JPH02104786A - 複合線条体の製造方法 - Google Patents

複合線条体の製造方法

Info

Publication number
JPH02104786A
JPH02104786A JP25522388A JP25522388A JPH02104786A JP H02104786 A JPH02104786 A JP H02104786A JP 25522388 A JP25522388 A JP 25522388A JP 25522388 A JP25522388 A JP 25522388A JP H02104786 A JPH02104786 A JP H02104786A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber core
core
thermosetting resin
coating
outer periphery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25522388A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2599187B2 (ja
Inventor
Hiroshi Kimura
浩 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Tokyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Tokyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd, Tokyo Seiko Co Ltd filed Critical Tokyo Rope Manufacturing Co Ltd
Priority to JP63255223A priority Critical patent/JP2599187B2/ja
Publication of JPH02104786A publication Critical patent/JPH02104786A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2599187B2 publication Critical patent/JP2599187B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高強力低伸度の繊維で複合線条体を製造する複
合線条体の製造方法に関する。
[従来の技術] 本出願人は、高強力低伸度の繊維を素材とし、軽量でか
つ断面径当りの引張り強度の高い複合線条体についての
製造技術を開発し、既に特許出願をしである(特公昭6
2−18679号)。
この複合線条体の製造方法は、炭素繊維等の高゛  強
力低伸度の繊維を集合して繊維芯とし、この繊維芯に熱
硬化性樹脂を含浸し、ついでこの繊維芯の周面に乾燥粉
末剤を付着させ、さらにこの繊維芯の外周に繊維を緻密
に編組してその外周を被覆し、こののち繊維芯に含浸し
た熱硬化性樹脂を加熱して硬化させるようにしたもので
ある。
このような製造方法にあっては、繊維芯に含浸した熱可
塑性樹脂の外部への漏出をその外周の被覆で防止して軽
量で断面径当りの引張り強度の高い複合線条体を得るこ
とができる。
【発明が解決しようとする課題〕
ところで、繊維芯に含浸した熱硬化性樹脂を加熱して硬
化させた際には、熱硬化性樹脂とほぼ一体的に繊維芯も
収縮するが、ここで繊維芯に含浸した熱硬化性樹脂と、
繊維芯の外周に施した被覆との間に熱収縮率に差があり
、特に被覆の熱収縮率が熱硬化性樹脂のそれよりも小さ
いような場合、熱硬化性樹脂を加熱硬化させた際に、繊
維芯の収縮に被覆が追従し得なくなり、この結果、繊維
芯と被覆との間や繊維芯の内部に空隙が生じ、複合線条
体として要求される緻密性が低下し、また断面形状も不
均一となり、強度上に悪影響が生じることが判明した。
そこで、被覆の構成素材として、繊維芯に含浸する熱硬
化性樹脂と同等の熱収縮率の素材を選べばよいわけであ
るが、しかし用途に応じて種々の特性が要求される複合
線条体を製造するに当り、その都度、被覆用の素材を選
択、変更することは生産性の低下を招き、得策でない。
本発明はこのような点に着目してなされたもので、その
目的とするところは、熱硬化性樹脂と被覆との間に熱収
縮率に差があっても、被覆が繊維芯に追従するように収
縮して該繊維芯の外周に常に密着する複合線条体の製造
方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明はこのような目的を達成するために、炭素繊維、
ポリアラミド繊維、ガラス繊維、炭化珪素繊維等の高強
力低伸度繊維を集束、撚合、編組等の手段により集合し
て繊維芯を形成し、この繊維芯に不飽和ポリエステル、
エポキシ、ポリウレタン、ポリイミド等の熱硬化性樹脂
を含浸し、ついでこの繊維芯の外周に被覆素材の巻付は
或いは編組により緻密な被覆を施し、こののち繊維芯を
加熱してその内部の熱硬化性樹脂を硬化させて複合線条
体を得るに当り、繊維芯の外周に被覆を施す際にその被
覆の素材に予め、繊維芯に含浸した熱硬化性樹脂の熱収
縮率に相当する伸びを与えておくようにしたものである
[作用コ 繊維芯の外周に施された被覆の素材に、繊維芯に含浸し
た熱硬化性樹脂の熱収縮率に相当する伸びが予め与えら
れているから、熱硬化性樹脂の硬化に伴う繊維芯の収縮
に追従するようにその外周の被覆も収縮し、したがって
繊維芯と被覆との間や繊維芯の内部に空隙が残るような
ことがない。
[実施例コ 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する
実施例1 7μの炭素繊維12000本を1単位とし、これを15
木撚合して繊維芯rを形成し、この繊維芯aをエポキシ
樹脂を収容したタンクbに通して繊維芯aにエポキシ樹
脂を40重量%含浸し、さらにこの繊維芯aを賦形ダイ
スCに通して所要の断面形状に成形するとともに、余剰
の樹脂を除去する。ついで、この繊維芯aをタルク(乾
燥粉末剤)が収容されたタンクd内に通してその周面に
タルクを付着させる。
こののち繊維芯aをラッピング装置eに通して、平行に
密接した状態に引揃えた1000デニールのポリエステ
ルヤーン8本を繊維芯aの外周に5題のピッチで緻密に
巻付けて被覆fを施す。この際、繊維芯aに含浸したエ
ポキシ樹脂と被覆fとの熱収縮率の差を補正するために
、被覆fの素材であるポリエステルヤーンに1000デ
ニール当り 400gの張力で少なくとも296の伸び
を与えながら、該ポリエステルヤーンを繊維芯aの外周
に巻付ける。
ついで、被ifを施した繊維芯aを加熱槽gに通して、
1110℃で90分間加熱し、繊維芯aの内部の未硬化
のエポキシ樹脂を完全に硬化させて直径4.5uの複合
線条体を得る。
エポキシ樹脂の硬化に伴い繊維芯aが収縮するが、被覆
fの素材に予め伸びが与えられているから、該被覆fも
繊維芯aに追従するように収縮し、したがって繊維芯a
と被覆fとの間や繊維芯aの内部に空隙が残るようなこ
とがない。
実施例2 実施例1におけるポリエステルヤーンによる被覆fに代
えて、1000デニールのポリエステルマルチ糸により
リード9iu*lX1B打ブレードの編組で被覆fを形
成する。この際、繊維芯aに含浸したエポキシ樹脂と被
覆fとの熱収縮率の差を補正するために、被覆fの素材
であるポリエステルマルチ糸に1000デニール当り 
2.5心の張力で少なくとも2%の伸びを与えながら編
組する。そしてこののち、被覆fを施した繊維芯aを1
80℃で90分間加熱して繊維芯aの内部のエポキシ樹
脂を硬化させる。
実施例3 23μのガラス繊維4450tex (番手)を1単位
とし、これを7本平行に引揃える状態に集束して繊維芯
aを形成し、この繊維芯aに不飽和ポリエステル樹脂を
43重量%含浸してから、この繊維芯aを賦形ダイスC
に通し、断面形状の成形と余剰樹脂の除去を行ない、さ
らにその周面にタルクを付着させ、こののち繊維芯aの
外周に、厚さ15μ、幅20111J1のポリエステル
チーブを5nのピッチで緻密に巻付けて被覆fを形成す
る。この際、繊維芯aに含浸した不飽和ポリエステル樹
脂と被覆fとの熱収縮率の差を補正するために、被覆f
の素材であるポリエステルチーブに550gの張力で少
なくとも3%の伸びを与えながら巻付ける。そしてこの
のち、被覆fを施した繊維芯aを130℃で90分間加
熱して繊維芯aの内部の不飽和ポリエステル樹脂を硬化
させて直径8.2M11の複合線条体を得る。
なお、いずれの実施例においても、内部の熱硬化性樹脂
が未硬化のままの状態で、複数本の複合線条体を編組、
或いは撚合してローブ状にし、これを加熱槽に通して前
記熱硬化性樹脂を硬化させるような場合であってもよい
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、繊維芯の外周に被
覆を施す際にその被覆の素材に予め熱硬化性樹脂の熱収
縮率に相当する伸びを与えておくようにしたから、熱硬
化性樹脂と被覆との間に熱収縮率に差があっても、被覆
が繊維芯の収縮に追従するように収縮して該繊維芯の外
周に常に密着し、したがって繊維芯と被覆との間や繊維
芯の内部に空隙が残らず、緻密性が高く、断面形状も均
一な複合線条体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は複合線条体の製造工程を示す工程図、第2図は
複合線条体の平面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 高強力低伸度繊維を集束、撚合、編組等の手段により集
    合して繊維芯を形成し、この繊維芯に熱硬化性樹脂を含
    浸し、ついでこの繊維芯の外周に被覆素材の巻付け或い
    は編組により緻密な被覆を施し、こののち繊維芯を加熱
    してその内部の熱硬化性樹脂を硬化させて複合線条体を
    得るに当り、繊維芯の外周に被覆を施す際にその被覆の
    素材に予め、繊維芯に含浸した熱硬化性樹脂の熱収縮率
    に相当する伸びを与えておくことを特徴とする複合線条
    体の製造方法。
JP63255223A 1988-10-11 1988-10-11 複合線条体の製造方法 Expired - Lifetime JP2599187B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63255223A JP2599187B2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11 複合線条体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63255223A JP2599187B2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11 複合線条体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02104786A true JPH02104786A (ja) 1990-04-17
JP2599187B2 JP2599187B2 (ja) 1997-04-09

Family

ID=17275739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63255223A Expired - Lifetime JP2599187B2 (ja) 1988-10-11 1988-10-11 複合線条体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2599187B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007023473A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Teijin Twaron Bv コード
JPWO2014196432A1 (ja) * 2013-06-05 2017-02-23 小松精練株式会社 高強力繊維複合材及びストランド構造体並びにマルチストランド構造体

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54120767A (en) * 1978-03-08 1979-09-19 Monberu Kk Rope and production thereof
JPS58169587A (ja) * 1981-12-10 1983-10-06 シユランバ−ガ−・オ−バ−シ−ズ・エス・エ− グラフアイトフアイバ−抗張力部材とこの部材を用いたケ−ブル組立体と製造方法
JPS6375194A (ja) * 1986-09-18 1988-04-05 東邦レーヨン株式会社 複合線条体

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54120767A (en) * 1978-03-08 1979-09-19 Monberu Kk Rope and production thereof
JPS58169587A (ja) * 1981-12-10 1983-10-06 シユランバ−ガ−・オ−バ−シ−ズ・エス・エ− グラフアイトフアイバ−抗張力部材とこの部材を用いたケ−ブル組立体と製造方法
JPS6375194A (ja) * 1986-09-18 1988-04-05 東邦レーヨン株式会社 複合線条体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007023473A (ja) * 2005-07-15 2007-02-01 Teijin Twaron Bv コード
JPWO2014196432A1 (ja) * 2013-06-05 2017-02-23 小松精練株式会社 高強力繊維複合材及びストランド構造体並びにマルチストランド構造体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2599187B2 (ja) 1997-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4534163A (en) Rope or cable and method of making same
JPS6128092A (ja) 複合線条体およびその製造方法
KR900010144A (ko) Frp 제련(製燃) 구조체 및 그것의 제조방법
JPH02127583A (ja) 複合撚合型抗張力体の製造方法
JPS61194276A (ja) 複合補強部材並びにその製造方法及び製造装置
JPH03218817A (ja) 表面に凸条を有する繊維強化プラスチック製ロッド及びその製造方法
WO1994015015A1 (en) Complex fiber string and method of manufacturing the same
JPH02104786A (ja) 複合線条体の製造方法
JPH0615078Y2 (ja) コンクリ−ト用補強材
JPH01272889A (ja) 高強力低伸度繊維を用いた複合撚合体の端末定着方法
JPH0489346A (ja) コンクリート補強部材及びその製造法
JPH0693579A (ja) 複合材料およびその製造方法
JPH0333285A (ja) ケーブル状複合材料及びその製造方法
JP3724593B2 (ja) 線状繊維強化プラスチックの製造方法および繊維強化プラスチックケーブルの製造方法
JPH02242987A (ja) 繊維複合材撚り線用素線,同撚り線,並びにそれらの製造方法
JPH0414731Y2 (ja)
JPH0480451A (ja) 構造用材料およびその製造方法
JPH0735948Y2 (ja) コンクリ−ト用補強材
USRE29133E (en) Constant length composite glass fiber cable under varying temperature conditions
JPH03268927A (ja) 光ファイバ担持用繊維強化硬化性樹脂製スペーサの製造方法
JPH01249326A (ja) 繊維強化樹脂ばねの製造方法
JP2516714B2 (ja) 複合撚合型抗張力体の製造方法
JPH09226012A (ja) Frp製コイルバネ用frp素線の製造方法
JPS629946A (ja) 炭素繊維強化プラスチツクス製パイプの製造方法
JP3124829B2 (ja) コンクリート用補強材の製造法