成形体を容易に得
る方法を提供することにある。
〔技術的課題を解決するための手段〕
本発明の電子増倍装置用磁器成形体の製造方法では、先
ず、半導体磁器原料を主成分として含むセラミックグリ
ーンシートと、有機質を主成分として含む有機質シート
とを用意する0次に、この有機質シートがセラミックグ
リーンシートで挟まれるように、複数枚の有機質シート
及びセラミックグリーンシートを積層し、積層体を得る
得られた積層体の周囲に、セラミックグリーンシートを
圧着する0次に、セラミックグリーンシートを圧着した
積層体を焼成することにより、セラミックグリーンシー
トを磁器化すると共に、有機質シートを分解・除去する
ことによってチャネルを構成することを特徴とする。
〔作用〕
セラミックグリーンシートに挟まれた有機質シートの分
解・除去によりチャネルを構成するものであるため、チ
ャネルの大きさ及び開口形状を均一にすることが可能で
ある。また、有機質シートはセラミックグリーンシート
に挟まれて用意されるものであるため、有機質シートを
均一に配置することが可能であり、従ってチャネルを均
一に整列させることも容易である。
〔実施例の説明〕
第1図(a)〜(d)を参照して、本発明の一実施例を
説明する。
まず、チタン酸亜鉛系半導体磁器原料を主成分として含
むセラミックグリーンシー)11と、ポリビニルブチラ
ールよりなる有機質シート12とを用意する。
第1図(a)に示すように、上記したセラミックグリー
ンシート11と、有機質シー)12とを交互に複数枚重
ね合わせ、積層体13を得る。積層体13を得るにあた
っては、2種のシート11゜12を交互に積層させる必
要は必ずしもなく、枚以上の有機質シー1−12がセラ
ミックグリーンシートで両側から挟まれた積層体であり
さえすればよい。
次に、第1図(b)に示すように、積層体13をホルダ
ー14内に配置し、曲面状部分を有する金型15,16
で圧着し、積層体13を撓ませる。
これは、最終的に得られた磁器成形体において、電子増
倍装置として用いた場合のイオン・フィードバックを防
止するために、チャネルを曲線状としたものである。
撓まされた積層体13の側面に、第1図(c)に示すよ
うに、セラミックグリーンシート17を接着した後ナイ
ロン袋に真空封入する0次に、第1図(d)に示すよう
に、ナイロン袋に封入された積層体18を、水20が貯
留されたホルダー21内に浸漬し、かつ金型19で等方
圧プレス圧着する。側面すなわち積層面に接着したセラ
ミックグリーンシート17は、セラミックグリーンシー
)11と同一組成を有するように構成されている。
焼成に際し、積層体13と周囲に圧着したセラミックグ
リーンシート17とを均一に一体化させるためである。
もっとも、異なる組成のセラミックグリーンシー斗17
を用いてもよい。
乾燥後、第1図(e)に示すように、積層体18から単
位成形体22を切り出し、これを1360°Cの温度で
1時間焼成する。この焼成により、単位成形体22内の
有機質シートが分解・除去され、多数の貫通孔が1次元
的に配列される。同時に、セラミックグリーンシートが
配置されている部分が磁器化される。その結果、第4図
に示す磁器成形体23が得られる。この磁器成形体23
において、24は10mX0.05閣の貫通孔を示す、
第4図では明確ではないが、積層体13を前述のように
撓ませていたので、この貫通孔24は、第4図の紙面−
紙背方向において湾曲した形状を有する。よって、電子
増倍装置として用いた場合、イオン・フィードバックを
効果的に防止することが可能とされている。
なお、電子増倍装置として用いるに際しては、第4図の
磁器成形体23の両端面、すなわち図示されている面と
、図示されている面と反対側の面とに電極が付与される
第4図の磁器成形体23においては、有機質シー)12
の分解・除去により、貫通孔24が形成されているので
、該貫通孔24は、均一な形状及び大きさに形成される
。しかも、セラミックグリーンシート11と有機質シー
ト12とを積層した積層体13を用いるものであるため
、有機質シート12を積層方向に均一に分布させること
も容易である。よって、貫通孔を均一に分布させること
も容易である。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明では、有機質シートの分解・除去
により貫通孔を形成するものであるため、均一な径及び
形状の貫通孔を正確にかつ容易に得ることができる。し
かも、有機質シート及びセラミックグリーンシートの積
層体を焼結するものであるため、貫通孔を均一に分散さ
せることも容易である。
さらに、セラミックグリーンシート及び有機質シートの
厚みや積層枚数を選択することにより、任意の数の貫通
孔を任意の密度で分布させることができる。よって、対
向している端面における全貫通孔による開口面積の割合
を高めることも容易であり、高密度のマイクロチャネル
プレートを実現することができる。また、チャネル分布
密度の低いものも容易に得ることができる。
よって、広範囲なチャネルの開口率のマイクロチャネル
プレートを用途に応じて節単に提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(e)は本発明の一実施例の各工程を説
明するための概略構成図、第2図(a)及び(b)は従
来法の一例を説明するための断面図及び平面図、第3図
は従来法の他の例を説明するための側面図、第4図は第
1図実施例により得られた磁器成形体の開口端面を示す
図である。 図において、11はセラミックグリーンシート、12は
有機質シート、13は積層体、17はセラミンクグリー
ンシート、 23は磁器成形体、24 は貫通孔を示す。 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 半導体磁器原料を主成分として含むセラミックグリーン
    シートと、有機質を主成分として含む有機質シートとを
    用意する工程と、 前記有機質シートが前記セラミックグリーンシートで挟
    まれるように、複数枚の前記有機質シート及びセラミッ
    クグリーンシートを積層して積層体を得る工程と、 前記積層体の周囲にセラミックグリーンシートを圧着さ
    せる工程と、セラミックグリーンシートが圧着された前
    記積層体を焼結することにより、セラミックグリーンシ
    ートを磁器化すると共に、有機質シートを分解・除去す
    る工程とを備えることを特徴とする、電子増倍装置用磁
    器成形体の製造方法。
JP26248388A 1988-10-17 1988-10-17 電子増倍装置用磁器成形体の製造方法 Pending JPH02107436A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2676862A1 (fr) * 1991-05-21 1992-11-27 Commissariat Energie Atomique Structure multiplicatrice d'electrons en ceramique notamment pour photomultiplicateur et son procede de fabrication.

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2676862A1 (fr) * 1991-05-21 1992-11-27 Commissariat Energie Atomique Structure multiplicatrice d'electrons en ceramique notamment pour photomultiplicateur et son procede de fabrication.
US5367218A (en) * 1991-05-21 1994-11-22 Commissariat A L'energie Atomique Ceramic electron multiplying structure, particularly for a photomultiplier and its production process

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