JPH0365039A - 周波数発電機 - Google Patents

周波数発電機

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JPH0365039A
JPH0365039A JP19823789A JP19823789A JPH0365039A JP H0365039 A JPH0365039 A JP H0365039A JP 19823789 A JP19823789 A JP 19823789A JP 19823789 A JP19823789 A JP 19823789A JP H0365039 A JPH0365039 A JP H0365039A
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Takayasu Ueda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、回転体のマグネットに対向する発電線素のパ
ターンを有して、回転体の速度に比例した周波数信号を
得る周波数発電機に関するものである。
[発明の概要] 本発明は、回転体の速度に比例した周波数信号を得る周
波数発電機において、 発電線素から端子への引き出し線にマグネットにより誘
起する電圧のキャンセル部分を設け、かつその引き出し
線の配置を発電線素のパターンが全体として均一になる
ように行うことで、作成する周波数信号におけるマグネ
ットの着磁極数成分を低減することにより、 周波数信号のワウ/フラッタを低減してその精度を向上
させたものである。
[従来の技術] 従来より、VTR(ビデオテープレコーダ)等において
は、ドラムモータ等の回転制御あるいは位相制御を行う
ために、ドラムモータ等の回転速度に比例した周波数信
号を得る周波数発電機が用いられている。周波数発電機
の従来例は、特公昭59−20267号公報、実開昭5
8−37783号公報、特開昭61−277354号公
報に開示されている。
第5図(a)、(b)は、上記従来例の周波数発電機の
発電線素のパターン図を示している。この従来例の周波
数発電機は、偏平形モータのローターマグネット(駆動
用マグネット)101の端面方向に対向して配置した発
電線素のパターン(以下PGパターン)102を有して
いる。FGパターン102は、回路のステータ側の基板
等に形成され、周波数信号を外部へ出力するための端子
ランド103へ引き出し1104で引き出される。
第5図の(a)においては、基板にスルーホールを設け
て、A部のように基板両面で引き出し線104とFCパ
ターン102が交差するような引き出しパターンAによ
り引き出しを行い、(b)においては、迂回する引き出
しパターンBにより基板の片面で引き出しを行っている
。FGパターン102は、マグネット101の一つの着
磁極間に複数本の発電線素を並べてつづら折り形状の発
電コイルを形威し、′これを2重に巻いて全周積分型に
構成し、マグネット101の回転により、着磁極数で生
ずる周波数の整数倍の周波数信号(FG倍信号を作り出
している。
[発明が解決しようとする課R] しかしながら、上記従来の技術における周波数発電機で
は、引き出しパターン21BがFGパターン102の均
一性を損なっており、このため、マグネット101の着
磁極数成分がFG倍信号出力にかぶる結果となって、ワ
ウ/フラッタ(W/f)を悪化させる問題点があった。
第5図の例では、マグネット101の着磁極数が8(4
組のN。
S極)であるから、その1回転に4倍成分(およびその
高周波成分)のw/f悪化を生じてしまう。
このワウ/フラッタの悪化は、VTR等では記録・再生
するFM信号精度の悪化を招く。
本発明は、上記問題点を解決するために創案されたもの
で、作成する周波数信号のワウ/フラッタを低減してそ
の精度を向上させる周波数発電機を提供することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本発明の周波数発電機の構
成は、 発電線素のパターンをマグネットに対向してlまたは2
以上環状に配置する周波数発電機において、 上記発電線素のパターンから端子への引き出し線に上記
マグネットにより誘起する電圧を互いにキャンセルし合
う部分を形成するとともに、上記発電線素のパターンを
均一に形成する位置に上記引き出し線を配置することを
特徴とする。
[作用] 本発明は発電線素から端子への引き出し線にマグネット
により誘起する電圧のキャンセル部分を設け、かつその
引き出し線の配置を発電線素のパターンが全体として均
一になるように行うことで、そのキャンセル部分と発電
線素のパターンの均一化により、作成する周波数信号に
おけるマグネットの着磁極数成分を低減し、その周波数
信号のワウ/フラッタを低減する。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図は本発明の一実施例を示す周波数発電機の発電線
素のパターン(以下F’Gパターンと記す)図であり、
第2図は均一で理想的なFGパターン図であり、第3図
は本実施例を適用する偏平形モータの部分断面図である
。本実施例は、回転体として偏平形モータに適用した場
合を例とする。
第1図において周波数発電機(FG)は、後述する偏平
形モータのロータ一部のマグネット(駆動用マグネット
)Iaの端面方向に対向して(図では模式的に同心円で
描いである)配置した発電線素のパターン21を有して
いる。発電線素のパターン21は、放射方向に配置した
複数本(回倒では48本)の発電線素22を2個対にし
て1対おきに2組に分け、それぞれの組をつづら折り状
に直列に接続し、2つの発電コイル23.24を形成す
る。22a、22bは第1の発電コイル23の端部の発
電線素であり、22c、22dは第2の発電コイルの端
部の発電線素である。ここで、第1の発電コイル23の
発電線素22aと第2の発電コイル24の発電線素22
dを接続して、第1の発電コイル23と第2の発電コイ
ル24とをらせん状に2回巻いた構成とする。25.2
6は周波数信号(FG倍信号を出力するための端子ラン
ドであり、一方の端子ランド25は、引き出し線27b
により、第1の発電コイル23の端部の発電線素22b
へ2つのスルホール26を介して接続し、他方の端子ラ
ンド26は、引き出し線27cにより、第2の発電コイ
ル24の端部の発電線素22cへ接続する。本実施例に
おいては、この引き出し線27b、27cの配置を以下
のように工夫する。まず、引き出し線27bを発電線素
22aと発電線素22dの接続線に重ねて発電線素22
dまで配置する(0部)。次に、第2の発電コイル24
の他の接続パターンと均一になるように引き出し線27
bを発電線素22dから発電線素22cへ接近させる。
さらにそこから、引き出し線27bを可能な限りの距離
だけ引き出し線27cに重ねて配置する(0部)。上記
において、0部と0部はマグネット1aの回転で生ずる
電圧を互いにキャンセルする部分を形成し、これによっ
て発電線素のパターン21を第2図に示す理想的なFG
パターン2ビ、すなわち発電コイル23′ と発電コイ
ル24′の接続パターンで示される全体として均一なパ
ターンに近づける。
次に、本実施例を適用した偏平形モータは、例として第
3図のように構成する。1aは、前述のマグネットであ
り、第1図、第2図に示すように端面方向に4組のS極
、N極の磁極を交互に8極着磁し、回転軸3に固定した
マグネットケースibに固着する。マグネットIa、マ
グネットケースtbとはモータのロータ・lを構成する
。4aは回転軸3の軸受を有するヨークであり、駆動コ
イル4bをマグネットlaの着磁面に対向して固定する
。ヨーク4aと駆動コイル4bとは、モータのステータ
、4を構成する。2は発電コイル基板であり、上述した
発電コイル23.24のパターンおよび出力端子25.
26および引き出し線27b、27c等をその基板面に
形成し、ステータ4側にマグネットlaの着磁面に対向
して固定する。
以上のように構成した実施例の動作および作用を述べる
。第4図は周波数発電機が作成する周波数信号(FC信
号)のワウ/フラッタ(W/f)の周波数分析図である
まず、偏平形モータの駆動コイル4bに所定の駆動電流
が供給されると、ロータlが回転し、8極のマグネット
laの磁束を発電コイル基板2の各発電線素22が横切
ることになる。ここで、6本おきの第1の発電コイル2
3の発電線素22eと発電コイル24の発電線素22f
が同位相で磁束を横切り、また、マグネットlaの特定
点の磁束を横切るとき、隣り合う第1の発電コイル23
の発電線素22eと第2の発電コイル24の発電線素2
2gとが連続して同じ方向の電圧を誘起し、続く発電線
素22h、22iで逆方向の電圧を誘起する。その結果
、端子ランド25.26には、マグネット1aが1回転
する間に48本/4本=12周期の発電信号(FG倍信
号が発電コイル23.24の全周積分で得られるととも
に、この発電信号は、発電コイルが一つである場合のほ
ぼ2倍のレベルとすることができる。
次に、引き出しパターンにおけるキャンセル部分C部、
0部の作用を述べる。この0部、0部では、接続線同士
が重なって、かつ発電信号の電流方向が互いに逆向きで
配置されているので、マグネットlaの回転によって誘
起される電圧は、互にキャンセルする向きに発生する。
従って、0部。
0部によって、第1図のFGパターン21を発電信号を
生成する観点で見た場合に第2図に示す均一な理想FG
パターン21’ と等価にすることができる。これによ
り、引き出し部分でPG倍信号発生するマグネットla
の着磁極数成分を低減することができ、VTR等では記
録・再生時のF’M信号の精度を向上させることができ
る。第4図は、FG倍信号ワウ/フラッタ(W/f)の
周波数成分の測定例を示すもので、f、はモータの回転
周波数であり、×印はその基本波成分と高周波成分を示
し、fmはマグネット着磁状態による周波数であり、○
印はその着磁極数成分(高周波成分を含む)を示し、f
cはF’Gキャリア周波数を示している。また、○印の
着磁極数成分において、実線は従来例のレベルを示し、
点線は本実施例によるレベルを示している。図から明ら
かなように、本実施例は、FC信号におけるマグネット
の着磁極数成分を数分の1に低減することができる。
なお、本発明は、−船釣に、駆動用マグネットからn倍
(n=1.2,3.−・−)の周波数のFG倍信号得る
構造を有し、発電コイルをラセン状にm (m=1.2
,3.・・・)回巻きに形成した場合に適用可能である
ことは明らかである。また、本発明は偏平形モータに限
ることなく、一般のモータや、広く回転体の速度を検出
する場合に適用でき、かつ発電線素を回転体の周面方向
に配置する場合に適用できることも当然のことである。
このように、本発明はその主旨に沿って種々に応用され
、種々の実施態様を取り得るものである。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように、本発明の周波数発電機に
よれば、周波数信号の出力の引き出し部に誘起電圧のキ
ャンセル部分を設けると共にその引き出し部での発電線
素のパターンを均一にすることで、その引き出し部でか
ぶるマグネットの着磁極数成分を低減して、ワウ/フラ
ッタを低減することができ、より正確な回転サーボ等を
行うことを可能にする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す周波数発電機の発電線
素のパターン図、第2図は理想の発電線素のパターン図
、第3図は本実施例を適用する偏平形モータの部分断面
図、第4図は周波数信号のワウ/フラッタの周波数分析
図、第5図(a)。 (b)は従来例の発電線素のパターン図である。 la・・・マグネット、2・・・発電コイル基板、21
・・発電線素のパターン、22・・・発電線素、23・
・・第1の発電コイル、24・・・第2の発電コイル、
25.26・・・端子ランド、27b、27c・・・引
き出し線、C,D・・・キャンセル部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)発電線素のパターンをマグネットに対向して1ま
    たは2以上環状に配置する周波数発電機において、 上記発電線素のパターンから端子への引き出し線に上記
    マグネットにより誘起する電圧を互いにキャンセルし合
    う部分を形成するとともに、上記発電線素のパターンを
    均一に形成する位置に上記引き出し線を配置することを
    特徴とする周波数発電機。
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