JPH02103515A

JPH02103515A - メガネの洗滌材、洗滌具

Info

Publication number: JPH02103515A
Application number: JP25582488A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Kijima; 木島　徹男; Shogo Shinohara; 篠原　生悟; Akira Miyagi; 晃宮城
Original assignee: Taiho Kogyo Co Ltd
Current assignee: Taiho Kogyo Co Ltd
Priority date: 1988-10-13
Filing date: 1988-10-13
Publication date: 1990-04-16
Anticipated expiration: 2013-11-18
Also published as: JP2824842B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業Ｈの利用分野〉本発明は、メガネの洗滌方法及び洗滌材、洗滌具に関す
るものであり、特に紙パルプを原材ネ１とするシート材
に低級アルコールと揮発コントロール剤を金石したもの
である洗滌剤を含浸させ、このシート材により洗滌初期
ではメガネを湿潤状態で洗滌し、この洗ＩＩ過程におい
てアルコールと揮発性溶剤及びそれらの混合物を蒸発さ
せ、最後の仕上げを乾燥したシート材で行うものである
。

〈従来の技術〉現在、実用に供されているメガネ用洗滌材としては５紙
、不織布等のシート材に水または水とアルコールの混合
溶液を主成分とする洗滌剤を含浸させたウェットタイプ
のものか、またはドライタイプのものである。

ウェットタイプの洗滌材としては、例えば特公昭６３−
２５７０１号公報で示すようにソート材に界面活性剤等
を含浸させたものがあり、メガネの表面の汚れを比較的
よく拭き取ることができるが、メガネの表面に界面活性
剤等の洗滌剤が残存するため、洗滌後に再度メガネを乾
いたペーパーまたは布で拭き取る必要がある。

ドライタイプの洗滌材としては、例えば特開昭６３−６
３４１９号公報に記載されているように、シート材に薬
剤等を含浸して乾燥させたものや単なる紙製のシート材
の例があり、メガネの表面に付着する油分等の激しい汚
れを除去し難いという欠点がある。また上記したドライ
タイプの洗滌材に水を併用して洗滌すれば、洗滌効果は
増大するが、上記ウェットタイプと同様の欠点が有る。

（発明が解決しようとする課題〉上記したようにウェットタイプのメガネ用洗滌材は、−
度洗涜した後でも、再度乾燥した紙や布で拭き取る必要
があり、そうしないとメガネのレンズ表面に残留した洗
滌剤が、不均一な油膜状になって汚損するので、洗浄し
た効果がない、またドライタイプのメガネ用洗滌材は、
特に化駐品や社中の油分、その他比較的強固な汚損物が
付着している場合に洗滌が困難で、洗滌時に木等の使用
により洗滌効果を向上させる必要が有るので極めて面倒
である。

このように、従来のウェットタイプとドライタイプとの
洗滌材では各々に長所や短所を有していて、洗滌が簡便
で、なお且つ優れた洗滌性を有する洗滌材、洗滌具が切
望されていた。

〈課題を解決するための手段〉未発明は上記に鑑み提案されたもので、洗滌剤を含浸さ
せた湿潤状態の洗滌材が気密な容器に保存され、この容
器から一ヒ記洗滌材を取り出して湿潤状態のままでメガ
ネを拭き取って洗滌し、拭き取り作業を継続することに
より次第に洗滌剤を蒸発させて洗滌材を乾燥状態にし、
乾燥状態の洗滌材で継続してメガネを拭き取って洗滌仕
上げするようにしたことを特徴とするメガネの洗滌方法
及び洗滌材、ならびに該洗滌材を気密な容器又は袋体に
封入してなる洗滌具に関するものである。

本発明における洗滌材は１紙パルプを原材料とするシー
ト材に低級アルコールと、揮発コントロール剤とからな
る洗滌剤を含浸させ、必要に応じて上記した洗滌剤に滑
剤を添加してなるものである。

本発明における洗滌剤の一成分として使用されるアルコ
ールは揮発性が極めて良好である必要があり、このアル
コールの具体的化学構造式としてはＣｎＨ２ｎ−＋０）
！　（ｎは１〜３の整数）であり、ｎが４以−Ｌになる
と揮発性が悪くなるから使用できない。

また、洗滌剤の〜成分である揮発コントロール剤として
はＣｎＨｚｎ、２（ｎは５〜８の整数）で表わされる炭
化水素、または２０℃における粘度が１．５ｃｐ以下で
あるジメチルシリコンが用いられる。これらノ揮発コン
トロール剤は、メガネの洗滌処理に際し洗滌剤に適度の
揮発性（メガネを拭く際に初期は湿潤状態で、かつすみ
やかに乾燥状態にする）をかえるためのもので、上記炭
化水素においては、ｎが４以下のものは揮発が〒すぎた
り、常温で気体であるため使用できないし、ｎが９以上
のものは揮発性が悪いので到底使用に供することができ
ない、また、上記ジメチルシリコンの場合、２０℃にお
ける粘度が１．５ｃｐ以下のものは揮発性に富むが、粕
漬が１．５ｃｐ以ヒとなると揮発性が極端に低下するの
で使用に耐えない。

−・方、上記した低級アルコールと揮発コントロール剤
に、必要であれば滑剤を添加する。この滑剤としてはジ
メチルシリコンが望ましく、滑剤として用いられるジメ
チルシリコンは、２０℃における粘度が２．Ｏｃｐ以上
のものが必要である。

−上記したシート材に洗滌剤を湿潤状態とさせるために
は、シート材に対して毛細管現象により保持できる範囲
内である７０〜２００重に％含浸される必要がある。

即ち、洗滌剤がシート材に対して７０重量％以）゛では
少なすぎて湿潤状態にならないし、２００重ψ％以上で
は多すぎて洗滌剤がシート材から染み１４１すがらであ
る。

上記した洗滌材は、洗滌剤が含浸された状７ｇでは気密
に閉塞された容器又は袋体に保存されている。

そして、メガネを洗滌するために使用する場合には容器
又は袋体から１枚宛を増り出し、メガネの表面に擦り付
けて洗滌する。この場合、容器又は袋体から増り出した
直後の洗滌材は洗滌剤が１−分に含浸しているので湿潤
状態であり、湿潤状態のままでメガネの表面を洗滌する
ことができる。

しかし、ｌ−記した洗滌作業を読けていると次第に洗滌
剤が蒸発し、シート材が乾燥状態になるので、そのまま
シート材でメガネを洗滌しているだけで湿潤状ｊＥから
乾燥状態で洗滌処理することができ、特に乾燥状態では
メガネの洗滌仕りげ作業になる。

上記したメガネの洗滌過程において、湿潤状態での洗滌
ではメガネの表面に付着している汚れの内、極性の低い
汚損成分はシート材に含浸している洗滌剤の成分〒ある
揮発コントロール剤の炭化水−ｋまたは低粘度のジメチ
ルンリコンにより溶解または除去され、なおかつ極性の
高い汚損成分は洗滌剤の低級アルコールにより溶解また
は除去される。そして、乾燥状態での洗滌では２０℃に
おける粘ｌｌが２．Ｏｃｐ以上のジメチルシリコン等ノ
滑剤により滑り性が良く、シート材での拭き取り作業を
容易に−できる。

〈実施例）以下に本発明の詳細な説明する。

５　ｃｍＸ　ｌ０ｃｍのティンシュペーパーに、表１に
示した各配合と含浸：店の洗滌剤を含浸させた洗滌材を
調整し、　　−Ａ４１ごとにアルミニウムラミネートの
袋に入れてヒートシールすることにより洗滌具の各サン
プルとしく１）ウェット性（り乾燥時間、 ■洗滌性、 ■滑り性の各試験を行った。

［評価方法］ ■ウェット性ヒートシールされたアルミニウムラミネートの各洗滌具
の袋から各洗滌材を取り出し、メガメを拭きはじめて５
秒間湿潤状態を保ったものを　　　　　　　　　　　　
　　　　　０５秒以内に乾燥状態になったものを　　Ｘ
と判定した。

■乾燥性ヒートシールされたアルミニウムラミネートの各洗滌具
の袋から各洗滌材を取り出し、メガネを拭きはじめて９
０秒間以内に乾燥状態に成ったものを　　　　　　　　
　　　　　０９０秒以−ヒ湿潤状態であったものを　　
　×と判定した。

（３）洗滌性実際に、各洗滌材てメガネを洗滌し、良く洗滌されたものをあまり洗滌されないものを洗滌性か悪いものをと判定した。

Ω）滑り性実際に、各洗滌材でメガネを洗滌し、洗滌材かメガネ七を良く滑るものを滑り性か悪いものをと判定した。

結果は表１に記載した。

△ × 表上記した表１より、本発明の構成条件を満足する実施例
１〜４は、　Ｑ）〜■の各試験において良好な結果を示
している。

一方、ティ７シユペーパーへの洗滌材の含有凌が４０ｗ
ｔ＄ト低い比較例１　、５　、１３．１７．１９（７）
各側では、■ウェット性の試験において、乾燥が速すぎ
て作業性が悪く、逆に含有ハが２５０ｗｔ＄と高い比較
例４　、８　、１Ｇ、　１８．２０の各側では、■乾燥
性の試験において、乾燥が遅すぎて作業性が悲い。

また、洗滌剤として揮発コントロール剤、即ち炭化水素
または低粘度のジメチルシリコンを含イ１しない比較例
９〜１２では、■洗滌性の試験において充分に洗滌効果
が得られない。

さらには、比較例９〜１２においては２０℃における粘
度が２．Ｏｃｐ以−トのジメチルシリコンを滑剤として
大にに使用しているので■滑り性においては良好である
が乾燥が遅く、作業性も悪い。

そして、全く滑剤を含まない各比較例１〜８゜１３〜１
６では■滑り性の試験において、洗滌材がメガネの上を
滑らず作業性が悪い。

従って、本発明の洗滌材、洗滌具において、荊記した構
成条件を満足することにより、作業性や洗滌性において
５以上のように、優れた効果を挙げることが可能な洗滌
材、洗滌具を得ることができる。

〈発明の効果〉以上説明したように本発明によれば、従来のウェットタ
イプとドライタイプのティッシュペーパーの各々の長所
を有し、各々の欠点を除いた作用機能を果たすものであ
る。

即ち１本発明の洗滌具は、洗滌材を容器又は袋体に封入
して構成され、洗滌材は使用初期には湿潤状態であり、
さらになお、水等の液体に濡らす必要が無いので、電車
内のように水を得られない場所においても使用可能であ
り、利用範囲が大きい。

また、洗滌剤として低級アルコールと揮発コントロール
剤として炭化水素または低粘度のジメチルシリコンとを
併用しているので、溶解度ノぐラメータが高いものと低
いものとの組合せであり、溶解性、膨潤性、物に対する
ぬれ性が高く、従来の水または水と界面活性剤を洗滌剤
として使用した場合に比べて、洗滌効果は著しく高い。

さらに、本発明の洗滌材は、拭き堆り中に乾燥状態にな
り、さらになお、ティッシュペーパーや乾いた布で仕上
げ拭きをする必要がなく、継続して仕上げ拭きをするこ
とができ、従来の洗滌材に比べて、良好な洗滌性と作業
性をもたらすものである。

また、洗滌材を容器又は袋体に封入した洗滌具は、極め
てコンパクトであるので携帯に便利であり、商品価値の
高いものとなる。

特許出願人　タイホー工業株式会社

Claims

【特許請求の範囲】（１）洗滌剤を含浸させた湿潤状態の洗滌材が気密な容
器に保存され、この容器から上記洗滌材を取り出して湿
潤状態のままでメガネを拭き取って洗滌し、拭き取り作
業を継続することにより次第に洗滌剤を蒸発させて洗滌
材を乾燥状態にし、乾燥状態の洗滌材で継続してメガネ
を拭き取って洗滌仕上げするようにしたことを特徴とす
るメガネの洗滌方法。（２）洗滌材は、紙パルプを原材
料とするシート材である請求項（１）に記載のメガネの
洗滌方法。（３）洗滌剤は低級アルコールと揮発コントロール剤を
含有したものである請求項（１）又は請求項（２）に記
載のメガネの洗滌方法。（４）紙パルプを原材料とするシート材に、Ｃ＿ｎＨ＿
２＿ｎ＿＋＿１ＯＨ（ただし、ｎは１〜３の整数）で表
わされる低級アルコールと、揮発コントロール剤と必要
に応じて滑剤を含浸させたメガネの洗滌材。（５）Ｃ＿ｎＨ＿２＿ｎ＿＋＿１ＯＨ（ただし、ｎは１
〜３の整数）で表わされる低級アルコールと、揮発コン
トロール剤と必要に応じて滑剤を含んでなる洗滌剤を、
紙パルプを原材料とするシート材に湿潤状態となるよう
含浸した洗滌材を気密な容器又は袋体に封入してなるメ
ガネの洗滌具。