JPH0198144A - 光磁気記録媒体 - Google Patents
光磁気記録媒体Info
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- JPH0198144A JPH0198144A JP25602987A JP25602987A JPH0198144A JP H0198144 A JPH0198144 A JP H0198144A JP 25602987 A JP25602987 A JP 25602987A JP 25602987 A JP25602987 A JP 25602987A JP H0198144 A JPH0198144 A JP H0198144A
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Thin Magnetic Films (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、磁気光学効果を利用してレーザー光等により
情報の記録・再生を行う光磁気記録媒体に関し、特に熱
安定性に優れる光磁気記録媒体に関する。
情報の記録・再生を行う光磁気記録媒体に関し、特に熱
安定性に優れる光磁気記録媒体に関する。
本発明は、CoNとPd1iとを積層した超格子金属薄
膜あるいは変調構造金属y4膜を記録層とする光磁気記
録媒体において、上記Co層に第3の元素を添加するこ
とにより、得られる記録層の熱安定性を向上させること
を可能とするものである。
膜あるいは変調構造金属y4膜を記録層とする光磁気記
録媒体において、上記Co層に第3の元素を添加するこ
とにより、得られる記録層の熱安定性を向上させること
を可能とするものである。
近年、書換え可能な高密度記録方式として、半導体レー
ザー光等により記録・再生を行う光磁気記録方式が注目
されている。
ザー光等により記録・再生を行う光磁気記録方式が注目
されている。
この光磁気記録方式に使用される記録材料としては、C
d、Tb、Dy等の希土類元素とFe。
d、Tb、Dy等の希土類元素とFe。
Co等の遷移金属元素とを組み合わせた非晶質合金が従
来の代表例である。しかし、これらの非晶質合金WII
!Iを構成している希土類元素やFeは非常に酸化され
易く、空気中の酸素とも容易に結合して酸化物を形成す
る性質がある。このような酸化が進行して腐食や孔食に
至ると信号の脱落を誘起し、また特に希土類元素が酸化
されると、保磁力と残留磁気カー回転角の減少に伴って
C/N比が劣化する。このような問題は、光記録媒体の
記録層の材料に希土類元素が使用されている限り避けら
れないものである。
来の代表例である。しかし、これらの非晶質合金WII
!Iを構成している希土類元素やFeは非常に酸化され
易く、空気中の酸素とも容易に結合して酸化物を形成す
る性質がある。このような酸化が進行して腐食や孔食に
至ると信号の脱落を誘起し、また特に希土類元素が酸化
されると、保磁力と残留磁気カー回転角の減少に伴って
C/N比が劣化する。このような問題は、光記録媒体の
記録層の材料に希土類元素が使用されている限り避けら
れないものである。
上述のような腐食や孔食は、上記非晶質合金薄膜にTi
、Cr、AI等の不動態被膜を形成し得る元素や、PL
、Pd、Co等の不活性元素を添加することにより防止
することができ、比較的膜厚の厚い場合においてその効
果は確認されている。
、Cr、AI等の不動態被膜を形成し得る元素や、PL
、Pd、Co等の不活性元素を添加することにより防止
することができ、比較的膜厚の厚い場合においてその効
果は確認されている。
しかしながら、上述のような添加元素の使用はしばしば
磁気カー回転角の低下につながり、しかも500Å以下
の膜厚では所望の効果が得られないので保護膜等の併用
を要するという問題点を有している。
磁気カー回転角の低下につながり、しかも500Å以下
の膜厚では所望の効果が得られないので保護膜等の併用
を要するという問題点を有している。
一方、・本件出願人は先に希土類元素を使用せずにCo
alとPd層とを交互に積層したCo=Pd系の超格子
金属薄膜が優れた耐蝕性を示し、かつ全厚の薄い領域で
優れた磁気光学特性を有することを開示している。
alとPd層とを交互に積層したCo=Pd系の超格子
金属薄膜が優れた耐蝕性を示し、かつ全厚の薄い領域で
優れた磁気光学特性を有することを開示している。
ところで、光磁気記録媒体においては磁性変化を生じさ
せるためには記録層が局部的にキュリー温度以上に加熱
されることが必要である。したがって、超格子金属薄膜
あるいは変調構造金属薄膜を記録層とする光磁気記録媒
体を使用する場合、記録層の熱安定性が低いと拡散によ
り異種金属層の界面が乱れ、当初の良好な保磁力や角型
比が劣化するという問題が発生する。
せるためには記録層が局部的にキュリー温度以上に加熱
されることが必要である。したがって、超格子金属薄膜
あるいは変調構造金属薄膜を記録層とする光磁気記録媒
体を使用する場合、記録層の熱安定性が低いと拡散によ
り異種金属層の界面が乱れ、当初の良好な保磁力や角型
比が劣化するという問題が発生する。
そこで本発明は、上述の問題点を解決し、熱安定性に優
れる光磁気記録媒体の提供を目的とする。
れる光磁気記録媒体の提供を目的とする。
本発明者らは上述の問題点を解決するために検討を行っ
た結果、CoNとPdJiとを交互に積層した超格子金
属薄膜あるいは変調構造金属薄膜を記録層とする光磁気
記録媒体において、上記00層に第3の元素を添加する
ことにより良好な熱安定性を有する記録層が得られるこ
とを見出し、本発明に至ったものである。すなわち本発
明にかかる光磁気記録媒体は、Go+a。−、M、(た
だし、MはP、 Ti、 V、 Ni、 Ga、 Ge
、 B、 C。
た結果、CoNとPdJiとを交互に積層した超格子金
属薄膜あるいは変調構造金属薄膜を記録層とする光磁気
記録媒体において、上記00層に第3の元素を添加する
ことにより良好な熱安定性を有する記録層が得られるこ
とを見出し、本発明に至ったものである。すなわち本発
明にかかる光磁気記録媒体は、Go+a。−、M、(た
だし、MはP、 Ti、 V、 Ni、 Ga、 Ge
、 B、 C。
Si、Fe、Cuの少なくとも一種を表し、Xは置換量
を原子%で表し、M=Pの場合0.1≦x≦12、M−
Ti、V、Ni、Ga、Geの場合0.1≦x≦25.
M=B、C,St、Fe、Cuの場合0.1≦x≦30
である。)0.5〜1.5原子層とPd1〜7原子層と
が交互に積層された超格子金属薄膜あるいは変調構造金
属薄膜を記録層とし、該記録層の全厚が50〜500人
であることを特徴とするものである。
を原子%で表し、M=Pの場合0.1≦x≦12、M−
Ti、V、Ni、Ga、Geの場合0.1≦x≦25.
M=B、C,St、Fe、Cuの場合0.1≦x≦30
である。)0.5〜1.5原子層とPd1〜7原子層と
が交互に積層された超格子金属薄膜あるいは変調構造金
属薄膜を記録層とし、該記録層の全厚が50〜500人
であることを特徴とするものである。
本発明において記録層となる金i薄膜を構成する各金属
層の界面は、異種金属原子が互いに入り乱れずに平坦に
形成され、いわゆる超格子構造とさていることが理想的
であるが、界面にやや乱れを生じながらも全体としては
一定の周期を保って組成が変動する、いわゆる変調構造
(組成変調構造)を有するものであっても良い。
層の界面は、異種金属原子が互いに入り乱れずに平坦に
形成され、いわゆる超格子構造とさていることが理想的
であるが、界面にやや乱れを生じながらも全体としては
一定の周期を保って組成が変動する、いわゆる変調構造
(組成変調構造)を有するものであっても良い。
上記の超格子金属薄膜あるいは変調構造金属薄膜はスパ
ッタリングあるいは真空蒸着等によって形成することが
できる。
ッタリングあるいは真空蒸着等によって形成することが
できる。
ここで、上記Co、。。−X M yで表される金属層
はCo層の一部を第3の元素Mで置換したものとみるこ
とができる。CoMに上記第3の元素Mを添加する方法
としては、Co蒸発源の上にMのチップを載置するか、
あるいはCo−M合金を蒸発源とする方法が可能である
。
はCo層の一部を第3の元素Mで置換したものとみるこ
とができる。CoMに上記第3の元素Mを添加する方法
としては、Co蒸発源の上にMのチップを載置するか、
あるいはCo−M合金を蒸発源とする方法が可能である
。
上記Xの含有量の下限は0.1原子%とされているが、
これより低い場合には熱安定性の改善効果が現れない。
これより低い場合には熱安定性の改善効果が現れない。
また、上記Xの含有量の上限は添加する元素によって1
2〜30原子%と異なっているが、これらの値より高い
場合には磁気光学特性をかえって劣化させる虞れがある
。
2〜30原子%と異なっているが、これらの値より高い
場合には磁気光学特性をかえって劣化させる虞れがある
。
上記Co+。。1M、、あるいはPdO客金属層の厚さ
(原子層数)の範囲は磁気光学特性を最適化する観点か
ら設定されたものであり、上記範囲外では面内磁化成分
が発生して磁気光学特性が劣化する。
(原子層数)の範囲は磁気光学特性を最適化する観点か
ら設定されたものであり、上記範囲外では面内磁化成分
が発生して磁気光学特性が劣化する。
上述のような組成を有する光磁気記録媒体の記録層への
書込み方法は、光ビームの他、釘型磁気ヘッド、熱ペン
、電子ビームなど、反転磁区を生じさせるのに必要なエ
ネルギーを供給できるものであれば、いかなるものでも
良いことは言うまでもない。
書込み方法は、光ビームの他、釘型磁気ヘッド、熱ペン
、電子ビームなど、反転磁区を生じさせるのに必要なエ
ネルギーを供給できるものであれば、いかなるものでも
良いことは言うまでもない。
〔作用]
本発明にかかる光磁気記録媒体においては、記録層とし
て従来広く用いられている希土類元素と遷移金属元素か
らなる非晶質合金を使用する代わりに、部分的に第3の
元素で置換されたCo層とPd層とを積層した超格子金
属薄膜あるいは変調構造金属薄膜を使用することにより
、優れた熱安定性を維持することが可能となる。
て従来広く用いられている希土類元素と遷移金属元素か
らなる非晶質合金を使用する代わりに、部分的に第3の
元素で置換されたCo層とPd層とを積層した超格子金
属薄膜あるいは変調構造金属薄膜を使用することにより
、優れた熱安定性を維持することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施例について図面を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
実施例1〜実施例11
本実施例は、部分的に第3の元素で置換されたCo層と
Pd層とを二元同時マグネトロン・スパッタリングによ
り交互に積層した変調構造金属薄膜を記録層とする光磁
気記録媒体の例である。
Pd層とを二元同時マグネトロン・スパッタリングによ
り交互に積層した変調構造金属薄膜を記録層とする光磁
気記録媒体の例である。
まずチャンバー内に100 tnm径0) Co +。
。□M8およびPdの各ターゲットを設置し、これらの
ターゲットと対向配置された回転基台に水冷ガラス基板
を載置し、ガス圧12xlO−’ Torrのアルゴン
雰囲気中における二元同時マグネトロン・スパッタリン
グを行った。このときCo、。。□M、7−ゲットに対
しては投入電流0.40Aの直流スパッタリング、Pd
ターゲットに対しては投入電力330 Wの高周波スパ
ッタリングを行った。
ターゲットと対向配置された回転基台に水冷ガラス基板
を載置し、ガス圧12xlO−’ Torrのアルゴン
雰囲気中における二元同時マグネトロン・スパッタリン
グを行った。このときCo、。。□M、7−ゲットに対
しては投入電流0.40Aの直流スパッタリング、Pd
ターゲットに対しては投入電力330 Wの高周波スパ
ッタリングを行った。
この装置によれば、各ターゲットへの投入電力あるいは
基板を載置した回転基台の回転数を変化させることによ
り、積層の周期を任意に決定することができる。本実施
例においては、回転基台の回転数を16 rpmとし、
厚さ3.3人のCO10100−l1層と厚さ8.4人
のPd層とを交互に積層し、全厚180人のCO+o。
基板を載置した回転基台の回転数を変化させることによ
り、積層の周期を任意に決定することができる。本実施
例においては、回転基台の回転数を16 rpmとし、
厚さ3.3人のCO10100−l1層と厚さ8.4人
のPd層とを交互に積層し、全厚180人のCO+o。
−、M、=Pd系変調構造金属薄膜を作成した。
ここでCo層o。−HM z層の1原子層の厚さは2.
5人、Pd層の1原子層の厚さは2.8人であるから、
上記Co、。。−、M、JiのIN当たりの原子層数は
約1.3、上記Pd層の1層当たりの原子層数は3であ
る。また、原子層数が整数とならないのは、作成された
金属薄膜が各金属層間において理想的な界面を持たず、
変調構造を有しているからであるが、全体としては約1
2人の周期が保たれている。
5人、Pd層の1原子層の厚さは2.8人であるから、
上記Co、。。−、M、JiのIN当たりの原子層数は
約1.3、上記Pd層の1層当たりの原子層数は3であ
る。また、原子層数が整数とならないのは、作成された
金属薄膜が各金属層間において理想的な界面を持たず、
変調構造を有しているからであるが、全体としては約1
2人の周期が保たれている。
なお、作成された超格子金属薄膜の周期は、X線小角散
乱におけるピーク角度から求めた。
乱におけるピーク角度から求めた。
このようにした作成された各Co+。。−、Mや=Pd
系変調構造金属薄膜について、磁気光学特性およびキュ
リー点を求めた。すなわち、まずスパッタリング直後に
波長780 nmにおいて磁気光学特性を測定した後、
500(Oe)の磁場を印加しながら該Co、。。−、
M、=Pd系変調構造金i薄膜の温度を上昇させて磁気
カー回転角θ、が0となる温度をキュリー点として求め
、さらにこのキュリー点から室温まで冷却して再び磁気
光学特性を測定した。
系変調構造金属薄膜について、磁気光学特性およびキュ
リー点を求めた。すなわち、まずスパッタリング直後に
波長780 nmにおいて磁気光学特性を測定した後、
500(Oe)の磁場を印加しながら該Co、。。−、
M、=Pd系変調構造金i薄膜の温度を上昇させて磁気
カー回転角θ、が0となる温度をキュリー点として求め
、さらにこのキュリー点から室温まで冷却して再び磁気
光学特性を測定した。
ここで、各実施例におけるCo層。。−XMX層の組成
は第1表に示すとおりである。またこの表には、スパッ
タリング直後および温度サイクル(すなわちキュリー点
まで昇温後、室温まで冷却)経過後の磁気カー回転角θ
に(分)と保磁力(Oe)、およびキュリー点(°C)
を測定した結果をまとめて示す、キュリー点については
、後述の比較例におけるキュリー点との差も合わせて示
す。
は第1表に示すとおりである。またこの表には、スパッ
タリング直後および温度サイクル(すなわちキュリー点
まで昇温後、室温まで冷却)経過後の磁気カー回転角θ
に(分)と保磁力(Oe)、およびキュリー点(°C)
を測定した結果をまとめて示す、キュリー点については
、後述の比較例におけるキュリー点との差も合わせて示
す。
また、各実施例におけるCo、、。−、M、=P d
系変調構造金属薄膜の磁気カー曲線および磁気カー回転
角θ、の温度依存性を示す曲線をそれぞれ第1図(A)
〜第1図(C)ないし第11図(A)〜第1図(C)に
示す、これらの各図において、(A)の図はスパッタリ
ング直後の磁気カー曲線を表し、縦軸は磁気カー回転角
θK(分)、横軸は磁界の強さH(koe)をそれぞれ
表す、(B)の図は磁気カー回転角θ、の温度依存性を
表し、縦軸は磁気カー回転角θ6、横軸は温度(°C)
をそれぞれ表す。また(C)の図は温度サイクル経過後
の磁気カー曲線をそれぞれ表し、縦軸は磁気カー回転角
θパ分)、横軸は磁界の強さH(koe)をそれぞれ表
す。
系変調構造金属薄膜の磁気カー曲線および磁気カー回転
角θ、の温度依存性を示す曲線をそれぞれ第1図(A)
〜第1図(C)ないし第11図(A)〜第1図(C)に
示す、これらの各図において、(A)の図はスパッタリ
ング直後の磁気カー曲線を表し、縦軸は磁気カー回転角
θK(分)、横軸は磁界の強さH(koe)をそれぞれ
表す、(B)の図は磁気カー回転角θ、の温度依存性を
表し、縦軸は磁気カー回転角θ6、横軸は温度(°C)
をそれぞれ表す。また(C)の図は温度サイクル経過後
の磁気カー曲線をそれぞれ表し、縦軸は磁気カー回転角
θパ分)、横軸は磁界の強さH(koe)をそれぞれ表
す。
比較例
上述の各実施例に対する比較例として、00層に第3の
元素を添加しないでCo+o。=Pd系変調構造金属薄
膜を同様の条件にて作成し、同様に磁気光学特性および
キュリー点を測定した。これらの結果も合わせて第1表
に示す。またスパッタリング直後の磁気カー曲線を第1
2図(A)に、磁気カー回転角の温度依存性を第12図
(B)に、また温度サイクルを経た後の磁気カー曲線を
第12図(C)に示す。
元素を添加しないでCo+o。=Pd系変調構造金属薄
膜を同様の条件にて作成し、同様に磁気光学特性および
キュリー点を測定した。これらの結果も合わせて第1表
に示す。またスパッタリング直後の磁気カー曲線を第1
2図(A)に、磁気カー回転角の温度依存性を第12図
(B)に、また温度サイクルを経た後の磁気カー曲線を
第12図(C)に示す。
これらの結果をみると、MとしてP、Ti、V、
lNi、Ga、B、C,Siを選んだ場合に、Mを添加
しなかった場合と比べてキュリー点が低下していること
がわかる。特にP、Ti、Ni、Bを選んだ場合には、
温度サイクル経過後における保 (磁力がスパッタ
リング直後よりもかえってlO%程増加し、かつ磁気カ
ー回転角の減少が20層程度に抑えられており、優れた
熱安定性が得られた。この結果は、Mを添加しなかった
場合に温度サイク 1ル経過後における保磁力がス
パッタリング直後に j比べて約70%、磁気カー
回転角が約50%も減少する事実と対照的である。
lNi、Ga、B、C,Siを選んだ場合に、Mを添加
しなかった場合と比べてキュリー点が低下していること
がわかる。特にP、Ti、Ni、Bを選んだ場合には、
温度サイクル経過後における保 (磁力がスパッタ
リング直後よりもかえってlO%程増加し、かつ磁気カ
ー回転角の減少が20層程度に抑えられており、優れた
熱安定性が得られた。この結果は、Mを添加しなかった
場合に温度サイク 1ル経過後における保磁力がス
パッタリング直後に j比べて約70%、磁気カー
回転角が約50%も減少する事実と対照的である。
MとしてGeあるいはCuを選んだ場合はキュ 1
リ一点に変化はないが、特にGeを選んだ場合に
1優れた熱安定性が得られた。
リ一点に変化はないが、特にGeを選んだ場合に
1優れた熱安定性が得られた。
またMとしてFeを選んだ場合には、本実施例の中で唯
一キュリー点が増加するが、熱安定性は ′良好で
ある。
一キュリー点が増加するが、熱安定性は ′良好で
ある。
以上の結果と対応する図面をそれぞれ参照すると、優れ
た熱安定性を示す例については磁気カー曲線において1
に近い角型比が維持されていることが明らかである。こ
こで角型比とは、残留磁気カー回転角θ、「と飽和磁気
カー回転角θ1の比(=θP /θに′)であり、この
値カ月に近いほどト仕気光学特性が良好であると言える
。
た熱安定性を示す例については磁気カー曲線において1
に近い角型比が維持されていることが明らかである。こ
こで角型比とは、残留磁気カー回転角θ、「と飽和磁気
カー回転角θ1の比(=θP /θに′)であり、この
値カ月に近いほどト仕気光学特性が良好であると言える
。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、Co
層とPtNとを交互に積層した超格子金属薄膜あるいは
変調構造金属薄膜を記録層とする光磁気記録媒体の上記
Co層に第3の元素を添加することにより、良好な熱安
定性を得ることが可指となる。しかもこのような超格子
金属薄膜あるいは変調構造金属薄膜は、全厚50〜50
0人という簿い膜厚領域にて優れた磁気光学特性を示し
、さらに添加元素の種類によってはキュリー点が低下す
るため、データ転送速度の向上に極めて有利である。
層とPtNとを交互に積層した超格子金属薄膜あるいは
変調構造金属薄膜を記録層とする光磁気記録媒体の上記
Co層に第3の元素を添加することにより、良好な熱安
定性を得ることが可指となる。しかもこのような超格子
金属薄膜あるいは変調構造金属薄膜は、全厚50〜50
0人という簿い膜厚領域にて優れた磁気光学特性を示し
、さらに添加元素の種類によってはキュリー点が低下す
るため、データ転送速度の向上に極めて有利である。
さらに、上記超格子金属薄膜あるいは変調構造krf4
m膜には今後世界的に供給が逼迫されると予想される希
土類元素が使用されていないため、光磁気記録媒体の安
定かつ経済的な供給が期待できる。
m膜には今後世界的に供給が逼迫されると予想される希
土類元素が使用されていないため、光磁気記録媒体の安
定かつ経済的な供給が期待できる。
このような光磁気記録媒体を、たとえば光ビームを用い
て書込み、磁気カー効果を利用して読出しを行ういわゆ
るビーム・アドレッサブル・ファイル・メモリ等の光磁
気メモリの貯蔵媒体として使用すれば、極めて高密度で
C/N比が大きく、かつ長期にわたって高い信転性を保
つメモリ装置を実現することができる。
て書込み、磁気カー効果を利用して読出しを行ういわゆ
るビーム・アドレッサブル・ファイル・メモリ等の光磁
気メモリの貯蔵媒体として使用すれば、極めて高密度で
C/N比が大きく、かつ長期にわたって高い信転性を保
つメモリ装置を実現することができる。
第1図(A)ないし第1図(C)はCo、、P。
=Pd系変調構造金属fillQの磁気光学特性および
その温度依存性を示す特性図であり、第1図(A)はス
パッタリング直後の磁気カー曲線、第1図(B)は磁気
カー回転角の温度依存性、第1図(C)は温度サイクル
経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す。第2図(A)な
いし第2図(C)はCo?。Ti、。=Pd系変調構造
金属薄膜の磁気光学特性およびその温度依存性を示す特
性図であり、第2図(A)はスパックリング直後の磁気
カー曲線、第2図(B)は磁気カー回転角の温度依存性
、第2図(C)は温度サイクル経過後の磁気カー曲線を
それぞれ示す。第3図(A)ないし第3図(C)はC′
o、。vl。=Pd系変調構造金属薄膜の磁気光学特性
およびその温度依存性を示す特性図であり、第3図(A
)はスパッタリング直後の磁気カー曲線、第3図(B)
は磁気カー回転角の温度依存性、第3図(C)は温度サ
イクル経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す。第4図(
A)ないし第4図(C)はCOwoNi+o=Pd系変
調構造金属薄膜の磁気光学特性およびその温度依存性を
示す特性図であり、第4図(A)はスパッタリング直後
の磁気カー曲線、第4図(B)は磁気カー回転角の温度
依存性、第4図(C)は温度サイクル経過後の磁気カー
曲線をそれぞれ示す。第5図(A)ないし第5図(C)
はC0qoGato Pd系変調構造金属薄膜の磁気
光学特性およびその温度依存性を示す特性図であり、第
5図(A)はスパッタリング直後の磁気カー曲線、第5
図(B)は磁気カー回転角の温度依存性、第5図(C)
は温度サイクル経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す。 第6図(A)ないし第6図(C)はCoq。 Ge+oPd系変調構造全変調構造金属薄膜特性および
その温度依存性を示す特性図であり、第6図(A)はス
パッタリング直後の磁気カー曲線、第6図(B)は磁気
カー回転角の温度依存性、第6図(C)は温度サイクル
経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す。第7図(A)な
いし第7図(C)はCoq。B1゜=Pd系変調構造金
属薄膜の磁気光学特性およびその温度依存性を示す特性
図であり、第7図(A)はスパッタリング直後の磁気カ
ー曲線、第7図(B)は磁気カー回転角の温度依存性、
第7図(C)は温度サイクル経過後の磁気カー曲線をそ
れぞれ示す、第8図(A)ないし第8図(C)はCo、
。CtoPd系変調構造金属薄膜の磁気光学特性および
その温度依存性を示す特性図であり、第8図(A)はス
パッタリング直後の磁気カー曲線、第8図(B)は磁気
カー回転角の温度依存性、第8図(C)は温度サイクル
経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す、第9図(A)な
いし第9図(C)はC040SllOPd系変調構造金
属薄膜の磁気光学特性およびその温度依存性を示す特性
図であり、第9図(A)はスパッタリング直後の磁気カ
ー曲線、第9図(B)は磁気カー回転角の温度依存性、
第9図(C)は温度サイクル経過後の磁気カー曲線をそ
れぞれ示す。第10図(A)ないし第1O図(C)はC
O+oFe+o Pd系変調構造金属薄膜の磁気光学
特性およびその温度依存性を示す特性図であり、第10
図(A)はスパッタリング直後の磁気カー曲線、第10
図(B)は磁気カー回転角の温度依存性、第10図(C
)は温度サイクル経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す
、第11図(A)ないし第11図(C)はCo、。 Cu、。=Pd系変調構造金属Wl膜の磁気光学特性お
よびその温度依存性を示す特性図であり、第11図(A
)はスパッタリング直後の磁気カー曲線、第11図(B
)は磁気カー回転角の温度依存性、第11図(C)は温
度サイクル経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す。第1
2図(A)ないし第12図(C)は比較例としてCo+
。。=Pd系の変調構造金属薄膜磁気光学特性およびそ
の温度依存性を示す特性図であり、第12図(A)はス
パックリング直後の磁気カー曲線、第12図(B)は磁
気カー回転角の温度依存性、第12図(C)は温度サイ
クル経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す。 特許出願人 ソニー株式会社 代理人 弁理士 小 池 見 回 田村榮− 同 佐藤 勝
その温度依存性を示す特性図であり、第1図(A)はス
パッタリング直後の磁気カー曲線、第1図(B)は磁気
カー回転角の温度依存性、第1図(C)は温度サイクル
経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す。第2図(A)な
いし第2図(C)はCo?。Ti、。=Pd系変調構造
金属薄膜の磁気光学特性およびその温度依存性を示す特
性図であり、第2図(A)はスパックリング直後の磁気
カー曲線、第2図(B)は磁気カー回転角の温度依存性
、第2図(C)は温度サイクル経過後の磁気カー曲線を
それぞれ示す。第3図(A)ないし第3図(C)はC′
o、。vl。=Pd系変調構造金属薄膜の磁気光学特性
およびその温度依存性を示す特性図であり、第3図(A
)はスパッタリング直後の磁気カー曲線、第3図(B)
は磁気カー回転角の温度依存性、第3図(C)は温度サ
イクル経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す。第4図(
A)ないし第4図(C)はCOwoNi+o=Pd系変
調構造金属薄膜の磁気光学特性およびその温度依存性を
示す特性図であり、第4図(A)はスパッタリング直後
の磁気カー曲線、第4図(B)は磁気カー回転角の温度
依存性、第4図(C)は温度サイクル経過後の磁気カー
曲線をそれぞれ示す。第5図(A)ないし第5図(C)
はC0qoGato Pd系変調構造金属薄膜の磁気
光学特性およびその温度依存性を示す特性図であり、第
5図(A)はスパッタリング直後の磁気カー曲線、第5
図(B)は磁気カー回転角の温度依存性、第5図(C)
は温度サイクル経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す。 第6図(A)ないし第6図(C)はCoq。 Ge+oPd系変調構造全変調構造金属薄膜特性および
その温度依存性を示す特性図であり、第6図(A)はス
パッタリング直後の磁気カー曲線、第6図(B)は磁気
カー回転角の温度依存性、第6図(C)は温度サイクル
経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す。第7図(A)な
いし第7図(C)はCoq。B1゜=Pd系変調構造金
属薄膜の磁気光学特性およびその温度依存性を示す特性
図であり、第7図(A)はスパッタリング直後の磁気カ
ー曲線、第7図(B)は磁気カー回転角の温度依存性、
第7図(C)は温度サイクル経過後の磁気カー曲線をそ
れぞれ示す、第8図(A)ないし第8図(C)はCo、
。CtoPd系変調構造金属薄膜の磁気光学特性および
その温度依存性を示す特性図であり、第8図(A)はス
パッタリング直後の磁気カー曲線、第8図(B)は磁気
カー回転角の温度依存性、第8図(C)は温度サイクル
経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す、第9図(A)な
いし第9図(C)はC040SllOPd系変調構造金
属薄膜の磁気光学特性およびその温度依存性を示す特性
図であり、第9図(A)はスパッタリング直後の磁気カ
ー曲線、第9図(B)は磁気カー回転角の温度依存性、
第9図(C)は温度サイクル経過後の磁気カー曲線をそ
れぞれ示す。第10図(A)ないし第1O図(C)はC
O+oFe+o Pd系変調構造金属薄膜の磁気光学
特性およびその温度依存性を示す特性図であり、第10
図(A)はスパッタリング直後の磁気カー曲線、第10
図(B)は磁気カー回転角の温度依存性、第10図(C
)は温度サイクル経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す
、第11図(A)ないし第11図(C)はCo、。 Cu、。=Pd系変調構造金属Wl膜の磁気光学特性お
よびその温度依存性を示す特性図であり、第11図(A
)はスパッタリング直後の磁気カー曲線、第11図(B
)は磁気カー回転角の温度依存性、第11図(C)は温
度サイクル経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す。第1
2図(A)ないし第12図(C)は比較例としてCo+
。。=Pd系の変調構造金属薄膜磁気光学特性およびそ
の温度依存性を示す特性図であり、第12図(A)はス
パックリング直後の磁気カー曲線、第12図(B)は磁
気カー回転角の温度依存性、第12図(C)は温度サイ
クル経過後の磁気カー曲線をそれぞれ示す。 特許出願人 ソニー株式会社 代理人 弁理士 小 池 見 回 田村榮− 同 佐藤 勝
Claims (1)
- Co_1_0_0_−_xM_x(ただし、MはP,
Ti.V,Ni,Ga.Ge,B,C,Si,Fe,C
uの少なくとも一種を表し、xは置換量を原子%で表し
、M=Pの場合0.1≦x≦12,M=Ti,V,Ni
,Ga,Geの場合0.1≦x≦25,M=B,C,S
i,Fe,Cuの場合0.1≦x≦30である。)0.
5〜1.5原子層とPd1〜7原子層とが交互に積層さ
れた超格子金属薄膜あるいは変調構造金属薄膜を記録層
とし、該記録層の全厚が50〜500Åであることを特
徴とする光磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25602987A JPH0198144A (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | 光磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25602987A JPH0198144A (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | 光磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0198144A true JPH0198144A (ja) | 1989-04-17 |
Family
ID=17286928
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25602987A Pending JPH0198144A (ja) | 1987-10-09 | 1987-10-09 | 光磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0198144A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5370945A (en) * | 1991-07-22 | 1994-12-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetooptic recording medium |
US6881497B2 (en) | 2001-06-04 | 2005-04-19 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | ‘Thermal spring’ magnetic recording media for writing using magnetic and thermal gradients |
CN102131372A (zh) * | 2010-01-20 | 2011-07-20 | Abb公司 | 冷却元件 |
ITMI20110750A1 (it) * | 2011-05-04 | 2012-11-05 | Legor Group S P A | Leghe platino-cobalto aventi migliorata durezza |
-
1987
- 1987-10-09 JP JP25602987A patent/JPH0198144A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5370945A (en) * | 1991-07-22 | 1994-12-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Magnetooptic recording medium |
US6881497B2 (en) | 2001-06-04 | 2005-04-19 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. | ‘Thermal spring’ magnetic recording media for writing using magnetic and thermal gradients |
CN102131372A (zh) * | 2010-01-20 | 2011-07-20 | Abb公司 | 冷却元件 |
ITMI20110750A1 (it) * | 2011-05-04 | 2012-11-05 | Legor Group S P A | Leghe platino-cobalto aventi migliorata durezza |
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