JP2001272325A - 自己検知型プローブ用検出回路及び走査型プローブ装置 - Google Patents

自己検知型プローブ用検出回路及び走査型プローブ装置

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JP2001272325A
JP2001272325A JP2000084923A JP2000084923A JP2001272325A JP 2001272325 A JP2001272325 A JP 2001272325A JP 2000084923 A JP2000084923 A JP 2000084923A JP 2000084923 A JP2000084923 A JP 2000084923A JP 2001272325 A JP2001272325 A JP 2001272325A
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strain gauge
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resistance
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Nobuhiro Shimizu
信宏 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定のダイナミックレンジ特性を損なうこと
なしにプローブの検出感度調節を可能とした検出回路を
提供すること。 【解決手段】 自己検知型プローブ20の検出用歪ゲー
ジG1と参照用歪ゲージG2とを含んで構成された抵抗
ブリッジ回路2にバランス調整用の可変抵抗器3を挿入
接続し、抵抗ブリッジ回路2に直流電源4から正負一対
の直流電圧+VB、−VBをバイアス電圧として印加
し、抵抗ブリッジ回路2からの検出電圧V1と参照電圧
V2とを差動増幅器5で増幅して検出出力電圧V3を得
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プローブのレバー
にピエゾ抵抗体の如き歪ゲージを設けた自己検知型プロ
ーブのための検出回路、及びこれを用いた走査型プロー
ブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子オーダの微小領域の表面形状または
物理量の変位等を解明するために従来から用いられてい
る走査型プローブ顕微鏡にあっては、先端部に探針を設
けたプローブ、あるいは探針なしのプローブを走査用プ
ローブとして用いている。この種のプローブを用いた測
定にあっては、一般に、カンチレバーの撓み量を電気的
に検出し、この検出結果に基づいて試料表面の形状等を
測定するようになっている。
【0003】カンチレバーの撓み量を電気的に検出する
ため、カンチレバーにピエゾ抵抗体の如き歪ゲージを一
体に形成しておきカンチレバーの撓み量に応じた歪ゲー
ジの抵抗値をブリッジ回路を用いて電気的に検出する方
法が従来から広く用いられている。
【0004】図4には、そのような自己検知型プローブ
用検出回路の従来例が示されている。符号101で示さ
れる自己検知型プローブは、本体101Aから一体に延
びるカンチレバー101Bの基部近辺にホウ素系の不純
物をイオンインプラテーションなどでドーピングして成
るピエゾ抵抗体が検出用歪ゲージ101Cとして形成さ
れると共に、本体101Aにも同様の方法で参照用歪ゲ
ージ101Dが形成されている、従来型の自己検知型プ
ローブである。
【0005】符号102で示されるのは、検出用歪ゲー
ジ101C及び参照用歪ゲージ101Dを用いてカンチ
レバー101Bの撓み量に応じた検出出力電圧Vout
を得るための従来の検出回路である。検出回路102
は、抵抗器R1、R2と検出用歪ゲージ101C及び参
照用歪ゲージ101Dとが図示の如くブリッジの各辺の
抵抗要素として接続され、バイアス用の直流電圧+VB
がバランス調節用の可変抵抗器R3を介して印加されて
いるブリッジ回路103を備えている。ブリッジ回路1
03の出力点a、bの電位は差動アンプ104の各入力
に印加され、検出用歪ゲージ101Cに生じる検出電圧
Vdと参照用歪ゲージ101Dに生じる参照電圧Vrと
の差分が差動アンプ104で増幅され、検出出力電圧V
outとして出力される構成となっている。
【0006】したがって、カンチレバー101Bが自由
な状態において検出用歪ゲージ101Cに生じる検出電
圧Vdと参照用歪ゲージ101Dに生じる参照電圧Vr
とが同一レベルとなるように可変抵抗器R3を調節して
ブリッジ回路103のバランスをとっておけば、カンチ
レバー101Bが撓んだときその撓み量に応じて変化す
る検出電圧Vdと参照電圧Vrとの差分が差動アンプ1
04において増幅され、カンチレバー101Bの撓み量
を示す電圧信号がドリフトやノイズのない状態で検出出
力電圧Voutとして得られる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示した
従来構成の検出回路によると、ブリッジ回路103に印
加されるバイアス電圧+VBの値自体は一定であるた
め、プローブ製造上の誤差によりプローブのレバーの撓
み量とその時の検出用歪ゲージの抵抗値との間の特性に
ばらつきが生じた場合、これに因る検出感度ばらつきが
生じてしまい、プローブを交換した場合に再現性のある
計測ができないという問題点を有している。
【0008】そして、このような感度ばらつきが生じる
と、カンチレバーの上下動(Z)方向についての位置制
御を高精度にて行うことができないという不具合のほ
か、形態、ばね定数等のパラメータが異なるプローブを
用いようとする場合に検出感度の調節が困難となるとい
う不具合も生じることになる。
【0009】このような不具合に対処するためにバイア
ス電圧のレベルを変えて感度調節を行う方法が考えられ
るが、図4に示す従来の回路構成では、ブリッジ回路1
03の入力点の一方がアースされているため、バイアス
電圧を変えて感度調節を行おうとするとダイナミックレ
ンジが小さくなり、凹凸の大きな試料の場合、測定を正
確に行えなくなるという別の問題点を生じることにな
る。
【0010】本発明の目的は、従来技術における上述の
問題点を解決することができるようにした自己検知型プ
ローブ用検出回路及びこれを用いた走査型プローブ装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、レバーの撓み量を検出するための
検出用歪ゲージと参照用歪ゲージとを備えた自己検知型
プローブ用検出回路において、前記検出用歪ゲージと前
記参照用歪ゲージとを隣接辺の各抵抗素子として接続し
て成る抵抗ブリッジ回路と、該抵抗ブリッジ回路のバラ
ンス調節のため該抵抗ブリッジ回路に挿入接続されたバ
ランス調節用抵抗素子と、前記抵抗ブリッジ回路に正負
一対の直流バイアス電圧を供給するための直流電源と、
前記抵抗ブリッジ回路から得られる一対の出力電圧を差
動増幅するための作動増幅手段とを備えた自己検知型プ
ローブ用検出回路が提案される。
【0012】ブリッジ回路の各辺を構成する抵抗要素の
ばらつきによるブリッジ回路のバランスのずれはバラン
ス調節用の抵抗素子を調節することにより補正される。
また、自己検知型プローブの検出用歪ゲージの感度ばら
つきは直流バイアス電圧のレベルを調節することにより
補正することができる。この場合、正負一対の直流バイ
アス電圧を用いているので抵抗ブリッジ回路の一対の出
力電圧のレベルを零近辺に保持しつつ電圧レベルを調節
して検出感度を調整することが可能である。
【0013】この結果、ダイナミックレンジを小さくす
ることなしにブリッジ回路のバランス調節及び検出感度
の調節を容易に行うことができる。
【0014】バランス調節用抵抗素子は、前記抵抗ブリ
ッジ回路に直列に挿入接続された可変抵抗器とすること
もできる。この場合、可変抵抗器は、その一対の固定子
端子を抵抗ブリッジ回路に直列に接続し、その可動子端
子に正負いずれかの直流バイアス電圧を印加する構成と
することもできる。
【0015】前記検出用歪ゲージを前記レバーの撓み部
分にピエゾ抵抗体として形成し、前記参照用歪ゲージを
前記レバーを支持する本体部にピエゾ抵抗体として形成
するようにすることもできる。
【0016】本発明によれば、また、レバーの撓み量を
検出するための検出用歪ゲージと参照用歪ゲージとを備
えた自己検知型プローブを試料測定用プローブとして備
えて成る走査型プローブ装置において、前記レバーの撓
み量を電気的に検出するための検出回路が、前記検出用
歪ゲージと前記参照用歪ゲージとを隣接辺の各抵抗素子
として接続して成る抵抗ブリッジ回路と、 該抵抗ブリ
ッジ回路のバランス調節のため該抵抗ブリッジ回路に挿
入接続されたバランス調節用抵抗素子と、 前記抵抗ブ
リッジ回路に正負一対の直流バイアス電圧を供給するた
めの直流電源と、 前記抵抗ブリッジ回路から得られる
一対の出力電圧を差動増幅するための作動増幅手段とを
備えて成る走査型プローブ装置が提案される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例につき詳細に説明する。
【0018】図1は本発明による自己検知型プローブ用
検出回路の実施の形態の一例を示す回路図である。検出
回路1は、レバーの撓み量を検出するための検出用歪ゲ
ージG1と参照用歪ゲージG2とを備えた自己検知型プ
ローブの検出回路として構成されたものである。
【0019】図2には、参照用歪ゲージG1と参照用歪
ゲージG2とが設けられている自己検知型プローブの一
例が示されている。自己検知型プローブ20は、SOI
ウエハー等を用いたフォトリソグラフィーにより製造す
ることができるものであり、SOIウエハーをエッチン
グして作られた支持部21からレバー22が一体に延設
されて成り、レバー22の自由端部には探針23が設け
られている。検出用歪ゲージG1は、レバー22の撓み
量を検出することができるようレバー22の基部近傍に
ホウ素等の不純物をイオンインプラテーションなどでド
ーピングして成るピエゾ抵抗体として形成されている。
また、支持部21からは測定には直接関与しない参照用
の突片24がレバー22と並ぶようにして一体に延設さ
れており、この突片24には検出用歪ゲージG1の形成
のための工程と同一の工程によって形成されたピエゾ抵
抗体が参照用歪ゲージG2として形成されている。
【0020】検出用歪ゲージG1は配線パターンP1、
P2により端子T1、T2に接続され、参照用歪ゲージ
G2は配線パターンP3、P4により端子T3、T4に
接続されており、これらの端子T1〜T4を用いて検出
用歪ゲージG1及び参照用歪ゲージG2を検出回路1に
電気的に接続することができる公知の構成となってい
る。
【0021】図1に戻ると、検出回路1は抵抗ブリッジ
回路2を備えており、検出用歪ゲージG1と参照用歪ゲ
ージG2とがブリッジ回路2の隣接する辺の各抵抗素子
として接続されている。抵抗ブリッジ回路2の残りの2
辺には、参照用歪ゲージG1に相応した抵抗値の固定抵
抗器R1と参照用歪ゲージG2に相応した抵抗値の固定
抵抗器R2とが図示の如く接続されている。
【0022】そして、この抵抗ブリッジ回路2のバラン
ス調節を行うためのバランス調節用抵抗素子として可変
抵抗器3が抵抗ブリッジ回路2に挿入接続されている。
【0023】本実施の形態では、可変抵抗器3の固定子
端子3A、3Bが固定抵抗器R1、R2の間に接続さ
れ、可変抵抗器3の可動子端子3Cが抵抗ブリッジ回路
2の一方の入力端子2Aに接続されている。なお、抵抗
ブリッジ回路2他方の入力端子2Bは検出用歪ゲージG
1と参照用歪ゲージG2との接続点に接続されている。
【0024】符号4で示されるのは、正負一対のバイア
ス直流電圧を抵抗ブリッジ回路2に供給するための直流
電源であり、正の直流電圧+VBは入力端子2Aに印加
され、負の直流電圧−VBは入力端子2Bに印加されて
いる。直流電源4は、正の直流電圧+VBの値及び負の
直流電圧−VBの値を独立して任意に調節することがで
きるように構成されている。
【0025】抵抗ブリッジ回路2には、一対の出力端子
2C、2Dが図示の如く設けられており、出力端子2C
からは検出用歪ゲージG1と固定抵抗R1との接続点に
生じた検出電圧V1が得られ、出力端子2Dからは参照
用歪ゲージG2と固定抵抗R2との接続点に生じた参照
電圧V2が得られるようになっている。
【0026】検出電圧V1及び参照電圧V2は差動増幅
器5に入力され、両入力電圧のレベル差に応じた電圧信
号が差動増幅器5から検出出力電圧V3として出力され
る構成となっている。
【0027】検出回路1は以上のように構成されている
ので、可変抵抗器3の可動子3Dの位置を調節して抵抗
ブリッジ回路2のバランスを取り、レバー22が自由な
状態において検出電圧V1と参照電圧V2とが実質的に
同一のレベルとなるように調節した後、正の直流電圧+
VBの値と負の直流電圧−VBの値とを調節して検出電
圧V1と参照電圧V2とがそれぞれ零レベルとなるよう
に調節することにより、レバー22の撓み量に応じたレ
ベルの検出出力電圧V3が差動増幅器5から得られるよ
うにすることができる。
【0028】ここで、検出感度、すなわちレバー22の
撓み量の微小変化に対する検出出力電圧V3のレベル変
化量は、入力端子2A、2B間に印加する直流電圧のレ
ベルに依存することになる。図1に示した検出回路1
は、入力端子2A、2Bに正負一対の直流電圧+VB、
−VBを印加しているので、正の直流電圧+VBと負の
直流電圧−VBとの値を検出電圧V1、参照電圧V2が
共に零レベルに維持されるようにして所要の検出感度が
得られるようにすることが可能である。この結果、測定
のダイナミックレンジを小さくすることにした検出感度
の調節を行うことができる。したがって、自己検知型プ
ローブ20の製造上のばらつきによりレバー22の撓み
量と検出用歪ゲージG1の抵抗値の変化量との間の関係
で定まる自己検知型プローブ20の感度特性にばらつき
が生じたとしても、ダイナミックレンジを小さくするこ
となしに検出感度を簡単に補正することができる。
【0029】図3には、図1に示した検出回路1を用い
た走査型プローブ装置の実施の形態の一例が示されてい
る。図3に示した走査型プローブ装置30について説明
すると、3次元試料ステージ31上には試料Sが載置さ
れ、試料Sの上方には図2に示した構成の自己検知型プ
ローブ20が対向配置されている。
【0030】検出回路1は図1に示したように、自己検
知型プローブ20に形成されている検出用歪ゲージG1
及び参照用歪ゲージG2(図2参照)を含んで成るもの
であり、レバー22の撓み量に従う検出出力電圧V3を
出力する。検出出力電圧V3は制御部32に入力され、
制御部32は検出出力電圧V3のレベルが零に近づくよ
うにアクチュエータ駆動増幅器33を制御する。また、
制御部32の出力信号が輝度信号としてCRT35へ出
力される。走査信号発生部34は、試料SをXY方向へ
走査させるための信号をアクチュエータ駆動増幅器33
へ出力し、CRT35へはラスタ走査信号を出力する。
これにより走査型プローブ装置30によって測定された
3次元像がCRT35上に表示される。
【0031】走査型プローブ装置30は以上のように構
成されているので、検出感度の調節がダイナミックレン
ジ特性を損なうことなしに可能となり、プローブ製造上
の誤差により自己検知型プローブ20のレバー22の撓
み量とその時の検出用歪ゲージG1の抵抗値との間の特
性にばらつきが生じたとしてもこれを容易に補正するこ
とができ、自己検知型プローブ20を交換した場合にも
再現性のある計測が行える。したがって、レバー22の
上下動方向についての位置制御を高精度にて行うことも
できるようになるほか、形態、ばね定数等のパラメータ
が異なる自己検知型プローブを用いる場合にも検出感度
調整が容易に行える。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、ブリッジ
回路の各辺を構成する抵抗要素のばらつきによるブリッ
ジ回路のバランスのずれはバランス調節用の抵抗素子を
調節することにより補正できるのは勿論のこと、自己検
知型プローブの検出用歪ゲージの感度ばらつきは直流バ
イアス電圧のレベルを調節することにより補正すること
ができる。この場合、正負一対の直流バイアス電圧を用
いているので抵抗ブリッジ回路の一対の出力電圧のレベ
ルを零近辺に保持しつつ電圧レベルを調節して検出感度
を調整することが可能である。この結果、測定のダイナ
ミックレンジを小さくすることなしにブリッジ回路のバ
ランス調節及び検出感度の調節を容易に行うことができ
る。
【0033】このように検出感度の調節がダイナミック
レンジ特性を損なうことなしに可能となるので、プロー
ブ製造上の誤差によりプローブのレバーの撓み量とその
時の検出用歪ゲージの抵抗値との間の特性にばらつきが
生じたとしてもこれを容易に補正することができ、プロ
ーブを交換した場合にも再現性のある計測が行える。し
たがって、レバーの上下動方向についての位置制御を高
精度にて行うことができるようになるほか、形態、ばね
定数等のパラメータが異なるプローブを用いる場合にも
検出感度調整が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自己検知型プローブ用検出回路の
実施の形態の一例を示す回路図。
【図2】参照用歪ゲージG1と参照用歪ゲージG2とが
設けられている自己検知型プローブの一例を示す斜視
図。
【図3】図1に示した検出回路を用いた走査型プローブ
装置の実施の形態の一例を示す概略構成図。
【図4】自己検知型プローブ用の従来の検出回路の一例
を示す回路図。
【符号の説明】
1 検出回路 2 抵抗ブリッジ回路 2A、2B 入力端子 2C、2D 出力端子 3 可変抵抗器 3A、3B 固定子端子 3C 可動子端子 3D 可動子 4 直流電源 5 差動増幅器 G1 検出用歪ゲージ G2 参照用歪ゲージ R1、R2 固定抵抗器 S 試料 V1 検出電圧 V2 参照電圧 V3 検出出力電圧 +VB 正の直流電圧 −VB 負の直流電圧

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レバーの撓み量を検出するための検出用
    歪ゲージと参照用歪ゲージとを備えた自己検知型プロー
    ブ用検出回路において、 前記検出用歪ゲージと前記参照用歪ゲージとを隣接辺の
    各抵抗素子として接続して成る抵抗ブリッジ回路と、 該抵抗ブリッジ回路のバランス調節のため該抵抗ブリッ
    ジ回路に挿入接続されたバランス調節用抵抗素子と、 前記抵抗ブリッジ回路に正負一対の直流バイアス電圧を
    供給するための直流電源と、 前記抵抗ブリッジ回路から得られる一対の出力電圧を差
    動増幅するための作動増幅手段とを備えたことを特徴と
    する自己検知型プローブ用検出回路。
  2. 【請求項2】 前記バランス調節用抵抗素子が前記抵抗
    ブリッジ回路に直列に挿入接続された可変抵抗素子であ
    る請求項1記載の自己検知型プローブ用検出回路。
  3. 【請求項3】 前記可変抵抗素子が一対の固定子端子と
    可動子端子とを有し、前記一対の固定子端子が前記抵抗
    ブリッジ回路に直列に挿入接続され、前記可動子端子に
    正負いずれかの直流バイアス電圧が印加されるようにな
    っている請求項2記載の自己検知型プローブ用検出回
    路。
  4. 【請求項4】 前記検出用歪ゲージが前記レバーの撓み
    部分にピエゾ抵抗体として形成され、前記参照用歪ゲー
    ジが前記レバーを支持する本体部にピエゾ抵抗体として
    形成されている請求項1、2又は3記載の自己検知型プ
    ローブ用検出回路。
  5. 【請求項5】 レバーの撓み量を検出するための検出用
    歪ゲージと参照用歪ゲージとを備えた自己検知型プロー
    ブを試料測定用プローブとして備えて成る走査型プロー
    ブ装置において、 前記レバーの撓み量を電気的に検出するための検出回路
    が、前記検出用歪ゲージと前記参照用歪ゲージとを隣接
    辺の各抵抗素子として接続して成る抵抗ブリッジ回路
    と、該抵抗ブリッジ回路のバランス調節のため該抵抗ブ
    リッジ回路に挿入接続されたバランス調節用抵抗素子
    と、前記抵抗ブリッジ回路に正負一対の直流バイアス電
    圧を供給するための直流電源と、前記抵抗ブリッジ回路
    から得られる一対の出力電圧を差動増幅するための作動
    増幅手段とを備えて成ることを特徴とする走査型プロー
    ブ装置。
  6. 【請求項6】 前記バランス調節用抵抗素子が前記抵抗
    ブリッジ回路に直列に挿入接続された可変抵抗素子であ
    る請求項5記載の走査型プローブ装置。
  7. 【請求項7】 前記可変抵抗素子が一対の固定子端子と
    可動子端子とを有し、前記一対の固定子端子が前記抵抗
    ブリッジ回路に直列に挿入接続され、前記可動子端子に
    正負いずれかの直流バイアス電圧が印加されるようにな
    っている請求項6記載の走査型プローブ装置。
  8. 【請求項8】 前記検出用歪ゲージが前記レバーの撓み
    部分にピエゾ抵抗体として形成され、前記参照用歪ゲー
    ジが前記レバーを支持する本体部にピエゾ抵抗体として
    形成されている請求項5、6又は7記載の走査型プロー
    ブ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007532923A (ja) * 2004-04-15 2007-11-15 カリフォルニア インスティテュート オブ テクノロジー マイクロメカニクスおよびナノメカニクス装置の金属薄膜ピエゾ抵抗変換および自己感知式spmプローブへの応用
US8350579B2 (en) 2008-11-20 2013-01-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and apparatus for optimizing wheatstone bridge robust in change in temperature
CN105277111A (zh) * 2014-07-04 2016-01-27 北京强度环境研究所 星箭锁紧装置应变监测系统

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