JPH02101058A - 有機多硫化物の合成 - Google Patents

有機多硫化物の合成

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JPH02101058A
JPH02101058A JP1212861A JP21286189A JPH02101058A JP H02101058 A JPH02101058 A JP H02101058A JP 1212861 A JP1212861 A JP 1212861A JP 21286189 A JP21286189 A JP 21286189A JP H02101058 A JPH02101058 A JP H02101058A
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mercaptan
sulfur
carbon disulfide
mol
polysulfide
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ヤニツク・バレー
Yves Labat
イブ・ラバ
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C319/00Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides
    • C07C319/22Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of hydropolysulfides or polysulfides
    • C07C319/24Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of hydropolysulfides or polysulfides by reactions involving the formation of sulfur-to-sulfur bonds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、式RSnRで示される有機多硫化物の製造に
係わる。前記式中、2つのRは互いに同じか又は異なっ
ていてよく、各々が炭化水素基を表し、nは3〜8、特
に4〜6の数である。
この種の多硫化物は工業的用途が広く、特に極圧添加剤
及び触媒硫化剤として使用されており、現在は工業的製
法として、メルカプタンと液状硫黄とを塩基性触媒の存
在下で反応させることによって製造されている。下記の
式 %式% で示される前記反応は、かなり高い温度(130〜14
0℃)を使用するにも拘わらず不完全なことが多い。得
られる物質は濁っており、メルカプタンと遊離硫黄とを
含む。この物質はまた、不安定で硫黄を着々と沈澱させ
る重質S6、S7、Ss、、、多硫化物も高濃度で含む
メルカプタンを酸化アルケン及びアルカリ金属塩基と組
み合わせたものを触媒として使用すれば(仏国特許第2
607496号参照)、実質的に完全な反応が生じるが
、製造コストは著しく高くなる。
ここに至って、二硫化炭素を使用すると前記反応を低温
(10〜20℃)で、しかも比較的短い反応時間(数時
間)を保持しながら生起させることができ、その結果黄
色い透明な多硫化物が形成されることが判明した。この
多硫化物は硫黄含量が極めて高く、多硫化物分子当たり
の平均硫黄原子数が5に達し得る。この多硫化物のメル
カプタン(St()含量はゼロ(存在しても5ppm未
満)であり、従って反応が完全であったことがわかる。
この反応生成物は硫黄濃度が高いにも拘わらず重質多硫
化物は少ししか含まない。
二硫化炭素を、メルカプタンと塩基とで形成したメルカ
プチドRSMと組合わせて使用すると、多硫化物の製造
で触媒として機能するチオキサンテート(th 1ox
anthate)R3CSNが形成される。
そこで本発明は、メルカプタンに対する硫黄の作用によ
って有機多硫化物を製造する方法であり、二硫化炭素と
メルカプチドとを組合わせることによって形成したチオ
キサンテートの存在下で反応を生起させることを特徴と
する方法を提供する。
チオキサンテートは、はぼ等モル量のメルカプタンと塩
基と二硫化炭素とを不活性有機溶媒(例えばメタノール
)中で混合し、次いで溶媒の蒸発によって単離すること
により別個に製造し得るが、本発明の方法の最も好まし
い実施態様では、所期の多硫化物の形成に必要な硫黄を
導入する前に、メルカプタンと塩基と二硫化炭素との混
合物を数分間撹拌することによってその場でチオキサン
テートを形成する。
二硫化炭素の使用量は、少なくとも使用する塩基と等モ
ルであるという条件で、広い範囲で変化させ得る。但し
、有利には、二硫化炭素を塩基より過剰にして、より特
定的にはメルカプタン使用量の0.5〜1.5倍の量(
volume)の二硫化炭素を用いて操作を行う。
対称多硫化物を得るためには1つの特定メルカプタンを
使用するのが好ましいが、本発明では複数のメルカプタ
ンの混合物も使用し得る。1つ又は複数の出発メルカプ
タンは、炭化水素基が脂肪一 族、脂環式又は芳香族であり得る。但し、好ましいのは
、炭素原子数が2〜15であって、より特定的には第3
アルキル基を含むアルキルメルカプタンである。
硫黄及びメルカプタンの使用量は夫々所望の多硫化物に
応じて、即ち多硫化物分子当たりの平均硫黄原子数に応
じて決定される。一般的には、硫黄のグラム原子/メル
カプタンのモルの比を0.5〜5にし得る。分子光たり
平均硫黄原子数が4〜5の多硫化物を得るためには、前
記比を1.5〜2.5にするのが好ましい。
使用する塩基は無機又は有機であってよい。特に、金属
水酸化物、例えば水酸化ナトリウムもしくはカリウム、
又はアミン、特にトリアルキルアミン、例えばトリエチ
ルアミンを使用し得る。塩基の使用量は少なくてよいが
(例えばノルカフ22100モル当たり0.01〜2モ
ル)、多くしてもよい(例えばメルカプタンと等モル)
多硫化物の一部分を二硫化物に分解するような100℃
以上の加熱を必要とする先行技術の方法と異なり、本発
明の方法では反応は加熱を必要とせず、好ましくは室温
(10〜20℃)で生起する。但し、本発明ではそれよ
り低い又は高い温度、例えば0〜46℃を使用すること
もでき、閉鎖反応器内で圧力を加えて操作を行う場合に
はそれ以上の温度を使用することもできる。
本発明の方法で得られる種々の多硫化物は1つの特徴的
な分布状態を有する。即ち、−硫化物及び二硫化物が観
察されず、三硫化物も通常は僅かしか存在しない。主に
生成される物質は、より重質の硫化物を少量含んだ商値
化物である。
本発明の方法で形成される多硫化物は、nの数がかなり
大きいにも拘わらず重質硫化物(n>5)含量が比較的
少ないため、安定している。即ち、貯蔵中に硫黄が沈澱
することがなく、透明な黄色を維持する。他の方法で形
成した多硫化物は重質硫化物を大量に含むため、硫黄が
沈澱し易く、濁った状態になる。
以下に非限定的実施例を挙げて、本発明をより詳細に説
明する。
7.4m1(0,1モル)のエチルメルカプタンと13
.8m1(0,1モル)のトリエチルアミンとを30m
1のメタノール中で15分間撹拌し、次いで6m1(0
,1モル)の二硫化炭素を加える。発熱反応が生じ、反
応混合物が薄い橙色になる。この混合物を更に3時間撹
拌し、その後メタノールを蒸発させる。
このようにして得た橙色のペースト9gは、NMRI 
H及び13Cスペクトルによって確認されるように、ト
リエチルアアンモニウムエチルチオキサンテートC2H
55CS→N11(C2H5)、である。
b)vrt−プ ルのム t−ブチルメルカプタン80m1(0,71モル)と、
二硫化炭素80m1と、硫黄45.5g(1,42モル
〉と、前記方法で形成したチオキサンテート0.1gと
の混合物を室温で2時間撹拌する。二硫化炭素を蒸発さ
せると、黄色の透明な液体が93g得られる。この液体
はアセテート紙を黒くしない(即ちH2Sを含んでいな
い)。分析の結果、この液体の分子当たり平均硫黄原子
数は5であった。これは、式 (CL)3cssc(CL)sの多硫化し一ブチルに対
応する。
え11に 二硫化炭素を存在させず、且つ混合物を室温で6時間撹
拌するようにして、実施例1−bの操作を繰り返す。そ
の結果、平均式(CH3)3CS4.1IC(CH3)
3の多硫化物がアセテート紙を黒くしない透明な黄色い
液体の形態で得られる。
丸1燵よ 80m l (1,08モル)のエチルメルカプタンと
、80m1の二硫化炭素と、0.41111(2,8ミ
リモル)のトリエチルアミンとを室温で30分間撹拌す
る。次いで、硫黄を69.12g(2,16モル)加え
る。30分間撹拌すると、硫黄が完全に消滅する。更に
1時間30分撹拌を続け、次いで二硫化炭素を蒸発させ
る。
その結果、アセテート紙を黒くしない(H2Sを含まな
い)黄色の透明な油が111.5g得られる。この油は
、NMRI H分析によれば複数の多硫化エチルの混合
物であり、元素分析によれば(S・73.8%)分子当
たり平均硫黄原子数が5である。
え11先 80IIll(0,861モル)のイソプロピルメルカ
プタンと、80elの二硫化炭素と, 0.6ml(4
.3ミリモル)のトリエチルアミンとの混合物を室温で
15分間撹拌する。次いで、56.6g(1.768モ
ル)の固形硫黄を加え、更に1時間撹拌する。
前記混合物に窒素の気泡を通して二硫化炭素とトリエチ
ルアミンとを蒸発させ、回転蒸発器を1、600 P 
aの圧力下60°Cで使用して蒸発を完了させる。
アセテ−1〜紙を黒くしない黄色の透明な液体が103
g得られる。この液体の残留メルカプタン量は5ppm
未満である。微量分析によれば、硫黄含量は63.3%
である。これは下記の平均式%式%) に対応する。
収率は97%である。
実」1舛j− この実施例は、80m1(0,71モル)のし−ブチル
メルカプタンと、80m1の二硫化炭素と、0.8m1
(5,7ミ。
リモル)のトリエチルアミンと、45.5g(1,42
モル)の硫黄とを用いて、実施例4と同様に行う。その
結果、アセテート紙を黒くしない黄色の透明な液体が9
2.3g得られる。この液体は、NMR’ H分析によ
れば、下記のモル分布を有する 二硫化物・      〇 三硫化物:      1% 商値化物:48% 三硫化物:21% 六硫化物=12% 七及びへ硫化物   18% 分子当たり平均硫黄原子数は4,9、収率は96%であ
る。
実]1舛り一 硫黄量を34.3g(1,065モル)にして実施例5
の操作を繰り返すと、アセテート紙を黒くしない黄色の
透明な多硫化物が76.5g得られる。残留メルカプタ
ン量は511 p m未満である。
微量分析による(S・54.3%)分子当たり平均硫黄
原子数は4.3であり、NMR’l+分析によるモル分
布は下記の通りである S3・1%、S、・69%、S5・19%、56−7%
、S7−58・4%。
大月m この実施例は、80m1(0,465モル)のt−オク
チルメルカプタンと、80m1の二硫化炭素と、0.4
+nlのトリエチルアミンと、29.88(0,93モ
ル)の硫黄とを用いて実施例4と同様に行う。
アセテート紙を黒くせず、残留メルカプタン量か5 p
 p +n未満の透明黄色多硫化物が79g得られる。
微量分析によれば、硫黄含量は41.5%である。これ
は分子当たり平均硫黄原子数5に相当する。
収甲は88%である。
実」l殊3− この実施例は、100m1(0,425モル)のし−ド
デシルメルカプタンと、100m1の二硫化炭素と、0
.5mlのトリエチルアミンと、27.2g(0,85
モル)の硫黄とを用いて、実施例4と同様に行う。硫黄
は溶解速度が遅いため、混合物に窒素気泡を通す前に4
時間撹拌する。この場合は蒸発処理を1600Paの圧
力下60℃て5時間実施しないと、アセテート紙を少し
しか黒くしない黄色透明液が得られない。
残留メルカプタン量は5ppm未満である。微量分析に
よれば、硫黄含量は31.7%である。これは、分子当
たり平均硫黄原子数4.9に相当する。
9(施6に る 80m lのt−ブチルメルカプタンと、0.8mlの
トリエチルアミンと、34.3gの硫黄との混合物を、
硫化炭素を存在きせずに、室温で撹拌する。
16時間撹拌した後、反応しなかった固形硫黄を濾過に
よって除去する。薄い橙色の濁った多硫化物が得られる
。NMR’H分析によればこの物質は三硫化物を含み、
下記のモル分布を有する:S、・16%、S、・56%
、S5・14%、S6:8%、S7−5a・6%。
硫黄原子の平均数は実施例6の4.3に対し4である。
及順鰻現 20g(0,5モル)の水酸化すI・リウムを200m
1のメタノールに溶解した溶液に、56m1(0,5モ
ル)のtブチルメルカプタンと40m lの二硫化炭素
とを加える。この混合物を30分間撹拌し、32gの硫
黄を加え、更に16時間撹拌する。
エアーストリッピング(air stripping)
によって二硫化炭素を蒸発させ、次いで沈澱物(Na2
S)を沢過によって除去し、回転蒸発器を用いてメタノ
ールを蒸発させる。その結果、分子当たり平均硫黄原子
数4の多硫化物が46g得られる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メルカプタンに対する硫黄の作用によって有機多
    硫化物を製造する方法であり、二硫化炭素とメルカプチ
    ドとを組合わせることによって形成したチオキサンテー
    トの存在下で反応を生起させることを特徴とする方法。
  2. (2)操作を0〜46℃、好ましくは室温で行う請求項
    1に記載の方法。
  3. (3)メルカプタン1モル当たり0.5〜5グラム原子
    、好ましくは1.5〜2.5グラム原子の硫黄を使用す
    る請求項1又は2に記載の方法。
  4. (4)メルカプタンがアルキルメルカプタン、好ましく
    は第3アルキルメルカプタンである請求項1から3のい
    ずれか一項に記載の方法。
  5. (5)メルカプタンと塩基と二硫化炭素との混合物中に
    硫黄を導入する請求項1から4のいずれか一項に記載の
    方法。
  6. (6)使用するメルカプタンの0.5〜1.5倍の量の
    二硫化炭素を使用する請求項5に記載の方法。
  7. (7)塩基が金属水酸化物又はアミン、好ましくはトリ
    アルキルアミンである請求項5又は6に記載の方法。
  8. (8)メルカプタン1モル当たり少なくとも0.1ミリ
    モルの塩基を使用する請求項5から7のいずれか一項に
    記載の方法。
JP1212861A 1988-08-23 1989-08-18 有機多硫化物の合成 Granted JPH02101058A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

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FR8811131 1988-08-23
FR8811131A FR2635775B1 (fr) 1988-08-23 1988-08-23 Synthese de polysulfures organiques

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JPH02101058A true JPH02101058A (ja) 1990-04-12
JPH0569820B2 JPH0569820B2 (ja) 1993-10-01

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ID=9369467

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US (1) US4933481A (ja)
EP (1) EP0356318B1 (ja)
JP (1) JPH02101058A (ja)
AT (1) ATE81849T1 (ja)
AU (1) AU615785B2 (ja)
CA (1) CA1308741C (ja)
DE (1) DE68903313T2 (ja)
ES (1) ES2036047T3 (ja)
FR (1) FR2635775B1 (ja)
GR (1) GR3006772T3 (ja)

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DE68903313D1 (de) 1992-12-03
GR3006772T3 (ja) 1993-06-30
FR2635775A1 (fr) 1990-03-02
EP0356318B1 (fr) 1992-10-28
DE68903313T2 (de) 1993-03-18
AU4010889A (en) 1990-03-01
ES2036047T3 (es) 1993-05-01
US4933481A (en) 1990-06-12
JPH0569820B2 (ja) 1993-10-01
ATE81849T1 (de) 1992-11-15
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FR2635775B1 (fr) 1990-11-23
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