JPH02105824A - 硬化性組成物 - Google Patents

硬化性組成物

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JPH02105824A
JPH02105824A JP63258863A JP25886388A JPH02105824A JP H02105824 A JPH02105824 A JP H02105824A JP 63258863 A JP63258863 A JP 63258863A JP 25886388 A JP25886388 A JP 25886388A JP H02105824 A JPH02105824 A JP H02105824A
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JP
Japan
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component
curable composition
divinylbiphenyl
polythiols
formula
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Pending
Application number
JP63258863A
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English (en)
Inventor
Haruo Yoshida
晴雄 吉田
Hirotaka Takoshi
田越 宏孝
Kazuto Abe
阿部 一登
Tsutomu Arakawa
荒川 務
Satoshi Maruyama
敏 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分I1!?) 本発明は硬化性組成物に関し、さらに詳しくは3.3°
−ジビニルビフェニルとポリチオール類を主成分として
含有する硬化性組成物に関する。
本発明の硬化性組成物は、硬化性に優れているばかりで
なく、該硬化性組成物を硬化して得られる硬化物は高屈
折率である上、低吸水性、及び光学的均一性に優れてい
るため、光学材料、コーティング剤、封止剤、塗料、接
着剤等の産業分野、特に光学材料の分野に極めて有用で
ある。
(従来の技術) 従来、有機光学材料にはポリスチレン系樹脂、ポリメチ
ルメタクリレート系樹脂、ボリカーボナート樹脂、ジエ
チレンクリコールシアリルカーボナートの重合体等が利
用されており、これらは軽凝性、安全性、加工性、染色
性等に優れていることから近年その需要か増大している
しかし、従来の有機光学材料は、例えばポリメチルメタ
クリレート系樹脂の場合、その樹脂特性として吸湿性か
大きいため形状や屈折率が変化し、光学材料としては不
安定である。また、ポリスチレン系樹脂、ボリカーボナ
ート樹脂の場合は、光学的な複屈折、散乱光の発生、経
時変化による透明度の低下等の欠点を有している。さら
に、シエチレンクリコールシアリルカーボナートの重合
体は、屈折率か低い(屈折率=1.499 )ために光
学材料としての応用範囲に自ら制限かあった。
これらの欠点を改りするために、種々の光学材料用樹脂
か提案されている。これらの例とじては、例えば特開昭
57−28115号公報、同57−28116号公報、
同59−18421号公報、同60−7314号公報、
同60−179406号公報、同60−217:101
号公報、同60−186514号公報、同60−166
:107号公報、同60−10:l:lot号公報、同
60−124607号公報、同62−232414号公
報、同62−2:15901号公報、同62−2673
16号公報、同6:l−15811号公報、同63−4
6213号公報、同6:l−72707号公報等をあげ
ることかてきる。しかし、これら先行技術によって得ら
れる硬化物は光学的に不均一であったり、耐候着色か著
しかったり、寸法安定性に欠けたりする等、光学材料と
して必ずしも満足すべき材料ではなかった。
(発明か解決しようとする課題) 本発明の目的は、前記従来の光学材料用樹脂の欠点を克
服し、光学材料として好適であるばかりてなく、コーテ
ィング剤、封止剤、塗料、接着剤等の材料として使用す
ることもてきる、光学的均一性、低吸水性等の諸物性を
兼備したバランスのとれた硬化物を製造するために好適
な硬化性組成物を提供することにある。
〔課題を解決するための手段) 本発明によって上記目的を達成し得る硬化性組成物か提
供される。
即ち、本発明は下記(A)、(B)及び(C)成分を必
須成分として配合してなる硬化性組成物に関する。
(A)式(I) で表わされる3、3°−ジビニルビフェニル。
(B)式(II ) R−(SH)  。
(■) (式中、Rは多価の有機基であり、iは2以上の整数を
示す) て表わされるポリチオール類。
(C)ラジカル重合開始剤。
また、本発明は、上記(A)成分の3,3゜ジビニルビ
フェニルと(B)成分のポリチオール類とを、(A)成
分に対する(B)成分の官能基当量比か0.001〜1
.旧の範囲であるように配合してなる硬化性組成物に関
する。
さらに、本発明は、上記(C)成分のラジカル重合開始
剤の配合量か(A)成分の3,3゛−ジビニルビフェニ
ルと(B)成分のポリチオール類の総量に対して0.0
01〜20モル%の範囲内にある硬化性組成物に関する
本発明において使用される上記式(I)で表わされる3
、3°−ジビニルビフェニルは、重合性単量体であり、
この3.3°−ジビニルビフェニルは1例えば3−ハロ
ゲノスチレンを例えば山水らの方法(ジャーナル、オブ
、ポリマーサイエンス、ポリマー、レターズ、エデイジ
ョン(J、 Po1yv、 Sci、、 Po1ys、
 Lett、 Ed、) 、 18゜9(1971O)
 、及び特開昭56−47421号公報)に記載の方法
で例えばテトラヒドロフラン等のエーテル溶媒中で金属
マグネシウムと反応させて活性有機マグネシウム化合物
を作り、これに例えばNiCl□(bpy)やNiCl
2[P(Ph)31等のニッケル錯体触媒を作用させる
ことにより高収率で容易に製造てきる。また、同様に前
記3,3゛−ジビニルビフェニルは、エム、エフ、ゼン
メルハック(M。
F、 Semmelhack)  [ジャーナル、オブ
、アメリカン、ケミカル、ソサエティー(J、八m、 
Che+*。
Soc、)、 93.5908(1971)及び同94
.9234(1972)]さらにはエイ、ニス、ケンデ
(A、 S、 Kende) [テトラヘドロン、レタ
ーズ(Tetrahedron LCte、)。
:1375(1975) ]に記載の方法に従い、例え
ばジメチルホルムアミド等の溶媒を用い還元金属(亜鉛
)存在下て例えばNi[P(Ph):+14等のニッケ
ル零価錯体触媒を生成させることによる3−ハロゲノス
チレンのカップリング反応によっても得ることがてきる
て、他の有機化合物との混合か容易である上、水との親
和性がきわめて低く、且つ高い屈折率(屈折率= 1.
6375)を有すると言う特長かある。従って、この3
.3′−ジビニルビフェニルを使用目的に応した配合比
で、ポリチオール類に混合することによって、組成物を
硬化させて得られる硬化物の屈折率の向上、吸水率の低
減等を図ることかてきる。
また1本発明で用いられる前記式(II )て表わされ
る(B)成分のポリチオール類としては、通常、脂肪族
ポリチオール類または芳香族ポリチオール類か用いられ
る。このようなポリチオール類の代表例としては1例え
ば、9.10−アントラセンジメタンチオール、1.1
1−ウンデカンジチオール、4−エチルベンセン−1,
3−ジチオール、1.2−エタンジチオール、1.8−
オクタンジチオール、l、1B−オクタデカンジチオー
ル、2.5−ジクロロベンゼン−1,3−クチ1−ル、
1.3− (4−クロロフェニル)プロパン−2,2−
ジチオール、1.1−シクロヘキサンジチオール、l、
2−シクロヘキサンジチオール、1.4−シクロヘキサ
ンジチオール、1.1−シクロへブタンジチオール、l
、l−シクロペンタンジチオール、4.8−ジチアウン
デカン−1,11−ジチオール、ジチオペンタニルスリ
トール、ジチオスレイトール、1.3−ジフェニルプロ
パン−2,2−ジチオール、1.3−ジヒドロキシ−2
−プロピル−2゛、3°−ジメルカプトプロピルエーテ
ル、2.3−ジヒドロキシプロピル−2°、3′−ジメ
ルカプトプロピルエーテル、2.6−シメチルオクタン
ー2.6−ジチオール、2,6−シメチルオクタンー3
,7−ジチオール、2.4−ジメチルベンゼン−1゜3
−ジチオール、4.5−ジメチルベンゼン−1,3−ジ
チオール、3.3−ジメチルブタン−2,2−ジチオー
ル、2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジチオール、
1.3−ジ(4−メトキシフェニル)プロパン−2,2
−ジチオール、3.4−ジメトキシブタン−1,2−ジ
チオール、to、11−ジメルカプトウンデカン醜。
6.8−ジメルカプトオクタン酸、2.5−ジメルカプ
ト−1,3,4−チアジアゾール、2゜2′−ジメルカ
プトビフェニル、4,4″−ジメルカプトビフェニル、
4.4°−ジメルカプトビフェニル、3.4−ジメルカ
プトブタノール、3.4−ジメルカプトツチルアセテー
ト、2.3−ジメルカプト−1−プロパツール、1.2
−ジメルカプト−1,3−ブタンジオール、2.3−ジ
メルカプトプロピオン酸、l、2−ジメルカプトプロピ
ルメチルエーテル、2,3−ジメルカプトプロピル−2
°  3°−ジメトキシプロピルエーテル、3.4−チ
オフェンジチオール、1゜10−デカンジチオール、1
.12−ドデカンジチオール、3,5.5−トリメチル
ヘキサン=1.1−ジチオール、2.5−1−ルエンジ
チオール、3.4−トルエンジチオール、1.4−ナフ
タレンジチオール、1.5−ナフタレンジチオール、2
.6−ナフタレンジチオール、1.9−ノナンジチオー
ル、ノルボルネン−2,3−ジチオール、ビス(2−メ
ルカプトイソプロピルエーテル、ビス(11−メルカプ
トウンデシル)スルフィト、ビス(2−メルカプトエチ
ル)エ−チル、ビス(2−メルカプトエチル)スルフィ
ド、ビス(18−メルカプトオクタデシル)スルフィト
、ビス(8−メルカプトオクチル)スルフィド、ビス(
12−メルカプトデシル)スルフィト、ビス(9−メル
カプトノニル)スルフィト。
ビス(4−メルカプトメチル)スルフィト、ビス(3−
メルカプトプロピル)エーテル、ビス(3−メルカブト
プロピル)スルフィト、ビス(6−メルカプトヘキシル
)スルフィト、ビス(7−メルカプトヘプチル)スルフ
ィド、ビス(5−メルカプトペンチル)スルフィト、2
.2°−ビス(メルカプトメチル)酢酸、l、1−ビス
(メルカプトメチル)シクロヘキサン、ビス(メルカプ
トメチル)デュレン、フェニルメタン−1,l−ジチオ
ール、1.2−ブタンジチオール、1.4−ブタンジチ
オール、2,3−ブタンジチオール、2.2−ブタンジ
チオール、l、2−プロパンジチオール、1.3−プロ
パンジチオール、2.2−プロパンジチオール、1.2
−ヘキサンジチオール、1.6−ヘキサンジチオール、
2゜5−ヘキサンジチオール、1.7−へブタンジチオ
ール、2.6−へブタンジチオール、1.5−ヘプタン
ジチオール、2.4−へブタンジチオール、3.3−へ
ブタンジチオール、7.8−ヘプタデカンジチオール、
1,2−ベンゼンジチオール、1.3−ベンゼンジチオ
ール、1.4−ベンゼンジチオール、2−メチルシクロ
ヘキサン−1,1−ジチオール、2−メチルブタン−2
,3−ジチオール、エチレングリコールジチオグリコレ
ート、エチレングリコールビス(3−メルカプトプロピ
オナート)等のジチオール類の他、l。
2.3−プロパントリチオール、1,2.4−ブタント
リチオール、トリメチロールプロバントリチオグリコラ
ート、トリメチロールプロパントリス(3−メルカプト
プロピオナート)、ペンタエリスリトールトリチオグリ
コラート、ペンタエリスリトールトリス(3−メルカプ
トプロピオナート)、1,3.5−ベンゼントリチオー
ル、2゜4.6−メジチレントリチオール、等のトリチ
オール類、およびネオペンタンテトラチオール。
2.2′−ヒス(メルカプトメチル)−1,3−プロパ
ンジチオール、ペンタエリスリトールテトラキス(3−
メルカプトプロピオナート)、l。
3.5−ベンゼントリチオール、2.4.6−トルニン
トリチオール、2.4.6−メジチレントリチオール等
があげられる。以上のように例示された(B)成分のポ
リチオール類は一種または二種以上の混合物として用い
ることもできる。
(A)成分の3.3°−ジビニルビフェニルと(B)成
分のポリチオール類の配合に際しては。
(A)成分である3、3°−ジビニルビフェニル1.0
の範囲になるように配合することが好ましい、官能基当
量比か1.01より多い場合は、硬化性組成物を硬化さ
せた場合の重合度が充分でなく。
硬化物の物性が著しく低下するか、または硬化性組成物
が硬化しなくなり好ましくなく、官能基当量か0.0旧
よりも少ない場合には硬化物か脆くなり実用的でない。
本発明において用いられる(C)成分のラジカル重合開
始剤は、熱、マイクロ波、赤外線、または紫外線によっ
てラジカルを生成し得るものであればいずれのラジカル
重合開始剤の使用も可能であり、硬化性組成物の用途、
目的、(B)成分の種類、(A)成分と(B)成分の配
合比および硬化性組成物の硬化方法等によって適宜選択
することができる。
熱、マイクロ波、赤外線による重合に際して使用できる
ラジカル重合開始剤としては、例えば2.2°−アゾビ
スイソブチロニトリル、2゜2°−アゾビスイソバレロ
ニトリル、2.2゜アゾビス(2,4−ジメチルバレロ
ニトリル)等のアゾ系化合物、メチルエチルケトンバー
オキシト、メチルイソブチルケトンパーオキシド、シク
ロヘキサノンパーオキシド、アセチルアセトンパーオキ
シド等のケトンパーオキシド類、イソブチリルパーオキ
シド、2.4−ジクロロベンゾイルパーオキシド、0−
メチルベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシ
ド、p−クロロベンシイルバーオキシド等のジアシルパ
ーオキシド類、2,4.4−トリメチルベンチルー2−
ヒドロパーオキシド、ジイソプロピルベンゼンバーオキ
シト、クメンヒドロパーオキシド、t−ブチルバーオキ
シド等のヒドロパーオキシド類、ジクミルパーオキシド
、t−ブチルクミルパーオキシド、ジ−t−ブチルバー
オキシド、トリス(1−ブチルパーオキシ)トリアジン
等のジアルキルパーオキシド類、1.1−ジ−t−ブチ
ルパーオキシシクロヘキサン、2.2−ジ(t−ブチル
パーオキシ)ブタン等のパーオキシケタール類、t−プ
チルパーオキシピハレート+ t−ブチルパーオキシ−
2−エチルヘキサノエート、t−フチルバーオキシイソ
フチレート、ジ−t−フチルバーオキシへキサヒドロテ
レフタレート、シー七−プチルパーオキシアゼレート、
t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサ
ノエート、t−ブチルパーオキシアセテート、t−ラチ
ルバーオキシベンゾエート、シーt−ブチルパーオキシ
トリメチルアジペート等のアルキルパーエステル類、シ
イソプロピルパーオキシジカーボナート、シー5ee−
プチルバーオキシジカーボナート、t−プチルバーオキ
シイソプロビルカーボナート等のバーカーボナート類か
あげられる。
紫外線による重合に際して使用できるラジカル重合開始
剤としては、例えばアセトフェノン。
2.2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2
.2−ジェトキシアセトフェノン、4゜イソプロピル−
2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、2−ヒ
ドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、4,4°−ビ
ス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、ベンゾフェノン
、メチル(0−ベンゾイル)ベンゾエート、l−フェニ
ル−1,2−プロパンジオン−2−(〇−エトキシカル
ボニル)オキシム、l−フェニル−1,2−プロパンジ
オン−2−(0−ベンゾイル)オキシム、ベンゾイン、
ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル
、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブ
チルエーテル、ベンゾインオクチルエーテル、ベンジル
、ベンジルジメチルケタール、ベンジルジエチルケター
ル。
ジアセチル等のカルボニル化合物、メチルアントラキノ
ン、クロロアントラキノン、クロロチオキサントン、2
−メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサン
トン等のアントラキノンまたはチオキサントン誘導体、
ジフェニルジスルフィド、ジチオカーバメート等の硫黄
化合物かあげられる。
ラジカル重合開始剤の使用量は、ラジカル重合開始剤の
種類、硬化性組成物の用途、(B)成分の種類、(A)
成分と(B)成分の配合比および硬化性組成物の硬化方
法により変化するので一概には決められないが、通常は
(A)成分と(B)成分の総量に対して0.001〜2
0モル%の範囲、好ましくは0.01〜lOモル%の範
囲である。ラジカル重合開始剤の使用量が0.001モ
ル%未満では、重合が実質的に進まず、また20モル%
を越える使用量では、経済的でないばかりか、場合によ
っては重合中に発泡したり、重合によって得られる硬化
物の分子量が著しく小さくなるために好ましくない。
本発明の硬化性組成物は、そのまま重合、硬化してもよ
いし、目的によっては予備重合した後に本発明の硬化性
組成物は、透光性か特に要求されない場合には必要に応
じて種々の充填材を配合して使用することも可能である
。ここで用いられる充填材としてはガラスファイバー、
アルミナ繊維、カーボンファイバー、アラミド繊維等の
他。
シリカ、アルミナ、硫酸バリウム、酸化チタン等の粉末
状充填材があげられる。その他、難燃剤。
染料、顔料等も併用できることは言うまてもない。
硬化性組成物の硬化に際しての重合温度及び重合時間に
ついては、使用するラジカル重合開始剤の種類及びその
使用量により異なるため一概には規定できないか1重合
部度については通常0〜200℃の範囲か好ましく、重
合時間については通常0.5〜50時間の範囲か好まし
い。
(実施例) 以下、実施例及び比較例をあげて本発明をさらに詳細に
説明する。
なお、実施例及び比較例において得られた硬化物の諸物
性は、下記の方法により測定した。
(1)屈折率 アツベ屈折計(島津製作新製、3L型)を用いて、20
6Cにおける屈折率を測定した。
(5)吸水率 JIS−に−7209の試験片を用い、50℃て5日間
減圧乾燥させたサンプルを100℃の水中に2時間浸漬
した際の組着増加の割合を乾燥重量を基準にして示した
参考例 撹拌機、温度計、ジムロート型冷却管、等圧滴下ロート
を付した500 mlの四つロフラスコを窒素気流下加
熱して充分に乾燥させた。フラスコに金属マグネシウム
7゜21g (0,3モル)を加えた後、室温にて乾燥
精製したテトラヒドロフラン260 rtrlを加えた
。窒素雰囲気下で金属マグネシウムを0.04 m文の
ヨウ化メチルで活性化した後、等圧滴下ロートより3−
ブロモスチレン50g(0,27モル)及び乾燥精製テ
トラヒドロフラン100 anからなる溶液を滴下した
。反応熱を抑えるために外部を水浴で冷却しながら約2
時間て滴下し、3−ビニルフェニルマグネシウムプロミ
ドのテトラヒドロフラン溶液を調整した。
次いで、予め充分加熱乾燥した撹拌機、ジムロート型冷
却管、温度計1等圧滴下ロートを付したIJJの四つ目
フラスコに塩化ニッケル(2゜2°−ビピリジル)′#
を体:1.17g (10,8ミリモル)及び、乾燥精
製テトラヒドロフラン100 vanを加え、さらに3
−ブロモスチレンを50gと乾燥精製テトラヒドロフラ
ン100 tanからなる溶液を加えた。これに、窒素
雰囲気下て等圧滴下ロートより前記の3−ビニルフェニ
ルマグネシウムプロミドのテトラヒドロフラン溶液を室
温で3時間かけて滴下し、滴下終了後−夜撹拌した。反
応生成物をろ過し、ろ液を2文の水中に投入して油相を
分離し、水相を500 tanのジエチルエーテルで抽
出し、前記の油相と合した。エーテル溶液を充分水洗し
た後、無水硫酸マグネシウム上で一夜乾燥した。溶液を
ろ過して固形物を除いた後、ろ液を30℃で減圧上濃縮
することにより、僅かに赤味かかった粗生成物50gを
得た。この粗生成物をメルク社製シリカゲル60を用い
、ヘキサンを展開溶媒としてカラム精製を行ない、留出
液を30〜40°Cで濃縮して、精製された無色透明液
体である3゜3°−ジビニルビフェニル42.6g (
収率76.6%)を得た。
下記に得られたこの化合物の製造を決定するための分析
結果を示す。
(島津製作所製、3L型屈折計) 元素分析 C(%)   H(%) 計算値   93.15   6.85実測値   9
3.02   6.82質量分析 m/ e =206
  (M” )(JEOL社製、DX−300v ス、
Z、 /< ’) トロメーター) さらに、得られた化合物の’H−NMR(溶媒cci、
、内部標準物質TMS)スペクトル図を第1図に示し、
IR吸収スペクトル図を第2図に示す(IH−NMRス
ペクトル図は、日立製作新製、R−24B型スペクトロ
メーター(60MHz)を用いて測定し、IR吸収スペ
クトル図は、日立製作新製、270−、50型IRスペ
クトロフォトメーターを用いて測定した)。
実施例 l 参考例で得られた(A)成分である3、3゜ジビニルビ
フェニル10.3g (0,05モル)及び(B)成分
であるペンタエリスリトールテトラキス(3−メルカプ
トプロピオナート)  3.1g(o、oosモル)か
らなる混合物に、(C)成分であるラジカル重合開始剤
として2.2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニ
トリル) 18.4mmg(0,074ミリモル)を溶
解させて硬化性組成物を得た。なお、この硬化性組成物
において、(A)成分である3、3′−ジビニルビフェ
ニルに対する(B)成分であるポリチオール類の官能基
当量比の値は0.72である。この硬化性組成物を、5
cmx 5 cmX O,3c膿のパイ1・ンクス性ガ
ラスモールドに注入し、窒素気流下35℃で10時間加
熱した後。
昇温速度10℃/hrで80℃まで加熱して脱型し、さ
らに 100°Cて1時間加熱硬化させて透明な板状硬
化物を得た。
得られた硬化物は均一で無色透明な樹脂であった。硬化
物の各物性値を第2表に示した。
実施例 2〜14及び比較例 1〜3 参考例と同様な方法で製造し、分析結果、 ′H−NM
Rスペクトル及びIRスペクトルが参考例て得られた結
果に完全に一致した(A)成分である3、3゛−ジビニ
ルビフェニル及び第1表に示した各種の(B)成分であ
るポリチオール類。
(C)成分であるラジカル重合開始剤及び硬化条件を第
2表の如く変化させた以外は実施例1と同様の方法によ
って硬化物を得た。
得られた硬化物の各物性値を第2表に示した。
(以下余白) 第2表から明らかなごとく比較例1〜3て得られる硬化
物に比べて、本発明の硬化性組成物を硬化して得られる
硬化物は、高屈折率であり、また吸水率も小さいことか
わかる。
(発明の効果) 本発明の硬化性組成物は、優れた硬化性を有しているば
かりでなく、本発明の硬化性組成物を硬化して得られる
硬化物は、光学的均一性に優れ、高屈折率である上に低
吸水性等の物性的特長を有しているため、特に光学材料
の産業分野で有用である他、コーティング剤、封止剤、
塗料、接着剤等の産業分野にも有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は参考例で得られた化合物の’H−NMRスペク
トル図であり、第2図は参考例で得られた化合物のIR
吸収スペクトル図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記(A)、(B)及び(C)成分を必須成分と
    して配合してなる硬化性組成物。(A)式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) で表わされる3,3’−ジビニルビフェニル。 (B)式(II) R−(SH)_n(II) (式中、Rは多価の有機基であり、nは2以上の整数を
    示す) で表わされるポリチオール類。 (C)ラジカル重合開始剤。
  2. (2)(A)成分の3,3’−ジビニルビフェニルと(
    B)成分のポリチオール類とを、(A)成分に対する(
    B)成分の官能基当量比が0.001〜1.01の範囲
    で配合してなる請求項(1)記載の硬化性組成物。
  3. (3)(C)成分のラジカル重合開始剤の配合量が(A
    )成分の3,3’−ジビニルビフェニルと(B)成分の
    ポリチオール類の総量に対して0.001〜20モル%
    の範囲である請求項(1)記載の硬化性組成物。
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