JPH0198011A - 静止形無効電力制御装置 - Google Patents

静止形無効電力制御装置

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JPH0198011A
JPH0198011A JP25458687A JP25458687A JPH0198011A JP H0198011 A JPH0198011 A JP H0198011A JP 25458687 A JP25458687 A JP 25458687A JP 25458687 A JP25458687 A JP 25458687A JP H0198011 A JPH0198011 A JP H0198011A
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reactive power
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Takeshi Hatanaka
武史 畑中
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ARETSUKUSU DENSHI KOGYO KK
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ARETSUKUSU DENSHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の対象〕 本発明は無効電力制御装置に関し、とくに、誘導負荷の
無効電力を制御するための静止形無動電力制御装置に関
する。
〔従来技術〕
従来、電気炉等の誘導負荷の無効電力を補償することを
目的として、米国特許第4,339,705号および同
4,143.31!5号および同4.121,150号
において、リアクトルをサイリスタによって位相制御す
る方式が提案されている。
これら無効電力制御装置では、サイリスタにより交流電
圧を直接位相制御するため、負荷電流が多くの高調波成
分を含み、この高調波ffi流が無効電力制御装置の電
力用コンデンサとリニア・リアクトルに流入して、これ
ら素子に異常音、振動の発生および過熱、損傷等の障害
をひき起こしていた。しかも、高調波電流によって受電
電源電圧の波形に歪みが発生して。
コンピュータ等の情報機器やその他の制御装置に多大な
障害を与えていた。
サイリスタは毎サイクルにおいて電圧に同期して点弧さ
れているが、サイリスタの点弧のための同期信号は電g
電圧からとっているので、同期信号はこの波形歪みのた
めに変動してしまうことがあった。このため負荷の状態
によっては制御が不安定になったり、場合によっては制
御不能となってしまい、安全性ならびに信頼性において
問題があった。これを解決することを目的として、米国
特許第4,602,200号には高調波フィルターを設
けることが提案されているが、この装置では多数の大容
量のコンデンサ。
リアクトル、ならびに抵抗を必要とし、装置全体が大形
化するとともに製造コストが極めて高くついていた。つ
ぎにインダクションモータや誘導コイルの始動時には誘
導負荷の定格電流の6倍以上の大きい始動電流が流れる
ために、電力用半導体素子の容量を誘導負荷の定格容量
の2〜4倍に相当するものを選択しなければならず、こ
のため、半導体素子が高価となり、しかもそのための制
御回路も必然的に大形複雑化し、応答性も悪かった。
さらに半導体素子としてサイリスタも用いた制御装置で
は主回路部分に大きな内部発生損失が生じて、主回路部
分の電力消費が大きくなるという欠点があった。とくに
、主回路が分には転流リアクトル、転流コンデンサで構
成される強制転流回路を必要とし、転流回路内で転流の
たびに移動するエネルギーに伴う損失が発生していた。
さらにこのほか、主回路スナバ回路における損失(抵抗
、ダイオード等)、平滑リアクトル、交流リアクトル等
の損失(鉄損、銅損等)、コンデンサー内部損失の発生
等による電力消費が大きかった。しかも、現在、サイリ
スタ装置として33KV、単器容量百数十MVA程度の
ものまで実用化されてお番ハ今後、ますます大容量化、
高圧化されていく傾向にあるが、サイリスタ装置でさら
に大容量化、高圧化された無効電力補償装置を実現する
のは困難であった。
(発明の目的〕 そこで、本発明の目的は上記問題を解決し、省エネルギ
ー効果の高い静止層無効電力制御装置を提供することを
目的とする。
本発明の他の目的は小形軽量にして安価な静止層無効電
力制御装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は誘導負荷の変動に高速応答可能な静
止層無効電力制御装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は正弦波交流波形への歪みを防止した
静止層無効電力制御装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は大容量、高圧の静止層無効電力制御
装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は小形、軽量、低コストの静止層無効
電力制御装置を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は過負荷耐量が大きく、安定性や信頼
性が高く、しかも保守点検が不要な静止層無効電力制御
装置を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明の無効電力制御装置は交流電源と誘導負荷との間
に接続される出力巻線と、前記出力巻線の出力電圧を調
整するための制御巻線を備えた単巻変圧器形電圧調整器
と、前記制御巻線に直流励磁電流を供給する直流励磁電
源と、前記制御巻線と前記直流励磁電源との間に接続さ
れ、前記制御巻線に供給される前記直流励磁電流を制御
する半導体スイッチと、前記誘導負荷の無効電力に比例
した出方信号を発生する無効電力検出回路と、前記出力
信号に応答して、前記無効電力がゼロレベルに近づくよ
うに前記半導体スイッチの通流率を制御する制御回路と
を備えたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下1図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図において、本発明の望ましい実施例による静止形
無効電力制御装!i!10は交流型g12に接続される
入力端14.16と、誘導負荷18に接続される出力端
20.22と、誘導負荷18に供給される出力電圧を無
効電力に応じて可変調整する制御巻線26を備えた単巻
変圧樹形電圧調整f124と、制御巻線26に直流励磁
電流を供給する直流励磁電源28と。
制御巻線26と直流励磁型g28との間に接続され、制
御巻線26に供給される直流励磁電流を可変する半導体
スイッチ回路30と、無効電力に比例した出力信号を発
生する無効電力検出回路32と、出力信号に応答して半
導体スイッチ回路3oの通流率を制御して出力電圧を無
効電力に応答して調整する制御回路34とを備える。
第1〜5図において、単巻変圧器形電圧調整器24は主
磁束ループ路を構成する第1可飽和鉄心と、主磁束ルー
プ路の1部をバイパスさせるための磁気分路鉄心44と
を有し、第1可飽和鉄心42は巻鉄心からなる。第1可
飽和鉄心42は第1直列巻[46と1分路巻線48と、
第2直列巻線50からなる出力巻線を備える。第1直列
巻1@4Gは出力端20に接続された高圧端子と入力端
14に接続された中圧端子との間に接続され1分路巻線
48は第1直列巻線46に同一極性で直列接続される6
分路巻線48の下端部は入力端16に接続された中性点
に接続される。第2直列巻線50は分路巻線48の下端
部と出力端22との間において第1直列巻線46とは逆
極性で接続される。主磁束ループ路の少くとも一部の磁
気飽和状態を変えて、磁気分路鉄心44の磁束密度を制
御するために巻鉄心からなる第2可飽和鉄心52が制御
巻線26により後述の如く制御される。
第2〜3図において、第1可飽和鉄心42は主磁束ルー
プ路を構成するセンター・レッグ54とアウター・レッ
グ56,58を備える。センター・レッグ54は磁気分
路鉄心44により区分された第1コア部54aと第2コ
ア部54bを備える。さらに、センター・レッグ54は
アウター・レッグ56,58の外側に延びる延長部、す
なわち、第3コア部54c’&illえる。センター・
レッグ54は第1可飽和鉄心42の上に配置されて、固
定具60.62で互いに固定されて一体化される。第2
.3.5図より明らかなように、磁気分路鉄心44は多
枚数のケイ素Il板を積層した断面C形状の鉄心からな
る。磁気分路鉄心44の溝44aはセンター・レッグ5
4と磁気的に結合するように配置しである。磁気分路鉄
心44の端部44b。
440は第1直列巻線46および分路者1iA48の第
1コイルブロツクと第2直列巻線50の第2コイルブロ
ツクとの間で一定のエアギャップに相当する所要の厚み
の間装物64.66を挾んで第1可飽和鉄心42のアウ
ター・レッグ56,58上に配置され、固定具68.7
0によってアウター・レッグ56,58に固定されて、
各鉄心は一体化される。磁気分路鉄心64は主磁束ルー
プ路の磁束の一部を高リラクタンスをなすギャップ(間
装物64,66により形成される)を介してアウター・
レッグ56,58に分路させて出力電圧を調整するとと
もに、高調波を減衰させ、出力電圧の波形歪みを少なく
するように機能する。第2可飽和鉄心52は磁気分路鉄
心54の下側において、すなわち、第1直列巻線46お
よび分路巻線48の第1コイルブロツクと第2直列巻線
50の第2コイルブロツクとの間でセンター・レッグ5
4の第2コア部54bの上部と第3コア部54cの下端
部の上に配置されて、固定具72.74によって各鉄心
は一体化されて磁気的に結合される。このように、第2
可飽和鉄心52は第1可飽和鉄心42の下半部とオーバ
ーラツプするように配置され、第1可飽和鉄心の一部を
磁気飽和させて第2直列巻線50の磁束が第1直列巻線
46と分路者@48の磁束に作用しないようにするとと
もに、第1直列巻g46と分路巻線48の磁束を磁気分
路鉄心44にシフトさせるように機能する。
第1直列巻4!46および分路巻線48.第2直列巻線
50ならびに制御巻線26はそれぞれセンター・レッグ
54の第1〜第3コア部E54a、54b、54c上に
巻かれて、はぼ同一平面内に配置される。さらに、各巻
線の上面と下面は第2可飽和鉄心52の上面と第1可飽
和鉄心42の下面とにそれぞれ整列するように配置され
る。すなわち、第1直列巻線46と分路巻線48のコイ
ル・ブロックと第2直列巻線5oからなる第2コイル・
ブロックと、制御巻線26の第3コイル・ブロックはセ
ンター・レッグ54、第1、第2可飽和鉄心42.52
の厚み内にほぼ配置される。センター・レッグ54の第
3コア部54cは第1可飽和鉄心42の外側に延びてい
て、制御巻線26はセンター・レッグ54の下端部54
c上に巻かれている。第2可飽和鉄心52は第2直列巻
線5oの第2コイル・ブロックと制御巻線26の第3コ
イル・ブロックを囲んでいる。第2,3図において第2
可飽和鉄心52の上部と下部はそれぞれ固定具72.7
4によりセンター・レッグ54とともに補助磁束ループ
路を構成し、制御巻線26に直流励磁電流が供給された
ときに制御巻線26の磁束の通路として機能する。すな
わち、制御巻線26の磁束はセンター・レッグ54の第
2コア部54bを部分的に磁気飽和させ、もって第1直
列巻5Ii146および分路巻線48の磁束を主磁束ル
ープから磁気分路鉄心44を介してアウター・レッグ5
6,58にシフトさせる。
第1直列巻線46と分路巻線48はセンター・レッグ5
4の第1コア部54a上に巻かれて単巻変圧器を構成し
、第2直列巻線50が第2コア54b上に第1直列巻線
46とは逆極性で巻かれて、いわゆる、差動結合される
上記構成において、入力端14.16カ咬流電源12に
接続されて、出力端20.22が誘導負荷18に接続さ
れると、第1.第2直列巻線46゜50に大電流が流れ
1分路巻線48には入力電流と出力電流との差電流が流
れる。
第1,2図において、制御巻1iA26に直流励磁電流
が供給されないときは、第1直列巻線46と分路巻線4
8およびこの分路巻線48に差動結合された第2直列巻
線50により生じた磁束がセンター・レッグ54からア
ウター・レッグ56,58を通過して、センター・レッ
グ54に循還する。
このとき、第1直列巻線46と分路巻線48の生ずる磁
束と第2直列巻線50の生ずる磁束とは逆方向になって
いるから、相互磁束全体としては。
差になって作用する。したがって、このときの出力電圧
は最少となる。
つぎに、制御巻線26に直流励磁電流が供給されると、
第2可飽和鉄心52はセンター・レッグ54の第2.第
3コア部54b、54cとともに磁気飽和されるため、
第1直列巻線46と分路巻線48の生ずる磁束は磁気分
路鉄心44にシフトされる。このとき、磁束は第1コア
部54a、アウター・レッグ56,58および磁気分路
鉄心44を介して循還し、出力端20.22の出力電圧
は最大となる。制御巻線26に供給される直流励磁電流
を少なくすると、それに応じて出力巻線の出力端出力電
圧は低下する。このように、センター・レッグ54の第
2、第3コア部54b、54Cの磁気飽和状態を可変制
御することにより、第1直列巻I@46と分路巻線48
からなる出力巻線に対する第2直列巻線50の差動結合
状態を変化させて磁気分路鉄心44にシフトされる第1
直列巻線46および分路巻線48の磁束を制御し、出力
端の出力電圧を可変制御できる。
第1図にもどって、直流励磁電源28は単巻変圧器形電
圧調整器24の出力側に接続された変流器80と、変圧
器81を介して接続された交流リアクトル82とを備え
る。変流器80は誘導負荷18の電流に依存した成分を
とり出すための電流成分回路として機能する。交流リア
クトル82は変圧器81を介して高圧から低圧に変圧さ
れた電圧を電圧調整器24の出力電圧に依存した成分を
とり出すための電圧成分回路として機能する0固成分は
整流器84の交流入力側でベクトル合成される。整流器
84の直流出力電流は周成分の合成電流を整流したもの
に相当し、コンデンサ86によって平滑され、制御巻線
26の直流励磁電流Iとして用いられる。a流器84の
直流出力電流に含まれる電流依存成分と電圧依存成分と
により。
負荷の投入、遮断、あるいは負荷の急激な変動時に直流
出力電流の変化によって高速応答でその負荷変動を補償
させることができる。
半導体スイッチ回路30は半導体スイッチ88を備え、
この半導体スイッチ88は整流器84の直流出力端子間
に直流励磁電流工を制御するために接続される。半導体
スイッチ88としてはトランジスタやサイリスタを使用
することができる。
第1図において、半導体スイッチ88はインバーテツド
ダーリントン回二こで、インバーテツドダーリントン回
路とは、PNP型トランジスタとNPN型トランジスタ
を相補的に接続した回路を云う、すなわち、第1の制御
用トランジスタ88aのベース電流を制御するために第
2の制御用トランジスタ88bがインバーテツドダーリ
ントン接続され、インバーテツドダーリントン回路を形
成している。直流励磁電流工を供給される制御巻線26
には電流吸収回路90が並列接続されている。電流吸収
回路90としてはコンデンサが用いられる。この電流吸
収回路9oは半導体スイッチ88がオフ時に整流器84
の直流出力電流と直流励磁電流との左型流分を吸収する
作用をする。[流吸収回路88と並列に電圧制限素子9
2が接続される。この電圧制御索子92は励磁電圧が電
圧制限素子92により制限される電圧に達すると導通し
、半導体スイッチ88と電流吸収回路90に過電圧が加
わらないようにするために設けられる。電圧制限素子9
2として定電圧ダイオードを用いた場合の実施例が第1
図に示されている。第1図において、電流吸収回路90
としてのコンデンサと半導体スイッチ88との間に逆流
防止用ダイオード94が挿入されている。ダイオード9
4は半導体スイッチ88のオン時にコンデンサ90から
の放電電流がこの半導体スイッチ88を介して流れるの
を阻止する。これにより半導体スイッチ88として用い
られる例えば図示の如きトランジスタなどの素子の破壊
の危険性を防止する。
第1図の無効電力検出回路32は特開昭第60−687
7号、同第61−8680号または特公昭第61−52
950号に開示されたもので良く。
無効電力に比例した直流の出力信号fを発生する。この
直流信号(f)は制御回路34に供給される。
第1図において制御回路34はトランジスタ108と、
三角波発振量110と、無効電力検出回路32の出力信
号(f)と三角波発振器110の三角波形出力gとを比
較して、トランジスタ108のベースにパルス巾の異な
る駆動パルスを出力する差動増幅器112を備える。ト
ランジスタ108のコレクターは抵抗R1,R2を介し
てトランジスタ88aのコレクタ側に接続され、トラン
ジスタ88bのオン・オフによって半導体スイッチ80
の通流率を制御する。これにより制御巻線26の励磁電
流が調整される。この場合に通流率制御は無効電力が零
に近づくように制御回路34により制御される。
つぎに、第6図に示す各部の電圧電流波形例を参照しな
がら動作を説明する。
整流器84の直流出力電流工はいかなる場合でも制御巻
線26の励磁電流工′の所要値よりも大きくなるように
回路定数が選ばれる。半導体スイッチ88がオンのとき
には整流器84の直流出力電流工はこの半導体スイッチ
88によって分路され、励磁電流I′は減少してゆく、
つぎに、半導体スイッチ88がオフすると、整流器出力
電流工は増加してゆきながら制御巻線26に流入する。
制御巻線26のインダクタンスのために励磁な流工′は
徐々にしか増大できないため、左型流分I−I’は電流
吸収コンデンサ90に流入する。このようにして、励磁
電流I′は半導体スイッチ88のベース信号によって目
標値に保たれるように瞬時値制御される。
増幅器112のプラス入力端に加えられた無効電力に比
例した出力信号fとマイナス入力端に加えられた三角波
形信号gとが比較されて、出力パルスhが生ずる0時間
t1のとき、増幅器112は“1”信号を出力し。
時間t、のとき“0”信号を出力する。増幅器112か
ら“1″信号が出力されると、トランジスター08がオ
ンとなり、トランジスタ88a。
88bがオンとなる。
ある瞬時での半導体スイッチ88の通流率αはオン時間
をTon、周期をTとすると、 Ton α=  □ と表わすことができ、励磁電流工′の平均値I’ av
は、整流器出力Iの平均値Iavとすると r’ av=α Iav なる関係にある。すなわち、平均値としてみると、整流
器出力電流工のうち励磁にはαIavだけ流れ、半導体
スイッチ88には残りの(1−α)Iavが分流してい
ることが分かる。このように半導体スイッチ88は無効
電力検出回路32により検出された無効電力に比例した
出力信号に応答してオン・オフされて、無効電力が常に
ゼロレベルに近づくように制御回路34により制御され
る。すなわち、無効電力が大きいときは、無効電力検出
口M32の出力fは高くなる。このとき、第8図より明
らかなように、トランジスタ108の出力jのパルス巾
が大きくなるため、半導体スイッチ88の通流率が大き
くなって励磁電流の分流量が大きくなる。したがって、
制御巻線26に供給される制御電流工′が少なくなって
、電圧調整器24のセンター・レッグ54の第2コア部
54bの磁気飽和度が少なくなる。このとき、第2図に
おける第1直列巻線46および分路巻線48の磁束は第
2直列巻gA50による逆極性の磁束により打ち消され
て電圧調整器24の出力電圧が低下する。つぎに誘導負
荷が増大して、無効電力が小さくなると、無効電力検出
回路32の出力fは低くなる。このとき、増幅器112
の出力りのパルス幅が小さくなるため、半導体スイッチ
88の通魔率が小さくなって励6j&電流工″が増加し
て電圧調整器24の出力電圧が増加する。このように、
制御回路34は無効電力検出口M32の出力信号fに応
答して、半導体スイッチ88の通流率を制御することに
より励磁電流I′を制御し、もって、電圧調整器24か
ら誘導負荷18に供給される出力電圧を無効電力がゼロ
に近づくように31!整する。
以上、本発明について単相用の実施例を説明したが、上
述の単巻変圧器形電圧調整器を3相結線して3相交流電
源に接続することもできる。
(発明の効果〕 以上より明らかなように、本発明による静止形無動電力
制御装置はつぎのような効果をもたらす。
(1)負荷電圧が無効電力に応じて直接に最適レベルに
瞬時制御されるため、誘導負荷の電圧変動を最小限度に
おさえることができる。
(2)負荷電圧の制御が単巻変圧器形電圧調整器の制御
巻線に流れる励磁1!流の制御により行なわれ、1!源
ラインにおける交流電圧を直接位相制御することがない
ため、負荷電流が高調波成分を含まず、交流電圧波形に
歪みを与えない、したがって、コンピュータ等の情報機
器やその他の制御装置に障害を与えない。
(3)負荷電流が高調波成分を含まないため、大形で高
価な大容量の高調波フィルタを省略でき、信頼性と安全
性の向上を図れるとともに、大幅な小形軽量化が図れる
(4)半導体スイッチは直接に電源ラインの交流電圧を
制御せず、単巻変圧蓋形電圧g整器の制御巻線の低電圧
、低電流の励磁電流を制御するため、半導体スイッチと
制御回路の著しい小容量化と大幅な低コスト化が図れる
また回路設計も容易となる。
(5)大きな負荷容量の無効電力制御装置が数十分の1
の極めて小さな自己容量の単巻変圧器形電圧調整器で制
御できるため、装置全体が小形軽量化されるとともに大
きな電磁波ノイズを発生させず、信頼性が高い。
(6)低電圧、小容量の半導体スイッチと単巻変圧器形
電圧調整器の制御巻線と組み合わせて33KV以上の高
電圧、百数士MVA以−ヒの大容量の電圧制御が可能な
ため、安全で信頼性が高く、しかも、極めて安価な電子
部品で従来不可能であった大容量の無効電力の制御が可
能となるため、実用上の効果が極めて大きい。
(7)大きな負荷容量に対して小さな自己容量の単巻変
圧器形電圧調整器と小電力の制御回路の採用を可能とし
て、エネルギー損失を最小としたため、大幅な高効率化
が図れる。
第1図は本発明による無効電力制御装置の望ましい実施
例の結線図、第2図は第1図の単巻変圧器形電圧ail
整器の1例を示す平面図、第3図は第2図の電圧調整器
の側面図、第4図は第2図の電圧調整器の底面図、第5
図は第2図のv−v線の断面図、および第6図は第1図
の電流電圧波形図をそれぞれ示す。
24・・・・・・・・・電圧調整器 28・・・・・・・・・直流励磁電源 30・・・・・・・・半導体スイッチ回路32・・・・
・・・・・無効電力検出回路34・・・・・・・・制御
回路 特許出願人 アレックス電子工業株式会社尾4凹 秦5(21 葬アろ図 ス′) スフ 入ン AI  スノ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)交流電源と誘導負荷との間に接続される出力
    巻線と、前記出力巻線の出力電圧を調整するための制御
    巻線を備えた単巻変圧器形電圧調整器と、(b)前記制
    御巻線に直流励磁電流を供給する直流励磁電源と、(c
    )前記制御巻線と前記直流励磁電源との間に接続され、
    前記制御巻線に供給される前記直流励磁電流を制御する
    半導体スイッチと、(d)前記誘導負荷の無効電力に比
    例した出力信号を発生する無効電力検出回路と、(e)
    前記出力信号に応答して、前記無効電力がゼロレベルに
    近づくように前記半導体スイッチの通流率を制御する制
    御回路と、を備えた無効電力制御装置。 2、前記直流励磁電源が前記誘導負荷の入力側に接続さ
    れて前記誘導負荷の電流に依存した成分を取り出す変流
    器と、前記変流器に接続された整流器を備えたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の無効電力制御装置
    。 3、前記直流励磁電源が前記誘導負荷の入力側に接続さ
    れて前記出力電圧に依存した成分を取り出す交流リアク
    トルと、前記誘導負荷の電流に依存した成分を取り出す
    変流器と、両成分をベクトル合成した電流を整流して前
    記直流励磁電流となす整流器とを備えたことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の無効電力制御装置。 4、前記半導体スイッチが前記直流励磁電源の直流出力
    端子に接続されて、前記直流励磁電流の一部を前記半導
    体スイッチに分流させたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項または第2項記載の無効電力制御装置。 5、前記半導体スイッチに並列に電流吸収回路が接続さ
    れたことを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の無効
    電力制御装置。 6、前記半導体スイッチに並列に電圧制限素子が接続さ
    れたことを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の無効
    電力制御装置。 7、前記制御回路が前記出力信号に応答したパルス巾の
    出力パルスを発生する増幅器と、前記増幅器の出力に応
    答して前記半導体スイッチの通流率を制御するトランジ
    スタとを備えたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    または第2項記載の無効電力制御装置。 8、前記単巻変圧器形電圧調整器が第1直列巻線と、こ
    の第1直列巻線に直列接続された分路巻線と、この分路
    巻線とは異なる極性で前記分路巻線に直列接続された第
    2直列巻線とを有する第1可飽和鉄心を備えた主磁束ル
    ープ路と、前記分路巻線と前記第2直列巻線との間に配
    置されて前記主磁束ループ路の一部をバイパスさせるた
    めのエアギャップを備えた少くとも1つの磁気分路鉄心
    と、前記磁気分路鉄心と前記第2直列巻線との間の前記
    第1可飽和鉄心の一部に磁気的に結合された第2可飽和
    鉄心からなる補助磁束ループ路とを備え、前記制御巻線
    が前記第2可飽和鉄心を介して前記第1可飽和鉄心の前
    記一部を磁気飽和させて前記第1直列巻線と前記分路巻
    線の磁束を前記磁気分路鉄心にシフトさせることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の無効電
    力制御装置。 9、前記第1可飽和鉄心がセンター・レッグとアウター
    ・レッグを有する第1巻鉄心を備え、前記補助磁束ルー
    プ路が前記センター・レッグ上に前記第2直列巻線と前
    記制御巻線を囲むように配置された第2巻鉄心とを備え
    、前記センター・レッグが前記第1巻鉄心の外方に延び
    る延長部を備え、前記制御巻線が前記延長部に巻装され
    たことを特徴とする特許請求の範囲第8項記載の無効電
    力制御装置。 10、前記第1巻鉄心と前記センター・レッグとを固定
    する第1の固定具と、前記第2巻鉄心と前記センター・
    レッグとを固定する第2の固定具とをさらに備えたこと
    を特徴とする特許請求の範囲第9項記載の無効電力制御
    装置。 11、前記センター・レッグの一方の側に前記第1巻鉄
    心が配置され、前記センター・レッグの他方側に前記第
    2巻鉄心が配置されたことを特徴とする特許請求の範囲
    第10項ないし第11項記載の無効電力制御装置。 12、前記第1直列巻線および前記分路巻線と、前記第
    2直列巻線と、前記制御巻線とがほぼ同一平面内に配置
    されたことを特徴とする特許請求の範囲第11項記載の
    無効電力制御装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS471942U (ja) * 1971-01-19 1972-08-22
JPS57196323A (en) * 1981-05-28 1982-12-02 Fuji Electric Co Ltd Power-factor controlling system of overvoltage suppressing device for reactive power compensating power converter
JPS62254587A (ja) * 1986-04-28 1987-11-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd カラ−固体撮像装置

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