JPH0210217Y2 - - Google Patents

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JPH0210217Y2
JPH0210217Y2 JP1984058890U JP5889084U JPH0210217Y2 JP H0210217 Y2 JPH0210217 Y2 JP H0210217Y2 JP 1984058890 U JP1984058890 U JP 1984058890U JP 5889084 U JP5889084 U JP 5889084U JP H0210217 Y2 JPH0210217 Y2 JP H0210217Y2
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window
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outer shell
window holder
reinforced plastic
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JP1984058890U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、出窓ユニツトの窓受台に関する。
従来の出窓ユニツトの窓受台はアルミ材による
鋳物によつて一体形成するが、アルミ材や鋼板を
曲げ加工し、これを溶接やビス止めして窓受台ユ
ニツトに成形している。ところで、風雨にさらさ
れている窓受台を上述のような金属材で形成すれ
ば窓受台の裏側内部に侵入した雨水によつて発錆
するのを避けることができず、また断熱性に劣る
ため寒冷地などにおいては室温の放熱の原因とな
り、さらには重量的に重く運搬、施工上好ましく
ない。
本考案は、上述の難点に注目し、断熱性に富
み、軽量にして強度の高い出窓の窓受台を提供し
ようとするもので、その要旨は強化プラスチツク
によつて窓受台外殻部13を形成し、該窓受台外
殻部の裏側に、ガラス繊維マツトまたは合板など
の芯材14を強化プラスチツクで被包または積層
してなる補強リブ15を適当間隔に一体突設し、
更に窓受台外殻部13の先端部に、同じく合板ま
たはガラス繊維マツトなどの芯材16を強化プラ
スチツクで被包または積層してなる窓枠取付用補
強壁部17を、また窓受台外殻部13の基端部
に、同様の芯材18を強化プラスチツクで被包ま
たは積層してなる窓受台取付用補強壁部19をそ
れぞれ一体形成してなることにある。
以下本考案の一実施例を図面によつて説明する
と、第1図乃至第3図は、平面視弓形状の出窓を
示すもので、出窓用ユニツト屋根枠1と本考案に
係る出窓用ユニツト窓受台2と両者間に介装され
る出窓用窓枠部3とからなり、該窓枠部3は、三
面の嵌殺し窓障子4aを取付けるための前面窓枠
部3aと、その両側の開き窓障子4bを取付ける
ための袖窓枠部3bとからなる。
出窓用窓枠部3は、第4図乃至第6図に更に詳
細に示すように、建物壁体5の外面に沿つて直立
する合成樹脂製の基部中空方立6a及びこれより
室外側に適当間隔に直立する同じく合成樹脂製の
前面部中空方立6bと、これら中空方立に嵌挿さ
れ、その上下端部が屋根枠1と窓受台2とにナツ
ト7a,7bによつて固定される通しボルト8
と、各中空方立7a,7bによつて固定される通
しボルト8と、各中空方立6a,6bの両側にシ
ール材を兼ねた接着剤9を介してビス10によつ
て固定される窓枠部材であつて、予め熱溶着によ
り四周コーナー部を一体連結して枠組してなる合
成樹脂製の窓枠部材11とからなり、しかして前
面部方立6bに添装する窓枠部材11には前記嵌
殺し窓障子4aが取付けられ、基部方立6aに添
装する窓枠部材11には前記開き窓障子4bが取
付けられている。なお窓枠部材11は中空材から
形成され、内部に適宜補強用のアルミなど金属材
12が挿入されている。
本考案の特徴とする出窓用窓受台2は、第5図
以下に示すように、強化プラスチツクによつて窓
受台の大半を占める窓受台外殻部13を形成し、
この窓受台外殻部13の裏側に芯材14(第7図
及び第8図参照)を有する補強リブ15を同じく
強化プラスチツクによつて一体突設している。
窓受台外殻部13は、該外殻部のほとんどを占
める底板部13aとその先端縁に適宜設けた水切
り凹片部13bと該水切り凹片部から上方に延び
る先端片部13cと、一方底板部13aの基端部
から下方に延びる水切り片部13dとからなり、
この窓受台外殻部13は周知の強化プラスチツク
成形法、たとえばポリエステル樹脂に触媒、促進
剤を加えたものをガラス繊維クロスやガラス繊維
マツトを型の上面に積み重ねながらこれにローラ
をかけることによつて所要の形状に成形する所謂
ハンドレイアツプ法あるいはスプレーガンで吹き
つけて成形するスプレーアツプ法によることがで
きる。
また前記先端片部13cからさらに内側に強化
プラスチツクによつて水平片部13eを一体形成
すると共に、該水平片部13eに合板やガラス繊
維マツト、金属板、合成樹脂板、ハードボードあ
るいはパーチクルボードなどの芯材16を当てつ
け、またこの芯材16の内側端部に角材33を重
ね合わせ、これらを被包するように被覆片13f
を重層することによつて窓受台外殻部13の先端
部に沿つて内側に水平に延びる窓枠取付用補強壁
部17と水切り用の立上り段部34を一体形成
し、また一方前記底板部13aの基端部から上方
に延びる垂直片部13gに上記と同材質の芯材1
8を被包または積層することによつて窓受台外殻
部13の基端部に窓受台取付用補強壁部19を一
体形成する。
そして窓受台外殻部13の裏側には第7図に示
すように、その基端部から先端部にかけて延びる
補強リブ15を横方向適当間隔に一体突設してい
る。即ち第8図に示すようにガラス繊維マツトや
合板のような芯材14を配置し、底板部13aま
たは窓受台取付壁部19から芯材14にかけて重
合片20を前記ハンドレイアツプ法またはスプレ
ーアツプ法によつて積層または被覆することによ
つて前記補強リブ15を一体形成する。
さらに窓受台外殻部13の裏側に第5図または
第6図に示すようにウレタンやユリア樹脂などの
現場注入発泡、あるいは発泡合成樹脂シート、ロ
ツクウール、グラスウールなどの張着によつて断
熱材21を充填してなるものである。
なお出窓用屋根枠1も、ほとんど前記出窓用窓
受台2と同様の方法でユニツト製作されるもの
で、強化プラスチツクによつて形成される屋根外
殻部22と、前述のように外殻部22の裏側に一
体突設される複数の補強リブ23と、内部に充填
される発泡ウレタン樹脂などの断熱材24と、外
殻部22の基端部及び先端部にそれぞれ設けられ
る取付壁部25,26とからなる。
出窓組立順序としては、屋根枠1または窓受台
2のいずれかの取付用補強壁部26に予め通しボ
ルト8の一端部をナツト7aに直立固定してお
き、該通しボルト8に、上述のようにして枠組し
た出窓用窓枠部3の方立6a,6bを嵌挿させ
て、該窓枠部3を屋根枠1と窓受台2との間に介
装させ、しかる後他方の取付用補強壁部17に通
しボルト8の他端部を貫通させナツト7bによつ
て固定し、なおかつ第6図に示すように出窓用窓
枠部3の上下横枠たる窓枠部材11a,11bを
屋根枠1及び窓受台2の各取付用補強壁部17,
26にビス27によつて固定することによつて出
窓が一つのユニツトとして製作される。なお上述
のナツト7a,7b止め作業の際、断熱材21,
24をその作業範囲だけ空胴に形成しておき、作
業後注入発泡により空胴部を埋めるようにすれば
よい。
この出窓ユニツトを現場において建物壁部5の
外面に当てつけ、屋根枠1及び窓受台2を第5図
または第6図に示すようにボルト28または取付
金具29によつて、また窓枠部3を第4図に示す
ようにビス30によつて建物壁体5に固着し、最
後に出窓ユニツト周縁の雨仕舞い作業によつて出
窓の取付を終わる。なお31は天井板、32は床
板である。
以上のように本考案によれば強化プラスチツク
によつて出窓用窓受台の窓受台外殻部13を形成
するため、軽量であり、断熱性に富み、かつ強度
上優れており、しかも発錆の恐れもなく耐候性を
有する。
さらには、窓受台外殻部の裏側に、ガラス繊維
マツトまたは合板などの芯材14を強化プラスチ
ツクで被包または積層してなる補強リブ15を適
当間隔に一体突設してなるため、出窓特有の幅広
な窓台枠に対する衝撃や振動に対して充分に耐久
性を有すると共に、高価な強化プラスチツクから
なる窓受台外殻部13を薄肉に形成することが可
能であり、これによつて一層軽量にかつ廉価に製
作することができる。
しかも、出窓用窓受台は、一般のひさしと異な
り屋外側に大きく張出して形成され、なおかつ窓
受台の先端部に窓枠が取付けられるため、窓受台
は大きな荷重を受けるが、この点本考案では、窓
受台外殻部13の先端部に、上記補強リブ15と
同じように合板またはガラス繊維マツトなどの芯
材16を強化プラスチツクで被包しまたは積層し
てなる窓枠取付用補強壁部17を、また窓受台外
殻部13の基端部に、同様の芯材18を強化プラ
スチツクで被包または積層してなる窓受台取付用
補強壁部19をそれぞれ一体形成してなるため、
窓受台先端部に取付けられる窓枠は上記窓枠取付
用補強壁部によつて強固に取付けられ、窓受台そ
のものは該基端部の窓受台補強壁部によつて建物
壁体に強固に取付けられることになり、結局窓受
台外殻部裏側に一体突設した補強リブ、外殻部先
端部および基端部に一体形成した窓枠取付用補強
壁部および窓受台取付用補強壁部の相乗作用によ
つて強度の高い強化プラスチツク製出窓用窓受台
を製作することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る窓受台の使用状態を示す
出窓正面図、第2図は同横断面概略図、第3図は
同側面図、第4図は同横断面一部拡大図、第5図
は第4図におけるA−A線部分の縦断面図、第6
図は同B−B線部分における縦断面図、第7図は
本考案の一実施例を示す窓受台の平面図、第8図
は第7図におけるC−C線拡大図である。 2…窓受台、13…窓受台外殻部、14…芯
材、15…補強リブ、17…窓枠取付用補強壁
部、19…窓受台取付用補強壁部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 強化プラスチツクによつて窓受台外殻部を形成
    し、該窓受台外殻部の裏側に、ガラス繊維マツト
    または合板などの芯材を強化プラスチツクで被包
    または積層してなる補強リブを適当間隔に一体突
    設し、更に窓受台外殻部の先端部に、同じく合板
    またはガラス繊維マツトなどの芯材を強化プラス
    チツクで被包または積層してなる窓枠取付用補強
    壁部を、また窓受台外殻部の基端部に、同様の芯
    材を強化プラスチツクで被包または積層してなる
    窓受台取付用補強壁部をそれぞれ一体形成してな
    る出窓の窓受台。
JP5889084U 1984-04-20 1984-04-20 出窓の窓受台 Granted JPS60170479U (ja)

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JP5889084U JPS60170479U (ja) 1984-04-20 1984-04-20 出窓の窓受台

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JPS60170479U JPS60170479U (ja) 1985-11-12
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598482B2 (ja) * 1978-09-29 1984-02-24 キ−ゼルリング・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 棒材、管および線材などの複写切削用のカツタヘツド

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JPS598482U (ja) * 1982-07-08 1984-01-19 立山アルミニウム工業株式会社 出窓の補強部材

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