JPH0198112A - 回転ヘッド型磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はヘリカルスキャン方式の回転ヘッド型磁気記録
再生装置に関するもので、特に回転ヘッドを回転駆動す
るヘッド・シリンダーモータの磁界による音声信号用固
定ヘッドへの影響を遮断するシールド装置に特徴を有す
る。

従来の技術 ヘリカルスキャン方式のＶＴＲのテープ走行系は、第３
図にその１列を示すように回転ヘッド（図示せず）を内
蔵するヘッドシリンダ１にガイドポスト２により磁気テ
ープ３を所定の角度だけらせん状に巻回せしめた後に、
音声信号用ヘッド４に当接するよう構成されている。こ
のようなＶＴＲにおいて、小型化が進むにつれてヘッド
シリンダ１と音声ヘッド４との間隔が小さくなり、ヘッ
ドシリンダ１の下方に設けられた回転ヘッド駆動用モー
タ６の駆動コイルからの洩れ磁束が音声ヘッド４に悪影
響を与えるという問題が生じている。

このため従来より第４図および第６図に示す構成がとら
れていた。第４図および第６図において、６は下シリン
ダーであり、７はその下シリンダ−〇に回転自在に保持
された回転軸８に固着された上シリンダーであり、この
上シリンダ−７には磁気？ッドが固定されている。

９は外周の一部に突起部９ａｉ有する円板状に形成され
て珪素鋼板系の磁性材よりなるステータ基板で、その表
面には駆動コイルへの駆動電流を供給するプリント配線
パターン１０が形成されている。また前記突起部９ａの
端部には、前記配線パターン１ｏと外部回路とを接続す
るためのコネクター１１が設けられている。

前記ステータ基板９には、第１相のコイル１２゜第２相
のコイル１３．第３相のコイル１４が順次環状に配置さ
れ、モータの駆動コイルを形成している。このステータ
木板９は前記下シリンダ−６の下部に固定され、前記回
転軸８に固定されたロータマグネットは前記コイル１２
，１３．１４に対向して配置されてモータを構成してい
る。そして前記コイル１２，１３．１４からの漏洩磁束
が音声用固定ヘッドへ与える影響を除去するために円筒
状のシールドケース１５を設けている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、磁束の遮蔽用とし
て高価な磁気シールド板が必要であるという問題点を有
していた。

本発明は上記問題点に鑑み、安価に、しかも従来と大差
ないシールド効果を有した回転ヘッド型磁気記録再生装
置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の回転ヘッド型磁気
記録再生装置は、モータの効率を高めるために使用して
いる磁性材よりなる配線基板に一体的形成された接続端
子を有する突起部を折り曲げ、その折り曲げた個所にて
磁気シールドの効果を有するようにしたものである。

作用 上記した構成によって、従来のように特に新たなシール
ドケースを必要とせず良好なシールド効果が得られ、従
って従来構成に比べて安価になるものである。

実施例 以下本発明の一実施例の回転ヘッド型磁気記録再生装置
について、図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の実施例における回転ヘッド装置の外観
を示すものであり、第２図は同回転ヘッド装置のステー
タ部の平面図、第３図は同側面図である。この第１図な
いし第２図において、前述の第４図および第６図で示し
た構成部品と同一の構成部品には同一符号を付している
。本実施例と従来構成との異なる点は、従来構成におい
ては突起部９１Ｌがステータ基板９と同一平面に位置す
るよう突出しているが、本実施例ではこの突起部９ａが
駆動コイルが位置する方向に９０°折曲され、この折曲
部が第３図に点線で示すように音声ヘッド４とその音声
ヘッド４に最も近い駆動コイル７の間に垂直に立ってい
る点である。

以上のように構成されたシリンダーについて、その動作
を説明する。

１２．１３．１４のそれぞれのコイルに順次電流が流れ
ると、これらのコイル１２，１３．１４から磁束が発生
し上シリンダ−７が回転し始めるが、その磁束の一部が
近傍の音声ヘッド４に飛び込むがコイル１２．１３の磁
束はヘッド内で打ち消され、ノイズの元となるコイル１
４からの磁束は９１Ｌ部分で遮蔽されるため、音声ヘッ
ド４においてノイズの発生は軽減される。

発明の効果 以上のように本発明によれば、ステータ部の一部を応用
することにより、従来必要であった磁気シールド板が不
要となり、シリンダーの材料費を削減することができ、
しかも従来と比べて、同等のシールド効果を得ることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における回転ヘッド型磁気記録
再生装置の要部側面図、第２図イはステータ基板の平面
図、口は同側面図、第３図は回転ヘッド型磁気記録再生
装置のテープ走行系を示す平面図、第４図は従来の回転
ヘッド型磁気記録再生装置の要部側面図、第５図イは従
来ステータ基板の平面図、口は同側面図である。 １・・・・・・ヘッドシリンダー、２・・・・・・ガイ
ドポスト、３・・・・・・磁気テープ、４・・・・・・
音声ヘッド、５・・・・・・回転ヘッド駆動用モータ、
６・・甲・下シリンダ−，７・・・・・・上シリンダ−
，８・・・・・・回転軸、９・・・・・・ステータ基板
、１０・・・・・・配線パターン、１１・・・・・・コ
ネクター、１２・・・・・・第１相コイル、１３・・・
・・・第２相コイル、１４・・・・・・第３相コイル、
１６・・・・・・シールドケース、９ａ・・・・・・突
起部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名６−
−−下シ加タ゛ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転ヘッドを内蔵するヘッドシリンダの下方に、表面に
   導電パターンが形成され、かつ駆動コイルが固定された
   磁性材よりなるステータ基板を固定し、前記回転ヘッド
   の駆動軸に固定されたロータを前記駆動コイルに近接対
   向して回転自在に前記ヘッドシリンダに固定するととも
   に、前記ステータ基板の外周の一部に一体的に形成され
   前記導電パターンに接続された接続端子を有する突起部
   を折曲して、前記駆動コイルと音声ヘッドと間に介在せ
   しめたことを特徴とする回転ヘッド型磁気記録再生装置
   。