JPH02102971A - 油圧式無段変速機の斜板制御サーボユニット - Google Patents

油圧式無段変速機の斜板制御サーボユニット

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Publication number
JPH02102971A
JPH02102971A JP63252292A JP25229288A JPH02102971A JP H02102971 A JPH02102971 A JP H02102971A JP 63252292 A JP63252292 A JP 63252292A JP 25229288 A JP25229288 A JP 25229288A JP H02102971 A JPH02102971 A JP H02102971A
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JP
Japan
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swash plate
piston
hydraulic
cylinder housing
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP63252292A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Ikejiri
池尻 憲一
Eiichirou Kawahara
河原 ▲えい▼一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH02102971A publication Critical patent/JPH02102971A/ja
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ0発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は、油圧式無段変速機に関し、さらに詳しくは、
この変速機を構成する斜板式油圧ポンプもしくは斜板式
油圧モータの斜板角を可変揺動制御するために用いられ
るサーボユニットに関する。
(従来の技術) 油圧ポンプと油圧モータとから構成される無段変速機は
従来から公知であり、種々の用途に用いられている。−
例を挙げれば、特公昭32−7159号公報、特公昭5
8−50142号公報に開示されているように、定吐出
量型油圧ポンプを入力軸に接続し、このポンプからの吐
出油を油圧閉回路を介して可変容量型油圧モータに導き
、この油圧モータを駆動してこれに接続された出力軸の
駆動を行わせる無段変速機がある。
このような無段変速機において、°変速比(入力回転数
/出力回転数)制御は、ポンプもしくはモータの容量を
可変制御することにより(上記公報の変速機の場合には
、油圧モータの容量を可変制御することにより)なされ
る。この容量の可変制御は、斜板式油圧モータ(もしく
は油圧ポンプ)の場合には、斜板の揺動角を制御すれば
良く、これにより、変速機の無段変速制御を行うことが
できる。
上記斜板の揺動角の制御を行う方法としては、油圧力を
利用したサーボユニットを用いる方法が用いられること
が多い。このようなサーボユニットを用いる場合、従来
では、サーボユニットにより斜板角の可変揺動制御を行
わせても、この斜板角の揺動限度の設定は、斜板の側面
を変速機のケースに当接させることにより行っていた。
(発明が解決しようとする課題) このようにすれば、斜板角の揺動限度をサーボユニット
とは独立に設定、調整できるという利点がある。しかし
ながら、サーボユニットにより斜板角の制御を行った場
合に、斜板角が揺動限度になって斜板の側面がケースと
当接するときに、この当接による衝撃が生じ、ケースに
この衝撃が伝達されるという問題がある。さらに、この
状態では斜板とケースとが直接接触しているため、ポン
プもしくはモータプランジャから斜板に加わる変動荷重
がケースに伝達され易く、ケースからの振動、音が発生
し易いという問題がある。
また、斜板はその揺動軸(トラニオン軸)によりケース
に対して揺動自在に支持されており、この揺動軸により
プランジャから斜板に加わる力を受けている。このプラ
ンジャから斜板に加わる力はかなり大きな値となること
があり、このため、揺動軸に加わる上記プランジャから
の力以外の力はできる限り小さく抑えるのが望ましい。
しかしながら、上記のように斜板がケースに当接した状
態では、サーボユニットの作動力はこの当接部を支点と
して揺動軸に作用するため、揺動軸に加わる力が大きく
なるという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑み、斜板をケースtに当
接させることなく、斜板の揺動限度の設定を確実に行う
ことができるような構成の斜板制御サーボユニットを提
供することを目的とする。
口1発明の構成 (課題を解決するための手段) 上記目的達成のための手段として、本発明では、斜板制
御サーボユニットを、jl!(段変速機のケースに固定
されたシリンダハウジングと、このシリンダハウジング
内に軸方向に移動自在に嵌入されたピストンと、一端が
このピストンに結合されるとともに他端が前記ハウジン
グから外方に突出するピストンロッドとから構成してい
る。そして、このピストンロッドの他端を、可変揺動制
御される斜板に、その揺動軸から離れた位置において連
結し、シリンダハウジング内に供給される面圧力を受け
てピストンおよびピストンロッドを軸方向に移動させる
ことにより、斜板をその揺動軸を中心に可変揺動制御す
るようになっており、この可変揺動制御に際して、ピス
トンとシリンダハウジングの端面を当接させることによ
り、斜板の少なくとも一方の揺動限度を設定するように
構成している。なお、シリンダハウジングを、油圧式無
段変速機の油路、油圧制御バルブ等が配設される配圧盤
上に固設するとともに、この配圧盤の側面にピストンを
当接させることにより、斜板の揺動限度を設定するのが
好ましい。
(作用) 上記構成のサーボユニットを用いた場合、シリンダハウ
ジングに対するピストンおよびピストンロッドの移動に
応じて斜板の揺動角が無段階に制御され、これにより変
速機の変速比が無段階に可変制御される。さらに、斜板
の揺動限度まで上記ピストンおよびピストンロッドが移
動されると、ピストンがシリンダハウジングの側面に当
接してそれ以上の移動が止められる。このため、斜板が
揺動限度を超えて揺動することがない。
(実施例) 以下、図面に基づいて、本発明の好ましい実施例につい
て説明する。
第1図は本発明に係るサーボユニットにより斜板制御が
なされる無段変速機の油圧回路図であり、この図におい
て、無段変速機Tは、入力軸1を介してエンジンEによ
り駆動される定吐出量型斜板アキシャルプランジャ式油
圧ポンプPと、前後進切換装置20を介して車輪(図示
せず)を駆動する可変容量型斜板アキシャルプランジャ
式油圧モータMとを有している。これら油圧ポンプPお
よび油圧モータMは、ポンプPの吐出口およびモータM
の吸入口を連通させる第1油路LaとポンプPの吸入口
およびモータMの吐出口を連通させる第2油路Lbとの
2本の油路により油圧閉回路を構成して連結されている
。これら2本の油路LaおよびLbのうち第1油路La
は、エンジンEによりポンプPが駆動されこのポンプP
からの油圧によりモータMが回転駆動されて車輪の駆動
がなされるとき、すなわちエンジンEにより無段変速機
Tを介して車輪が駆動されるときに、高圧となり(なお
このとき第2油路Lbは低圧である)、一方、第2油路
Lbは車両の減速時等のように車輪から駆動力を受けて
エンジンブレーキが作用する状態のときに高圧となる(
このとき、第1油路Laは低圧である)。
この第1/[b路La内には、この油路Laを断続可能
な直結クラッチ弁DCが配設されている。
一対のギヤ組9 a 、9 bを介してエンジンEによ
り駆動されるチャージポンプ10の吐出口が、チエツク
バルブ15を有するチャージ油路Lhおよび一対のチエ
ツクバルブ3,3を存する第3油路Lcを介して閉回路
に接続されている。チャージポンプ10によりオイルサ
ンプ17から汲み上げられチャージ圧リリーフバルブ1
6により調圧された作動油は、チエツクバルブ3,3の
作用により上記2本の油路Lal Lbのうちの低圧側
の油路に供給される。
このチャージポンプ10と同軸上にガバナバルブ8が取
り付けられている。このガバナバルブ8には図示しない
制御バルブから所定圧の作動油が供給され、ガバナバル
ブ8はこの作動油の圧をエンジンEの回転速度に対応し
たガバナ油圧に変換する。なお、この図ではガバナバル
ブ8に繋がる入出力油路の表示は省略している。
シャトルバルブ4を有する第4 /+b路Ldが上記閉
回路に接続されている。このシャトルバルブ4には、高
圧および低圧リリーフバルブ6.7を仔してオイルサン
プ17に繋がる第5および第6油路L e + L f
が接続されている。シャトルバルブ4は、2ポ一ト3位
置切換弁であり、第1および第2油路La+Lbの油圧
差に応じて作動し、第1および第2油路La、Lbのう
ち高圧側の油路を第5油路Leに連通させるとともに低
圧側の油路を第6油路Lfに連通させる。これにより高
圧側の油路のリリーフ油圧は高圧リリーフバルブ6によ
り調圧され、低圧側の油路のリリーフ油圧は低圧リリー
フバルブ7により調圧される。
第1および第2油路L a r L b間には、両油路
を短絡する第7/II回路Lgも設けられており、この
第7油路Lgにはこの油路の開度を制御する可変絞り弁
からなるメインクラッチ弁CLが配設されている。
油圧モータMの回転軸2と平行に出力軸28が配置され
ており、両軸2,28間に前後進切換装置20が設けら
れる。この装置20は回転軸2上に軸方向に間隔を有し
て配された第1および第2駆動ギヤ21.22と、出力
軸28に回転自在に支承されるとともに第1駆動ギヤ2
1に噛合する第1被動ギヤ23と、中間ギヤ24を介し
て第2駆動ギヤ22に噛合するとともに出力軸28に回
転自在に支承された第2被動ギヤ25と、第1および第
2波動ギヤ23.25間で出力軸28に固設されるクラ
ッチハブ26と、軸方向に滑動可能でありクラッチハブ
26と前記両被動ギヤ23゜25の側面にそれぞれ形成
されたクラッチギヤ23aもしくは25aとを選択的に
連結するスリーブ27とを備え、このスリーブ27はシ
フトフォーク29により左右に移動される。なお、この
前後進切換装置20の具体的構造は第2図に示す。この
前後進切換装置20においては、スリーブ27がシフト
フォーク2θにより図中左方向に滑動されて図示の如く
第1波動ギヤ23のクラッチギヤ23aとクラッチハブ
26とが連結されている状態では、出力軸28が回転軸
2と逆方向に回転され、車輪が無段変速機Tの駆動に伴
い前進方向に回転される。一方、スリーブ27がシフト
フォーク29により右に滑動されて第2被動ギヤ25の
クラッチギヤ25aとクラッチハブ26とが連結されて
いる状態では、出力軸28は回転軸2と同方向に回転さ
れ、車輪は後進方向に回転される。
次に、上記無段変速機Tの具体的な構造を第2図を用い
て簡単に説明する。
この無段変速機Tは、第1〜第4ケース5a〜5dによ
り囲まれた空間内に油圧ポンプPおよび油圧モータMが
開広に配設されて構成されている。油圧ポンプPの入力
軸1はカップリング1aを介してエンジンEの出力軸E
sと結合されている。このカップリング1aの内周側に
遠心フィルタ50が配設されている。
また、上記入力軸1上には駆動ギヤ9aがスプラインに
より結合配設され、この駆動ギヤ9aに被動ギヤ9bが
噛合している。被動ギヤ9bはチャージポンプ10の駆
動軸11と同軸に結合しており、エンジンEの回転は上
記一対のギヤ9a、9bを介してチャージポンプ10の
駆動軸11に伝達され、チャージポンプ1oが駆動され
る。この駆動軸11はチャージポンプ1oを貫通してギ
ヤ9bと反対側に突出し、ガバナバルブ8にも連結され
ている。このため、エンジンEの回転はこのガバナバル
ブ8にも伝達され、ガバナバルブ8により、エンジンE
の回転に対応したガバナ油圧が作られる。
油圧ポンプPは、入力軸1にスプライン結合されたポン
プシリンダ60と、このポンプシリンダ60に円周上等
間隔に形成された複数のシリンダ孔61に摺合した複数
のポンププランジャ62とを有してなり、入力軸1を介
して伝達されるエンジンEの動力により回転駆動される
油圧モータMは、ポンプシリンダ80を外囲して設けら
れたモータシリンダ70と、モータシリンダ70に円周
上等間隔に形成された複数のシリンダ孔71に摺合した
複数のモータプランジャ72とから構成されており、ポ
ンプシリンダ60と同芯上にて相対回転可能なようにな
っている。
モータシリンダ70は、軸方向に並んで一体に結合され
た第1〜第4の部分70a〜70dにより構成される。
第1の部分70aはその左端外周においてベアリング7
9aを介してケース5bにより回転自在に支持されると
ともに、右側内側面は入力軸1に対して傾斜してポンプ
斜板部材を構成しており、このポンプ斜板部材上にポン
プ斜板リングθ3が設けられている。第2の部分70b
には前記複数のシリンダ孔71が形成され、第3の部分
70cは各シリンダ孔81.71への油路が形成された
分配盤80を有する。第4の部分70dには、前記第1
および第2駆動ギヤー21.22を有するギヤ部材GM
が圧入されるとともに、ベアリング79bを介してケー
ス5cにより回転自在に支持されている。
上記ポンプ斜板リング63上には、円環状のポンプシュ
ー64が回転滑動自在に取り付けられ、このポンプシュ
ー64とポンププランジャ62とが連接桿65を介しで
ある程度首振り自在に連結されている。ポンプシュー6
4とポンプシリンダ60には互いに噛合する傘歯車88
a、88bが形成されている。このため、入力軸1から
ポンプシリンダ60を回転駆動するとポンプシュー64
も同一回転駆動され、ポンプ斜板リング63の傾斜に応
じてポンププランジャ62は往復動され、吸入口からの
オイルの吸入および吐出口へのオイルの吐出がなされる
また、各モータプランジャ72に対向する斜板部材73
が、その両外端から紙面に直角な方向に突出する一対の
トラニオン軸(揺動軸)73aを介して第2ケース5b
により揺動自在に支承されている。この斜板部材のモー
タプランジャ72に対向する面上にはモータ斜板リング
73bが配設され、このモータ斜板リング73b上に滑
液してモータシュー74が取り付けられている。モータ
シュー74は、各モータプランジャ72の端部に首振り
自在に連結されている。この斜板部材73は、そのトラ
ニオン軸73aから離れた位置で、リンク部材39を介
して変速用サーボユニット30のピストンロッド33と
連結されており、変速用サーボユニット30により、ピ
ストンロッド33が軸方向に移動されると、斜板部材7
3はトラニオン軸73aを中心に揺動されるようになっ
ている。
モータシリンダ70の第4の部分70dは中空に形成さ
れており、その中心部に、配圧盤18に固定された固定
軸91が挿入されている。この固定軸91の左端には分
配環92が液密に嵌着されており、この分配環92の軸
線方向左端面が偏心して分配盤80に摺接し得るように
されている。
この分配環92により、第4の部分70d内に形成され
た中空部が、内側油室と外側油室とに区画され、内側油
室が第1油路Laを構成し、外側油室が第2油路Lbを
構成する。なお、上記配圧盤18は、シャトルバルブ4
、高圧および低圧リリーフバルブ6.7等を有しており
、第3ケース5Cの右側面に取り付けられるとともに、
第4う−ス5dにより覆われている。
分配盤80には、ポンプ吐出ボートおよびポンプ吸入ボ
ートが穿設されており、その吐出ボートおよびこれに繋
がる吐出路を介して、吐出行程にあるポンププランジャ
62のシリンダ孔61と内側油室からなる第1油路La
とが連通され、また、ポンプ吸入ポートおよびこれに繋
がる吸入路を介して、吸入行程にあるポンププランジャ
62のシリンダ孔61と外側油室からなる第2油路Lb
が連通される。さらに、分配盤80には各モータプラン
ジャ72のシリンダ孔(シリンダ室)71に連通ずる連
絡路が形成されており、この連絡路の開口が、分配環9
2の作用により、モータシリンダ70の回転に応じて第
1油路Laもしくは第2油路Lbと連通される。このた
め、膨張行程にあるモータプランジャ72のシリンダ子
L71と第1油路Laとが、収縮行程にあるモータプラ
ンジャ72のシリンダ孔71と第2油路Lbとがそれぞ
れ連絡路を介して連通される。
このようにして、油圧ポンプPと油圧モータMとの間に
は、分配盤80および分配環92を介して油圧閉回路が
形成されている。したがって、入力軸1よりポンプシリ
ンダ60を駆動すると、ポンププランジャ62の吐出行
程により生成された高圧の作動油が、ポンプ吐出ボート
がらポンプ吐出路、第1油路La(内側油室)およびこ
れと連通状態にある第1連絡路を経て膨張行程にあるモ
ータプランジャ72のシリンダ孔71に流入して、その
モータプランジャ72に推力を与える。
一方、収縮行程にあるモータプランジャ72により排出
される作動油は、第2浦路L b’ (外側油室)に連
通ずる第2連絡路、ポンプ吸入路およびポンプ吸入ポー
トを介して吸入行程にあるポンププランジャ62のシリ
ンダ孔61に流入する。
このような作動油の循環により、吐出行程のポンププラ
ンジャ62がポンプ斜板リング63を介してモータシリ
ンダ70に与える反動トルクと、膨張行程のモータプラ
ンジャ72がモータ斜[g材73から受ける反動トルク
との和によって、モータシリンダ70が回転駆動される
ポンプシリンダ60に対するモータシリンダ70の変速
比は次式によってあたえられる。
モータシリンダ70の回転数 油圧ポンプPの容量 上式かられかるように、変速用サーボユニット30によ
り斜板部材73を揺動させ、油圧モータMの容量を0か
らある値に変えれば、変速比を1(最小値)からある必
要な値(最大値)にまで変えることができる。
一方、前述のように、モータシリンダ70の第4の部分
70dには、第1および第2駆動ギヤを存するギヤ部材
GMが圧入固設されている。このため、モータシリンダ
70の回転駆動力は、前後進切換装置20を介して出力
軸28に伝達される。この出力軸28は、ファイナルギ
ヤ組28a、29を介してディファレンシャル装置10
0に繋がっており、出力軸28の回転駆動力はディファ
レンシャル装置100に伝達される。そして、ディファ
レンシャル装置100により左右のドライブシャフト1
05.10f3に分割された回転駆動力は、左右の車輪
(図示せず)に伝達され、車両の駆動がなされる。
なお、第4の部分70dの中空部内に挿入された固定軸
91内には、第1油路Laと第2油路Lbとの短絡路を
形成するとともにこの短絡路を全閉から全開まで制御可
能なメインクラッチ弁CL1および第1油路Laを断続
制御可能な直結クラッチ弁DCが配設される。
まず、メイン・クラッチ弁CLについて説明する。固定
軸91の周壁には、第1油路Laと第2油路Lbとを連
通し得る短絡ポートが穿設されており、この固定軸91
の中空部に円筒状のメインクラッチ弁体95が挿入され
ている。この弁体95は固定軸91に対して相対回転自
在であり、上記短絡ポートに整合し得る短絡孔が穿設さ
れている。この弁体95の右端に形成されたアーム95
aを回動操作することにより、弁体95を回動させて短
絡ボートと短絡孔との整合(重なり)■を調整できるよ
うになっている。この整合部の大きさが第1油路Laと
第2油路Lbとの短絡通路の開度となり、このため、弁
体95の回動制御により、上記短絡通路の開度を全開か
ら全閉まで制御することができる。短絡通路の開度が全
開であれば、ポンプ吐出ポートから第1油路Laに吐出
された作動油は、短絡ポートおよび短絡孔から直接第2
油路Lbに流入するとともにポンプ吸入ポートに流入す
るので、油圧モータMが不作動となり、クラッチOFF
の状態となる。当然ながら、逆に、短絡通路の開度が全
閉であれば、クラッチON状態が実現する。
このメインクラッチ弁体95の中空部内に、直結クラッ
チ弁DCが配設される。この直結タラワ弁DCは、上記
弁体95内に軸方向に移動自在に桿゛入されたピストン
軸85と、このピストン軸85の先端に取り付けられた
シュー86と、ピストン軸85内に挿入されたパイロッ
トスプール84とから構成され、パイロットスプール8
4を軸方向に移動させることにより、ピストン軸85を
これに追従させて軸方向に移動させることができるよう
になっている。このため、パイロットスプール84を左
動させて、ピストン軸85を左動させ、その先端のシュ
ー86により分配盤80の端面に開口するポンプの吐出
路を塞ぎ、第1油路Laを遮断することができるように
なっている。このようにポンプ吐出路を閉塞した状態で
は、ポンププランジャ62が油圧的にロックされ、油圧
ポンプPと油圧モータMとが直結状態となる。
なお、この直結状態は、モータMの斜板部材73を直立
にした変速比最小の位置、すなわち、トップ位置にて行
われるもので、直結させることにより入力軸1から出力
軸2への動力伝達効率を向上するとともに、モータプラ
ンジャ72が斜板部材73に及ぼす推力を低減させて、
摩擦抵抗の減少および軸受等に加わる負荷の軽減を図る
ことができる。
次に、第3図を参照して、変速用サーボユニット30に
ついて説明する。
変速用サーボユニット30は、無段変速機Tの閉回路か
らシャトルバルブ4により高圧作動油が導入された第5
油路Leに繋がる連通孔31aを有したハウジング31
と、このハウジング31内に図中左右に滑動自在に嵌挿
されたピストン部材32と、このピストン部材32内に
これと開広に固定されたバルブ部材33と、このバルブ
部材33内にこれと開広に且つ左右に滑動自在に嵌挿さ
れたスプール部材34と、バルブ部材33の左側に配設
されたプラグ部材35とををする。さらに、ピストン部
材32の右端部には、バルブ部材33を挿入させた状態
で固定保持するためのカバ一部材37がサークリップ3
7bにより取り付けられている。
ハウジング31はその右端面が配圧盤18に当接するよ
うにしてこの配圧盤18に固定されている。ピストン部
材32は、右端部に形成されたピストン部32aと、ピ
ストン部32aに開広で且つこれから左方に延びた円筒
状のロッド部32bとからなる。ピストン部32aは、
ハウジング31内に形成されたシリンダ孔31bに嵌挿
されてこのシリンダ孔3ib内を2分割して左右のシリ
ンダ室36a、38bを形成せしめ、ロッド部32bは
、シリンダ孔31bより径が小さく且つこれと開広のロ
ッド孔31cに嵌挿される。さらに、ロッド部32bの
左端は、第2図に示すように、リンク39を介してモー
タトラニオン73に連結される。
左シリンダ室3Eiaは、連通孔31aを介して高圧作
動油を何する第5油路Leに繋がっており、ピストン部
材32は左シリンダ室36aに導入された第5油路Le
からの油圧により図中右方向への押力を受ける。さらに
、上記ピストン部材32に径方向に貫通して形成された
連絡孔32cが、その外周側において左シリンダ室36
aに開口し、一方、内周側において、バルブ部材33に
径方向に貫通して形成された第1バルブ孔33aと連通
している。
バルブ部材33内に滑動自在に嵌挿されたスプール部材
34には、このスプール部材34の滑動に応じて上記第
1バルブ孔33aに対向可能な径方向に貫通した第2バ
ルブ孔34aが形成されており、この第2バルブ孔34
aは、スプール部材34内を軸方向に延びて形成された
連通孔34bと連通している。この連通孔34bはその
左端面において、プラグ部材35により塞がれたバルブ
部材33内の空間に開口するとともに、右端部において
右シリンダ室36bに連通している。−方、バルブ部材
33には、スプール部材34が左動したときにスプール
部材34の左端外周によって閉じられ、スプール部材3
4が右動したときに開放されて上記連通孔34bに連通
する第3バルブ孔33bが形成されており、この第3バ
ルブ孔33bはその外周部溝からピストン部材32に軸
方向に延びて形成されたドレン孔32dを介してドレン
側(オイルサンプ15)に連通ずる。
上記構成の変速用サーボユニット30において、スプー
ル部材34を図中右方向に移動させた場合の作動を説明
する。スプール部材34を右動させると、第1弁孔33
aと第2弁孔34aとが食い違い両弁孔33a、34a
の連通が閉止される。同時に、スプール部材34の左端
外周面により塞がれていた第3弁孔33bが開放される
。これにより、第5油路Leから連通孔31aを介して
供給される高圧作動油は左シリンダ室36aのみに作用
し、右シリンダ室36b内の作動油は、スプール部材3
4に形成された連通孔34b1第3弁孔33bおよびピ
ストン部材32に形成されたドレン孔32dを介してド
レン側に排出される。これにより、ピストン部材32は
左シリンダ室38aに作用する油圧力を受けて上記スプ
ール部材34を追うように右動する。
上記の場合とは逆に、スプール部材34を左動させた場
合には、第1および第2バルブ孔33a、34aが合致
するとともに第3バルブ孔33bが完全に閉止されるの
で、左右のシリンダ室38a、38b内の油圧がほぼ等
しくなる。ピストン部32aの受圧面積が異なる(右シ
リンダ室36bからの油圧を受ける面積の方が大きい)
ため、これにより、ピストン部材32は左方向への押力
を受け、ピストン部材32はスプール部材34に追従し
て左動される。
なお、上記第1および第2バルブ孔33a、’!4aの
合致面積と、第3バルブ孔33bの開放量との関係によ
り、ピストン部32aに作用する左右の油圧力が等しく
なる油圧差を生ぜしめるような、スプール部材34に対
するピストン部材32の相対位置がある。このため、ス
プール部材34を途中で停止させるとピストン部材32
はスプール部材34に対してこの相対位置まで追従して
移動するとともにこの相対位置で油圧フローティング状
態となって保持される。
このため、スプール部材34が左右方向に移動されると
、ピストン部材32はスプール部材34に対して上記相
対位置に位置するように、スプール部材34に追従して
移動する。すなわち、スプール部材34を左右に移動さ
せることにより、ピストン部材32を第5油路Leから
の高圧作動油の油圧力を利用してスプール部材34に追
従させて移動させることができ、これによりリンク39
を介してピストン部材32に連結された油圧モータMの
トラニオン73をそのトラニオン軸73aを中心に回動
させてその容全を可変制御することができる。
但し、スプール部材34の移動に対するピストン部材3
2の追従移動速度は、あまり早くできないため、スプー
ル部材34が急速に移動された場合は、ピストン部材3
2がこれに追い付けず、例えば、スプール34がバルブ
部材33がら抜は出てしまうおそれがある。このため、
カバ一部材37の内周とスプール部材34の外周との間
に空間37aを形成し、この空間内に位置させてサーク
リップ34cをスプール部材34に取り付けている。こ
のため、スプール部材34を急速に移動させた場合には
、サークリップ34cが空間37aの側面(カバ一部材
37の内側面もしくはバルブ部材33の右端面)に当接
する。これにより、スプール部材34がバルブ部材33
がら抜は出したりするのが防止される。
スプール部材34は、その右端部がリンク機構4(1)
mlリンク部材41に連結されている。リンク機構40
は、軸42bを中心に揺動可能な第2リンク部材42も
有しており、第2リンク部材42のアーム42aに第1
リンク部材41が連結されている。このため、第2リン
ク部材42を軸42bを中心に回動させて、スプール3
4を左右に移動させるようになっている。
第2リンク42は、図示の位置から2点鎖線で示す位置
まで揺動される。なお、図示の状態では、ピストン部材
32は最も左に移動されており、モータMの斜板角は最
大で変速機Tの変速比も最大の状態である。
この図示の状態から、第2リンク42の揺動によりスプ
ール部材34を2点鎖線の位置に向けて移動させると、
ピストン部材32はこれに追従して右動し、最終的には
、ピストン部材32の右端面32eが2点鎖線で示すよ
うに配圧盤工8に当接する。このとき、モータMの斜板
角は零であり、変速機Tの変速比は最小(1,0)とな
る。
この状態からスプール部材34をさらに右動させても、
ピストン部材32はこれ以上右動することがない。すな
わち、ピストン部材32の右動限度(モータMの斜板部
材73の揺動限度)が、ピストン部材32の端面とハウ
ジング31の端面(具体的には、ハウジング31の端面
を形成する配圧盤18の側面)との当接により設定され
る。
このようにすると、斜板角が零となった状態が維持され
る場合に、ピストン部材32をこの位置に保持させるた
めピストン部材32に作用する油圧力は配圧盤18によ
り受は止められる。このため、モータMの斜板部材73
およびこれを支持するトラニオン軸73aに上記油圧力
が加わることがない。この場合、上記配圧盤18は、シ
ャトルバルブ4、リリーフバルブ6.7等を内蔵したか
なり剛性の高い部材であるので、ピストン部材32を当
接させるのに適している。また、モータプランジャ72
から斜板部材73に加わる荷重はモータプランジャ72
の往復動に伴って変動するのであるが、斜板部材73は
ケース5a〜5dとは接触しないので、この変動荷重が
ケースに直接伝達されることがない。このため、ケース
からの振動、音の発生が抑えられる。また、斜板部材3
2はリンク39を介してピストン部材32に連結されて
いるため、上記変動荷重がピストン部材32に伝達され
ることもある程度抑えられ、逆にピストン部材32が配
圧盤18に当接するときの衝撃が斜板部材73およびト
ラニオン軸73aに伝達されるのも抑えられる。
さらに、このピストン部材32が当接する配圧盤18は
上述のように剛性の高い部材であるので、斜板部材73
からピストン部材32に伝達された変動荷重や、ピスト
ン部材32の配圧盤18との当接による衝撃荷重がこの
配圧盤18により受は止められ、これら変動荷重および
衝撃荷重による振動Φ音の発生が抑えられる。
ハ0発明の効果 以上のように、本発明によれば、シリンダハウジング内
に供給される油圧力を受けてピストンおよびピストンロ
ッドを軸方向に移動させ、斜板をその揺動軸を中心に可
変揺動制御するようになっており、この可変揺動制御に
際して、ピストンとシリンダハウジングの端面を当接さ
せることにより、斜板の少なくとも一方の揺動限度を設
定するように構成しているので、斜板が揺動限度まで揺
動された状態で保持される場合に、ピストンに作用する
油圧力はこのピストンが当接するシリンダハウジングに
より受は止められ、この油圧力が斜板およびこの斜板を
支持する揺動軸(トラニオン軸)に加わることがない。
また、斜板とケースの当接がないので、斜板からケース
への振動、音の伝達をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るサーボユニットを備えた1!!を
段変速機の油圧回路図、 第2図は上記無段変速機の断面図、 第3図は上記サーボユニットの断面図である。 18・・・配圧盤、    20・・・前後進切換装置
30・・・変速用サーボユニット

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)エンジンにより駆動される斜板式油圧ポンプと、こ
    の油圧ポンプからの油圧力により駆動される斜板式油圧
    モータとからなり、前記油圧ポンプおよび油圧モータの
    少なくともいずれか一方の斜板を可変揺動制御して変速
    制御を行うようにした油圧式無段変速機において、 前記無段変速機のケースに固定されたシリンダハウジン
    グと、このシリンダハウジング内に軸方向に移動自在に
    嵌入されたピストンと、一端がこのピストンに結合され
    るとともに他端が前記ハウジングから外方に突出するピ
    ストンロッドとからなり、 このピストンロッドの他端は、前記可変揺動制御される
    斜板に、その揺動軸から離れた位置において連結されて
    おり、前記シリンダハウジング内に供給される油圧力を
    受けた前記ピストンおよびピストンロッドの軸方向の移
    動により、前記斜板の可変揺動制御がなされるとともに
    、前記ピストンと前記シリンダハウジングの端面との当
    接により、前記斜板の揺動限度を設定するように構成し
    たことを特徴とする油圧式無段変速機の斜板制御サーボ
    ユニット。 2)前記シリンダハウジングが、前記油圧式無段変速機
    の油路、油圧制御バルブ等が配設された配圧盤上に固設
    されるとともに、この配圧盤の側面により前記シリンダ
    ハウジングの端面のすくなくとも一部が形成され、この
    シリンダハウジングの端面を形成する前記配圧盤の側面
    と前記ピストンとの当接により、前記斜板の揺動限度を
    設定するように構成したことを特徴とする斜板制御サー
    ボユニット。
JP63252292A 1988-10-06 1988-10-06 油圧式無段変速機の斜板制御サーボユニット Pending JPH02102971A (ja)

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