JPH0534122Y2 - - Google Patents

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JPH0534122Y2
JPH0534122Y2 JP884287U JP884287U JPH0534122Y2 JP H0534122 Y2 JPH0534122 Y2 JP H0534122Y2 JP 884287 U JP884287 U JP 884287U JP 884287 U JP884287 U JP 884287U JP H0534122 Y2 JPH0534122 Y2 JP H0534122Y2
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electrode layer
external electrode
electrostrictive
layer
internal electrode
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電歪効果素子に関し、特に縦効果を利
用した積層型の電歪効果素子の電極構造に関す
る。
〔従来の技術〕
電気エネルギーを機械的エネルギーに変換する
電歪効果素子は、現在、音響製品あるいは圧電ス
イツチなど我々の身近な様々な分野で使用されて
いる。
このような電歪効果素子は、第4図aの斜視図
およびその断面図である第4図bで示すように、
電歪材より成る保護層1の上下に複数の電歪材と
内部電極層2とが交互に積層され、積層体を形成
している。この電歪材層1は複合ペロブスカイト
構造を有するチタン酸ジルコニウム酸鉛等のセラ
ミツクから成り、内部電極層2は銀−パラジウム
合金等から成る。また、図示の電歪効果素子の側
壁面において、内部電極層2の端面は1層おきに
絶縁性物質4a,4bにより被覆し絶縁され該被
覆は該電歪効果素子の両側面で1層おきに互い違
いになるように設けられている。絶縁性物質4
a,4bによる被覆の上には該電歪効果素子の各
内部電極層2をそれぞれ1層おきに電気的に接続
するための外部電極層5a,5bが被着し配設さ
れていてる。さらに、電歪効果素子の中央部に位
置する保護層3上の各外部電極層5a,5bには
リード線6a,6bがはんだ7により電気的に接
続されている。従つて、リード線6a,6b間に
所定の電圧を印加すると外部電極層5a,5bを
通してすべての内部電極層2に電圧が印加され、
素子全体が縦効果で図中矢印で示したX,Y方向
に歪む。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来の電歪効果素子は次のような欠点
がある。
(1) 外部電極層の幅が一定であるため、電圧印加
時に外部電極層のリード接続部に近いほど大き
な電流が流れるため外部電極層を焼損する。
(2) 外部電極層の幅を一定にして許容電流を大き
くすると膜厚を厚くするか幅を広くする必要が
あるので、いずれにしろ外部電極層を形成する
銀ペーストなどの高価な材料を多く使用するた
めにコストが高い。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の電歪効果素子は、複数の電歪材層と内
部電極層とが交互に積層された積層体と、前記積
層体の1側面の内部電極の露出部分に1層おきに
絶縁性物質が塗布され、さらにその上から側面全
長に渡り配設された第1の外部電極層と、前記積
層体の他の側面の前記絶縁性物質が塗布されてい
ない内部電極層の露出部分に絶縁性物質が塗布さ
れ、さらにその上から側面全長に渡り配設された
第2の外部電極層と、第1および第2の外部電極
層の一部に設けられた端子接続部を具備した電歪
効果素子において、第1および第2の外部電極層
の電極幅が端子接続部側で広く先細り状に形成さ
れている。
〔作用〕
したがつて、電流容量が大きくとれるので外部
電極層の焼損を防ぐことができ、また銀ペースト
などの高価な材料の不必要に使用しないで済むの
でコストを下げることができる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図aは本考案の電歪効果素子の第1の実施
例の斜視図、第1図bは第1図aの断面図、第3
図aは本実施例の外部電極層パターン図である。
第4図と同符号は同一部材を示す。
本実施例の電歪効果素子では、外部電極層8
a,8bの幅が、中央のリード線6a,6bの接
続部で広く先細り形状に形成されている。
次に、本実施例の電歪効果素子の製造方法につ
いて説明する。まず、チタン酸鉛などからなるセ
ラミツクの仮焼粉末を準備し、少量のポリブチラ
ール樹脂などの有機バインダーおよびフタル酸ジ
オクチルなどの可塑剤と共にエチルセロソルブな
どの有機溶媒中に分散させ、泥漿をドクターブレ
ードを用いてスリツプキヤステイング法により厚
さ100μmのポリエステルフイルム上に流動塗布し
厚さ70μmのグリーンシートの形に被着して電歪
材料層1を形成する。次に、該グリーンシート上
に銀−パラジウムペーストなどの導体ペーストを
スクリーン印刷により被着し、内部電極層2を形
成する。その後、内部電極層2を印刷した部分の
グリーンシートを所定の大きさに切断しポリニス
テルフイルムから剥離する。このグリーンシート
を所望の枚数だけ積み重ね、熱プレスで上下から
圧着して電歪材料層1と内部電極層2とが交互に
配設された積層体を形成する。また、このグリー
ンシートの積層工程時において、数十枚の内部電
極層の形成されていないグリーンシートを積層体
の中央部に位置するように積み重ねてダミー層と
しての絶縁性の保護層3を形成する。次に、この
積層体に含有する有機バインダーを高温分解して
蒸発し除去させてから例えば5℃/分の昇温スピ
ードで温度1120℃まで昇温させ、温度1120℃の状
態を2時間保持した焼結を行なう。次に、焼結後
の積層体を格子状に切断すると内部電極層2の端
面が露出する。一方の側面には内部電極層2の端
面に一層おきに電気泳動法によりガラス等の絶縁
性物質4aを被着し、他方の側面には絶縁性物質
4aを被着しなかつた内部電極層2の逆側になる
端面に絶縁性物質4bを被着する。絶縁性物質4
a,4bの各上面からは絶縁性物質4a,4bを
被着しなかつた内部電極層2と電気的な接続をす
るために、第3図aで示すような長さ方向に対し
て幅が異なるパターンのスクリーンマスク(図示
省略)を用いて銀ペーストなどの導電ペーストを
スクリーン印刷により積層体の全長に渡り印刷し
第1の外部電極層5aと第2の外部電極層5bを
形成する。次に、積層体中央部の保護層3上の外
部電極層8a,8bにリード線6a,6bをはん
だ7で接続させて本考案の電歪効果素子を完了さ
せる。
第2図aは本考案の電歪効果素子の第2の実施
例の斜視図、第2図bは第1図aの断面図、第3
図bは本実施例の外部電極層パターン図である。
第4図と同符号は同一部材を示す。
本実施例の電歪効果素子では、外部電極層9
a,9bの幅が下端のリード線6a,6bの接続
部で広く先取りに形成されている。
次に、本実施例の電歪効果素子の製造法につい
て説明する。第2図において第1の実施例の製造
法の積層工程において電歪材層1に内部電極層が
印刷形成されたグリーンシートを所望の枚数だけ
積み重ね、さらに該グリーンシートを積み重ねた
上部または下部(第2図は下部の例)に内部電極
層の形成されていないグリーンシートを数十枚積
み重ね、保護層3が形成されるように熱プレスで
上下から圧着して積層体を形成する。そして第1
の実施例と同じ方法により第3図bで示すような
スクリーンマスクを用いて第1および第2の外部
電極層5a,5bを形成させた後積層体下部の保
護層3上の外部電極層5a,5bにリード線6
a,6bをはんだ7で接続させて電歪効果素子を
完了させる。
なお、本実施例の電歪効果素子は、積層方向の
断面がいずれも方形形状であるが、円またはリン
グ、多角形の断面でもよいことは言うまでもな
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、第1および第2
の外部電極層をその電極幅が端子接続部側で広く
先細り状になるよう形成することにより、次の効
果がある。
(1) リード接続部に近い外部電極層の幅を末端よ
り広くすることにより電流容量が大きくとれる
ので外部電極層の焼損を防ぐことができる。
(2) しかも末端部では幅を狭くすることができる
ので銀ペーストなどの高価な材料を不必要に使
用されないのでコスト低減ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本考案の電歪効果素子の第1の
実施例の斜視図およびその断面図、第2図a,b
は本考案の電歪効果素子の第2の実施例の斜視図
および断面図、第3図は第1、第2実施例の外部
電極層パターン図、第4図a,bは電歪効果素子
の従来例の斜視図および断面図である。 1……電歪材層、2……内部電極層、3……保
護層、4a,4b……絶縁性物質、8a,8b,
9a,9b……外部電極層、6a,6b……リー
ド線、7……はんだ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の電歪材層と内部電極層とが交互に積層さ
    れた積層体と、前記積層体の1側面の内部電極の
    露出部分に1層おきに絶縁性物質が塗布され、さ
    らにその上から側面全長に渡り配置された第1の
    外部電極層と、前記積層体の他の側面の前記絶縁
    性物質が塗布されていない内部電極層の露出部分
    に絶縁性物質が塗布され、さらにその上から側面
    全長に渡り配設された第2の外部電極層と、第1
    および第2の外部電極層の一部に設けられた端子
    接続部を具備した電歪効果素子において、 第1および第2の外部電極層の電極幅が端子接
    続部側で広く先細り上に形成されていることを特
    徴とする電歪効果素子。
JP884287U 1987-01-23 1987-01-23 Expired - Lifetime JPH0534122Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP884287U JPH0534122Y2 (ja) 1987-01-23 1987-01-23

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JP884287U JPH0534122Y2 (ja) 1987-01-23 1987-01-23

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Publication Number Publication Date
JPS63118252U JPS63118252U (ja) 1988-07-30
JPH0534122Y2 true JPH0534122Y2 (ja) 1993-08-30

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JP884287U Expired - Lifetime JPH0534122Y2 (ja) 1987-01-23 1987-01-23

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JPH0745971Y2 (ja) * 1989-01-30 1995-10-18 日本電気株式会社 電歪効果素子
EP3101701B1 (en) * 2014-01-30 2019-09-11 Kyocera Corporation Laminated piezoelectric element, and injection device and fuel-injection system containing said laminated piezoelectric element

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JPS63118252U (ja) 1988-07-30

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