JPH02100406A - 可変利得増幅回路 - Google Patents

可変利得増幅回路

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JPH02100406A
JPH02100406A JP25176088A JP25176088A JPH02100406A JP H02100406 A JPH02100406 A JP H02100406A JP 25176088 A JP25176088 A JP 25176088A JP 25176088 A JP25176088 A JP 25176088A JP H02100406 A JPH02100406 A JP H02100406A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は可変利得増幅回路に係り、特に、入力信号振幅
の広範囲な変化に対して一定振幅の出力信号を得んとす
るAGC回路に好適な可変利得増幅回路に関する。
〔従来の技術〕
無線機器では、飛来する電波の強弱により生ずる信号振
幅の変化を一定化するためにAGC(自動利得制御)回
路が用いられる。撮像装置においても、被写体照度の不
足を回路利得の上昇によって補ない、一定の映像信号振
幅を得んとするAGC回路がしばしば用いられる。これ
らのAGCの機能を横築する上で重要な要素は、広い利
得可変幅を持ち、かつ、入力信号の広範囲な変化に対し
て歪なく動作する可変利得増幅回路である。その−例は
、実用新案公報昭62−28409の第10図にて開示
されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本公知例は、TI端子に入力信号を印加し、T2端子に
印加した制御電圧により利得制御し、T3端子に出力信
号を得るものである。利得可変幅は、旨、R22/R3
1−R22(1/R31+ 1 /R30)で表わされ
る。また、この回路を最大入力電圧(±Vm)まで歪な
く動作させるには、R27、R28に予め流しておくバ
イアス電流を、それぞれ、 Vm/ R3(1,Vm 
/ R31より大きな値に設定する必要がある。
以上の事柄から、広い利得可変幅を得るには、R30の
値を小ならしめなければならないが、これに伴なってR
27(及びR26)のバイアス電流を大ならしめざるを
得ない。しかし、バイアス電流を大ならしめると、R2
2の電圧降下が増大し、欲する利得が得られないか、電
流電圧を上昇せざるを得ない事態に陥る。また、バイア
ス電流の増大は。
これに比例して、トランジスタQ21と022(Q24
とQ25)からなる差動増幅器形成の電流分配器の相互
コンダクタンスを増大し、このトランジスタの内部雑音
に対する増幅度を増して、S/Nを悪化させる。
このように、本公知例では、最大許容入力電圧を必要な
値に維持しながら、広い利得可変幅を得ることが困難で
ある。言い換えれば、入力信号振幅の低下を利得の上昇
によって補ない、一定の出力信号振幅を得んとするAG
C回路にこれを用いた場合、AGC動作が機能する入力
信号振幅の範囲を広くできないということである。
したがって、本発明の目的は、入力信号振幅の広範囲の
変化に対応でき、広い利得可変幅を持った可変利得増幅
回路を提供することである。更に他の目的は、過剰な雑
音の発生を抑止した可変利得増幅回路を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、利得制御電圧の受容範囲の異なる可変利得
回路を複数個並列接続することにより、達成される。更
に詳述すると、利得制御電圧の受容範囲が■1〜v2で
あって、これに対応して利得がG1倍〜G2倍((31
<02)に変化する第1の利得可変回路と、利得制御電
圧の受容範囲がv3〜v4であって、これに対応する利
得変化範囲が0−04倍であって、v3と■4がそれぞ
れ■1とv2に対する大小関係が、V2>Vlの場合に
は共に大きく、V 2<V lの場合には共に小さい関
係にある第2の可変利得回路とを並列接続することによ
り達成される。
こ\に、利得制御電圧の受容範囲とは、その範囲を超え
る制御電圧に対しては範囲の境界における利得を保持し
、その範囲内の制御電圧に対してのみ利得制御が可能な
ことを意味する。
〔作用〕
今、V2>Vlであって、V3とV4がそれぞれvlと
v2に対して共に大きい場合を例にして考える。
利得制御電圧VcがV、から徐々に上昇する時。
第1の可変利得回路の利得はG1から徐々に上昇して、
Vc=Vxにおいて利得がG2に達し、それ以上のVc
に対してG2を保つ。一方、第2可変利得回路の利得は
利得制御電圧Vcがv3に到達するまではゼロを保ち、
vcがv3を超えてはじめてゼロから上昇し始め、VC
=V4で利得が04に達する。
ここで注目すべきは、VC<V3の利得制御電圧が与え
られているときの第2の可変利得回路は全体の回路の動
作に対して何らの作用も副作用もしないことである。と
ころで2本可変利得増幅回路に入力信号として印加され
る電圧の振幅と利得制御電圧との関係は、利得制御電圧
がVl乃至それ以下のときに最大であって、利得制御電
圧の上昇に伴なって低下する関係にある。これは、この
回路が供されるAGC回路が、入力信号振幅の低下に伴
なって利得制御電圧を上昇せしめて出力信号振幅を一定
値に保つように働くことから理解されよう。以上のこと
から、第2の可変利得回路が受容すべき入力信号の振幅
は、第1の可変利得回路のそれよりも小であり得ること
がわかる。具体的には、第2の可変利得回路が受容すべ
き入力信号の振幅は、VC=v3の利得制御電圧が与え
られているのきの第1の可変利得増幅回路の利得で第1
の利得可変回路が受容すべき入力信号振幅を除した値に
等しい。
したがって、第2の可変利得回路は、第1のそれに比し
て、より小振幅の入力信号を対象とした設計がなされう
るわけで、総合として、広い利得可変幅を要求したとし
ても前記公知の技術で必要としたほどのバイアス電流の
増大を伴なうことがない。
そして、第1と第2可変利得回路からなる本可変利得増
幅回路は、大幅の入力信号に対しては第1の可変利得回
路が働き、比較的小振幅の入力信号に対しては第1と第
2の双方の可変利得回路がm:kXで、総合的に、広い
範囲の入力信号振幅に対して広い範囲で利得の制御が可
能であり、当初の目的が達成される。
〔実施例〕
本発明の第1の実施例を第1図と第2図により説明する
。第1図において、11と12はそれぞれ第1と第2の
可変利得回路であり、21と22はそれぞれの信号入力
端子、31と32はそれぞれの出力端子、41と42は
それぞれの利得制御端子である。2,3.4は全体の回
路の信号入力端子、出力端子、利得制御電圧印加端子で
あり、これらの端子に、第1と第2の可変利得回路の対
応する端子がそれぞれ並列に接続されている。但し、こ
こで言う、並列接続とは、2つの端子に実質的に同一の
信号(又は電圧)を与えること、乃至は2つの出力を同
等に加えることまでを意味している。第2図は、第1.
第2の可変利得回路の利得制御電圧対利得の関係(利得
制御特性)を示す。同図において、実線イは第1の可変
利得回路の利得制御特性、実線口は第2の可変利得回路
の御得制御特性である。第1の可変利得回路の利得は利
得制御電圧が■1からv2までの範囲にあるときのみ制
御され、G1からG2まで変化する。
この範囲外の制御電圧に対しては、その境界での利得で
あるG1とG2を保持する。即ち、第1の可変利得回路
の利得制御電圧の受容範囲は、Vlからv2までである
。同様に、第2の可変利得回路は利得制御電圧がv3以
下のときに利得がゼロ。
74以上のときに04で一定、V3とv4の間でのみ利
得が制御される。即ち利得制御電圧の受容範囲は■3か
らv4までである。点線ハは、並列接続された第1と第
2の2つの可変利得回路から成る全体の回路の利得制御
特性である。利得制御電圧VcをVlから徐々に上昇し
ていくと、■1〈V c < V zの領域では、第1
の可変利得回路のみが動作し、V a < V C< 
V zの領域では双方の可変利得回路が利得制御を受け
、V x < V c < V 4の領域では、第1の
可変利得回路は一定の利得を呈し。
第2の可変利得回路のみが利得制御を受ける。第2の可
変利得回路は、Vc<V3の領域では、利得がゼロの状
態にあり、このとき過大入力が印加されても何らの問題
を生しない。第2の可変利得回路が受容すべき入力信号
振幅を考慮すべきは、Vc≧V3の領域についてである
。しかるに、Vc≧■3のときに入力される信号振幅は
、Vc=V1のときに入力される信号振幅より小さく、
したがって、第2の可変利得回路が受容すべき入力信号
振幅は第1の可変利得回路のそれよりも小さいことが許
される。各可変利得回路の利得を利得制御電圧の関数と
して次のように表わすことにする。
第1の可変利得回路の利得・−・/1(VC)第2の 
       ・・・/、(Vc)全体回路の利得  
   ・・・/(Vc)この記述によれば、第2の可変
利得回路が受容すべき入力信号振幅は、第1の可変利得
回路のそれのf、(Vl)/f工(■3)に縮減される
。したがって、第2の可変利得回路は第1のそれに比べ
て、比較的小振幅の入力信号を扱えばよく、その最大利
得(第2図の例ではG4)を高く設計することが容易と
なる。その結果、総合の回路としては、を点線へで示す
ように、Gl〜(G2十G4)の広い利得可変幅を得る
ことができる。
なお、第2図においては、各利得制御特性を直線の組合
せで表わしたが、これは説明を分り易くするためにこう
したものであって、実際の回路に多く見られる滑らかな
曲線状の利得制御特性であることが本発明の実施の妨げ
になるものではない。
また、同図においては、Va<V2となっていて。
利得制御電圧の受容範囲が第1と第2の可変利得回路で
若干のオーバーラツプ領域を持つようになっているが、
これも必須事項ではなく1例えば。
2つの範囲が接し合っていることや、若干であれば間隙
があることが可である。
第2図を用いた以上の説明は、利得制御電圧の上昇に伴
ない利得が上昇する利得制御特性1図で言えば右上りの
特性、の回路を組合わせた場合についてであった。この
場合に本発明が成り立つための利得制御電圧の受容範囲
に関する条件は、Vl<V2.Vl<Va、V2<V4
  但シG1くG2である。
次に、利得制御特性が上記と逆の場合について。
第3図を用いて補足説明する。この場合、利得制御電圧
をVlから徐々に下降するに従って利得が上昇するもの
で、第2図の例に対しては横軸が反転しているに過ぎな
い。したがって本発明の動作は前記を参照すれば容易に
理解されよう。この場合の利得制御電圧の受容範囲に関
する条件は。
Vl>V2.Vl>Va、V2>V4  但し。
Gl<G2である。
次に本発明の第2の実施例を第4図と第5図を用いて説
明する。第4図において、13は第3の可変利得回路で
、23,33.43はこの回路のそれぞれ信号入力端子
、出力端子、利得制御端子である。その他は前記第1の
実施例と同一である。
即ち1本第2の実施例では、第1.第2.第3の3つの
可変利得回路が並列に接続されている。第5図は各可変
利得回路の利得制御特性を示している。実線イは第1の
可変利得回路の利得制御特性で、Vc=V1からVc=
V2までの変化に対して利得はG1から62に変化する
。同様に口は第2の可変利得回路の利得制御特性で、V
c=V3からV c = V 4までの変化に対して利
得はゼロからG4まで変化する。ハは第3の可変利得回
路の利得制御特性で、Vc=V5からVc=V6までの
変化に対して利得はゼロから06まで変化する。−点鎖
線ホは総合の利得制御特性で、Vc=V1からVc=■
6の変化に対して利得はG1から(G2+04十G6)
まで変化する。第2の可変利得回路が動作するのは、V
c≧■3の領域であり、前記第1の実施例の場合と同様
に、第1の可変利得回路に比べて/h振幅の入力信号を
取り扱えばよいから、その最大利得(04に相当)を第
1の可変利得回路のそれ(G2に相当)より高くする設
計が容易となる。第3の可変利得回路の動作領域は第2
の可変利得回路のそれよりもさらに小振幅入力信号領域
であり、さらに高い最大利得(G6に相当)を得ること
が容易となる。以上により、第1.第2゜第3の各可変
利得回路はそれぞれが受容すべき最大入力信号振幅が異
なり、それぞれに見合った高い最大利得を得るような設
計を、各回路のバイアス市流を特段に増加することなし
に行ない得る。
そして、総合的に広い利得可変幅を持った可変利得増幅
回路が実現される。
ところで、第5図には、第1の可変利得回路と第2の可
変利得回路を並列接続して得られる利得制御特性が点線
二により示されている。総合の利得制御特性である一点
鎖線ホは、この点線二の特性と第3の可変利得回路の利
得制御特性(実線ハ)との組合せにより得られたものと
見ることもできる。したがって、第1と第2の回路を組
合せて得られる利得制御特性(点線二)を、改めて、前
記第1の実施例における第1の可変利得回路の利得制御
特性(第2図イ)に相当するものとして見做し、また、
第2の実施例における第3の可変利得回路の利得制御特
性(第5図ハ)を、改めて、前記第1の実施例における
第2の可変利得回路の利得制御特性(第2図口)に相当
するものとして見做すことができる。即ち、第2の実施
例における第1と第2の可変利得回路を並列接続したも
のは。
第1の実施例における第1の可変利得回路の一構成例一
であると見做すことができる。言い換えれば。
第2の実施例は第1の実施例の一実施態様であり。
その中に含まれるものと言える。見方を変えれば。
第1の実施例における第1の可変利得回路を当の第1の
実施例に示された回路形式で構成したのが第2の実施例
であると言える。この考えを推し進めると、並列接続す
る可変利得回路の個数を原理的には無限に増していくこ
とができ、それに伴なってより広い利得可変幅を持った
可変利得増幅回路の実現が可能となる。
次に2本発明の第3の実施例を第6図と第7図により説
明する。第6図において、2つの点線枠で囲った部分が
前記第1の実施例における第1の可変利得回路11と第
2の可変利得回路12に相当する。端子に付した記号で
、第1の実施例と同一の働きを為すものには同一番号が
付されている。
第1と第2の2つの可変利得回路は、入力信号電圧に対
して相互コンダクタンスg+al (gm2)を呈する
電流源51(52)と差動トランジスタ対Qll、 Q
12 (Q21. Q22)から成る。差動トラン、ジ
スタ対は上記電流源から流れ出る信号電流を分流してそ
れぞれの出力端子31(32)に伝える。
上記分流の割合(分流比)はトランジスタ対のベースに
印加されている利得制御電圧に依存し、これにより、信
号入力端子21(22)から出力端子31(32)まで
のトランスコンダクタンスが制御される。いわゆる電流
分配形の可変利得回路が構成される。出力端子3に接続
された負荷R5は第1と第2の2つの可変利得回路にと
って共通に作用し、この負荷RLの両端に発生する信号
電圧を出力電圧とし、これを信号入力端子2に印加され
る信号電圧V、で除したものが電圧利得となる。第7図
は、こうして定義した利得が利得制御電圧Vcによって
制御される様子(利得制御特性)を示している。第7図
において、縦軸の目盛りは、第1の可変利得回路の利得
の最大値(gmlXRL)を1として正規化したものと
なっている。同図において2曲線イと口はそれぞれ第1
と第2の可変利得回路の利得制御特性、ハは、総合の利
得制御特性である。前記第1の実施例の利得制御特性図
(第2図)と対照してみると、第1の可変利得回路の最
小利得G1がゼロの場合に相当することがわかる。また
、第1.第2の各可変利得回路の利得制御電圧受容範囲
は、前記第2図に対称させると、旨、V1=−100m
V、V2=lOOmV。
V3=OV、V4.=200mVであり、第1の可変利
得回路と対して第2の可変利得回路の利得制御電圧の受
容範囲は100mVシフトしている。
この受容範囲のシフトは、第2の可変利得回路のトラン
ジスタ対のQ22のベースに電圧源Vd を挿入するこ
とにより得ている。
可変利得回路の利得を前述のように利得制御電圧Vcの
関数として表わすと以下のようになる。
1十と6 1+ε 4 f (Vc)=/1(Vc)+f、(Vc)     
 (3)但し、1=AT/ck、A :ボルツマン定数
、T:。
絶対温度、=に:電子電荷 これから解るように、第2の可変利得回路の利得制御電
圧受容範囲をシフトするのは、Qllのベースに逆極性
で電圧源Vdを挿入してもよい。
次に本発明の第4の実施例を第8図により説明する。前
記第6図と対照すると、トランジスタQ13、 Q14
.抵抗Rti; R13,R14から成る差動増幅回路
が第6図における相互コンダクタンスgmlなる電流g
51に相当し、同様に、トランジスタQ23. Q24
.抵抗R21,R23,R24から成る差動増幅回路が
電流源52に相当する。これら2つの差動増幅回路の相
互コンダクタンスはそれぞれ。
旨2次式で表わされる。
gml弁1/R11(4) g+n2畔1/R21(5) したがって、R11とR21を適当な値に選ぶと、第7
図と同様の利得制御特性が得られる。このとき。
gml<gn+2  とするためにはR21の抵抗値を
小ならしめなければならないが、第7図の特性かられか
るように、第2の可変利得回路が働くのは第、1の可変
利得回路の利得の高い領域、即ち、小振幅信号領域であ
ることから、R24に予じめ流すバイアス電流を特段に
増大する必要はない。したがって2本発明の目的とする
広い利得可変幅を持った可変利得増幅回路が容易に得ら
れる。
次に本発明の第5の実施例を第9図により説明する。本
実施例は、前記第4の実施例からQ13゜R13,Q2
3. R23を削除したものである。Q14゜Q24は
ベース接地アンプとして動作し、相互コンダクタンスは
前記(4)、(5)式と同じに表わされ、動作は第4の
実施例と同じである。
次に本発明の第6の実施例を第1O図と第11図により
説明する。第6図において、 Qll、 Q12゜Ql
l’ 、 Q12’ 、 Q14. Q14’ 、 R
11,R11’R14,R14’ により第1の可変利
得回路を構成し、Qll、 Q22. Q21’ 、 
Q22’ 、 Q24. Q24’R21,R24,R
24’により第2の可変利得回路を構成している。各可
変利得回路は、電流分配のための差動トランジスタ対を
2Miずつ備え、かつ。
それが相補的に働く。したがって、利得制御に伴なう出
力端子の直流電位の変動が抑制される。また、第1の可
変利得回路の相互コンダクタンスは旨R11とR11′
で決まり5両者の間で利得制御される。
各可変利得回路の利得は利得制御電圧の関数として次の
ように表わせる。
1+ε4 1+g  ’ / (Vc) =A (Vc) 十fz (Vc)  
    (8)但し、ルーJT/%(約25mVに相当
)第11図は利得制御特性を示す。同図において。
曲線41口はそれぞれ第1と第2の可変利得回路の利得
制御特性9曲線ハは総合の利得制御特性を示す。縦軸の
目盛は、第1の可変利得回路の最小利得を1にするよう
正規化されている。同図は。
R0□’ /R11=3.R11/R21=2.Vd=
100mVとしたときの例である。第2の可変利得回路
が動作に入るのは、利得制御電圧Vcが約Ovを越える
時であり、このとき、第1の可変利得回路は利得を2倍
にまで上昇している。したがって、第2の可変利得回路
が取扱う入力信号振幅は、第1の可変利得回路のそれの
半分でよい。したがって、R21の抵抗値がR11に対
し1/2と小さいにもかかわらず、R24に予じめ流す
べきバイアス電流はR14のそれと同じでよい。ところ
で。
前記した利得制御に伴なう出力端子の直流電位の変動の
抑制効果を得るには、R14=R14’ 、 R24=
R24’でなければならないから、結果的に2本実施例
においては、第1の可変利得回路の消*電流を1とする
と第2のそれも同じく1で、総合の消費電流は2となる
。これに対し従来の技術のように、第2の可変利得回路
を排し、第1の可変利得回路のみで本実施例と同等の特
性を得ようとすると、R11の抵抗値を173に減し、
それに伴なって、R14とR14’の抵抗値も1/3に
減じてそのバイアス電流を3倍増大する必要が生じる。
その結果、消費電流は3となり2本実施例の1.5倍と
大きくなる。本発明によるこのような消費電流削減の効
果は、前記第2の実施例のように、並列接続する可変利
得回路の個数を増して、より広い利得可変幅を得んとす
るときに、絶大となる。
次に9本発明による過剰雑音の抑制効果について説明す
る。電流分配のための差動トランジスタ対(QllとQ
12. Qll’ とQ12’など)が過剰雑音の発生
原因になることが一般に知られている。
トランジスタは一般に種々の雑音発生要因を持つが、そ
れらを総合してベース電極に直列された雑音起電力とし
て考えることができる。この雑音起電力が差動トランジ
スタ対の相互コンダクタンスによってコレクタ電流雑音
に変換されて信号電流に混入する。ところで、上記相互
コンダクタンスは、差動トランジスタ対の結合されたエ
ミッタの電流を吸い込む吸い込み電流源(Q14. Q
14’Q24. Q24’ )の電流に比例して増大し
、また。
対を成す2つのトランジスタのエミッタ電流が平衡して
いる状態(ベース電位が平衡している状態)に、おいて
ピークとなる。先に2本発明による消費流削減の効果を
説明したことから解るように2本発明によれば、上記し
た吸込電流を小ならしめる効果が得られ、したがって、
上記差動トランジスタ対の雑音起電力に対する相互コン
ダクタンスを小ならしめ、結果的に前記した過剰雑音の
発生を抑制する効果が得られる。また、第11図から解
るように、差動トランジスタ対が平衡状態になる点は、
第1の可変利得回路でははVc=OV+第2の可変利得
回路ではVc=100mVとずれており、雑音起電力に
対する相互コンダクタンスのピーク点が一致することが
なく、この観点においても過剰雑音発生の抑制効果が得
られる。
なお1本第6の実施例(第10図)においても。
前記第8図に示した例のように各六方信号をエミッタホ
ロワトランジスタを介して供給するように成すことがで
きる。
次に本発明の第7の実施例を第12図により説明する。
本実施例は、前記第6の実施例(第10図)に対して、
Q14’とR14′が追加され、 R11’の接続点が
Q14′のエミッタからQ14′のエミッタに移った点
が新しい。これは、第1の可変利得回路の変更と見做す
ことができる。R11’ を通してQ14’に注入され
る信号は利得制御にかがわらず常に有効に出力信号とし
て利用されるため、R11の抵抗値をその分だけ大なら
しめることができ。
第1の可変利得回路の利得可変幅を広くとり易くなる。
第1の可変利得回路の利得制御特性は、前記(6)式に
習って次のように表わされる。
R11’ 1+ε6 (6)式と(6′)式の比較より、()内第2項分子の
−1が除かれ、利得可変幅の増大することが理解できる
次に本発明の第8の実施例を第13図と第14図により
説明する。本実施例は、前記第7の実施例(第12図)
に対して、 Q31. Q32. Q31’Q32’ 
、 Q34. Q34’ 、 R34,R34’ 、 
R22゜Vd2から成る第3の可変利得回路が追加され
た点が新しい。これは、機能的には前記第2の実施例(
第4図)に相当する。各可変利得回路の利得をVcの関
数として表わすと次のようになる。
R11’ 1+と7 R11’ 1十E 4 R11′ 1+ε 4 / (Vc)−fl(Vc) 十72 (VC) +7
3 (VC)  (12)各定数の設計例を以下に示す
R11’/R11=1.R11’/R21=2.R11
’/R31=4上の組合せにおいて得られる総合の利得
制御特性を第14図に示す。同図において、縦軸の目盛
りはR,/R11’で正規化して付されている。横軸は
、利得制御電圧Vcを表わすが、凡(=ルT/1&)を
尺度として目盛られている。また1曲線群は、左から順
にVd1=Vd2とLながら、O,LA。
2A、3尺、・・・8Aとした場合の各特性を示す。
Vd1=Vd2=8凡の場合は各可変利得回路の利得制
御電圧の受容範囲を接しながら順に利得制御をリレーす
るもので2本発明の目的である電流節減と過剰雑音の抑
制の効果を最もよく発揮する。しかし9図から解るよう
に制御特性の滑らかさにや\問題がある。Vdが小の場
合は、制御特性の滑らかさに勝れるが1本発明の目的に
対する効果が薄れる。Vd=2に〜8kが実用的な設定
であるが、特にVd1=Vd2=8凡L前後が両者を最
もよく満足する設定である。
次に本発明の第9の実施例を第15図により説明する。
本実施例は、信号出力部にベース接地トランジスタを備
える点が新しい。これにより。
Qll、 Qll’ 、 Q14’ 、 Q21. Q
21’ のコレクタ電極に付随する静電容量により高周
波利得が低下する問題が改善される。その効果は、#、
列接続する可変利得回路の段数が多い場合はど絶大であ
る。
次に本発明の第10の実施例を第16図により説明する
。本実施例は、信号出力部にDi、D2゜Q51.05
2等を備える点が新しい。これにより。
直流レベルシフトによる電源電圧利用効率の改善と、第
9の実施例と同様の高周波特性の改善の効果とが得られ
る。Di、D2等による直流レベルシフトについては、
特許公開公報昭59−125107に詳しく述べられて
いる。R11’は、Q52のエミッタに接続され、Q5
2は前記Q14#の役割を兼ねている。
次に本発明の第11の実施例を第17図により説明する
。本実施例は前記第8の実施例(第13図)に対して、
スイッチS1と82が追加されている点が新しい。Sl
と82が共にA側に倒れている状態は前記第8の実施例
と同じ動作をする。
B側に倒れている状態では電圧VQにバイアスされるa
Vaは利得制御電圧Vcがとり得る最大値より100m
V以上高く設定されており、スイッチがB側に倒れてい
る可変利得回路の利得は最小値、即ちゼロとなる。した
がって、S2のみがB側に倒れている状態では、第1と
第2の可変利得回路で得られる利得制御範囲が、また、
SLとS2の両方がB側に倒れている状態では第1の可
変利得回路のみで得られる利得制御範囲となる。このよ
うに、利得可変幅の選択が可能となる。並列接続する可
変利得回路の段数がさらに多い場合にも、それに見合っ
てスイッチを追加することにより、同様の機能が得られ
る。
次に本発明の第12の実施例を第18図により説明する
。本実施例において、6は利得制御電圧発生回路である
。その他は、前記第1の実施例と同一である。利得制御
電圧発生回路6は、出力信号振幅を基準と比較し、不足
の場合に利得を上昇せしめるべき制御電圧を発生する。
1九は、i常。
信号平均化回路又は振幅検波回路とコンパレータなどに
より構成される。本実施例の構成により、出力信号振幅
を一定化するAGC回路が構成される。本発明の効果に
より、入力信号振幅の広い範囲での変化に対して、出力
の一定化が可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように9本発明によれば、入力信号振幅の
広範囲の変化に対応でき、広い利得可変幅を持った可変
利得増幅回路を提供できる。更に。
過剰なm音の発生を抑止する効果がr)られる。
【図面の簡単な説明】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、利得制御電圧の受容範囲が異なる複数個の可変利得
    回路を並列接続して成る可変利得増幅回路。 2、利得制御電圧の受容範囲がV1乃至V2であって、
    これに対応して利得がG1倍からG1より大なるG2倍
    に変化する第1の可変利得回路と;利得制御電圧の受容
    範囲がV3乃至V4であって、これに対応する利得変化
    範囲が0倍乃至G4倍であって、V3とV4が前記V1
    とV2に対する大小関係が、V2>V1の場合には共に
    大きく、V2<V1の場合には共に小さい関係にある第
    2の可変利得回路とを備え、該第1と第2の可変利得回
    路を並列接続して成る可変利得増幅回路。 3、請求項2に記載の可変利得増幅回路において、該第
    1の可変利得回路は利得制御電圧の受容範囲が異なる複
    数個の可変利得回路を並列接続して成る可変利得回路で
    あることを特徴とする可変利得増幅回路。 4、請求項2に記載の可変利得増幅回路において、該第
    1の可変利得回路は特許請求項2に記述された回路形成
    の可変利得回路であることを特徴とする可変利得増幅回
    路。 5、2個のトランジスタのエミッタが互いに結合され、
    該結合点に信号電流が注入され、該2ヶのトランジスタ
    のベース電極間に与えられる電圧によって制御されて該
    注入された信号電流が該2ケのトランジスタに分流され
    、片方のトランジスタのコレクタ電極より信号が取り出
    される可変利得回路を複数個備え、該複数個の可変利得
    回路の少なくともひとつ以上はエミッタが結合された該
    2ヶのトランジスタのベース間に与える制御電圧にオフ
    セットを生ぜしめる手段を有し、該複数個の可変利得回
    路を並列接続して成る可変利得増幅回路。 6、利得制御電圧の受容範囲が異なる複数個の可変利得
    回路を並列接続して成り、該複数個の可変利得回路のう
    ちの少なくともひとつは、利得制御電圧の受容範囲を利
    得制御電圧の供給範囲外に変更する手段を有する可変利
    得増幅回路。 7、請求項1乃至6のいずれかに記載の可変利得増幅回
    路と;該可変利得増幅回路の出力信号のから利得制御電
    圧を成生し、該可変利得回路の利得制御端子に供給する
    利得制御電圧発生回路とから成る自動利得制御電圧回路
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