JPH019833Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH019833Y2
JPH019833Y2 JP11954784U JP11954784U JPH019833Y2 JP H019833 Y2 JPH019833 Y2 JP H019833Y2 JP 11954784 U JP11954784 U JP 11954784U JP 11954784 U JP11954784 U JP 11954784U JP H019833 Y2 JPH019833 Y2 JP H019833Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
sheave
pulling
horizontal pulling
horizontal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11954784U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6134588U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11954784U priority Critical patent/JPS6134588U/ja
Publication of JPS6134588U publication Critical patent/JPS6134588U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH019833Y2 publication Critical patent/JPH019833Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ブームヘツドの縦引き用シーブに巻
掛けされている索(ワイヤロープ)を左、右横方
向に方向変換した状態で牽引操作し得る如くした
クレーンの索横引き用シーブ装置に関するもので
ある。
(従来技術) 従来のこの種のクレーンの索横引き用シーブ装
置の一例として第6図および第7図に示す如きも
のがある。この従来の索横引き用シーブ装置は、
ブームヘツド1′の縦引き用シーブ3′に巻掛けさ
れている索Aを、該縦引き用シーブ3′の下方に
おいてシーブ支持装置6′によつて支持されてい
る左右一対の横引き用シーブ11′,21′間の隙
間S′を通してその左右いずれかのシーブ11′又
は21′に巻掛けして、左、右横方向に牽引操作
し得るようになつている。又左右一対の各横引き
用シーブ11′,21′においては、それぞれ表裏
各側部のフランジ13′と14′,23′と24′の
各外径が同径に形成され、しかも隣接される各横
引き用シーブ11′,21′の各側のフランジ1
3′と23′,14′と24′が相互に近接された状
態で設置されていて、各横引き用シーブ11′,
21′間のスペースS′内に挿通されている索Aが
相互に近接する各フランジ13′と23′,14′
と24′間の隙間から外側に脱出しないようにし
ている。
ところが、この従来の索横引き用シーブ装置で
は、索Aを横引き用シーブ11′又は21′側に巻
掛けするとき、或いは索Aを両横引き用シーブ1
1′,21′間のスペースS′から外すときには、索
Aの端部に取付けているフツクB等を取外した後
に該索Aの端部を両シーブ11′,21′間のスペ
ースS′内を通して挿通或いは抜き出し、さらにそ
の後に該索端に再度フツクBを連結しなければな
らず、索Aの掛け換え操作が面倒となるとともに
その掛け換え作業に長時間を要するという問題が
あつた。
(考案の目的) 本考案は上記した従来の索横引き用シーブ装置
の問題点に鑑み、索の掛け換え操作が簡単でしか
もその掛け換え作業が短時間で行えるようにした
クレーンの索横引き用シーブ装置を提供すること
を目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本考案は、ブームヘツドの縦引き用シーブに巻
掛けされている索を、該索を左右両側から挟むよ
うに位置せしめられ且つ該縦引き用シーブの軸に
対して直交方向に向けた軸でそれぞれ軸支された
左右一対の横引き用シーブのいずれか一方に巻掛
けすることにより、左、右いずれかの横方向に方
向変換した状態で牽引操作し得る如くしたクレー
ンの索横引き用シーブ装置において、前記一対の
横引き用シーブにおける少なくとも一方の横引き
用シーブの片面側のフランジの直径を他面側のフ
ランジの直径に対して適宜径だけ小径として、該
両横引き用シーブ間における前記小径側フランジ
の形成側に前記索を横引き用シーブの索巻掛け用
環状凹溝内に出し入れし得る索出し入れ口を形成
するとともに、該索出し入れ口の外側近傍に、該
索出し入れ口に対して近接・離間方向に移動可能
に装着されていて該索出し入れ口に対して近接し
た位置においては前記索が該索出し入れ口を通過
するのを阻止し且つ該索出し入れ口に対して所定
位置まで離間した位置においては前記索が該索出
し入れ口を通過するのを許容する如く作用するス
トツパー装置を備えたことを特徴とするものであ
る。
(作用) 本考案のクレーンの索横引き用シーブ装置は、
ストツパー装置を、両横引き用シーブ間に形成さ
れた索出し入れ口に対して近接又は離間する方向
に移動させることにより、索が索出し入れ口から
脱出するのを阻止したり或いは該索を索出し入れ
口から外すことができるという作用が得られる。
(実施例) 第1図ないし第5図を参照して本考案の好適な
実施例を説明すると、第1図ないし第3図には本
考案第1実施例、第4図及び第5図には同第2実
施例の索横引き用シーブ装置が示されている。
第1図ないし第3図に示す第1実施例の索横引
き用シーブ装置Z1は、クレーンのブームヘツド1
に設けられている縦引き用シーブ3の下方位置
に、該縦引き用シーブ3に巻掛けされている索A
を左右両側から挟むようにして左右一対の横引き
用シーブ11,21を設置するとともに、該各横
引き用シーブ11,21の近傍に後述するストツ
パー装置10を備えて構成されている。
ブームヘツド1にはこの実施例では2つの縦引
き用シーブ3,3が装着されているが、索横引き
作業を行うときにはその一方(第2図において右
側)のシーブ3が使用される。
横引き用シーブ11,21はブームヘツド1の
両側壁2,2の各外面に枢着された形のシーブ
支持装置6に装着されている。このシーブ支持装
置6は、基端側がそれぞれ縦引き用シーブ3の軸
4の各端部に枢支された2つの腕杆7,7間の先
側寄り位置に該両腕杆7,7間にまたがる長さを
もつシーブ支持板8を介設して構成されている。
このシーブ支持装置6は、この索横引き用シーブ
装置Z1を使用するときには実線図示する位置(下
向き位置)に位置されるが、該索横引き用シーブ
装置Z1の不使用時には第1図の鎖線図示位置(上
向き位置)において腕杆7に設けた穴17にボル
ト18通した状態で該ボルト18をブームヘツド
1の側壁2にネジ込むことによつて固定される。
尚、シーブ支持板8は両腕杆7,7の先端よりや
や基側寄り位置に取付けられており、両腕杆7,
7におけるシーブ支持板8の取付け位置よりさら
に先端側には後述するストツパー装置10を装着
するためのスペースが残されている。
シーブ支持板8には、縦引き用シーブ3に巻掛
けされている索Aを左右両側から挟む位置におい
てしかも縦引き用シーブ3の軸4とは直交方向に
向けた状態で一対の横引き用シーブ用の軸12,
22が取付けられていて、該各軸12,22にそ
れぞれ横引き用シーブ11,21が軸着されてい
る。
各横引き用シーブ11,21は相互に同形に形
成されていて、且つ両側部の各フランジ13,1
4又は23,24間に索巻掛け用の環状凹溝15
又は25を形成して構成されている。この各横引
き用シーブ11,21においては、片面側のフラ
ンジ13と23の直径D1を他面側のフランジ1
4と24の直径D2より適宜径だけ小径としてい
る。そしてこの各横引き用シーブ11,21は、
その各非小径側(大径側)フランジ14,24を
相互に近接させた状態(索Aの直径よりかなり小
さい間隔Lが形成される)でそれぞれ前記軸1
2,22で枢支しており、該各横引き用シーブ1
1,21間における各大径側フランジ14,24
の隙間Nからは索Aが脱出しないようにしてい
る。又、該各横引き用シーブ11,21間におけ
る各小径側フランジ13,23側には索Aの直径
よりかなり大きい間隔Pが形成されている。この
各小径側フランジ13,23間の間隔Pは索Aを
両横引き用シーブ11,21間のスペースS内に
出し入れするための索出し入れ口20となるもの
であり、索Aの掛け換え時には従来の如くその索
端を該スペースSを通して抜き挿しすることなし
に、該索Aを索出し入れ口20を通して前後方向
に出し入れすることによつて行えるようになつて
いる。
尚、この実施例では両横引き用シーブ11,2
1間に索出し入れ口20を形成するために該両横
引き用シーブ11,21の各片面側のフランジ1
3,23を他面側のフランジ14,24に対して
それぞれ小径に形成しているが、他の実施例では
各横引き用シーブ11,21のうち、片方のシー
ブの片面側のフランジのみを小径としてそれによ
つて索出し入れ口20を形成するようにしてもよ
い。
この索出し入れ口20の下側近傍には、両横引
き用シーブ11,21間のスペースS内に挿通さ
れている索Aが索出し入れ口20から不用意に脱
出するのを阻止するためのストツパー装置10が
設けられている。この第1実施例のストツパー装
置10は、シーブ支持装置6の両腕杆7,7間に
またがる長さをもつロツド31の片側寄り位置の
外周に適宜長さ(横引き用シーブの大径側直径
D2の約2倍の長さ)をもつローラ32を設けて
構成されていて、そのロツド31の各端部をそれ
ぞれ各腕杆7,7の先端部で支持させることによ
り横向き状態で装着されている。又このストツパ
ー装置10は、各腕杆7,7に対して左右方向に
スライド可能とされていて、そのローラ32部分
を索出し入れ口20に対して近接した位置となる
実線図示位置(第2図及び第3図)から該索出し
入れ口20に対して離間した位置となる鎖線図示
位置(符号32′の位置)までの範囲内で移動さ
せることができるようになつている。そしてこの
ストツパー装置10は、ローラ32部分が実線図
示位置、即ち索出し入れ口20の直下位置(近接
位置)にあるときには索Aが索出し入れ口20を
通過するのを阻止するように作用し、又ローラ3
2部分が鎖線32′位置、即ち該ローラ32全体
が索出し入れ口20の直下位置から左方向に完全
に外れしかもロツド31の端部31aが一方の腕
杆7の支持部から抜け出した位置(離間位置)に
あるときには索Aを矢印X(第3図)で示すよう
に索出し入れ口20を通して両横引き用シーブ1
1,21間のスペースS内に出し入れし得るよう
になつている。尚、ストツパー装置10が実線図
示位置にあるときにはロツド31の端部31aに
抜け止め用ピン33を挿し込んでおく。
このようにこの第1実施例の索横引き用シーブ
装置Z1は、ストツパー装置10を実線図示位置に
位置させている状態では、両横引き用シーブ1
1,21間のスペースS内を挿通されている索A
が索出し入れ口20を通つて該スペースS外に脱
出することがなく、又ストツパー装置10を鎖線
図示位置まで左方向に移動させている状態では、
索Aを索出し入れ口20を通して出し入れし得る
ようになり、索Aの掛け換え作業を容易に行える
という作用が得られる。
第4図及び第5図に示す第2実施例の索横引き
用シーブ装置Z2は、両横引き用シーブ11,21
間の索出し入れ口20から索Aが脱出するのを阻
止するためのストツパー装置の変形例を示してい
る。この第2実施例におけるストツパー装置40
は、左右一対の揺腕41,41間の先端側にロー
ラ42を介設して構成されていて、該ローラ42
が索出し入れ口20の直下近傍位置において該索
出し入れ口20に対して前後方向(近接・離間方
向)に揺動し得るようにされている。即ち、揺腕
41,41は、その基部(上部)側をシーブ支持
装置6のシーブ支持板8の前面に設けた左右一対
のブラケツト43,43に軸44,44で枢支さ
れて前後方向に揺動し得る如く装着されている。
又この揺腕41,41は第4図において実線図示
する如く索出し入れ口20側に近接させた状態に
おいて抜挿自在なロツクピン45によつて揺動不
能にロツクされるようになつている。
そしてこの第2実施例におけるストツパー装置
40は、揺腕41,41を実線図示位置(索出し
入れ口20に対して近接する位置)においてロツ
クピン45でロツクした状態では、ローラ42が
索出し入れ口20の直下近傍位置にあつて索Aが
索出し入れ口20を通過するのを阻止するように
作用し、又ロツクピン45を抜いて揺腕41,4
1を鎖線41′で示す位置まで前側に揺動させる
と両横引き用シーブ11,21間のスペースS内
に挿通されている索Aを該索出し入れ口20を通
して出し入れすることができるようになつてい
る。
(考案の効果) 本考案の索横引き用シーブ装置は、左右一対の
横引き用シーブ11,21間に、索Aを横引き用
シーブの索巻掛け用環状凹溝15,25内に出し
入れするための索出し入れ口20を形成している
ので、索Aを横引き用シーブ11,21に掛け換
える際に索端のフツク等を取外すことなく該索A
を索出し入れ口20を通して行え、その索掛け換
え操作が容易で且つその作業を短時間で行うこと
ができるとともに、そのように両横引き用シーブ
11,21間に索出し入れ口20を形成したもの
であつても該索出し入れ口20の近傍に脱索防止
用のストツパー装置10,40を備えているの
で、索Aが横引き用シーブの索巻掛け用環状凹溝
15,25から不用意に脱出することがなくなる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例にかかるクレーン
の索横引き用シーブ装置の側面図、第2図は第1
図の矢視図、第3図は第2図の−断面図、
第4図は本考案の第2実施例にかかるクレーンの
索横引き用シーブ装置の側面図、第5図は第4図
の矢視図、第6図は従来の索横引き用シーブ装
置の正面図、第7図は第6図の−断面図であ
る。 1……ブームヘツド、3……縦引き用シーブ、
4……軸、6……シーブ支持装置、10,40…
…ストツパー装置、11,21……横引き用シー
ブ、12,22……軸、13,23……(小径
側)フランジ、14,24……(大径側)フラン
ジ、15,25……環状凹溝、20……索出し入
れ口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブームヘツド1の縦引き用シーブ3に巻掛けさ
    れている索Aを、該索Aを左右両側から挟むよう
    に位置せしめられ且つ前記縦引き用シーブ3の軸
    4に対して直交方向に向けた軸12,22でそれ
    ぞれ軸支された左右一対の横引き用シーブ11,
    21のいずれか一方に巻掛けすることにより左、
    右いずれかの横方向に方向変換した状態で牽引操
    作し得る如くしたクレーンの索横引き用シーブ装
    置であつて、前記一対の横引き用シーブ11,2
    1における少なくとも一方の横引き用シーブ11
    又は21の片面側のフランジ13,23の直径L
    を他面側のフランジ14,24の直径Mに対して
    適宜径だけ小径として、該両横引き用シーブ1
    1,21間における前記小径側フランジ13,2
    3の形成側に前記索Aを横引き用シーブの索巻掛
    け用環状凹溝15,25内に出し入れし得る索出
    し入れ口20を形成するとともに、該索出し入れ
    口20の外側近傍に、該索出し入れ口20に対し
    て近接・離間方向に移動可能に装着されていて該
    索出し入れ口20に対して近接した位置において
    は前記索Aが該索出し入れ口20を通過するのを
    阻止し且つ該索出し入れ口20に対して所定位置
    まで離間した位置においては前記索Aが該索出し
    入れ口20を通過するのを許容する如く作用する
    ストツパー装置10,40を備えたことを特徴と
    するクレーンの索横引き用シーブ装置。
JP11954784U 1984-07-31 1984-07-31 クレ−ンの索横引き用シ−ブ装置 Granted JPS6134588U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11954784U JPS6134588U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 クレ−ンの索横引き用シ−ブ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11954784U JPS6134588U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 クレ−ンの索横引き用シ−ブ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6134588U JPS6134588U (ja) 1986-03-03
JPH019833Y2 true JPH019833Y2 (ja) 1989-03-17

Family

ID=30678417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11954784U Granted JPS6134588U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 クレ−ンの索横引き用シ−ブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6134588U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6134588U (ja) 1986-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4937478B2 (ja) 平形可撓性引張部材のための終端装置
JPH019833Y2 (ja)
JP2687267B2 (ja) ワイヤロープ案内装置
JPH0547183Y2 (ja)
JPH079535Y2 (ja) ケーブル延線用金具
JPH0533513Y2 (ja)
JPS6016636Y2 (ja) クレ−ンの滑車装置
JPH02241303A (ja) 延線工法及びその装置
JPS5847547B2 (ja) 高層建築物の外装版揚重方法及び装置
JPS6122953Y2 (ja)
JPH0636051Y2 (ja) 伸縮ブーム・ジブ集合体
JPS583829Y2 (ja) クレ−ンのフツク移動防止装置
JP2905039B2 (ja) 長尺管吊込工法とその装置
JPH0424729Y2 (ja)
JPS6016631Y2 (ja) ブ−ムヘッドの構造
JP2516866Y2 (ja) 移動式クレーンのフックブロック格納装置
JP2547427Y2 (ja) 移動式クレーンにおけるウインチ装置の取り付け構造
JPH0535975Y2 (ja)
JPS6015091B2 (ja) 多導体用耐張碍子装置およびこれを使用しての緊線方法
JPH11308721A (ja) ハンガー付きちょう架用線及び該ハンガー付きちょう架用線の布設方法
JPS5827280U (ja) レ−ドルクレ−ンの片荷検出装置
JPH0422489U (ja)
JPH0220957Y2 (ja)
JPS6124307B2 (ja)
JPS61221094A (ja) 導滑車装置