JPH0196502A - 厚み測定器及び厚み測定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、金属パイプ等の導電性マンドレルの表面に
被覆されるプラスチックフィルム。

ゴム、紙、布等の非導電性シートの厚みを連続的に測定
する厚み測定器及び厚み測定方法に係わり、更に詳しく
は非導電性シートに接触する車輪の内部に、渦電流変位
センサーを一体的に組込んで、精度の高い厚み測定を行
うことが出来る厚み測定器及び厚み測定方法に関するも
のである。

〔従来技術〕

従来、金属パイプ等の導電性マンドレルの表面に被覆さ
れるプラスチックフィルム、ゴム。

紙、布等の非導電性シートの厚みを連続的に測定する方
法には、第２図に示すようなガイド車輪付渦電流方式、
または図示しないエアーマイり、四方式または光学方式
と渦電流方式とを組合せた方式が知られている。

前者のガイド車輪付渦電流方式は、第２図に示すように
、ケース１の両側に非導電性被測定物Ｗに対して接触す
る測定ローラ２ａ、２ｂを備え、ケース１にコイル３ａ
、３ｂを備えた測定用電磁変換器４ａ、４ｂを測定面Ｗ
ａから所定の間隙を持たせて配設し、測定した値は図示
しないディジタルパネルメータとアナログ指示計にて読
み取るように構成したものである。

然しながら、このガイド車輪付渦電流方式は、機構が複
雑で高価になる問題があると共に、金属パイプ等の導電
性マンドレルとゴム等の非導電性被測定物Ｗとの間にエ
アー溜りがあった場合には、センサ一部が引っ掛かる不
安定さがあり、更にエアー溜りの部分に測定ローラ２ａ
。

２ｂが乗ると、正確な距離を測定することが出来ず、厚
み測定も精度良く行うことが出来ないと言う問題があっ
た。

また、後者のエアーマイクロ方式と渦電流方式とを紐間
せた方式は、非導電性被測定物Ｗに対して常に一定圧の
エアーを吹き付けておき、背圧を測定することにより非
導電性被測定物Ｗの厚さを測定するものであるが、測定
系がエアーマイクロ方式と渦電流方式との２方式となり
、精度及び保全性が悪い上に高価となる問題があり、更
に金属パイプ等の導電性マンドレルとゴム等の被測定物
Ｗとの間にエアー溜りがあった場合には、測定として見
掛は厚みを測ってしまい、精度の高い測定値を得ること
が難しい。

また光学方式と渦電流方式とを組合せた方式では、ゴム
等の黒い非導電性被測定物Ｗに対しては取り扱いが難し
く、また構成が複雑である上に高価になると言う問題が
ある。

〔発明の目的〕

この発明は、かかる従来の問題点に着目して案出された
もので、その目的とするところは簡単な構造で、非導電
性シートの厚さを連続的にかつ確実に測定することが可
能であると共に、例えば肉厚や偏肉の厚さも測定するこ
とが出来また雰囲気の悪い場所でも、常に精度の高い測
定を行うことが出来る厚み測定器及び厚み測定方法を提
供するものである。

〔発明の構成〕

この発明は上記目的を達成するため、絶縁材料により筒
状に構成して成る踏面と、この踏面の両側に設けた両端
フランジ部とで中空状の車輪を構成し、この中空状の車
輪内部に、両端に固定車軸を備えた中空状のセンサーケ
ースを収容すると共に、このセンサーケースに渦電流変
位センサーを一体的に設け、前記車輪の両端フランジを
、固定車軸に対して回転自在に支持させて構成し、導電
性マンドレルに被覆した非導電性シートの厚さを連続的
に測定する方法としては、前記マンドレルに被覆された
非導電性シート上に、内部に渦電流変位センサーを組込
んだ車輪を、少な（とも−個以上一定の押圧力により接
触させ、前記マンドレルに被覆された非導電性シートを
移動させながら、導電性マンドレルと被覆された非導電
性シートの表面との距離を測定して非導電性シートの厚
さを測定することにより、渦電流変位センサーが非導電
性シートに引っ掛かると言うこともなく、常に安定した
精度の高い厚さを測定することが出来、更に複数個の渦
電流変位センサーを用いることで、肉厚や偏肉の厚さも
測定することが出来るようにしたことを要旨とするもの
である。

〔発明の実施例〕

以下添付図面に基いて、この発明の詳細な説明する。

第１図は、この発明を実施した厚み測定器１０の断面図
を示し、この厚み測定器１０は、樹脂等の絶縁材料によ
り筒状に構成して成る踏面１１と、この踏面１１の両側
に設けた金属製の両端フランジ部１２ａ、１２ｂとで中
空状の車輪１３を構成し、この中空状の車輪１３の内部
に、両端に固定車軸１４ａ、１４ｂを備えた中空状のセ
ンサーケース１５を収容すると共に、このセンサーケー
ス１５に渦電流変位センサー１６を一体的に設けである
。

前記車輪１３の両端フランジ部１２ａ、１２ｂは、固定
車軸１４ａ、１４ｂに対して軸受１７を介して回転自在
に支持されている。

前記渦電流変位センサー１６のヘッド１６ａは、車輪１
３の踏面１１の表面側と所定の間隙を隔てて配設され、
また渦電流変位センサー１６は中空状の固定車軸１４ａ
内に挿通させた配線１８を介して厚さ測定部１９に接続
されている。厚さ測定部１９は、従来の厚み測定器と同
様のものを使用し、２０は平衡回路、２１及び２２は平
衡回路に接続する測定用の電源と、増幅器、２３はリニ
アライザであって、このリニアライザ２３には、記録計
出力、アナログ出力。

アナログ指示計、ディジタル指示計が各々接続されて、
前記渦電流変位センサー１６により計測した値をディジ
タルパネルメータとアナログ指示計にて読み取るように
構成したものである。

また、Ｑは金属パイプ等の導電性マンドレル２４に一定
の厚さで被覆されたゴム材料、樹脂材料等の非導電性シ
ートであり、この非導電性シートＱに前記車輪１３の踏
面１１を一定の圧力（例えば自重あるいは弱いスプリン
グ力）により圧接させて測定を行うものである。

次に、非導電性シー）Ｑの厚さ測定方法を説明すると、
導電性マンドレル２４に被覆された非導電性シートＱ上
に、内部に渦電流変位センサー１６を組込んだ車輪１３
を、一定の押圧力により接触させる。

このような状態から前記導電性マンドレル２４に被覆さ
れた非導電性シートＱを所定の方向に移動させると、車
輪１３は固定車軸１４ａ。

１４ｂを支点として回転し、この時、渦電流変位センサ
ー１６で導電性マンドレル２４と被覆された非導電性シ
ートＱの表面との距離を測定して非導電性シートＱの厚
さを測定する。

即ち、渦電流変位センサー１６のヘッド１６ａと車輪１
３の踏面１１の表面との距離は、予め設定されて一定で
あり、ヘッド１６ａと導電性マンドレル２４の表面との
距離を測定し、既知の数値であるヘッド１６ａと踏面１
１の表面との距離を、前記測定距離より引くことで、非
導電性シートＱの厚さを求めることが出来る。

また、厚さの表示は、渦電流変位センサー１６のヘッド
１６ａの磁界により、導電性マンドレル２４０表面が誘
電し、その電圧を測定し、例えば１■の時には１ｍ、３
ｖの時には３１ｍとして設定し、前記の距離補正を行う
ことにより電圧に応じた非導電性シートＱの厚さを簡単
に表示することが出来る。

また、このような渦電流変位センサー１６を組込んだ車
輪１３を、非導電性シートＱの巾に応じて複数個使用す
れば、肉厚の測定及び偏肉の測定も容易に行うことが出
来るものである。

以上のように、非導電性シートＱの厚さや肉厚等を測定
する場合、従来のようにガイドローラーと渦電流変位セ
ンサーとを個別に配置して使用せずに、車輪１３に組込
んだ渦電流変位センサー１６を用いて測定を行うので、
渦電流変位センサー１６が非導電性シートＱに引っ掛か
ると言うこともなく、常に安定した精度の高い厚さを測
定することが出来るものである。

〔発明の効果〕

この発明は、上記のように非導電性絶縁材料により筒状
に構成して成る踏面と、この踏面の両側に設けた両端フ
ランジ部とで中空状の車輪を構成し、この中空状の車輪
内部に、両端に固定車軸を備えた中空状のセンサーケー
スを収容すると共に、このセンサーケースに渦電流変位
センサーを一体的に設け、前記車輪の両端フランジを、
固定車軸に対して回転自在に支持させて構成したため、
簡単な構造で、安価に製造出来ると共に、非導電性シー
トの厚さを連続的にかつ確実に測定することが可能であ
り、例えば肉厚や偏肉の厚さも測定することが出来また
雰囲気の悪い場所でも、常に精度の高い測定を行うこと
が出来る効果がある。

また、導電性マンドレルに被覆した非導電性シートの厚
さを連続的に測定する方法において、前記導電性マンド
レルに被覆された非導電性シート上に、内部に渦電流変
位センサーを組込み、かつ踏面を絶縁材料により構成し
て成る中空状の車輪を、少なくとも一個以上一定の押圧
力により接触させ、前記導電性マンドレルに被覆された
非導電性シートを移動させながら、導電性マンドレルと
被覆された非導電性シートの表面との距離を測定して非
導電性シートの厚さを測定するので、測定系は常に単一
方式となり、従って測定精度が高い上に保全性も良く、
また非導電性シートに渦電流変位センサーが引っ掛かる
と言うこともなく、常に安定した状態で測定が出来、ま
たゴム等の非導電性の黒い材料であっても容易に測定が
出来ると共に、連続的して確実な測定を行うことが出来
る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を実施した厚さ測定器の断面図、第２
図は従来の厚さ測定器の断面図である。 １０・・・厚み測定器、１１・・・踏面、１２ａ、１２
ｂ・・・両端フランジ部、１３・・・車輪、１４ａ、１
４ｂ−・・固定車軸、 １５・・・センサーケース、１６・・・渦電流変位セン
サー、２４・・・マンドレル。 代理人　弁理士　小　川　信　−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、絶縁材料により筒状に構成して成る踏面と、この踏
   面の両側に設けた両端フランジ部とで中空状の車輪を構
   成し、この中空状の車輪内部に、両端に固定車軸を備え
   た中空状のセンサーケースを収容すると共に、このセン
   サーケースに渦電流変位センサーを一体的に設け、前記
   車輪の両端フランジを、固定車軸に対して回転自在に支
   持させたことを特徴とする厚み測定器。 ２、マンドレルに被覆した非導電性シートの厚さを連続
   的に測定する方法において、前記マンドレルに被覆され
   た非導電性シート上に、内部に渦電流変位センサーを組
   込み、かつ踏面を絶縁材料により構成して成る中空状の
   車輪を、少なくとも一個以上一定の押圧力により接触さ
   せ、前記マンドレルに被覆された非導電性シートを移動
   させながら、マンドレルと被覆された非導電性シートの
   表面との距離を測定して非導電性シートの厚さを測定す
   ることを特徴とする厚み測定方法。