JPH07208905A - 接触式変位センサおよびこのセンサを用いたワーク測定装置 - Google Patents

接触式変位センサおよびこのセンサを用いたワーク測定装置

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JPH07208905A
JPH07208905A JP659894A JP659894A JPH07208905A JP H07208905 A JPH07208905 A JP H07208905A JP 659894 A JP659894 A JP 659894A JP 659894 A JP659894 A JP 659894A JP H07208905 A JPH07208905 A JP H07208905A
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JP659894A
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Ryuichi Kawatake
隆一 川竹
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の主な目的は、強度や耐久性を落とすこ
となく小形化・細径化が可能な接触式変位センサを提供
することにある。 【構成】ハウジング11の内部に一次コイル31と二次
コイル32,33が設けられており、コイル31〜33
の内側に所定長さのコア20が挿通している。コア20
はコイル31〜33の軸線方向に移動自在であり、付勢
部材50によってハウジング11から突出する方向に付
勢されている。接触子12は、測定対象ワークWの被測
定面に対向する頭部13と、軸線方向に延びる軸部14
とを有しており、軸部14の後端にコア20が設けられ
ている。軸部14とコア20はチューブ40によって互
いに連結されている。チューブ40は例えば熱収縮性の
高分子材料からなり、コア20と軸部14の双方にわた
って両者の外周面に密着している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば各種製品や部品
の形状・寸法などを測定するのに適した接触式変位セン
サとこのセンサを用いたワーク測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、差動トランスを用いた変位セ
ンサが知られている。例えば図6に示した従来の変位セ
ンサ1は、ハウジング2の内側に棒状コア3を軸線方向
に移動自在に設けるとともに、コア3の一端側に接触子
4を設け、ばね5によって接触子4を測定対象ワークW
に向って付勢している。コア3の外側には、差動トラン
スを構成する一次コイル6と一対の二次コイル7,8が
配置されている。二次コイル7,8は、図7に示される
ように互いに折半されており、中間で逆極性に直列に接
続されている。
【0003】上記変位センサ1は、一次コイル6に励磁
用の交流電圧Ep を印加した時に、生じた磁束が二次コ
イル7,8と鎖交することにより、二次コイル7,8に
生じた起電力ES1,ES2の差Esを二次電圧として取出
すことができる。二次コイル7,8に対してコア3の位
置が中立点にあれば、二次電圧Esはほぼゼロである
が、コア3の位置が中立点から変位していると、その変
位量に応じてEsが大きくなるといったリニヤな出力特
性を示す。このため、予め二次電圧Esとコア3の変位
量との関係を求めておけば、検出された二次電圧Esに
基いてコア3の位置すなわち接触子4の変位量を知るこ
とができる。
【0004】コア3にはパーマロイやアモルファス等の
透磁率の高い金属が使われるが、コア3の長さはいくら
でもよいという訳ではなく、コイル6〜8との関係等に
おいて適切な長さが存在する。このため接触子4はコア
3とは別の材料、例えばステンレス鋼などのように比較
的透磁率の低い材料が使用されている。従って、コア3
と接触子4との接続部分9は互いに異なる材料同志の接
続となり、接続手段として接着や嵌合などが採用されて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例のようにコ
ア3と接触子4の接続部分9を周知の手段によって連結
する場合、接続部分9の径がある程度大きくないと、接
続強度を確保することが困難になる。特に、コア3の外
径d1 がφ2mm以下になると、接続部分9の強度が大幅
に低下するとともに、コア3自体も折れやすくなるな
ど、強度・耐久性が不足し、実用に耐えなくなる。
【0006】上記の問題を解決するにはコア3の外径d
1 を大きくすればよいが、d1 が2mmを越えるようにな
ると、ハウジング2の外径d2 が8mm〜10mmとかなり
大きくなり、センサ1自体がかなり太いものとなる。セ
ンサ1が太いと、狭い面積の中にセンサ1を多数個密集
して配置することが困難になるため、1つのワークを同
時に多数の測定点で検査すること(同時多点測定)に困
難を伴う。その場合、複数の測定点でワークを測定でき
たとしても、センサ1の配置間隔が粗いものとなるた
め、多点測定を行うには、複数の工程に分けて別々の検
査ステージで測定を行う必要がある。以上の理由から、
従来の変位センサ1は、精密部品の厚み・高さ等の多点
測定に利用することが困難であった。
【0007】なお、変位・距離測定用のセンサとして、
光や静電容量を利用した非接触式のものも市販されてい
るが、光を利用するものでは測定対象ワークの表面状態
によって測定値にばらつきを生じることがある。これに
対し、静電容量を利用するものでは指向性が低いなどの
問題があるため測定対象が限られる。これらの事情か
ら、小形(特に外径が小さい)接触式変位センサの開発
が望まれていた。
【0008】従って本発明の目的は、強度や耐久性を犠
牲にすることなく小形・細径化が可能な接触式変位セン
サと、このセンサを用いたワーク測定装置を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を果たすため
に開発された本発明の接触式変位センサは、ハウジング
と、上記ハウジングの軸線方向に移動自在に設けられか
つ先端が被測定面に対向させられる接触子と、上記接触
子の後端側に設けられかつ上記接触子の軸線方向に延び
るコアと、上記コアの外側に配置されていて一次交流電
圧が印加される一次コイルと、上記一次コイルの近傍に
配置されかつ上記一次コイルに一次交流電圧が印加され
た時に上記コアの位置に応じた二次電圧を生じる二次コ
イルと、上記接触子と上記コアとの接続部分において上
記接触子と上記コアの双方にわたって被着されて接触子
とコアとを連結するチューブとを具備している。
【0010】また、上記センサを用いた本発明のワーク
測定装置は、測定対象ワークを所定位置に保持するワー
ク支持手段と、上記ワークに対して接離する方向に相対
移動可能に設けられたセンサ取付手段と、上記センサ取
付手段を上記ワークに対して上記方向に所定位置まで相
対移動させる駆動手段と、上記センサ取付手段に複数個
設けられており、それぞれが、ハウジングと、上記ハウ
ジングの軸線方向に移動自在に設けられかつ先端が被測
定面に対向させられる接触子と、上記接触子の後端側に
設けられかつ上記接触子の軸線方向に延びるコアと、上
記コアの外側に配置されていて一次交流電圧が印加され
る一次コイルと、上記一次コイルの近傍に配置されかつ
上記一次コイルに一次交流電圧が印加された時に上記コ
アの位置に応じた二次電圧を生じる二次コイルと、上記
接触子と上記コアとの接続部分において上記接触子と上
記コアの双方にわたって被着されて接触子とコアとを連
結するチューブとを具備し、かつ上記接触子の先端が上
記ワークに対して互いに異なる複数箇所で接するように
配置された複数の接触式変位センサと、上記各変位セン
サから出力される個々の検出信号に基いてワークの形状
・寸法を求める演算手段とを具備している。
【0011】
【作用】測定対象ワークと上記センサを所定の相対距離
まで近付けて接触子の先端をワークの被測定面に当てる
と、被測定面からハウジングまでの距離に応じて接触子
の位置が変化するため、一次コイルと二次コイルに対す
るコアの相対位置が変化する。この状態で一次コイルに
一次交流電圧が印加されると、生じた磁束が二次コイル
と鎖交することにより、コアの位置に応じた二次電圧が
得られる。このため、予め求めておいた二次電圧とコア
の変位量との関係により、二次電圧の検出値に基いてコ
アの位置すなわち接触子の変位量が求まる。
【0012】コアと接触子の接続部分は熱収縮性の高分
子材料などからなるチューブによって連結されており、
しかもコアの外周面がこのチューブによって保護されて
いるため、細径なコアが使われていてもコアと接触子と
の連結強度が高いとともにコア自体の強度が保たれ、所
望の耐久性が確保される。また、コアの外周面とコイル
の内面との間に上記チューブが介在するため、コアが移
動する際の滑りを良好にすることが可能であるととも
に、コアとコイルとの間を電気的に絶縁することも可能
となる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例について、図1ない
し図4を参照して説明する。図1に示す接触式変位セン
サ10は、円筒状のハウジング11と、ハウジング11
の先端開口部11aから前方に突出する接触子12を備
えている。ハウジング11は非磁性電気絶縁材料あるい
は透磁率の低い金属などからなる。
【0014】接触子12はハウジング11の軸線方向に
移動自在である。この接触子12は例えばステンレス鋼
などの低透磁率材料からなり、測定対象ワークWの被測
定面に対向させられる頭部13と、頭部13の後側に延
出する細径円柱状の軸部14を有している。軸部14の
外径は頭部13の外径よりも小さい。
【0015】接触子12の軸部14の後端側に棒状コア
20が設けられている。この棒状コア20は、接触子1
2の頭部13よりも小径な円柱形をなしており、接触子
12の軸部14の軸線方向に延びている。コア20の外
径D1 は軸部14の外径とほぼ同じである。
【0016】コア20の外側に、一次コイル31と一対
の二次コイル32,33とからなるコイル部34が設け
られている。各コイル31〜33の軸方向の長さはコイ
ル部34の全長をほぼ3等分した寸法であり、図示例で
は二次コイル32,33の間に一次コイル31を配置す
ることで3段形差動トランスを構成している。これらの
コイル31〜33は、ハウジング11の内面側に配置さ
れている。コイル31〜33の内周面に内筒35が設け
られている。内筒35は合成樹脂あるいは紙等の電気絶
縁材料からなり、内筒35の内側にコア20が通ってい
る。
【0017】上記二次コイル32,33は、図7に示し
た等価回路と同様に折半されかつ中間で逆極性に直列に
接続されており、一次コイル31に交流電圧Ep が印加
された時にコア20の位置に応じた大きさの二次電圧E
sが得られるようになっている。
【0018】接触子12の軸部14とコア20は、可撓
性を有する合成樹脂製チューブ40によって互いに連結
されている。このチューブ40は、軸部14とコア20
との接続部分41において軸部14とコア20の双方に
またがる長さを有しており、チューブ40の内面が軸部
14の外周面とコア20の外周面に密着することによっ
て、軸部14とコア20を互いに連結している。
【0019】チューブ40の材料として、例えばポリ塩
化ビニリデン等のような熱収縮性の高分子材料を用いた
場合には、収縮前のチューブ40を軸部14とコア20
との接続部分41に被せ、そののちチューブ40に熱を
加えて収縮させることによって、チューブ40を軸部1
4とコア20に密着させるようにするとよい。このよう
な熱収縮性のチューブ40を用いれば、軸部14とコア
20との接続作業を容易に行うことができる。なお、接
続部分41にチューブ40を被せる前に、軸部14とコ
ア20を互いに接着しておいてもよい。
【0020】チューブ40あるいは内筒35の材料に、
ふっ素樹脂(例えばテフロン)等のような低摩擦係数の
樹脂を用いることによって、内筒35に対するチューブ
40の滑りを良くし、内筒35とチューブ40との間に
摩擦力が生じたとしても変位計測に有害なレベルになら
ないようにするとよい。テフロン等のようにチューブ4
0の長手方向にある程度の剛性を有するものであれば、
接続部分41において変位計測に支障のあるレベルの伸
縮は起こらない。
【0021】接触子12は、圧縮コイルばね等の付勢部
材50によって、ハウジング11から突出する方向(図
1中の矢印F方向)に付勢されている。図示例の場合、
軸部14に設けたストッパ51とハウジング11の中間
壁52によって接触子12の突出量を規制することで、
非測定時にコア20を中立点に位置させるようにしてい
る。
【0022】従って上記センサ10をワークWに対して
所定の相対位置まで近付けることにより、接触子12の
先端をワークWに当てると、接触子12がハウジング1
1内に入り込む方向に移動するため、コア20が中立点
から後方に変位するようになる。
【0023】一次コイル31に交流電圧Ep を印加する
と、生じた磁束が二次コイル32,33と鎖交するた
め、二次コイル32,33に生じた起電力ES1,ES2
差Esを二次電圧として取出すことができる。この二次
電圧Esは、コア20の位置が二次コイル32,33に
対して中立点にあれば実質的にゼロであるが、コア20
が中立点から変位するとその変位量に応じてEsの値が
大きくなるといったリニヤな出力特性を示す。このた
め、予め二次電圧Esとコア20の変位量との関係を求
めておくことで、測定時に検出された二次電圧Esに基
いてコア20の位置すなわち接触子12の変位量を知る
ことができる。
【0024】上記変位センサ10は、接触子12とコア
20との接続部分41が可撓性のチューブ40によって
連結されており、しかもコア20の外周面がチューブ4
0によって被われているため、径の小さなコア20が使
われていても接続部分41の強度が高いとともにコア2
0の折損が抑制されるなど、振動等に対して耐久性の高
いものとなる。
【0025】また、コア20とコイル部34との間に滑
りの良いチューブ40が介在しているため、コイル部3
4に対してコア20が円滑に移動できる。そしてコア2
0の外側が電気絶縁材料からなるチューブ40によって
被覆されており、接触子12とコイル部34が電気的に
分離した状態になっているため、ワークWに帯電してい
る静電気や、ワークWを介して伝わるノイズ等がコイル
部34側に伝わって測定精度に悪影響を及ぼすことを回
避できる。
【0026】変位センサ10の検出能力に関わる磁気特
性については、チューブ40の材料に低透磁率(高分子
材料の場合はμ=約1〜3)のものを採用することで、
コア20だけが所定長さのパーマロイあるいはアモルフ
ァス等の高透磁率材料によって構成されるようになるか
ら、変位センサ10として良好な磁気特性を得ることが
できる。
【0027】図2に、上記変位センサ10を用いたワー
ク測定装置60の一例を示す。この測定装置60は、測
定対象ワークWを所定位置に所定の姿勢で保持するワー
ク支持手段としての基台(ベッド)61と、ワークWの
上方に設けられかつワークWに対して上下方向に相対移
動可能に設けられたセンサ取付手段としてのセンサ取付
部材62を備えている。センサ取付部材62は、例えば
アクリル樹脂等の非磁性体(合成樹脂)の板にセンサ取
付孔を設けたものである。
【0028】センサ取付部材62は、例えば流体圧シリ
ンダ等のアクチュエータ65を備えた昇降機構66によ
って上下方向に移動させることができるようになってい
る。なお、センサ取付部材62を固定して基台61側が
上下方向に移動するように構成しても差支えない。
【0029】センサ取付部材62に、前述の変位センサ
10が複数個設けられている。これらの変位センサ10
は全て同一の形状・寸法であり、各々の接触子12の先
端がそれぞれワークWに対して互いに異なる複数箇所の
測定点で接するように互いに離間した位置に配置するこ
とにより、同時多点測定を可能にしている。
【0030】また、各変位センサ10が出力する検出信
号(二次コイル32,33の差圧)を処理するための演
算手段として、マイクロコンピュータ等を用いた演算表
示部(コントローラ)70が設けられている。演算表示
部70と変位センサ10は、一次コイル31に一次交流
電圧を供給する配線と二次コイル32,33から検出信
号を取出すための配線等を含む電気ケーブル71によっ
て接続されている。
【0031】図3はワークWを測定する前の状態を示し
ている。ワークWを測定する際に、ワークWは基台61
の所定位置に適宜のクランプ手段75によって保持され
る。この実施例の場合、ワークWの上面と対向する位置
に複数のワーク用変位センサ10aが設けられていると
ともに、ワークWの両側において基台61に対向する補
正用変位センサ10b,10cが設けられている。
【0032】図4に示す測定状態では、全てのセンサ1
0が測定可能な状態になる高さまでセンサ取付部材62
が降下することにより、ワーク用変位センサ10aの接
触子12がそれぞれワークWに接して変位するととも
に、補正用変位センサ10b,10cの接触子12が基
台61に接する。こうして、全てのセンサ10a,10
b,10cがそれぞれ検出信号を出力できる状態とな
る。
【0033】上記測定装置60においては、ワークWに
接している複数のセンサ10aがそれぞれワークWの表
面高さに応じた量だけ変位するため、これらのセンサ1
0aから出力される個々の検出信号を演算表示部70に
よって処理することにより、各センサ10aの変位量に
基いてワークWの形状・寸法(厚み、高さ等)を求める
ことができる。更に演算表示部70ではワークWが所定
の形状・寸法であるか否かが判断され、判断結果が表示
される。
【0034】上記測定装置60は補正用変位センサ10
b,10cを備えているから、基台61に対するセンサ
取付部材62の傾き(平行度の狂い)を検出することが
できる。このため、センサ取付部材62が傾いている時
にワーク用センサ10aの検出信号をセンサ取付部材6
2の傾きに応じた値に補正することにより、ワークWを
正確に測定することが可能である。
【0035】なお、補正用センサ10b,10c以外の
手段によってセンサ取付部材62の傾きを検出できる場
合や、センサ取付部材62の傾きを考慮しなくてよい場
合には、補正用センサ10b,10cの数を減らしたり
補正用センサ10b,10cを省略することができる。
【0036】また、図5に示すようにワークWの立体形
状の凹凸が大きい場合には、センサ取付部材62の形状
をワークWに応じて各センサ10の取付高さに高低差を
もたせることにより、全ての変位センサ10の接触子1
2の作動範囲内でワークWの測定を行うことができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の接触式変位センサによれば、コ
アが細くてもコアと接触子とを確実に接続することがで
きるため、振動等に対する強度を高めることができる。
また、コアの外側が可撓性のチューブによって被われて
いるためコアの折損を防止できるなど耐久性が向上す
る。上記チューブを用いない場合には、所定の強度・耐
久性を得るにはコアの外径を少なくともφ2〜3mmにす
ることが必要であり、センサ外径がφ8mm程度になる
が、本発明によれば、チューブの外径を加えたコア径を
φ1mm以下にすることが可能となり、その結果、センサ
外径をφ3mm以下にすることも可能である。
【0038】このようにセンサ外径を従来品に比べてき
わめて細くすることができるため、多数のセンサをセン
サ取付部材などの狭い面積に密集して配置することが可
能となり、小さな測定対象ワークでも同時多点測定が行
えるようになった。このため測定作業の高速化が図れる
とともに、多数のセンサを用いた同時多点測定によって
測定精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す接触式変位センサの断
面図。
【図2】図1に示された変位センサを用いたワーク測定
装置の斜視図。
【図3】図2に示されたワーク測定装置の一部とワーク
の断面図。
【図4】図2に示されたワーク測定装置の変位センサが
降下した状態の断面図。
【図5】本発明の他の実施例を示すワーク測定装置の一
部とワークの断面図。
【図6】従来の接触式変位センサの断面図。
【図7】差動トランスを用いた接触式変位センサのコア
とコイルを示す回路図。
【符号の説明】
10…変位センサ 11…ハウジン
グ 12…接触子 20…コア 31…一次コイル 32,32…二
次コイル 40…チューブ 41…接続部分 60…ワーク測定装置 61…ワーク支
持手段 62…センサ取付手段 66…駆動手段 70…演算手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、 上記ハウジングの軸線方向に移動自在に設けられかつ先
    端が被測定面に対向させられる接触子と、 上記接触子の後端側に設けられかつ上記接触子の軸線方
    向に延びるコアと、 上記コアの外側に配置されていて一次交流電圧が印加さ
    れる一次コイルと、 上記一次コイルの近傍に配置されかつ上記一次コイルに
    一次交流電圧が印加された時に上記コアの位置に応じた
    二次電圧を生じる二次コイルと、 上記接触子と上記コアとの接続部分において上記接触子
    と上記コアの双方にわたって被着されて接触子とコアと
    を連結するチューブと、 を具備したことを特徴とする接触式変位センサ。
  2. 【請求項2】上記チューブが熱収縮性の高分子材料から
    なることを特徴とする請求項1記載の接触式変位セン
    サ。
  3. 【請求項3】測定対象ワークを所定位置に保持するワー
    ク支持手段と、 上記ワークに対して接離する方向に相対移動可能に設け
    られたセンサ取付手段と、 上記センサ取付手段を上記ワークに対して上記方向に所
    定位置まで相対移動させる駆動手段と、 上記センサ取付手段に複数個設けられており、それぞれ
    が、ハウジングと、上記ハウジングの軸線方向に移動自
    在に設けられかつ先端が被測定面に対向させられる接触
    子と、上記接触子の後端側に設けられかつ上記接触子の
    軸線方向に延びるコアと、上記コアの外側に配置されて
    いて一次交流電圧が印加される一次コイルと、上記一次
    コイルの近傍に配置されかつ上記一次コイルに一次交流
    電圧が印加された時に上記コアの位置に応じた二次電圧
    を生じる二次コイルと、上記接触子と上記コアとの接続
    部分において上記接触子と上記コアの双方にわたって被
    着されて接触子とコアとを連結するチューブとを具備
    し、かつ上記接触子の先端が上記ワークに対して互いに
    異なる複数箇所で接するように配置された複数の接触式
    変位センサと、 上記各変位センサから出力される個々の検出信号に基い
    てワークの形状・寸法を求める演算手段と、 を具備したことを特徴とするワーク測定装置。
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