JPH019938Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH019938Y2
JPH019938Y2 JP1977120026U JP12002677U JPH019938Y2 JP H019938 Y2 JPH019938 Y2 JP H019938Y2 JP 1977120026 U JP1977120026 U JP 1977120026U JP 12002677 U JP12002677 U JP 12002677U JP H019938 Y2 JPH019938 Y2 JP H019938Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aperture
pin
flash photography
sensitivity
switching member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1977120026U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5455836U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1977120026U priority Critical patent/JPH019938Y2/ja
Publication of JPS5455836U publication Critical patent/JPS5455836U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH019938Y2 publication Critical patent/JPH019938Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、改良した固定焦点カメラに関し、閃
光撮影時、特に、至近距離での閃光撮影時に使用
して顕著な効果を奏する絞り補正装置を付加した
ところに特徴を有するものである。
周知の通り、固定焦点カメラはレンズの位置を
予め所定の距離(比較的近距離)に固定し、か
つ、小さな絞り口径(例えばF8)を使つて撮影
すると、至近距離から無限遠の距離に置かれた被
写体に対してどこでもピントが合う。
一方、ストロボ撮影をする場合、ストロボのガ
イドナンバーから定まる撮影距離と絞り口径との
関係が存在し、この条件はたとえ固定焦点カメラ
であつても満たさなければならないものであるか
ら、固定焦点カメラにストロボを内蔵した場合に
は、当然この閃光撮影条件を実現するための手段
を設ける必要があり、しかも、ガイドナンバーが
それ程大きくないストロボを使用する場合を想定
すると、一般的閃光撮影距離にある被写体を撮影
する際には絞り口径を大きくする必要がでてく
る。
即ち、固定焦点形式は一般的に言つて初級ユー
ザーを対象とする比較的廉価なカメラに採用され
る光学形式であるから、この形式のカメラに搭載
するストロボもガイドナンバーの比較的小さなも
のが選択されやすく、また、絞り機構も簡便なも
のになりがちである。そして、このようなカメラ
を想定した場合の閃光撮影時の被写体距離は、一
般的閃光撮影距離とみられている約3米に設定さ
れるものと考えられるから、もし、ストロボのガ
イドナンバーが14であつたとして考えると、絞り
口径は約F4にしなければ適正露光が得られなく
なる。この場合、固定焦点カメラのレンズは、そ
の用途的特徴からみて一般的に準広角といわれる
35耗前後の焦点距離が選ばれるものであるから、
このような値を選択した場合にはレンズの繰り出
し位置は、その前方共役点を約3米とした位置に
固定され、ために、たとえ絞り口径が約F4と明
るくなつても、被写体位置の関係からピント状態
が劣化することなく、充分に鮮鋭な写真を得るこ
とができる。
しかしながら、閃光撮影の際に、常にこのよう
に絞り口径を開くという手段で対処しようとする
と、例えば、1.5米前後の至近距離閃光撮影の場
合には別の問題を生じる。即ち、固定焦点の条件
の一部である絞り開口F8以上という条件が満た
されないことにより生じるピントぼけの問題がそ
れである。
本考案は、至近距離閃光撮影の際に生ずる上記
問題を解決するためになされたものである。
以下、本考案をASA感度100と400のフイルム
のうち、主としてASA感度100のフイルムを使用
した場合を例として、図面にもとずく一実施例を
説明する。
第1図はASA100のフイルム感度に対応した一
般的な(通常の)閃光撮影用の絞り開口が設定さ
れている状態を示す。
図中、1は光軸中心に所定範囲にわたつて回動
でき、ストロボを使用しない通常撮影状態と、ス
トロボを使用する通常の閃光撮影状態とを作るた
めのリング状の状態切り換え部材(以下、切り換
えリングと呼称する)で、通常撮影の場合には突
片1′が2点鎖線の位置にあり、前記閃光撮影の
要ある場合には、実線位置に回動操作される。
前記切り換えリング1の突片1′は、例えば、
実開昭51−24238号公報(実公昭53−47946号公
報)に示されるように、カメラ本体に対して可動
に設けたストロボに連動するもので、連結用長孔
1cを有する。1a,1bは前記切り換えリング
1上に設けられた第1および第2の絞りカムであ
り、第1絞りカム1aはストロボを使用しない通
常撮影の時に後述するセクターレバー6上のピン
6aと当接し、該ピンを回動させてセクター羽根
1,82による絞り口径8aを形成させる機能を
有し、第2絞りカム1bは図示のように閃光撮影
状態となした時、前記絞りピン6aと接し、また
は離間して前記絞り口径よりも大きな絞り口径を
形成させる機能を有する。
2は、光軸の周りに回動可能に設けたリング状
のASA感度切り換え部材(以下、感度切り換え
リングという)で、その一部に、切り換えカム2
aと、後記の絞り補正レバー10の移動量を規制
するための作動範囲規制部材であるストツパー部
2b等を有する。
3は前記切り換えカム2aの部分と接触するピ
ン3aを有し、発条4の作用により、枢支軸5を
支点として時計方向の回動力が付与されている二
又形状の絞りレバーである。そして、前記ピン3
aが付設されている側の腕と反対側の腕の一部
は、前記絞りピン6aと対向して近接配置されて
いる。
6は一端部に絞りピン6aを植設してなるセク
ターレバーで、他端側において前記枢支軸5に回
動可能に軸支されている。7は前記セクターレバ
ー6を、常時、反時計方向に付勢している発条で
ある。なお、前記発条4は他の発条7よりも強い
発条とされている。
1,82は共にそれぞれの一端が枢支軸9によ
つて軸支された一対のセクター羽根で、互いに協
働して可変絞り口径8aを形成する。前記セクタ
ー羽根のそれぞれには前記絞りピン6aと係合す
る溝孔8b,8cが形成されていて、該絞りピン
6aの図における左右方向への円弧運動により所
望の絞り口径値が得られるように、溝孔8b,8
cの位置・形状及び絞りピン6aの軸支点・円弧
軌動が定められている。
以上の記載から明らかなように、感度切り換え
リング2がASA100に対応した位置をとり、切り
換えリング1が通常撮影の状態にある時は、第1
絞りカム1aが、絞りピン6aを図における位置
から左方向に押動し、結果として、F8の絞り口
径をセクター羽根81,82により形成させ、その
状態から、切り換えリング1を図示の実線位置ま
で回動させると、前記第1絞りカム1aが移動
し、前記発条7の付勢力により絞りピンが図にお
いて右方向に移動する結果、セクター羽根が開
き、閃光撮影に適した絞り口径(実施例において
は、最大開口絞り)を形成することになる。ここ
で、ASA感度400のフイルムを使用する場合につ
いて若干触れる。ASA100の通常撮影に対応する
位置に切り換えリング1があるとすると、本実施
例においては、感度切り換えリング2を図示位置
から反時計方向に所定量だけ回動することにより
F16の絞り口径が得られ、その状態から、前記切
り換えリング1を閃光撮影状態の位置に切り換え
ると前記絞り口径はF8になるように構成されて
いる。
具体的に述べると、前記絞りレバー3上であつ
て、ピン3aの裏側に設けられた他のピン(図示
せず)が、感度切り換えリング2の切り換えカム
2a上から脱落し、発条4の作用で軸5を支点と
して時計方向に回動し、切り換えリング1上のへ
こんだ部分(凹部)と接触する。その時、該レバ
ー3の他端部が絞りピン6aを左方向に押動し、
セクター羽根はF16の口径を形成する。また、そ
の状態で、切り換えリング1を閃光撮影状態に切
り換えることにより、前記ピン3aは前記切り換
えリング1上の前記凹部に隣接する凸部の作用で
反時計方向に回動され、結果として、絞りピン6
aが右行してF8の口径を形成すべく、セクター
羽根を制御するものである。
次に、本考案に係る絞り補正装置について説明
する。
10は至近距離に有る被写体に対して閃光撮影
をする場合に使用される絞り補正レバーで、枢支
軸11を中心として回動自在に支承されている。
また、前記絞り補正レバーは、常時、発条12
により一方向に付勢されているため、その一端に
設けられた立ち上がり部10aが絞り補正釦13
の段部をレンズ鏡胴の内壁面14に突当てる役割
を果たし、これにより、前記補正釦13の頭部は
外部から操作できるように静止状態に保たれる。
当然のことながら、上記状態において、前記絞
り補正レバー10の他端は前記セクターレバー6
の絞りピン6aに対して離間している。
上記参照数字10〜14で示される部材と前記
ストツパ部2bとで絞り補正装置が構成される。
以上のような構成であるので、第1図に示され
る通常の閃光撮影の状態から至近距離閃光撮影を
行おうとする場合には、単に絞り補正釦13を押
し込んだ状態で図示しないシヤツタ釦を押せばよ
い。即ち、絞り補正釦13を右方向に押せば、第
2図に示されるように立ち上がり部10aが発条
12の付勢に抗して反時計方向に回動され、感度
切り換えリング2上のストツパー部2bに突き当
たる。一方、絞り補正レバー10の他端は前記セ
クターレバー6の絞りピン6aと当接し、該ピン
を図において左方向に押動することになるので、
セクター羽根81,82は至近距離閃光撮影に適し
たF8の絞り口径を形成することになるからであ
る。ASA400のフイルムが使われる場合にも前記
と同様な操作がされる。その場合、通常の閃光撮
影状態における絞り口径(前述のように実施例に
おいてはF8)は、前記感度切り換えリング2上
の前記ストツパー部2bが第2図における位置よ
りも更に右方向に移動している分だけ余計に絞り
込まれ、至近距離閃光撮影に適した口径(実施例
においてはF16)に変更される。
以上の記載から明らかなように、本考案に係る
固定焦点カメラは、 a この種固定焦点カメラと同じ使用の仕方で使
用できる。
b 特に、閃光撮影時における至近距離撮影にあ
たつては、絞り補正レバー等の絞り補正部材を
外部から操作することによつて、さらに絞りを
絞り込むが故に、必然的に露光光量を補正し、
被写界深度をも補正しえたこととなる結果、こ
れまでの固定焦点カメラの適性な適応範囲を拡
張しうることとなつた。
c しかも、本考案の改良要点である絞り補正装
置の構成は、至つて簡単であり、その製作は極
めて容易である。
などの優れた作用効果を奏し、固定焦点カメラの
実用性をより一層向上せしめえたカメラを安価に
提供しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はASA感度100のフイルムを使用し、通
常の閃光撮影状態となしたときの本考案に係る固
定焦点カメラにおける要部のみの態様図で、第2
図は至近距離用の閃光撮影に際し、絞り補正装置
を作動した時の態様図である。 1……切り換えリング、1′……突片、1a,
1b……絞り切り換えカム、1c……連結用長
孔、2……ASA感度切り換えリング、2a……
ASA感度切り換えカム、2b……ストツパー部、
3……絞りレバー、3a……ピン、4,7,12
……発条、5,9,11……枢支軸、6……セク
ターレバー、6a……絞りピン、81,82……セ
クター翅、8a……絞り口径、8b……溝孔、1
0……絞り補正レバー、10a……立ち上がり
部、13……絞り補正釦、14……レンズ鏡胴の
内壁面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フイルム感度に対応して操作される感度切り換
    え部材と、 通常撮影および閃光撮影の状態を切り換える状
    態切り換え部材と、 前記感度切り換え部材と前記状態切り換え部材
    の操作に伴つて作動され、その移動量によつてセ
    クター羽根による絞り開口を設定する絞りピン
    と、 前記絞りピンを移動させ、前記閃光撮影時に設
    定される絞り開口よりも小さな絞り開口を設定す
    る至近距離閃光撮影用の絞り補正部材と、 前記絞り補正部材を、常時、前記絞りピンから
    離れる方向に付勢する付勢部材と、 前記付勢部材の付勢に抗して移動される前記絞
    り補正部材の移動量を制御する、前記感度切り換
    え部材上に設けた作動範囲規制部材とを有するこ
    とを特徴とする固定焦点カメラ。
JP1977120026U 1977-09-08 1977-09-08 Expired JPH019938Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977120026U JPH019938Y2 (ja) 1977-09-08 1977-09-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977120026U JPH019938Y2 (ja) 1977-09-08 1977-09-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5455836U JPS5455836U (ja) 1979-04-18
JPH019938Y2 true JPH019938Y2 (ja) 1989-03-20

Family

ID=29075841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1977120026U Expired JPH019938Y2 (ja) 1977-09-08 1977-09-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH019938Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07117678B2 (ja) * 1982-03-05 1995-12-18 株式会社ニコン カメラ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5455836U (ja) 1979-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05119367A (ja) ズームレンズ鏡筒の絞機構
US6418278B1 (en) Camera shutter system
US5313239A (en) Shutter apparatus for stereoscopic cameras
JPH019938Y2 (ja)
JP3699545B2 (ja) レンズの測光情報伝達装置
US7013083B2 (en) Camera of flash built-in type
US3529526A (en) Synchronizing switch for flash units of photographic cameras
JPS6215801Y2 (ja)
US3972058A (en) Follow focus intercept actuating system for photographic apparatus
US5392089A (en) Camera with portrait mode
JP2841302B2 (ja) レンズシャッタ付カメラ
JPS6226450B2 (ja)
US4099191A (en) Telescopic convertible camera
US3589259A (en) Aperture control mechanism for photographic taking lens system
JP2574695Y2 (ja) レンズ駆動機構を兼用するシャッタ駆動機構
JP2533650Y2 (ja) ズームレンズ用シャッター
JPH0731342B2 (ja) カメラの露出制御装置
JP3752037B2 (ja) ファインダの視野枠切換機構の操作装置及び中立位置を有する回動操作部材の操作装置
JPH10333287A (ja) ストロボ内蔵レンズ付きフィルムユニット
JP2769522B2 (ja) レンズ鏡筒
JPH0668596B2 (ja) ズ−ムレンズ鏡筒
US6033133A (en) Shutter mechanism for cameras
JPS587384Y2 (ja) シヤシンレンズノシボリソウチ
JP3796293B2 (ja) カメラの絞り装置
JP2526930Y2 (ja) レンズ駆動機構付シャッター装置