JPH02102169A - ムライト組成物 - Google Patents

ムライト組成物

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JPH02102169A
JPH02102169A JP63253095A JP25309588A JPH02102169A JP H02102169 A JPH02102169 A JP H02102169A JP 63253095 A JP63253095 A JP 63253095A JP 25309588 A JP25309588 A JP 25309588A JP H02102169 A JPH02102169 A JP H02102169A
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JP
Japan
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mullite
sol
composition
alkaline earth
earth metal
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Pending
Application number
JP63253095A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuji Akiba
秋葉 徳二
Jii Emu Yuu Isumaeru Emu
エム・ジー・エム・ユー・イスマエル
Zenjiro Nakai
中井 善治郎
Hideo Tsunatori
綱取 秀夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chichibu Cement Co Ltd
Original Assignee
Chichibu Cement Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、ムライト組成物に関するものである。
【発明の背景】
ムライトは3^l、0.・2SiOz(^12ss/5
iftモル比;1.5)で示されるケイ酸アルミニウム
であるが、ジェイ・ニス・バスタ(J、^、Pa5k)
の研究論文(CeramicInternationa
l、9 (4)、107〜113(1983))による
と^1,0り/Sin、のモル比が1.5ないし2.8
7の範囲でアルミナと固溶体を形成している。 そして、このムライトは、従来より、化学工業磁器や耐
火物に利用されてきたが、近年は低熱膨張率、低誘電率
さらには機械的性質の高温における安定性や耐熱衝撃性
に優れていることから、アルミナを凌ぐ電子材料用セラ
ミックス(IC基板あるいはパッケージ)として、又、
窒化ケイ素、炭化ケイ素と共に高温構造材料用セラミッ
クスとして有望視されている。 ところで、ムライトは、従来、カオリナイト(^1,0
3・Sin、・H2O)とアルミナとの混合物、又はア
ルミナとシリカとの混合物を粉砕、焼成して製造されて
きた。しかしながら、この場合、アルミナとシリカとの
均一混合や微粉砕が難しい為、アルミナとシリカとの反
応速度が遅くなり、高密度焼結体を得るのに1700℃
以上の高温で長時間焼成する必要があり、又、遊離のシ
リカ(クリストバライト)が残留して高温特性を劣化さ
せたりする問題点がある。 そこで、近年、微細構造が制御され、しかも物理的特性
の優れたセラミックスを高純度で微細な粉末から製造し
ようとする研究が行なわれ、例えばアルミニウム・n−
ブトキシドやテトラエトキシシラノール等の高価なアル
ミニウムやシリコンのアルコキシド化合物から高純度ム
ライト微粉末を合成する方法が開発されるに至った。 しかし、この方法は、 ■ ムライト粉末中に炭素が残留し、これが高密度化を
妨げる、 ■ 少量の製品を得るのに、高価な有機質原料を比較的
多量に使用する、 ■ 共沈物の^l/Si比率を正確に制御することが難
しい、 ■ 各工程に長時間を要する 等の問題点があって、経済的に優れた工業的製法とは言
えなt)。 この問題点を解決する為、ゾル−ゲル法について本発明
者は鋭意研究を進めていった結果、ベーマイトゾルと非
晶質シリカ水中分散液を^1203/5iftのモル比
が1.5以上になるように混合し、この混合液をpHが
3以下になるまで濃縮して生成したゲルを、乾燥、粉砕
、加熱することにより優れた高純度ムライト質粉末の製
造に成功し、これを提案(特開昭61−281013号
公報)した。 しかしながら、この提案による高純度ムライト質粉末を
焼成して優れた特性の焼結体を得るには、1650℃以
上の温度で焼成しなければならず、すなわち焼成温度が
1650℃以上でなければ理論密度の98%以上といっ
な緻密な焼結体は得られにくいといった問題が残されて
いた。 ところで、焼成温度が1600℃以下で理論密度が98
%以上の緻密な焼結体が得られるのであれば、従来のア
ルミナ焼成炉を利用でき、かつ、炉材の寿命も伸びるこ
とから、焼成温度を低くすることが望まれるに至った。 そこで、この焼成温度を低くする為の一方法としてムラ
イト粉末をサブミクロンまで微粉砕することが考えられ
るが、この粉砕の手段はエネルギー消費が大きく、又、
メディア(媒体)よりの汚染が認められることから、こ
の粉砕手段は決して好ましいものではない。 又、焼成温度を低くする為の他の方法として、いわゆる
焼結助剤を用いる方法が考えられる。 ところが、焼結助剤を用いる方法をムライトに適用する
場合は良くない結果に終わるであろうと考えられた。す
なわち、焼結助剤を用いて焼成温度を低くしようとする
と、焼結助剤の添加量が少なすぎては効果が乏しいこと
から、ある程度の量を用いざるを得す、これでは高純度
のムライト粉末が得られなく、その結果焼結体の性能低
下は避けられなくなるであろうと考えられたからである
。 因に、ムライトに対してFe*Os 、Cr*Os 、
Ti0z 。 Hawk、に、0を用いた場合には、予想通り物理的特
性の低下は避けられなかった。
【発明の開示】
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたちのであり、
その第1の目的は、比較的低温で焼結体が得られるムラ
イト組成物を提供することである。 又、本発明の第2の目的は、比較的低温で焼成したにも
かかわらず、高密度で物理的特性の低下がほとんど無い
焼結体が得られるムライト組成物を提供することである
。 上記本発明の目的は、結晶質ムライトとアルカリ土類金
属の酸化物とを含むことを特徴とするムライト組成物に
よって達成される。 尚、上記のムライト組成物において、結晶質ムライトの
みが生成する^lx’s/5if2のモル比は1.37
〜1.76であることが望ましく、又、例えば14.0
、CaO1SrOあるいはBaO等のアルカリ土類金属
の酸化物の含有Iは、物理的特性の低下がほとんど無い
約3重量%以下であることが望ましく、又、ムライト組
成物は、高密度焼結体が得られる約0.5〜5μ−の粉
末であるものが望ましい。 ところで、本発明では、ムライトの製造に際しては、反
応活性の高いベーマイトゾル(γ−^10011)を用
いることが望ましい、すなわち、通常のジプサイト(^
1203・3]1□0)からなるアルミナゾルではジブ
サイトが安定な構造をとる為、シリカ成分との反応性が
低く、極めて高温度に長時間保持しても未反応のシリカ
やアルミナが残在し、高純度のムライトが得られにくい
からである。 このベーマイトゾルは、ベーマイトの水中分散液を80
℃以上に加熱しながら硝酸、塩酸等の無機酸や酢酸、ギ
酸等の有機酸を3iI量加えて、解膠することによって
得られる。又、スピネル型欠陥構造をとり活性度の高い
γ−アルミナを前記の酸で解膠することによっても、反
応活性の高いベーマイトゾルを得ることが出来る。 非晶質シリカについては特には限定しないが、反応活性
が高いコロイダルシリカ(シリカゾル)やシリカ微粒子
が好ましい、コロイダルシリカはシリカの超微粒子が水
中に分散しているコロイド溶液で、シリカ微粒子には、
例えば湿式法で製造されるホワイトカーボンや乾式法の
ヒユームドシリカがある。 これらのベーマイトゾルと非晶質シリカ水中分散液をA
l2(h/5iOtのモル比が1.37〜1.76の比
率に混合し、この混合液のpiを3以下になるまで加熱
等により濃縮することが好ましい。 尚、混合液のpl+を3以下に限定した理由は、この範
囲において生成するゲル組成が化学量論的に均質になる
と共に、ゲル容積が極小となって取り扱い易くなるから
である。 そして、このようにして生成したムライト(質)組成の
ゲルを100℃以上の温度で乾燥してから、大気雰囲気
中で仮焼した後、ボールミルや撹拌ミル等の粉砕装置で
コンタミネーションに留意しながら微粉砕することによ
って、高純度ムライト粉末が得られる。 アルカリ土類金属の酸化物をムライト粉末中に含有せし
める方法としては幾つかの方法があり、例えば高純度ム
ライト粉末とアルカリ土類金属の酸化物の粉末又は/及
び溶液(ゾル)をボールミル、アトリッションミル、ジ
ェットミル等を用いて乾式法あるいは湿式法で混合する
方法、又はムライトゾルとアルカリ土類金属の酸化物ゾ
ルを混合後ゲル化させるゾル−ゲル法等があり、本発明
においてはこれらの方法に限定されるものではないが、
ミクロレベルで均一に混合するにはゾル−ゲル法を採用
することが好ましい。 このゾル−ゲル法によるアルカリ土類金属の酸化物をム
ライト組成物中に含有させる方法を簡単に述べると、次
の通りである。 すなわち、上記のようにして得たムライトゾルに、例え
ばマグネシウム塩(例えばハライド、ニトレート、アセ
テート等)を水に溶かし、さらに尿素やヘキサメチレン
テトラミンあるいはヒドラジンのようなゲル化剤を加え
て調整したマグネシアゾルを加える。 そして、MFIOのようなアルカリ土類金属の酸化物を
含む均質なムライトゾル組成物を得、これをオーブンで
乾燥し、ゲルさせた後乾燥する。 この乾燥ゲルをボールミルで粉砕し、そして1250℃
以上の温度で仮焼する。 そして、この仮焼物をボールミル又はアトリッションミ
ルで粉砕してMgOのようなアルカリ土類金属の酸化物
含有ムライト粉末を得る。 このようにして得られたMgOを例えば0.01〜3重
量%含むムライト粉末をteoo”cで3時間焼成する
と、この焼結体は理論密度の98%以上のものであった
。 尚、8.0を含ませないで同一条件で焼成した焼結体は
理論密度の94%であるにすぎない。
【実施例】
市販のγ−アルミナ(昭和軽金属社製)を80℃以上で
水和させてから塩酸を適量加えて生成したベーマイトゾ
ルに、コロイダルシリカ(日本シリカニ業社製)の水中
分散液を^1x(h/SiO□のモル比が1.5になる
ように加え、ムライトゾルを得る。 次に、ムライト100重量部に対してMgOが0.01
〜1重量部の割合となるよう上記のムライトゾルに塩化
マグネシウム水溶液にヘキサメチレンテトラミンを加え
て得たマグネシアゾルを混合し、高速ブレンダーで充分
に混合分散させ、ゲル化後120℃で15時間乾燥させ
る。 このようにして得た混合ゲルを1300℃で1時間仮焼
し、この仮焼物を平均粒径が約1.4〜1.5μ輪の粒
子となるようにアトリッションミルで湿式粉砕する。 その後、このスラリーを100℃で乾燥し、ペレットに
して1500〜1650℃で3時間焼成した。 そして、この焼結体の焼結密度を水中置換法(アルキメ
デス法)にて測定したので、その結果を表1に示す。 又、MgOをムライト扮末100重量部に対して0.1
重量部添加し、1550℃で3時間焼成した焼結体の緒
特性を表2に示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結晶質ムライトとアルカリ土類金属の酸化物とを
    含むことを特徴とするムライト組成物。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載のムライト組成物にお
    いて、結晶質ムライトのAl_2O_3/SiO_2の
    モル比が1.37〜1.76であるもの。
  3. (3)特許請求の範囲第1項記載のムライト組成物にお
    いて、アルカリ土類金属の酸化物の含有量が約3重量%
    以下であるもの。
  4. (4)特許請求の範囲第1項記載のムライト組成物にお
    いて、ムライト組成物が約0.5〜5μmの粉末である
    もの。
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