JPH019889Y2 - - Google Patents

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JPH019889Y2
JPH019889Y2 JP19682283U JP19682283U JPH019889Y2 JP H019889 Y2 JPH019889 Y2 JP H019889Y2 JP 19682283 U JP19682283 U JP 19682283U JP 19682283 U JP19682283 U JP 19682283U JP H019889 Y2 JPH019889 Y2 JP H019889Y2
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JP
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key
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、機械式駐車設備において車両搭載用
パレツトが中途半端な位置に放置されるのを防止
することを目的とした不良停止状態防止装置に関
する。
従来、種々の機械式駐車設備において、電源の
投入・遮断にキースイツチを採用し、使用を許可
されている特定利用者が各自キーを携帯し、セル
フサービスで入出庫操作を行うものがあつた。
ところで、一般的に機械式駐車設備では、安全
上の配慮から車両搭載用パレツトに対する所定待
機状態を設定し、入出庫操作後必ずこの所定待機
状態に戻しておくことを義務づけている。例え
ば、地下ピツトに上下2段のパレツトを収納可能
とした2段昇降式駐車設備では、常時は上段パレ
ツトを地上床に面一に配置して上段パレツトに対
する入出庫を自由となし、下段パレツトに対する
入出庫時のみ下段パレツトが地上床に面一になる
ように上・下段パレツトを上昇させる。この駐車
設備は、特に集合住居地域に設置される場合、幼
児達の遊び場になる恐れがあるとともに周囲の環
境保全を配慮し、下段パレツトに対する入出庫時
以外は常時上・下段パレツトを地下に納めた状態
を所定待機状態として設定している。
しかし、前述キースイツチがスイツチON位置
でのキー抜止め防止機構を具備するものであつて
も、利用者はキーをスイツチOFF位置に戻せば
キーを抜き出せるため、前記所定待機状態以外の
不良状態のまま放置するケースがあり、この点が
セルフサービス方式の機械式駐車設備における利
用上の大きな問題となつている。
本考案は前述事情に鑑み、スイツチOFF位置
でのみキーの挿脱を自由とした電源投入・遮断用
のキースイツチと、前記所定待機状態を検知する
ためのパレツト検知手段と、キースイツチのスイ
ツチ部材に関連して設けたキーロツク手段とから
成り、該キーロツク手段はキースイツチのスイツ
チON状態にあるときパレツト検知手段からの
「パレツト不検知」信号をもつて作動してスイツ
チ部材をスイツチON位置に固定し、差し込みキ
ーのスイツチOFF位置への移動を阻止するごと
くしたことを特徴とし、所定待機状態以外ではキ
ーが抜き出せないようにすることにより前述不良
停止状態のままの放置を防止することを目的とし
た、機械式駐車設備における不良停止状態防止装
置を提供せんとするものである。
以下図面に示す実施例に基づき詳述する。説明
の便宜上、第1,3,5図における左・右を
「左」・「右」、第2,6図における左・右を
「前」・「後」と呼称する。
第1図は第1実施例として本考案の不良停止状
態防止装置を採用した地下2段昇降式駐車設備を
示す。1は地下ピツト、2は車両W搭載用の上・
下段パレツト3,4を適宜上下間隔をもつて一体
化し適宜昇降機構(図示せず)により前記地下ピ
ツト1内を昇降可能としたパレツト体で、常時は
上段パレツト3の車両乗入面を地上床5に面一に
配置して全体を地下ピツト1内に納め、この状態
を所定待機状態として設定している。
6,7はパレツト検知手段としての2個のリミ
ツトスイツチで、このうちリミツトスイツチ6は
地下ピツト1内底部に設置し、前記所定待機状態
において下段パレツト4側部に突設したストライ
カ8に係合し、もう1つのリミツトスイツチ7は
地上床5に設置し、パレツト体2が上昇し下段パ
レツト4の車両乗入面が地上床5に面一に達した
際前記ストライカ8に係合しパレツト体2の上昇
動作を停止させるものである。
9は地下ピツト1の上部に設置した左・右、
前・後4個のソレノイド作動式の安全ロツクで、
常時は適宜ばね力によりロツド9aをパレツト体
2の昇降領域に突出し、前記リミツトスイツチ6
とストライカ8との係合が外れたとき内蔵するソ
レノイド(図示せず)が励磁してロツド9aを昇
降領域から引き込め、リミツトスイツチ7がスト
ライカ8に係合した際前記ソレノイドを消磁して
上昇位置にある下段パレツト4の直下にロツド9
aを突出させるごとくしてある。
10は地上床5に立設せる支柱11上部に固設
した箱状の操作盤で、電源投入・遮断用のキース
イツチ12とパレツト体2昇降用の上昇押釦13
および下降押釦14を備えている。
前記キースイツチ12は以下の構成となつてい
る。即ち、15は本体ブロツクで、操作盤10の
前板10aに削設した開口に挿入して中間部を該
前板10aに固定している。
16は前記本体ブロツク15の前面に前後方向
に穿設した穴に挿着した回転部材で、前面にキー
17差し込むためのキー穴16aを有する。18
は前記回転部材16と同心に本体ブロツク15に
内蔵した押動ピンで、前記キー穴16aに差し込
んだキー17の回転操作に伴う回転部材16の一
体回転により本体ブロツク15に内蔵せる適宜カ
ムおよび弾発機構(図示せず)を介し前後方向に
移動するごとくなつている。
19は本体ブロツク15内において前記押動ピ
ン18の後方に前後移動自在に配置したスイツチ
部材で、中間部に上下方向に延びる接触子19a
を固設し、図示しない弾発手段により前端面を常
時前記押動ピン18の後端面に衝接するように付
勢している。20a,20bは本体ブロツク15
の上・下面に固設した1対の端子で、それぞれ外
部の電源(図示せず)に通じる配線21a,21
bを接続し、各端子20a,20bの先端は本体
ブロツク15内に臨ましめており、前記スイツチ
部材19の前・後方向移動によりそれぞれ前記接
触子19aが端子20a,20bに対し離反・係
合するごとくなつている。
しかして前記キースイツチ12は常時は、第
2,3図に示すようにキー穴16aを左斜め上向
きにしたスイツチOFF位置にある。
このスイツチOFF位置においては、移動ピン
18およびスイツチ部材19を後方に押動し、接
触子19aは端子20a,20bから後方に離反
し、このときスイツチ部材19の後端部は本体ブ
ロツク15の後面開口15aより後方に若干量突
出している。このスイツチOFF位置において、
キー17をキー穴16aに差し込み第3図におけ
る時計回り方向にスイツチON位置まで回転操作
すると、移動ピン18およびスイツチ部材19は
前方に移動し、接触子19aは端子20a,20
bに当接し、またスイツチ部材19の後端部は本
体ブロツク15内に引込む。
さらに前記キースイツチ12は、図示しないが
本体ブロツク15の前部にキー抜け止め機構を内
蔵し、キー17が前述スイツチOFF位置におい
てのみキー穴16aに対する挿脱自在で、スイツ
チON位置および中間位置ではキー穴16aに差
し込んだキー17が抜け出せないようになつてい
る。
22は前記キースイツチ12に関連して操作盤
10に内蔵したキーロツク手段で、前記本体ブロ
ツク15の下方にソレノイド23を固設し、前記
本体ブロツク15の後端面との間に上下方向に貫
通穴24aを形成するようにコ字形ガイド24を
該後端面に固設し、前記貫通穴24aには前記開
口15aを含む前記後端面を摺動するように阻止
板25を遊挿し、該阻止板25の下端は前記ソレ
ノイド23の上向きに延びるロツド26の先端部
材26aに枢結し、前記ガイド24と該先端部材
26aとの間に引張りばね27を張設している。
また前記阻止板25の上部には前記スイツチ部材
19の後部が嵌入できる大きさの穴25aを形成
している。
第7図は特に前記キースイツチ12、キーロツ
ク手段22、並びにパレツト体2の動作との関係
を示す回路図である。28は前記接触子19aと
端子20a,20bで構成されるスイツチの接
点、29は前記リミツトスイツチ6の常開接点、
30は該リミツトスイツチ6のリレー、31は該
リレー30の常閉接点、32は前記ソレノイド2
3のコイルである。
次に駐車設備全体の作用につき説明する。
駐車設備の初期状態としては、第1図に示すよ
うにパレツト体2は下降位置にある。このとき上
段パレツト3は地上床5と面一にあり、下段パレ
ツト4は地下ピツト1に着床し、ストライカ8は
リミツトスイツチ6に係合している。また、安全
ロツク9はソレノイドの消磁によりロツド9aを
伸長している。キースイツチにはスイツチOFF
の状態にある。従つて、この初期状態において
は、接点が開いて電源が遮断されているため、リ
レー30およびコイル32は消磁している。前記
コイル32の消磁により、ソレノイド23のロツ
ド26および阻止板25は引張りばね27のばね
力によりロツド26の最伸長位置まで引き上げら
れており、このとき穴25aは本体ブロツク15
の開口15aに合致するとともにスイツチ部材1
9の後端部が穴25aに嵌入している。
いま下段パレツト4に搭載している車両Wを出
庫させるとする。利用者は先ずキー17をキー穴
16aに差し込み、第3図において時計回り方向
にスイツチON位置まで回転させる。キー17お
よび回転部材16の一体回転により、押動ピン1
8およびスイツチ部材19が前方に移動し、接触
子19aが端子20a,20bに接触して接点2
8が閉じ、電源が入る。
前記接点28の閉作動と前記常開接点29の閉
により、リレー30が励磁し、常閉接点31が直
ちに開くため、コイル32は消磁状態のままであ
る。尚、前記スイツチ部材19の前方移動によ
り、該スイツチ部材19の後端部は開口15a内
に引込む。勿論、この状態のままであれば、キー
17はスイツチOFF位置に戻せば、引き抜ける。
次いで、上昇押釦13の押動操作により、パレ
ツト体2は上昇する。この上昇動作により、スト
ライカ8がリミツトスイツチ6から離反すると、
常開接点29が開き、リレー30が消磁し、続い
て常閉接点31が閉じるため、コイル32が励磁
する。従つて、ソレノイド23はロツド26・阻
止板25を引張りばね27のばね力に抗して引き
下げ、これに伴い穴25aも下方に移動して開口
15aを封鎖する(第6図の状態)ため、それ以
後においてキー17をスイツチOFF位置に戻す
ことは物理的に不能となる。
また、前記リミツトスイツチ6がストライカ8
との係合を脱したとき、これに連動して安全ロツ
ク9のソレノイドが励磁し、ロツド9aを引込め
て下段パレツト4の通過を許容する。
やがて下段パレツト4が地上床5と面一になる
ところで、ストライカ8がリミツトスイツチ7に
係合し、上昇動作を停止するとともに安全ロツク
9のソレノイドが消磁しロツド9aを下段パレツ
ト4の直下に突出する(第5図実線の状態)。
こうして利用者は車両Wに乗り込み、下段パレ
ツト4から乗り出す。その後、利用者は車両Wか
ら一旦下りて、下降押釦14を操作してパレツト
体2を下降させる。この下降押釦14の押動操作
と同時に安全ロツク9は再びロツド9aを引込め
る。勿論、既述の通り、利用者はパレツト体2を
上昇位置または下降中途位置ではキー17を引抜
くことはできない。
パレツト体2が第1図に示す元の下降位置に達
すると、ストライカ8が再びリミツトスイツチ6
に係合するため、常開接点29が閉じてリレー3
0を励磁させ、常閉接点31が開く。それにより
コイル32が消磁するため、ロツド26および阻
止板25は再び引張りばね27により上方に引き
上げられ、穴25aは開口15aに合致する。従
つて、利用者はキー17を元のスイツチOFF位
置に回し、引き抜くことができる。
尚、前述実施例では所定待機状態はパレツト体
2が下降位置にあるときのみであるが、複数位置
に設定することもできる。例えば、第8,9図に
示すパレツト1個のみの昇降式駐車設備の場合、
パレツト100が地上床101に着床する下降位
置と、パレツト100直下の地上床101に車両
Wを駐車できるようにした上昇位置とを所定待機
状態として設定している。102,103は上限
および下限リミツトスイツチ、104は上昇位置
に達したパレツト100の直下に設けた安全ロツ
ク、110は前記操作盤10と同一構成の操作盤
で、キースイツチ112、上昇押釦113、下降
押釦114を備えている。そして操作盤110に
はキースイツチ112に関連して前述実施例と同
一構成のキーロツク手段(図示せず)を内蔵して
いる。第10図はこの駐車設備における第7図同
様の回路図で、128はキースイツチ112の接
点、129a,129bはそれぞれ前記上限およ
び下限リミツトスイツチ102,103の常開接
点、130a,130bはそれぞれ該リミツトス
イツチ102,103のリレー、131a,13
1bはそれぞれ該リレー130a,130bの常
閉接点、132はキー回転阻止手段におけるソレ
ノイドのコイルである。
いま、キースイツチ112はスイツチOFF位
置にあり、パレツト100は第8図に示す下降位
置にあつてリミツトスイツチ103が係合してい
るとすれば、接点128が開であるためコイル1
32は消磁している。
従つて、キー(図示せず)によるキースイツチ
112の操作が可能である。キーをキー穴に差し
込みスイツチON位置に回転すると、常開接点1
29bが閉じ、リレー130bが励磁し、それに
より常閉接点131bが開くため、コイル132
は消磁状態を維持する。従つて、この下降位置で
の待機状態では、キーの回転操作および挿脱は自
由である。そして、上昇押釦113の操作により
パレツト100が上昇し、リミツトスイツチ10
3の係合が外れると常閉接点129bが開に戻
り、リレー130bが、消磁するため、常閉接点
131a,131b共閉で、コイル132が励磁
し、キーの回転操作は不能となる。パレツト10
0が上昇位置に達してリミツトスイツチ102が
係合すれば、常開接点129aが閉じ、リレー1
30aが励磁するため、常閉接点131aが開
き、コイル132は再び消磁する。従つてキーの
回転操作および挿脱は自由となる。即ち、パレツ
ト100の昇降途中では電源を切つてキーを抜き
出すことはできない。
この他三段式や二段または三段式に横行装置を
もつた駐車設備においても本考案を適用して同様
の効果を奏し得るものである。
以上詳述せるごとく本考案装置によれば、キー
スイツチに関連してキーロツク手段を設け、パレ
ツトが所定待機状態にあるときはキーの回転操作
および挿脱を自由となし、所定待機状態から外れ
ているときはキーロツク手段の作動によりキーの
スイツチON位置からOFF位置への回転を物理的
に阻止し、キーの抜き出しを不可能としたため、
利用者がパレツトを所定待機状態以外の不良状態
に放置することは無くなり、安全上および美感上
大きな効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本考案の第1実施例を示すもの
で、第1図は地下2段昇降式駐車設備の正面図、
第2図は第1図の−矢視拡大断面図、第3,
4図はそれぞれ第2図の−および−矢視
図、第5図は作用説明用の第1図同様図、第6図
は作用説明用の第2図同様図、第7図は回路図で
ある。第8〜10図は本考案の第2実施例を示す
もので、第8,9図はパレツト1個をもつ昇降式
駐車設備におけるパレツトがそれぞれ下降位置お
よび上昇位置に待機している状態を示す正面図、
第10図は回路図である。 図中、1は地下ピツト、2はパレツト体、3は
上段パレツト、4は下段パレツト、6,7はリミ
ツトスイツチ、10は操作盤、12はキースイツ
チ、17はキー、19はスイツチ部材、22はキ
ーロツク手段、23はソレノイド、25は阻止板
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車両搭載用パレツトの所定待機状態を設定し
    た機械式駐車設備において、スイツチOFF位
    置でのみキーの挿脱を自由とした電源投入・遮
    断用のキースイツチと、前記所定待機状態を検
    知するためのパレツト検知手段と、前記キース
    イツチのスイツチ部材に関連して設けたキーロ
    ツク手段とから成り、該キーロツク手段は前記
    キースイツチのスイツチON状態にあるとき前
    記パレツト検知手段からの「パレツト不検知」
    信号をもつて作動して前記スイツチ部材をスイ
    ツチON位置に固定し、差し込みキーのスイツ
    チOFF位置への移動を阻止するごとくしたこ
    とを特徴とする。機械式駐車設備における不良
    停止状態防止装置。 (2) 前記キーロツク手段は、適宜作動機構により
    前記スイツチ部材の移動領域に出没可能に設け
    た阻止板を含む、実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の機械式駐車設備における不良停止状態
    防止装置。
JP19682283U 1983-12-20 1983-12-20 機械式駐車設備における不良停止状態防止装置 Granted JPS60104545U (ja)

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JPS60104545U JPS60104545U (ja) 1985-07-17
JPH019889Y2 true JPH019889Y2 (ja) 1989-03-20

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