JPH0199421A - 自走機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば送電線路の保守点検のためノ送電線
パトロール装置などに使用式れる自走機に関する。

〔従来の技術〕

第４図は送電線路の要部を示す。１は鉄塔で、復改の架
空電線２が張られている。３は鉄４１の肩部４上に引止
められて張られた架線で、架空地線をなしていて架空電
線２を保護する。

第５図は例えば特開昭５６−１１２８０５　Ｊｉ＋公報
に示された従来の自走機を示す。３は鉄塔上間に張られ
た架線、６は自走機の枠体、７はこの枠体の上方に取付
けられ、枠体６を支持し架線ｓ上を伝動する前後一対の
支持プーリ、８は架線３の両側に配置された一対のカタ
ピラ、９は双方のカタピラ８を架線３に押付けるための
油圧シリンダのラム、ｌＯはこのラムを引戻すための復
帰はね、１１は枠体６下部に取付けられたエンジンで、
搭載された油ポンプ、油タンク（図示は略す）などとで
駆動源をなす。

次に、動作を説明する。自走機はブーリフにより架線３
につり下げられているが、このプーリ７は案内転動をし
走行駆動はしなく、走行は一対のカタピラ８の挾付けと
走行駆動により行われる。

エンジン１１を駆動すると、油ポンプが回転され油圧が
発生する。この油圧の一部が油圧シリンダに加えられラ
ム９を動作賂せ、双方のカタピラ８により架線３を強く
挾持する。発生した油圧が油圧モータ（図示は略す）に
加えられ、この油圧モータにより双方のカタピラ８を走
行式せて自走機を走行駆動する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記のような従来の自走機では、架ｍ３かたるんで曲線
状になっている部分を走行する場合、カタピラ８による
推進の方向と、架線３の描く曲線方向が一致せず、自走
機がずり上がったり、ずり落ちたりして不安定になると
いう問題点があった。

この発明は、このような問題点を解決するためＫなされ
たもので、架線がたるんで曲線状になっている部分を走
行する場合、すり上がったり、ずり落ちたシすることな
く、架線に沿って安定して走行できる自走機を得ること
を目的としている。

ｃ問題点を解決するための手段〕 この発明にかかる自走機は、架線を両側から挾付は走行
回転する一対宛の走行ローラを、それぞれ上、中、下の
３段に分割し、中段部には外円周に架線用溝を設け、上
段部と下段部には外円周に互に逆方向の送りねじ山を設
け、一対の走行ローラの対応する上段部及び下段部の送
りねじ山はそれぞれ互いに逆方向にし、各送９ねじ山の
方向を、走行ローラの前進回転により架線が架線用溝に
送９戻ぢれるように形成したものである。

〔作用〕

この発明においては、架線の平たん部では、−対の走行
ローラの双方の中段部の架線用溝で架線を両側から挾付
は走行回転する。架線の曲線状部に至シ、双方の中段部
の架線用溝が架線からずれることがあると、架線を両側
の上段部又は下段部の送りねじ出で案内し、前進回転に
よシ中段部に送り戻し架線用溝に挾付は復帰させる。

〔実施例〕

ｇ１図及び第２図はこの発明による自走機の一実施例を
示す正面図及び側面図である。図において、２１は自走
機の枠体で、両側下部に駆動源をなす電源の蓄電池２２
及び制御装置２３などを収容している。２４及び２５は
枠体２１１Ｃ固定された支持軸２６に回転可能に支持さ
れ、架＃Ｉ３を両側から挾付けた一対宛が前後に配置さ
れた走行ローラで、互いにＡ方向に進行するように回転
される。

走行ローラ２４　、２５はそれぞれ上段部２４ａ、２５
ａ。

中段部２４ｂ　、　２５ｂ及び下段部２４ｃ　、　２３
ｃとに分割されていて、各支持軸２６に取付けられ内蔵
する電動機（図示は略す）により前進する方向に回転さ
れ、上、下段部２４ａ　、　２５ａと下段部２４ｃ、　
２５ｃは、中段部２４ｂ　、　２５ｂの回転よＶ高速回
転するようにしている。中段部２４ｂ、２５ｂの外円周
には架線３を両側から挾付ける架線用溝２４ｄ　、　２
５ｄがそれぞれ設けられている。上段部２４ａ　、　２
５ａの外円周には、前進回転によシ架線３を相対的に下
方の中段部２４ｂ　、　２５ｂに送るねじ方向の送りね
じ山２４ｅ　、　２５ｅが設けられている。下段部２４
ｃ　、　２５ｃの外円周には、前進回転により架線３を
相対的に上方の中段部２４ｂ　、　２５ｂに送るねじ方
向の送υねじ山２４ｆ　、　２５ｆが設けられている。

上記一実施例の自走機の動作を、次に説明する。

正常の走行状態では、第１図、第２図に示すように、−
討死の走行ローラ２４，２５は、中段部２４ｂ。

２５ｂの架線用溝２４ｄ　、　２５ｄにより架線３を両
側から挾付は走行回転している。

架、１１３が曲線状になっていたシ、揺れたりすると、
第３図（ａ）に示すように、架線用溝２４ｄ　、　２５
ｄから外れ相対的に上方にずれる（すなわち自走機が下
にずれる）ことがある。すると、両側の高速回転する上
段部２４ａ　、　２５ａの送υねじ山２４ｅ　、　２５
ｅにより、架線３は相対的に下方へ送られ、中段部２４
ｂ。

２５ｂの溝２４ｄ　、　２５ｄ内に戻される。

また、第３図（ｂ）のように、架線３が溝２４ｄ　、　
２５ｄから外れ相対的に下方にずれる（すなわち、自走
機が上方にずれる〕と、両側の高速回転する下段部２４
ｃ　、　２５ｃの送りねじ山２４ｆ、２５ｆにより、架
線３は相対的に上方へ送られ、中段ｍ　２４ｂ、２５ｂ
の溝２４ｄ　、　２５ｄ内に戻される。

なお、上記実施例では、−討死の走行ローラ２４゜２５
を２組設けたが、必要により３組以上設けてもよい。

また、上記実施例では、各走行ローラ２４　、２５を走
行する（口）転炉力源として電動機によったが、エンジ
ンを用いてもよい。さらに、上記実施例では′成源とし
て蓄電池を用いたが、エンジン付発電機を用いてもよい
。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、架線を両側から挾付
け走行回転する一討究の走行ローラを、それぞれ上、中
、下の３段に分割し、中段部の外円周に架線用溝を設け
、上段部と下段部の外円周に互いに逆方向の送りねじ山
を設け、前進回転していて溝から架線がずれると、両側
の上段部又は下段部の送りねじ山により架線を中段部の
架線用溝に送り戻すようにしたので、架線が中段部の溝
からずれても送り戻し復帰され、自走機は安定して走行
される。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこの発明の一実施例による自走機の
正面図及び側面図、第３図（ａｌ及び（ｂ）は第１図の
自走機が架線より下方にずれた場合及び上方にずれた場
合の復帰動作説明図、第４図は送電線路の斜視図、第５
図は従来の自走機の斜視図である。 ３・・・架線、２１・・・枠体、２２・・・駆動源（蓄
電池）、２３・・・制御装置、２４．２５・・・走行ロ
ーラ、２４ａ　、　２５ａ・・・上段部、２４ｂ　、　
２５ｂ・・・中段部、２４ｃ　、　２５ｃ・・・下段部
、２４ｄ、２５ｄ　・・・架線用溝、２４ｅ　、　２５
ｅ　、　２４ｆ　、　２５ｆ−送りねじ山。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）両側下部に駆動源及び制御装置を収容した枠体、
   この枠体にそれぞれ支持され架線を両側から挾付け走行
   回転する、前後に少なくとも一対宛が配設された走行ロ
   ーラ、これらの各走行ローラを走行回転させる駆動回転
   手段を備え、上記各走行ローラは上段部、中段部及び下
   段部に分割されており、中段部外円周には架線用溝を設
   け、上段部外円周には前進回転により上記架線を相対的
   に下方の中段部の架線用溝に戻すための送りねじ山を設
   け、下段部外円周には前進回転により上記架線を相対的
   に上方の中段部の架線用溝に戻すための送りねじ山を設
   けたことを特徴とする自走機。
2. （２）駆動回転手段は電動機を回転動力源とした特許請
   求の範囲第１項記載の自走機。
3. （３）駆動回転手段はエンジンを回転動力源とした特許
   請求の範囲第１項記載の自走機。
4. （４）走行ローラの上、下段部を中段部より高速に回転
   するようにした特許請求の範囲第１項ないし第３項のい
   づれかに記載の自走機。